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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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これは怒り、興味、軽蔑、賞賛のいずれの感情が混ざった台詞ではない。
あくまで穏やかに真摯に言った紗霧の問いだ。
紗霧の真意がつかめないランスはすぐに返答できなかった。
理由はそれだけではない。
自身にとって非常に重要な局面に入っているのを直感で悟ったからだ。
「………!」
魔窟堂が紗霧に何か言おうとした。
それを止めようとする手があった。
「!!!」
指を口に当てた、まひるだった。
それを受けて、少し驚きながら魔窟堂は引き下がる。
ランスの本質を前もって知っている、恭也とユリーシャは緊張した様子だ。
特にユリーシャは冷や汗をかいていた。
「……」
ランスは沈黙している。
その行為は問いに肯定したも同然に写る。
魔窟堂が引き下がった直後に紗霧は言った。
「出来る事なら残った参加者全員で対主催者に挑みたい所ですが、足並みが揃えず、我々の行動の妨げになるとどうしようもありません。
その場合、足並みを揃えたユリーシャさんの方がずっと大きな働きができるでしょうし、戦力は現状のままで十分です」
「・・・・・・・!!!」
「!!」
思わぬ言葉に目を見開き、ランスはユリーシャを見る。
ユリーシャは驚きに口を開けていた。
そして我に帰ると、紗霧に向かって叫んだ。
「わ、私はランスさんと一緒でないと、皆さんと行動できませんっ!
ですから、ですからっ……」
と、自分のバッグから首輪解除装置をだそうとするが、いつのまにか手元になかった。
おろおろしているユリーシャを見ながらランスはこれまでの事を考えていた。
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