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調べ物したらカキコすれ
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中国がこの競争に勝った理由は、だいたい 次の五つにまとめることができます。
1. 大手の商社が輸出拡大を図った
2. 中国の行政も工場に出資するなど積極的に援助した
3. 日本よりも格段に人件費がやすく(約15倍の差)、技術力もあった
4. 原料となる木材資源が安価であり、植林等の負担もすくない
5. 機械の自力生産を実現した
6 中国の割り箸生産の現状
それでは、実際中国ではどのように 割りはし生産が行われているのか見てみましょう。
下図は、中国での割り箸生産の分布状況とその要点をまとめたものです。
中国での割り箸生産
中国では、北部で木製箸、南部で竹製箸を生産しています。
まず、北部から見てみますと、黒龍江省、吉林省、遼寧省,内蒙古自治区などの森林から伐採された アスペン、シラカバ、エゾマツなどを利用して割り箸を製造します。
この木材の供給方法は、皆伐方式と呼ばれるすべての木を いっせいに伐採する方法が多く採用され、森林が減少しています。
また、政府による植林の義務化も実際に機能せず、 伐採後の用地は多くが農業用に利用されてしまっているのが現状です。
工場は従業員100人から200人くらいの大規模なものが多く、 地方自治体や営林局の出資によるもの、日本企業との合弁会社が多いようです。
生産された割り箸は等級別に仕分けされ、上等なものを概ね大連港から輸出し、 残りは国内での消費にまわされています。
一方、南部の揚子江流域各省では、 民営の従業員10人以下の小規模な工場で竹製の割り箸を生産しています。
商社がそれらをまとめあげ、こちらは上海港などから出荷されています。
割り箸を製造や流通を追っていた私たちは、 ついには中国での割り箸生産の現状にたどり着きました。
そして、日本の割り箸消費を支えていると言っても過言ではない中国では、環境に配慮した生産を続けているとは言い難い状況です。
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