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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「……?」
願いが止められているなどという生ぬるい制限ではなかった。
本拠地へ向かおうと考えることすら拒絶されるかのような感覚。
重々しく、息苦しい、重圧。
透子は額に脂汗を浮かべ、乱れた息でレプリカ智機に告げた。
「本拠地に行けない」
それでレプリカの1機は本拠地に向かった。
もう1機のレプリカは、学校に備え付けられている通信機を試しに向かった。
眠る2人と、自失する透子を隠し部屋に残して。
透子は、もう1つの状況証拠を反芻する。
それは、首魁ザドゥが眠りに落ちる前。
彼女は彼に問うたのだ。
鯨神と連絡を取ることは出来ないのかと。
自分が願いを叶える資格を失ってはいないのかと。
ザドゥは2つの問いにただ一言で答えた。
「知るか」
ザドゥは透子を睨めつけ、吐き捨てるように。
そのシンプルで残酷な返答を口にしたのだった。
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