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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議2
179
:
夢見る機械(2/22)
◆VnfocaQoW2
:2010/08/09(月) 01:48:29
(Cルート・2日目 20:00 D−3地点・本拠地・メンテナンスルーム)
稼動せぬ機械の群れは、それ自体が廃墟の閑散を連想させる。
主催者拠点の、オートマン用メンテナンスルームが、まさにそれであった。
唸りを上げる計器も、風切るファンも、明滅するランプも、今は沈黙の中にある。
殊に寂寥感を高めるのは、室内に整然と並べられた休眠カプセルである。
その数、実に百七十。
ゲームの開始前、その全てが稼動し、レプリカ智機が収められていた。
今や、その全てが沈黙し、中には何も収められておらぬ。
うら寂しく、無常感溢れる、空間であった。
そこに、椎名智機はいた。
その壁面に備え付けられた数台のガソリン給油機の如き装置。
伸びるホースに口をつけ、経口にて冷媒を補給していた。
彼女は当初のタスクリスト通りの行動を取っている。
しかし、現在のタスクリストは、その折とは異なる。
補給の裏で、タスクリストの再構築に勤しんでいる。
より正確には、再構築こそメインで、補給がバックグラウンドである。
(なんとしても、拠点は守らねばならないね)
新鮮な冷媒で呼吸を改めつつ、椎名智機は結論づけた。
広場まひるの本拠地侵入に対しての、対応策である。
初動では、まひるを殺すことで対処を終えるつもりであった。
しかし、まひるを追跡するケイブリスとの通信の中で、
智機は、それだけの対策では足りぬと方針を改めた。
まひるが、インカムを装備していた故に。
それを以って、何者かと通信していた故に。
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