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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「それで、俺達はこれからナイチ…、双葉とアインに対してどうすればいいんだ?」
と、ランスは自らの考えを決めた上で紗霧に意見を求めた。
紗霧はそれを見透かしたように、彼等に対して言った。
「皆さんは朽木双葉さんとアインさんを我々の同士として加えたいですか?」
紗霧はランスの方を向き、彼もそれに答えた。
「双葉を加えるのは反対だ。いうか、ああいう奴は俺様のハイパー兵器で何とかしてやらんと、仲間に加えてなんて多分、言わないだろーな」
「ひねくれてますね」と、割とひねくれている紗霧が返す。
「それにあいつがアリスを殺したかも知れんのだ、それで俺の気がおさまるか」
「…………」
半ば吐き捨てるように言ったランスを見て、紗霧は少し考えて言った。
「参加者の中には首輪の盗聴器と発信機の両方を所持していた者がいたのをご存知ですか?」
「なんだと?」
海原琢麿呂の事である。
もっとも、彼が所持していたのは盗聴器だけであり、発信機は紗霧がずっと所持しているのだが。
「その人はもう亡くなってますが、どうやらそれらを行使して次々と参加者に手をかけて行ったみたいなんです」
「首輪にそんな仕掛けがあったのか?」
「ええ」
紗霧は貴方も気づいてなかったんですかと、言いたい気持ちをこらえて返事した。
「・・・・・・・」
ランスは思い出した。
今日の昼頃になるまで、自分の首輪が解除されてなかったことに。
それに気づく事で、あの時は大して気にも留めてなかったが、運営者が簡単に自分らを見つけられた理由が彼にも解ったのだった。
(グレンの奴……)
とランスは半ば呆れながら、殺した彼に毒づいた。
(ハイパー兵器って……)
と、続けて紗霧はその妙な単語に対して疑問をぶつけようとするが、悪い予感が頭をよぎり、とっさに次の質問をした。
「…アインさんはどう思います?」
ランスはすぐに答えた。
「俺様一人なら加えてやるところだが……無理に加えるのはやめた方がいいんじゃないか?」
ランスは仮にも一国の王である。
美人の武将なら多少性格に難があっても、配下に加えていったが、他の女の部下を殺害していくなら話は別である。
今回の場合は、アインによって他の女の子に危害を加えられるんじゃないかという危険を明確に提示されたが故の回答だった。
紗霧がアインと遭遇していた事を話していれば、別の回答が返ってきただろうが。
(話聞く限り、俺様のハイパー兵器をぶちこむ前にやりかねないからなぁ…)
と思いながらランスは自分の結論を言った。
「敵として現われたら、捕獲できるなら戦う、できないなら逃げるでどうだ?」
「そうですか…。 両者ともそれが出来ない場合は戦闘不能になるまで戦うで。
いいですね?」
紗霧のその問いにランスはうなづいたのだった。
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