helbreath nemesisスレ

20：鈴木：2008/06/14(土) 09:28:25 ID:gcd1N.eU: ヘルブレスが始まった年だから、もう何年前になるんだろう。名古屋の栄の焼き肉屋へ、家族で行ったときのこと。
座敷席に細川と鈴木と、数人の女の子がいた。多分遠征中だったのだろう。当時高校生の俺の小学校三年の弟は、
ヘルブレスをやっていた。せっかくだからと、尻込みする弟を細川さんの前へ連れて行き、
「お楽しみのところすいませんが」
弟がヘルブレスやっているんで、何か言葉をいただけると励みになるんですが。と厚かましく、言った。細川さんは、
「お、ヘルブレ少年か」
と楽しそうに言いながら、座敷席の奥からわざわざ立ってこちらへ
来てしゃがみ込み、弟と目線を同じ高さにした。
「ヘルブレ少年は勉強がよくできるか？」
と、いきなりキングは弟に聞いた。
弟の成績はそれなりによい。弟はうん、と答えた。するとキングは
「頭のいいやつは、メイジがあってる」
と、ハタリ、ダークヒョーケン、亜蘭の名前を挙げた。
さらに何かを言おうとするキングに、連れの女の子が、ねえまだーと露骨にいやそうな顔をした。細川は、振り返って一言言った。表情は向こう向きだったから、わからなかったが、多分厳しい顔をしていたのだろう。
「うるさい。俺たちは今ヘルブレスの話をしているんだ」

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