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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
881
:
夕陽が、罪を、照らす。(11/27)
◆29ZH4ztR.E
:2012/08/08(水) 01:41:19
晒されてゆく。
まひるの人道的な、良識的な弾劾によって。
ぽろぽろとユリーシャの虚飾が剥がされてゆく。
価値観の隔絶が露になる。
そもそも。
ユリーシャとはカルネアの王女であり。
王女とは差別社会の頂点を意味し。
その世界における下々の者の存在は、命は。
彼女のお気に入りのティーカップよりも軽いのである。
「あたしをこーやって無視してるみたいに!
知佳ちゃんのことも、きみが殺したひとたちのことも、
無視しちゃってるのかなっっ!?」
「ごめんなさい…… 捨てないで下さい……」
ユリーシャに代わってまひるの問いに答えるのならば。
―――なぜ、雌豚どもに謝らなければならないのでしょう?
―――謝るべきは、私の愛するランスさまの目を引く真似をして、
―――王女たる私の気分を害した、雌豚どものほうでしょう?
つまりユリーシャは、二つの殺人と一つの過失致死に関して、
重罪を犯したなどとは思っていないのである。
いや、秋穂やアリスメンディを暗殺した頃のユリーシャは、
まだ、人としての罪の意識を覚えてはいた。
しかし、今や。
彼女の中のモンスターは、渦巻く嫉妬心と独占欲を糧に、
誰にも知られず、密やかに、ここまで成長してしまったのである。
「ごめんなさい…… 捨てないで下さい……」
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