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念を使わせてみよう小説スレッド

1261:2004/12/03(金) 01:18

「おい、変態」
 体を炎上させながら、外法狐は短く告げた。
「んん?
 何ですか〜?
 質問は年中無休24時間体制で受け付けてますよお?」
 マララーが耳に手を当てて聞き返す。
「勘違いしてるようだから教えておいてやる。
 お前は、周りの奴らの命を握っているつもりなんだろうが、逆だ。
 お前が生殺与奪を自在に出来ると思っているそいつらに、お前は生かされているんだよ。
 お前がもし俺以外の奴を攻撃したその瞬間、俺はお前を殺す。
 いいか忘れるな。
 命を握られているのはお前の方だ」
 きっぱりと、外法狐は言い切った。
 お前など、優位に立っている訳でも何でも無い、と。
 お前など、いつでも殺す事が出来る、と。
「…どうやらあ、自分の立場ってもんがいまいち理解出来てないみたいですねえ〜?」
 マララーが憎らしげに外法狐を睨むと、ついに外法狐の体全体が炎に包まれる。
 さながら業火を身に纏うその姿は、一種の美すら有していた。
「あはははは!
 いくら口では強がりを言おうとも、現にお前は手も足も出ないじゃないか!
 はは、全く『外法』ってのはとんだ愚か者の集まりだよ。
 殺人鬼のくせに、他人を巻き込むのを嫌うなんて、馬鹿としか言いようが無い!
 『殺戮機会(バッドタイミング)』や『殺戮機械(レッドラム)』の二つ名を有していた
外法狸だって、
 どこぞの馬の骨を庇った所為でおっ死んだって―――」
「貴様がその名前を口にするな…!」
 と、それまで炎に焼かれようと顔色一つ変えなかった外法狐の表情が一変した。
 氷のように鋭い視線をマララーに向けつつも、
 その顔には自身を包む炎すら凌駕する程の、烈火の如き憤怒の表情を浮かべている。
「貴様なんぞが、お師匠様を侮辱するんじゃねえ。
 もういっぺんその汚い面で俺の師匠の名前を呼んでみろ。
 殺すぞ…!」
 外法狐は、これ以上ないくらいに怒っていた。
 その様相に、マララーは思わず後ずさりする。
「な、何をそんなにムキになっているのやら。
 はッ、ならばお望み通りもう一度お師匠様とやらの名前を呼んであげましょう。
 外法狸は、どうしようもないくらいの大馬鹿野郎―――」
「なら、死ね」


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