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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
393
:
譲れぬ想い 挫けぬ心(5/10)
◆VnfocaQoW2
:2010/09/12(日) 00:02:16
「おう、終ったぞ」
「ついでに井戸水も汲んできたわい。食後の皿洗いに必要かと思っての」
「お疲れ様です、ランス様」
P−3の残骸の処理を終えたランスとユリーシャが帰ってきた。
忠実な愛玩犬の如く笑顔で駆け寄るユリーシャを抱きとめて、
ランスはその耳元に、何事かを囁いた。
ユリーシャは複雑な表情で頷くと奥の部屋へと引っ込んで行く。
「いやあ、しかし水桶は重いのぅ……
この老骨のヤワい足腰には格別に堪えるわい」
野武彦は厨房に向かって、不確かな足取りで歩いてゆく。
そんな様子に哀れ心を誘われたまひるが、
手を差し伸べようと腰を上げた時であった。
あまりにも意外な第三者が、まひるに先んじて救いの手を伸ばしたのは。
「情けないなあ、ジジイ。しょうがない、俺様が代わってやろう。
ホレ、桶をよこせ」
まひると紗霧は己の耳目を疑った。
あのランスが。
男にはとことん厳しいランスが。
ジジイは早くくたばれだのの暴言を吐くランスが。
男に、年寄りに、親切心を発揮したのである。
「よよよよ、人の情けが実に染みるのじゃあ!」
「わはは、大げさなジジイだな!
そんな書き割りを出す暇があるなら、さっさと桶を……
ををっ!?」
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