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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「気をつけてね…じっちゃん…」
と言って、しまったという感じでまひるは手に口を当てた。
つい、昔の知人のことを思い出して口に出してしまったからだ。
魔窟堂はそれに軽い違和感を覚えたものの、目を細めてやさしく語りかけた。
「そう、呼ばれるのも遠い昔のような気がするの…」
と、まひるの頭に手を置いた。
「くれぐれも東の森の深部には入らないで下さいね」
と、紗霧は釘を刺すのを忘れない。
「真のオタクを嘗めるでない」
と、魔窟堂は手に持った鍵束を懐にしまいこんで言った。
(充分嘗められそうな対象なんですが…)と、隠れオタクの紗霧が心中で毒づく。
「さっさと行け、じじい」
と横柄に空気に蹴りを入れながらランスは魔窟堂に催促する。
「では行ってくるぞ!!」
と魔窟堂は自分に気合を入れて、加速装置を発動させて、東の森・東部を目指して走り去ったのだった。
* * *
「まひるさん、これから嫌というほど働いて頂きますからね」
「やさしくしてよー」
紗霧は金属バットを取り出し、そんなまひるの頭を小突いた。
恭也はそんな二人を暖かく見守っている。
それとは対照的にランスとユリーシャはやや暗い雰囲気で思索していた。
(運営者の連中なら、秋穂やアリスを殺した奴が誰か知ってるはず)
(双葉さんと……アインさん……)
ランスはやや暗い炎をたぎらせ、ユリーシャは漠然とした不安を抱えて歩く。
紗霧は痛さに頭を抱えたまひるを余所に、チラっとユリーシャの方を見た。
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