誰かが働かなければ人は生きていけない件について

136：Mr.名無しさん：2016/04/25(月) 21:15:55: ttps://www.facebook.com/ogata.miyuki/posts/1002999099782477
尾形美幸
学生さんから「先々でフリーランスになりたいのですが（以下略」的な相談をされることがあり、自分の経験を踏まえて率直に回答すると下記のようになる。なお、下記はイラストレーター職の場合。職種によって細部は変わるが、だいたい一緒。いっきに語っても伝えきるのは難しいので、さあどうしようと、いつも悩む。

・就職先の会社で、社内外の仕事相手から“エース”と認められるレベルの能力を身に付ける。エースクラスの実力がなければ、クライアントから便利に買いたたかれる
・社内の上司、先輩を上回るか、匹敵するレベルの画力（デッサン力、色々なモチーフが描ける絵の幅、色彩センス、レイアウトセンス、解剖学の知識など）は必須
・30?40歳代くらいから、徐々に市場の流行と自分の絵柄がずれてきて“時代遅れ”の人になる危険性がある。会社にいれば、管理職としてマネジメントや制作管理、後進の育成で力を発揮して収入を得るという選択肢もあるが、フリーランスとして独立したいなら、60歳になっても“時代遅れ”の人にならないように流行の変化を追い続けるか、流行に左右されない絵柄（たとえばフォトリアルなど）を修得する必要がある
・画力以外にも、仕事を得るための営業力、クライアントに買いたたかれないための交渉力、青色申告のための経理の知識、ハードウェア・ソフトウェア・ストレージ管理・ネットワーク管理の知識、家族が急病になったり死亡したときでも並行して仕事を続けられるだけのタフな心身＆時間管理能力などが必要
・最低でも1年間収入がなくても生活できるだけの貯金を常に確保しておいた方が良い
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