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364
:
名無しモンクさん
:2007/08/11(土) 23:32:40
取り乱したその住職は思わずその石を窓の外に投げ捨ててしまった。
「ああっ追いつかれる!」
K住職が叫んだ瞬間、石はアスファルトにたたきつけられ真っ二つに割れてしまった。
「助かった・・・」
そう思ってT住職は胸をなでおろした。
しかし次の瞬間、K住職が青ざめながら言った。
「女が血だらけになりながら必死に車を追って来た・・・」
「そっ、そんな!」
完全に取り乱したその住職は思わず膝においていた釈杖を投げつけた。
「ヒットだ!だがまだ追ってくるぞ!」 K住職の切羽詰った声が響く。
「ならば私がやりましょう」 筋骨隆々のN住職は助手席から身を乗り出すと
腰の戒刀を引き抜き投げつけた。あたったらしく、グチュッという音がする。
「奴は左足を損傷した!もう少しだ!」「しかしK住職、我らにはもう武器がありません」「これを使え!」
袈裟の中からK住職が取り出した密造トカレフの9ミリパラベラムが、見事に亡霊の額を打ち抜く。
もんどりうって転げた幽霊は、なおも諦めない。もはや全員の目に、鬼気迫る彼女の姿が映っていた。
「いかがしましょう、K住職!もうエンジンが保ちませんよ!」
ステアリングを握り締める運転手のS住職も必死の形相だ。
K住職はシートの下から取り出した、涅槃経の彫られたパンツァー・ファウストを舌打ちしながら放り捨て、
苦い口調で宣言した。
「やむをえん。本山に支援を要請する」
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