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    - 廃 ス レ A A 保 管 庫 -
    
      
        
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・・ァ・・・・シャァァァ・・・・・・・・・シャアアアアア・・・・ 
 閉ざされた漆黒の空間に風を切る音がこだまする。
 
 プロンテラ地下水路。その最奥、いつもなら己の鍛錬のため一次職で賑わう
 場所に似つかわしくない豪華な装いの鍛冶屋がいる。
 「・・・そろそろ、だな。」
 鍛冶屋の男はそうつぶやいて立ち上がる。
 「(されな・・・・・俺はいつまでここにいれば・・・・・・)」
 
 「死体・・・・か、近いな。」
 シャアアアアアアアアアア
 「!」
 「くっ、そこにいたか!」
 ひゅん
 「ふ・・・・はははっ!お前の金と俺の金、どっちが強いか比べてやろうか!」
 ひゅん
 「ははは!そんな攻撃でこの俺様がドレブッチョー!」
 ひゅんひゅん
 「垢BANのほうがよっぽどきつかったぜ!」
 
 黄金と金貨が当たり一面に散らばっている。その真中に体中金づくめの得体の
 知れない生き物の残骸、そして同じく金づくめの人間がいた。
 「こ・・・・・これ、なんだろう・・・・・」
 修行にきた商人が怪訝な顔で覗き込む。
 「あ、ひ・・・・人だ、人がいる。だっ大丈夫ですか!?」
 金づくめの男が答える。
 「商人、か・・・・俺の名前がわかるか?」
 「え?あ、いや・・・・」
 「俺はD、ここにしかいない、ここでしか狩らない、そんな餌じゃ釣られない。金ゴキハンターD。」
 
 ―――金ゴキハンターD(猫書房刊)より抜粋
 
 
 
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
      
    
    
    
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