[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
念を使わせてみよう小説スレッド
106
:
1
:2004/11/28(日) 00:42
「…しゃきーん」
僕の両手に、しぇりーちゃんとそっくりのチャクラムが握られる。
僕の念は何かになれない。
だから故に何にでもなれる。
これが、これこそが僕の力。
「……」
チラリとしぇりーちゃんを見る。
急激に血を失っているせいか、その目は胡乱としていた。
どうやら、早めに決着をつけなければヤバいみたいだ。
「…お主は、そこの娘と同じ能力を使うのか?」
「聞かれて答えるとでも思っているのかい?
自分の念能力を吹聴するなんて、三流のやる事だぜ。
そういう意味じゃあ、戦った相手への敬意だのなんだの理由をつけて、
自分の能力をペラペラ喋るお前も三流、それ以下だ。
さっき僕一人で十分と言った理由も、それさ。
三流如き、狐さんの相手になる筈が無いからね」
僕のその言葉に、侍の周囲の温度が見る見る上昇していくのが分かった。
そうだ、もっと怒れ。
まともに僕がこの侍と戦ったって、勝てる見込みは少ない、というより全く無い。
それはさっき狐さんに買って貰った拳銃でこの侍を狙撃した際に、痛い程分かっている。
不意打ちで、背後から射撃したにもかかわらず、この侍は刀で銃弾を弾いた。
決定的だった。
この侍に、銃は通用しない。
銃なんかで倒せるような、生っちょろい相手なんかじゃない。
だからこそ、ここで可能な限り侍を逆上させておく必要があった。
勝機は、無い訳じゃない。
その為にも、ここで怒らせて冷静な判断力を奪うという事が、僕が勝つ為の絶対必要条件だ。
「…冗談にしては、笑えぬな」
口調こそ静かだが、侍の声は明らかに震えていた。
噴火まであと少しといった所か。
「冗談かどうかは、実際に試してみればいい。
何なら、ハンデとして指一本しか使わずに戦ってやろうか?」
―――!
その言葉が引き金となった。
怒髪天つく程の怒りを余す所無く顔に表した侍が、
僕を一刀両断にするべく大上段から斬り掛かる。
「う、おおお!」
右手のチャクラムで、その斬り下ろしをガード。
開いた胴に侍が左手の脇差で横薙ぎを払うが、こちらも逆の手のチャクラムでそれを防ぐ。
やっぱりだ。
怒って冷静さを欠いている分、攻撃が荒い。
攻撃速度そのものは速いが、それに移るまでの予備動作が大きい分、
どこにどういう攻撃が来るのか、僕の不完全な『不死身の肉体』でも何とか察知出来る。
これなら―――
「!!!」
そう思った瞬間、物凄い力で吹き飛ばされた。
鍔迫り合いの体勢から、侍が僕を力任せに突き飛ばしたのだ。
いくら攻撃の軌道が辛うじてではあるが見えるとはいえ、
純粋な膂力の差は予測や予想ではどうにもならない。
バランスを崩され、不様に尻餅をつく。
「!!!」
侍が倒れた僕に追撃を仕掛ける。
まずい、何とかしてかわさなくては。
すぐに横に跳び―――
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板