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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
425
:
それでも、恭也は答えない。(5/8)
◆VnfocaQoW2
:2011/01/26(水) 00:48:48
「そろそろ出発するけど、他に必要なものってある?」
引き戸を半分だけ開けて、土間のまひるが居間の紗霧に声を掛けた。
「そうですね…… 清潔なタオルと、シニア用紙おむつを」
「タオル、オムツ、タオル、オムツ。ん、覚えた!忘れないうちに行って来ます!」
「メモを取りなさい、メモを」
包帯やテープの類は使い切り、点滴や抗生物質の残量も心許ない。
野武彦は、薬品をはじめとする医療用具の収集を主張した。
紗霧もそれを受け入れた。
故に、魔窟堂野武彦と広場まひるは、廃村を目指すこととなった。
雑貨屋や民家にあると思われる市販の医療品をかき集める為に。
病院跡という選択肢は無かった。
崩落した病院の医薬品が入手できないことは、
病院の放棄を決めた時点で確認を済ませていたのである。
「うおっ! なんだこの暑さは?」
まひるのさらに背後を通りがかったランスが、
開けた引き戸から漏れた熱気に、顔を顰めた。
「この暑さでも恭也さんには足りないんです。
熱気がもったいないので、引き戸は閉めといて下さい」
「紗霧ちゃんも暑いだろう?」
「へっちゃらです。私、冷血ですので」
「そうかぁ、汗かいてるように見えるがなぁ。我慢は体によくないぞ?
ここはひとつ、服をすぽぽーんと脱ぎ捨て…… 冗談冗談!」
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