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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
35
:
戦慄のパンツバトル!〜紗霧〜(5/11)
◆VnfocaQoW2
:2010/07/10(土) 19:05:30
ここに来てランスはようやく紗霧の言葉を受け入れた。
苛立ちがほんの一瞬だけ緩和され、胸を撫で下ろした紗霧だが、
続くランスの行動に、油断した己を恥じずにはいられなかった。
ランスは、テーブルの下にいそいそと潜り込んだのだ。
「ではそろそろ本命の隠し場所をチェックしよう!」
「No!! 下着はダメだ!!」
ランスは紗霧の言葉を、自分の都合の良いように勝手に解釈したらしい。
乳のチェックが終れば股間のチェック。
要らぬ所で知恵が回ることだと、紗霧の偏頭痛は益々深まってゆく。
「おやぁ? 何故ぱんつを隠すんだ智機ちゃん?
まさか本当にアソコに凶器を隠しちゃいないだろうなぁ?」
ランスとて、この対談の重要性は理解しているはずだ。
己が担うべき役割、紗霧が期待している働きも理解しているはずだ。
であるにもかかわらず、この無軌道ぶりは、何であるのか?
余りにもフリーダム。
余りにもガキ大将。
紗霧は思い知った。
ランスを制御できるなど、思い上がっていたのだと思い知った。
実際、平時のランスの手綱は取れていた。
だが、この暴れ馬は一旦野に放ってしまおうものなら、
己の気の済むまで走りきらぬ限り、或いは足でも折らぬ限り、
決して足を止めることはないのだと、紗霧は痛恨の痛手として反省した。
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