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【SF?】パラレルSSで萌えたいな【学園?】
1
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/11(木) 23:01
パラレル見たいです。
学園物とかSFとか。
もしも彼らが海賊じゃなかったらとか
細かいこと考えずに萌えたいですひたすら。
書いてください。お願いします_|\○_
2
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:28
学園もののパラレルを書いてみました。
超ショートショートでホワイトデーの話をいくつか、と思ってたんですが、まだ2つしか書けてません。
とりあえず、まずはゾロたしです。
よろしかったらどうぞ。
『GL学園のホワイトデー』
〜朝、道場にて〜
「メーーーーンッ!!」
空気さえ切り裂きそうな鋭い面を決められ、GL学園女子剣道部の主将たしぎは、竹刀を落としその場にへたり込んだ。
そして、目の前にそびえ立つ未だ超えられぬ壁を、目を見開いて面越しにキッと睨みつける。
「もう一回!」
「あぁ?まだやんのかよ……もういいだろ」
相手はごそごそと面を外し、ふぅと息を吐く。
頭に巻いた手ぬぐいを取ると、緑の髪が汗に濡れ、ぺたりと撫で付けたようになっていた。
「そろそろ着替えねぇと授業に遅れるぜ、優等生サマ」
「ま、待ちなさい! ロロノア!!」
嘲るような一言を発すると、手ぬぐいで汗をがしがし拭きながら男子部主将のロロノア・ゾロは更衣室に消えた。
「くっ……!」
悔しさに、だん!と床を叩く。
たしぎは主将になったその日から、かれこれ半年以上ゾロに挑み続けていた。
インターハイでは無敵の女王も、ゾロに対する戦績は今のでちょうど50戦50敗。
3
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:29
―どうして私は勝つことができない!? あの男に勝って、早く対等の立場になりたいのに……!!
ぽたり、ぽたり、と熱い涙が面の隙間から零れ落ち、じわりと床の木目に吸い込まれていく。
「おい、何やってんだ」
制服に着替えたゾロが床板を軋ませながらたしぎに歩み寄る。
「またかよ……っとに」
しょうがねぇな、とでも言うようにゾロはたしぎの面を取ってやる。
そして、小さなこどもをあやすように、手ぬぐい頭をぽんぽんと軽く叩いた。
驚いたたしぎが真っ赤な目をして顔を上げると
「おれがお前より強ぇのなんか今更だろうが。いちいちヘコんでんじゃねぇよ……これやるから食っとけ」
手の平にころんと転がったのは、両端がリボンのようにひねられたあめ玉5個。
おおよそゾロには似つかわしくない、フルーツ模様の描かれた五色のあめ玉だった。
「何……」
「今朝コンビニで見かけて、なんだか無性に懐かしくなったから買っただけだ」
ゾロは視線を逸らし、頭を掻いた。それは少し照れたときに見せる癖。
「でも、ロロノア、甘いもの嫌いじゃ……」
「…んな事いいからそのうさぎみてぇなツラ、早く何とかして来い。もう時間がねぇぞ」
「えっ? あっ! 大変!」
ばたばたと着替えに向かうたしぎにゾロが口を開く。
「早くしろよ、待っててやるから」
4
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:29
―ま、待っててやるって、なんで……
焦るあまり、脱いだ袴に躓いたり、机のうえのファイルを落としたりしながら、更衣室のカレンダーを見てはっと気付く。
「今日……もしかして、ホワイトデー…?」
そして机に置いたあめ玉を見つめる。
赤、青、黄色、緑に紫。
そのうちの一つ、メロン模様の包装紙を解き、エメラルドグリーンの大きなあめ玉を窓辺にかざす。
「小さい頃は、カラフルなキャンディーが、まるで宝石みたいに見えたっけ」
太陽の光を吸い込んだ深い緑の影に、たしぎはゾロを思い起こしていた。
「ロロノア…私のチョコレートだって気付いてたんだ……」
一ヶ月前、たしぎはゾロのロッカーにこっそりチョコレートを入れた。
しかし、どうしても名前を書くことができず、差出人不明のチョコレートは女子部でも噂になっていたくらいだった。
それなのに……
「まだかよ! 早くしねぇと遅れんぞ!!」
「あ、今行く!」
女だからと真剣勝負に手を抜かれるのは嫌だった。
でも好きだからこそ、対等になるまで気持ちは告げまいと決めていた。
しかし、剣道以外にあまり関心のないゾロが、誰一人気付かなかったたしぎの気持ちに気付き、しかも応えてくれようとしている。
それが今こんなにも嬉しい。
「ロロノア!」
ブレザーのポケットに残りの四つをしまい込み、丸い緑の宝石を右手に更衣室を飛び出すと、たしぎは言った。
「明日も明後日も、あなたに勝てるまで毎日だって試合を申し込むから! 覚悟しなさい!」
「なら俺は意地でも負けらんねぇな。受けてたってやるよ。いつでも来い」
入口のドアにもたれ、小さく笑ったゾロの表情を見たとき、たしぎの笑顔はどんな宝石よりもずっと輝いていた。
5
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:35
以上です。
次は時間がいきなり飛んで放課後です。
しかもペルビビです。
マイナーですみません。
やっぱり短いです。よろしかったらどうぞ。
『GL学園のホワイトデー』
〜放課後、正門前〜
国内有数の資産家であるネフェルタリ家の秘書ペルは、迎えの車の側で愛するビビを待ちながら、胸に沸き上がる困惑を隠せずにいた。
「遅い、遅すぎる。今日はこれからピアノのレッスンだというのに、ビビ様は一体何をしておいでなのだ」
普段ならばこの程度で腹を立てることはない。
しかし、ペルにとって特別な日になると思うと、今日は一段と感情の整理が難しかった。
「はぁ、コブラ様のビビ様への思い入れはなかなか凄いものがあるからな。一体どうしたものか……」
しばらくして、こちらに向かってくるビビの姿を見つけて安堵すると共に、反して苛立ちは最高潮を迎える。
なんと、いかにも軽薄そうなにやけ面の男が、片手に大きな紙袋を持ち、ビビの髪の毛に触ったり馴れ馴れしく話し掛けていたのだ。
しかも悲しい哉ビビもその会話を楽しんでいるように見える。
「本当に嬉しいわ、サンジさん!どうもありがとう」
「なんの、君のためならこのくらい。またいつでも言ってくれよ」
「ビビ様。そちらの方は?」
サンジに向けて、鋭い眼光をあからさまに走らせながらペルが問うと、サンジはにやにやしながら自ら口を開いた。
6
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:39
「おいおい、端から敵意剥き出しかよ。おれはキックボクシング部のサンジ。
あんたはビビちゃんの目付け役でペルっつーんだろ?」
ペルは、半分座ったような目で全身舐めるように見てくるサンジと視線がかち合ったとき、
前髪で隠された左目までもがこちらをぎらりと睨み返している、そんな気配を感じていた。
ビビを想う男同士、見えない火花が散る。
「そのあからさまな態度、私に対する宣戦布告と見なして良いのか?」
サンジの側でおろおろしていたビビを引き寄せ、庇うように前に出た。
ペルは元々ボディガードだった。
やや熱くなりやすいが、その判断力と頭の良さを買われて秘書になった男だ。
「悪いけどおれ結構強いよ?一人の男としてケンカ買ってくれんの?」
「もちろんだ。私の全てはビビ様の為にある。来い、小僧」
ざわついていたはずの正門前の空気がぴり…と緊張する。
一触即発。しかしその静寂を破ったのは、ほかでもなく、ビビその人だった。
「はい、そこまで。サンジさん、今度こそ本当にありがとう!」
「いやいやお安い御用さ。良かったなビビちゃん」
「…何? どういうことです?」
打って変わって和やかなその様子に、一人取り残されたペルは呆然とするばかり。
7
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:43
「ペルごめんね。今の全部演技なの」
「…っ!? 演技?」
ビビは顔の前で両手を合わせ、片目を瞑ってかわいらしく笑った。
「なぜ、このようなことを……」
「バレンタインに告白したのに、全然態度が変わらなくて相手の気持ちがわからない、って相談されてさ。
ヤキモチ妬くかどうか協力してくれって言われたんだ。
ビビちゃんのためとはいえ騙した形になって悪かったよ。
これおれが作ったんだけどお詫びにやるよ。うまいから」
「あ、あぁ。ありがとう……」
いきさつを説明し、素直に謝りながら、サンジは紙袋からラッピングされたクッキーを取り出した。
ペルはサンジの変貌ぶりにどうやら拍子抜けしたらしく、目をぱちくりさせている。
「でも、あんたも悪いと思うぜ。毎日顔付き合わせてんのに返事しないなんて男らしくねぇよ」
サンジの言葉にペルは少し笑って反論した。
「失礼な。私はその次の日にはお返事申し上げている」
「えっ? 私聞いてないわよ」
するとペルがビビの耳元で何事か囁くと、ビビの顔がぼんっ!と音をたてて赤くなった。
「なんだなんだ?」
「う、ううん。なんでもないの。わざわざ付き合ってくれてありがとう。
じ、じゃあ私急ぐからこれで」
そそくさと黒塗りの高級車に乗り込むとペルがばたんとドアを閉めた。
「それでは失礼する」
うまくやれよ、というサンジに、ペルは笑みを向け軽く一礼すると、後部座席に乗り込み、車は走り去った。
8
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 16:54
「まったく…悪ふざけが過ぎますよ」
車中で、ペルが呆れて溜め息をついた。
「私に直接問いただしていただければよいものを」
「ペルだって最初からはっきり言えばいいでしょ」
ビビもすねたように口を尖らせそう言いながら、上目づかいにペルを見つめる。
そして目が合うと二人はふっと微笑み合った。
「実は私、今考えてることがあるんです」
そう言うとペルは窓の外を眺めながら、ドライバーから死角になる位置で、ビビの手を取りそっと握った。
そして真っ赤な顔で俯くビビを、ルームミラー越しに横目で見つめる。
「このことを…コブラ様にどのようにご報告しようかと……」
「!!」
ビビが喜びに勢いよく顔を上げ、ペルを見上げた。
「間違いなくお叱りを受けるでしょうが、また今日のようなことがあってはたまりませんからね。
なんとか認めていただかないと」
隣でそう苦笑するペルの耳元で今度はビビが囁いた。
「私もパパにお願いするわ。一生懸命お願いする。
だから今度はちゃんと言ってね、さっきの言葉。私が…起きてるときに」
“ビビ様が私の肩にもたれて眠られたとき、いつも申してますよ、愛してると”
9
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 17:00
終わりです。
ショートショートはあんまり書いたことがないので、
読みづらい、わかりづらい箇所があるかもしれません。(特にペルビビ)
そうだったらすみません。がんばります。
『GL学園〜』もしかしたらあと2、3こ持ってこれるかもしれないです。
今日中は無理ですが。近日中には。
読んでいただいてありがとうございました。
10
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/14(日) 17:12
読み返すと、改行とか変なところがたくさん……あぁ。
携帯でSS書いててすみません。精進します。
11
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/14(日) 20:10
あぁ・・・アルファ様・・・
ステキです・・・萌え・・・
ゾロタシ ペルビビ 両方好きなカプでございます。
うにゅぅ・・・萌え・・・(恍惚)
ご馳走様です。あぁ・・・パラレルっていいなぁ・・・
ゾロの剣道着姿がもぅ・・・(悶え)
12
:
774万ベリーの賞金首
:2004/03/15(月) 03:12
αさん、GJ!
対等になりたいと焦るたしぎが可愛いっす。
個人的にはゾロの”頭ポンポン”に鼻血吹きそうでした。いいなぁこの二人。
ペルビビのビビの最後のセリフにも悶えました。
GL学園シリーズ、楽しみにしてます!
13
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/15(月) 14:06
早速の感想ありがとうございます。
第3弾書きあがりましたので、投下いたします。
えー、最初はサンロビ風味ですが、最後は違ってます。
少しかわったカップリングです。よかったらどうぞ。
『GL学園のホワイトデー』
〜昼休み、中庭にて〜
養護教員のロビンは窓に肘をつき、ぼんやりと外を眺めていた。
GL学園の保健室からは、学園自慢の、まるで公園のような中庭が一番よく見える。
もうすでにたくさんの木の芽が青く吹き、手入れの行き届いた花壇には色とりどりの可憐な花が咲いていた。
冬には凍っていた噴水も今はまた水しぶきをあげ、暖かい日差しの中で美しい虹を作り出している。
噴水の脇にある古木の、濃い桜色に彩られた枝々には、早やちらほらと白い桜の花が姿を見せていた。
「いい気持ち……」
眠ってしまいたくなるほどの心地よい日差しを感じる。
しかしその静かなひと時を壊すように、バタバタバタバタッ……と足音が近づき
「ロビンちゃ〜ん」
対女の子用スペシャルスマイルのサンジが廊下の窓から顔を出した。
14
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/15(月) 14:09
「あら、廊下は走っちゃだめよ。小等部で習わなかったの?」
「ちぇ、まったくつれないよなぁ、ロビンちゃんは。こんないい男が君に会いにきたっていうのに」
口を尖らせるサンジにロビンは苦笑すると、椅子をすすめた。
「それで、今日は一体何の用かしら。指でも切った?」
「またそうやっておれのことからかう…おれがそんなへますると思う? これでも結構器用なんだぜ」
そう言って、持っていた紙袋の中からがさごそと取り出したのは……
「じゃーん♪昨日焼いたんだ」
見ると、白と黒二色のアイスボックスクッキーとチョコやジャムなどで飾られた絞り出しクッキーが、
数種類ずつ透明の袋の中に入れられ、口の部分がかわいらしくリボンで結ばれている。
「さすが調理部の部長さん、本当に上手ね。お昼食べたら頂くわ」
「一番いい出来のやつ選んで入れてあるから。もちろんおれの愛情もたぁっぷり込めて……」
「あら、ありがとう。嬉しいわ」
「ロビンちゃんに喜んでもらえておれも幸せ〜」
でれでれと顔を崩すサンジにロビンが訊ねた。
「ところで時間はいいの? 女の子たちがその紙袋の中のクッキー待ってるんじゃない?」
「あ、バレてた? 実はそうなんだよ〜。みんなからチョコもらっちゃってさぁ、ははは。
でも勘違いしないでね、ロビンちゃん。おれの心は君のものだから」
「ええ、わかったわ。ふふふ」
「それじゃぁまた来るね〜」と言い残し、来たときのように紙袋を抱え、サンジは走り去っていった。
飛び跳ねるように渡り廊下を駆けていくサンジを見送りながら困ったように笑った。
「あの子もしょうがないわね。私が本当は誰を好きなのかなんて、気付いてないんでしょうね」
15
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/15(月) 14:11
そして中庭を見て、芝生に寝転んでひなたぼっこをしている生徒に声をかける。
「保健委員さーん、ちょっと来てくれないかしらー?」
「ん? おれか?」
ウソップと並んで横になっていたチョッパーは、ロビンに呼ばれトコトコと歩み寄ってきた。
「なんだ?」
「ふふっ、今日何の日か知ってる?」
「おお、知ってるぞ! さっきウソップに教えてもらったんだ。
ホワイトデーっていって、バレンタインデーに女の子からチョコをもらった男はプレゼントを返す日だ」
自信満々に胸を張って答えるチョッパーを、ロビンは嬉しそうに見つめる。
「そうね。だいたい合ってるわ。でもね、バレンタインに告白された男の子が女の子に返事をする日でもあるのよ」
少し意味ありげに微笑むロビンに、チョッパーは何かを感じて本能的に後ずさりした。
「ねえ、保健委員さん?」
「ななな、なんだ?!」
「1ヶ月前、私が何を言ったか覚えてるわよね?」
「う…お、お、覚えて、る……ない! 覚えてないぞっ!」
ウソのつけないチョッパーが、真っ赤な顔で精一杯のウソをつく。
しかしロビンがそれで引き下がるわけも無く……
16
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/15(月) 14:14
「あら本当? 残念だわ。じゃあ今度は直接私の気持ちを受け取ってちょうだい」
それはほんの一瞬。ふんわりと柔らかい春の香りに包まれて。
ロビンはチョッパーを抱き上げると、ちゅ、と唇を重ねた。
「あなたが好きよ」
何が起きたのかわからず、再び中庭に下ろされてもぽかんとしたままのチョッパー。
自分を見て優しく笑っているロビンの顔に、ふと我に返り、
「…な、な、な、何すんだー! ふざけんなっ、コノヤローが!!」
満面の笑みを浮かべながら悪態をつく。
「お、おれは言わないぞ! ロビンに好きだなんて絶対言わないぞ!」
「『素直で優しくて、照れ屋なとこも全部好き』って言われて嬉しかったなんて……絶対ぜったい言わないからなー!」
真っ赤な顔でそう言いながら、チョッパーはウソップの元へ駆けていく。
その後姿を目を細めて嬉しそうに見つめながら、ロビンは頬を撫でる風に本格的な春の訪れを感じていた。
17
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/15(月) 14:20
終わりです。
読んでいただいてありがとうございます。
なんと、ロビン×(ちび)チョッパーでした。
終わってみればなぜかこうなってました。哀れサンジ……
こんなのもアリかな、と思っていただければ……
書き忘れてましたが、舞台は全て高等部で変換お願いします。
18
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 20:29
・・・α様なんて・・・大好きだぁ!!!
かわうぃい・・・チョッパー・・・
すごい・・・かわうぃい・・・あうぅぅ・・・
春の気配を感じさせる描写がすごく好きです。
いいものを読ませていただきました。
ご馳走様です!次も期待w(勝手なこと言うな)
19
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:38
久々に書いてみました。
バンド物。BUMPOFCHIKENのリリィが元ネタです。
かなーりはしょってます。雑談の714様こんなんなりました。ごめんなさい。
オリジナリティ無いの嫌い。ルナミなんか認めるか!
オイラを生理的に受け付けない。その他見たくない方はスルーしてください。
そして読んでくれる人は次からです。ドゾー ( ゚∀゚)ノ゙
20
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:39
ここはほんの少しだけずれちゃってる世界。
彼らは海賊じゃない。
偉大なる航路。大航海時代。悪魔の実。その辺は変わらないけれど。
そんな世界のちょっとしたお話。
21
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:40
・・・あれ?
私・・・なにしてるんだっけ?
・・・どうしてこんなにたくさんの人の前で・・・
私の心をさらけ出して叫んでいるんだろう・・・
もう・・・だめ・・・
もぅ・・・歌えないよ・・・
22
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:40
「 ド ゥ ン ! ! 」
お腹に響くドラムの音に私ははっとして物思いから覚醒した。
そうだ。私は今。ライブ中。5人と1匹の仲間と。
今はだめだ。弱気になっちゃ。私達の唄を聴きにきてくれている人たちを。
失望させちゃまずい。
ほんの少しずれてしまった唄を何とか取り繕って。うまくごまかせたかしら・・・
なんとかその演奏を終えて。結構盛り上がってくれて。
盛況のうちにその日のライブは幕を閉じてくれた。
23
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:42
偉大なる航路を駆け巡り。たくさんの人たちに私達の音を聞かせる。
私達はそんな集まりだ。今日もローグタウンのライブハウスで演奏していた。
私達のグループは最近やっと知名度が上がってきて。チケットも売れるようになった。
がむしゃらに頑張ってきた結果。嬉しい。素直に。
だけど・・・最近。思うことがある。
私達が演奏している曲。大体、私が詩も曲も書いている。
私の心をそのまま唄の詩に落とす。
だけど・・・伝えたいことの半分も。伝わっていないんじゃないか。
私の心は・・・届いているのか。彼に。
自信がなくて。さっきみたいにライブ中。弱気になることがおおくなった。
24
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:42
ライブが終わって。控え室で反省会もどきをしているほかのメンバーをよそに。
私は大きくため息をついた。
「んなぁみすわぁん!どうしたんですか?そんな大きいため息ついて・・・」
「ん。なんでもないのよ。サンジ君。」
「なぁにやってんだおめーは。結構盛り上がったろ?ため息なんてつくなよしんきくせぇ」
「黙れナガッパナ!お前にナミさんの複雑なお心が解るはずがないだろう!」
「お前にもわからんだろうが。ステキ眉毛」
「あぁ!喧嘩うってんのか!この緑!マリモ!マゾベーシスト!」
「てめぇ!マゾベーシストはききづてならねぇぞ!」
「あぁぁぁ!!!もううっさい!黙れ!」思わず大きな声を出してしまった。
「どうしたの?なんだかご機嫌斜めじゃない。」
「ん・・・なんでもない。ごめんね?ロビン」
私達のマネージャー。少し大人のロビン。
女の仲間は彼女だけ。詩の相談なんかも彼女にしてる。
というより。彼女以外にいいアドバイスや意見をもらえないだけだけど。
「喧嘩するなよ!治療するこっちの身にもなれ!」
「チョッパー!でかくなるな!ファンがみたらびっくりするだろうが!」
鼻の長いキーボードのウソップがコーラスのトナカイの少年をたしなめる。
「う・・・ごめん。」
しゅるしゅるといつもの大きさに素直に戻る彼を、ロビンが微笑みながら見ていた。
最近のいつものライブ後の風景。
25
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:43
「ところでよぉ。おい!ルフィ!さっきお前・・・とちったろ?」
ギターのサンジ君が私達のリーダーでドラムスのルフィをにらみつけた。
「へ?いつだ?おれちゃんとやったぞ?」
「お前がとちらなければナミさんが入り間違えるはずないだろうが!」
あ・・・あの時の・・・確かにあのお腹に響く低い音はあの曲になかった。
「あ・・・わりぃ。しししw」悪びれる様子もなくルフィは笑う
「ったく・・・しっかりしやがれ。なんでお前が俺らのリーダーなんだよ・・・チューニングもできないくせに。」
「あ。それは俺もできない。」 「お前は黙れミカヅキモ」 「あぁん!?」
「だからやめろぉ!」 「だからお前もでかくなるな!(ビシィ!)」 「賑やかだなぁ。しししw」
・・・私はその様子を頭を抱えて眺めていた。
「・・・大変ね。お互い。」 「・・・そうね」 二人だけの女の仲間同士。目線を交わして笑いあった。
26
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:43
私達の中でちゃんとチューニングができるのは私とウソップだけ。サンジ君もできるけど、時々半音ずれてるのよね。
だから。楽器の整備なんかは全部。ウソップがやってる。
「おい!ゾロ!お前ライブ中に何本ベース折ったら気がすむんだ!いいかげんにしろ!」
「もろすぎんだよ。ちょっとひねっただけでぽきぽき折れやがって・・・」
「お前が馬鹿力なんだよ!安いもんじゃねーんだからもうちょっと気を付け・・・」
「んなこたぁどうでもいいだろ?結構チケットうれてんなら金だって・・・」
「あら?ベースさん。うちには大食漢がいるからはっきりいって火の車よ?」
「・・・気をつける。」
「そうだそうだ!気をつけろよゾロ!」
「お前がゆーな!(ズビィ!)お前も何台ドラム破壊したよ!大体お前が一番金かかってんだよ!この大飯食らいが!」
「あ!そっかwしししw」
「・・・はぁ・・・大丈夫かよこのバンド・・・」
ウソップが心配してる。確かにちょっと・・・私達のバンドは貧乏だけど・・・
私は・・・違う心配ばかりしてる。 このままじゃ・・・私・・・歌えなくなる。近いうちに。
27
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:43
船に戻って。私は自分の部屋に引きこもった。
心の中に溜め込んだ弱音を。いつも詩を書きなぐってるノートに書き落とす。
もうだめ。
もう歌えない。
人の目が怖い。
期待が重い。
どうして私が。
つたわらない。
あいしてるのに。
あたしだけをみて。
あんまり見つめないで。
そんな眼でみないで。
ワ タ シ ヲ ミ ト メ テ 。
後ろ向きな言葉で埋まっていくノート。
それをみて。私はドンドン落ちていく。
絶望と。弱音の海。
私はその海でおぼれて。誰かに助けを求める。
だけど。いつもの私は人に弱いところを見せることができない。
プライドが邪魔をする。
だから。私は一人で声を立てず。泣くんだ。鍵を掛けた部屋で。一人で。
28
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:44
鍵のかかった部屋のドアを突然。無遠慮に。叩く音が聞こえた。
「おーいいるんだろぉ?あけてくれよナミ。」
「・・・ルフィ?」
「あけろー」ドンドンと大きな音を立てて。遠慮無しに扉を叩く人。
私の心を。もっていってしまった人。私が一番。思いを伝えたい人。
きっと。最後の。ううん。最初で最後の人。
流れる涙を急いでぬぐい。涙声になっていないかを確認しながら。
「なんの用よ。こんな時間に。」
「用がなきゃ来ちゃいけねーのか?いいからあけてくれー」扉を叩くのをやめない。
「あーもう!みんな起きちゃうじゃない!」急いで扉の鍵を開け、引き釣り込むように部屋に招き入れる。
「で?なんなのよ?」ベッドに腰掛けて。眼が赤くなっていないかがすごく気になった。
「ん?あー。お前さ。なんかさ。最近よ。」
「なんなのよ・・・あんたらしくない。はっきり言いなさいよ。」いつもの彼じゃない気がした。
なんだか言葉を選んでる。馬鹿のくせに。
「あのよぉ。俺のかんちがいならいいんだけどよぉ。」
「だから!なんなのよ!」思わず声を荒げる。
「・・・」じっと見つめてくる。何も言わず。ただ無言で。黒い大きな眼が私を射抜く。
「な・・・なによ・・・」
「たのしいか?」
「はぁ?」
「唄。唄うの楽しいか?最近。」
じっと。私の言葉を待つように。ただ見つめてくる。大きな吸い込まれるような瞳。
「た・・・楽しいわよ?当たり前じゃない。お客さんだって多くなってきて。大きなところで歌えて。楽しいわよ。」
「そうか・・・いやよぉ。最近お前・・・ぼーっとしてるときがあるからよ。唄ってるときに。」
29
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:44
見透かされた気がした。一気に顔が熱くなる。
多分。ほかの誰も気付いていないはずなのに。
時々。彼は。考えもせずに物事の確信を付く。
「あ・・・あんたには関係ないでしょ!大丈夫よ!ちゃんと・・・」
「なんで一人で抱え込むんだよ?」変わらずに私を見つめる瞳。
「抱え込んでなんか!」思わず眼をそらしてしまう。今の私は。彼の強い瞳に耐えられない。このままじゃ。甘えてしまう。
強くて。優しい。その瞳に。
「いいからよ。いま俺とお前だけなんだし。なんかあったのか?教えてくれよ。」
「しつこい!なんでもないったら!」
「やなんだよ。」いつもと違う。重たくて。有無を言わせぬ声。
「なにがよ!」声が大きくなる。図星をつかれて動揺してる。
「お前が楽しくなさそうに唄うの」
「っ!」息が詰まった。
「う・・・うるさいわね!私だって・・・悩むときぐらい!」
もう。とめられなかった。溢れてしまった弱音を。涙と一緒に目の前の仲間に叩きつけた。
言葉が溢れる。止まらない。私は迷子の子供のように。泣きじゃくりながら。
溜まりに溜まって淀んでしまっていた言葉を。一番聞かせたくない人に。
30
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:44
「・・・しししw」彼が笑う。
「っ!ちょっと!まじめに聞きなさいよ!私は・・・」笑われて。馬鹿にされたような気がして。
意味のない言葉を叫んだ。完全な八つ当たり。言葉にならない言葉で怒鳴り散らして。
「しししw」それでも彼は笑っていた。
「馬鹿にしてんの!あんたなんかに私の気持ちなんて!」彼の思ったよりも広い胸を叩きながら。
私は真っ赤な顔で叫び続けた。
その時。温もりが降ってきた。
思わず体がこわばって。息を呑んで黙り込んでしまった。
最初は頬に。次に肩に。そして。私はその温もりに包まれて。
「お前・・・かわいいなぁw」強く私を抱きしめながら。彼が耳元でささやく。
「・・・」子供のように泣きじゃくる私を。彼はただ黙って抱きしめてくれた。
温もりが私のよどみを溶かしていくのがわかる。
彼の暖かさが。彼の笑顔が。私を埋めていく。
弱音を溶かしていく。
31
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:45
ねぇ?伝わっているの?
私の気持ちは。貴方に。
32
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:45
耳元で。彼が囁く。私を優しく抱きしめながら。
「大丈夫だ。お前はよわくなんかねぇ。」
「・・・」
「お前の唄。俺は好きだぞ。」
「・・・」
「お前の唄。俺は好きだ。」
「2度も言わなくていい。」
「何度でも言うぞ。お前の唄。俺は好きだ。」
「どうして?」
「いつもお前に。「好きだよ。」っていわれてる気がするから。」
「・・・・・・・・・・・・」
あのときの。曲に無いはずのドラムの音。
彼は気づいていたから。アレは私を助けてくれたんだ。
その後。メンバーに責められても。
彼は笑っていた。いつもの笑顔で。
この人の笑顔には。この人の優しさには。
どんなに叫んでも。どんなに唄っても。
絶対に敵わないと思った。
33
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:46
次の日。ローグタウンでの今回最後のライブ。
いつもの唄の最後に。もうひとつ言葉を加えた。
私が書いた曲よ?そのくらいのわがまま。誰にも文句は言わせない。
「・・・私を抱きしめる。海の匂いのする。麦藁帽子♪」
34
:
ABC </b><font color=#FF0000>(N/jOXPek)</font><b>
:2004/03/15(月) 21:48
おしまいです。お疲れ様でした。
イヤンしたらば初投稿wあぁ・・・ドキドキスルワァ。
ごめんなさい。オイラの力量じゃこれが限界です714様・・・
もっとふくらませられるといいなぁ・・・このバンドの話とか勝手に思ってます。
てか。SSは難しいですね。おなかいっぱいです。(ゲフー)
35
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/16(火) 20:20
>ABCさま
バンド構想のルナミ、お疲れ様です!
いつもながらいい仕事なさる!素敵な話にくらくらです。
ナミさんが女の子でカワイイ!
悩んで、泣いて、笑って…あぁイイ!!
自分はルナミがどうしても書けないので、ABCさまのナミのかわいさにいつもヤられてます。
素敵な話をどうもありがとうございました!
36
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/16(火) 20:22
第4弾、というか最後の話です。
スモヒナです。またマイナー路線です。すみません。
結構強引な持って行き方ですが、よかったらどうぞ。
『GL学園のホワイトデー』
〜勤務時間外、職員室にて〜
「じゃ、ヒナ先生、お先に」
「お疲れ様」
若い男性教諭が帰ってしまうと、ヒナは椅子にもたれて伸びをした。
時計を見ると8時をまわっていた。そして引き出しを開け、常備してあるシガレットケース取り出す。
本来なら煙草は屋外の喫煙所のみという規則なのだが、この時間、校内に残っている教師はヒナくらいのもの。
となればわざわざ移動するのもバカらしい。
ぽってりしたその唇に細いメンソールの煙草を咥え、愛用のライターで火をつける。
そして、カラカラ…と軽い音をさせてグラウンド側の窓を開けると、窓枠にもたれかかり煙を吐き出した。
しばらくして、ドアの音と共にやや肌寒い空気が職員室を通り抜け、ヒナの目の前を風が逃げて行く。
「教師が規則を破るとは、いただけねぇんじゃねぇか?」
「あなたにそんなこと言われるなんて心外だわ、ヒナ心外」
37
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/16(火) 20:23
職員室に入って来たのは、スーツ姿のヒナに対して、Tシャツにジャケット、ブーツという格好の体育教師スモーカーだった。
まっすぐ自分の椅子に座ったスモーカーは、ジャケットのポケットからケースを取り出し、葉巻の先を少し齧りとって火を付ける。
そして、スモーカーは眉をしかめて大きく吸い込むと、背もたれに深く腰掛けたまま、ぷかぁ、と大きく煙を吐いた。
「っはぁー…ったく。いくら段持ってても、ガキどもの相手すんのはさすがに疲れるぜ……」
「剣道部、インターハイ常連だからってこんな時間まで大変ね。お疲れ様」
「ああ……ところで、お前まだ仕事するのか?」
「そうね。一段落してはいるけれど……なぜ?」
ヒナがスモーカーを見つめると、スモーカーは白煙を吐き出しながら言った。
「……もうこの年になると、祝われて嬉しいもんでもないが、とりあえず酒でも付きあわねぇか?」
「あら、珍しく積極的なお誘いね。驚いたわ。ヒナ吃驚」
「はん…なんとでも言え。それに今日はそれだけじゃねぇだろ?」
今度はスモーカーがヒナを見つめ返す。
ヒナは、窓を閉めると持っていた携帯灰皿に視線を落とし、煙草を揉み消した。
「ふふっ、さすがに覚えてたのね。自分の誕生日と同じ記念日は」
「まあな」
「付き合ってちょうど一年…なのに、あなたからのお誘いをお断りするわけにいかないわね……それじゃあまず…」
ヒナはゆっくりとスモーカーに近寄り、葉巻を取り上げると、頬に手を添え口付けた。
「お誕生日おめでとう」
38
:
α </b><font color=#FF0000>(ica/ENEI)</font><b>
:2004/03/16(火) 20:27
葉巻を元のように咥えるとスモーカーが口を開く。
「おれに言いたいのはそれだけか……?」
「ふふっ…そういう傲慢な部分もひっくるめて、あなたを愛してるわよ?……でも、一度くらいはあなたから言ってほしいものね」
するとスモーカーが葉巻を灰皿に置き、ヒナを抱き寄せ膝の上に座らせる
そして、微笑むヒナの顔に落ちた柔らかく長い髪の毛を耳にかき上げてやると、その低く掠れた声で囁いた。
「ヒナ…愛してる……これからも、ずっと――」
終わりです。
自分としては時間との戦いで、「ん〜?」な部分が多分にありますが、
こういうことを言わせたかったんです。大人な二人に。
大雑把ですみませんです。本当に。
機会があればまたお会いしたいです。
読んでいただいてありがとうございました。
39
:
見習B </b><font color=#FF0000>(7imV2WLo)</font><b>
:2004/03/17(水) 17:19
おそくなりましたがじっくり読ませていただきました!!
α様!!
まずはゾロたし。健気なたしぎちゃんが可愛い〜。うぶなところが泣かせます。でもちゃんと分かってるゾロも、カッコいいぞ! とエールを送ります。いいライバル同士として高めあいつつ、また恋のほうも……と期待してやみません。
ペルビビ。
サンジがいい仕事してます!でもってこのカプ好きなのでにやけてしまいましたよ〜〜〜デレンてw
最後のペルの言葉!! 言ってるだけかいペル〜〜?と邪推してしまいました(汚れな2●歳を許してください……)
でも甘くてイイ! カマかけちゃうところがビビらしい!!
で、ロビン×チョパ!!
可愛いよぉ〜〜〜(はぁと)バレンタインてそういう意味合いもあったんだ、そうだ!(ハッ)
禿萌えですよ……もう……。
スモヒナの大人な二人〜〜〜は、出来上がり大人カップルの余裕さえ感じさせて、その辺がまた……いい。ホワイトデーも大人カップルに掛かるとこうなるのか、と唸りました。
ABC様。
バンド構想!あちらでのバンド話がこういう方向に向かったのですね! 女の子の揺れる気持ちが凄くいい。ナミの、ナイーブな面がいい具合に出てて、ああ18くらいってそうだよな、って。
で、ルフィ!! いい男だ……(しみじみ)ルフィはここ!ッて時にいい仕事してくれますよね。まさしくルフィ!で、ほんとに……ぐっときました。
お二方とも、
GJ!!!! と叫ばせてください。
40
:
どろんぱ </b><font color=#FF0000>(zSSkwO.2)</font><b>
:2004/03/30(火) 22:33
>αさん
楽しませていただきました。
色とりどりのキャンディをたくさん頂いた気分。
どれもキュートな色と形。そして甘酸っぱくって、とても美味しかった。
ご馳走様でした。
>ABCさん
ナミの女の子の気持ちが素直に出ていて凄くいいです〜
お二方、禿しくGJ!!!
41
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 03:55
えぇ〜、このSSは俺の気分転換で書いたものです。
しかもSSとは名ばかりの「予告」です。
もはやノリで作ったので、アホなこと書いてるなぁ〜程度の気持ちで読んでいただければ結構です。
しかも本文は、映像をもとに作ってるので小説とは言えません。
それでも読んでいただけるのなら、幸いです。
〜〜〜〜〜〜
このSSは、某プロレス団体をモデルにしております。
危険なワザや表現などありますが
Please.Don`t try this at home.
決してマネしないように
また内容が内容なので、以下の人はスルーしてください。
・ルフィが好きな人
・ゾロが好きな人
・ルフィとゾロのカップリングや友情が好きな人。
・冗談を冗談と受け止められない人。
・公式以外の設定は受け付けない人。
・シャレが通じない人。
【設定】
ルフィが海賊王になってから10年後の話。
ルフィは海賊王になるもすぐに引退。
ゾロがそれを引き継ぎ、王下七武海の一角となる。
ゾロは自身の強さを誇る為、海軍主催による武闘大会を一週間起きにグランドライン各地に開催。
ラジオやテレビによって全国放送し、人気イベントとなる。
そして月に一回、月末に特番(PPV・有料放送)を開催する。
【その後のルフィ海賊団のメンバー】
ルフィ:30歳前になったかつての海賊王。
数々の闘いで名を上げ、その賞金額は今だ破られていない。
今はもう悪魔の実の能力は消えてしまっている。
数々の死闘による負傷で、身体能力は現役を下回っている。
一度背中骨折しており、古傷となっている。
ゾロ:30歳を過ぎた大剣豪にして現・海賊王。
海軍の王下七武海に一角として、強者を集めその力を誇示している。
海軍からも一目置かれる存在だが、強大な力を得た為に強いエゴと我を持っている。
ナミ:ココヤシ村で静かに暮らしていると噂。
サンジ:どうやらバラティエの料理長になっているらしい。
ウソップ:故郷の村で、カヤと暮らしている。
チョッパー:世界中を回り、患者を診ている。
ロビン:まだ見ぬ遺跡を求め探しているとも言われているが、消息はつかめない。
42
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 03:57
「海軍主催・海賊王武闘選手権大会特番【サマー・スラム】・予告」
10年前
実況「十年前、たった一つの小さな海賊団がグランドライン中の注目を集めていました。」
実況「その中でも、モンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロは、誰よりも強い絆で結ばれています。」
ルフィ「ゾロ!お前が俺の親友だと言うのは真実なのか!?」
ゾロ「それはまったくもって真実だ」
ゾロ「俺からも質問がある」
ゾロ「”海賊王”とは誰のことだ?」
ルフィ「俺だぁ!」
ゾロ「メインを張る奴は誰だ?」
ルフィ「俺だぁ〜!!」
実況「モンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロは、固い絆で結ばれています。」
43
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 03:58
10年後、現在。
ゾロ「今夜 この大剣豪が親友を連れてきた」
ゾロ「紹介するぜ。モンキー・D・ルフィだ!!」
実況「この2人は親友同士です」
解説「この友情があるから」
解説「ゾロは海賊王になった」
2人揃ってポーズを決める。
会場は、麦わら海賊団の再結成に歓声が上がる。
ゾロ「覚悟して・・・食らいやがれぇ〜〜〜!」
ボコォッ!(ルフィのみぞおちに蹴りを入れる。)
解説「ちょっと・・・」
ザシュ!(ルフィが蹴りで屈んだ瞬間にゾロが斬り捨てる)
解説「何で!?」
ルフィは胴体から血飛沫を上げながら倒れる。
44
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:00
ゾロ「ルフィとは友達じゃない」
ゾロ「トップになるために奴を利用した」
ゾロ「奴が俺を利用したようにな!」
ゾロ「海賊王は!今や!この俺だ!」
ゾロ「今やこの俺がグランドラインの象徴だ!!!」
それから数日たった同大会にて
ゾロ「何の用だ!?」
実況「マネージャーが海賊王に何かを告げました」
ゾロはマネージャーの言葉を聞くと、すぐに会場から出て行ってしまう。
解説「どこへ?」
ゾロ「どうした!?」
ゾロ「何があった!?」
ゾロが言われた場所へ来てみると、頭部を血まみれにしたルフィの姿が。
45
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:01
ゾロ「誰か助けを呼んでくれ」
実況「ガレオン船の船体を頭で突き破ったようです」
ガレオン船の瓦礫の一部にはルフィの血痕が残っていた。
数日後の同大会で、病院のルフィと大会場内のライブ中継。
ルフィ「俺が覚えているのは・・・」
ルフィ「後ろから襲われたことだ」
ゾロ「俺はお前と、お前を尊敬するファンに誓う」
ゾロ「必ず犯人を見つけ出す」
ゾロ「そしてその時が―」
ゾロ「そいつの最後だ!」
46
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:02
すると、会場内の画面に映し出されたのは、あの場所にあった監視カメラの映像。
そこに、ルフィの頭をガレオン船にぶち当てた犯人の映像が・・・。
ルフィ「ゾロ、お前だよ・・・。」
会場内は騒然となるが、ゾロは唾を吐き出しながら笑みを浮かべる。
ゾロ「ああ、そうだ。あれは俺だ。」
その答えに、会場は一段と騒然となる。
ゾロ「俺は証明したかったんだ。」
ゾロ「お前はひ弱だ」
ゾロ「お前は弱っちいんだよ!」
47
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:04
ルフィ「確かに今は体調はよくねぇよ」
ルフィ「だが医者は完治すると言ってるぜ。」
ルフィ「100パーセントにな。」
ルフィ「そう 確か・・・」
会場の群集も、ゾロさえも、ルフィの次の言葉を固唾を飲んで待った。
ルフィ「・・・サマースラムまでに」
その答えに、会場の群集は歓声を上げた。
しかし一人だけはその顔に怒気を孕んだ表情をして睨んでいた。
海軍本部主催者「試合は許可しない」
海軍本部主催者「公式には、お前の試合は実現しない」
ゾロは薄笑いを浮かべながら答えた。
ゾロ「・・・実現する」
48
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:07
サマースラムに日が近づくにつれて、2人の緊張状態はピークに向かっていった。
ゾロの試合があれば、ルフィは乱入しゾロに攻撃を加える。
そのとばっちりを受けて、対戦相手やタッグパートナーにも危害を加えてしまう。
そして、そんな隙を逃さず、ゾロはルフィを逆襲する。
実況「モンキー・D・ルフィは素晴らしい海賊です。」
実況「史上最高でしょう。」
実況「しかし海賊王を引退してから10年のブランクがあります。」
ゾロ「現実を直視しろ!」
ゾロ「お前は終わりだ!」
ゾロ「もう悪魔の実の能力もない!」
ゾロ「麦わら海賊団の船長は、もう死んだんだ!」
ゾロ「死んだんだ!!」
ルフィとゾロは海軍や他の海賊が制止するも止めず、会場の内外で乱闘を繰り返す。
その姿に、かつての友情や絆はもうない―。
実況「『元・海賊王』モンキー・D・ルフィと『現・海賊王』ロロノア・ゾロが!」
実況「非公式の戦いです!」
全ては【サマー・スラム】で決着する―。
49
:
ロビンスレの41
:2004/04/02(金) 04:09
こんなカンジです。
もはや萌えもない、荒らしと同じ気もしますが・・・。
本スレでエロ投稿するまで気分転換という事でお願いします。
じっさい、あの映画で本当に「ルフィVSゾロ」があったら・・・と妄想し、行き着いた答えがコレでつた。
今度はマジで見たいです・・・東映さん・・・。
50
:
どろんぱ </b><font color=#FF0000>(zSSkwO.2)</font><b>
:2004/04/03(土) 02:26
すごー
まず、設定そのものが面白い。
百千錬磨の古傷だらけの二人の顔が浮かびにやりとさせられました。
ルフィたちの未来。
考えただけで胸が踊ります。
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