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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
243
:
神鬼軍師の本領(28/30)
◆VnfocaQoW2
:2010/08/14(土) 04:12:10
―――本筋に戻す。
ケイブリスは這っていた。這って、左回りにぐるぐると回っていた。
錯乱しているのではない。
本人は、逃走しているつもりである。
左足と左の腕の二本の機能を失っていれば、
力加減のバランスが保てず、必然、輪を描く動きと成り果てる。
しかも、ケイブリスは目も見えぬ。
死にかけのゴキブリの如く円舞を踊っていることを視認出来ず、理解できぬ。
強大であった敵の、そんな惨めな様相を見ても、しかし紗霧は満足しない。
腕が三本、残っている。
触手も三本、残っている。
牙も残っている。
右足も残っている。
紗霧の描く第二波は、未だ完了していないのである。
「高町さんは『有能』、まひるさんとジジイは『異能』。
さて、ランスはどうなのですかね?
まさか、『無能』なんてことはありませんよね?」
紗霧は涼しげな瞳で、挑発的な発言で、ランスに参戦を促した。
「むかむかっ! ならば見せてやろう! この俺様の『全能』っぷりをな!」
「あ、そうそう。あなたのために右足は残しておきましたよ」
「おうっ、まかせろ!」
ランスは心底楽しげに、ケイブリスへと突貫する。
進行方向にうねっていた触手が、方向を逸らす。
状況を把握した恭也が、ランスへの戦闘支援を行ったのだ。
それもまた、紗霧の策のうちであった。
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