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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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>>#6 482-490
(Aルート 二日目 PM6:08 東の森・楡の木広場西部外れ)
楡の巨木が燃え落ちる数秒前。
糸が切れたような感覚と同時に『それ』目覚めた。
(……………………長老?)
巨木から放たれてた力が完全に消失したのを『それ』は感じ取る。
長老――倒壊した巨木が地面に墜落し、辺りを揺さぶった。
『それ』は焼失を覚悟していたが、熱波や衝撃も届かなかった。
この分だと地上からの熱も届かなさそうだと『それ』は少し安堵する。
『それ』は地上ではなく、地中にいた。
『それ』は土中でも今は何ら悪影響を及ばさない存在だった。
『星川翼』と呼ばれていた式神の核の一部から『それ』は成っていた。
仮の身体こそ形成できない微弱な式神でありながらも、
人並みの自我と僅かながらも幻術を使える力はまだ『それ』は持っていた。
『それ』はついさっき焼失した片割れのことを想った。
(……長老も……ぼくのかたわれも消えてしまった……
これではあの方を……遠くにいる仲間たちを助けだせない)
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