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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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透子が感じる世界の読み替え。
それは感覚的なもので理屈では説明しづらいが、彼女は「通る」と表現している。
透子がルドラサウムから与えられた契約のロケット。
世界の読み替えを行うとき、ここを彼女の願い―――
彼女の感覚では思惟/情報が通ってゆく感じがするのだ。
透子の胸に、その「通った」感じがしなかった。
(願いの強さが足りないのかも)
透子はさらに念じる。
念じるがしかし、一向に通る感じがしない。
感じるとすればそれは「止められている」感覚。
『なんの変化も捉えられませんが……』
N−22の声に篭る不安の響きは、透子の不安が伝染した故か。
透子は胸に垂らした契約のロケットに指を伸ばす。
人差し指がロケットに触れた。
途端、透子の象牙細工の如き肌からさらに血の気が引き、白磁の如き肌となった。
「……読み替えは出来ない」
『どういうことです?』
「だって」
透子が持ち上げたロケットはひび割れ、色を失っていた。
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