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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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つう……と双葉の肩の傷から血が流れた。
双葉は座り込みながら、それを感じた。
あの子に掛けた二度目の幻術のときだ…
あの時、身体中にまた痛みが走った
……原因は薬なんかじゃなかった……
双葉は少し焦ったが、今の戦闘に影響を及ぼすほど慌てなかった。
しおりに裏切られたショックからの虚脱感もほぼ消えている。
『さおり』が引きつった顔で後退して行くのが双葉には見えた。
式神達は動き、容易く敵を包囲した。
このまま総攻撃を仕掛ければ、ミンチ状にまで破壊して敵を葬ることができる。
もしくはこのまま彼女を十数メートル後退させれば、結界の範囲外。
双葉が降伏を勧告し、それに従う気があるのなら簡単に校舎跡まで逃がせるだろう。
双葉はどちらを選択しようかと迷っていた。
同時に迷ってる時間もないと自覚している。
ここまで追い詰めることができたのは
幻術で動きを止めた上で、回復させる間もなく攻撃を続けたからだ。
回復させてしまえば逆転されかねないのは解っている。
彼女は冷静さを維持した。
双葉は木を燃やした時の『さおり』の形相を思い出して、改めてこう思った。
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