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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「もし、あなたが最後の一人になった時…」
「叶える願いは…よく考えてから、口にした方がいいと思う」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「?」
「どうして…どうして……わたしに話し掛けたの?」
「昨夜、あなたはわたしに心を閉ざさないでと伝えた」
「…………」
「言ってる意味がよく判らなかったけれど、印象に残った」
「………」
「だから気になった」
透子の姿が徐々に薄らいでいく。
「あなたは昨夜…“愛を知る人に、悪い人など居るはずがない”とも言った」
「…………」
「わたしは……」
透子は神から受け取ったロケットを握り締め、自らの能力が住んでいた世界に
どういう影響を与ええるかを思い出しながら、この島に来る前にその事を知った人が
どういう反応をしたかを思い出しながら言った。
「……逆だと思う」
そう言い、透子は知佳の前からすっと姿を消した。
* * *
「・・・・・・・・・・・・」
知佳はしばし、茫然自失だった。
我に返ったのは、遠くから何かが噴出される音を聞いてからだった。
今の知佳にその音源を探す気はなかった。
自分が甘かったことと、透子とも戦わなければならない現実が堪えたからだ。
彼女は今、自分の身の回りしか気が回らなかった。
「……何か、しなきゃ…」
知佳はそう呟くと立ち上がり、目の前にある手帳を拾いに行こうと歩き始めた。
歩く少女の周囲には微弱だが電気が漏電しているように、ぱちぱちと小さな音が響き渡る。
透子が去ったからか、知佳の身体には虹色のオーラと翅が具現している。
それはさっきまで比べて色は黒っぽくなっていた。
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