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【原泰久】キングダム総合Part.34【週刊ヤングジャンプ】

934名無しさん:2020/01/31(金) 23:02:58 ID:Y.swCelE
>>918
それと通じるものがあるかも、だけど・・・
↓↓↓↓は有名出版社の文芸社のHPの中の『小説を書くうえでの「人物造形」とは』ってページだが。

https://www.bungeisha.co.jp/publishing/kakitai/article_195_4.jsp

↑↑↑↑から一部引用すると、以下の事が書いてある。以下の引用文はあくまでも小説に関してだが、
漫画にも通じるかと思う。もしかしたら以下の事が『キングダム』がダメになってる
理由でもあるんじゃないのか?


====================
≪引用開始≫

■作者の自己実現はあくまで現実の世界で

冒頭からちょっときつい言い方をしてしまいますが、作者が好き勝手に書いた小説の
なかで、主人公がこれまた好き勝手に立ちまわり、おそらく作者が現実世界ではなし得ない
「夢」みたいなことすら実現してしまう作品。
あなたは「痛快!」と思いますか?そんなことはないはずです。
読者目線で見れば、こんな作品がもっとも嫌われるのです。

でも、ハードボイルドに立志伝、ヒロイズムほとばしるアクション作品が、本の世界でも
映像の世界でも、いくらでもヒットを飛ばしているじゃん!と思われる方もいることでしょう。
そうですね。ではその違いとはいったい何なのでしょう?



■登場人物は作者の言いなりに動く操り人形ではない

作品を創りだすのが作者である以上、作品世界を司るのも作者であることに違いはありません。
では主人公は?もちろん作者自身を投影した人物像でかまわないのですが、「作品」として
お客さまたる読者に小説を提供する以上、読み手を作品世界に没入させ、登場人物に
感情移入しやすくするような心がけが必要です。
逆に、それを邪魔されると読者は怒り、シラけ、本を放り投げます。

読者が怒りだすポイントはいくつかありますが、巧拙関係なく許されないのは以下の
3つでしょうか(厳しい読者ならいくらでもありそうですが……)。


1.書き手が自分の文章に酔っている

2.ストーリー展開が都合よ過ぎ

3.登場人物のキャラがコロコロ変わる


1は誰もが頷くところでしょう。手紙でもメールでも同じことが言えそうです。
いくら巧い文章でもイラッとくる文章というのはありますね。


2は事例を挙げればわかりやすいでしょうか。
主人公がピンチに陥ったとき、何の前触れもなく助け舟が現れたり、逆に敵が急病になったり、
「おいおい、そりゃないゼ……」という展開です。

事実に基づくノンフィクションやドキュメンタリであれば「奇跡」と見なされるできごとも、
創作された作品になった瞬間に「ご都合主義」と見なされてしまいます。


3、じつは読者がもっとも忌避するNGがこれかもしれません。
なぜならば、読者は登場人物に感情移入して小説を読み進めるわけですから、
途中でその感情(つまり=読者の感情)にあまりにもそぐわない方向に登場人物が
動きだしてしまったら、「ちょっとちょっと……」となるわけです。

次にそうなってしまった理由を頭に巡らすと、ストーリーを進めるために作者が神のごとく
登場人物のキャラを変質させた、つまりその人物の人間性を無視して操り人形に
しているんじゃないかと訝り(いぶかり)ます。
すると最後に読者は「(感情移入しつつあった)自分をも操り人形にしている!」との
結論に至るわけですね。

これは腹が立つでしょう。無理はありません。誰だって、どこかの誰かに木偶(でく)や
操り人形などと思われたくはありません。

――ということにならないように、登場人物の人物造形には、一貫性をもたせる必要があります。
彼らを物語上の「駒」とするのではなく、むしろ「この人ならどう行動するだろう」と考えて
ストーリーを展開していくと、作品世界も活き活きとしてくるはずです。

≪引用終了≫
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