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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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彼らが話を理解したと見て間違いない様子に満足し、智機はニヤリと微笑む。
ならば話は早い、と。
「我々『委任』された運営陣のTOPがザドゥのやつなのは君達も知ってはいるだろう。
だからこそ私のようなスタンスの存在にとっては非常に目障りなのだ。
邪魔と言って差し支えない。
君達も確信してるようにもはやゲームは終盤、残る人数は極僅か、それも我々に反抗し一丸となっているものたちばかり。
しかもザドゥのやつは、君たちが来るなら受けて立つ姿勢という状態だ。
これでは『ゲームの完遂』など望めやしない。
素敵医師と私にいたってはやりすぎとして最終通告まで食らっていてね……」
「お話の途中、申し訳ないのですが……それで先程の提案に私たちのメリットはあるんですか?」
自分たちの関係に回りくどいことはいらない。
これ以上の高説は不要とばかりに狭霧は、本題を切り出す。
彼女のスタンスにとってゲームの完遂は絶対であり、そのためにザドゥが邪魔なのは解った。
では、それが一体自分達にとって何だというのだ。
むしろ互いに争って自滅してくれた方が狭霧たちにとって最も都合がいい。
そこで自分達がザドゥを始末すると言うのは、まだ理解しきるには材料が足りない。
「では予想して貰いたい。このまま君達が我々と決戦を行った場合、勝てる目算はどれだけあるか?」
三人は黙る。
なぜなら、それは先ほど小屋の中で全員で頭を悩ませたこと。
ザドゥを始めとする強大な敵たちを一度に相手にせねばならぬ最悪の可能性。
だが、それでも乗り越えていかねばならぬ。
それしかないと己らを奮い立たせ、歩まねばならぬ道。
そのはずであった道。
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