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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議

71名無しさん@初回限定:2005/08/07(日) 14:51:34
 しおりと戦わせる存在がどうしても欲しいのだが……。
 候補のアインと双葉の方は、手を出す準備は万端だ。
 後は時間の問題。
 どちらかが生き残っているなら望みはある。その為にも手を出し、確保をするべく動いているが、あそこにはザドゥがいるのだ。
 万が一の可能性を考えると、時間と運という難しい勝負にもなる。
「どうにかして他も変心させる手段はないものか……」
「あー、そりゃ俺様の専門外だな。ワーグの野郎ならそう言うの得意なんだがよ」
「ワーグ? 少し話を聞かせてもらえないか?」
 何気ないケイブリスの言葉に何かの活路を見出した智機は尋ねる。
「俺様の陣営にいた魔人でな。夢を操れるんだ」
 ケイブリスは続ける。
 ワーグという魔人は人を眠らせ、夢の中に入ることで、意識を操作し、洗脳する事が可能なのだという。
「夢、洗脳、そうか……!」
「おお、何かいい案が浮かんだのか?」
「ああ……」
 素敵医師との取引であった薬物を使う手も考えてあるが、それだと対象を確保、投与、洗脳と面倒だ。
 だが、そのワーグと呼ばれるものなら、何のリスクもなく、相手を変える事ができるという。
(直接、プランナーの奴に掛け合ってみるか? その効果を持つモノでも何とか用意できれば……)
 智機がケイブリスに言った台詞は、ハッタリだけではなかった。
 そう。ルドラサウムとはプランナーは彼女とひっそりと接触していたのだ。
 と言っても今まで何かして貰っていたわけでもない。
 そうそう呼ぶな。と釘も刺されている。
 だが、彼女は唯一プランナーと連絡できる手段を持つ者だった。
 今までは呼んだ時のリスクを考えて、または運営のできぬ無能者という烙印を押されたくがないために呼ばなかったが、こうなった情勢なら話は別だ。
 一度は話し掛けてみる価値はあるかもしれない。
 ルドラサウムと違い、彼は運営に酷く拘るのを彼女も知っていた。
 だからこそ、自分と接触してきた事も。
「で、俺様はどうすればいい?」
 考え込み、黙ってしまった智機にケイブリスが声をかける。
(期を見て交渉してみるか……。と言っても今の情勢ではあまり時間はないが……。
 失敗したなら、此方で何とかその効果を出せる方法を試案してみよう)




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