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企画もの【バトル・ロワイアル】新・総合検討会議
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熱波が空気を震わせ、飛び散ったわずかな炭が散る。
その中で魔剣は淡々と語り続けた。
《本来なら魔人は不死身でな。その上、自らの血を与える事で手下を増やす事ができるんじゃ》
「……そんな存在をゲームの参加者に加えるとは考え難いわ」
カオスの話によれば人間にとって魔人とは、カオスともう一方の武器か、高度な特殊魔法を
もってしか倒すことができない、非常に高い戦闘力を持つ存在だという。
『(吸血鬼……?まさか…ね)』
双葉は両者の会話を盗聴していた。
口を挟みたい衝動に駆られながらも、黙って聞く。
《だろうな……。じゃが、あいつは使徒にしては強すぎるんじゃ。
元の素質が高かったようにも見えんし、武術や魔法の腕前も素人以下にしか感じんしな》
「………。似てるけど、別の存在ではないかしら?」
そう返答したアインだったが、そうだとしても疑問は消えそうもなかった。
力を与えるのが参加側にせよ、主催側にせよ、それができるのならゲームの進行を自らの
都合の良い様に進められるだろう。ゲーム企画者がそんな存在を許すのだろうか?
たとえ、手下を増やすごとに主の力が減じるとしてもだ。
《かもな……。現にあいつは儂の力抜きでもダメージを受けとるようだ》
しおりの能力に加点にならないだけマシだが、それでは攻略の糸口にはなり得ない。
アインはしおりの精神面から弱点を探ろうと考えた。
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