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念を使わせてみよう小説スレッド

1241:2004/12/01(水) 19:20

「…豚が人間の言葉を喋るな。
 大方『冥界の支配者』に頼まれたんだろうが、そんな事は関係無い。
 俺の身内に手を出した瞬間、お前の死は決定している」
 外法狐が嫌悪感を露にして吐き捨てる。
 こいつは、根っからのクズだ。
 今回だけでなく、ずっと前からこいつは人を焼き殺してきたのだろう。
 そう思わせるだけの腐臭が、この男からは漂っている。
「あれあれ〜?
 そんな生意気な口利いちゃっていいのかな〜?
 僕の能力、知ってるんでしょ?」
 次の瞬間、外法狐の後ろで不法投棄のゴミ袋が突然炎上した。
 そしてその先には―――
「!!」
 外法狐が、はっと息を飲む。
 そこには、下校途中の学生や、買い物に出かける主婦など、
 様々な人々が行き交っていたからだ。
「はい、もう分かりましたね〜。
 ご存知の通り、僕の能力は見たものを自然発火させる事。
 さあて、今この能力を使えば、果たして何人の人間を殺せるのかな〜?」
 『自然発火能力』のマララー。
 それはマララーの所属する『魔断』だけでなく、
 その外においても有名な事実であった。
 しまった、と外法狐は舌打ちする。
 こいつは人の多い場所に自分を誘い込む為に、わざとさっき見つかったのだ。
「この、外道が…!」
 外法狐がマララーに襲いかかろうとした直後、
 今度は空を飛んでいた鳥が燃え上がり、ローストチキンになって地面に墜落する。
「はいは〜い、動いちゃ駄目ですよ〜?
 確かに僕は直接戦闘だとあなたには敵いませんが、
 それでもそっちが僕を殺す前に、何人かは確実に道連れに出来ますからね〜。
 『外法』は自分の所為で他人が巻き添えになるのが、何より嫌いなんでしょう?」
 マララーはおどけるようにせせら笑った。
「実を言うと、ここ最近の僕の夢は、あなたを火葬する事だったんですよ〜。
 精一杯愛情を込めて焼き殺してあげますから、
 頑張って立派な消し炭になって下さいね〜」


                 〜続く〜


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