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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
345
:
台風一過の花園で(27/30)
◆VnfocaQoW2
:2010/08/29(日) 02:30:40
(ルートC・2日目 PM11:55 H−3地点 花園)
島の北北東に群生する色とりどりの花たちの中から、
けふけふと、湿った咳払いが聞こえていた。
仁村知佳である。
背中の翼で命からがら灯台跡から逃亡した彼女は、
力尽きるまで飛行し、落下するように降り立って、
今は、花々に囲まれて仰向けに横たわっていた。
銃創に刀傷。
共に骨や臓器への影響は無かったものの、そこからの出血量は夥しかった。
体力の消耗と疲弊感も激しかった。
自らの傷口へと念動を向けて押さえつけ、血液の流出を留めてはいるが、
それでも、冷えを増していく体温を知佳は止められずにいた。
(保つかな……)
知佳の翼・エンジェルブレスは、日光をエネルギーに変える
光合成デバイスとしての役目をも持っている。
故に、朝日さえ出てしまえば、体力は回復に向かうであろう。
しかし、来光までの六時間余り、命を繋ぐことができるのか。
それが、知佳には判らない。
病院跡や集落へと戻ることも、知佳は考えたが、
移動に掛かる疲労消耗と、潜伏による消耗回避とを秤にかけた末に、
じっと朝を待つことを選択していたのである。
そこに――― N−21が現れた。
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