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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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「運営の人達も、願いが叶うって言うので集められたんだと思う。
どんなに悪い人たちでも叶えたい願いが、譲れない思いがあっていいなりになったんじゃないかと思う。
でなきゃ、悪人だってこんなのの運営になろうなんて思うはずないしね……」
(それは、本当に気が狂ってる人の場合は話が別ですけどね……)
その考えは口に出さず、狭霧はまひるの言葉を黙って聞く。
「あたし達と同じように参加させられた人たちも、運営の人たちも、みんな帰れて、みんな願いが叶えれたらきっと素敵だと思う」
「それは……理想論だと思いますね」
まひるの想いに対し、それだけは間違ってる、と狭霧は応える。
「うん、解ってる。でもね、もしそうなれたら……こんな今だけど、みんなそんな事忘れて幸せになれると思うんだ。
あたしもアインさんをまだ許せない……。けどそれだって参加してなかったら、そんな事もなかった。
知り合う事もなかったと思うけどね」
(何処までも甘いのか……それとも……)
狭霧は考える。
目の前の少女?は、言っている事だけを見れば甘い世間知らずのお嬢ちゃん?である。
だが、その実は異形の化け物。
今までのまひるの様子と話を聞く限りでは、彼女は極普通の世界で極普通の学園生活を送ってきた身に違いない。
そんな彼女が異能力と異形の姿を持っていると言う事は、どういう事だろうか?
狭霧にはソレが解らなかった。
気づかず過ごしてきた?
いや、まひるの様子から、少なくとも彼女?がこのような身であるという事は気づいていたようだ。
それでも普通の生活を送ってきたのだろうという異常。
きっと狭霧では経験した事も内容な、想像もできないような事を経験してきたのかもしれない。
平穏の大切さを知り、望む人間と言うのは須くして頭に御花が咲いている人か……決して人には言えぬ物を見た、抱えた、知った者のみかだ。
だとしたら、彼女は自分などより非常に心の強い存在だ。
まるで目の前の自分がチンケな存在にされてしまう程に。
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