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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「早朝、私達を襲撃してきたのは双葉さんでしたか」
「……どうして…どうしてなんだ」
平然としてる紗霧に対して、恭也はうわごとのように呟き、頭を押さえている。
「今の星川ってのは当然、あいつの作った偽者だろうな」
「……恐らくは…双葉の式神じゃろう…」
先ほど、陰陽師の式神の事を思い出した魔窟堂はしぼり出すように言った。
「し、式神ですか……」
双葉の事を話題に出されて少なからず動揺していたユリーシャも、その動揺を紛らわせようと何とか口を挟む。意味はわからなかったが。
そんな彼女を紗霧は気づかれないように見た。
「きっと…心細かったんだな…」
そう呟く恭也を尻目に魔窟堂はまひるの方に視線を向けた。
「…………………」
アインの星川殺害の件を知ったまひるは無言のままうつむいている。
(この様子では、また繰り返し同じようなことを
魔窟堂は未だ皆に伝えきっていないことがある。
―――アインのタカさん殺害の件と、遙殺害の件
形はどうあれ、事実は事実。
素敵医師が絡んだ遙の件はともかく、自らの意思で殺害したタカさんの件を伝えれば、グループのアインに対する心象は更に悪くなる。
魔窟堂はどうしてもアインを仲間として迎えたかった。
だが、一方でまた同じような悲劇を繰り返してしまうんじゃないかという、
アインに対する恐れも芽生えているのも自覚したくはなかったが事実だった。
魔窟堂は自分のそんな考えを慌てて頭から消して、タカさんのことを話すには
まひるがそれに触れてからだと考え、沈黙を守っていた。
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