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372：名無しモンクさん：2007/08/12(日) 07:04:28: ある平凡な家に、幼い女の子とお母さんと犬が暮らしていた。

ある日、お母さんは用事で出かけなければならなくなってしまい、少女は愛犬
と一緒に留守番をする事になった。

その日の夜・・・。女の子は奇妙な音で、ふと目を覚ましました。
風呂場からピチャン・・・ピチャン・・・という音が聞こえてきたのだ。

「シャワーのお湯がしっかり止まっていなかったんだ・・・。」

と、女の子は自分にいい聞かせたが、お湯を止めに行く勇気が出ない。

胸騒ぎがした女の子は、ベッド脇に寝ている愛犬にそっと手を出した。すると
愛犬は女の子の手をペロペロ・・・と舐めたので、女の子は安心してもう１度
眠りについた。

次の日、愛犬は風呂場で死体で発見された。取調べに来た警察が少女にある質
問をした。

「お嬢ちゃん、これの意味がわかるかな?」

と言い、鏡を指差した。その鏡には、おそらく犬の血で書いたと思われる赤い
字でこう書いてあった。

「人間だって舐められるんだぜ」

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