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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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代行管制機・N−22はデータバンクより抽出した最後の資料「レプリカ概要」に
目を通し、ようやく必要とする全ての事前資料をそのHDDに収め終えた。
「なるほどな」
その隣では、N−22より御陵透子へのコールを引き継ぎ、
使えなくなったらしい『世界の読み替え』についての状況把握に努めていた1機が、
深いため息と共に通信を切ったところだった。
「透子はザドゥ救助タスクに組み込めそうかね?」
「No、代行。透子の返答は要領を得ないが、推測するに世界の読み替えが制限されたようだ」
「では、救助タスクのみならず火災対策タスクにおいても……」
「Yes。残念ながらね」
管制室の6機のレプリカたちがそれぞれに嘆息する。
両チームともに透子の未知なる『世界の読み替え』に期待をかけていたのだ。
それが、頼れなくなった。
理由は不明。
しかし、N−22の論理推論プログラムは推論を導き出していた。
オリジナルの焦燥と怒りが透子の能力制限と一本の線で結ばれているのだろうと。
「ケイブリスの協力は得られそうかな?」
「判らないな。現在オリジナルと密談中だが、どうやら両タスクに関係の無い話のようだよ」
「無線も切られているしな」
「かの魔人殿は計算に入れないほうがよさそうだな」
「Yes、私もそう判断するよ」
同じ声、同じ姿の6機の智機が同じ結論に達する。
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