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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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レプリカは手と尻に付着した汚れを払いながら立ち上がり、
ボストンバッグの一つをザドゥに手渡す。
「私はこれより脱出ルートの模索を開始します。その間に耐熱スーツ等一式の着用を。
なお、酸素吸入器は放置されますよう。爆発の可能性がありますので」
ザドゥがバッグを受け取ると、レプリカはクレーターの北東の端へと歩き出す。
バッグの中に装備は2組。
ザドゥはうち1組を芹沢に手渡すべく、声をかける。
「ひとりで着れるな?」
「うん」
大人しくスーツを受け取る芹沢に胸を撫で下ろしつつ、ザドゥはもう1組のスーツを手に取った。
カオスを地面に置き、両手でツナギ形態のスーツのジッパーを下ろす。
2、3度それを振って着やすい状態にすると、装着のため右足を差し込んだ。
差し込んだ右足のそばに、カオスが無かった。
バッグの脇に確かに寝かせておいたはずの魔剣が。
かわりに、スーツが落ちていた。
芹沢が受け取ったはずのスーツが。
(芹沢は何と言っていた?
必殺技、必殺技ともの欲しそうに繰り返していなかったか?)
ザドゥは慌てて芹沢の姿を探す。
視界に捉えた後方の芹沢は、またしてもザドゥの悪い予感を裏切らなかった。
「せ〜のっ! カモちゃ〜ん★すら〜っしゅ!」
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