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猛烈に何かをテストするスレッド
29
:
みみず
:2004/02/13(金) 00:18
長文テスト。
次に入ったのは、荷物の少ない小奇麗な部屋で、少女がベッドに腰掛けて、上目遣いでこちらを見ていた。
浅黒い肌をもち、ほりの深い顔立ちをしている。内海をはさんだ北西に位置する国はほとんどが砂漠に覆われているという。その砂漠の民だろう、特徴がはっきりとしていた。少女はわくわくしたような顔でカーリにたずねた。
「ソレは新しいヤツか」
「そうよ、ただし、直接的な戦力じゃないけどね。情報担当よ」
その返事に、少女はあからさまにがっかりした顔をした。カーリはすこしなだめるように、
「イスタル、そんなにがっかりするなんて」
「鬼神が連れてくる女なら、同じように強いヤツだと思ったのに」
イスタルと呼ばれた少女は、つややかで深い黒のショートヘアをサラサラといわせながら身体を左右にゆらした。
「き、鬼神って? カーリのこと?」
「モチロン。こんな強い女、イスタルは他に知らない」
思わず話に割って入ったミルリカの目を真正面から見つめながら、イスタルと呼ばれた少女はそれに答える。たどたどしいしゃべり方は、やはり砂漠の言葉のなまりが強いからなのだろう。ものおじしない真っ直ぐのまなざしや、いくつもの金の飾りが耳や髪を彩っているようすからは、身分が低くないことが明らかだ。
「イスタル、強い。でも、カーリにはきっとかなわない」
ミルリカはふりかえって、カーリを見た。顔の右半分を鉄でおおい、ブロンドの髪を男みたいに短く切りそろえたその女性が……鬼神ほどに強い?
思えば、出会ったときに自分を組み伏せた手際のよさ、いつでも引き金をひく用意ができていた銃。レジスタンスの首領が女だというウワサは本当で、きっとカーリがそうなのだろう。
カーリは二人がぺちゃくちゃと自身の強さについて確かめあっているというのに、威厳をもちながらもずっと黙って立っているだけだった、まるで神話のゴーレムのように。
「イスタル、わたし、ジャーナリストなの。ミルリカっていうのよ」
「ミルリカ、いい名前。戦士じゃないのは残念だけど、わかった」
にっこりして、彼女もまたショーンのように手をさしだした。
「わたし、イスタル。砂漠から来た。よろしく」
ミルリカは手を握り返しながら、なんとなく、この女の子とは仲良くなれそうな気がしていた。
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