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毒男が気になったニュースを貼るスレッド PART3
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これは期待
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アルミニウムの強度を70年ぶりに大幅にアップさせられる可能性 - 九大
九州大学(九大)は10月4日、理化学研究所が所有し高輝度光科学研究センターが運用する大型放射光施設
「SPring-8」での「4D観察」(3次元に時間を加えた、3Dでの連続観察のこと)を活用し、アルミニウムの真の破壊
メカニズムを解明したと発表した。
成果は、九大大学院 工学研究院の戸田裕之 主幹教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、
10月4日付けで米学会誌「Metallurgical and Materials Transaction」オンライン版に掲載され、11月1日発行の
印刷版12月号にも掲載される予定だ。
(研究の詳細について記載、中略)
アルミニウム材は、自動車や航空機などの輸送用機器や建築、各種機械に広く使われている。これまでの学問
や産業技術では、前述した破壊メカニズムを念頭に、金属材料内部に高密度に存在する微細な粒子を除去
したり、小さくしたりすることで強度などの特性を向上させようとしてきた。しかし、航空機用のアルミニウムを例に
とると、第2次世界大戦前後に開発された航空機用アルミニウムがいまだに航空宇宙分野で多用されていたり
する。これは、アルミニウムの強度がこの70年の間、ほとんど向上していないためだ。
今回明らかになった真の破壊メカニズムを念頭に置けば、アルミニウム中のポアを減らしたり、その空間的な
配置を制御したりすることで材料特性を向上させる技術を開発することが可能となる。これにより、レアアースの
ような特殊な添加元素や複雑で高コストの製造プロセスに頼らなくても、環境負荷の低減やコスト面での競争力
を充分に担保しながら、高性能なアルミニウム材が創製できる可能性があるというわけだ。実際、戸田主幹教授
らはこの研究と平行し、アルミニウム作製時に水素が入らなくすることで微細なポアが大幅に削減され、その
結果として強度や破壊靱性、成形性など、構造用材料にとって重要な各種特性を最大で数10%向上できることを
実証済みである。
日本は、2013年度から今後10年間にわたり、輸送機器の抜本的な軽量化に向けて、構造材料の高強度化を
目指す研究開発(経済産業省プロジェクト:「革新的新構造材料等技術開発」)を大規模かつ強力に推進している
形だ。アルミニウムに関しては、今回の研究で得られた学術成果に基づき、九大とUACJ(古河スカイと住友
軽金属工業が2013年10月1日に合併して発足したばかりの新会社)が中心となり、10月より研究開発をスタートする。
UACJは、第2次世界大戦に際し、零戦に使われた「超々ジュラルミン」という高強度なアルミニウムが開発された
企業(の系譜)として知られる企業だ。今回の国家プロジェクトでは、70年ぶりにアルミニウムの強度特性を飛躍的
に向上させ、「超々々」ジュラルミンともいうべき傑出した材料を創製することを目指しているという。これは、
ひいては第2次世界大戦により壊滅した日本の航空機産業の再興をも強力に後押しするものと期待されると
している。
http://news.mynavi.jp/news/2013/10/08/297/index.html
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