縁側

12：名無しさん：2015/10/28(水) 11:27:44: 昔話。

３２年前、中学校で数学を教えていた。
やっぱり漫画家になろう。と思って、本宮プロダクションのアシスタント募集に応募した。電話がかかってきて、採用になった。
水泳部の顧問をしていたので、８月一杯までは、続けることにした。
９月１日の始業式の後に全校生徒の前で「漫画家になるために上京する」と言ったら大爆笑だった。
次の年の３月にモーニングで連載を始めた。
連載でデビューした。
何ヶ月か後に単行本が出た。
３万部の初版だったが、発売前に３万部の重版がかかった。
一ヶ月くらいで、１０万部発行となった。
その後、一巻が７０万部まで伸びた。
モーニングが１０万部くらいしか出てない頃にモーニング誌上に載った漫画の単行本が７０万部売れた。
映画化もした。
これは、当時の青年誌では大ヒットだった。
デビュー作は１２巻続いた。
大ヒットだったという記憶のある人が多い。（その頃生まれてなかったり、子供だった人を除く）

この証人が多数いる事実に対し、
「細々と漫画家をやっていた」と主張する人がいる。

そういう主張を読むと、体から力が抜けて行く。
さあ、まずは、デビュー作が大ヒットしたと記憶している５０歳以上の人の証人を集める必要があるかもしれない。
誰かいるかな。記憶のある人。

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