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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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今までは、思うように動きたくてもザドゥがいたせいで、動けなかった。
無視して動くと言う手もあったが、素敵医師とカモミール・芹沢という二つの駒が消えた以上、ザドゥとの衝突は避けたかった。
それにヘタして動けば、次は自分が粛清される可能性がある。
その結果、どちらかが勝ち、新たな覇権を握ったとしても、相応の被害がもたらされるだろう。
それで運営がお粗末になり、ゲームが崩壊したら本末転倒である。
だが、ケイブリスという協力者を得た今なら違う。
自分の持つ力と彼の強力な戦闘力を合わせれば、ザドゥと透子が組したとしても恐れる必要はない。
今までは、衝突を避けるためお互いに譲歩しあっていた……いや、智機が不利であった状況が一変する。
ザドゥが生きているのならば、彼に対する抑止力としてケイブリスの効果は大きい。
最悪、ザドゥが形振り構わず我々に牙を向いたとしても、二人なら確実に勝てる算段を幾つか考案できる。
ザドゥとてそれが解る人物だ。此方が動いたとしても、そうそうは形振り構わずなんて自体にはならないとふめる。
ザドゥが負傷したり、死亡して身動きが取れなくなったのなら、二人が結束しているというのは大きい。
透子も無下に反抗したりはしないだろう。もし素敵医師達が残っている場合も色々と工作しやすくなる。
元々、今にいたるように素敵医師がやりすぎなければ、ザドゥが彼を明確に敵と定めなければ、彼と組むという選択肢も有り得た。
その気概が彼との取引に応じたスタンスでもある。
最も、今となっては彼に対する何とも言えない扱いづらさも解っているので組む気にはなれないが。
それでも、ただ殺すのではなく、色々と工作しやすくなる。
もしもの時もケイブリスがいれば、始末する事は簡単だ。
それだけケイブリスと手を組めたというのは、それだけで大きい利益を生み出す。
「当面の目的は、組んだという事で達成された事ではあるが……。
運営としては、反抗者をどうするか。それとゲームに乗る二人を残すという事だ」
「ああ、あいつもそんな事伝えてきたっけな……」
「望みとしては最適な人物がいたのだが……」
その一人は、反主催のグループの中核として動いていた。着々と戦力を整え、抗う準備を整えつつある。
願いを叶う事に拘っているはずの彼女が、今だそのように動いているのだ。
恐らく、本心は『主催に参加者をぶつけ、勝てば良し。負けても自分が優勝すれば良し』と考えているのであろうが。
問題は、撃退されたとはいえ、戦闘における警告効果はあったはずなのに。それでもまだスタンスを変えないという点だ。
最低、確実に運営者と相打ちにもっていく自信はあるのだろう。
とすると残っている参加者は、もう変心させでもしない限りは難しい。
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