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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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(御陵透子に放送させれば定時に放送されたのだと「読み替え」られたろうに、
その透子をも謁見に同席させるとはオリジナルは何を考えている?
この放送の遅れは主催側にアクシデントが発生したのだと、
参加者どもに宣言してやったようなものではないか)
オリジナル智機に毒づき情動振幅をいくぶん抑制させたN−22が、
バックグラウンドでの情報吸い上げを終えた。
N−22は直ちにデータの解析を開始する。
精査すべきは東の森での戦闘及び火災の状況。
しおりの紅涙。双葉の幻術。智機の判断。レプリカの爆散。透子の警告。
重要度の高い情報を抽出し、それらをキーに再走査。
―――N−22の情動波形が大いに乱れる。
目覚めて3分、放送して1分。
N−22は楡の木広場を中心とした事態の深刻さをようやく認識した。
(ザドゥらの安否も気遣わしいところだが、
火災の進行具合によっては全島焼失の危惧すら視野に入る。
これではゲームの進行どころではない)
そして、N−22のこの危惧は高い現実性を帯びていた。
朽木双葉の強引かつ大量の能力行使による東の森の木々の枯死が、
結果として延焼速度を大きく早めてしまっているが為に。
『椎名! 何が起きた!? 辺り一面が火の海だ。
状況の報告……ではない! 救助だ! 至急救助を寄越せ!』
N−22の動揺を断ち切るかの如くザドゥからのコールが飛び込んだ。
彼らしくない切羽詰った声が、幻術から醒めたことを伝えていた。
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