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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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大木の欠片が砕け、周囲に飛び交い、わたしは腕で防御しながら全速力で迂回、息を止め一気に前進した。
一瞬振り向き、後方から火の手が来ないのを確認。 息継ぎをしさらに前進した。
「はぁ……はぁ……ごほっごほっ……」
火の粉はわたしに移らなかったが、ちょっと煙を吸いこんでしまった。
わたしはすすを吐き出そうと何度も咳をする。
胃と肺がきりきり痛む。
そんな状態でも耳鳴りはして、ちょっと鬱陶しかった。
わたしは咳をし終え、ゆっくりと追跡を再開した。
右を見て、今いる場所の横が燃え移ってないことを確認する。
それ以外は相変わらず炎と煙に覆われている、火の手が上がるのが早すぎる気がする。
次にわたしの口から出た言葉は、思いとは別に陳腐な感想だった
「地獄のようね」
自らの不幸を嘆いてのことじゃない。
こんな陳腐な台詞口にしなきゃよかったと思ったに過ぎない。
この火災で死んだ者なんて一人も出ないかも知れないのに。
その時だった。
「……っ」
左腕が突然痛み出し、わたしは小さく声をあげた。
右目で左腕を見る。
服の裾が燃えていた。
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