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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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(二日目 PM4:25 学校へと続く道)
「わたしの名前…知ってたのね」
銀杏の木にたたずむ透子は知佳に言った。
黄色く変わり始めた銀杏の葉は陽光に照らされ、透子と知佳の亜麻色の
髪と似た色彩を再現していた。
風に吹かれていないそれは、今少なからず動揺している知佳と比べて対称的だ・
「……あ…あの人の…心を読んでしまったから…」
と、知佳は新校舎において、智機が心中で透子に悪態をついていた事を思い出しながら言った。
「そうなの」
「…そうなのって……」
「……」
透子の淡々として、どこかズレた反応。
だが、そこに冷たさは感じられなかった。
その為か知佳は自分の緊張が幾分か和らいでいるのを感じた。
「話はもういいの?」
「……」
知佳の言葉に透子の返事はない。
「………」
二人は会話を口にしてるが、別に読心能力が作用してないわけではない。
透子は心の声の返事さえ返してないのだ。
知佳はその沈黙に耐えられなくなったのか、透子に届くようにお礼の言葉が届くように念じた。
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