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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「魔窟堂さんも双方説得、でなければランスさんと同じで宜しいですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
魔窟堂は悩んでいた、自分は結局、アインと双葉にとって最悪に近い状況になるのをただ手をこまねいて見ていただけなのかと。
最悪、不幸な自分に陶酔して、努力を無意識に怠っていたのではないかと。
だが、それでも自分に出来ることを最大限努力してするしかないと言い聞かせて、紗霧に答えを返した。
「ああ……構わんよ…」
(もし、再び遭えたなら己の全てをぶつけて諭すのみじゃ!!)
と、魔窟堂は心の中で叫んだ。
「まひるさんは……」
「あたし……アインさんがしたことには、すごく腹が立ってる」
「!! ま、まひる殿」
覚悟していたとはいえ、その言葉に魔窟堂は少なからずショックを受ける。
紗霧を除く、他の三人は何事かと顔を見合わせた。
「…アインさんは加えない方針ですか?」
「あたしはアインさんも双葉さんも受け入れたいよ」
「……?」
「でもさ、それはものすごく難しいことなんでしょ?」
「……当然ですね」
まひるは手を自分の髪の結び目にやってから、言葉を続けた。
「それでも……あたしはアインさんに言いたいことがたくさんあるから、
それを目指したいよ」
と、言いつつ空を見上げるまひるに対して紗霧は胸の内を表に出さないように言った。
「まさか……今すぐあの三白眼ロボを追って東の森に行くおつもりですか?」
魔窟堂がさっき上空を見上げている時に見つけた、飛行型智機。
尋常ではない視力を誇る魔窟堂だから見分けがついた。
だが、それを見つけたからといって紗霧の当面の行動に変更はない。
運営側が準備を整えている内に、ここにいる全員で休憩を取りたいのが本音だからだ。
「あたし一人ならそうしてると思う。 でも、みんながいるから…」
まひるは靴で土をいじりながら、はるか昔の友人だった軍人数人を思い出しながら言った。
「結局、貴女は何が言いたいんですか?」
苛々した様子で紗霧は言った。
「あたしはランスの意見に賛成。それでいま、アインさんと双葉さんにあたしがしてやれることってないかなって考えてるんだ」
と、申し訳無さそうに笑いながら言うまひる。
「無いですね」
と、きっぱり紗霧は言った。
それに魔窟堂らは反応するが、正直言って魔窟堂とまひる以外の者にはそんな余裕は無い。
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