赤樺とカエデ

1880：任意たん：2012/03/26(月) 20:15:50: >>1879
「はぁ？　なんで私がそんなこと…あっ、ちょっと、待ちなさいよ！！」
（とっとと部屋を出て行く（ユーザ）。忌々しげにソファを蹴飛ばす碧葉）

「…うーっ…教団が潰れて行く当てがないとはいえ、家政婦扱いだなんて…」
（親指の爪を噛みながら眉間に皺を寄せブツブツ呟いていたが、不意に眉を開いて
　明るい表情を見せる）

「そうだ！　いいこと思いついたわ！」
（両手を叩いてから、携帯を片手に何処かへダイアルする）
「あっ、もしもし。何でも屋さん？　ちょっと引き取って欲しいものがあるんだけど…」
～（ユーザ）が帰宅して部屋を見ると、家財道具の一切合切がなくなり、がらんとした
　空間が広がっていた。その脇で幾ばくかの札びらを数える碧葉の姿が…～

「なに？　片づけとけっていうから、片づけといたわよ。綺麗なもんでしょ」
「あんたが集めてたキモイ人形もなくなったし、スッキリしたわよね。
　なに？　このお金は手数料よ。神である私をこき使おうとしたんだから、
　その手間賃よ、手間賃」
「ショボかった割には、まあまあ稼げたわ。教団再興の元手にはまだ少ないけど、
　これであんたも用済みね」
「バイバイ、（ユーザ）」

（碧葉の残り香と共に、部屋に一人取り残される（ユーザ）であった──）

……ということになってしまうかも知れないぞ。

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