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【ミ】『ソウル・ダンジョン・ストーリー』【他】

1『ソウル・ダンジョン・ストーリー』:2021/09/19(日) 02:11:17

 全ての『迷宮』はより良い『物語』のために―――

――――――――――――――――――――――――

■ここは『門倉』関連のあれこれやを行うスレです。

363『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2021/12/27(月) 00:27:34

そうやってなんとか『扉の前』に集まる『一行』。
『ビーチボール』が最後の特効とばかりに集中攻撃を仕掛けてきたが、
集まった『一行』の爆発力に敵うはずもなく、返り討ちにあう。
『ビーチボールの顔』に誰かの攻撃があたり、
最後の海好きのチャラ男の気絶姿が発現した。

                これで、この『プール』は完全攻略し………



                  バ シ ャ ン !



と、ここで、『プール』の底から浮かび上がる『なにか』。
警戒する『一行』の眼前に出てきたのは、


   『夏の風物詩』――――『ラッコ』。


            ………いや、『夏の風物詩』か?

よく見るとこの『ラッコ』、例の『クリスマスラッコ』のようだ。
どこから迷い込んだのか、あるいは意図的に駆けつけたのか。
それは分からないが、そのまま『プールサイド』に上がり、
スタスタと、『一行』についてくる意思を見せている。

『一行』は困惑しながらも、特に反対する理由もないので『ラッコ』の思う通りにした。

364ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/27(月) 01:25:23
>>363

『夏のクリスマス』を盛り上げるため、
人間達によって『ブームの火付け役』に利用されたラッコ。
『銀で出来た星のペンダント』を首に掛けているので、
おそらくは間違いないだろう。
少し前まで、『学生寮』で一時的に保護されていたはずだ。
だが、『三枝千草』が部屋の鍵を掛け忘れたため、
『学園祭』の最中に人知れず『脱走』していた。
どこをどう通ったのかは不明だが、
いつの間にか『件の民家』まで辿り着いていたらしい。

    ザバァッ

              「ミャア」

プールから上がったラッコは、一通り『一行』の姿を眺めた。
その中で『見覚えのある顔』に目を留める。
『関』と『涙音』だ。
        
                     テト テト テト

とりあえず、ラッコは二人の傍を歩く事にしたようだ。

――――――――――――――――――――――――――――

*能力概要*
『ミニボート』型の船。ラッコを愛好する人型存在が乗る。
本体の周囲を旋回して、ラッコの観察を続けている。
ラッコが石で何かを叩いて音を立てると『餌やり』をはじめる。
つまり水面を銛で突き、海洋生物の死体を獲って、ラッコに投げる。

『ハッピースタッフ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:D
※陸での移動速度は『C』

*能力詳細*
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/205

*外見*
ラッコとしては標準的な体格。
毛皮の色は上半身が白・下半身が灰色。
『銀で出来た星のペンダント』を首に掛けている。

*持ち物*
お気に入りの石、ホタテの貝殻(中身は食べた)、
ペットボトルのキャップ(海で拾った)を、
『ポケット』に入れている。

*簡易プロフ*
何の変哲もない野生のラッコ。
眠っている間に星見町の海辺に流れ着き、
あまり深く考えずに定住した。
自分を取り巻く環境を在りのままに受け入れる性格で、
『幸せに生きる事』が望み。

*その他備考*
『夏のクリスマス』を盛り上げるために、
人間達によって利用され、
『クリスマスラッコ』として一世を風靡した。

365小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/27(月) 14:28:28
>>361-363
>>(村田)

  「――皆さんも『突破』できたようですね……」

            ト ッ

草履を履いた『両脚』が、軽い音と共に砂浜に着地する。

         スゥゥゥゥ…………

そこに『胴体』が降下し、『両腕』が『胴体』と繋がる。

            ソッ

最後に、『両腕』で持った『頭』を『胴体』の上に置く。

  「……村田さん、ありがとうございました」

『五体』を復元し、村田に向かって一礼する。
彼の援護に助けられた。
『ディズィー・スティック』の威力。
これ程までに戦闘に特化し、
なおかつ応用力を備えたスタンドは、そう多くはない。
純粋な攻撃力という点では、村田の力は抜きん出ている。

  「『初めてお会いした時』は……
   お名前をお聞きしませんでしたが――」

  「『小石川文子』です」

『いつかまたお会いしましょう』――そう言って、
彼と別れた事を覚えている。
その言葉通り、再び顔を合わせる機会を得た。
ただ、今は個人的な会話を交わせる状況ではない。

  「……改めてよろしくお願いします」

手短に『私的な挨拶』を済ませ、
『扉の前』で六人の到着を待つ。
その直後、『プール』から『何か』が浮かび上がった。
反射的に『スーサイド・ライフ』を構え、
そちらに視線を向けていた。

  「――……」

数瞬の困惑が訪れた後に、
ゆっくりと『スーサイド・ライフ』を下ろす。
『それ』が何かは分かったが、ここにいる理由は分からない。
ただ、敵ではない事は確からしかった。

  「では……『先』へ」

次の部屋に向かうため、『扉』に手を掛ける。

366鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/12/27(月) 21:54:18
>>361-363

「村田くん…キミが敵でなくて良かったよ」

小林さんによって固めてもらった道を進みながら、笑って呟く。
同行する仲間はみな心強いが、中でも村田くんの圧倒的な戦闘力には舌を巻く。
『近距離パワー型』は得てして遠距離からの攻撃に弱い傾向にあるが、
彼の『ディズィー・スティック』にそれは当てはまらないだろう。全ての距離において、死角なしというわけだ。


>                  バ シ ャ ン !

「ッ!」

水音に対し、半身になって片側の刃をその方向へと向けた。新手の敵かと思ったが、攻撃してくる様子はない。
プールの中を覗き込めば、そこにいたのは『サンタラッコ』の件で協力してもらったラッコだ。
その子はプールサイドに上がり…いや、上がり?ラッコが陸上を?

「・・・・・・・・・・」「少なくとも、敵意はないようだ」
「これ以上世話になるのは申し訳ない気もするが、彼(彼女か?)の方から申し出てくれるならば、断るわけにはいくまい」

お礼として何か後で食べ物でもあげたらいいのだろうか。やはりラッコは貝を食べるのか?
うーんと考えつつ、扉を開く小石川さんを見守る。不意打ちには備えて、刃の射程に入れておく。

367村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/12/27(月) 22:10:58
>>361-363

 「最悪『棒』で一人ずつ渡すつもりだったが、要らねえようだな。」 

        ズ ギュ  ン!

   ガチ ャ!      ガチ !     バ サァッ

『棒』を解除し、元に戻したベルトを二本とも身に付け直す。
マフラーは手に持ち、いつでも『棒化』できるようにしておく。

 「そうだな、改めて名乗っとこう。『村田』だ。『村田瑛壱』。
 今のは『こちらこそ』ってところだな。あんたの『胆力』あっての作戦だ。」

小石川に対して手短に返す。
いくら自分の能力を把握していたとしても、自分の体を敵にぶつけるなんて選択肢は軽率に取れるものではない。
一見一番線が細く見えるこの人物こそが、この中でもっとも『タフ』なのかもしれない。

 「『森』から『海』と来て、次は何をぶつけてくるつもりだろうな。
 もっとも、何が出たところで叩き潰すことに変わりはねえが。」

何かのためにプールの水を汲んでおきたいが、『得体のしれなさ』を考えると実行には移せない。
・・・『ラッコ』が平気そうなところを見ると、特に害はなさそうではあるが・・・

 「しかし、あと何人とっ捕まってるんだろうな。
 『何シーズンぶん』か知らねえが、な。」

368朱鷺宮親子:2021/12/27(月) 22:19:22
>>361-363
笑美「ふぅー…なんかさっきよりも疲れましたねこれ…」
どうやらうまく突破に成功したようだ。
笑美と涙音がホット一息を付いた。

涙音「皆さんどうもありがとうございます。
    …ふう、次辺り最後だと良いんですけど。」
一体この仕掛はどこまで続いているのだろうか。
すこしため息を付きつつあたりを見る…

>>364
涙音「ラッコ?…あれ、あれってまさか…
    川を泳いでたやつ!?」
そのラッコを指差して驚いた!そして…
ゆっくりと自分たちの近くを歩き始めたようだ。

笑美「あらあら、いつの間に仲良くなったの?」
そう言って微笑んだ笑美に対して首を傾げる涙音。

涙音「ラッコってこういう風に歩くんだ…
    でも、付いてくるのを放ってはおけないわね。」
とりあえずラッコに対しては軽くなでてから
そばを離れないように告げた。

369小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/12/27(月) 23:05:44
>>364-368

どこまで効果があるか不明だ。だが、しないで後に後悔するならば
するべきだろう。三本目の『クリスマスツリー』をプールサイドに設置。
夏の海で見かける日焼けした男性組を木の付近に寄せ終えて
プールの水を入れた『水槽』五つ。全部ソフトボールサイズで自分の
周囲に展開させつつ全員と共に前進する。

『ラッコ』に関しては、軽く頭を下げて挨拶しておく。余り悠長に
交流している暇はない。平常な穏やかな日常の触れ合いならば
もう少し、ゆとりを以て接すれたろうが、今はのんびりしていられない。

(もう少し、もう少しだけ待ってくれ 一抹君)

「……皆さん、いま暫くご辛抱をかけますが精力傾けるのを、どうかお願いします。
 夏の魔物の尖兵は確実に、一人は残ってます。
『朝顔』……『蓮谷』と言う夏の魔物の情報が記された絵日記の
犠牲者の一人が、その植物へ変えられたと書かれてましたから」

『ひまわり』『夏の虫』『プール』……次に待ち受ける風物詩は
更に苛烈であるのは間違いない。

少なくとも私の能力単体では、今までのどれも進む事は叶わなかった。
非力さに対して嘆くか? いや、自身の弱さを悲観する事に何も意味はない。
 先へ 先へ……例え、待ち受ける結末に己の幸福が一粒すら非ずとも
彼に光が再び灯るならば、幾らでも私が差し出せるものは何でも捧げるのだ。

次へと向かう。

370関 寿々芽『ペイデイ』:2021/12/27(月) 23:31:43
>>361-363
>>364
>>369

「ふうっ……上手くいって、よかったですよう。
 鉄さん、手伝ってくれて……
 守ってくれてありがとうございました」

            「――――あらっ」

視界に入ってきたのは、ラッコだった。
もちろん知った顔だ。

「皆さん! 大丈夫です、このラッコは敵じゃなくて、
 ……どういう存在なのかは分かりませんけど〜、
 クリスマスにも協力してくれた、良いラッコさんです!」
 
                「です、よねえ〜?」

ラッコの顔を少しだけ覗き込むが、
あの時と同じラッコ……のはずだ。

「ラッコさん……よろしくお願いしますねえ。
 終わったらまた、貝か何か、ご馳走しますよう」

まあ、ラッコに良いも悪いもない気はするが、
あるとすれば『約束は守ってくれる』ラッコだし、
害意は無い存在である事を説明しておいた。

「……大丈夫ですよう、小林さん!
 辛抱なんてしなくっても、最後まで頑張れます。
 私だけじゃあなくって、きっと、ここにいる皆さん全員が!」

            「次の『夏』も、何とか乗り越えましょう〜」

小林の激励と思える言葉に応えつつ、先に向かう。まだまだ頑張れる。

371『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2021/12/28(火) 00:46:05
>>364-370

新たに『ラッコ』を加え、それぞれの思い、
それぞれの準備を抱きながら、
『一行』は次の『扉』を開ける―――

   ………


    『扉』を抜けた『一行』の耳に入ってきたのは、


  ワー

      ワ-


  ワー
                  ワー

             ワー


『空間内』を覆いつくす『歓声』だ。
それと共にテンポ良い『吹奏楽』のメロディが流れてくる。
そして、眼前に広がる光景に、『一行』はここで何が始まるのかを悟る。

 つまりそれは、

 『夏の風物詩』―――『全国高等学校野球選手権大会』!


『甲子園球場』を模したと思しき『野球場』には満員の観客。
『清月学園』と書かれたユニフォームを纏う『九人』の『高校野球選手』。
そして、その中央に居る『中年男性』は、おそらくは、
町内に一人はいる『高校野球愛好家』であり、『夏の魔物の被害者』。
楽しそうに笑みを浮かべながら立ちはだかる彼は『監督』を演じているらしい。

そして、彼は『一行』に提案するのは

           ―――『野球勝負』。

『夏の魔物の被害者』が本来、目的とするのは『夏を楽しむ事』。
眼前の『監督』は『妨害』するというより、その衝動に正直に過ごしているようだ。
こんな『監督』など放っておくか気絶させてさっさと進もうという意見もあったが、
問題は、『次への扉』が見当たらない事だ。
『監督』の男は扉の『在処』を知っているようで、『野球勝負』に勝つことで教えてもらえると言う。

『九人の野球選手』は本来は存在しない彼の『理想の選手たち』。
それぞれ『超高校級』の実力を誇るようだ。
それを母校である『清月学園』に集めるという『高校野球好きの妄想』が今、
『夏の魔物』の能力によって実現したという形か―――
『普通』にやればこの場に居る『八人』では到底かなわないだろう。

  『八人』―――そう、そもそも、大きな問題が一つあった。

『芦田』を置いてきた今、一行は『八人』しか居ない。
『九人』フルのメンバーは揃えられない………

         …………

そんな事を考える『一行』の視線が次第に一か所に集まっていく。
それは『一人』ではなく、『一匹』………流れで合流してしまった『海獣』。
『一行』は彼(?)を含めて、『九人のメンバー』を組むしかないようだ。

『スタンド』については向こうの『選手』も『見える』らしいし、『干渉』も出来るようだ。
ただ、あくまで『野球』に使う事、また、本体と重ねるように『発現』したり、
器具型を自然な形で用いる事に関しては向こうは何も言わないようだ。
あくまで『野球』の為に『能力』を用いるのはオーケーという事か。

『九人の選手』は『超一流選手』と考えていいだろう。
それどころか『四番バッター』や『投手』、その他、それぞれのポジションにおいて、
『人間以上』の技能を発揮してくる可能性もあるかもしれない。


      それを踏まえて、とにかく『勝つ』必要がある。


※それぞれ『打順』や『ポジション』、こういう戦法で試合する、などを主張してください。
※『スタンド』利用は当然必要でしょうし、華麗な用法でしたらきっと、通ります。
※『ハッピー・スタッフ』はPLが動かして構いません。
※『野球をあまり知らない』または『自PCについても決めてほしい』方は
※早々に『委託』を出す事を推奨します。『委託』されたPCについては
※他PLが自由に動きを決められます。
※詳しいPLを『監督』として、全員の動きを決めてもらうのも手です。

372村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/12/28(火) 01:31:41
>>364-370

フ――――・・・

 「『パス』だ。悪いが野球の戦術はよく分からねえ。
 詳しいやつが指示をくれりゃあ、おれはそれの通りに動く。」

一応、能力を使用する『想定』はある。
『棒化』したボールを投槍もように投げ、飛来する途中で『解除』すれば・・・
超高速で『無回転ボール』・・・『ナックル』を投げることができるだろう。

打撃時にもバットを『棒化』することで『ディズィー・スティック』の『棒術』を存分に使うことができるし、
『棒』の樫並の硬さと異常な『しなやかさ』をもってすれば、市販のバットなど目ではない打撃力が得られるはずだ。
とはいえあくまで『人並』の範疇でしかないが。

守備については疑問が残る。
『棒』の先にグラブをつけてもセーフなら、さっき見せた通り広い範囲を守ることができるだろうが・・・
流石に『ルール違反』のニオイがする。

 「―――そういうわけで、できることはそれくらいだ。
 後は見た限りで、この中の誰よりも『速い』ってことだな。」

とことん『荒事』以外には向かないタチだ。
自分の想定を伝えたうえでベンチに一度引っ込み、『監督』役の指示を待とう。

373小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/12/28(火) 01:34:37
>>371

「――『投手』は、私がします……」

全員に対し、宣言を行い。そして、今回の『夏の風物詩』攻略の鍵は……。

「『関』さん、すみませんが力を貸して下さい……。
『カスタードクリーム』 こちらを出して貰って宜しいですか?
所持金は、数千円と心許ないですが……」

作戦と言う程のものでは無い。だが、『確実にアウトを出す事は出来る』

間違いなく、相手のバッターは『一流』 ホームラン、それが可能な
打撃を、私の投げるボールに対し繰り出す。

だが、そのボールの軌道上に『カスタードクリーム入り水槽』を配置したら?

ソース:ttps://www.nanigoto.net/entry/2017/02/05/234528

カスタードクリームは、非ニュートン流体の性質を保有してる。
衝撃が強ければ強いほど、その瞬間に個体に近く変化する。
一流のバッターの打撃なら、それ相応の銃弾に勝るとも劣らない威力の
ボールがカスタードクリームに加わり、カスタードクリームも同様の
固さを齎すだろう。

バッターがボールに当てた瞬間、その真後ろにある水槽にも確実に命中する。
水槽の中のリヴィング・イン・モーメントは当たる瞬間に解除すれば
数秒は水槽自体は残るからスタンドの破壊に関しては心配しなくていい。

このローテーションを維持出来れば、確実にゴロ ヒットやフライを
心配する必要はなくなる。投げた瞬間に、私か捕手がバッターの近くに
寄り、打って水槽に相殺され地面に失墜したボールを直ぐに一塁へ投げる。
走者の早さは懸念されるものの、アウトに出来る可能性は高い。

374七篠 譲葉『リルトランク』:2021/12/28(火) 07:08:53
>>371

 七篠は頭を抱えるようにして考え込んだ。
 自身の知識や能力を『野球』にどう生かすかなかなか思い浮かばないようだ。

「私はなにをしたらいいでしょうか…。
 私自身も『リルトランク』も力が弱いので投げたりするのには向かないと思います。
 ……『リルトランク』が出す『木の枝』であればかなり早く、ほぼ確実に狙いすまして動かせるとは思いますが…」
 (『リルトランク』のパス精DCA、『木の枝』のパス精CBA)

「『リルトランク』を使って飛んでいくボールを叩き落とすことくらいしか思いつかなくて…」

 七篠は誰かの指示を待ち、その通り動くつもりのようだ。

375ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/28(火) 14:28:56
>>371

『ラッコ』は『ラッコ』である。
改めて言うまでもなく誰が見ても明らかなように、
『野生のラッコ』に『野球の経験』など皆無だ。
しかし、意外にも『知識』はあった。
もちろんラッコが『球場』に入れる訳がないし、
『テレビ』も持ってない。
しかし、このラッコには奇遇にも、
『ラジオ』という『娯楽』があったのだ。

『ハッピー・スタッフ』には、
スタンド使いだけが聴ける『ラジオ』が付随している。
ヒマな時、ラッコは時々それを聴いていた。
『ある番組』で自分が取り上げられた事で、
興味を持ったのかもしれない。
チャンネルを変えれば『野球中継』も聴けた。
実際に見てはいないし、意味も分かっていなさそうだが、
とにかく『知ってはいる』。

全員の視線を一身に受けたラッコの『答え』は――――。

       「ミャー」

至って『いつも通り』であった。
やる気満々という訳でもなければ、
自信がないようにも見えない。
おそらくは『やってくれる』だろう。

            「ミャッ」

このラッコは『新年会』に現れた事もある。
その時は『ちょっとした騒ぎ』を引き起こした。
同じ場に居合わせた関は、
『ラッコのスタンド』を見ているかもしれない。

         「ミャア」

何か伝えたい事があるのか、ラッコはしきりに鳴いている。
これは…………もしかすると…………。
『四番がやりたい』と言っているのかもしれない…………。

376ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/28(火) 15:44:13
>>375

おそらくボールが飛んでくる直前、ラッコは自身の前面に、
『自動操縦型』の『ハッピー・スタッフ』を発現するだろう。
『打撃』において、ラッコ自身がやる事は『それだけ』だ。
『ボート』に乗る『人型』は、
パワー・スピード・精密性の三つを兼ね備えており、
片手には『2.5m』の『銛』を携えている。
そして、自分や舟が『攻撃』された場合に限り、
独自の意思で『対応』を行う。
あとは『上手く噛み合うかどうか』に懸かっている。
ラッコの『走塁』は人間より遅いが、
思い切り『カッ飛ばせば』問題ない。
『守備』は――――『置いておく』だけなら多少マシだろうか。

377小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/28(火) 16:01:33
>>371

『次の場所』で何が待ち受けているのか。
何通りかの予想を立てていたが、それらは悉く外れた。
文字通り予想の上を行く光景に、軽く目を見開く。

  「『野球』――」

  「……ですか」

選択の余地はない。
『この戦い』に全力で挑まなければならないのだろう。
未だかつて経験した事のない『野球』という戦いを。

>>373(小林)

小林の策に耳を傾け、小さく頷いた。
『リヴィング・イン・モーメント』を活かした作戦なら、
確実に『アウト』を取れるように思える。
それと同時に幾つかの懸念も浮かんだ。

  「ピッチャーは……途中で『交代』しましょう」

  「『野球』に関して、あちらの実力は『本物』……。
   同じ戦法を繰り返していると、
   対策を講じられる可能性もあります」

  「……『スタミナ』の問題もあるでしょう。
   一人も出塁させずに試合を進められたとしても……
   小林さんお一人だけで、
   『九回』を投げ切れる保障はありません」

  「『先発』は小林さんにお任せします……。
   『四回目』から『中継ぎ』に交代しましょう」

>>(涙音)

  「涙音さん、『中継ぎ』をお願いできますか?」

『野球』というジャンルに最も向いている人型スタンド。
『超一流』という相手の力量を考えれば、
可能な限り『万能なスペック』が適任だろう。
『ディズィー・スティック』は確かに『最速』。
ただ、投手には『捕手との相性』が求められる。
万が一にも『パスボール』という事態は避けたい。

378小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/28(火) 16:07:02
>>(全員)

  「『最後の三回』は――私が『抑えます』」

           ザ シ ュ ッ

左手に発現している『スーサイド・ライフ』を右手に持ち替え、
『左手』を切り離す。
小林と同じく、『能力』を活かした方法を考えてある。
切り離した『部位』は非力で、スピードや精度も並程度。
単純にスペックだけを見ると、
簡単に打たれてしまうように思える。
しかし、それは『まともな勝負をすれば』の話だ。

  「どのような投げ方であっても、
   『投げのフォーム』自体は限定されています。
   『人間以上の選手』なら……
   そこからコースを読み取る可能性も有り得ますが……」

  「私は『フォームそのもの』を必要としません。
   『常識の裏をかく投球』が可能です……」

『左手』を浮遊させながら、自身の考えを全員に伝える。
分離させた『左手』でボールを握り、
空中を『不規則』に移動させ、
打者を撹乱した上で『投球』を行う。
『どの位置』から『どのタイミング』で放たれるか、
それが相手には分からない。
一見すると反則にも見える投法だが、
きちんと『自分の手』からボールを投げている。
『スーサイド・ライフ』だからこそ可能な投げ方だ。
また、捕手にはコースが分かるように、
事前に『右手の小指』を渡しておいて『サイン』を送る。
ポケットの中に入れておけば、まず気付かれる事はない

打撃の際には『スーサイド・ライフ』をバット代わりにする。
『刃渡り25cm』の『側面』を使い、
『達人の技量』を駆使してボールを迎え撃つ。
守備を行う時は、『グローブを着けた手』を、
『スーサイド・ライフ』で串刺しにしておく。
『ナイフ』を振るう勢いで投げ放てば、
高速かつ精密な『空中遠隔捕球』が可能だ。
そして、これも『自分の手』で取っている以上、
反則には成り得ない。

379小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/28(火) 16:09:36
>>(笑美)

  「笑美さんには――
   『キャッチャー』をお願いしたいのですが……」

『トループス・アンダー・ファイア』は、
パワーとスピードを兼ね備えるが、
精度に関しては平均を下回る。
長所を活かし、同時に短所を補うために、
彼女を捕手に割り当てたい。
小林の策が成功したなら大きく動く必要はないし、
涙音とは親子なのだから、お互いに息は合うだろう。
最後に自分が投げる時も、
あらかじめ『サイン』を送ればいい。
鉄も候補だったが、『シヴァルリー』の精度は、
他のポジションを守った方が活かせると感じた。

>>(七篠)

  「――七篠さんには『センター』をお願いします」

  「『リルトランク』の能力なら、
   比較的広い範囲を守る事ができるはずです。
   万一の際に……レフトとライトのカバーも可能でしょう」

飛んでくるボールを『枝』で受ければ、あとは落ちてくるだけ。
キャッチは難しくないだろう。
左翼と右翼に飛んだボールにも、
ある程度までは『枝』で対処できるはず。

380小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/28(火) 16:28:07
>>(全員)

       サラサラサラ

              サラサラサラ

おそらく『野球場』にはあると思われる『ホワイトボード』に、
叩き台となる『スターティングメンバー』を書き記していく。

―――――――――――――――――――――――――

1番ショート:村田
2番ファースト:涙音
3番セカンド:鉄
4番サード:ラッコ
5番キャッチャー:笑美
6番ライト:小石川
7番ピッチャー:小林
8番レフト:関
9番センター:七篠

ピッチャー登板順
先発:小林(一回〜三回)
中継ぎ:涙音(四回〜六回)
抑え:小石川(七回〜九回)

―――――――――――――――――――――――――

  「――……このような形でいかがでしょうか?」

書き終わり、他のメンバーに意見を求める。
これは、あくまでも『最初の案』。
より相応しいポジションがあれば変更するべきだろう。

381関 寿々芽『ペイデイ』:2021/12/28(火) 18:35:25
>>370-372

「どうしましょう、私も野球はあんまり詳しくなくって〜…… 
 家族がテレビで見てるのを見て、ルールは知ってますけど。
 あんなに速いボールを打ったり投げたりの自信はとても……」

関はラッコと同じく、殆ど数合わせだろう。
いや……ストライクゾーンがよく分からず、
フォアボールを連発しそうなラッコの方が上かもしれない。

「……まあっ! 小石川さんったら詳しいんですねえ〜!
 とっても頼もしいですよう、それに七篠さんも……
 こっちに来た球は、なるべくは自分で捕ってみますけど〜
 いざという時は……『能力』で、よろしくお願いしますね」

運動神経は悪い方ではないが……
高校球児たちと真っ向勝負は出来ないし、
野球用の道具は日用品の範囲ではない。
小石川に従い、外野の賑やかしになるのが良い。

「あ、はあい。カスタードクリームでしたら!
 千円もあればた〜くさん入ってるのが買えますよう。
 小林さんのお金で買うなら、使い道もお任せします」

やれる事としては……小林の求めに応じて、
相応量の『カスタードクリーム』を購入する。

※小林が具体的に何円出すかによるが、
 基本的には以下のものを『1000円』で買い、
 それ以上の値段では購入しない物とする。
ttps://store.shopping.yahoo.co.jp/campagne/d-006.html?sc_e=slga_fpla

382関 寿々芽『ペイデイ』:2021/12/28(火) 18:43:48

「あとは………ええと、ああ!
 一番大事な事を忘れてました〜」

その他は特にやれる事も思いつかないので……

「ふふ……『食べ物』が大事なのは、  
 勿論人間も同じですからねえ」

相手チームとのスタミナと士気の差を
『栄養』によってつける事をしよう。

――――――――――――――――――――
スポドリの粉 10L分で約500円
価格ソース:ttps://www.sportsauthority.jp/shop/g/g62367594/

氷(袋詰め) 4kgで約600円
価格ソース: ttps://www.amazon.co.jp/dp/B007TFBYXQ/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_G524FECZJBCMF1WJE1NM

レジ袋(透明) 1枚5円×20枚で100円
価格ソース: 特になし。レジ袋の値段から設定。

水 2L×6本 約400円
価格ソース: ttps://item.rakuten.co.jp/aburajin/yuasanomizu2000/

紙コップ 25個 100円
価格ソース: ttps://www.amazon.co.jp/dp/B007TFBYXQ/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_G524FECZJBCMF1WJE1NM
※100個で約400円のため、1個4円と想定。

              ――計1700円。 
――――――――――――――――――――

「これだけあれば、いくらでもスポドリと氷の袋が用意出来ますよう!
 ああ、これがあるって分かってたら、レモンの蜂蜜漬けなんて作ってきたんですけどねえ……」

…………やや風情を欠くが、倹約の先にある『リアル』で勝つ!

383朱鷺宮親子:2021/12/28(火) 18:57:41
>>371
笑美「あら…これって…またしても異様な光景ね…」
今度の光景は高校野球の舞台だ。

涙音「しかも野球ができるには十分な広さ…
    もはや何でもありですね…」
どうやら野球をしようということらしいが…

涙音「ラッコも野球ができるのかしら?…
    まぁやる気みたいですけど…」
どうやらラッコがやる気のようであり、ひとまず頭数は揃ったことになる。

笑美「困ったわね…野球は詳しく知らないのだけど…」
軽くため息をつくが、小石川の作戦を確認して、ある程度理解をする。

>>377-379
涙音「ふむ、中継ぎ…ですか?」
どうやら彼女の提案を見る限り少々大事なポジションらしい。しかし、

涙音「確かに…私のスタンドが精密さやパワーも含めて一番いいでしょうね。」
涙音は彼女の作戦に同意したようだ。

笑美「オッケー!任せて頂戴!
    私も頑張ってやってみるわ!」
笑美もまた、彼女の用意したポジションに同意した。
ふたりともやる気満々のようである。

384鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/12/28(火) 22:36:57
>>371>>380

「…確かにこれも、『夏の風物詩』ではあるか」
「しかし、野球か…体育の授業や遊び程度ならやったことはあるが、一流の高校球児が相手ではな」

当然『スタンド』の使用を前提にする必要がある。
『シヴァルリー』を用いる場合、主な策としては
・木製『バット』にささくれのような傷を作ることで『刃物』とし、『殺傷力』を奪って確実にゴロにする。
・フェンス上部に釘を仕込み、あらかじめその『殺傷力』を奪っておき
 釘を発現して握っておくことで、解除によりその方向へと引き寄せられる事で柵越えを防ぎに向かう。
辺りだろうか。
ボールに釘を仕込めたなら、同じ要領でボールの元へと移動できるが、流石にそれは難しいだろうか。
そもそも一つ目のバットの『殺傷力』を奪うという手は、許容されないかもしれない。
一応この案を相談しつつ、小石川さんから提示されたポジションに頷いた。
『監督』とやらにも、この行動が許可されるかどうか訊ねてみよう。

385『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2021/12/28(火) 23:15:39
>ALL
『一行』の中でも『野球』に関しての知識が薄い者などは他の者の指示を待つ。
その中でも『小石川』と中心とした複数のメンバーが『作戦』を話し合う。
引き続き、話すことがあれば語っておくと良いだろう。

>>384(鉄)
『鉄』が考えている案のうち、『バットの刃物化』と『ボールへの釘』については『監督』に却下された。

386小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/29(水) 00:00:56
>>381-382(関)

  「……ありがとうございます」

『氷』と『スポーツドリンク』。
どちらも『差をつける』には良い策だと思える。
その場に相応しい品物を、
即座に用意できる『ペイデイ』ならではといった所だろう。

>>383(朱鷺宮親子)

  「よろしくお願いします……」

謝意を込めて、二人に頭を下げる。
この戦いにおいて、人型スタンドは大きな戦力になるはず。
パワーとスピードを兼ね備えるだけでなく、
『バッテリー』を組む上では、
『親子』という点が上手く機能してくれる事を願う。

>>384(鉄)

          コク……

鉄に頷きを返し、対戦相手のチームを一瞥する。
敵は手強い。
相手は『一流』だが、こちらは『素人の集まり』なのだから。
勝つためには、相手にないものを駆使するしかない。
すなわち『スタンド』だ。

387ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/29(水) 00:08:00
>>385

          「ミャウ」

実際の所、やる気があるのかないのか定かではない。
だが、少なくとも拒否する様子はなさそうだ。
『了承』と考えていいだろう。

388 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/12/29(水) 13:23:18
>>385

(……打席の順番は、一番が村田さん。その次に朱鷺宮(涙音)さん
鉄さん、バッターとして自信ありげな『ラッコ』)

『攻撃側』として、最初に村田さんがスタンドを駆使すれば、外野へのヒットは可能。
最低でも1塁へ辿り着ける。朱鷺宮さんと鉄さんに関しては、まだ短い時間しか
スタンドを目にしてないから正確に能力は把握してないが、スタンドのスピードは
一流選手に引けを取らない。例えボテンヒットや2アウトを取られるとして
村田さんには『切り札(棒跳び)』がある。それを駆使すれば盗塁する事も可能だ。
まず一点は前半で取れる。守備も、自身の作戦が嵌れば短時間で3アウトを取り
攻守交替が可能だろう。1回目はともかく、2回 3回の裏の攻撃は点を取る事は
正直期待出来ない。投手としてはリヴィング・イン・モーメントを使用してボールの
後ろで水槽の細工をする事で役立てるが、バッターとしては一流のピッチャーの
ボールを自分が打てるイメージが全く沸かない。バンドで、その前の塁に出た走者を
次の塁に回せて御の字と言ったところだろう。

(それでも、守備が万全であれば攻撃側で村田さんが出る場面になれば1点は
必ず彼が取ってくれる……他の方も、試行錯誤して点を取るのに全力を費やしてくれている。
私は、私で出来る事を集中して遂げるんだ)

「関さん、ご配慮痛みいります。小石川さん……特に反論はありませんが
仮に『中継ぎ』で何かしらバッターにも対応が可能なアクシデントが起きた場合は
直ぐに私を戻してください。……ご安心ください
元より、如何なる事が起きても受け入れる覚悟で来ています。
 それに、華奢で頼りなく見えるかも知れませんが物書きの端くれです。
腕を幾らか振ったからと言って腱鞘炎になる程度に柔では御座いませんから」

私の、仮称として魔球作戦は『打たれる前提』での戦術。
 小石川さんの分離攪乱作戦も着眼点はとても良いと思える。だが、相手は
一流のスポーツマン。私や小石川さん どちらの戦術をも超える規格外の
夏の魔物により地力が底上げされた事による常識外の迎撃を繰り出す可能性は否めない。

それでも、相手にボールを当てさせないのと。あえて打たれる戦法であるなら
後者への対処は攻撃側としては困難だろう。私は必ず精一杯、水槽が追いつく軌道で
直線状、ストレートアウトコース、ホームランコースの甘い軌道にしか投げない。
と言うより、一流の選手の肝を冷やすような変化球を繰り出す力が元より
存在しないのだから、私にはストライクゾーンの甘い球以外 投げる術が無いのだ。

敬遠すれば、どれ程に審判が夏の魔物側だとしてフォアボールにさせはしない。
そして、九回裏まで私の投げる力が保つがどうかだが……。
 腕が、この体が引き千切れようと構うものか。

一抹君が再び、この街で穏やかな情景の中に戻れるならば私は他者を犠牲にしない
条件下であるなら何でもする覚悟だ。

389鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2021/12/29(水) 20:09:27
>>385-386

「承知しました」

やはり、あくまで『高校野球』の延長というわけか。
野球マンガの敵チームに出てきそうな、悪辣なやり方は許容されないようだ。
この監督のものも含めて人命が掛かっている以上、手段を選ぶつもりはないが、
そういう『ルール』で縛られているならば致し方あるまい。

『シヴァルリー』は武を担うもの。スポーツは範囲外ではあるが、全力を尽くそう。
まずは相手の実力も把握しなければ。
即ち、技術(精密動作性)のみが人並み外れているのか、それとも膂力や速度までも人間を超えているのか。

390関 寿々芽『ペイデイ』:2021/12/29(水) 20:30:38
>>385

実際の一流高校と敵の一流チームには大きな差がある。
環境であり、人員であり、監督の能力であり、
つまり……『最高のパフォーマンスを維持する能力』。
暑さとの死闘もまた甲子園の『名物』化している以上、
風物詩としてその性質は残っている…………はずだ。

「……あっ。そうだ、これも買っておきましょうか!
 塩分はスポドリにも入ってますけど、
 家族が……運動によく効くと言ってましたので〜」

追加で『塩分タブレット』も購入しておく。
『150円』程であり、予算的にも問題はない。

「個包装ですから、余ったら持ち帰れますしねえ。
 運動をしない時でもおやつになりますし……」

価格ソース:
ttps://product.rakuten.co.jp/product/-/7e8967a30509d70217cd91277ce74aa3/

「ええと、それじゃあ……皆さん、頑張りましょう〜」

関は、打席に立つときは無闇にスイングしない。
どう考えても自分の力と技術でヒットは出ないからだ。
絶対に動く必要のある守備の体力を残したい。

――――ただし、それは『前半だけ』。
相手がバテ始める後半、スタミナを残した関。
そういう条件なら、それなりに可能性があるだろう。

391村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2021/12/29(水) 21:38:54
>>385

『棒』の最大径は『5cm』。普通のバットよりやや細いが、そう変わらない。
『ディズィー・スティック』の技量であれば打ち損じることはないだろう。
そしておれにしか…『ディズィー・スティック』にしかできないこともある。
それは『打球の勢いをある程度操作する』こと。

『棒』の待つ異常な『しなやかさ』は、手に待つ限り自由に操作できる。
それが『ディズィー・スティック』の持つ技術のうち一つ。
そのしなやかさと精密動作性、加えて棒術士としての技術を用いれば…
ボールの打ち所一つで、打球の勢いを『活かす』ことも『殺す』ことも自在だ。
同じ『フルスイング』でも小手先一つでホームランからバントまで、様々な打球を打つことができる。
野球については素人もいいとこだが、『棒』を持っていいなら話は別。
『一流』を凌駕する『達人』の技量はいささかも衰えはしない。

…とはいえ、問題は守備だ。
おそらく投手の良し悪しで、全ては決するだろう。

392『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/04(火) 00:07:45
>ALL

『一行』は突然の『野球』への誘いに反応し、
相談しつつ、ポジションや戦術を確認する。
『関』の『栄養グッズ』はチームの疲労を軽減するのに役立つだろう。

 そして―――


             『プレイボールッ!』

『九人』と『八人と一匹』は、向かい合い礼をし、それぞれの配置に着く。
『先行』は『清月学園(夏の魔物の姿)チーム』だ。
『クリスマスチーム』は、小石川が提案した『守備配置』をとる。

先発でマウンドに立つのは『小林』。
彼には常人を超えるパワーや精密性を誇る剛球を投げる術はない。
ただひとつ、『関』の『カスタードクリーム』を用いた『ボール』の妨害。
これを武器に序盤の守備を耐えきろうとする―――

     スパッ

                シューッ

                           スパッ


  ………

『一回表』。『小林』の『カスタード投法』は上手くいき、三者凡退に終わる。
さすがの一流高校野球選手たちも、
ボールの前に『障害物』がある場合の練習はしていない………
相手の『監督』がなにか物言いをつけようとしていたが、
『キャプテン』と思しき『三番キャッチャー』の男が首を振り、止める。
『スタンド』ありきの勝負を受けたのだから、このくらいは許容範囲という事だろう。

『一回裏』。初めは『村田』の棒術VS向こうの『先発』。
『先発ピッチャー』は右へ左へ、曲がる『変化球』の使い手だ。
情報もない初見の『村田』―――
だが、『棒術の達人』である彼の『棒』は打球をヒットに導き、『二塁』まで進む事が出来た。
しかし、続く『涙音』、『鉄』は『変化球』を捉えることができず、三振に終わってしまう。
各々、精密動作性は高いものの、どこに振るのかはあくまで本体判断。
いつかは当てることも可能かもしれないが、少なくとも初見ではこのような形になった。

続くラッコは―――

               ギュウンッ

『スタンド』を出すものの、タイミングが合わなかったので三振………
『ラッコ』にはやはり少し難しいのか?

393『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/04(火) 00:09:18

『二回表』は『魔物チーム』のクリーンナップに回る。
『カスタード投法』は真っすぐ跳ぶ打球には有効だが、
意図的に打ち上げるような動きには対応が難しい。
『リヴィング・イン・モーメント』の人間並みのスピードでは
それにあわせて移動という事も困難だ。

 つまり―――

斜め上に打ち上げられる『打球』。
それは長打となり、『クリスマスチーム』を容赦なく襲う。
進塁を許し、そして………『二点』の失点を許してしまう。

そこまでの『失点』で食い止める事ができたのは、
『七篠』の『樹木』のおかげだ。
『センター』に飛んだ打球を容赦なく叩き落とし、『キャッチ』する。
この無法のスタンド利用にさすがに『監督』が身を乗り出すが、
『七篠』がニッコリと選手たちに微笑みかけると、
『三番キャッチャーキャプテン』が『監督』を止めてくれた。
ストイックに野球に打ち込んでいるという『監督』の理想の『高校野球選手』。
その理想どおり、同世代の女子への免疫は薄いのだろう。
(『魔物チーム』に女子マネージャーの姿はない。
 『監督』の理想チームにそんな軟弱な存在は必要ないのかもしれない)。

そんなこんなで『二回裏』。
5番笑美、6番小石川、7番小林も残念ながら
『初見』では七色の変化球に手も足も出なかった。
『野球』に専念してきた努力の結晶はさすがに容易に敗れる者ではないという事か。

  ………


『三回表』。
『小林』はついに禁断の技に打って出た。
つまり、『六体』全てで『ボール』の周囲を覆う『六芒星カスタード投法』だ。
これにより、相手の封じ込める事が出来た―――ただし、上手くいけば、の話だが。
そもそもの問題として、人間並みのスピードの
『リヴィング・イン・モーメント』が投球についていく事が難しい。
その為、小林はかなりのスローボールを投げざるを得ない。
そして、一体をただ後ろに追尾するだけならまだ何とかなっていたが、
更に、周囲をガードするよう操作するとなるとかなりの集中力が必要であり、
当然、失敗し、『隙』が出来てしまう事もあった。
幸い、下位打線が中心だった事もあり、『集中力』を削り切り、
ヘロヘロになりながら、この回をなんとか抑える『小林』。
これ以上、『カスタード投法』を行うには『小林』の精神の疲弊が激しい。
『中継ぎ』を用意した『小石川』は慧眼だったと言えるだろう。

『三回裏』。8番関と9番七篠。関はもうやむを得ないだろうし、
七篠の『リルトランク』の高い精密性も、
実際、操作する『七篠』自身に野球勘がないと結果に繋がらない。
二人が三振し、ツーアウトというところで出てきたのは、1番、『村田』だ。

        カキィィィンッ!

『村田』ッ! 『村田』がやったッ!
 『棒』を使わせたら超一流!
  バットという『棒』を用いるこの競技との相性は抜群だ!
    毎回、こうはいかないだろうが、今回は当たり所も良く、
     打球は高くアーチを描き………

                   『ホームラン』ッ!

まずは一点を返した『クリスマスチーム』。
続く『涙音』は、残念ながらゴロを打つに留まるが………
当たるようになったということは、
今後はその『パワー』で長打も十分に期待できるだろう。

394『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/04(火) 00:10:59

『四回表』―――ピッチャーは朱鷺宮涙音。
彼女の『フォートレス・アンダー・シージ』は狙撃手だがそのスペックも『弾丸レベル』。
相手は『高校野球』の熟練者ではあるが、『弾丸投法』は『人間を越えた』スペックで行われる。
また、『狙撃手』として鍛えた『狙撃勘』とその精密性により、コントロールも抜群と言えた。

        バシュッ

                    バシュッ

           バシュッ

続けざまに『三振』を重ねていく『涙音』。
とりあえず『四回』については無事、守りきれたようだ。
『村田』の『棒術』のように、『涙音』の『狙撃術』も
感覚としてピッチャーをやるのに大いに役に立っている。
『親子』の息の合ったバッテリーというのも大きいのかもしれない。


続いては『四回裏』、まだ向こうは投手を交代しない。
『クリスマスチーム』は『鉄』の打順から―――

  ………


            カァ――ンッ

ここでヒットを飛ばす『鉄』の眼光は
野球をやっている者の目ではなく獲物を切り裂く『侍』のような光を称えていた。
どうやら、バットを刀になぞらえ、『武芸者』として『ボール』を"切った"ようだ。
ある意味、異種格闘技………得意分野に持ち込むのは一つの方法なのかもしれない。

『二塁』まで走り込む『鉄』。

 続くは『ラッコ』だが―――

発現する『ハッピースタッフ』はまたもやタイミングを大きく外し、『三振』に終わる。
ただし、最後、『ハッピースタッフ』の発現があまりにも邪魔すぎて、
『キャッチャー』がパスボールを起こしてしまう。

                      ザッ

その隙を『鉄』は見逃さず、『三塁』まで移動する。
(もちろんラッコは全然間に合わない)。

続いての『笑美』はいかんせん『精密動作性』に欠ける為、あえなく『三振』。
これでツーアウト、三塁―――次は『小石川』だ。

『小石川』も『鉄』と同様、刃物の達人ではあるが、
問題はあくまで『ナイフ』であり、バットより明白に短いというところか―――
鋭い振りを見せるが惜しくも空振りを二回繰り返し、いよいよ追い込まれてしまう。

 そして―――

                    カッ

最後の打球、『小石川』は予め切り離しておいた
自身の手を飛ばす形で『ナイフ』の短さを補う事に成功した。
打球は地を這いファーストとセカンドの間を抜けていく。


     ズサァッ

その間に『鉄』が見事に返って来ることが出来た。
これで『2対2』の同点、試合を振り出しに戻すことが出来た。

続いての『小林』はアウトをとられてしまったが実りのある回と言えるだろう。

395『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/04(火) 00:14:46

『五回表』では『涙音』と『笑美』の親子コンビは健闘していたものの、
野球に関しては結局は素人。配球の甘さをつかれて、いくらかヒットを許してしまう。
ただ、『七篠』や『小石川』のアクロバット守備に助けられ、なんとか失点なしでしのぐ。

『五回裏』は『七篠』は引き続き『三振』してしまう。
『村田』は露骨に敬遠された。そういう指示もできる『監督』のようだ。
『涙音』がゴロを打ってしまい、『ゲッツー』をとられて、
今回は終了。その手際はさすが『超高校級』といったところか。

  ………

『六回表』、そろそろ『涙音』の精神力疲弊が出てきており、
また、『笑美』のスタンド、『トループス・アンダー・ファイア』の
『精密動作性』の低さが弱点となって露呈し始める。
『小林』の投げるスローボールなら問題はなかったが、
『涙音』の剛速球を捕るのにはたとえ構えたところに投げると言っても相応の『技術』が居る。
更に『涙音』の精神疲弊から無理な投球が増えたため、『パスボール』が出てきてしまっているのだ。
『涙音』はそれをフォローするかのように捕りやすい速度やコースに
 ボールを調整するが、それは相手チームの打ち頃の球となってしまう………

            カッキィーンッッ!


  ………そして。

勢いよく飛んだ『ホームランボール』をカバーできる者はおらず、
すでに出塁していた二人とあわせ、『三点』をもぎ取られてしまった。
その後は、守備と一丸となってなんとかスリーアウトに持ち込んだ……
そして、このまま『涙音』は交代―――残りの三回は『小石川』に託される。


続いては『六回裏』。『関』が見逃し三振し、続いては『鉄』。
『鉄』は、すでに『剣豪』のような佇まいでバットを握っており、

            カキィ―――

またつまらぬものを打ってしまったとばかりに『一塁打』を放つ。
それに続く『ラッコ』は、グオオッ!
またタイミングが合わず、三振し、『ツーアウト』。
次は『笑美』………
単純に『スタンドヴィジョン』だけで打とうとしても、やはり上手くはいかない。

       これにて『スリーアウト』………

―――――――――――――――――――――――――――――
現在、『2対5』で『クリスマスチーム』が負けている。
『七回』からは相手の『抑え』の『ピッチャー』が出てくるようだ。
こちらも『小石川』で対抗する予定だが―――

『作戦変更』や『行動追加』があれば考えても良いし、
このままの方針で乗り切るつもりならば、それもまた良いだろう。

396村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/04(火) 01:34:08
>>392-395

「『敬遠』か。まあ、そうだろうな。」

出塁率は100%、3打席2安打1打点1四球・・・『打つ』ことに最も秀でているのは間違いなくおれだ。
しかしこのままいけば次打席も敬遠。敗北は必至と言っていい。だが・・・

 「『3点差』だ。失点さえなけりゃ・・・
 おれが『グランドスラム』で終わらせてやる。
 …ランナーがキチっと塁に出てる必要はあるがな。」

『敬遠球を打ってはいけない』というルールはない。
『伸張』させれば敬遠球など『ホームランボール』でしかない。
先んじての打席でも、その気になればいくらでも打つことはできた。
しかしこれは切り札だ。ここぞというときに切ってこそ意味がある。

 「『敬遠』なんてつまらねえ真似は『させねえ』。」

七條の能力に物言いをつけようとした仕草から言って、やつらはおれの能力を知らない。
それが奴らの優位を崩す『蟻の一穴』になりうる。
守備で貢献ができない以上、ランナーを溜めて迎えるおれの打席・・・そこですべてを決めてやる。

打席に入るに際して『予告ホームラン』のポーズでもしておくことにしよう。
奴らが真に『一流』であるなら、これに乗ってくるはずだ。
監督はともかく・・・『選手』のほうは必ず。

397小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/04(火) 02:00:11
確認させて頂きます。


・朱鷺宮 笑美さんがアウトになり。次に夏の魔物側チームがアウトになり
こちらか攻撃側に移った際は『小石川』氏が打順に回った状態と認識して問題なし?

・私がアウトになる際は、本体の野球練度も低く経験者である魔物側のピッチャーの
ボールを捕える事は難しい為、大体ストレートで三振されてると考えて良い?
それとも七色変化球が続いてる?



398『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/04(火) 06:33:26
>>397(小林)
・朱鷺宮 笑美さんがアウトになり。次に夏の魔物側チームがアウトになり
こちらか攻撃側に移った際は『小石川』氏が打順に回った状態と認識して問題なし?
>はい。『七回裏』は『小石川』の打順となります。

・私がアウトになる際は、本体の野球練度も低く経験者である魔物側のピッチャーの
ボールを捕える事は難しい為、大体ストレートで三振されてると考えて良い?
それとも七色変化球が続いてる?
>一打順目は向こうも情報が少なかった為か、変化球をきっちり決め球にされましたがl
>二打順目以降は、一応、変化球は混ざっていましたがその率はクリーンナップ勢より少なく、
>『ストレート』が多かったです。一応改めて伝えると、七回からは向こうも抑えのピッチャーに
>交代してきます。

399七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/04(火) 07:32:25
質問です、タイムをいただくことは可能でしょうか。
作戦…というより『リルトランク』の使い方について相談したいです

400『星見町の終わらない夏』:2022/01/04(火) 08:01:58
>>399(七篠)
攻守切り替えの合間に相談したという形で
しっかり相談していただいて構いません。

401七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/04(火) 12:47:58
>>395
 『リルトランク』の枝を避け、越えていく打球を見て七篠はこう考えた。

――ここに枝が出てくると考えさせることができれば相手の行動を制限できるんじゃないでしょうか…。

 そして七篠はいた場所に『紙』を一枚置いてから極めてゆっくりと『木の枝』を生やし始め、仲間の元へ行く。(枝 スE)
 そして、相手チームに聞こえるぎりぎりの声で話しはじめる。

「あの、私のスタンド『リルトランク』は『紙』から『木の枝』を生やす能力なんですが、
 飛んでくる位置はだいたいわかりましたし、そこに紙を置いておいて遠くから発動すれば守備をすこしでも楽にできるんではないかなと思いまして…」

 そう言うと『木の枝』を視認し、28mまで急成長させる。(スB)

「こんな感じです」

 そう言うと今度はスタンド会話に切り替えて伝え始める。

『口ではああ言いましたが、遠くから生やすときはもう「植物製品」に触れて生やし始めていなければいけないですし、見ていないといけません。
 だから先に「紙」を4枚、「木の枝」を生やし始めておいたものを置いてセンター周辺を守って、
 それとは別に「木の枝」を生やしていない「ただの紙」をバラまいておけば向こうは警戒して真ん中に飛ばせなくなるんじゃないかなと思いまして…。
 そうしてしまえば飛んでくる場所がはっきりして取りやすくなると思うんです』

 『ブラフ』の『紙』をバラまき相手を牽制、実際に飛んできたものは七篠自身と設置済みの枝で対応する、という案らしい。

『それと、私は「木の枝」でボールを叩き落とせるので、
 ボールが落ちてくるのを待つ位置よりすこし前に出てボールが低いうちに対応した方が確実に取れる気がします』

 『枝』の射程は『30m』。
 まだボールが高くないうちであればホームランボールも射程内に捉えられるはずだ。

402小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/04(火) 17:06:27
>>392-395

  「――『手強い』ですね……」

『スタンドなし』で、ここまでやれる相手。
やはり『本物の実力』を攻略するのは容易ではない。
今の戦い方を続けていても、
開いた差を埋めきれるとは限らないだろう。
確実に追いつくためには、
『出塁率』を上げなければならない。
それも『全員』の。

>>396(村田)

  「――……お願いします」

村田の言葉に頷き、短い返事を返す。
打撃に関しては彼がトップ。
その点は間違いない。

  「敵の攻撃は私が『切って取ります』」

『スーサイド・ライフ』が最も得意とするのは『搦め手』。
『野球』という場においても、それは同様だ。
もう一点も奪わせはしない。

>>(鉄)

  「鉄さん……よろしければ、
   次から『キャッチャー』を引き受けて下さいませんか?」

笑美は奮闘してくれたが、
彼女の負担を考えると限界が近い。
反対されなければ、捕手の交代に鉄を指名する。
元々、候補には入れてあったが、
『シヴァルリー』のパワーと精度は捕手にも活かせるはず。

  「それから『これ』を……」

         スッ

  「ポケットに入れておいて下さい。
   投球の際には――それで『サイン』を出します……」

片手を差し出して、その上に乗せた『小指』を渡す。
捕手以外には決して漏れる事がない伝達手段。
これから行う投球には必要になる。

403小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/04(火) 17:08:02
>>(笑美)

  「笑美さん――お疲れ様です」

  「……耳を貸していただけますか?」

笑美に耳打ちし、
『トループス・アンダー・ファイア』を活かす『策』を提案する。
端的に言うと、
バットを『危機感知式機雷』化するというものだ。
バットがボールに当たるまでは、普通に握っていればいい。
ボールが来たら手の力を緩め、バットの動きに任せて振る。
そうすれば、スタンド自身が狙わなくとも、
『バット自体』がボールめがけて動いてくれるはず。

>>(涙音)

  「……涙音さんは私が『サポート』します」

涙音の『片目』を『ビー・ハート』で切り離し、
彼女の背後に配置。
『部位』が得た感覚は『持ち主』にフィードバックする。
その視界で敵キャッチャーを見張れば、
『球種』や『軌道』を事前に読む事も出来るだろう。
無論、相手からは分からないような位置に隠す。
まだ大きな当たりこそないものの、
『フォートレス・アンダー・シージ』は惜しい所まで行っている。
安打にするだけの地力はあるはず。
だからこそ、『もう一押し』を加えて得点に繋げたい。

404小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/04(火) 17:10:16
>>401(七篠)

敵はスタンドが見え、干渉する事も出来る。
おそらく『スタンド会話』も聞こえると考えるべきだろう。
それを考慮し、声量を落とした自らの声で答える。

  「『リルトランク』は『守りの要』……」

  「『障害物』が置いてあるだけでも――
   『妨害』の意味は大きいはずです」

七篠の案に頷き、同意を示す。
ボールを狙い撃ちする枝の防御は強力。
そうでなくとも、『枝』が設置してあれば、
相手はそれを避けて打とうとするだろう。
彼女の言う通り、ある程度飛んでくる場所が予測できれば、
捕球もしやすくなる。
そして、『リルトランク』は『守備』だけではなく、
使い方次第で『打撃』でも力を発揮できる。

  「……このバットは『植物製品』です」

  「『枝』を生やして……ボールを『迎撃』して下さい」

相手チームの反応から、
『認められる行為』と『そうでない行為』の区別はついた。
『バットから生えた枝』なら『バットの一部』。
それに当たるという事は『バットに当たった事』と同義だ。
『枝』が伸びるスピードは速く、精度も申し分ない。
無理にバットを振って当てようとするのではなく、
『枝』で打つ事を狙えば、間違いなく打率は向上するだろう。

>>(全員)

  「……『チーム全体の出塁率』を底上げしましょう」

  「私に『考え』があります」

状況的に難しい場合を除き、打席に立つ全員の『片目』を、
可能な限り『ビー・ハート』で切り離し、
『キャッチャーの動向』を視界内に入れる。
涙音に対して行うサポートと同じだ。
自分の後に打つ小林・関・七篠には、特に効果があるはず。
小林には『リヴィング・イン・モーメント』があるので、
もし邪魔になるのなら止めておく。
打率の低い選手なら単純に当たる確率を上げられるし、
当てられる選手であれば長打に変えられる見込みもある。

405小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/04(火) 17:12:33
>>392-395

  「皆さんの『実力』――拝見させていただきました」

  「ここからは私の『全力』をお見せします」

今までの打席では、まだ自分の『全て』を出し切っていない。

        シ ャ ラ ッ

                シ ャ ラ ァ ッ

左右の手に『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』を発現。

      ズバッ!

             ドシュッ!

                    ザグゥッ!

『両手』を切り離し、続けて『片目』を摘出。
それらが意味するところは、
『二刀流』+『遠隔操作』+『遠隔視』。
『遠隔操作』でリーチを稼ぎ、『二刀流』で範囲を拡大し、
『遠隔視』によってキャッチャーの動きに注意を払う。

試合開始前に話した通り、『抑え』は自分が務める。
基本は『撹乱投法』だが、敵の戦力を踏まえて、
より『上位の策』を用いる。
不規則に飛ぶ『ボールを握った手』に、
『スーサイド・ライフ』をラケットのように打ちつけ、
高速で発射する。
放つ位置とタイミングを読ませないのは同じだ。
ただ速く飛ばすだけではなく、放った直後に『遠隔操作』し、
『軌道変化』を行った上で投球する。

ピッチャーである自分は『マウンド』に立っているし、
投げているのは『自分の手』。
『野球のルールに反さなければいい』というのなら、
この『遠隔魔球』も同様だ。
速い球に慣れた頃合を見計らい、
発射直後の『操作』で意図的に球威を落とし、
『チェンジアップ』で打者のペースを狂わせる。
『球種』には事欠かない。
通常では有り得ない軌道でカーブさせる事も、
空中で静止させてフェイントをかける事さえ可能だ。
実際に『手を離すまで』の間、
ボールを直接コントロール出来る事と同じなのだから。
散々『変化球』を警戒させたところで、
『ストレート』の速球を投げ込む事も選択肢に入れる。

これらのテクニックを駆使し、
七回からは何としてでも『無失点』に抑えたい。
『短剣二刀流』の『神髄』。
残りのイニングで、それを全て出し切る。

406ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/04(火) 18:09:25
>>392-395
>>関

いくら振っても当たらないので、ラッコは打とうとするのをやめた。

              テト テト テト

おもむろに関の方へ歩いていくラッコ。

        「ミャー」

その足元で立ち止まり、彼女を見上げる表情は、
何かを訴えているかのようだ。
実際のところ、
表情はあまり変わっているようには見えなかったが。
ただ、『何か』を欲しがっているような雰囲気はある。

                「ミャッ」

これは…………『水が欲しい』と言っているのだろうか?
以前、『特大ホタテ』を出してもらった事を、
このラッコは覚えていた。
その他にも数々の品物を取り出す様子を見て、
『関には出来る』と思ったらしい。

           「ミャア」

   テト テト テト

今度は少し離れた所に歩いていくラッコ。
もしかすると、そこに『水』をまいて、
『水面』を作って欲しいのかもしれない。
足を止めたラッコは、つぶらな瞳で関を見つめている。

407朱鷺宮親子:2022/01/04(火) 19:04:19
>>392-395
涙音「あーもう…ここまで何度もスタンドを使うなんてあんまりないなぁ…」
精神的疲弊は流石に大きいようで、涙音自身も疲れを見せている。
パワーも精密さもあるが、持久力に多少の不安がある(C)ことが悩みどころである。

笑美「ごめんなさいね。私のスタンドはちょっと不器用みたいで…」
パワーが有っても不器用な笑美のスタンドも
ある程度の精密さを必要とする野球では長続きさせるのは難しい。
笑美のスタンドも持続力が低い。あまり長くは出来ないだろう。
二人は大いに悩むが…

>>403
笑美「ふう、ありがとうございます。
    とりあえず運動には水分補給ですね。」
スポドリがあれば飲みたいと考えているようだ。

そして、小石川からのあるアドバイスを受けて軽くうなずく。

笑美「…いいでしょう。このままでは私もうまく打てないでしょうし、
    一か八かの一撃、やってみましょう。」
『機器感知機雷』の威力はある意味初体験だ。
バットにソレを発動させ、どこまでいけるか試す価値があるだろう。

涙音「ふう、ご協力感謝します。
    …もうひと頑張りしたいな!と思えてきました!」
そう言って頭を下げた。

涙音「なーに、いざとなればデッドボールで玉砕でも大丈夫ですよ。
    私そういうの慣れてますから!」
その涙音の声は何故か得意げであった。

408小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/04(火) 19:44:55
>>398(回答感謝)
>>396-406
1番ショート:村田 2番ファースト:涙音 3番セカンド:鉄
4番サード:ラッコ 5番キャッチャー:笑美 ⇒6番ライト:小石川
7番ピッチャー:小林 8番レフト:関 9番センター:七篠

「はぁ……はぁ……はぁ……」

真夏の熱気、過度な運動量。リヴィング・イン・モーメントの操作
 明らかに体力は削られている。普段は清月の不良として多少は他校の不良の
バットを掻い潜った事は数回ほど経験あるが、プロの扱う球技のバッターの脅威を
私は余りにも軽視し過ぎてたのかも知れない。

「すみません、皆さん。序盤の『失点』は明らかに私の責任です……」

カスタード投法。その一点のみ以外でも炭酸を予め振った液体の水槽を
ボールに付属させて軌道を著しく乱すとか、そう言った細工などで
何とかヒットを打たれないように出来た筈だ。

(…………一抹君)

頭を全員に下げながら 思い浮かぶのは何時も 彼の姿。
 その少年の情景が、私の空虚な胸の中に今も滞う夏の熱気より更に強い焔を宿す。

『守備』は小石川さんに任せる。『八回打順』 こちらの先発も任せる事になるが
ひまわりを始め、数々の夏の試練を掻い潜った彼女の能力と芯の強さを信じる。

「――私は必ず『出塁』します。小石川さん、お気持ちは嬉しいですが
貴方の力は必要な方のみに。
 関さん……カスタードクリームを引き続き、それと……テーピングのテープを
お願いして宜しいですか?」

 ビリッ……ビリッ。

小石川さんの力は攻守共に、この遊戯においてプロのチームに互角に渡れる。
 対し、私の力ではどう足掻いてもバットを振って野球に闘魂を宿す彼等
投手の並みならぬ球速 球威に掠める事など出来ないだろう。

守備側を終え、小石川さんが出塁すると共に自身の打順に回ったら
ブレザーの裾に『水槽』……無論 カスタード入りを小さめに仕込むと共に
自分の周囲にもソフトボールサイズの水槽を低空で展開する。勿論だが
相手が投げるのを邪魔しない位置でだ。

(そう……私では絶対にバットを振ってもヒットは出せない。
奇跡的に振ってもホームランなど夢のまた夢。
当たって良くてゴロ バントも同様の結果。ならば……)

 グゥ――zノゥンッ!

(――『死球』を、あえて受けるしか無いッ!)

六回裏 そこに至るまで小林は当たり前ながら、知識はあっても技術は素人同然の
野球の腕前の為なのと、ピッチャーとしてゲーム終盤まで体力を温存する為に
殆どバットを振りもしてない。そんな小林に対し夏の魔物側チームの選手が
『あえて変化球で仕留めよう』等と意識する可能性は低い。
ストレートでさえ手が出せないのだ。そのまま直線状に抑えのピッチャーであれ
例外なく自身には球速のみ突出した球を投げる。
 それこそが私にとって蟻の穴から堤も崩れる。直線の軌道に対して
一個カスタードクリーム入り水槽、低空に設置してたのを投げると同時に浮かばせて
掠める形。ボールが水槽に当たったら、反動で斜め。つまり私に当たる形にする。

後は、私が腕の中に入れた水槽で防御する形で、ボールに当たる。
これで一塁へと出れる。後は関さん 七篠さんが出塁してくださり
村田さんが『ホームラン』を決める事さえ出来れば八回で逆転。
そして九回表で無失点に抑えられれば勝利は確定する。
村田さんが仮にヒットで留まっても、次の涙音さん 鉄さん ラッコさんも
強打者だ。点を取ってくれると期待している。

勿論、カスタードクリーム入りの水槽で威力を緩和するとは言え
プロ野球選手並みの球速を腕に受け止めて全くの無傷で終えれる等とは思わない。

(だが、私の腕など幾らでもくれてやる。夏の魔物から 
一抹君の心を 彼の取り巻く世界を戻す為なら、この両腕 両足を引き替えにしてでも)

打順と共に『死球』をスタンド能力で受けて出塁する。
肉を切り 骨を断って、このゲームにチェックメイトをかける。

409七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/04(火) 19:57:35
>>404

 七篠は小石川の音量を落とした会話に合わせるように小さな声で会話をした。

「わかりました、『枝』でボールがバッターボックス?に飛んでくる前に打ちます」

 銃撃を防ぐことができるほどのスピードで、かつ高精度な機械並の精密さで動かせるのだ。(枝のパス精CBA)
 守備が薄いところに狙って転がす等もできるはずだ。

――……『木の枝』でボールを引っかけて、飛んでも転がってもいないようにできそうだけど…
――それは流石にダメな気がするからやめておこう…。

410鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/04(火) 20:19:45
>>392-396

「感覚は掴めたが…村田くんのように長打を飛ばすのは難しいか」

流石は高校野球に打ち込んできた面々だ。特に『変化球』というのは凄まじい。
手元を離れた後に軌道を変化させるのは、他の飛び道具では難しい技術だろう。
だが、速度だけで言えば恐れる程ではない。
竹刀の剣先に比べれば、予備動作があることや、その移動距離を考えれば見切ることは不可能ではなかった。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

様子を見るに、相手の『監督』はやはり相手チームに有利な方に動くようだ。
それならば。スポーツマンシップには反するが、相手の目を盗んで何かを仕込むのも考慮しよう。
眼には眼を、というヤツだ。もっとも、打順が回ってきたならばの話だが。

>>402(小石川)

「了解しました。幸い、自分はまだ体力が有り余っています」

小石川の求めに応じて、捕手を担当して小指を受け取った。
素人であるため、配球指示などは全くできないが、『小石川』さんは変幻自在の変化球を持つ。
自分はその魔球を、指示通りの場所で受け止めるだけだ。
それだけの膂力と、多少の狙いのズレはカバーできる精密性を『シヴァルリー』は持っている。

あらかじめ、『ホームベース』のやや三塁側の線の下に『釘』を四本仕込んでおこう。
流石に走塁の邪魔にならないよう、深く埋め込んで土もかけておく。
三塁走者が衝突覚悟でホームを狙ってきた場合、自分がボールを保持していたなら
発現した『釘』をミットに仕込み(釘先は自分の方へと向くように)、解除の勢いで
走者がホームベースに辿り着くのを防ぐ。パスBC+BC×4
例えキャッチャーのミットが触れても、走者の身体がホームベースに触れてしまうと
得点になってしまったはずだ。そうならないように、出来ることはやっておこう。

411ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/04(火) 21:32:17
>>406

          「ミャー」

ラッコは親子が飲むスポドリ(>>407)を眺めている。
別に純粋な水である必要はなさそうだ。
要するに『水分』なら何でもいいのだろう。

412関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/04(火) 22:46:46
>>392-395
>>411

「ふぅっ…………ピンチ、ですよね〜、これ。
 野球って、見てるよりずぅっと難しいんですねえ」

やはり根本的な野球の腕で負けているのは『絶対的』だ。

相手に『抑え投手』がいたというのも痛い。
スタミナ差は実質、帳消しという事になる。

「……あらっ、どうしたんですか〜?
 …………『何か欲しい』?
 ええと、難しいですねえ、なんでしょう。
 ごはんのホタテ〜……じゃあないですよねえ?」

          「………………ああっ。
           分かりましたよう!」

『ペイデイ』の買い物にある性質――――
その真価を発揮する時が来たのだろう。

「ラッコさんには――――これが一番、大事ですよねえ!」

ラッコの求めに応じ、『水』を購入する。
―――――――『1円で5リットル』。必要なら何リットルでも。

『食品はどれだけ安く買っても安全性が保たれる』
『性能は低下しても材質や種類は変わらない』

           ・・・つまり『水』が『腐ったり』しない。
              勿論飲めば味は最悪だろうが、
              水場を作るだけなら何の問題も無い。

「もっと欲しければ言ってくださいねえ〜。
 あ、飲むつもりで……でしたら、
 こっちの最初に買ったのをお願いしますね!」

他にも必要な物があれば全員に購入の上支給するが、
ひとまず、消耗している者全員に補給を促すのも忘れない。

「さて! 私も節約はおしまい、あとは出し惜しみ無しで行きますよう」

とても成功する可能性が高いとは言えないが、バントでも『当てに行く』。
当てさえすれば最悪でも『守備陣を走らせて疲弊させる』意味合いはあるだろう。
最初に考えたことと同じだ。敵には『まともな補給線が無い』。

「そういうわけで……ふふ。お手柔らかに、お願いしますね〜」

キャッチャーにそのように囁く。『当てられない』としても、『やる事はやっておく』。

413小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/05(水) 18:18:29
>>407(涙音)

笑美に視線を向けてから、
涙音を見つめて儚げな微笑を浮かべる。

  「お体は……大事になさって下さいね」

  「ご家族のためにも……」

         ソッ

そして涙音の傍らに寄り、声を掛けた。

  「……涙音さん、バットに『的』を設置できますか?」

『フォートレス・アンダー・シージ』の『的』は、
攻撃に対して自ら当たりに行く性質を持つと聞いた。
バットに設置しておけば、笑美の『機雷』と同じように、
バット自体がボールに向かっていくだろう。
この能力を活かせば、まず外す事はないし、
より大きな成果が期待できる可能性がある。

>>408(小林)

  「――……分かりました」

小林の言葉に控えめな頷きを返す。
彼の様子から、何かしらの『考え』があると思えた。
ある種の『覚悟』を感じたが、敢えて尋ねる事はしない。
自分は自分の役割を果たす。
今は、それが彼に対して出来る事なのだろう。

>>410(鉄)

改めて鉄に向き合い、丁寧に頭を下げる。

  「よろしくお願いいたします」

捕手に対するサインは、『指』で文字を書く形で行う事とする。
簡略化する場合は、指先で線を引いてもいい。
その線で大まかな球筋を伝え、補足として文字を利用する。

414ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/05(水) 19:27:35
>>392-395
>>412(関)

           「ミャア」

関の手助けで、『水溜り』を作ってもらったラッコ。
ラッコは打つのをやめた。
『打つ』のをやめて――――――『撃つ』ことにしたのだ。

              トテ トテ トテ

       ゴソ ゴソ

『ポケット』から『お気に入りの石』と『ホタテの貝殻』を出す。
それらを前足で持って、後ろ足で立ち上がって打席に立つ。
先程までとは異なり、
『ハッピー・スタッフ』は事前に発現されていた。

           コンコンコン

『石』と『貝殻』を打ち合わせて『音』を立てる。

        ドスゥッ

その合図で、『ハッピー・スタッフ』は水面に銛を突き立て、
『海洋生物の死体』を引き上げる。

            ザバァッ

現れたのは大振りの『天然アワビ』。

                 ドヒュゥッ!!

銛から取り外された『アワビ』は、弾丸に匹敵する勢いで、
『ラッコめがけて』投擲される(パス精BBB)。
投擲時に『ボート』は停止するため、『発射地点』は『水面』。
『到達地点』は当然『ラッコ』。
その『斜線上』にボールが入れば『迎撃』できる。
投擲の勢いや軌道は、鳴らした『音』によって調整可能。
命中精度は『サイズ』によって補える。
『走力』は改善しようがないので、
飛ばせたとしてもアウトになる可能性は高いものの、
『ラッコ以外』を進塁させる事は出来る。

           「ミャー」

『投げて打つ』という野球の原則から逸脱しているが、
何しろ『ラッコ』である。
バットは振れず、まともな守備は出来ないし、足も遅い。
普通にやっていたのでは、
そもそも参加する事すらままならないのだ。

           「ミャッ」

しかし、ラッコは多分そんな事は考えていない。
相手がボールを投げているのを見て、
自分も投げてみたくなったのかもしれない。
もしくは、単に『アワビ』が食べたくなったのかもしれない。

415『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/06(木) 02:06:28
>ALL

『六回』が終わり、『一行』は一息つきつつ、『残り三回』について更なる作戦を練る。
もちろん、『延長』という可能性もあるが………今からそこまで考えていく必要もないだろう。

 そして、いよいよ『七回』へ突入だ―――

 ………

『七回表』、『クリスマスチーム』は『バッテリー』を一新する。
すなわち、『投手』は『小石川』、『捕手』は『鉄』というコンビだ。
『小石川』が放つは『攪乱投法』。ボールを持った『浮遊する左手』を
空中で自在に動かし不意をつくように投げつける、
『投法』と呼ぶにはあまりにも不可思議なテクニックだ。
ちょうど『七回』は下位打線から―――ウォームアップにはちょうどいいだろう。

最初に想定していた『攪乱投法』は
あくまで『人間並み』のスピードで『手』を飛ばすというものだ。
並みの人間相手ならば十分に通用しただろうが、
『時速150km以上』にも達する剛速球を相手にしている『超高校級選手』達にとって
その『手』の動きを追う事は困難というほどでもなかっただろう。

 そこで―――

                        ガァンッ

『スーサイド・ライフ』による『射出』をつけたのはいいアイディアだろう。
それにより、『速度』を増した『左手』は『選手』達を困惑させるのに最適だ。
上下左右縦横無尽の位置から繰り出される『投球』にて、
見事三者三振で『七回』を終えることが出来た。

『七回裏』。
ベンチから出てきた長身の男。新たな『ピッチャー』だ。
対する打者はこちらも新たに『ピッチャー』となった『小石川』。

      グイィイン

スタンドを駆使し、切り離した両の手に『刃』を持ち、
更に『片目』でキャッチャーの動きを確認する『小石川』。
『スーサイド・ライフ』をふんだんに使った『バラバラ二刀流打法』。
今までの『七色変化球投手』のレベルならば、これで打ち崩せる算段はあった。

 ………『片目』で見る『キャッチャー』は『両手』にミットを持っている。
      これでは、コースの予測効果が半減してしまう。
      見られる事を意識しての事なのか、
      それとも、このピッチャーには『コレ』が必要なのか。

  そして―――


                  スうぅゥ ゥ ゥ

ピッチャーが投げた『ボール』は『小石川』の『刃』が当たる寸前に『避けた』。
慌ててもう一方の『刃』でボールを打ち付けるが、
不意を突かれた事、また片手での対応では
十分なパワーを出せずに『ゴロ』からの『アウト』で終わってしまう。

『回転』のパワーで空気をかき乱し、障害物を『避ける魔球』。

       『白球には―――未知の力がある』

『魔物チーム』最強のピッチャー………
どう見ても『超能力』の類だが、あくまで『人間の技術』だと言い張っているようだ。

続く『小林』の『死球作戦』………
『カスタード水槽』に当てさせようとするが、それも『避けて』ボールは動く。
『避けた』先は『ピッチャー』がある程度調整できるようで到底小林に当たる軌道ではなかった。

『片目』でキャッチャーを見えるようにしてもらった『関』も、
残念ながら『バント』すらも『避ける』、この魔球に対応することは出来なかった。

三者ストレートで『アウト』―――残り二回の打線でこれを打ち崩せるのか?

416『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/06(木) 02:09:52

『八回表』―――
『小石川』の奇抜な『バラバラ攪乱投法』は、
一定の『やりづらさ』を相手に与えていたが………

                   カキィィン

それでも向こうは打ってくる。
投げる前にいくら攪乱しても結局、最終的に投げるのは
人並みのスピードかつ野球の鍛錬に乏しい『小石川自身』というのがネックになっているか。

 ただ―――

                 ドォオオオンッ

ここでカバーするのは『七篠』の『樹木』だ。
『紙』のブラフでコース限定という作戦は、打球を打ち分けられる
『超高校級選手』にこそ、有効だったようだ。
『七篠』が対応できる範囲に『打球』は飛んできてなんとかアウトを重ねる事が出来た。
1……2……3アウト。この打順でまだ初見だった事もあり、なんとかしのぐ事が出来た。
ただ、残る『九回』は『3番キャッチャー』………『クリーンナップ打線』からだ。


―――続いて『八回裏』。
『クリスマスチーム』としてはおそらく主力である
『村田』が絡む最期の回と思われた。
ここで点がとれなければ、勝利は絶望的だろう。
しかし、『抑え』の『避ける魔球』は気軽に攻略できそうもないが―――

これまで監督的役割を果たしていた『小石川』は、
実際に自身で対峙する事で、すでにこの『避ける魔球』の弱点を見抜いていた。
すなわち、『避ける』のは最初に当たった対象物のみ。
だからこそ、『小石川』は二の刃を『ボール』に当てることが出来たのだ。
この特性を『クリスマスチーム』に伝える『小石川』。

もっとも、本来、『打者』が当てることが出来るのは『バット』の一撃のみ。
通常の野球では弱点とはならず依然として『無敵の魔球』――――『通常ならば』。

『小石川』から更なるアドバイスを受け、『七篠』が打席に立つ。
『抑えのピッチャー』が無言で放つのはきっと『避ける魔球』―――

 果たして―――?


    ギュウウウウッ

まず、ボールに向けて『バット』から『巨大な枝』を放つ『七篠』ッ!
それを『するり』とよける『ボール』………


                      ギュウウウウッ

それに対し、『第二撃』ッ!
あらかじめ『バット』に巻き付けておいた『紙』からもうひとつ
『巨大枝』を出す事で『七篠』は打球を飛ばす事に成功した!
ボールは鋭く地を這うような軌道を描き、外野まで抜けていく。
その間に『七篠』は一塁まで辿り着くことに成功した。

    続いては、『村田』。そして後に続くバッターたち。

このピッチャーなら『敬遠』はしてこないだろう。
ただし、『避ける魔球』対策はしなければならない。
また、『避けた後』のボールコースもコントロール出来るようだ。
『七篠』の時は『二撃目』があると想定もしていなかっただろうから、
避けた後は甘い球ではあった。
今後は、それも含めて完璧に投げてくるだろうから、
一回、避けさせた後も、けして油断はできない。

『八回』『九回』にかけて『クリスマスチーム』は確実に点をとり、
また、『九回』もしっかり守り切らなければならない。
各々どうするか、また、『小石川監督』に策はあるのか―――
クライマックスに向けて、何かあれば『提示』するといいだろう。

417村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/06(木) 17:58:54
>>415-416

ハァ――――――・・・

 「次から次へと面倒くさいマネしやがって。
 くだらねえままごとに付き合うのはいい加減飽き飽きしてんだ。」

バットをもう一本『棒化』し、『二本』を携えてバッターボックスへ入る。

 「野球に『二刀流』で打席に入っちゃいけねえなんて規定はねえ。
 バット持たねえで打席に入った選手もいるくらいなんだからな。」

普通の人間ならそんなことをして打球を打てるはずもないが、少なくとも『スタンド使い』は違う。
そして二本を持とうとも、『ディズィー・スティック』の技術に揺るぎはない。
短い棒を用いた『二刀流』が『棒術』にも存在するからだ。

 「こいつも『能力のうち』だぜ。間違いなくな。
 よく見とけよ『鉄』。お前らにも同じことやってもらうかもしれねえからな。」

『一刀め』で球を避けさせ、すかさず『二刀め』でその避けた瞬間を狙い打つ。
おれが上手くやれれば、後に続く『クリーンナップ』も同様の戦術ができるはずだ。

418小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/06(木) 18:55:21
>>(涙音)

  「……先程お話した件ですが――」

朱鷺宮親子は、ここまで一度も『能力』を見せていない。
しかし、敵も一筋縄ではいかない相手だ。
万一を考慮しなければならない。

  「バットに設置した『的』を使いましょう……」

涙音に『策』を託す。
あらかじめ、バットには『的』を配置しておく。
ボールが来るよりも早くバットを振って、
わざと『空振り』するのだ。
その直後に『フォートレス・アンダー・シージ』の手を、
バットから離す。
スタンドの手から解放されたバットは、
自らボールに突っ込んで『二撃目』を放つだろう。

>>(笑美)

  「『機雷化』は……『三つ』まで可能でしたね」

           ソッ

笑美に『ハンカチ』と『ティッシュ』を差し出す。

  「それを持って打席に入って下さい」

『私物』を渡してから、行動を説明する。
まず『ハンカチ』・『ティッシュ』・『バット』を、
『危機感知機雷』に変えておく。
バットは『トループス・アンダー・ファイア』の両手で握り、
ハンカチとティッシュは地面に置き、
スタンドの足で押さえて隠す。
相手ピッチャーがボールを投げたら足を浮かせ、
『機雷化』したハンカチとティッシュを、
ボールめがけて突っ込ませる。
その二つに対応させた直後、
『機雷化バット』を振り抜いて『起爆』するのだ。

>>(朱鷺宮親子)

  「これが私に用意できる精一杯の『策』です」

  「……やっていただけますか?」

二人の能力が露見していない事は大きな利点だ。
だからこそ、次で必ず当てなければならない。
『ディズィー・スティック』の打撃力は一級品だが、
野球はチーム戦であり、勝利を得るのはチーム全体。
個々の能力をフル活用しなければ、
この試合を制する事は出来ない。
そこに至るためには、彼女達の力が不可欠だ。

419小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/06(木) 18:56:18
>>(小林)

  「小林さん――あなたに『お願い』があります」

  「……『水槽』を二つ貸していただけませんか?」

許可を得られたなら、一つを帯の間に挟んでおく。
もう一つは鉄に渡し、ポケットに入れてもらう。
『最終回』の投球で使うために。

>>415-416

  「私が『ここに来た意味』をご存知ですか?」

『監督』を通して、『夏の魔物』に言葉を投げ掛ける。

            グッ

  「この家に来て、今この場に立っている『意味』を――」

          バ サ ァ ッ

纏めていた髪を解いて下ろし、背中に垂らす。

  「あなたがどのような手段に訴えようと、
   それが成就する事は決してありません」

『九回』の投球。
ボールを持った『手』を切り離し、
『ナイフ』を使って高速で打ち出し、
勢いを保ったまま『遠隔操作』で軌道変化を行う。
そこまでは同じだ。

  「――『そういう意味』です」

『投げ』が打たれる一因になっているというのなら、
『投げなければいい』。
『手』を放った後は、打者の動きを注視。
ギリギリまで引き付けてから、
『ボールを持つ手』をコントロールし、軌道に変化を与える。

         フ ッ

そして、投げる事なく『手』を『解除』する。
あとに残るのは飛来するボールだけ。
発射の勢いと、操作によるベクトルの変化を維持して、
キャッチャーのミットに収まる。
今までこれをしなかったのは、
『指』も一緒に消えてしまうためだ。
だが、こちらには『リヴィング・イン・モーメント』がいる。

          スッ

マウンドで深く頭を垂れ、
帯に入れた『水槽』にだけ見えるように口を動かし、
『球種』を伝える。
それを『視覚リンク』で本体の小林に伝え、
さらに捕手である鉄に伝達してもらう。
『リヴィング・イン・モーメント』は、
この場にいる誰よりも『伝令』に適した能力を持つ。

420ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/06(木) 21:38:03
>>415-416
>>(小林)

         「ミャア」

                ムグムグ

いつの間にか『アワビ』を食べていたラッコ。
どうやら待ちきれなかったようだ。
次にラッコは、『ちょっと変わったもの』を食べたくなった。

           トテ トテ トテ

      「ミャッ」

ラッコは小林に歩み寄っていく。
何かを伝えようとしているのかもしれない。
これは、もしかすると――――――
『カスタード水槽』を一つ寄越して欲しいのだろうか?

―――――――――――――――――――――――――

                「ミャー」

        コンコンコン

そして、打席に立つラッコ。
『石』と『貝』を打ち合わせ、『音』を鳴らす。
続いて『ハッピー・スタッフ』が引き上げるのは、
『珍味』として知られる通好みの一品。
よくテトラポットなんかに張り付いている『フジツボ』だ。
もし小林が『カスタード水槽』を、
投擲の射線上に配置してくれたなら、
それは人間達にとっては都合がいいかもしれない。

『フジツボ』は幾つもの貝殻が繋がった独特の形状を持つ。
そして、『人型』の投擲は『剛速球』。
ラッコに難しい事は分からないが、
『カスタード水槽』に命中すれば、
瞬間的に生じる硬度は『フジツボ』に作用する。
『フジツボ』は細かく割れてしまうだろう。
ボールは『貝殻の散弾』の中に飛び込んでくる。

『点』や『線』ではない『面』の一撃――――『フジツボ・ショットガン』。

もっとも、ラッコが伝えようとしたのが、
本当に『それ』だったのかどうかは、誰にも分からない。
もしかすると、単に遊びたかっただけかもしれない。
ラッコはラッコなのだから。

421鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/06(木) 21:56:18
>>415-416

>>419(小石川)

頷き、『サイン』の伝え方を理解した。
ここまで来て、守備に置いて自分の出来ることは少ない。
そして小石川さんの能力を信じている。ならば、捕球に全力を尽くすだけだ。

>>417(村田)

「ふむ…『二本』バットを持って、打席に立つことが可能なのか」
「ありがとう、村田くん。余計な策は使わずに、シンプルに行けそうだ」

村田くんに倣い、『シヴァルリー』に両手でバットを持たせる。
一本目を避けさせて、二本目を当てるという作戦を行う。
さて、ここで問題となるのは、二本目の軌道もまた相手ピッチャーはある程度操作できるという事だろう。
敵投手の予想を上回る打撃を行う必要がある。だが、その為の仕込みは既に済ませている。

先程(>>410)ホームベースから三塁寄りに仕込んだ『釘』。
そこから奪ってある『殺傷力』を四本発現し、右手の指の間に挟み、そしてバットを握る。
策とはつまり、左手のバットが避けられ、そして右手のバットを振る瞬間に能力を『解除』。
『釘』の先は三塁側の方向へと向き、引っ張られる。即ち自分がバットを振る方向だ。
その瞬間だけは、『シヴァルリー』の片手のパワーに加えて刃の戻る力と速度が打撃に加算される。
それも四倍の力だ。
引っ張られるのは手元だけであるから、バットの角度は発動前に調整できるため、当てるのに問題はない。
片手振りの速度とパワーを、これにより補えるはずだ。

そう、キャッチャーとしてホームベースを守る為に使おうとした技を、今度は攻撃に応用する。
どちらも元はと言えば、刃の戻る力を攻撃に応用した『二式』の技術だ。
技術(ワザ)には技術(ワザ)を。こちらとて『スタンド』の技術は磨いている。それも、命を懸けてだ。
相手がどんな高校球児であろうと、こちらの覚悟も負けてはいない。

「─────いざ、勝負」

422小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/07(金) 01:10:16
>>415-416

「なに……っ?」

(『回転』の『技術』……? 人間には、そんな可能性があるのか?
……いや、例えこれが夏の魔物の齎す力だとして、我々とて己の力(スタンド)を
武器として駆け引きを行っている。これを反則であると唱えれば
私達が今までしてきた事を指摘するのと道理)

小石川さんのスタンドが培った分離による投打。七篠さんの大樹による打撃
様々な己の限界と思えるスペックを引き出しても拮抗どころか未だ届かない。

夏は……夏の力とはこれ程なのか……私達の意志は
空に燦燦と輝く灼熱を途絶えられないのか?

(……そうはさせない。やり遂げて見せる あの子を絶対に取り戻して見せる)

>>419-420

「わかりました、ラッコさん……小石川さん。
それと……更に『保険』をかけましょう。
関さん……『瞬間接着剤』などは出せますか? それと、お湯も出せれば是非。
――『振り逃げ』を、最終的にやらねばならないかと」

ラッコさん、そして小石川さんに要望の水槽を貸し出す。ラッコの大まかに
伝えたい事と、彼女の指示で三つ水槽を貸し出し……更に関さんの能力で出した液体
『瞬間接着剤入り水槽』を、バッターである彼 彼女達の背後に浮遊して待機。

『振り逃げ』……3ストライク目となる際、キャッチャーがピッチャーの球を
受けそこなうか、地面にワンバウンドした場合バッターは一塁へ走り出せるルール。

彼等夏の魔物チームの投法は、既に我々の想像を超える『技術』を伴ってる。
だが、それでも『法則』には逃れられない。野球の法則
キャッチャーのミットにボールを入れなければならないと言うルールは。

(小石川さんの指示は正確だ。だが、彼等の力は最終ゲームに進むにつれ
確実に力を衰える所か増している。私達の力を集結して確実に全員が出塁する前提
でなければ勝利は見えない)

全員の打順で、3ストライク目に差し掛かった場合は躊躇なくキャッチャーの
ミットにボールが収まる位置ギリギリで水槽を移動させボールをと相殺。
更に、落ちたボールを拾い上げたとして接着剤は既に水槽に直撃した時に掛かっている
そんなボールを1塁へと投げる事は困難だ。

(これを反則と呼ぶか? 私にとって、これは恥ずべき事ではない。
これが私の『正道』だ……リヴィング・イン・モーメント
今この瞬間 私に灯る正義だ)

423朱鷺宮親子:2022/01/07(金) 15:58:03
>>418
涙音「ふむ…新たな作戦ですか…」
涙音は小石川の作戦に耳を傾けた。
そしてウンウンとうなずく。

涙音「…了解、やってみましょう
    野球ルールには反してないですし!」
どうやら彼女の提案した作戦に乗るつもりのようだ。

笑美「次の作戦…一通り把握しました。」
次の作戦について、笑美もどうやら把握したらしい。

笑美「…了解。私は信じてみます。
    涙音ちゃんもきっと、うまくいくわね?」
そう言って娘の表情を見る。

涙音「もちろん。頑張ってやるわ!」
二人は小石川の作戦を了承したようだ。
果たしてうまくいくか…

424関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/08(土) 11:16:28
>>415-416(GM)

関自身には『当てる工夫』『討ち取る工夫』共に、
ほとんど心構えレベルのものしか用意は出来ない。
相手の心に働きかけるような手を取ったとしても、
この終盤、『手を抜いてもらえる』可能性はしない。

女性への免疫のなさを最大限に突けば、
あるいは、手を抜かせる云々以前の、
もっと大きな精神の隙を作れるかもしれないが……


           シュル

お団子にしていた髪を解き、長い髪を後ろで纏める。
関に思いつき実行できる『女性への免疫を突く手』は、
せいぜい、この程度のレベルだった。

「………………あのう。誰か……誰でも良いんですけど、
 私のバットにも使える能力を持ってませんか?
 打席に本人がいなくても、ベンチからここまで届くような……
 私は全員の能力は知りませんけど……多分、涙音さんはそうですよね?」

「それで、私が『当てられる』ようにしてもらえないでしょうか〜?」

代わりに浮かんだのは『能力を借りる事』だ。
関自身はハッキリとは把握していないのだが、
朱鷺宮母子の能力などは『能力射程』がある。

「多分ですけど……誰も、言ってませんでしたよねえ〜?
 『他の人の打順で能力を使っちゃダメ』……なんてルールは」

特に――涙音の『FuS』が行える『撃たれる的』の設置なら、
下位打線の面々全員の『バットに当たる確率』を上げられる。
当たりに行く勢いも、関本人のパワーよりは多少なり高いはずだ。
朱鷺宮以降の打順なのだから、タネが割れてももう問題はないし、
それに……タネが割れただけでは攻略出来ないのがスタンド能力だ。

「言ってないって事は…………それは、やっても良いってことですよう」

鮮やかとは言えなくても、『やれる事はやる』。

>>422(小林)

「お湯…………? ええ、勿論ありますよう。
 確か何処かの自販機で、白湯が売ってたはずです。
 瞬間接着剤も、文具ですからいくらでも」

また、小林の策にも頷く。
どちらも『購入』可能な物品だ。

「やりたいことは……なんとなくわかりました!
 節約なしで投資しますから……結果は、お願いしますねえ」

白湯――これは『水』同様安価で購入出来るが、
温度を保証するためにも『定価』近くで購入する。
つまり『100円』だ。
価格ソース:
ttps://maidonanews.jp/article/13106580

瞬間接着剤は……定価の倍額『500円』ほどで購入する。
価格ソース:
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B000TGCXVO/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_M419F4E0JYBKASX9AA4N?_encoding=UTF8&psc=1

少なくとも小林の狙った効果を発揮するに十分な質は確保した。
あとは……結果だけだ。『ペイデイ』と関には、それは手伝えない。

425関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/08(土) 13:42:30
>>424(追記)

なお、購入前には小林の意図を改めて聞いておき、
『液体状の瞬間接着剤が必要である』という事なら、
購入するのは以下のような商品にしておく。

『液状接着剤』 20g600円ほど
ttps://www.kamihata.co.jp/stone/s_03.html

426小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/08(土) 20:56:43
>>424(関)
>>423(涙音)

関の言葉を聞き、涙音の方を振り返る。

  「――……涙音さん、お願いできますか?」

『フォートレス・アンダー・シージ』の能力は適任だし、
設置できる『最大数』も十分。
関の求めに応じてくれるよう、こちらからも頼んでおく。
同時に、彼女の考えにも同意を示した。
必要なのは全体の底上げ。
全員が出塁できるのなら、それに越した事はない。

>>(全員)
>>415-416

『二刀流』と『遠隔操作』によって、
『リーチの延長』と『攻撃範囲の拡大』を行った打席。
先程は、この戦法の欠点を突かれた形になった。
『二刀流』はスピードが低下し、
『切り離した部位』はパワーも精密性も落ちてしまう。
『力』・『速度』・『精度』が軒並み一段階下降するという問題。
しかし、『仲間の手』を借りられるなら、
それを補う事が可能になる。

  「皆さんに……もう一つだけ『お願い』があります」

自分に打順が回ってきた場合、
『手が空いているメンバー』の力を借りる。
すなわち、『四人』から『片手』を『一つずつ』切り離し、
『操作』させてもらう。
これにより、『二つの手』で『一本のバット』を保持する。
そして自身の両手を接合し、
左手の『スーサイド・ライフ』を解除。
二本の『遠隔バット』を引き連れ、
右手に『ビー・ハート』を携えて打席に立つ。

  「いつでもどうぞ……」

『自分の手』は『二つ』しかない。
切り離すのが『自分の部位』ではなく『他者の部位』なら、
まず単純に『手数』が増える。
また、本体のスタイルを『二刀流』から『一刀流』に戻す事で、
『スピード』は高まる。
さらに『本体の部位』の接合によって、
『パワー』と『精密性』も向上。
先程の打撃時(パス精DCC×2)とは違い、
自身が出せる最高レベルの身体能力を発揮できる。

  「――私の『覚悟』をお見せします」

『遠隔バット』は、自分の体よりも前方に配置し、
最初にこれらでボールに対処する。
当てられるとは思わない。
本命は『達人の踏み込み』が可能な本体のナイフ。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/16)
その『超人的な瞬発力』を用い、たとえ軌道が逸れようとも、
斬りかかるような勢いでボールを狙い打つ。
『二本の遠隔バット(パス精DCC×2)』と、
『本体ナイフ(パス精CBB)』を合わせた『三刀流』で挑む。

427朱鷺宮親子:2022/01/08(土) 22:13:25
>>424>>426
涙音「ふむ…」
小石川からの言葉を聞いて少し考える
関の作戦もしっかり聞いておき…

涙音「わかりました。関さんの作戦にも協力します。」
どうやら同意を得られたようだ。
彼女の能力はこういうときにおそらく役に立つだろう。

428小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/09(日) 10:22:58
(申し訳ありません、お待たせしました)
>>425

「有難うございます」 

瞬間接着剤、それだけではリヴィング・イン・モーメントはスタンドのヴィジョンが
泳げる程度の液体で無いと水槽に出来ない条件に適合しない可能性が高いからこそ
お湯を溶媒として接着剤も混ぜてソフトボールサイズで展開する。

バッターとして、全員がストライク三振になりえる危機となった際は『振り逃げ』を
行使する為に、あらかじめ打席の皆さんの足元の後ろで控えさせ。その瞬間に
なった際はキャッチャーのミット手前に縦回転と共にボールを地面に叩くように
飛翔(ス精CC)させる。
 直ぐにキャッチャーは一塁へ走る選手にボールを投げようとする。
だが、仕込んでいた瞬間接着剤が曲者になる筈だ。お湯の温度によるが接着剤が
溶けて薄く広がるが、またはお湯と混じり合わずボールの表面上の一部分に
付くかは不明だが、ボールの威力が威力だ。必ず水槽と直撃して液体も
まともにボールに掛かる。接着剤が付いたボールを、まともにコントロールして
一塁に投げて選手を刺せるか? いや、間違いなく暴投か手に変にくっ付いて
投げるモーションに時間をかける筈だ。

>>426

「えぇ、どうぞ。片手とは言わず両手でも幾らでも」

小石川さんの能力は、この最終局面において必要不可欠……質より量との
言葉があるように、彼女の力を限界まで発揮すれば打てない球種は殆ど無いだろう。
 奴等、夏の魔物チームが此処にきて新たに化ける可能性もあるが……。

(何が来ようとも、仮に私の打順まで回る事があれば。あえてストレートに
身を乗り出して死球になろう)

貸し出してない、残る水槽は全て瞬間接着剤と白湯の入った水槽で
ソフトボールサイズに展開しつつ準備を済ませる。

「――超えましょう あの陽炎の先へ」

429『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/10(月) 00:13:02
>ALL

それぞれが最終的な作戦を立て終えた『八回裏』―――

 ………

一塁には『七篠』がおり、そして、バッターボックスには『二刀流』の『村田』。
『抑えのピッチャー』も『村田』が『クリスマスチーム』の有力バッターだと認知しているのだろう。
神妙な顔で、『避ける魔球』を放ってくる。

                シュパァッ!

『村田』の第一の棒を『避ける』球―――
その後は更に奇妙な角度で『村田』の脇をすり抜けようとする―――

         ダァ―――ンッ

第二の棒が見事に『避ける魔球』を捉える。
結果はヒット………ただ、精密機械のような守備の動きで、
『村田』が『一塁』、『七篠』が『二塁』に行ったところでボールは内野へと戻って来る。

 ………

ノーアウト、1、2塁。続いての打者は『涙音』。
『バット』にそれとなく『的』をつけての二撃を狙う。
『避ける魔球』の一回目を空振りし………
二撃目は『的』のついた『バット』での打撃。

                 キィ―――ン

確かにこれで打てはする。
しかし、『的』は直線的に進むだけで細かい角度などを
微調整できるわけではない。打球は大きく打ち上げられ………

                パ ス ッ

 ………これでワンナウトだ。

 ………

ワンアウト、一塁に『村田』、二塁に『七篠』。次の打者は『鉄』。
彼もまた、『二刀流』で『避ける魔球』を攻略しようとしている。
ただ、『村田』のように棒術の達人ではない彼にとって、
『避けた後』の魔球をしっかりと飛ばせるかは未知数………

              カァ――――ンン ンッ!!

だが、『鉄』には策があった。『釘』を用いた『パワー増強』のトリック。
『避ける魔球』が第一の刃を避け、急角度に襲ってくるが………
超パワーによってそれを無理やり押しかえすッ!

          ワァ――――ッッ!

打球は見事、観客席へと消えていく。
『三人』がゆっくりとベースを一周する。
これで、『5対5』―――この勢いで逆転できれば………ッ!

430『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/10(月) 00:13:53
次に打席に立つのは『ラッコ』。
『ラッコ』に向かって『ハッピー・スタッフ』が『フジツボ』を投げてくる。
それは『小林』の『カスタード水槽』で細かく割れ、
その様はまるで『フジツボショットガン』ッッ!

ただまあ、それがタイミング的に『避ける魔球』に当たるには、
『ハッピー・スタッフ』と『抑えのピッチャー』の息がピッタリとあわないと難しいが、
そもそも『ハッピー・スタッフ』が合わせようなどと思わない以上、難しかった。
(『リヴィング・イン・モーメント』の『接着剤水槽』も『避ける魔球』で『避けられた』)。

 ………

『ラッコ』の愉快な餌やりショーも三振に終わり、『ツーアウト』。

つづいては、『笑美』―――『機雷』化した『ハンカチ』『ティッシュ』での
『避ける魔球』の『避け』の消費と、『機雷化バット』の起爆力をあわせた戦法だ。

                キィィィンッッ!!

『トループス・アンダー・ファイア』の精密性を補うかのように
『危機感知機雷』の誘導性が効果を発揮した。
打球はまっすぐ内野を突き抜け、『笑美』は『二塁』へと走り抜けた。

 ………

ツーアウト、二塁には『笑美』。続いては『小石川』の打順だ。
すでに打順が終わった『七篠』『村田』『涙音』『鉄』、四人の『片手』を借り、
自身の手も含め、『アシュラ』のような六つの『手』を駆使する『小石川』の作戦。

        シュルルルルゥゥゥゥ………ッ

『避ける魔球』が『第一のバット』を避け、
『第二のバット』は急な変化で当たらず。
 とはいえこれで『コース』は絞れた。


       ダッ

              グオンッッ!


『小石川』の覚悟の一閃が、『ボール』を鋭い刃のように
外野へと突き刺すように深く運んでいく。
『小石川』は『二塁』へ………
そして、『笑美』は『ホームベース』に向かって突き進む。

        ズダダダダダダッ

走る『笑美』―――
『キャッチャー』の元に外野から戻るボール。
まさにギリギリの攻防。
そして………

『キャッチャー』が迫りくる『笑美』をタッチしようと構える。
『スタンド』を持とうが走るのは結局、生身の身体である『笑美』。
普通ならば、練習を重ねた『キャッチャー』のタッチになす術はないはず。

 だが―――

                  ふわりッ

『笑美』は『スタンド使い』だッ!
自分の『衣服』や『靴』を『機雷化』し、
三つの『浮上』するパワーと『ジャンプ』を重ね合わせ、
『キャッチャー』を飛び越える事に成功するッ!


         ワァ―――――ッ!

これで『6対5』ッ!    逆転だァ―――ッ!!!


 ………

ツーアウト、ランナーは『二塁』の『小石川』。
打席には『小林』。『小林』は『死球』を得るために身を乗り出すが………
『避ける魔球』はあっさり『小林』を避けていく。
三振間際の『接着剤水槽』も『避ける魔球』が避けていくし、
逆に『水槽』が邪魔で『小林』が身を乗り出すことは難しかった。

                 ………

そんな形で『スリーアウト』。
見事、逆転はしたものの、相手の攻撃はもう一回残っている。

431『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/10(月) 00:15:56

『九回表』―――向こうの『三番』からの打順だ。

とはいえ、『小石川』は、バスケで言うところの
『ダンクシュート』のような力づくの『ダンク投法』を繰り出そうとしている。
速度に関しては刃での射出を踏まえても時速40〜60kmほど。
目の肥えた『高校野球選手』にとってはスローに入るだろう。
しかし、その変化軌道たるや、とにかく無尽蔵。
空間をふんだんに使った三次元的な挙動に、
『三番』と言えども、困惑のままに三振してしまう。

つづいては『四番』―――
鋭い眼光、雰囲気のあるその体捌き………
『ダンク投法』でいくら常軌を逸した『変化球』を投げられるといっても、
最後には『鉄』に捕ってもらう必要がある為、その球筋にはある程度の制限がある。

  そこを―――

                       ガギィィンッ

『七篠』の樹木についても考慮してあるのだろう、
ファールラインギリギリを攻める『三塁打』………
さすが、『四番』といったところか―――

 ………

気を取り直して『五番』。彼に関してはなんとか打ち取れた。

               そして続くは『六番』―――


          カ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン

打ち上げたボールを『小林』が捕って………


             『6 対 5 』ッ!


                      『クリスマスチーム』の勝利だッッ!

<><><><><><><><><><><><><><><><><><><>


「負けたよ…… 校歌を流しなよ………」

『監督』は涙ながらに『一行』に語り掛ける。
ただ、その顔はやり遂げたような、どこか満足そうな顔だ。
『高校野球での敗北』も、美しき『夏の思い出』のひとつという事なのかもしれない。


 そして―――

『高校球児』達も泣きながら『甲子園もどきの砂』を一斉にかき集めていく。
そうする事でどんどんと地面が掘り起こされていき、ついには………


             バァ――――ン!


地下へと続く通路が出て、『扉』が『一行』の眼前に出現する。
これでは見つからないのも当然か―――
なんにせよ、『野球一試合分』という長い戦いも終わり、
ようやく次へ進めるというわけだ。

432小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/10(月) 02:09:37
>>429-431

         スゥゥゥゥ……

背中ほどまである黒髪を靡かせながら、深呼吸する。
この試合の中で、人間の持つ『可能性』を、
目の当たりにしたような思いがあった。
また、自分自身が持つ『能力』の可能性も。

  「――ありがとうございました」

姿勢を正し、『監督』と『選手達』に対して深く頭を下げる。

  「七篠さん、村田さん、涙音さん、鉄さん――」

  「……ありがとうございました」

続いて、七篠・村田・涙音・鉄の四人に向き合い、一礼する。
同時に、彼らから借りていた『手』を返す。
仲間の存在があったからこそ使えた策だった。

  「これで『四つ目』……」

『虫取りの森』は『玄関』、
『砂浜プール』は『風呂場』だったらしい。
これらの事から、
一つの部屋が一つのエリアに変化したと考えられる。
空間の広さや繋がりは滅茶苦茶になっているが、
元々は一軒の『民家』。
部屋数そのものは無尽蔵ではないはず。
この戦いも無限には続かないだろう。

  「『深奥』は――まだ遠いのでしょうか……」

呟きを漏らしながら、扉の先へ進む。

433ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/10(月) 04:21:00
>>429-431

               「ミャー」

      ムグ ムグ

新鮮なフジツボを味わいながら、試合を観戦していたラッコ。
フジツボの味はシャコに似ている。
まろやかな塩気と濃厚な甘味が特徴の珍味だ。

           トテトテトテ

この場に立ち会った事によって、ラッコは『進化』を遂げた。
これまでは『野球を聴いた事のあるラッコ』だった。
『野球を見た事のあるラッコ』を経て、
『野球をした事のあるラッコ』になったのだ。
ラッコを含めた海獣の世界も狭いようでなかなか広いが、
ここまで『野球』と関わった個体はそうそういないだろう。
今後は、ラジオで『野球中継』を聴いた時も、
少しは理解できるかもしれない。

           「ミャッ」

何だか終わったらしいので、また人間達についていくラッコ。
『水』をくれた関に挨拶するかのように鳴き声を上げた後、
今度は小林の隣を歩いている。
先程、『水槽』で遊んでくれたからかもしれない。

434村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/10(月) 20:59:07
>>429-431

 「悪いが、おれたちが流しに来たのは『校歌』じゃねえ。
 『クリスマス・ソング』だ。」

 「もう夏は終わる。せいぜい次のシーズンのことを考えておくんだな。」

バットの棒化を解除して地下通路へ向かう。
ずいぶんと時間と体力を消耗した。おれはともかく、マウンドに立った連中は特にだろう。
これが尾を引くことがなければいいが。

435朱鷺宮親子:2022/01/10(月) 21:22:48
>>429-431
笑美「っしゃあああああああー!!!!」
思わず全力ジャンプを行った際に、普段見せないような気合の入った声を上げた笑美。

笑美「…ふぅ、どうやらようやく勝利できたみたいですね。
    残念ながら、高校サッカーが年末の定番なんですよ。」
少し体についたホコリを払いながら軽く微笑んだ。

涙音「とりあえず…野球は終わりましたね。」
涙音も少々疲れた様子でため息を付いた。
ここまでフルにスタンドを使うのも久々な気がするのだ。

>>432
涙音「…いえ、小石川さん。こちらこそ…
    今回は小石川さんの指示も大きかったですよ。」
笑美「そうそう、おかげで私も思いっきりできたわ。
    こちらこそありがとうと、言わせていただきます。」
そう言って小石川と、

涙音「それに関さんも。」
関に対しても深々と頭を下げた。
今回は体もスタンドも大分動かした。少々疲れも出ているだろうか…

436小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/10(月) 22:00:13
>>429-431 (※準備を行います)

 ホゥ…

安堵 勝利への達成 五体満足で無事全員が切り抜けられた事 喜び 

色々な綯い交ぜられた感情を細い一筋の息に混ぜ、選手と監督達と向かい合って
一礼した後は、既にまた小林の顔は引き締まっていた。

「――まだ、確実に一人は立ちふさがる……」

遺された絵日記の『朝顔になった彼(蓮谷 瀬央)』は、この夏の野球チームの顔ぶれの中にも
心当たりある人物は居なかった。
 と言う事は、この最奥の地下の道に彼は居るのだろう。恐らく予感が正しければ
遥かな今より強敵となって……。

(ならば『対策』は打つしかない)

「皆さん、向かうまでに少しお時間を貰って良いですか?
ラッコさんも、暑くてすみませんが適当な場所でその間休んでくだされば」

携行する最後のクリスマスツリーを勝利のトロフィーのように
このグラウンドのベースの中心に立てると共に『蓮谷 晩』に連絡を試みる。

内容は、今しがた起きている夏の魔物の襲撃について簡潔に話。
『夏の魔物の影響で変わってしまった行方不明者達が立ちふさがっており
貴方の弟もまず間違いなく奥の場所で行く手を塞ぐ先兵の一人に変わっている。
どうなってるかは不明だが、貴方の呼びかけが必ず彼を助ける力になる』事を話す。

後は、留守電メッセージで蓮谷 瀬央に戻って来て欲しいと言う兄の呼びかけを
記録する事にしよう。地下では兄の通話を行おうにも電波が通じない可能性がある。
今しか、この準備は出来ない。

437鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/10(月) 22:13:08
>>429-431

「ありがとうございました」

グラウンドの上から相手チームに対し、一礼をする。
やり遂げた顔の監督や、涙を流す高校球児に対して、特に思うところはない。
スポーツを通して対戦をした礼こそあれど、彼らの存在は監督の願望によって
作られたものであり、実在する人物ではない。その悲しみも、すぐに消えてしまうものだ。
故に、自分も釘を回収して地下通路へと向かう。
先程(>>382)関さんが作ってくれた『スポーツドリンク』を飲み、少しでも栄養を補給しておこう。

>>432(小石川さん)

「こちらこそありがとうございました。小石川さんの『指揮』なくしては勝てない戦いだったでしょう」

小石川さんに対し、こちらも礼を返す。
ここまで奮闘できたのは各個人の努力も当然あるが、何よりも小石川さんの
采配によるものも大きい。打順や大まかな作戦の指示、そしてその変幻自在な『スタンド』による
撹乱も含めて、この試合で最も重要な役割を持っていたと自分は認識している。

438関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/10(月) 23:13:04
>>429-435

汗を拭い、水溜まりを鏡代わりに髪を結い直す。

「ふぅっ…………………………………
 はぁー……皆さん、お疲れ様でした〜。
 野球…………初めてちゃんとやりましたけど、 
 終わってみたら、楽しかったですねえ……
 あ。余ったスポドリは持ち帰っちゃいましょう!」

実際に余りがあれば、手に持てる範囲で持って行く。
この場で飲み干すものがいるなら、それでも良い。

「皆さん、ありがとうございました〜。
 監督さん、来年の夏は高校野球、見てみますねえ」

小石川や鉄に倣い、礼をしておく。
口から出た言葉は……『社交辞令』に近い。
関はそういうその場しのぎの言葉も、よく言う。
だが実際、心のどこかに野球への気持ちは残った。

「ふふふ、ラッコさんもお礼を言ってるみたいですよう」

ラッコの鳴き声の意図までは分からないが、
そのように解釈して…………歩き出した。

「…………ふう…………さあて、次はなんでしょうねえ?
 こんなに長い『夏』じゃなければいいんですけど……」

体力はだいぶ削られた…………それから能力も。
『ペイデイ』の購入限度額はかなり迫ってきている。

次の試練がどんな物かは分からないが……頭は休められない。

439『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/11(火) 05:01:04
>>432-438

『一行』は『高校野球』の礼儀に従い、挨拶をしつつ、次の扉に進もうとする。

―――と、その前に、『小林』が少し準備をしたいようだ。
    『蓮谷晩』に連絡し、『留守電へのメッセージ』を依頼する。
    『蓮谷晩』は快諾してくれた………

少しの休憩の後、『一行』は更に進む。
さすがに半分以上は進んでいるだろう―――そんな直観はあった。

       ………  ……… ………

次の『部屋』は、一言で形容するなら、『物置場』といったところか。
部屋内に様々な『夏の風物詩』がところ狭しと置かれている。
今までの経緯から、それが一気に襲ってくるのではないかという懸念はあったが………

      ………まるで動かない。

ここにあるものは『夏の風物詩』のままであり、
今までのように能力が解除されかけて人間に戻りつつあるといった事はないようだ。

どうやら『人間に戻ってきている』のは全体の一部のみ、というところらしい。
さすがに【今まで『夏の魔物』が『夏の風物詩』にしてきた者すべて】と戦うとなると
体力的な部分で『一行』の手には負えなくなる可能性があったので、
それはそれで僥倖かもしれない………

その中にひっそりと佇む『朝顔』―――おそらく
これが『小林』が懸念していた『蓮谷瀬央』なのだろう。
だとすると少し拍子抜け………いや、変に戦わずに済んだ事を良しとすべきか。

【昨年、『夏の風物詩』になった『瀬央』が『朝顔』のまま】
という事から類推するに、もしかすると、『なった年月』が
『人間』に戻っているかどうかの境目なのかもしれない。
大抵の『スタンド能力』には『持続時間』というものがある。
『夏の魔物』の無尽蔵だった『持続時間』が、弱ってきた事で
短くなったと考えると―――とりあえずの辻褄はあいそうだ。

次への『扉』も真っすぐ行けばある。
しっかりと探したが『影』はこの部屋には居ないようだ。
であるのならば、このまま通り過ぎてもいいが………

いや………
この『夏の雰囲気が濃密な部屋』を残すという事は、
『夏の魔物』の『転移先』を残すという事だ。
どうにかしておくのが無難だろう。

手っ取り早いのは『完全破壊』する事だが、
これらが『元人間』だとするならば『破壊』によって、
『復活』の道が絶たれてしまうかもしれない。
とはいえ、今までの『夏の風物詩人間』に対してだって
それなりのダメージは与えてきた。
弱らせる程度のダメージならば許容範囲か。

対応策としては、
『隠してしまう』『形状変化』『他のものを置く』などにより
『夏の風物詩としての意味合いを薄れさせる』、
あるいは『冬の風物詩で打ち消す』などが考えられるか。

具体的に存在するのは、以下。
さて、『一行』はどうするべきか―――

①『衣服のコーナー』
いわゆる『夏服』や『海水浴』に用いる『水着』の類、
また、『法被(はっぴ)』など夏の行事に使う服などが
『ハンガーラック』に大量にかけられている。
ちょっとした『衣服売り場』の様相を呈している。

②『植物のコーナー』
『畑』のようになっている箇所があり、
『朝顔』や『ハイビスカス』、『ナス』や『トマト』などの夏野菜、
その他、様々な『夏の植物』が生い茂っている。
(『ひまわり』がないのはすでに倒したからだろう)。

③『食べ物のコーナー』
『冷やし中華』や『氷菓』『チョコバナナ』のほかには『焼きとうもろこし』
『イカ焼き』『枝豆』や『ビール』といったビアガーデン的なものが取り揃えてある。
食べ物に関しては『氷山』の例を見るに食しても問題はないのかもしれない。

④『飛行物たち』
夏の昆虫(セミやクワガタや蚊以外)や鳥などが飛んでいる。

440小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/11(火) 06:40:26
>>439

  「――……『先』には行けるようですね」

『魔物』の活動期間に裏打ちされた圧倒的な『物量』。
その光景を目の当たりにしても、もはや驚きはない。
ただ進むだけ。
そして、そのために必要な行動を取る事のみ。
ここまで来た以上、それ以外の事は考えていない。

       コトッ コトッ コトッ コトッ コトッ

昆虫や鳥が飛ぶエリアに、
持参した『アロマディフューザー』を全て設置。
『玄関』で笑美も行っていたが、
『シベリアモミの香り』は防虫作用が高い。
夏の弱体化に加えて、虫の群れを弱らせる効果もある。
鳥達には効かないにしても、
この場に『冬らしさ』を加える事によって、
『夏のグループ』に属する鳥の勢いも幾らかは削れる。
それだけに留まらず、さらに『相乗効果』を狙う。

           ス……

『前日』に使った『シールの残り』を取り出し、
機器の周辺に貼っていく。

  「『ナイ』さん――お願いしたい事があるのですが……」

知人のナイに電話を掛けて、
『ベター・ビリーブ・イット』の能力で、
『シール』と『ツリー』を『交換』してもらう。
『クリスマスツリー』と『モミの香り』。
それらが同じ場所に存在する事で、
単体以上の効果を引き出せるはず。
もし電波が届かなければ、一旦地下から出て連絡を取る。
戻れないというのであれば、
ひとまずディフューザーの設置のみ行う。

>>(関)

  「関さん……『資金』が足りない時はおっしゃって下さい」

  「私が『購入』させていただきます」

彼女の『ペイデイ』は、
元手さえあれば大抵の品物は調達できる。
逆に言うと、資金が不足した状態では、
本来の力を発揮する事は難しい。
必要な代金さえ払えば、本体以外の者であっても、
『ペイデイ』は買い物ができたと記憶している。
使える金額は『53万』ほど残っていた。
購入資金にするには十分だろう。

441『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/11(火) 11:59:44
>>440(小石川)

『電波』は届き、『ナイ』と繋がった。

442ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2022/01/11(火) 12:16:37
>>440-441

《「なんじゃ?」》

《「またツリーか? まあ、よいが……」》

《「まだ何かやっておるのか? よくわからんが、他にもあったら次はシール以外での」》


シールはナイが渡したもの……預けただけで所有権を手放したつもりはないようだ。
つまり『他者との交換』ではなく自分の持ち物同士の『記憶交換』になる。
そのためナイにうまみは無い。とはいえ拒否はしなかった。が、営業が入った。

ともあれ、『夏空間』に『クリスマスツリー』が出現する。

443七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/11(火) 12:39:57
>>439

「『夏服』って『衣替え』するときにしまっちゃいますよね」

 七篠はそう言いながらハンガーラックに掛けられた『夏服』を手に取ると畳んでいく。
 もし近くに『旅行鞄』のようなものがあるのであればその中にぎゅむぎゅむと詰め込みたい。
 『おばあちゃんち』等に行く『旅行』は『夏の風物詩』だろう、『物置』状態のここに『旅行鞄』のようなものもあっておかしくないはずだ。
 なければ畳んだ状態で隅に置いておこう。

「植物は…『除草剤』とか『塩』で弱らせてしまえば、
 『夏の盛り』に見かけるような元気な植物ではなくなったりしないでしょうか…?」

 七篠自身では手を出せないが畳みながらアイデアを口にする。
 『除草剤』を撒いたとしても枯れるまでには時間がかかるものだ。
 弱らせることができれば『夏の盛り』を過ぎた様相になり『夏らしさ』は軽減されるのではないだろうか。

444小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/11(火) 17:50:44
>>442(ナイ)

  「……ありがとうございます」

  「今は関さん達と一緒に、
   『昨日の続き』をしているところです」

通話しながら、アロマディフューザーを移動させる。
虫や鳥の場所には二台だけあればいい。
あとの三台は、他の三ヶ所に一台ずつ設置する。

  「少しだけお待ちいただけますか?」

『物置』に広がっていくモミの香りに合わせるために、
他の三ヶ所にも『ツリー』を均等に配置する。

  「私からナイさんに『プレゼント』を差し上げます」

>>443(七篠)

  「『隠してしまえばいい』のであれば――
   何か大きな『シート』のようなもので、
   全体を覆ってしまうのが手っ取り早いでしょう……」

鞄にしまうというアイディアもいいが、
全ては入らないだろうし、一つ一つ畳むのも骨が折れる。
動かないものについては、
上から何か被せてしまえば簡単に済むだろう。
動くものについては、『冬らしさ』を増やす事で対応する。

>>(関)

  「関さん――こちらを『購入』したいのですが……」

          スッ

関にスマートフォンの画面を見せる。
『消しゴム単品購入』のページだ。
一個当たりの値段は『55円』。
そこに載っている『トラ・イエロー』から『イルカ・グリーン』までの『143個』を購入したい。
購入価格は『7865円』。
(ttps://shop-iwako.com/shopbrand/1cat1/page1/order/)

445村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/11(火) 18:25:55
>>439

 「数が多いな。手っ取り早くやらせてもらうとするか。」

マフラーを棒化。
植物の配置されたエリアに歩を進め、『棒』でもって植物の茎という茎を、完全に切断されてしまわない程度に根本から折り倒していく。
物理的に折るのが不可能そうなものがある場合、『棒』を摩擦で熱して根を2/3ほど焼き切る。
植物の生命力は凄まじいものだ。極度に弱りはするだろうが、この程度で直ちに枯れてなくなるということはないだろう。
おれたちがケリをつけるまでは少なくとも持つだろう。

 「料理の方は食っても問題ねえなら、ある程度原型を失っても問題ねえって事だろ。
 行儀が悪いが、全部混ぜちまえば『夏の料理』とは呼べなくなるはずだ。
 全部まとめて鍋にでも突っ込んで『煮物』にでもしちまうか?」

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448小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/11(火) 21:20:36
>>439

「物置……っ……これは、蓮谷さん……蓮谷 瀬央さんですね?」

『朝顔』は当然なにも言わず影日向で咲くのみ。ただ、兄である彼は
私と同じぐらいに弟を取り戻したく、電話口の声だけでも心から彼の帰郷を
望んでいる事は分かった。私にも痛い程、その気持ちが理解出来る。

これが何の意味も無いかも知れない事は承知。ただ、蓮谷の留守電の
弟への帰りを待つメッセージをスマホから朝顔に流す。

そして、全体を観察……手持ちのクリスマスツリーは使い切った。
だか然し、私自身と私の能力が非力であるからと言って棒立ちで他の方達の
行動を眺めると言う事はしない。暫し黙考して口開く。

「まず『植物のコーナー』……これは夏の魔物の第一の試練の『ひまわり』と
同じく、原型をとどめずとも多少茎か残るだけでも元の人物は無事でしょう。
なら、植物コーナーの物を切り取り『染料』として、衣服コーナーの服を
別の色で染め上げるなどすれば夏の服としては台無しになる筈」

関さんの能力で最安値で墨なり何なり買えば、それでも問題ないが今の環境を
逆に自分達の力にするなら、それで何とか可能だ。

「あと昆虫などは甘い物が好む筈です。夏の食べ物の『チョコバナナ』を一部切り取り
ラッコさんの能力で出す『魚』などで鳥を誘きよせましょう。
 檻の代わりとして、『ハンガー』を幾つか組み合わせて手頃な夏服などで
簡易的な閉じ込める袋を作成して、後は昆虫と鳥をその中に捕獲出来れば……」

夏の『氷菓』は溶ければ液体になる。私の先程のカスタード水槽もほぼ使い切った。
この夏の魔物の氷菓の溶解したものを『水槽』に一部入れる事にする。
 他の食べ物……これ等は村田さんの言う通り適当な容器で混ぜ合わせても
良いかも知れない。『闇鍋』は、どちらかと言えば夏より冬の時節だろう。

とにかく、今の発案した事を他の参加者が協力してくれれば決行する。
 染料を作るには、やはり関さんの力が必要だし。鳥も餌でおびき寄せて
無力化して捕獲するには、小石川さんの慈悲を持ち合わせた刃とラッコさんの力が必要だ。

……慈悲の刃。その浮かんだ言葉に、彼の姿が見いだされる。

(もう直ぐだ……もう直ぐ)

迷う事なく、やるべき事を行う。

449朱鷺宮親子:2022/01/11(火) 21:56:41
>>439
笑美「思った以上に、被害が大きかったようですね…」
あちこちに存在する『夏の風物詩』をみて、思わず顔をしかめた。

涙音「幸い、今は攻撃してこないようですね。
    ここらへんに冬の匂いを充満させておきましょうか。」
もし夏の魔物のチカラが弱まっているのならば
この辺りに匂いを溢れさせておけば解ける可能性はある。

笑美「さて、そうなるとこの辺りに…」
そういって、まだ対応で規定なさそうなコーナーに鞄についていたクリスマスのアクセサリーを置く。
そこにアロマの匂いを付着させるのも忘れない。

涙音「こういうのがあるだけでも、夏っぽさは大分なくなるはずですね。」

450ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/11(火) 22:37:56
>>439

               トテトテトテ

          「ミャッ」

    ガ シ ャ ン ッ

食べ物コーナーに近寄っていき、
後ろ足で『ビール』をひっくり返すラッコ。
これによって、床の上に『水面』が生まれた。
同時に『ハッピー・スタッフ』を発現する。

    コンコン

          ドヒュゥッ!!

ラッコが石で貝を叩くと、『人型』が動いた。
銛で引き上げられたのは、脂の乗った『寒ブリ』だ。
その名の通り『冬』に旬を迎える魚。

        「ミャー」

早速食べようと思ったが、小林に止められた気がしたので、
仕方なく置き去りにした。
おそらく『鳥』が群がってくるだろう。
その後の処遇は人間達が決める事だ。

《――――――さてさて!
 昨日に引き続き『クリスマスラッコ大喜利』をお届けします!
 まずはラジオネーム『ハルちゃん二号』さん》

《『ぼくもクリスマスプレゼントほしいなぁ』》

《なるほどっ!サンタさんは、いつも『あげる側』ですもんねぇ〜。
 サンタさんにも何かプレゼントを!
 この場合は『ラッコさんへの贈り物』になるんでしょうか?》

《やっぱり『海産物』かな?
 『海のもの』じゃなく、敢えて『川のもの』なんてのも、
 ちょっと珍しい感じがしていいかもしれませんね!》

『ボート』の『ラジオ』からは、
若い女性パーソナリティの声が聞こえる。
スタンド使いのみに聴く事の出来るラジオ。
流れているのは『クリスマスラッコ』を取り上げた番組だ。

451ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2022/01/11(火) 23:13:37
>>444

《「夏オバケかの? まだ生きておったのか?
  ん? ……オバケは生きているとは言わんか」》

《「え? プレゼント? なんじゃ?」》


『交換物』の位置を感知する能力はないので、小石川の指示で能力を発動していく。
多少手間取るかもしれないが、まあ、なんとかなるだろう。

452鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/11(火) 23:30:01
>>440

「もし『夏の魔物』が弱っていなければ、これら全てを操る余力もあったかもしれないと考えると、ぞっとするな…」

①に関しては、収納や布を隠すという作戦で十分に思える。
もし赤い色、あるいは緑色の衣類があれば、それらを混ぜて他の衣類に被せることで
『クリスマスカラー』の衣類として回収しておこう。③で使えるはずだ。
②は、村田くんが既に対処している。自分の斬撃では被害が大き過ぎるかもしれない。
もしも村田くんが折るのも焼くのも難しい巨大な植物があったなら、枝を切り落とす程度はしておこう。
『セッション』を用いれば、最大で鋼鉄すら切り落とせる。恐らく必要ないとは思うが。
③に対しては、①で集めた色を食べ物の周囲に置いておくことで封印しておく。
それでも余るようなら、村田くんのいう通り『闇鍋』も手か。鍋は間違いなく、夏の風物詩ではないだろうから。
④では、小石川さんの策が有効だろう。もし鳥が完全に動きが止まるまではいかないのであれば、
『シヴァルリー』で気絶させるまでは持っていこう。もっとも、これに関しては『ディズィー・スティック』や『スーサイド・ライフ』の方が適しているか。

453小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/13(木) 04:59:38
>>451(ナイ)

  「はい――まだ終わってはいなかったようです」

  「ですが、それも長くはありません……」

電話を通じてナイに指示を出しながら、
『クリスマスツリー』を全体に配置する。
これにより、『モミの香り』と『ツリー』の相乗効果を引き出す。
手持ちの道具で出来る策は、これで十分だろう。

  「ナイさんは……『動物』はお好きですか?」

>>446(関)

  「……関さん、お願いできますか?」

          ソッ

関に『一万円札』を手渡す。
『品物』の購入に必要な金額は『7865円(>>444)』。
残りの『2135円』は、そのまま『ペイデイ』に入れてもらう。
彼女の力は、この後も必要になるはず。
だからこそ、全員の未来のために『寄付』する。

454関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/13(木) 05:00:27
>>439-445
>小石川
>七篠

「まだ……こんなにたくさん、犠牲者の人たちが」

夏を楽しめど、魔物を楽しめる理由はない。
今度は『総合問題』のような趣だろうか。

「何でしょう、小石川さん〜…………ええと〜?
 文具は『日用品』ですから買えますけどお、
 あんまり『使い道』がなさそうに見えて……
 ああもちろん、小石川さんのお金ですし、
 小石川さんの事ですから考えがあるんでしょうけど」

「買っちゃいますよう? ……78……65円で!」

言葉通り、その『使い道』は疑問ではあったが、
彼女の事だから何かすでに策を決めているのだろう。
また、小石川にお金を出してもらうのにも理由がある。

        ――関の利用可能額残り『549円』。

「あ……言ってなかったかもしれないですけど!
 私の能力は、『一万円まで』しか買えないんです。
 お金の出どころ1人につき…………ですから、
 『お金を出してくれるなら』買えますけど。
 何か、いったん物事の区切りがあるまで……」

全員に能力の制限を改めて伝えておく。
『ペイデイ』は準備において無敵に近い能力だが、
その力は『無限』ではなく、『有限』だ。
だからこそ、関は力を活用しても畏怖はしていない。
もっとも、仲間が多いほどにその限度は広くなるが。

「今なら『夏を終わらせるまで』……ですねえ〜」

この場で起きる事を知っていればペンは買わないか、
もしくは『1〜2本』に収めていただろうが、
返品の効かないのが『ペイデイ』だ。
小石川の資金に頼りすぎるのも申し訳なさはある。

「とりあえず買ったものは使っちゃいますよう。
 買ったきりで塩漬けにしちゃうっていうのが、
 一番、もったいないぜいたくですからねえ〜」

       「それから」

             サラサラサラ

「こういう安い物でしたらまだまだ、
 追加でいくつかは、自分でも買えますね。
 ふふ……衣替えに使う入れ物としては、
 ちょっと、安っぽすぎるかもしれませんけど」

七篠の『衣替え作戦』はかなりいい案だ。
夏服は夏の風物詩だが、『片付けられた』瞬間、
それは『季節の移り変わり』…………秋の物事になる。
よって、『段ボール箱』を買う事でそれを支援する。
段ボールはまとめ買いなら『50円』ほどで買える。
また、持ち運びせず入れておくだけなのであれば、
低品質なものでも、何一つ問題はないだろう。

――『3つ入り100円』を買い、服を詰めてしまう。

そしてその箱に『夏服 冬の間は保管』と、
最初から購入していたボールペンで書いて、
さらに箱の上にペンを置いたままにしておく。

「あとは除草剤……は、私じゃ買えないんですよねえ〜っ。
 園芸用品は日用品じゃないんです……って『ペイデイ』が」

          「お庭掃除に使いますけどねえ、日頃から」

日用品の基準は『能力の範疇』として納得しているが、
こういう時には歯痒さもある。とはいえ、しょうがない事だ。

「だから塩は……あぁ……必要、なさそうですね〜」

いずれにしても植物は村田がなんとかするようだし、
それでダメそうな場合にのみ塩を購入しよう。
味は関係なく成分だけ用意すればいいので、
『1円』で何kgでも、回数を分けて何トンでも購入すればいい。

「あとは……この食べ物は……食べちゃってもいいんですかねえ?
 いいんだとしても、その、あんまり食欲は湧きませんけど……」

455小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/13(木) 05:43:40
>>454(関)
>>(ナイ)

  「……ありがとうございます」

『ペイデイ』で購入した『143種類』の『消しゴム』。
それらを物置全体に配置していく。
『準備』が出来たら、ナイに話し掛ける。

  「ナイさん――『交換』をお願いできますか?」

『消しゴム』と『交換』を依頼するのは『雪だるま』。
『前日』に確認しているため、『交換』が可能なのは把握済み。
これによって、さらに『冬らしさ』を加速させる。

  「私からの『クリスマスプレゼント』です……」

456ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『ディスタント・ラバー』:2022/01/13(木) 07:30:18
>>453 >>455

《「どうぶつ?
  うーむ、そうじゃなあ。好きなのもおるが、好きじゃないのもおる」》


当たり前といえば当たり前の話である。
脳死で「動物が好き!」と答える人間でも、ハダカデバネズミとか出されたら「思ってたのと違う」と言うだろう。
……ハダカデバネズミくらいなら可愛いという者もいるだろうが……


《「え? なんじゃ? 動物がプレゼントなのか?
  うちには猫がおるぞ。いや、勝手に居ついておるだけじゃが……」》


実際に『交換』するまで、本物の動物が送られてくるのではないかとちょっとビビっていた様子だった。
『消しゴム』と分かってからは、安心しつつ喜んだ様子だったが。

かくして大量の『雪だるま』が送り込まれる。
143個も並ぶ光景は、本当の冬でもあまり見られないだろう。


《「礼を言うぞ。オバケ退治がんばってのー」》

457ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/13(木) 16:16:30
>>439

口が寂しくなってしまったラッコは『イカ焼き』に目を付けた。
ラッコは『大食い』である。
他の海獣と違って皮下脂肪が少なく、
食べる量によってエネルギーを賄っているからだ。

         モシャモシャモシャ

          「ミャー」

『生のイカ』は食べた事があるものの、
『焼いたイカ』は初体験だった。
器用に前足で掴んで食べ始める。
このラッコは『イカの耳』が好物らしい。

>>456(ナイ)

          「ミャア」

電話の向こう側にいるナイにも、
ラッコの鳴き声が聞こえたかもしれない。

458ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/13(木) 16:45:58
>>457

ラッコがイカを貪る間も、『ラジオ』から流れる番組は続く。

《ところで皆さん、『昨日の夜の事件』はご存知でしょうか?》

《なんと町の中で『空飛ぶソリ』が目撃されているんです!
 見た人の話によると『サンタクロースが乗っていた』そうで。
 他にも『天使のような歌声が聞こえた』とか、
 『雪が降ってきた』とか…………》

《もしかすると『本物のサンタさん』が現れたんでしょうか?
 何だか凄いお話ですけど、とっても夢がありますよねぇ〜!》

その放送は『スタンド使い』であるナイにも聞こえるだろう。

459『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/13(木) 22:39:12
>>440-458

『一行』はこの部屋の『冬の風物詩』の匂いを消そうとすべく行動を起こす。

が、その前に『小林』が、『蓮谷瀬央』であろう『朝顔』に対し、
兄―――『蓮谷晩』の呼びかけの声を再生する。
元々は『氷山』と『一抹』の救出の為に始まった『一行』の活動だが、
図らずも、他の被害者たちも救える可能性が出てきた。
ここにある『夏の風物詩』ひとつひとつにも家族がいるのだろうし、
最大限の敬意を払う必要があるだろう―――

              ボオォ ォ ォ ッ ! ! !

   そんな厳かな雰囲気をかき消すかのように、
    まず始まったのは『村田』の植物大伐採ッ!

マフラーで出来た『村田』の棒が『熱』を帯び、
『朝顔(ハスヤセオ)』を容赦なくぶちぶち断ち切っていく!
その他、夏の植物をばんばんと刈っていく『村田』。
食物に関しては『闇鍋』にしようと提案している。
賛同した『小林』が早速行動に移し、
『氷菓』を溶かして『水槽』を造りつつ、
食材をグチャグチャと『闇鍋』にしていく―――

その脇で『七篠』が『関』と力を合わせ、段ボールで『夏服』を丁寧に閉まっていく。
『小林』の染料のアイディアも悪くないが、
その植物の選別や抽出を考えると手間的にはむしろかかるだろう。

『クリスマスツリー』によって、『冬の風物詩』を拡げていくのは『小石川』だ。
それを手伝う『朱鷺宮親子』。
更に、『143種』の『動物消しゴム』を『ナイ』の能力により
『交換』してもらう事で『雪だるま』へと姿を変えさせる。
また、モミの香りの『アロマディフューザー』により、
『冬の風物詩』の強化と『防虫効果』を兼ねようとする。

『ラッコ』は『ビール』を零し、『イカ焼き』を貪る。
無遠慮に冬の風物詩である『寒ブリ』をおいた事でも、
『夏の風物詩』としての足並みを乱すことが出来ただろう。
『寒ブリ』につられてやってきた『鳥』達は
『鉄』の『シヴァルリー』がしっかりと気絶させた。
また、『鉄』は緑と赤の衣類を回収し、『冬』が足りなそうな箇所に設置しておく事もした。

                ドォ―――ン ッ

各々が手際よく『夏の風物詩』を無力化し、逆に『冬の風物詩』を広めていく。
『夏の魔物』を倒すべく、即席で集まったメンバーだが、
数々の難関を経て、その『チームワーク』はかなり高くなっているようだ。

さて、ここまでやれば、さすがにもう大丈夫だろう。
『一行』はひと段落着いた後、次の扉へと向かう―――

460『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/13(木) 22:41:18
>ALL

 ………

      次の部屋は―――


「ありゃァ お客さんかねェ〜〜〜。
 こんなにたくさん 『孫』の知り合いか何かかねェ〜〜〜」

この空間―――『七篠』には覚えがあった。
この家に元々あった『台所』だ。

わりと古いタイプの『お勝手』と『机』に『椅子』。
『冷蔵庫』『食器棚』が設置してあり、
使い込まれた『調理道具』が雑多においてある。

そして、眼前の老婆も『同じ』。
『日野』と言う『おばあちゃん』、
『七篠』達が最初に来た時に対応した人物だ。

「なんだかセカセカしているようだけど

 そんなに急いでどうするのよォ〜〜〜

          ゆっくりして行きなさいよォ〜〜〜」

『おばあちゃん』は麦茶を『一行』に出してくれた。
『おばあちゃん家』総体では確かに『夏の風物詩』と言えるだろうが、
おばあちゃん自体は年中生きているものだし、
単体では『夏の風物詩』の度合いは薄そうだ。

『麦茶』があるが、これだけで『夏の魔物』が『転移』してこれるかも微妙だ。
念のため、前の部屋で使ったような『冬の風物詩』をいくつか置けば、
相殺出来るだろうし、もっと念を押すなら、
『おばあちゃん』を気絶させておけば済む話ではある。

奥の方に扉が見える。
『おばあちゃん』が襲ってくるわけでもなし。
さっさと次に行くのが最善なはず―――

461『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/13(木) 22:45:02

  ………


                ぎゅうううううううううう


          しかし………

『老婆』を見ていた『一行』は各々、『奇妙な思念』に囚われてしまう。
それは一言で表すならば強烈な『郷愁(ノスタルジー)』。

それぞれの過去の『夏の思い出』が脳内をグルグルと巡り、
やがてその光景が眼前に展開されていく。
それは『幻』というにはあまりにも鮮明で、『夢の中』にいるように、
次第にこの『夏の思い出』の中に、本当にいるような思いに囚われてしまう。

おそらくこれが『郷愁の象徴』であるような
『おばあちゃん』の『夏の風物詩』としての力なのだろう。
今まで以上に『スタンド能力』並みの特異な能力………

    さて、『一行』はこれを打破できるのか―――

※各々独自の『浸りたい夏の思い出の世界』に迷い込みます。
※『そういうものがない』『あるけど描写したくない』等の理由があれば、
※存在しない『理想の思い出』でも構いません。
※それがずっと『見ていたい思い出』であればあるほど
※そこに囚われ、出てくることが出来なくなります。
※描写後、それを打破できるのであれば『打破ロール』をお願いします。
※打破は『任務や現実への強い信念』や『夏の思い出の破壊』、
※その他、『出てくる根拠』があれば何でも構いません。
※上記はワンレス(一回のレス)で描写から解決まで行って構いません。
※ただワンレスで打破しなかったからといって即リタイヤではなく、
※その後、打破した仲間のサポートにより、出てこれる可能性は大いにあるので、
※キャラロールに沿い、しばらく出てこなくても問題ありません。

462七篠 譲葉『一般人?』:2022/01/14(金) 00:40:48
>>461

 七篠は気付けば雨が降る街中にいた。
 周囲は『浴衣』を着て傘を差した人で溢れ、屋台が軒を連ねている。
 七篠自身も『クチナシの浴衣』を身につけ、傘を差しているようだ。

――『浴衣始め』の『とうかさん』…?

 七篠が周囲を見渡していると、『箸巻き』を食べ歩いているクラスメイトがこちらに手を振ってくる。
 
――私に、だよね?

 別の人に手を振っている可能性を考えた七篠は念の為、後ろを振り返る。
 そこには七篠の『祖母』がいた。

――そうだ、また今年も連れてきてもらったんだ。おばあちゃんに…。
――…おばあちゃん、なんだか…大きくなった? 久しぶりに会ったからかな…?
――『久しぶり』? あれ、そうだっけ…??

「譲葉、お小遣いをあげるから遊んでおいで」

 七篠が首を傾げていると祖母は巾着から財布を出しながらそう言った。
 そしていくらか七篠に握らせ、送り出す。
 中学最後の夏、その始まりの楽しいひとときだ。

「あっちで『占い』やってるみたいだよ、ユズも行こうよ!」

 七篠は二つ隣の筋へと駆けていく彼女を追って、一緒に占いの列に並んだ。
 彼女と何を見てもらうか話しながら時間を潰した。

 友達は『恋愛運』について聞くらしい。
 七篠は――思い付かなかった。結局『総合運』について聞くことに決め、順番がやってきた。


「『七篠 譲葉』さん、12月21日生まれの射手座で14歳…、O型…。
 ありがとうございます、では視ていきましょうかね――」

 占い師はそう言って七篠の手をじっと見据えると静かな声で語り始めた。

「――大切な、そう……近しい人との関係に悩んでいますね。
 息苦しさのようなものがある――」

――当たってる…。
――おばあちゃんは『私』を見てくれてない…。

 もちろん占い師の言うことはバーナム効果であり、誰にでも当てはまるような内容だ。
 だが、中学生という多感な年頃であり、占いというものへの憧れが作用したのか、七篠は信じ込んでしまった。
 それが思わず表情に出たのだ
ろう、占い師はそれを見て取るとゆっくりとした口調で続けた。

「近しい人が近しい人であればあるほど、苦しむことは多く、そして険しい…。
 時には離れ、遠く大海へと向かうことも必要となる…。
 そう、占いには出ている――」

 占い師はそう言うと終いだとばかりに次の客に呼びかける。
 七篠はお金を支払うと先に占いを終えた友人の元へと合流することになった。

――……大海に…かぁ。本当に遠くにいけたらいいのに。
――おばあちゃんもお父さんもいないところに。毎日息苦しいのは…。

――……あれ、なにか…なにかおかしいような…。
――さっきおばあちゃんにも『久しぶり』だって思ったけど…お父さんにもしばらく会ってないような…?
――それに…『遠くに』って私…もう、しなかったっけ…?

463七篠 譲葉『一般人?』:2022/01/14(金) 00:41:02
 『遠くに行く』。
 その行為を既に行っているような感覚が確かにあった。
 七篠は首を傾げながらぼうっと歩いていると、ふと低い位置に『白髪』が目に入った。
 腰の曲がった高齢女性だ。

――『白い髪』、なにか見覚えがある気がするんだけど…。
――あのおばあちゃんくらいの高さで、もっとつやつやした感じの…。

 そう考えを巡らせ、地面に視線を落とす。
 食べ物のかすを狙ってか『雀』がひょこひょこと移動しているのが目に入る。

――……なんだか、『雀が袋詰めにされてるイメージ』が…えっと…。
――『白髪』、『雀の袋詰め』……。あ、『一抹くん』!?

 七篠は『袋詰めにされた雀』と『土下座する白髪の少年』の画像を思い出すと連鎖的にこの『夏』が『夢幻』でしかないと悟った。

――……私はもう、『高校生』で…ここは『星見町』…!
――『遠くには来てる』!

「私が、本当に『中学生』なら…出ないはず…。
 『リルトランク』っ!」

 七篠は中学生ではない。
 星見町にやってきてスタンドを発現した高校生だ。
 七篠の隣に『樹木の精』を思わせるスタンド――『リルトランク』が佇んだ。

 七篠はスタンドを自身に触れさせると『服』から『椿の枝』を『屋台』に向けて生やす。(パス精CBA)

「本当に何でも起きるんですね、一抹くん!」

 七篠は一抹の言葉を思い出しながら、自身の『夏の思い出』を『冬の枝』で壊していく。

七篠の『夏の思い出』が『とうかさん』であることへの言及
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1549033452/378
一抹PC雀事件
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1456056964/168
>「何でも起きるのがスタンド使いの常識的ですから備えて行きましょう!」
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1601890582/317

464小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/14(金) 01:03:59
>>461(※これ、すっごいPC・PLと共にまだ未公開な部分もある小林の
過去にエモく突き刺さる試練なんで、結構長めにレスさせて頂きます。
打破ロールも他の皆さんが書き終わる頃には投下するので、本日は浸る部分だけで)

 『物置』の試練を越え、大きく深呼吸をする。まだ完全に終えた訳ではないが
蓮谷氏の弟……一年かそこらで変化した風物詩の彼と邂逅したのだ。着実に
『終わり』は近づいてる。恐らく……もう二歩か一歩だろう。

(此処に至るまで、周りの皆さんは目に見える戦果を挙げた。
私自身は能力も含め非力で特に役立てたとは言えない……。
それでも、私がこの魔物の本拠地へ歩んだのは。
 例え何を成せずとも、それでも、ただあの子を……私にとって
掛け替えのない彼が戻って来る為に出来うる事をしたいと望んだからだ)

指針は変わらない。無力である事など元より承知の上で次へと進む
次は蛇か鬼が出るかと気を引き締めて扉を開いて……少しだけ気が殺がれた。

「おばあさん……これは、わざわざご丁寧に」

魔物に変化されてない? いや、人の状態で変化されてる可能性もある。
麦茶に口は付けぬものの、水槽にするべく一体リヴィング・イン・モーメントを
発現したところであろうか。

  
          ――ぎゅうううううううううう

(……っ……眩暈……しまっ……攻撃か……水槽を……)

 流れ込む  『記憶』
 夏の海 親友(ヤジ)と共に泳ぐ光景/学生寮で後輩(千草さん)と談笑する光景
 夏の夜 親友とバイクで街を走らせる/夏の魔物に対し視聴覚室で一同と会議
 夏の昼 親友と共に花火を河川岸にて/夏祭り 盆踊り…蛍……マスカット

あらゆる最近の記憶、それが次第に逆行していき周囲を高速で巡る走馬灯は
次第に高校から中学の学生服 そして小学へと展開していく
現在が過去へと遡っていく最中に、あの夢の主である厳かな男性の声が掠める

『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』

                      …ル

希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ
架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る

                    ……ケル

毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる

                   …タケ………ル

もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら

                    タ   ケ
     
それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう

      
              タケル

……あの子の……声

465小林 丈:2022/01/14(金) 01:37:04

 ミーン ミィ―ン   ミーン ミィ―ン ミーン

蝉時雨の波が、少し向こうに見える木々のカーテンから聞こえる。
 耳を塞ぎたくなるような もう一度聞きたいような締め付けられる呼びかけに
目の裏が火花を散らすように白く視界が染まり終えた後、眼前に広がるのは
藍〃しさと瑞々しさで豊かな碧の宝玉の束が連なる畑だった。
 鼻腔を不快でない甘酸っぱさが通り抜ける。マスカットの香りは、横を
通った真夏の日差しを一瞬だけ和らげる涼風と共に通り過ぎていく。

辺り一面に広がるわマスカット畑  少し先に行けば小川と森
 寂れた祠 木々と廃材で作った秘密基地が建てられている。


「此処……は」

此処は、そうだ。
・・・・・
知っている 此処を私はとても良く知っている。

  ・・
私の原点だ。私が『小林 丈』と言う存在に至る、その最初の場所。

足元を見れば、履いているのは清月指定の運動靴でもなく恐竜の柄が
張り付けられたサンダル。そして目深に麦わら帽子を被っている。
サイズは子供に似つかわしくない……あぁ、そうであった。これは確か
父のものであった筈だ。強請って、投げると遠くに飛ぶのが中々痛快で……

麦わら帽子を投げる 麦わら帽子は飛ぶ
 悪戯な、先ほどよりも強い風が見当違いの畑の奥へと誘っていく。
          ・・・・・
嗚呼 そうだ、そうだ覚えている。

         ……クスクス           クスクス 
 クスクス                クスクス

此処が『私』の『幼馴染』との出会い。
 あの子が私を壊し 私を寄せ集めて小林 丈に至るまでの始まりの時だ……。

466鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/14(金) 21:46:40
>>461


           。
        ノ \
            ツ                  。
                            ノ \
                                ツ


          バアアアアァァァァ――――z______



『コンサートホール』を、割れんばかりの大きな拍手が埋め尽くす。
妹の朝陽が演奏を終えて、椅子から立ち上がり、観客に向けて礼をする。
自分はビデオカメラを構えながら、満足げに頷いていた。

そしてその後、審査発表が行われる。『最優秀賞』は、朝陽が獲得した。
今回は観客席で見ていた両親も、両手を上げて彼女の受賞を喜んだ。去年よりも更に反応が大きい。
それもそうだろう。
この『ピアノコンクール』は長い歴史を持つが─────『二連続』で『最優秀賞』を取った人間は、本当に少ないらしい。
興奮した両親が、朝陽を抱きしめる。

「スゴいぞ、朝陽!今日は『回転寿司』じゃあなくて、『高級焼肉店』でも行くか?!」
「なんでも有名な韓流スターの方が経営している、美味しいところがあるらしいの。
 そこなんかいいんじゃないかしらって、さっきお父さんと話していたのよ」

その話を聞いた朝陽が、より一層テンションを上げて喜色満面の笑みを見せる。
思わず胸の前で、両手で作ったガッツポーズ。傷一つない、白い腕だった。
その様子を見て、自分もつられるように微笑んでしまう。

あの事件が起きた当時から、しばらくこの光景を夢見ていた。
朝陽が『通り魔』に切りつけられた事こそが夢で、こちらが現実であってほしい。
そう願っていた。今でも、朝陽のことだけを考えるならば、その方が良かったと感じている。

けれども、現実はそうではない。


「─────………お兄ちゃん?」

黙っている兄を不審に思ったのか、妹が振り返った。
朝陽が標的にならなかったとしたら、この『ピアノコンクール』に出ていた誰かが、代わりに犠牲になったかもしれない。
あの『窃盗事件』も未解決だったかもしれないし、バスの中で他の誰かが刺されていたかもしれない。
自分が今まで知らなかっただけで、数多の事件は常に身の回りに起きているのだ。
だから、隣に『シヴァルリー』を発現する。
誰かを守る力を欲した自分が得た、立ち向かうための能力を。

「…朝陽。必ず誰かが犠牲にならなければいけないのなら、お前以外の誰かを選ぶ。
 ただ、それに抗うことができるのならば、オレは諦めたくない」
「お前が被害に遭ったことは今でも許せない。だが、それにより事件を止める力を得たこと。
 同じような意思を持つ仲間を得られたこと。これらはもう、かけがえのないものに成っているんだ」
「だから、オレはこちらを選ばない。必ず救うべき友人がいるんだ」

踵を返し、『コンサート会場』の外へと向かう。

「お前にもこの先があるならば、どうか幸福な人生を。例え別の世界にいるとしても、兄はお前の幸せを願っている」

胸ポケットに入れていた『釘』四本から切れ味を奪い、『セッション』により統合させ『大太刀』を作り出す。
そしてそれを用い、虚空に向けて刃を振りかざし、道を切り開こう。

467関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/14(金) 22:15:51
>>461

                    ミーーン

                 ミンミンミン

            ミィィィィーーーーーーーーーー ン

「…………これ、って」

―――――――――『家族』が全員いた。それが幸せのイメージだった。
あれはいつの夏だっただろうか――――祖父の家にみんなが集まっていて。
料亭でも、祖父行きつけの割烹でもなく、家で、簡素な料理だけの集まりだ。
自分もその時に出来た精一杯の料理を作って、慕われ、可愛がられていた、そんな日。

夏でも冬でも、きっと同じ夢を見るのだろう。

        『■■■ ■』

                『■■ ■■』

    『■■ ■』

               「…………忘れるわけ、ないですよう。
                皆さん、今でも、ずっと、家族だった」

                     「けれど」

幾つもの名前と顔が通り過ぎていく。
みな、家族の一員たちだ。
彼らの声を忘れた日は無い。

      「……けれど、お父さん。
       これは……違いますよ、ねえ」

父親はいつも通り難しい顔だけど、それでも自分の傍にいた。
それだけだ。特別な夏ではなかったし、きっとそれが続く事を、いつか望んでいた。


「―――――――――――――――――――これはもう、『終わった』夏ですよう」

                         ザッ

――――『望郷』の念は、『呪い』の中に沈んでいる。
あの光景は『続いてはいけない光景』だった。
浸りたい夏の風景は、同時に、浸ってはいけない夏の風景であり、

「私が歩いていくのは……全部が終わった今。
 今の夏なんですよう。それで……いいんです。いいんですよ、私は」

だから、『関 寿々芽』は、同年代の誰よりも早く、
現実的に地に足つけて歩く事が得意になっていったのだ。

『ペイデイ』を――――あの時自分は持っていなかった力を発現し、夢から醒める。

468小林 丈:2022/01/15(土) 00:09:44
>>465続き

アサギマダラが舞う道を、あの子を先頭にして歩いている。

幼少の頃の私は、突如として自分の勝手知る庭と言って良い果樹園に
フッと沸いたような。尋ねても答えは曖昧で生まれも何処から来たのかも不明な
あの子に対して疑問を抱くような事はなかった。良くも悪くも子供だったのだろう。

どちらか遊ぼうと誘ったのか。私であれ、あの子であれ無垢な心の垣根と言う概念を
理解しえぬ私達は戸惑いのないままに色々な遊びを共にする仲となっていた。

誰かが不法投棄したものでの缶蹴り。トンボ掴み 鬼ごっこ 木登り

変わらない褪せない木漏れ日の一画で、あの子に手を引かれ歩いている。
不思議な色合いをした鼻歌らしきものを伴奏に、私達は山を歩く。

        クスクス

あの子は、勝ち負けに拘らず楽しそうだった。ただ、遊びと言うそのものを楽しんでいた。
 
  タケル    タケル

呼ぶ 私の名を。

・・・・・
知っている あの子にとって私は壊れようとそうでなかろうと愛着の対象であり
少なくとも、使い古して破けた愛玩人形を修繕する程度の関心を抱いている。

鼻歌が止む 足が止まる。天然の山岩で出来た盆水か泉と称して良いところ。
 あの子が水の冷たさにはしゃぎ声をあげるのと共に、私も水溜めに手を伸ばす。
煌びやかな陽の光を受け、天然の水鏡は映す。『小林 丈』を。

 「……そうだ」

 「……私は……小林 丈
――彼(一抹君)の    兄だ」

469朱鷺宮親子:2022/01/15(土) 01:16:08
>>461
夏の記憶が蘇る。
笑美が思い出すのは…

中学生から高校生の頃…
私の両親は仕事人間で、ずっと構ってはくれなかった。
それで私は構ってほしくて、色々やんちゃなこともやった。

…大抵の人は私を見て怖がった。学校の先生まで私を怖がり、注意の言葉が弱腰になった。

あの人は、そんな私をどうにか更生させようとしていた。


「…どうだ!鵲!!」

高校2年目の夏。彼は道すがらであった私に
鍛え上げられた腕を見せてきた。

「君は言ったよな!?補習を受けさせたいんなら腕尽くで連れてこいって!
 今から君を腕尽くで引っ張っていくぞ!!そしたら補習受けるんだろ!?」

…そう、高校一年のときはモヤシと言えるくらいに細かった腕が鍛え上げられていた。
だから絶対にできない条件をつけて追っ払おうとしていたんだ。

…あの人、朱鷺宮怒江(ぬえ)が単に学校からの心象を良くするためではなく
本気で私を更生させたいということがその時初めてわかった。

きっとあの時、私を初めて心配してくれた…そう思った。

笑美「別にいいけどさ…なんか、足りなくないか?」
怒江「足りないって…誰が?」

笑美「…心配なことがずっと…」

そう言えば、傍らにずっと居たはずの、彼女がいない気がする…

なにかが足りない。
確かにこれは自分が「救われた」かもしれない。
だけど…もうひとりは?


…場所は変わってここは人が大勢いるビーチ。
涙音「フヒヒ!最高!」
何故かあちこちから球やら何やらが転がってくるが、見事に涙音を回避する
どうやら彼女は『理想の思い出』を見ているんだろう。

涙音「私は不幸を乗り越えたわ!さぁ!ドッジボール勝負しましょう!!
   私はすべてを交わしてみせる!!」
すっかり楽しげである。よっぽど楽しいのだろうか。
まだすぐには出てこれそうにない。

470村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/15(土) 02:52:04
>>461

焼けたアスファルトが作る陽炎を掻き分けて、通学路を駆ける。
東北の少し短い夏を惜しむように、少しでも長く楽しむために。
授業を終えた放課後。日は長いとはいえ、一分一秒も無駄にはできない。

息を切らして家のドアを開け、玄関へ転がるように飛び込むと、クーラーの冷気がぼくを包み込んだ。
ぼくが帰ってくるのを見越して、母さんが気を利かせてくれたに違いなかった。

 『瑛壱、おかえりなさい。暑かったでしょう?』

奥から母さんが顔をだして、汗みずくのぼくを笑って出迎えた。
手には盆を持って、その上にはグラスに入った麦茶が置かれていた。

 『帰ったか。まったく汗だくじゃないか。
 すぐに遊びに行くんだろう?せめて汗を拭いてから行きなさい。』

慌ただしい足音を聞きつけて、父さんも顔を出した。
父さんは手に持った厚手のタオルをぼくに差し出して―――


―――『違う』。おれの夏に両親は『いなかった』。
家庭を顧みなかったあの二人が『こんなこと』をするはずがない。したはずがない。された覚えがない。
すっと血の気が引いて、冷汗が吹き出す。では、『こいつらは誰だ』?
まさか、まさかこれが、おれの『理想』の―――

          プッツ―――ン !

 「―――ふ」

 「ふざけるなああああぁぁぁッ!!!!!!!!!!」


       ガ  ッシャ
                    ァ  ア  ア  ン !


麦茶の入ったグラスを力いっぱい床に叩きつける。

 「ふざけるな、ふざけるなよ!何を、『何』を見せやがったァ!!
 『それ』はもう『捨てた』ものだ!とっくに『諦めた』ものだ!おれがてめえで『望んで失った』ものなんだ!
 それをわざわざ拾い上げて!大事なものみてえに見せびらかすんじゃあねえぇぇっ!!」

    ズ ギュ  ン !

 「『ディズィー・スティィィィィック』!!!」 

『ディズィー・スティック』を発現。
怒声を張り上げて『幻影』をかき消す。

471ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/16(日) 03:16:58
>>459-461

『おばあちゃん』の言った言葉が、
『野生のラッコ』に伝わったかどうかは微妙なところだが、
『能力』は通じたようだ。

           「ミャッ」

ラッコにとっての『郷愁』とは、
『生まれ故郷』である『北の海』になるのだろうか。
『星見町沿岸部』に流れ着く前に暮らしていた場所だ。
いつしかラッコの意識は、そんなに長くはないが、
それなりに長いかもしれない『記憶の海』を、
緩やかに遡り始めていた。

――――――――――――――――――――――――

     「ミー」

          「ミャー」

                「ミー」

                     「ミャー」

『北の海』で生まれたラッコが、
生後一週間の『幼獣』だった頃(毛皮も茶色だった)。
海に浮かぶ『母ラッコ』のお腹の上で、
『仔ラッコ』はすくすくと育っていた。
生まれてから半年間の間、仔ラッコは母ラッコに依存する。
母ラッコから『泳ぎ方』や『餌の取り方』、
『毛繕いの仕方』や『石の使い方』など、
『一人前のラッコ』として生きるためのスキルを教わるのだ。
体温維持のために普段から食事量が多いラッコは、
子育て中は子供の分まで獲ってこなければならないため、
とても大変である。

        プカァ………………

狩りに出た母ラッコが、
『貝類』・『ウニ』・『海老』・『カニ』などを取ってくるまでの間、
仔ラッコは海面を漂いながら、母ラッコの帰りを待っていた。
この時、仔ラッコは完全な『無防備状態』となる。
場合によっては『捕食』されてしまう事もあるのだ。

     ザババババババババババババッ

ちょうど水面下から、一つの巨大な『影』が接近していた。
人間達の間では、
『人食いザメ』として知られている『ホオジロザメ』。
守ってくれる相手のいない仔ラッコは『絶好の獲物』だ。

    グ ワ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

鋭利な牙が生え揃った口を大きく開き、
ホオジロザメが仔ラッコに襲い掛かる。

           「ミー」

仔ラッコに成す術はなかった。
抵抗する事さえできず、ただ『喰われる』のみ。
『野生の世界』においては『力』が全て。
『弱肉強食』という『絶対的法則』の前では、
弱い者が生き延びる道は、逃げるか隠れるかだけ。
仔ラッコには、それすらも不可能であった。

     ド ッ グ シ ャ ァ ッ ! ! ! !

次の瞬間、ホオジロザメが勢い良く口を閉じる。
だが、仔ラッコは『喰われなかった』。
至近距離まで肉薄したサメの口内に、
『2.5m』に及ぶ『銛』が突き刺さっていたからだ。

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

『銛』を握っているのは『ボート』に乗った『人型スタンド』。
圧倒的な『パワー』・『スピード』・『正確さ』でサメを刺し貫き、
逆に『打ち倒した』。
眼前に迫った『生命の危機』。
その体験が、『眠っていた力』を目覚めさせたのだ。
『ハッピー・スタッフ』――――仔ラッコは、
その『能力』を本能的に理解する事になる。

472ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/16(日) 03:19:16
>>471

この世に生を受けてから、
仔ラッコの目的は『幸せに生きる事』だった。
そのために『ハッピー・スタッフ』は役に立った。
母ラッコの負担を減らす事もできた。
『ハッピー・スタッフ』は自分達を『幸せ』にしてくれる。
仔ラッコは、そう思っていたようだった。

                  「ミャア」

            「ミャー」

      「ミャッ」

その一方で、ある『問題』が持ち上がる。
仔ラッコが、他のラッコから敬遠されるようになったのだ。
仲間達から距離を置かれ、次第に孤立していく仔ラッコ。

           「ミー」

その理由は『ハッピー・スタッフ』にあった。
『野生の世界』では『力』が全て。
『得体の知れない力』を持つ個体を、
他のラッコ達が警戒するのは自然の成り行きだった。
仔ラッコも、その事を何となく察したらしい。
『ハッピー・スタッフ』が『幸せ』にするのは『自分だけ』で、
『他の皆は幸せじゃない』。
あるいは、そんな風に考えていたのかもしれない。
考えていなかったかもしれない。

           「ミャー」

六ヶ月後、仔ラッコは『亜成獣』となり、
『独り立ち』の時を迎える(毛皮は灰色になっていた)。
同時に、ラッコは『群れ』から離れていった。
『そうする事が一番いい』と思ったのだろうか。
ともかくラッコは一匹で暮らし始めたのだ。
『ハッピー・スタッフ』のお陰で天敵からは身を守れるし、
餌にも不自由しない。
ちょっとだけ寂しい気もしたが、ラッコは幸せだった。
特に大きな変化もなく、穏やかな日々が続いた。

473ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/16(日) 03:21:02
>>472

     ザァァァァァァァァ――――――ッ

『変化』が訪れたのは、
ラッコが『成獣』になる頃だった(上半身は白くなった)。
一隻の『密漁船』が、
ラッコ達が暮らす海域に入り込んだのだ。
狙いは『ラッコの毛皮』。
空気を取り込んで水に浮くラッコの毛皮は、
あらゆる生物の中で最も密度が高く、
優れた『保温性』と『撥水性』に加えて、
『極上の柔らかさ』と『肌触りの良さ』を兼ね備えた、
非常に高性能な『高級品』である。
それを知った人間達に『乱獲』され、現在では、
商業目的による『捕獲』や『輸出入』は禁止されているが、
規制の網を潜り抜けて行おうとする者達もいた。

       「ミャー」

                   「ミャー」

             「ミャー」

        「ミャー」

                 「ミャー」

追い立てられたラッコ達は、
蜘蛛の子を散らすように海上を逃げ惑う。
しかし、船から逃げ切れるはずもない。
客観的に見ても、『捕獲』されるのは時間の問題だった。

         「ミャア」

その光景を、ラッコは離れた所から眺めていた。
追われているのは、かつてラッコを排斥した仲間達。
いわば『縁を切った存在』と言えるのかもしれない。
ラッコは手出ししなかった。
だが、その場から立ち去る事もしなかった。

              「ミー」

追われるラッコの中には、
『仔ラッコ』を抱いた『母ラッコ』もいた。

       ザプンッ

逃げる途中、仔ラッコが母ラッコのお腹から落下した。
まだ小さく弱い体が、無防備な状態で海面に浮かんでいる。
母ラッコが急いで引き返すが、間に合わない。

            「ミー」

  ザ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ッ

既に『船』が突っ込んできている。
仔ラッコには、逃げる事も隠れる事もできない。
その光景を、ずっとラッコは見続けていた。

          「 ミ ャ ア 」

  ド ッ ガ ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! !

直後、『轟音』が響いた。
船の側面に『ボート』が激突し、船体に穴を開けたのだ。
凄まじい衝撃で船が揺れ、徐々に浸水し始める。

 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

『ハッピー・スタッフ』を発現したラッコは、
亀のような速度で逃げ去っていく船を見つめていた。

           「ミャー」

まもなく、仔ラッコを抱えた母ラッコが、ラッコに声を掛ける。
それは『感謝の言葉』だったのだろうか。
ラッコ間のコミュニケーションは、
ラッコ同士にしか分からない。

      「ミャッ」

             スィィィィィィ――――――ッ

ラッコは短く鳴き声を返すと、
『自分の居場所』へ帰るために、一匹で海を泳いでいった。

474ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/16(日) 03:22:15
>>473

『記憶の海』を泳ぎながら、
ラッコは『未来』を思い出していた。
眠っている間に流れ着き、そのまま棲み着いた場所。
最初は少し驚いたものの、
すぐに自分の置かれた状況に順応した。
自身を取り巻く環境を、
『ありのままに受け入れる』性格のせいかもしれない。
そこに辿り着いてから、ラッコなりに色々あった。
海で人間やジンベエザメと遊んだり、
湖で釣り上げられたり、川で芸を披露したり、
池で鵺と間違われたり。
パーティーでご馳走を食べたり、学校で猫と戯れたり、
公園で七面鳥とキャッチボールしたり。

        「ミャア」

        ハッピー
今、ラッコは『幸せ』に暮らしている。
『北の海』ではなく、『ここ』で。
だから、帰るのは『北の海』ではない。

                「ミャー」

『今のラッコの居場所』は――――『星見町』なのだ。

475小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/16(日) 05:42:33
>>459-461

  「――ナイさん……ありがとうございました」

           ピッ

お礼を言って通話を切る。
町に戻ったら改めて彼女と話をしたい。
そのためにも『先』へ進まなければ。

  「……『お気遣いなく』」

                    シ ャ ラ ァ ン

『麦茶』には手をつけない。
『会話』をするつもりもない。
手早く『老婆の首』を刎ねようと、『ビー・ハート』を発現した。

            グ ラ ァ ッ

  「――……!」

突如として意識が歪み、『刃』を握る手が震える。
気付いた時には『別の場所』にいた。
そこは広い『農園』だった――。

――――――――――――――――――――――――

夏の早朝、白いワンピースを着て、
麦藁帽子を被る幼い少女がいた。
彼女が佇んでいるのは、広大な『トマト農園』だ。
温室の中で栽培されているのは、通常よりも小粒のトマト。
ここで育てられるトマトは、
与える水分量を意図的に絞られている。
そうする事で果実に栄養を蓄積させ、
普通のトマトよりも遥かに糖度の増した、
『フルーツトマト』に仕上がるのだ。
辛い事や苦しい事に耐えて乗り越えるからこそ、
美味しい実が出来上がる。
それは、自らの『人生』に対する両親の考えでもあった。

  「――トマトは『野菜』なの?」

  「それとも……『果物』?」

傍に立つ両親を見上げながら、少女が尋ねた。
一見するとトマトは野菜のようだが、
二人が作るトマトはとても甘い。
だから、これは果物なのではないかと考えたのだ。

  「うーん……」

  「それはね、人によって違うんだよ」

父親は、少し困ったように笑いながら言う。
少女の父は、娘を誤魔化した訳ではなかった。
トマトは多くの人から『野菜』として認識されているが、
植物学の定義では『果物』であり、
農林水産省では『果菜』として扱われている。
フランスや台湾ではフルーツの一種と見なされており、
『フルーツの盛り合わせ』にもトマトが入れられている。
結局のところ、『トマトが何であるか』は『その人次第』。

  「ほら、見て。『星』みたいな筋が入っているでしょう?」

二人のやり取りを見ていた母親が助け舟を出した。
母は娘の隣に並び、トマトの先端を指で指し示す。
少女が目で追うと、うっすらと『放射状の筋』が見つかった。

  「これは『スターマーク』。美味しいトマトの目印よ」

  「もう少ししたら、一緒に収穫しようか」

父母の言葉に、少女は笑顔で頷いた。
両親の収穫を手伝う事は、大切な『思い出の一ページ』だ。
やがて、『記憶』は『次の時間』に移っていく。

476小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/16(日) 05:53:01
>>475

夏の夕暮れを、制服姿の少女が一人で歩いている。
年齢は中学生くらいだろうか。
緩く括った長い髪が、背中で揺れ動く。

  ――お母さん……お父さん……。

少女には『悩み』があった。
それは『愛とは何か』という問題である。
結婚を反対された末に、
手を取り合って『駆け落ち』した両親。
その話を聞かされた時、
少女の心に一つの疑問が浮かび上がった。
『愛』とは何なのか。

  「――……」

ここ数日間、少女は『愛』について考え続けていた。
しかし、『答え』は出てこない。
その解答を得るには、まだ彼女は若すぎたのだ。

――――――――――――――――――――――――

夏の日中、賑やかな通りを歩く一組の男女。
女は二十歳前後で、長い黒髪を背中に垂らしている。
男は優しげな風貌で、身なりの良い青年だった。

  「――誰よりも君を愛している」

木陰に入った時、男は言った。
女は頬を染め、顔を俯かせる。
やがて女は顔を上げ、男を見つめ返した。

  「私も――あなたを愛しています」

女は、これが『答え』だと信じていた。
その数週間後、男は女の前から去った。
金を持っているが警戒心は薄い世間知らずな田舎娘。
男にとって、熱っぽく愛を告げた相手は、
『手っ取り早く稼ぐための手段』に過ぎなかったのだ。
裏切られた女は『愛』を見失い、
同時に『答え』が分からなくなった。

――――――――――――――――――――――――

夏の夜、胸の奥に傷を負った女は、
導かれるように一軒の店に立ち寄った。
物静かな佇まいの『カフェバー』。
店の名前は『Heads or Tails(ヘッズ・オア・テイルズ)』。

         ――……スッ

やがて、カウンター席に座っている女の隣に、
誰かが腰を下ろす。
どこか儚げな印象を与える線の細い男性。
無意識の内に、女は男に視線を向けていた。
全く同時に、男も女を見やった。
二人の眼差しが空中で触れ合う。

その瞬間、『通じ合うもの』があった。
言葉では言い表せない何かが、二人の間に通じていた。
同じような境遇を味わった者同士だけが感じ取れる感覚。

沈黙の中で見つめ合った瞬間、
二人の心に『一つの感情』が芽生え始めた――。

477小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/16(日) 06:01:33
>>476

夏の昼下がり、女と男は『ラベンダー畑』に立っていた。
『画家』である男は野外イーゼルの前に立ち、
女の姿を熱心にスケッチしている。
繊細なシフォンのワンピースを着て、
白いキャペリンハットを被った女が、
紫色の花々を背景にして微笑む。

  「そろそろ休憩しようか。もうすぐ出来上がるから」

男が女に声を掛けると、女は小さく頷き、
男の傍らに寄り添った。

  「ええ――『治生さん』」

彼らの心に芽生えた『感情』は、
より確かなものとなっていた。
男は女を愛し、女は男を愛していた。
これが『本当の答え』なのだと、女は心から思っていた。

  「『サンドイッチ』を作ってきました」

  「それから『お茶』も……」

広げたシートの上に二人が座る。
中央には水筒とランチボックス。
水筒の中身は『ラベンダーティー』だった。

          コポポポポ……

  「はい……どうぞ」

  「ありがとう」

カップにお茶を注ぎ、『彼』に手渡す。
ただそれだけの何気ない光景。
しかし、そこに『全て』があった。
私にとっての『考え得る全て』が。
『彼』がいてくれる。
それ以上、何を望む必要があるのだろう。
他に『何もいらない』。

  「――美味しいよ」

サンドイッチを齧り、『彼』が微笑んでくれた。
トーストしたパンにマーマレードを塗り、
たっぷりのパセリと薄切りのハムを挟んである。
ほろ苦さと甘酸っぱさと適度な塩気が合わさった、
『彼』の好きな一品だった。
『彼』の笑顔を見ていると、私も幸せな気持ちになれる。
『彼』も同じように感じてくれていると、嬉しく思う。

  「『文子』――君に伝えたい事があるんだ」

  「……何ですか?」

  「僕と『結婚』して欲しい」

『彼』の言葉を聞いた時、
私は天にも昇るような気持ちだった。
『彼』も同じように感じてくれていた。
その事が分かったのだから。

478小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/16(日) 06:09:48
>>477

  「――……『結婚』」

それなのに、何か心に刺さるものがあるのは何故だろう。
幸せなはずなのに、何かが腑に落ちない。
これから先、『幸福な未来』が待っているはずなのに。

  「――……ッ」

頭の中で『未来の記憶』が鮮烈にフラッシュバックする。
『結婚』、『白いドレス』、『新婚旅行』、『事故』、『黒い装束』。
『私』は……『彼』は……。

まもなく――ゆっくりと意識が浮上する。

  「治生さん……ありがとうございます」

         スゥッ

  「私と――『結婚』してくれて……」

静かに『左手』を持ち上げると、
薬指に『まだあるはずのない指輪』が光る。
いつの間にか、
その姿は『ウエディングドレス』に変わっていた。
純白のベールの下から、『彼』に微笑を向ける。

  「私は『幸福』でした……」

  「あなたに愛されて……あなたを愛する事ができて……」

私には『約束』がある。
『彼のいない世界』で、『彼の分まで生きる』という約束。
ここに留まり続けていては、それを果たす事ができなくなる。

  「私は――今も『幸福』です」

  「この町で多くの人達と出会い……支えられてきました」

  「私にとって……それは掛け替えのない思い出です」

挫けそうになった事は何度もあった。
『彼の下へ旅立ちたい』という抗いがたい『甘美な衝動』。
その度に自分の体を傷付け、辛うじて踏み止まってきた。
ただ、今日まで生きていられたのは、
決して自分だけの力ではない。
『出会った人々』から力を分けてもらえたからこそ、
『約束』を破る事なく、今日まで生き続ける事ができた。

  「……それに――」

  「それに……」

知らず知らずの内に声が上ずっていく。
頬を伝う一筋の涙。
それを拭う事もせずに言葉を続けた。

  「……あなたが――『待っていてくれる』」

  「『約束を果たした先』で……」

        ポタッ

              スゥゥゥゥ――……

涙が零れ落ちると、まるでインクを落としたように、
『白いドレス』が『黒』に染まっていく。
『弔い』の色であり『悼み』の色。
『残された者』が『旅立った者』のために纏う色。

  「だから……見守っていて下さい」

いつしか、目の前から『彼』の姿は消えていた。
最初から、そこに存在していなかったかのように。
その代わりに、『右手』には『銀の指輪』がはまっていた。

  「――『私の愛する人』……」

『愛』とは何か。
今なら、その『答え』が分かる。
『真の愛』は『不滅の愛』。
たとえ永遠に近い隔たりが生じようとも、
決して失われる事はない。
それが『私の辿り着いた答え』。

479小林 丈:2022/01/16(日) 11:43:40
>>468続き

人は日常と言う日々の中で『鏡』を見る。何気なくも、意識しつつも一度は

私にとって『水鏡』とは力の齎す物の一旦として目にする機会が多く
小林 丈と言う存在が最初に目にした光景でも、最初に昏い水面を通じて
自身の像を認識した。この思い出の赫(かがよ)いと現在の私を照らすものは
酷く似てるようで異なりがある。それが夢であると自覚出来ている。

 クスクス       クスクス
あの子の笑い声が響く。優し気で 無邪気で 残酷で 空に唯一ある陽は
手を伸ばせば熱くとも 直ぐ傍であれば一瞬でただ消し炭になるのが自然である摂理を
備えているように、ただ在りのままに あの子は私の瞳の 心の中で佇んでいる。

「ずっと、私は今も無意識に思うのです。貴方は私を、私の取り巻く世界を全て
何故壊したのか? 貴方が私の元に現れたのは何故か?
 あの祠が壊れ、貴方は出て来たのか? 貴方にとって何度も誰にも認識の差異を
生じぬままに街を変化させ、そして選別された者達だけには自覚をさせ世界に
抗うようにさせた意図は何だったのか? ただ遊戯以上以下でない自己満足であったのか
全ては怨みで引き起こしたのか? 全て、貴方は何も答える事無く私と私の師以外に
悟られないまま、あの変わり果てた だけど何も周りには可笑しくない町を置いて
貴方は去っていった。残影も遺制も今やあそこの何処にも貴方を感じさせるもの等ない」

「貴方のした事、貴方に対して何を向ければ良いのか分らないのです。
恨めば良いのでしょう 憎めれば良いのでしょう。在るいは忌まわしい悪夢と一笑し
気にせず忘れるほうが私自身の安寧を保つ為には一番かも知れません」

   タケル     アソボウ    クスクス
     モット アソボウ  タケル   アソボウ……
君は変わらず私に対し声をかける。いまでも、フッと心が浮世を僅かに地面から
離れる時に、あの子の短く泡音のようでありながら忘れられない笑い声が聞こえる時がある。

「随分と、この小林 丈と言う存在となってからは色々ありました。
家族は記憶の中と違う実像ですし、私の感情や思考は最初破綻していたので
相互理解は難しかった。何度か学校も転校し、星見町へ一人赴いても最初は
一度自殺しかけた事もあったんですよ」

「多くの出逢いもありました。温泉旅館では怪盗団と言う方と対決をしましてね
アリーナと言うスタンド使いの闘技場もありまして、そちらのエクサーツと言う
スタンドを使う方は、とても強くてですね。
 それに喋る猫が居る喫茶店もあったのですよ。論理問題が好きでしてね
それに後輩や同級生にも知り合いが出来ましたし、ジョジョと言う人生において
一つの指針を作ってくださった親友とも会いましたし」

   タケル       タケル       タケル
貴方は変わらない。この思い出の中で、私の砕け散った心の断片の隙間の中で
ずっと呼びかけている そして、これからも呼びかけが途絶える事はないだろう。

480小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/16(日) 12:45:12
>>479続き

   ポウッ・・・

一つの『水槽』を発現する。 沢で発現したものではない
これは、この『世界/夢』を投影したものだ。此処は夏の魔物が齎す夢
私の心の傷が引き起こす世界そのもの。ならば、私自身の手で『包み込む』事とて
難しい事ではない。夢幻に長短の境界はなく己の意識で自己の世界を
揺らめく流動体で形成された事象として水槽を形成する事は不可能でない筈だ。

「私の答えは『既に決まっている』 これは変えようの無い事なのです。
あの夢(※『三界輪廻と終わる世界』)を通じ、私は彼に出逢えた。
一抹君……一抹 貞世、そう 貴方、この夢を通じて貴方にも聞こえるでしょう?
夏の魔物、貴方がよく知る彼と私は邂逅しました」

「私は貴方(幼馴染)の手で小林 丈と成り。自分が全く別の殻を纏って
生きてるようで、自己が曖昧な最中、僅かな筋である生きる目標、ジョジョを通し
正義の真似事をする中、彼は私に命を賭す闘いの中で其の背が答えを見せてくれた。
 ――人は思い出に囚われるばかりでは生きていけない。
『今この瞬間を生きて』答えを未来(さき)に歩む事が大切であるのだと。
あの時から私は『解呪』されてたんだ、貴方(幼馴染)の過去の痛みは……」

「一度は欠落したけど、それでも掬い戻せた(※『サキュバスメイドとドリームご奉仕』)
だからね……私は二つ、貴方へ告げる。
『ありがとう』 『さようなら』
過去の貴方(幼馴染)と現在の貴方(夏の魔物)に。
もう一度、私の心の内を夢幻の中であれど告白させてくれて
もう一度、夢幻の中の貴方と惹き会わせてくれて……。
 私はきっと、これから先も貴方達を許してはいけない。
再会を願う事もしてはいけないのでしょう。私の為にも 世界の為にも。
 私はあの子を取り戻す。だから、此処(過去)で立ち止まる訳にはいかないのです」

 水槽に両手を添える、腹筋より両腕に、そして力の流れを両手首から手の平へ
全身の力を脈動して水槽に圧力をかける。

  バリリリリリ  リリリィィ――――


 水槽に罅が入る。
『天』が割れ砕け、異様な音が響き渡る。
これは『スタンド能力』ではない。……夢世界の終焉だ。

私の胸には今も暗黒が存在している。でも、私は見つけられた
私の星を、一抹君と言う存在を。それは『北極星』だ
この溺れそうな泥海と言う名の現実の中で、あの子の生き様だけは
如何なる空であれ、はっきりと輝いている。私は迷う事などない

「私は私(兄/泥)のままに、一抹君(弟/星)を救い出す。
その為には過去に至る現在など問題視しない。この瞬間だけ(未来)が
 ――私の向かう先だ」

行こう 夢の先へ……あの子の待つ場所へ

481『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/16(日) 17:59:30
>>462-480

 『夏』―――

太陽が輝き、皆が活動的になる季節。
本来、厭う必要はないものではあるが、
今、このタイミングに限って言えば
その季節が『一行』の足枷となって襲ってきていた。

『老婆』との邂逅により『夏の思い出』が『一行』を包み込み、その『郷愁』に浸らせる。
しばらくはそれぞれの『夏の思い出』を味わっていたが、
各々のやり方でポツポツとそれを『打破』していく―――

 ………

そんな中でも、『郷愁』の檻に囚われてしまったままの『一行』が二人。
『朱鷺宮笑美』と『朱鷺宮涙音』(>>469)。
彼女たちは『見えない何か』と対話している。
その動きから『何が起こっているか』はなんとなく察せられるが………
どちらかを『打破』させれば、その者に呼びかけさせる事で、
もう一方もなし崩し的に『打破』させる事ができるかもしれない。

誘導しやすいのは『朱鷺宮涙音』の方か。
すべてをかわす気概に満ちた彼女は、
『スタンド』でのガードや、その『能力』を用い、
大抵のものは当たらずにやり過ごせそうな勢いだ。
そんな彼女に、誰かが何かを『当てて』あげる事で、
現実を思い知らせる事が出来るかもしれない。
そうすれば目覚めた『涙音』がきっと、『笑美』を起こしてくれるはず―――

もちろん、『おばあちゃん』を気絶させ、『能力解除』を期待する手もあるが、
この現象は『スタンド能力』とは毛色が違うような気もする。
たとえば一般的な『催眠術』ならば、『術者』を気絶させたところで、
『催眠術』は解除されない―――そういった類のものなのかもしれない。

※『涙音チャレンジ』をするかどうかは各々の任意なので
※ただの『打破』後の一息レスのみをしても構いません。
※『涙音チャレンジ』に対する『判定』は『朱鷺宮PL』にお任せします。
※ですので『朱鷺宮PL』は他のPLのレスを待ってから、レスいただければ幸いです。

482小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/16(日) 18:27:18
>>481

目が開く、水槽が割れると共に世界に光の奔流が瞳を白く灼いて
次に視界が回復した時には老婆の居た部屋に戻った。
 ほんの少しだけ、目元に流れていた一筋の水滴を指で拭い
周囲の状況から、まだ現実に帰還してない二名を確認して思案と共に行動する。

「朱鷺宮さん、朱鷺宮 涙音さん ナイスファイトですね。
宜しければ水分補給を 冷たい麦茶ですよ」

 最高 私は全てを交わしてみせる

そう告げる彼女に『リヴィング・イン・モーメント』の水槽を
直撃するのは少々酷だ。だから、麦茶を薦める。
 大分夢の中で激しく動いてる様子だし、一気にコップから飲むだろう。

「――失礼」 ズギュン

それと同時に喉部分で小さく『水槽』を発現する。先程麦茶に仕込んだスタンドで
 思いっきり、むせ込む筈だ。後は、水槽をぶつけられるなら
申し分ないがスタンドが曲者の気もする。一応、別の水槽を頭部分に
投げるものの、私の役目は気管部分に水槽を発現して動きを止めるのが優先だ。

「出来る限り、早くとも威力は低めで彼女を打って起こすのを
皆さんには、お任せします」

483小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/16(日) 19:51:48
>>481

  ――……『治生さん』

        ――スゥゥゥゥ……

静かに呼吸を整え、『戻ってきた』事を実感する。
『彼のいない世界』へ。
だけど、そこに『後悔』はない。
ここが『私のいるべき世界』だから。
かつての自分なら、『理想の世界』に囚われたまま、
二度と出てこられなかったかもしれない。

  ――いつか『会いに行きます』

しかし、今は『希望』がある。
存在しない『幻の町』で『第二の刃』を得た時に、
その事を理解した。
『死』は『永遠の別れ』ではない。
この『命』を最期まで全うし、『約束』を果たした後で、
『彼のいる世界』へ旅立つ。
何十年かかったとしても、『生』を終えた後に『再会』できる。

  ――だから『待っていて下さい』

私は――そのために『今』を生きている。

  「笑美さん――涙音さん……」

       シ ャ ラ ァ ン

右手に『ビー・ハート』を発現する。

笑美と涙音。
彼女達にも『それ』があるはず。
だからこそ、『思い出させる』。

>>(村田・鉄・関・七篠・小林)

  「村田さん、鉄さん、関さん、七篠さん、小林さん――」

  「『手』をお借りできますか?」

同意が得られたなら、『五人の片手』を切り離し、
能力の最大数である『五つ』の『部位』を作り出す。
それらを操作し、『別々の方向』から涙音に向かわせる。
『撃たれる的』は『飛び道具』に反応するが、
『部位の操作』は『浮遊』。
一般的な『飛び道具』の範疇には含まれないと判断する。
また、素早く精密な動きができるスタンドでも、
捌ける範囲には限界がある。

>>469(涙音)

『頭上』、『背後』、『正面』、『側面』、『足元』。
『五つの手』による異なる方向からの『同時攻撃』で、
そっと涙音の体に『タッチ』する。
『フォートレス・アンダー・シージ』には、
『打撃』に反応する『打たれる的』もある。
だが、『接触』は『ただ触れるだけ』の動き。
『強い攻撃』には対処できても、このような『弱い攻撃』には、
逆に対応が難しいのではないだろうか。

  「『涙音さん』……聞いて下さい」

  「――『あなたの力』が必要です」

  「『笑美』さんを助けるために……」

同時に、『涙音』に語り掛け、『対話』を試みる。

484小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/16(日) 19:59:55
>>483
小石川氏の協力に即座に了承して『手』を貸す。

また、これ以降他PCが何かしら協力を求めた場合でも
問題なく小林は能力上問題なければ、そのPCの行動を補助する。

485ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/16(日) 21:05:13
>>481

『ラッコ』は『ラッコ』である。
昔の話を語る事などないし、
それを人間が読み取る事もできない。
ただ、『今までの事』を忘れずに生きていくだろう。
そういうところは人間と似ていると言えるのかもしれない。
種族は違えど、人間もラッコも『同じ地球に生きる生物』だ。

        「ミャー」

ふと、ラッコは『周りにいる人間達』を順番に見上げた。
『ハッピー・スタッフ』は『ラッコ』を『幸せ』にしてくれるが、
『他の皆』を『幸せ』にする事ができるのかどうか。
そんな事を考えていたかもしれないし、
考えていなかったかもしれない。

>>469(涙音)

               「ミャー」

小腹が空いてきたラッコは、『おやつ』が食べたいと思った。

   「ミャッ」

          コン コン コン

                    ドヒュゥッ!!

ラッコが石と貝を打ち合わせて『音』を鳴らすと、
『ボート』に乗った『人型スタンド』が、
『フォートレス・アンダー・シージ』に劣らぬ『剛速球』を放つ。
投じられたのは、この種としてはポピュラーな『マダコ』だ。
その体は『軟体』なので、もし当たっても痛くはないだろう。
そもそも当たる前に迎撃される可能性が高いが、
それで問題ない。
『的』を消費させたり、スタンドの注意を引ければ、
あとは人間達が何とかするんじゃないだろうか。

    ブッシュゥゥゥゥゥ――――――――ッ

そして、『タコ』には『墨袋』がある。
何かに当たった衝撃で、
『墨』が噴き出す事になるかもしれない。
それによって、涙音の視界が遮られるかもしれない。

        「ミャア」

ラッコとしては、ただ『タコ』が食べたいだけかもしれない。

《――――では、ここで一曲ご紹介しましょう!
 『クリスマスソングの父』とも言われる、
 ビング・クロスビーの『White Christmas』です》

              《〜〜〜〜〜♪♪♪》

『トーク』が一段落したらしく、
『ラジオ』からは『クリスマスソング』が流れ始めた。

486関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/17(月) 15:54:26
>>481-485

「…………今のは……『それぞれの夏』、ですよねえ」

他人の夏を知るよしも無いように、
自分の夏も、知られていないだろう。

――――『脱出出来ていない』者を除けば。

          (大丈夫、きっと何でもない)

「ええと〜……ドッジボール、でしょうか?
 ……あ! いいですよう、小石川さん。
 私の手は、今は上手な使い方も思いつきませんし、
 使えるのにほうっておくのは、ねえ。もったいないですから」

小石川の人間性は知らない部分も多いが、
これまでの言動で、信用するには十二分である。
何より、関自身今の局面では『無力』だ。

「それじゃあ……はい。
 お任せしますので、上手く当ててくださいね〜」

腕を差し出し、『切り落として貰う』。
痛みも無いだろうし、特段覚悟という程の事もない。

「あとは私も……隙がありそうなら、ぶつけにいってみますよう」

いくら朱鷺宮とそのスタンドが『防衛力』に長けていても、
数が多すぎる相手にはいつか対応キャパが切れるはずだ。

場合によっては自分も、残ったペンなどを投げつけられるよう視線は外さない。

487七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/17(月) 21:51:15
>>481

――戻って、こられた…?

 ほっと息を吐くと先ほどまでの『夏の思い出』を思い返す。
 七篠が星見に来るきっかけになった『夏の始まり』の日。
 鮮明すぎる『夏の思い出』で惑わされようと、あの『占い』はあくまで過去の出来事だ。

>>483

「『手』…、ですか?
 わかりました。えっと、スタンドで切るんですよね?」

 既に小石川のスタンド能力を見、それが自身に害を成さないものだと理解した七篠は『手』を切り離すことに同意する。

488鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/17(月) 23:11:17
>>481(GM)

「ッ!」

現実世界に帰ってきたと同時に、『シヴァルリー』に背後を守らせ周囲を警戒。
老婆の他には変わらず敵がいないことを確認し、更にまだ二名の仲間が起きていないことも認識できた。
そこへ小石川さんからの呼び掛けを受けて、頷く。

>>483(小石川さん)

「承知しました」

彼女の要請に赴き、手を差し出した。
手荒な手段も含めれば、娘さんの方を起こす手段は他にもあるだろうが
なるべく彼女を傷付けたくはない。それはここにいる皆がそう思っているだろう。
ならば、小石川さんの策が一番だと自分は判断した。

489村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/17(月) 23:52:22
>>481

ハァーーーーーッ
       ハァーーーーーッ

 「……クソが……」

額に青筋を浮かべて悪態をつく。
傍目から何を見たのはかは分からずとも、心地の良いものではなかったのは分かると言った具合だ。

そちらから目を逸らしたまま、黙って小石川へ片腕を差し出す。
手が思いつかなかった訳ではないが、今の心持ちで正確にスタンドが操れるとは思えなかった。
万が一があってからでは遅い。

490朱鷺宮親子:2022/01/18(火) 01:39:23
>>481-489
涙音「フヒヒ、まるで向こうの方から避けて通っているかのようね。」
作り出された理想の夏の世界で彼女はすっかり満足げだ。
彼女の『自信』は彼女の動きのみならず、スタンドの動きにも反映されているようだ。

涙音「あ、すいません。ちょうどのどが渇いていたもので…
   ぷはー、美味しい!」
誰だったっけ…?意識が現実から外れた場所に居る涙音はそう思いつつも不意に差し出された(>>482)飲み物を口に含んだ。

涙音「おっとぉ?来るようねぇ!
   ま、今の私は幸運の絶頂なものでぇ!!」
何かが飛んでくる!そんな予感を感じ、彼女はスタンドと自身の動きを組み合わせ
自分に飛び交ってくるビーチボールを見た。他とは違う。自身に飛んでくる!

涙音「このように回避!!してみせます!」
彼女は自身が回避していると思っている。
だが、それはスタンドによる迎撃も含まれているのだ。
『フォートレス・アンダー・シージ』は咄嗟に飛んできたビーチボールを
スタンドの腕に設置した『的』で防御するが…!

ブッシュゥゥゥゥゥ――――――――ッ

涙音「ぬおわっ…!?」
突如ビーチボールから溢れ出した墨(>>485)によってその目が塞がれる。

涙音「これは一体…ごふっ!!?」
さらに喉になにか支えたような感覚で思わずむせこんでしまった。
どうやら喉に付いた水槽が今になって効いたようだ。
彼女の頭の中にあった自信は揺らぐ。それでも更に飛んできた水槽もスタンドは防御しに行く…が…

涙音「うっ…?」
『5つの手』が彼女の体に『タッチ』してきた。彼女からはその時、ビーチボールにしか見えないが…
幸いにも彼女のスタンドは今『射撃の的』しか出していない。『腕』であれば苦もなく彼女の体に触れる事ができた。
その触ってきた腕をどうにか墨を拭って見て…

涙音「…こうして色んなものが私を触れるということは…」

>>483『小石川』からの声を聞く。

涙音「残念…私はまだ不幸のドン底…ってことでしょうね。」
そういいつつもその声は嬉しそうであった。

涙音「まぁ、夢なんてそんなもんですか。」
『White Christmas』が響き渡ると同時に、彼女は駆け出した。

涙音「お母さんー!聞こえるー!?」

491朱鷺宮親子:2022/01/18(火) 01:39:46

笑美「…?」
笑美はどこかから声が聞こえたような気がした。
そしてその方へと振り向く

「どうした?笑美…
 補習にいこうよ!」

笑美「え?あ…まぁ…そうだな。
   まさかお前が本当に鍛えてくるなんて思わなかった…
   いいよ、じゃあ…」
ボーッとした様子で一歩踏み出そうとするが…

<<いい歳して!何ヤンキーみたいなこと言ってんのよ!!>>
<<トシ考えろぉおおおおー!!あと今は冬だぁー!!冬!冬!冬ぅうー!!>>

笑美「…その声、やっぱり…」
その声を聞くと同時に、自分の腕を引っ張る『誰か』の姿、いや、それはよく知っている

笑美「ふっ…フヒヒ…わりぃな朱鷺宮…
   …いや…」
彼女の金髪だった少女の姿は成長を見せ始める。

笑美「あなた…」
その姿はもうすでに二児の母としての彼女となっていた。

笑美「また、未来で合いましょう?」
少し、若い頃の『夫』の姿を見て微笑んだ。

そして…

492朱鷺宮親子:2022/01/18(火) 01:40:19

笑美「…皆さん、あのぉ…」
笑美は周りに居た人達の顔を見る。

小林、小石川、関、七篠、鉄、村田…あとラッコさん。

笑美「わ、私の昔の喋り方…聞こえちゃってましたかぁ?!」
そう言って恥ずかしそうにしゃがみこんだ。

涙音「私はバッチリ聞こえてたよー。
   まぁ、それはともかくとして…」
涙音は笑美の頭を軽くなでてから顔を皆に向ける。

涙音「…すいませんでした。なんか…
   皆さんは、無事…みたいですね?」
今度こそ全員帰還できたようだ…

493小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/18(火) 18:58:57
>>490-492

  「涙音さん――笑美さん……」

自分が知る限りでは、
『朱鷺宮笑美』という人物は穏やかな人柄であり、
彼女が見せた激しい一面には意外な印象を受けた。
人間には多かれ少なかれ、
他人からは見えにくい部分が存在する。
普段は温厚な笑美であっても、
それは例外ではなかったという事なのだろう。

  「無事に戻られて……何よりでした」

ただ、今は彼女達が『思い出せた』事が喜ばしい。
彼女達には『父親』がおり、『夫』がいるのだ。
二人が彼と再会するためにも、この争いを終わらせる。

>>(小林・関・七篠・鉄・村田)

  「――ありがとうございました」

五人に頭を下げて『手』を返し、改めて『老婆』に向き直る。

  「大勢で押しかけてしまい、お手数お掛けしました」

  「『後の仕事』は私達が済ませておきますので……」

           シ ャ ラ ァ ン ッ

  「……少し『お休み』になられてはいかがですか?」

右手の『ビー・ハート』を閃かせ、『老婆の首』を『刎ねる』。
それを即座に『解除』し、老婆の意識を瞬時に消し去る。
自分にも『再会しなければならない人』がいる。
今すぐに会えなくとも、必ず会いに行く。
だからこそ、この『夏』を終わらせる。

494ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/18(火) 20:07:57
>>490-492

        ムシャ 
           
             ムシャ

親子を眺めながら、ラッコは『タコ』を食べていた。
このラッコは『吸盤』が好きらしい。
食べ終わると、二人に近付いていく。

        「ミャー」

             ポスッ

涙音の真似をするかのように、
しゃがんでいる笑美の靴に前足を置くラッコ。
人間にはラッコの考えは分からない。
しかし、もしかすると、
二人が戻ってきた事を喜んでいるのかもしれない。

《『真夏のクリスマス特集』!!まだまだ行きますよ!》

《ご存知ない方のために、軽くおさらいしておきましょうか。
 『発端』となったのは『サンタ風のラッコ』の出現でした。
 彼?彼女?それは分かりませんが、
 『クリスマスラッコ』と呼ばれるラッコの存在で、
 『真夏のクリスマス』が世間で流行り始めたという訳です》
 
《このブームを特に強く牽引したのは、
 学生さんなどの『若い人達』だったようですね。
 そこから徐々に、
 町全体に波及していったというところでしょうか?》

《流行というのは、いつどこで起こるか分かりません。
 私も『流行り』には敏感なつもりなんですけど、
 『夏にクリスマス』というのは予想外でしたねぇ〜。
 いや、地球の南側では普通の事なんですけど、
 それを日本でやるっていうのは、
 何だか不思議な感じがします》
 
《昨日なんかは、
 その『ピーク』と言えるんじゃあないでしょうか。
 外を歩いてみても、
 本当に『クリスマスの匂い』が濃厚だった気がしました。
 町も人も『どこもかしこもクリスマス』って感じで》

《商店街に用意された『巨大クリスマスツリー』なんかは、
 結構人目を引いていましたねぇ。
 この時期に出てくるのは初めてなんじゃないでしょうか?
 そして、突如として現れた、
 沢山の『小さなツリー』と『雪だるま』!
 いやぁ〜!スゴかったですねぇ〜。
 まるで『魔法』みたいで》

《そして、夜は『サンタクロース』でしょう?
 昼間の盛り上がりは、
 サンタさんが現れる『前触れ』だったのかもしれません。
 子供達が『プレゼント』をもらえているといいですね!》

《私も、あと『10歳』若ければ、
 サンタさんから『プレゼント』をもらえたんですけどねぇ〜。
 え?『10歳じゃ足りない』?
 はい、分かってます。分かってますよ。
 もう大人なんだから、
 『プレゼントは自分で買え』って事ですね!》

《でも、『夢を見る』くらいは許されるんじゃないでしょうか?
 ロマンに老若男女の垣根なし!
 いくつになっても夢見る心を大切にしたいですねぇ》

《こんな事を言ってると、『現実』に嫉妬されちゃいますね。
 いえいえ、もちろんあなたも大切ですよ?
 確かな『リアル』があるからこそ、
 光り輝く美しい『ロマン』があるんです。
 大切な『パートナー』として手を取り合って行きましょう!》

流れていた『クリスマスソング』が終わると、
『ラジオ』は『トーク』に戻ったようだった。

495 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/18(火) 23:52:58
>>490-492

「いえ、こちらこそ涙音さん。気付けの為とは言え、喉を一時的に
塞いだ事、お詫びさせて頂きます。すぐ解除しましたが大丈夫で?」

「笑美さん、特に可笑しな事を述べてるようには思えませんでしたし
大丈夫ですよ。……私達、皆……もう戻る事の出来ない日々の中を
再び巡り逢ったようですが、それでも……それは夢の跡であって
私達が進むべきは現実(未来)ですから」

「私は、例えどう言う運命に至ろうと。もう一度、一抹君が
私の弟同然の存在が皆さんと共に日常を享受出来る事だけが望みです。
再三にわたりますが、どうか皆さん……宜しくお願い致します」

全員に頭を下げ、残る試練へ進む前に想いを吐露する。

予感がする。もう直ぐ、最終の難関に至るだろう……夏の魔物自体は
また直接姿を現してない。奴を目にしてからが本番だ。

496関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/19(水) 18:27:35
>>490-495

「ああっ、お二人も戻って来れたんですねえ。
 ほっとしました……上手くいって良かったです」

        フゥー ・・・

「…………こっ」
「石川さん、の能力なら平気でしたよねえ〜っ。
 分かってても、見てるとびっくりしちゃいますけど」

老婆の首が刎ねられる光景――
それ自体は事実であったゆえに、面くらいはする。
もっとも、害がないのも事実だが。

「タオルケットか何かあったら、
 かけてあげておきましょうか〜。
 買うのは……今は節約したいですけど、
 この人も、被害者の一人てすしねえ」

気を失うであろう老婆に最低限の介抱はして、
それから次の部屋へと向かう事にしたい。

(…………家の構造からしても、
 そろそろ…………『着く』頃な気はしますけど……)

497『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/20(木) 00:23:47
>>490-492(朱鷺宮親子)

『涙音』はご満悦で来るボールやらなんやらを避けたり捌いたりしていたが………
唐突な『蛸墨』ッ! 差し入れの麦茶にまさかの『異物混入』ッ!
今までの幸運が嘘であったかのように、いつもの不運が顔を出してくる。

 そして―――

         ぺたぺたぺたぺたぺた

『五つの手』に触れられた事で、『涙音』は文字通り夢から醒める。
目覚めた『涙音』は『笑美』に呼びかけ、
そして、ようやくすべてのメンバーが『夏』から帰還する。

>>493(小石川)


                         ズバッ

すべての目覚めを確認した『小石川』は、
『おばあちゃん』の首を一閃し、『刎ねる』。
ヴィジュアル的にはショッキングだが、
『一行』にはそれがただの無力化だと分かるだろう。
それでも不憫に思った『関』がせめてもの介抱を行う。

『夏の思い出』―――基本的には甘美なものだったはずだが、
だからこそ逆に障害になった者も多かっただろう。
それでも『一行』はそれを『打破』し、

                そして、『次の扉』を―――開く。

498『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/20(木) 00:29:18
>ALL

   ドォ ――― ン

                    ドォ ――― ン


次への『扉』を開いた『一行』の耳に飛び込んできたのは、『二種類』の音だった。
一つは地を揺るがすかのような力強い『太鼓』の音。
もう一つは、天で弾ける『花火』の音だ。

見上げると『天井』はなく、『星空』が広がっている。
そして、ほどなくして聴こえてくるのは、賑やかな『祭囃子』。
これは、古くからの星見町民ならマストで知っている『星見町音頭』か。

中央には『櫓』があり、周囲には大量の『提灯』が立体的にぶら下げられている。
『櫓』を中心として回るは『お面』を被った『盆踊り』を踊る面々。
そして要所要所に『太鼓』が設置されており、
これまた『お面』を被った『奏者』達がドンドンと小気味いい音を鳴らしている。

周囲を見渡すと左部には数々の『屋台』と『お面』を被った客の群れ、
右部には『打ち上げ花火』の『打ち上げ筒』が複数置かれており、
更に筒台の回りには様々な種類の『花火』で遊ぶ『お面』をつけた面々が囲っている。


  さながらここは『祭り会場』―――


                   そして―――


   ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴ


この会場に次への『扉』はなく、その代わりに、『櫓』上に『人影』が見える。
いや………『人影』というより、それは『影そのもの』だ。

    つまりは、これが―――『夏の魔物』。

『小学生』くらいの真っ黒な人型、
それが『立体化』し、『黒いノート』にひたすら何か書いている。
今まで二次元の淵を漂うだけだった『影』が『実体』を得て、
立体と化し、その場に存在している。

『立体化』の理由が形態の変化なのか、
あるいは、弱ってしまい影状態を保てなくなっているのかは分からないが、
この状況なら、彼―――『夏の魔物』に干渉する事が出来るかもしれない。

ここから攻撃するならば手っ取り早いのは『飛び道具』、
あるいは『プール』を飛び越えたように
自身が飛んでいけるメンバーがさっさと向かうのが最短距離か。
しかし、『結界』のように空に張り巡らされた『提灯』は、
まるで『櫓』を守護しているようで不気味である。
果たして気軽に飛行で近づいていいのかどうか―――
幸いというべきか、正攻法の『階段』が存在しているため、
そこから登れば辿り着くことは可能だろう。

また、『櫓』に居る『夏の魔物』を追い詰めても、
例の『瞬間移動能力』がまだ残っているのならば、
『夏の雰囲気』漂う『花火』や『屋台』の方へ『ワープ』してしまう恐れがある。
『花火コーナー』と『屋台コーナー』。
まず、この二つを先に鎮圧しておくのがいいのかもしれない。

『花火コーナー』に立ち向かう場合、単純にメインとなる
『打ち上げ筒』を全て破壊してしまうのが手っ取り早いか。
当然抵抗はあるだろうし、その場合『火』の攻撃が脅威となると思われる。
特に『打ち上げ花火』の直撃を食らえば、命の危険すら考えられる。
単純に考えれば『水』が有効なのだろうが………

『屋台コーナー』は『たこ焼き』『りんご飴』『わたあめ』などの食べ物系統と
『金魚すくい』『スーパーボールすくい』『射的』『ひもクジ』『カタヌキ』などの遊戯系統などが目に付く。
あくまで一つの考えだが『食べつくす』『遊びつくす』などで
商品を無くし、営業できなくさせれば『鎮圧』にはなるか。

双方、『鎮圧』の方法は他の方法もあるかもしれない。

―――暦的に考えると今は『夏の終わりかけ』。
『夏の魔物』にとっての『夏の終わり』がいつなのかは分からないが、
時間が無限にあるとは思わない方がいいのかもしれない。
漫然と動くのではなく『方針』を考えた方がよさそうだ。


※次レスでは『一行』としての『方針』を決めて下さい。
※『集中』してどこかを攻略するのか、『チーム分け』して分散攻略するのか、
※はたまた、一気に『夏の魔物』を急襲するのかは自由です。
※あわせて知りたい情報を確認していただければ提示します。
※あの有名な『星見町音頭(当ミッションが初出)』の歌詞については
※有志が少しずつ描写していただき『仕上げて』頂ければ幸いです。

499小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/20(木) 01:27:27
>>498

 ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……

・・
居た 奴だ。夏の魔物だ……!

この時の為に『冬の風物詩』として携行していた>324(生姜湯・粕湯酒)液体は
まだステンレスポットの中にある。
 それと、先ほど物置で溶かしたアイスの液体……全体を効率良く使用して
この夏の陣たる夏の魔物の心臓部の此処を討たねばならない!

・中央の『櫓』 目測で大体の高さは何mでしょうか?

・打ち上げ筒は複数と言う事ですが、大体何個でしょうか?

・盆踊りをする面々の人数は、大体どの位でしょうか?

500小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/20(木) 02:36:13
>>497-498

  「――『ここ』は……」

眼前に現れた光景に両方の目を見開く。
『夏の魔物』――話には聞いていたが、
実際に姿を目にするのは初めてだった。
そして、『次の扉』は見当たらない。
この民家を『魔物』の『本拠地』とするなら、
『夏祭り』で賑わう『この場所』こそが『中枢部』。
『魔物』と『決着』をつける時が来たのだろう。

  「……『辿り着いた』ようですね」

  「『終点』へ……」

『夏』という限られた時期しか現れないからこそ、
その能力が及ぼす影響は絶大。
それも『今年』で『終わる』。
『終わらせなければならない』。

  「おそらく……『直行』は『魔物』も想定しているでしょう」

会場の全体を見渡し、思考を巡らせる。
『花火』・『屋台』・『盆踊り』。
大きく分けると、これら『三つの要素』によって、
この空間は構成されていると言える。
『端から対処していく』のが最も確実な方法だ。
全員の力を持ってすれば、そう時間は掛からないはず。
もし急を要するような変化が起きれば、
『直行』も視野に入れる。
その場合を考えても、
事前に『余力』を削いでおくのは無駄にならない。

  「私は――『遊戯系統』の『攻略』に向かいます」

行動を起こす前に、自らの考えを全員に話す。
最初は『カタヌキ』から攻める。
『針』の代わりに使うのは『スーサイド・ライフ』の『刃先』。
高速かつ精密な『プロのナイフ捌き』を駆使して、
用意されている『型』を全て『刳り貫く』。
これで、まず『一つ』片付く。

次は『金魚すくい』と『スーパーボールすくい』。
『ナイフ』の側面を『ポイ』として利用し、
『カタヌキ』と同じく『達人の技量』を以って、
『金魚』と『スーパーボール』を一つ残らず掬い上げてしまう。
ここまでで『三つ』。

続いて『射的』。
『スーサイド・ライフ』の刃によって、
自身の『右手の五指』を全て切り離し、
『五発』の『指弾』を作り出す。
あとは、それらを順番に『スーサイド・ライフ』で打ち出し、
打ち終わったら『遠隔操作』で手元に戻し、
景品がなくなるまで『射撃』を続行する。

攻略が順調に進んだなら、残るは『ひもクジ』だけ。
『スーサイド・ライフ』を解除し、『ビー・ハート』を発現する。
『不殺の刃』を振るい、
『屋台』の周囲にいる『客』の『手』を一つずつ切り離し、
『操作』の最大数である『五つの手』を『制御下』に置く。
その『五つ』に自分自身の『両手』を加え、
『七つの手』を最大限に活用して、『同時』にクジを引く。
文字通り『七倍の早さ』で『遊び尽くせる』はず。

  「――いかがでしょうか……?」

全員の意見を聞き、同意を得られたなら、
宣言通り『屋台』に向かうつもりでいる。

501小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/20(木) 05:01:11
>>500

  「『遊戯系統』を全て終える事ができたら……
   そのまま『食べ物系統』の鎮圧に移ります」

  「私の『能力』で――残さず『食べ尽くします』」

ただし、『自分で食べる』訳ではない。
二つ前の『物置』と違い、ここには大勢の『人手』がある。
手近にいる『客達』の『首』を、『ビー・ハート』で次々に刎ねて、
『五つの頭』を調達。
それらを『操作』し、彼ら自身に『五人がかり』で『食べさせる』。
『お面』が邪魔になるので、口元だけを露出させる形にする。
『満腹』になったら『解除』して、同じ方法で『新たな頭』を準備。
用意されている商品を『完食』し、『遊戯系統』と合わせて、
『屋台コーナー』を『営業終了』に追い込む。

502ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/20(木) 20:32:36
>>497-498

        「         」

突然大きな音がした事に驚いたのか、
何時間も獲物を待つ『ハシビロコウ』のように固まるラッコ。

                「――――――ミャッ」

やがて、その視線が『打ち上げ筒』に向けられる。
今までノンビリしていたラッコも、
これには流石に警戒心を抱いたようだ。
人間にとっては『夏の象徴』のような場面だが、
『野生のラッコ』には馴染みがない。
でも、『星見町音頭』は知っていた。
『ラジオ』で聞いたから。

《もし『プレゼント』がもらえるとしたら、
 皆さんは何が欲しいですか?『サンタさん』から》

《私はですねぇ…………。
 『デッドストックのスニーカー』とか、
 『ヴィンテージのスタジャン』とか、
 『ニューモデルのヘッドホン』とか色々あるんですけど、
 せっかくなので『形のないもの』を頂きたいですね》

《『心に残る思い出』といいますか。
 ですから、サンタさんと『一日過ごしてみたい』です。
 一緒にお喋りしたり、買い物したり、食事したり……。
 だって『サンタクロースとデートする機会』なんて、
 滅多にないじゃないですか》

《ちょ〜〜っとロマンチックすぎましたかね。アハハハハ!
 というかアレですね。
 『ここに来て欲しい』って言った方が良かったですか。
 『Electric Canary Garden』の『ゲスト』として》

《でも、『ここ』に『サンタさん』が来ちゃったら大変ですよ。
 多分『大騒ぎ』になると思いますから。
 マイクの前に座ってる私だって、
 もしかすると緊張して失敗するかもしれませんし》
 
《あくまで『もしもの話』ですけどね?》

『ラジオ』から聴こえる『パーソナリティ』の声は、
どことなく『含み』のある響きだった。

>>(朱鷺宮親子)

           「ミャー」

親子の傍にいたラッコが、二人を見上げた。
その瞬間、涙音と笑美の脳裏には、
同時に『一つの発想』が浮かんだかもしれない。
涙音の『フォートレス・アンダー・シージ』と、
笑美の『トループス・アンダー・ファイア』は、
『ラッコのスタンド』と『相性』がいいという事を。
『飛び道具』を発射する能力と、それを『跳ね返す』能力。
この二つを組み合わせれば、
『攻撃』に応用できるのではないだろうか。

たとえば、ラッコが笑美の近くで『音』を鳴らす。
当然『ハッピー・スタッフ』はラッコめがけて投擲を行う。
その際に『危機感知機雷』を設置しておけば、
『機雷』は自動的に迎撃を行ってくれるはずだ。
そして、『ハッピー・スタッフ』が投げるのは『フジツボ』。
『機雷』が命中すれば、細かく砕けて飛散する事になる。

  『フジツボ・ショットガン改』with『危機感知機雷』。

先の『野球対決』では、
『リヴィング・イン・モーメント』との合わせ技だった。
今回は『トループス・アンダー・ファイア』がパートナーだ。
『フォートレス・アンダー・シージ』の『撃たれる的』にも、
これと同じような芸当は可能だろう。
この『合体攻撃』を使えば、
『打ち上げ筒』を遠距離から攻撃できるかもしれない。
防がれたとしても、隙を作れる可能性はある。

            「ミャア」

そんな事をラッコが考えているかどうかは分からないが、
もし二人が『やる』のであれば、
ラッコは『その通りに動く』という直感があった。

503朱鷺宮親子:2022/01/20(木) 21:54:32
>>493-498
笑美「若い頃のぬえっち…ゴホッ!!…ウチの夫の姿を拝ませていただいて恐縮ですが…
    私は今が幸せなんです。過去よりも今が一番、そう思える生き方をしているつもりですよ。」
涙音「サイコーの夢ではありましたけど、結局夢で見たところでそれは虚しいだけ。
    せっかくではありますが、実力でその幸運を掴み取ってみせますよ。」
そう言って二人はうなずいた。

笑美「皆様、ありがとうございます…」
そう言ってほほえみ、先へ進んだ。

その先はまさに夏祭りの光景。
涙音「この雰囲気…夏の時間もそろそろお開きって感じですね。」
じっとその光景を覗いていると

笑美「あらあら、あそこに居るみたいね。」
そう言って夏の魔物をじっと見る。
こちらの行動でもはや大した力も残っていないようだ。
だが、今逃せばまた来年に力をつけ戻ってくるだろう。

涙音「さてどうするか…」
少し悩みながら様子を見ていると…

笑美の近くから音が響く。(>>502
そしてラッコのスタンドが何かを取り出し、投げようとしているようだ。

笑美「なるほど…せっかくなのでお借りしますね!」
二人の頭の中に思い浮かんだのはこの『飛び道具』だ。

『フジツボ』が固着した物質に『危機感知』の性質を持った『機雷』の効果を付与する。

涙音「防御に有効なら、これも…」
もう一つ、『フォートレス・アンダー・シージ』の能力で『ターゲット』を設置。

涙音「こうすれば接触して」
笑美「炸裂する…はず!」
これで『打ち上げ筒』に対しての防御と攻撃を両立させる戦術が発動するのだ

二人「「『ホーミング・ボマー』を喰らわせる!」」
これを持ってこちらへ向けて放たれる攻撃への反撃と防御を発動させる。

504七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/20(木) 22:10:37
>>498

 七篠は『打揚筒』の方に向き、『リルトランク』を『ルーズリーフ』に触れさせた状態で待機する。
 もし、『打揚筒』から『花火』が誰かの方向に打たれるようであれば、『葉を多く茂らせたシラカシの枝』で止めるつもりのようだ。(パス精CBA)

 『リルトランク』が出すことができるのは『常緑樹』で『広葉樹』だ。
 『常緑樹』は葉に厚みがあり『落葉樹』に比べ面積も広く革のような堅さがある。
 『広葉樹』は『針葉樹』に比べ構造が複雑で硬く水分を多く保持し、油も少ない傾向にある。
 『植物』の中でも特別燃えにくいのが『常緑広葉樹』というものだ。

 その『常緑広葉樹』の『木の枝』で『花火の玉』を止め、『茂った葉』で『飛ぶ火花』を受け止めれば『花火』を飛ばされたとしても対応はできるだろう。

「もし花火が飛んできたら、『リルトランク』で受け止めます…!」

常緑広葉樹の耐火性について
ttps://watashinomori.jp/quiz/quiz_80.html
ttps://www.shizecon.net/award/detail.html?id=39

燃えにくい樹、シラカシ(一般的な樫の木)
ttps://gardenstory.jp/plants/342
ttp://kawasakimidori.main.jp/webzukan/sirakasi.html

505村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/21(金) 01:59:08
>>497-498

 「―――もうおれは手段を選ぶ気はねえぞ。
 くだらねえものを見せてくれやがって・・・!」

『火には水』。これは正しいが、『火薬』となると話は変わる。
火薬は自力で酸素を生産しながら燃えるため、濡れても消えない。では、どうするか?
『燃やし尽くしてしまえばいい』。

 ズ 
    ギュ  ン !

『使い捨てライター』を『棒化』。
擦り上げて熱を溜めたそれを『打上げ筒』の口めがけて山なりに放り投げる。
わざわざ山なりに投げるのは、安全圏へと全員が退避する時間を稼ぐためだ。

  「『夏の終わり』に『花火』はいいが、せっかくの幕引きだ。
 とびきりでかいのをブチあげる手伝いをしてやるぜ。
 おい、どいつもこいつも離れて耳塞いでろよ。」

筒口に『ライター棒』が入り込めばすぐさま『解除』。
熱せられた棒は元に戻り、高温のライターガスが気化し引火・・・『起爆』する。
いかに打ち上げ花火の筒とはいえ、内側で何かが爆発することは想定していないはず。
そして一つが爆発すれば、その熱は連鎖的に『誘爆』を引き起こすはずだ。

506小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/21(金) 22:26:24
>>501-505

まず、この場で自分に何か出来るのか? そして、何が起こり得るか?
 それを考えて動かなくてはいけない。

小石川さんの行動……ほぼ的確で、此処に至るまでの彼女の堅実な能力の行使は
夏の魔物の試練を悉く超えてきた。

ラッコさん、朱鷺宮さん親子、七篠さん、村田さんの能力によって花火側部分の
鎮圧も私のサポートなくても十分に可能と思える。

(ならば……『この行動で一番、夏の魔物がどう動いてくるか?』
それを想定して動くべきだ。……一番『危険』に近いのは『小石川さん』だろう。
彼女の能力は脅威で、今の今まで着実にダメージを夏の魔物側に与えてる。
奴が、最後の最後で憑依や、それに該当するものを向けるとすれば……)

 ギュン――zノシュゥヲォッ!

『生姜湯・粕湯酒』の『水槽』 大きさはソフトボール最大サイズで個数は三つ。
小石川さんの傍に展開し飛行する。お面を被った夏の魔物陣営であろう客たち。
ナイフで分離をすれば、近くに居る者達も小石川さんの行動を黙認して無視する
保証はない。質量で団体で襲ってくれば危険な為、冬の風物詩としての液体を
何時でも彼等が押し寄せれば怯ませる事が出来る目的の護衛の意味で付ける。

「……向かうか」

『櫓』へ 
階段を登って向かう。リヴィング・イン・モーメントの水槽を何の工夫もなく
外側から上昇させたとして『提灯』に阻まれて終わりだろう。
 盆踊りしている者達が、自分が近づく事で襲い掛かって来る危険もあるが
その場合はステンレスポットの液体を使用しよう。どれ程に効果があるか不明だが
全く無意味であるとは思えない。

(一抹君……ッ!)

507鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/21(金) 22:32:17
>>498

「ようやくだが、辿り着けたか・・しかし『夏祭り』とは。締めに相応しいな」

『串焼き屋』から串を購入して、いくつか鉄串をストックさせてもらおう。
適当に食べながら、その串を使えるように準備をしておく。
これを高所に突き刺しておけば、『戻る刃』で空中から攻め込む足掛かりにはできるが、
あの『提灯』は何となく危険な雰囲気がする。それに、『夏の魔物』に逃げられてしまう可能性もある。
小石川さんの言う通り、まずは逃げ場を潰しておくべきだろう。

>>500

「お願いします」

ここまで来て、もはや異論があるはずもない。『屋台』に関しては小石川さんに一任しよう。

>>504

「『シヴァルリー』は膂力に優れている。受け止めるのを手伝おう」

花火への攻撃は村田くんが行うようだ。
念のため、七篠さんから『シラカシの枝』を受け取っておきたい。
また、『金魚・スーパーボールすくい』の店の場所もチェックしておこう。
万が一周囲に燃え広がった場合、鎮火するならば『水』が必要だろう。

508七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/22(土) 06:53:46
>>507

「わかりました、それなら『枝』を…念のため2本渡しておきますね」

 七篠はそう言うとルーズリーフから『葉の生い茂った大きなシラカシの枝』を2本生やすと鉄へと渡した。

 『枝』の射程は『リルトランク』から30m。多少七篠から離れていたとしても有効に使えるはずだ。
 二人で別々の方向から対処できるよう、七篠は鉄から距離を取り『打揚筒』に向き直った。

509関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/22(土) 10:09:17
>>498

「これは…………ううん、考えなくっても、『夏祭り』ですねえ。
 これが、『夏の魔物』にとっての、夏の原風景……?」

最後の関門は、またもや複合的な――――しかし明確なテーマの中にある。

「『お祭り気分』を高めちゃあダメなんだとすると、
 私の『ペイデイ』で出来る事は少なそうですけれど……
 それでも…………一人分の人手にはなれますし、
 たとえば……火を消すためのお水とかは出せますので〜」

花火については即効性に欠ける『ペイデイ』での対抗が難しい。
村田の作戦は有効だろうが、『火の海』が生まれかねない。
消火が必要になる事に備え、『2Lで10円の水』を買っておく。
必要なのであれば、鉄や村田にはそれを渡しておこう。

「あとは……屋台は、さすがに小石川さん一人じゃあ、
 回りつくす前に疲れちゃうんじゃあないですかねえ〜。 
 向こうがどれくらい、物を用意してるかもわかりませんから」

理論上は小石川一人で回りつくせるかもしれないが、
単純に、夏祭りを回るのは結構疲れるものだ。

「私も、手伝いますよう。
 ――――もし食べ終わらないなら、最終手段もありますし」

ましてスタンドパワーを全開にしてでは余計に疲れるだろう。
『ペイデイ』を無理やり使うより、人手に回る方が良い事もある。

(……サンタ。『そういう服』があれば、
 私の能力なら『なれる』んですけど……)

ラジオから聞こえてくる『雰囲気を破壊する策』には賛同できる。
が、『サンタクロース』は外見がその要素の多くを構成する。
今の関の服装では、せいぜい『ただ袋を持っただけの女』だろう。

――――最悪、悪臭を放つような食材を最低品質で撒き散らす『営業妨害』の策はある。

510『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/24(月) 01:46:31
>>499(小林の質問への答え)

・中央の『櫓』 目測で大体の高さは何mでしょうか?
・盆踊りをする面々の人数は、大体どの位でしょうか?
>『櫓』はおよそ10mほどで『影』が普通人間が上らない天井に居る。
>『盆踊り』の人数は全部で100人ほど。多重の円となっている。
参考資料:
ttps://bonmaru.zenmin-odori.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC_1349-1024x576.jpg

・打ち上げ筒は複数と言う事ですが、大体何個でしょうか?
>全部で4本。『場所』は固定されているが、『向き』は固定されてはおらず、
 その筒先を大砲のように動かせるようになっている。
参考資料:
ttp://www.town.asakawa.fukushima.jp/blog-files/hp2017hanabi%AD%A7.jpg

※参考資料はあくまで参考。

>ALL

『夏祭り』―――

    そして、『夏の魔物』―――

それらを眼前にして、まず開口したのは『小石川』。
それに基づき、『一行』は手早くそれぞれの行動に入る。

 結果―――

・『屋台方面』は『小石川』と(とりあえず)『鉄』と『関』、それに『リヴィング・イン・モーメント』。
・『花火方面』は『朱鷺宮親子』と『ラッコ』と『七篠』と『村田』。
・『櫓方面』は『小林』。

という形でそれぞれ移動していく。

511『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/24(月) 01:49:32
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>

>>500-501(小石川)

数々の『屋台』と『群衆』の中、
『小石川』は、早速『カタヌキ』に入ろうとするが………

「アンタ、カタヌキやった事ないのかい?
 その『針』を使うんだよ」

強面の屋台の兄ちゃんに窘められてしまう。
この分だと他の屋台もそれぞれの物品を使う必要があるのだろう。
考えてみれば当たり前の話ではあるが………
『野球勝負』で感覚がズレてしまっていたかもしれない。

そこで、一旦、専用用具が必要な屋台は避け、
『ひもクジ』の攻略に行こうとするが、手近な『群衆』の手を落とそうとすると、

             ガ シ ッ

『戦隊ヒーロー』と思しき『お面』を被った人物に『小石川』自身の腕を掴まれた。
(『小石川』が知っているかどうかは不明だが、
 星見町のローカルTV局、『ホシフル』で放送されていた
 『満腹戦隊タベルンジャー』の『タベルンナイフ』というキャラクターだ)。
その動きは『超人的なもの』。おそらくだが、
『お面』のキャラクターに準じたスペックを得ることが出来るのだろう。
『戦隊ヒーロー』は首を振って、『小石川』の無法を窘めた後、そのまま去っていった。
『観客』を利用する方法も、単純には出来なそうだ。

>>507(鉄)
そんな『小石川』の光景を『串焼き』を頬張る『鉄』は見ていた。その手には『シラカシの枝』。
『金魚・スーパーボールすくい』の店はそれぞれ会場の北西と南西の端の方に位置している。
おそらくは『花火』を潰そうと考えていたであろう『鉄』。
しかし、『小石川』は予想外に苦戦しているようだ―――
『シヴァルリー』の『スペック』とその『能力』………
攻略の役に立つ事もあるかもしれない。
近くには『関』や『小林』の『リヴィング・イン・モーメント』も三体居る。
皆で協力するのも手か―――?
(※もちろん、『小石川』に任せ、当初の計画通り、『花火方面』に向かうのは自由)。

>>509(関)
『小石川』の手助けをしようと『屋台方面』にやってきた『関』。
ただ、『小石川』にとて想定外の事があったようで、事は上手く進んでいないようだ。
近くには『鉄』も居るし、なぜか『リヴィング・イン・モーメント』も三体ウロウロしている。
ここまで力を合わせて難関を突破してきた『一行』。
連携した方がより効率的にこの『屋台』を攻略可能だろう。

【『屋台』について】
1.具体的に存在するのは、
  『たこ焼き』『りんご飴』『わたあめ』『串焼き』『フランクフルト』の五つの『飲食屋台』。
  『金魚すくい』『スーパーボールすくい』『射的』『ひもクジ』『カタヌキ』の五つの『遊戯屋台』。
  合計『10店舗』。
2.『お面の面々』は『スタンド』が見えているようだし、おそらく干渉も出来そうだ。
3.『群衆』は『お面』に準じた性質を得ているようだ。
  『お面』は様々なアニメやマンガの主人公級のものが多い。
  つまり真っ向から戦う相手とすると『厄介』である。
  一方で何もしなければ『一行』に襲いかかってくる事はない。
  純粋に『夏祭り』の『屋台』を楽しんでいる存在であり、
  放っておいてもある程度『屋台』で色々消費してくれているようだ。
  彼らを逆に『利用』するのもひとつの手か。
4.『一行』がやるべきことはどうにかして『屋台周辺』の『盛況』の破壊する事だろう。
  正当なやり方で『物品』がなくなれば『屋台』は店じまいで『群衆』も散る。
  その他、『営業妨害』も考えられるが、バレてしまえば、
  それによる『店主』や『群衆』の怒りを買い、その後の対処が大変かもしれない。
  また、『冬の風物詩』召喚も効果的だろうが、それもまた、
  露骨ならば『群衆』達に撤去される可能性は高いか。

512『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/24(月) 01:55:01
<><><><><><><>『花火方面』その1<><><><><><><><>

右側に広がる『花火』の群れ。
それは『四基』の『打ち上げ筒』を中心に織りなされている。
(近い方から①②③④と呼称する)。

それぞれを囲むかのように『花火』を楽しむ『お面』の面々が存在する。
彼ら・彼女らは『花火』を楽しむ為にそこに居る。
それを邪魔しようとする輩には容赦しないだろう―――

 そして―――


             ヒュうううううッッ

>>502(ラッコ)
>>503(朱鷺宮親子)
>>504(七篠)

①に近づく前に『打ち上げ筒』から『バレーボール』ほどの大きさの『玉』が、
『花火方面』に向かう『一行』の方へ放たれるッ!
これに対する防御の策はすでに張り巡らせていた。

まず『七篠』の『シラカシ』が『玉』を防ぐ。
そこで『導火線』の火が『玉』まで『爆発』するも、
『葉』で被害はだいぶ抑えられる。

残りの『火花』は『トループス・アンダー・ファイア』と
『フォートレス・アンダー・シージ』が事前に
地面の『コンクリート』を破壊して作っておいた
『コンクリート片』を『機雷化』したり『ターゲット』をつける事で
飛来する『玉』の中の無数の『火薬』を破壊することが出来た。

『ラッコ』の『フジツボ』はついでに割られたが、
まだ遠方の為、『打ち上げ筒』には届かないし、
『ハッピー・スタッフ』がラッコに投げるタイミング、
『機雷』や『ターゲット』がとにかく向かう事を考えると、
破裂の箇所や指向性は不安定であり、むしろ、破片で『一行』が危なかった。
『打ち上げ筒』の硬度を考えると、クリティカルな
ダメージを与えられるかも未知数であるし、
今後も扱うならば、改良案が必要かもしれない。

 ………

>>505(村田)

仲間たちの『防御』の隙間を縫って飛び出したのは『村田』だ。
ある程度近づき、棒化した『使い捨てライター』を
①の『打ち上げ筒』の筒口に投げ入れようとする。

 と―――

              チュドォンンッ


『ライター』は正確に撃ち抜かれ、遥か彼方まで弾き飛ばされた。
行ったのは、①の近くに居た『お面』を被った『花火面子』。
その『指』は、『ロケット花火』になっており、
それによる精密射撃が可能という事なのだろう。

『お面』は人気漫画の『ネコドラくん』のキャラクター。
気弱でいつも『ネコドラくん』に助けられているが、
特技は『射撃』という小学生キャラだ。
もしかすると『お面』により『射撃が得意』という部分が
この『ロケット花火人間』に影響を与えているのかもしれない。


     シュッ シュッ シュッッ!


『ロケット花火人間』との距離はまだ10mほどあり、
彼はそのまま『ロケット花火』を三発、『村田』に放ってくる!
身のこなしは『達人』といったところで、
さすがに『ディズィー・スティック』よりは遅いが、
どうやら、単純にその弾数は『指の数』だけではなく、『リロード』も容易に出来るようだ。
また、『弾道』も直線ではない奇妙な動きをしている。
少しならば『弾道操作』も可能という事か。
流れるように撃たれるならばさすがに厄介かもしれない。

①の守護者は彼一人。
この『タイマン』に打ち勝ち、①の『打ち上げ筒』に近づければ
『村田』ならば何かしらで無力化できるだろう。

513『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/24(月) 01:57:00
<><><><><><><>『花火方面』その2<><><><><><><><>

『ラッコ』『朱鷺宮親子』『七篠』は①の『花火』をなんとか食い止めた。
①からはしばらく『玉』は出ないだろうと推察される。
また②③④の『筒』はまだ、発射準備中といった様子。
①を破壊しにいった『村田』の助けに入ってもいいが、
②③④を放置すれば、準備が終わり次第、『連続砲撃』を受ける恐れがある。
そうなった時に再度防げるかは未知数―――
ここは『村田』を信じて、②③④の破壊を分担して行った方がいいのかもしれない。

②は『ヘビ花火』と呼ばれる地を這う『花火』をばら撒く人物が居る。
その動きはゆっくりだが、大量にバラまかれており、
まるでホンモノの『蛇』のようにのたうちまわっている。
普通の『ヘビ花火』ならばさほど害はないはずだが………
彼の『お面』は名作ゲームの悪役、『パック大王』だ。
あわせて『手持ち花火』を持つ女性が『二人』ほどおり、
『火炎放射器』のように『花火』から『炎』が出ている。
下だけに注意していればいいというものでもないようだ。
彼女らのお面は同じく名作ゲームの主人公姉妹、『マリ&ルイ』か。

③は『ネズミ花火』の使い手が一人守っている。
 無尽蔵に伸びる『長い髪』が『ねずみ花火』に変化する
 新体操をモチーフにした『魔法少女』の『お面』を被った少女。
『フラフープ』のように、あるいは『チャクラム』のように『ネズミ花火』を扱う。
『地』を、『宙』を、自由自在に破う『ネズミ花火少女』を倒せるかどうか。

④の近くにはたくさんの子供たちが居る。、
彼らが持つのは『線香花火』だ。一人一人が灼熱の『野球ボール』のような線香花火であり、
ブンブンと回すことで『凶器』となりえる。
更にそれを『結合』させる事で『巨大な灼熱球』を生み出し、恐ろしい『武器』になっている。
かれらの『お面』は『16ツ子』で有名な『しゅうマツくん』のものだ。
『お面』の顔は相当なファンでないとその区別はつかず、『一種類』にしか見えない。

上記をどう攻略していくか―――
それは『一行』の自由だ。

514『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/24(月) 01:58:12
<><><><><><><>『櫓方面』<><><><><><><><>

>>500(小林)

『小林』は状況を確認し、左右の攻略は他に任せる事とし、
正面突破を図ろうと『櫓』に近づいていく。
そこに見えるは『多重』の盆踊りの『円環』。
『小林』はその合間を潜り抜けようとするが―――


        ド ガ ッ

『盆踊り』の『群衆』に弾かれてしまう。何度か試してみたが結果は同じ。
通り抜けようとすると『高速』で体当たりされ、
『盆踊り』の手捌きで外側に弾かれてしまう。
『盆踊り』が織り成す『無敵の回転』といったところか―――

『ステンレスボット』の液体をかければ、
あるいは事態は変わるのかもしれないが………
それにより起こるのは、『リヴィング・イン・モーメント』のほとんどを
遠方にやっている『小林』が防げる事態なのかどうか―――

『リヴィング・イン・モーメント』の視界をチェックすると、
『小石川』による『屋台攻略』は順調というわけではないようだ。
また、『花火方面』からも『打ち上げ花火』の音などが聴こえ、不穏ではある。

引き続き『櫓攻略』に集中するのか、
あるいはいずれかの助力に行くのか、それは『小林』の自由だ。

515小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/24(月) 04:41:20
>>511

『花火』や『盆踊り』は明らかに常識から外れているが、
『屋台』の周囲は『比較的まとも』に見えた。
相手が『邪道』でない限り、
こちらも『真っ当な方法』で臨むしかないようだ。
それならそれで『策』はある。

>>(鉄)
>>(関)

  「鉄さん、関さん――お耳を貸していただけますか?」

二人に呼び掛け、自身の計画を話す。
現在の問題は、客が全体に散らばっており、
そのせいで『消費が遅い』という事だ。
これでは効率が良くない。
意図的に『客足』を操る事ができれば、
もっと早く『消費』させられるのではないだろうか。
そのために『雰囲気を壊す』のではなく、
逆に『盛り上げる』のだ。

  「関さんに『紙』を調達していただきたいのですが……。
   『代金』は『私の分』を使って下さって構いません」

  「鉄さんには、私と一緒に『切る役』をお願いします」

二人の協力を得て行おうとしているのは『紙切り』だった。
『ペイデイ』で『大きな紙』を購入し、
それを関に持っていてもらう。
そして、自分と鉄の『二刀流二重奏』を駆使し、
両側から『紙』を切り裂いて『形』を作る。
『ナイフのプロ』と『刀の達人』。
二人の技量を以ってすれば、十分に可能な芸当だ。

  「――……いかがでしょうか?」

『夏祭り』に『大道芸人』が招かれるのは不自然ではない。
『紙切り』自体は『夏の風物詩』には当たらないため、
『魔物』が力を増す事もなく、『冬の風物詩』でもないので、
店側の不興を買う事もないはず。
『客の注意』を引き、『見物人』を集める。
これが『第一の段階』。
十分に人を集められたら、『次の段階』に移る。

『紙切り』を続けながら歩き出し、
各屋台の付近を『巡業』する。
そうする事で『客寄せ』に繋げ、商品の『消費』を促す。
完成した『形』は、見物客にプレゼントする。
『形』を変えるなり、『紙の色』や『種類』を変えるなりすれば、
『バリエーション』は幾らでも増やせる。
『ネタ切れ』に陥る心配は無用だ。

>>(小林)

  《小林さん……
   よろしければこちらを手伝っていただけませんか?》

『リヴィング・イン・モーメント』を通じ、
『スタンド会話』で小林に連絡を取る。
人手が増えれば、『さらに大きな紙』を扱う事もできる。
もし助力してもらえるのなら、
より派手なパフォーマンスが可能になるだろう。

516小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/24(月) 06:17:36
>>515

  「十分な『注目』を集めた後で、
   『二手に分かれる』方法も考えられますが……」

小林の助力があれば、それも可能になるだろう。
具体的には、『紙を持つ者』と『紙を切る者』がペアを組んで、
別々に『屋台コーナー』を回る。
たとえば『遊戯系統』と『食べ物系統』。
もしくは『屋台コーナー』の『両端』からスタートし、
中央付近で『合流』するという手もある。
見物客を一点に集める効果は薄れてしまうかもしれないが、
『営業妨害』にならない範囲で行うという意味では、
全員で固まって動くよりも安全なように思えた。

517 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/24(月) 13:54:49
>>510-514
 
  ド ガ ッ

「く ぅ……」

演舞による人垣の壁。これではステンレスポットの冬の風物詩の液体をかけても
怒り狂う群衆の阿波踊りの津波に吞み込まれて再起不能に至るだけだろう。

『リヴィング・イン・モーメント』の視界で、小石川さんの方で起きている
出来事も幾らか理解出来た。音声こそ不明だが、仮面の客の制止が 
お面のキャラクターに早々のステータスに跳ねあがってる事や、苦戦を強いられてる事も。

(これは、強行突破は不可能だな。一つ一つ細かく潰していくしかない)

>>515

『かしこまりました。こちらも、櫓に乗り込もうとしましたが
総勢100の踊る人垣の方達に阻まれて突入は単体では不可能です。そちらに直ぐ向かいます』

(だが、この夏の魔物の支配空間……『試練の突破には、夏の風物詩を楽しむ必要性』が
必ず生じる造り。そして、夏を楽しむと言う事は必然的に魔物の憑依の対象となる。
……この空間、最後の最後で我々は……)

ある昏い結末も見え隠れしている。それでも立ち止まる暇などない。

『水槽』は音声の傍受は出来ないが、読唇で手伝いを要請されてるのは理解出来たし
そのまま小石川さんの方に移ろう。

518ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/24(月) 21:52:13
>>513
>>(朱鷺宮親子)
>>(七篠)

       「ミャー」

ラッコは『三人の人間』を見上げた。
その時、彼女達は思ったかもしれない。
ここまで見てきた通り、『ラッコのスタンド』は、
『本体の周囲』をグルグル回っている。
いわゆる『自動操縦』と呼ばれるタイプらしい。
つまり、『全員』が『ラッコの近く』にいれば、
『全員の周り』を『ボート』がグルグル回る事になる。

『陸上移動』のために『スピード』は低下するが、
それを差し引いても利用価値はある(パス精BCB)。
そして、『ボート』の『進路上』にいる事は『危険』である。
『攻撃』と『防御』を兼ねた『盾』として使えそうだ。

3.スペック(パス精BBB)は船と人型両方で共通。進路上にいると危険。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/205

       「ミャッ」

その場合、『ここにいる誰か』が、
『ラッコを抱き上げる』のがいいように感じられた。
『ラッコの速度』は人間よりも遅いので、
『目的地』に辿り着くまで時間が掛かってしまう。
誰かが『抱えて移動』すれば、
『ボート』も自動的についてくる。
『ラッコを抱えた誰か』の近くに、『他の二人』もいれば、
『全員』が『輪の中』に入れるはずだ。
この状態で前進すれば、
ある程度までは『ラッコのスタンド』が盾になってくれるだろう。

ついでに、関が出してくれた『水(>>509)』は、
パワー・スピード・精密性を兼ね備えた、
『フォートレス・アンダー・シージ』が持っておいた方が良さそうだ。
『ラッコのスタンド』が『海洋生物の死体』を獲るためには、
『水面』が必要になる。
狙った場所に『水』を飛ばして『水面』を設置すれば、
『ボート』は『そこ』に移動して『餌やり』を行う。

とりあえず、②から行くとしたら、
以下のようにするのがいいかもしれない。
『ヘビ花火』を七篠の『枝』で除去して『道』を作って前進し、
『火炎放射』にはラッコの『ボート』と、
朱鷺宮親子の『機雷』および『的』で対処する。
十分に近付いたら、『フォートレス・アンダー・シージ』で、
『敵の背後』に『水』を飛ばしてもらう。
『水をかけて消そうとしている』と思わせて、
その『後方』に『水面』を設置。

      [水を飛ばして作った水面]

             ↓(ボートからの投擲)

          [大王と姉妹]

             ↑(三人の攻撃)

          [三人とラッコ]

このような配置にすれば、
水面から『ラッコのスタンド』が『海洋生物の死体』を投擲し、
火炎放射姉妹と大王を背後から狙い撃てる。
さらに、前方には『三人』がいるのだから、
『挟み撃ち』を行う事が可能になる。
『正面』と『後方』からの『同時攻撃』だ。

         「ミャア」

ラッコ自身は、多分そんな事は考えていないだろうが、
人間達がラッコを利用するのは自由だ。

519関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/25(火) 08:49:44
>>511
>>515-516

「紙に……切る役、ああ! 分かりました!
 小石川さん達の能力で大道芸をするんですね〜?」

          サラサラ

「『紙切り芸』……確かにお祭りらしくって、
 人を寄せたり、集めたりするにはピッタリです〜。
 それに、夏っぽいイメージもありませんし…………
 『営業妨害』をするより、ずっと素敵ですよう」

ペンを走らせ、『切り絵用の色和紙』を購入する。
ttps://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B00YOQ1N5M/ref=sspa_mw_detail_4?ie=UTF8&psc=1&sp_csd=d2lkZ2V0TmFtZT1zcF9waG9uZV9kZXRhaWwyp13NParams&th=1

紙切り芸は極論コピー紙でも可能だが、
複数種の色があり、また切りやすいのは重要だ。
値段設定は、小石川の望む通りで構わない。
ここを切り抜ければいいなら予算はケチらない。
特に何も言われないなら、『400円』で買おう。

「でも……あれは紙を切るだけじゃあなくって、
 確かおしゃべりも上手じゃないといけませんよねえ」

     「有名な紙切り芸人さんは、
       たしか『落語家』さんでしたし〜」

問題は、ただ紙を切るだけで良いのか――そこだ。

「『切りながら喋る』のは…………けっこう、大変な気がしますよう。
 紙を持つ担当の人がお喋りするのが良いんですかねえ? あのう、どう思います〜?」

『鉄』にも意見を求めてみる。
あとは、この場に来るなら『小林』にもだ。

小石川の案は素晴らしいが……もう一つ、何か付け加えたい。

520鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/25(火) 21:11:13
>>511-514(GM)

「成る程な…『夏の魔物』の正念場であるだけに、守る策も用意してあるのか」

『花火』方面へは既に村田くん含めて四名が向かっている。
しかもその内三名は『近距離パワー型タイプ』。能力も含めて、守りには事欠かないだろう。
ならば自分は『出店』方面への対処を手伝おう。
しかし、どうやら力押しでことを進めるのは難しそうだ。
それに、こちらへ妨害や攻撃を仕掛けてくるわけでもない相手に、刃を振いたくはない。
まるで『通り魔』のような真似は御免だ。

>>515(小石川)

「『群衆』を逆に利用する…確かにそれならここの『法則』に逆らうわけではないですね」

彼女の言葉に頷く。
『紙切り』はパフォーマンスとしても珍しいものであり、上手く出来れば大衆の興味を惹きつけるには十分だろう。
もっともそこから人々の購買意欲に繋げられるかは、自分達次第となるだろうか。

>>519(関)

「確かに本来の『紙切り』は大道芸の中では地味な方だ。故に、その間を話で繋ぐというのが基本らしいが…
 今回の二刀流で紙を切る、というのは言葉がなくとも見栄えも悪くないように思える」
「だが、勿論話に長けた方が良いのは確かだ。それも、出来れば『購買』に繋がるのならばもっと良い」
「…ここまで言って申し訳ないが、自分は喋りに自信があるとはとても言えない」

『紙』を切るのに集中したい以上、この場合の喋りは小林さん達にお願いする形になってしまうか。
『型抜き』や『フランクフルト』なら自分のスタンドを使えば営業妨害は出来るだろうが、
お面の人間は『スタンド』が見える以上、その手は使えないだろう。

「…もし切り出した紙に価値があるのならば、『出店』で注文したり、
 遊んだりすると手に入る…というのも良いかもしれない」

そのまま普通に見物客に渡してもいいが、どうせなら『店側』に付けて上げれば
その『消費』も早くなるだろう。向こうも売上が上がるのだから、断る理由もないはずだ。

521村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/25(火) 21:48:38
>>512

 「ふん、『それはそう』だろうな。
 そう簡単にカタがつくとは思っちゃあいねえさ。」

ズギュ ン !

まず『ベルト』を『棒化』し、飛来する花火を捌く。
無理に逆らわず、弾道をそらしてやるだけで十分だ。

 「とはいえ手をこまねいているつもりもねえ。さっさとケリをつけさせてもらう。
 てめえらいい加減、蜩の鳴き声は聞き飽きただろうよ。」

関から手渡された『2?の水』も『棒化』し・・・

 「最後の火遊びだ。気の済むまで付き合ってやる。
 寝小便の心配だけしておくんだな!」

 ダ ゥ ッ !

『水棒』を地面に引きずりながら、一直線に『花火人間』へ駆け出す!
『ディズィー・スティック』よりも遅いのならば、多少は棒で撃ち落としながら接近することができるはずだ。
『守護者』である以上、奴はここから『逃げられない』はず。そうして可能な限り接近し・・・
 
 ガリリリリリ

 「『火には水』ってのは道理だぜ。
 もっともおれの場合、額面どおりの意味じゃあねえけどな!」
 
              ドヒャッ  !
 
引きずりながら『熱』を溜めた『水棒』を投擲し、撃ち落とされる前に『解除』。
熱せられた水は瞬時に気体へと変じ、『1240倍』とも言われるほど爆発的に体積を増す・・・
その結果生じる『水蒸気爆発』で飛来する花火ごと『花火人間』を吹き飛ばし、無力化を狙う。

522七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/25(火) 22:52:32
>>513,518

――…とりあえず初撃は防げたけど…このままじゃほかの方から攻撃されちゃう…。
――そうなった時、私と朱鷺宮さんは足があるから逃げられるけど…ラッコさんは…。

「ラッコさん、ちょっとごめんなさい」

 共に野球を乗り越えたラッコが傷つく可能性を考え、七篠はラッコを抱き上げることにしたようだ。

「とりあえず、移動するにせよ戦うにせよ、あの『ヘビ花火』は邪魔ですし…、
 『リルトランク』の『木の枝』で掃除してしまった方が良さそうですね」

 七篠はそう言うと『シラカシ』を地面を這う『ヘビ花火』を押しやるように生やそうとする。(パス精CBA)
 1本で足りなければ2本、2本で足りなければ3本。仮に燃えたり折れたりしてしまった場合は再度生やしなおすつもりのようだ。

――『ネズミ花火』の方は…髪の毛を絡ませちゃえば自滅したりしそうだけど…。
――髪の毛が絡む『枝』、『沈丁花』なんかは枝が細かくてうまく絡んでくれそうかも…。

523小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/25(火) 23:07:08
>>517(小林)

『中枢』だけあって、やはり一筋縄ではいかないようだ。
しかし、『花火』や『屋台』が弱まれば、
この空間の力も減衰するはず。
その結果として、『盆踊り』が弱体化する可能性も有り得る。

  《――ありがとうございます》

こちらに向かう小林に『スタンド会話』を返し、
彼の到着を待って話を続ける。

>>519(関)

関が購入した『和紙』を一瞥する。
自分が渡した資金は、『魔物の被害者』を救うためのもの。
どのように使ってくれても構わない。

  「……それではこうしましょう」

  「関さんと小林さんに――『狂言回し』をお願いします」

  「ちょうど『掛け合い』のように……」

二人には『紙を持つ係』と同時に『口上』を頼みたい。
言葉に精通している小林は、特に『適任』だろう。
分業すれば、『切る役』は『自分の仕事』に専念できる。
本来は全て一人でこなす芸だが、あくまでも自分達は素人。
不足している部分は『人数』でカバーする。

  「二手に分かれた後は、
   私と鉄さんが『合いの手』を担当します……」

  「『相槌を打つ』程度なら……
   おそらくは『切りながら』でも可能なはずです」

少なくとも、一人で喋り続けるよりは安定するだろう。
もし話が途切れてしまった場合、助け舟を出せる。
これが自分からの改善案だ。

>>520(鉄)

  「『景品』として渡すなら、もっと『紙』が必要ですね……」

たとえば『遊戯系統』ならば、
『好成績の者に渡す』というやり方もある。
しかし、こうした場は『参加者全員』が楽しめる事が重要。
それを考えると、『参加賞』扱いにした方が、
『消費』は早いように思えた。

  「『その場で切って渡す』のもいいですが……
   大勢が来ると捌けなくなる可能性もあります」

  「『事前に切っておいたものを渡す』事も……」

その場合は『コピー紙』でもいいかもしれない。
それを店側に『譲渡』する事で、ある程度は捌ける。
ただ、それらを作るのにも、
相応の時間が掛かる事は否めない。

  「……やはり、その場で切って渡しましょう。
   何よりも『訴求力』があります」

  「二手に分かれて――
   端から順番に『店じまい』させましょう」

>>(小林)
>>(関)
>>(鉄)

  「――ここまでの話を纏めましょう……」

関と鉄の意見を取り入れて、計画の全体像を話す。
まず、最初は四人で『芸』を披露し、注目を集める。
『切る役』は小石川と鉄。
関と小林には、『紙を持つ係』と同時に、
『狂言回し』を頼みたい。
『掛け合い』のような形にすれば、
無理なく進められるだろう。

その後、二手に分かれて『芸』を行う。
具体的には、二人ずつペアを組んで屋台を回る。
関と小林には、引き続き『口上』を任せたい。
分かれている間は、
自分と鉄が『掛け合いの相手』を担当する。
切りながらであっても、
『相槌を打つ』程度は難しくないはず。

『切った紙』は、やって来た客に渡す事で、
さらに『消費』を促進させる。
必ずしも全員に渡さずとも、たとえば『家族連れ』なら、
『子供』に渡すだけでもいいだろう。
この辺りは、その場の状況に合わせて、
臨機応変に対応するのが望ましい。

  「……このような形でいかがでしょうか?」

ひとまず話を終え、三人の意見を聞く。

524名無しは星を見ていたい:2022/01/25(火) 23:07:40
>>513>>518>>522
涙音「なんとか一つは潰せましたけど…
   さっきの戦術はうまく使えそうにないですね…」
先程の炸裂機雷は威力自体はあるものの精密さに欠ける。
果たして次はどうするべきか…

笑美「ふむ…ラッコさんのスタンドはずっとぐるぐる回っているのですね…
   これは使えるかもしれません。」
そう言って辺りを確認する。

涙音「水さえあればラッコさんのスタンドがもっと強くなるみたいですけど…」
関が用意してくれた水は村田が使用している。
ひとまず七篠がラッコを抱えあげてくれたため、一人と一匹の防衛のために
涙音と笑美が前に出てスタンドを出現させる。

とりあえず先程の誘導機雷作戦は防御手段としては使えそうだ。
万が一こちらに攻撃が来るようならば
先程のラッコの能力と併用した誘導機雷攻撃を行い、花火人間への牽制と攻撃としよう。

525『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/25(火) 23:52:21
>>524(朱鷺宮親子)
>とりあえず先程の誘導機雷作戦は防御手段としては使えそうだ。
>万が一こちらに攻撃が来るようならば
>先程のラッコの能力と併用した誘導機雷攻撃を行い、花火人間への牽制と攻撃としよう。

これについてもう少し具体的に記述をお願いします。
(何に対し、二人の能力をどう使ってラッコの能力をどう併用し、
 どんな攻撃にどう牽制し、また、何に対しどう攻撃としたいのかなど)

※また、『朱鷺宮親子』が指摘するとおり、
※『関』の水(>>509)は『村田』『鉄』に渡されているものであり、
※『村田』が利用しているため、『朱鷺宮親子』『七篠』『ラッコ』の手元にはありません。

526ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/26(水) 00:07:24
>>522(七篠)

「ミャッ」

大人しく抱き上げられたラッコ。
うっかり焼かれてしまう事もないはずだ。
七篠がラッコを抱えているので、
『ボート』は七篠の周りを周遊する事になる。

>>524(朱鷺宮親子)

『水』はなかったようだ。
心なしか、ラッコは切ない表情をしているように見えた。
とりあえず防御だけなら、
七篠の『枝』とラッコのボートで何とかなるだろうから、
今の内に鉄から貰ってこれるかもしれない。
そういえば野球対決の後で、
関が『余ったスポドリ(>>438)』を回収している。
ついでにもらってくれば、それも使えるかもしれない。

>>518

『ハッピー・スタッフ』が投げるのは『ガンガゼ』。
『ウニ』の一種だが、
他のウニとは決定的に異なる点がある。
それは『棘』だ。
本体は『直径10cm』前後だが、
棘の長さは『30cm』にも及び、
その攻撃的なフォルムは『針山』と呼ぶに相応しい。
細長い棘は非常に鋭く、
『ウェットスーツ』さえも容易に貫通してしまう。

そして、ガンガゼの棘は『中空構造』になっているため、
極めて折れやすい。
すなわち、『折れた棘』が体内に残る可能性が高い。
だが、ガンガゼの恐ろしさは別にある。
このウニは『有毒』であり、棘が刺さると炎症が生じ、
灼熱感を伴う激痛を引き起こす。
場合によっては、手足の麻痺や呼吸困難を起こす事もある。

ラッコは刺激的なものが欲しくなったのかもしれない。

(ttp://www.nilim.go.jp/lab/ddg/seibutsuhigai/family_34.html)

『ハッピー・スタッフ』が出せる『海洋生物の死体』は『一つ』。
新しいものを出した時点で、
『まだ食べていない餌』は消えるが、
当たったなら隙が作れるだろう。
その時、ラッコは再び『音』を鳴らして『次弾』を発射する。
ラッコとしては、自分に届いて欲しくてやるのだが、
間に大王と姉妹が入っているなら届かない。
もし相手が現在の位置から動いていて、
『ハッピー・スタッフ』とラッコを結ぶ射線上に入っていなければ、
それを察した七篠が動いてくれたら、
おそらくは軌道修正できると思われる。

527ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/26(水) 00:11:45
>>526

とりあえず親子が戻ってくるまでは現状を維持する。
二人が帰ってきた後で、上記の行動を行いたい。
七篠に抱えられたまま。

528朱鷺宮親子:2022/01/26(水) 00:34:52
>>526
水が無い以上は
他のところから持ってくるしか無いだろう。
二人の防御行動もあって少しくらいは時間を稼げるだろう。
二人は屋台の方に声をかける。

余裕があるならば
ラッコと七篠が防御に回っているうちに

笑美「あのー、みなさん。失礼しますー。
   まだ、水ありますか?スポーツドリンクでもいいのですが…」
関と鉄達がいる方へと声をかけ、水が必要であることを伝えに行く。

手に入ったらなるべく早く戻り、周囲に水面を作りたい。

529ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/26(水) 00:44:32
>>528(朱鷺宮親子)

もしかすると、二人は思ったかもしれない。
>>518)のような形にするためには、
『相手の後方』に『水面』を設置する必要がある。
『周囲』に作ってしまったら、ちょっと困るんじゃないだろうか。
おそらく『水面』は『一つ』でいいだろう。
『ラッコのスタンド』は、
『一番近い水面』に移動してから『餌やり』を行うため、
射程内に『水面』が複数あると、
『投擲』のコントロールが難しくなるかもしれない。

530朱鷺宮親子:2022/01/26(水) 00:51:21
>>525
//重ね重ねすみません。
//その部分の行動は一旦取りやめ、>>528の行動に変更したいと思います。
//>>529の方が注釈してくださった通り行動する予定です。

531鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/26(水) 21:13:34
>>523(小石川)

「確かに自分達も初めてのことで、作品を作るのにどれほどの時間がかかるかは
 想定できません。予め『景品』にするとなると、相応の枚数が必要になりますね…」

そうなると、やはり『観客』に渡す流れが自然となるか。
小石川さんの初期案に従おう。まずはやってみて、問題が起きれば都度対処するしかない。
時間は有限なのだから。頷き、小石川さんの言葉に同意した。

532関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/26(水) 22:54:38
>>520(鉄)

「まあっ、素敵なアイディアですねえ!
 お祭りを盛り上げる形でやるなら、
 お客たちも、お店も、むしろ味方につけられるかも……
 もちろん、味方につけたって最後は『終わらせる』んですけどね」

それでも――――『ぶち壊して終わる』よりずっといい気がした。

夏の魔物は敵だが、被害者たちは違うし、
それに……夏を楽しむ気持ちそのものは、
健全な形でならだれもが持っている物だ。

>>523(小石川)

「やっぱり、そうですよねえ〜。
 『紙を持ち歩く』だけだと、
 人手が浮いちゃって勿体ないですし」

小石川に頷く。
彼女の考えは今の所粗が無い。
動けば、見えて来る部分もある筈だ。

「ええ、鉄さんと小石川さんに賛成です〜。
 『渡す』前提なら数もとにかく必要ですし、
 残っているお金は全部、紙に変えちゃいましょうか?」

この場で考えているのと違い、
状況を前に進められるのも大きい。

「あ! あと、最初用に大きい紙もあったほうがいいですよねえ」

特に異論が出ないなら会話を終え、購入を含め行動へと移りたい。

533小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/26(水) 23:44:16
>>531(鉄)

鉄の言葉に小さく頷きを返す。
実際、試した事はない。
『ぶっつけ本番』になってしまうが、やるしかないだろう。

  「……『二人でやる』時には息を合わせましょう」

『本体が扱う二刀流』と『スタンドが扱う二刀流』。
その違いこそあれど『技術』は同等。
事前に示し合わせておけば、やれない事はないはず。

  「よろしくお願いします……」

>>532(関)

  「ええ……『私の分』は全額『紙代』に使って下さい」

また何か不測の事態が起こる可能性が、
今後ないとは言えない。
関自身の費用を使うより、
まず自分が出した費用を優先的に利用してもらう。
もし足りなくなれば、他のメンバーに『出資』を求める。
あくまでも元は『紙』。
どれだけ買ったとしても、そう高くつくものではない。

  「大きな紙は『最初』と『最後』に回しましょう。
   最初は『掴み』として……」

  「最後は合流した後の『締めくくり』として……」

最初に持ってくるのは、もちろん人目を引くためだ。
最後の方は、ラストに大技を持ってくる事で、
『終わった』事を意識させる。
祭りにおいて『雰囲気』は重要な要素。
思い切り盛り上げた後で、
最終的に『屋台コーナー』全体を『終わりのムード』に導き、
『撤収』を後押しする。
『最初』を見逃した者がいた場合、
『最後にもやる』と言っておけば、
その分だけ興味を引っ張る事もできるだろう。

>>(小林)

  「小林さん……
   『屋台コーナー全体』の把握をお願いできますか?」

『リヴィング・イン・モーメント』の視界で、
客の分布や推移に目を光らせてもらう。
それを『巡業』の参考にしたい。
また、二手に分かれた後の『連絡役』も頼んでおく。

>>(鉄)
>>(関)
>>(小林)

三人と共に必要な準備や打ち合わせを済ませ、
それから行動に移る事にする。

534小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/27(木) 00:17:48
>>533(会話終了と言う形で)

『わかりました。では、小石川さんの傍の水槽を1つ上空に展開させます』

櫓の部分と屋台の距離が曖昧だが、多分まだ小林は移動中な筈。
次で小石川さん達と合流し『紙切り』を行う手はずになるだろう。

水槽越しの読唇術で小石川さんの指示に返答して従い、護衛として浮遊させてた
リヴィング・イン・モーメントの一つを10m程上昇して流れを把握する。

535『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/27(木) 06:34:45
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>小石川
>鉄
>関
>小林

『小石川』『鉄』『関』『小林』は相談を行い、『紙切り』を行う事とした。
『遊戯系統』は奥側、『食べ物系統』は手前側に連なっている。
この策には『小林』が必須の為、『小林』の到着を待ってからの開催だ。

 ………

まずは、四人での『紙切り芸』の披露だ。

    シュパパパパアァ――z_____

『小石川』と『鉄』がそれぞれの技能により見事な紙切りを披露していく。
その間、『関』と『小林』がそれぞれのトークで盛り上げる。

その華麗な技に少しずつ人が集まってきた。
予定通り、『二か所』に分かれるとそれぞれの箇所に『人だかり』が出来た。
『人を集める』という想定は見事、成功した事になる―――


 ………

『巡業』自体は上手く行っている………

ただ、『祭り』の主要素である『盆踊り』『花火』『屋台』などが続いている中、
唐突に始まった『紙切りの終わり』で『祭りの終わり』の雰囲気を醸成するのは難しいかもしれない。

また、『客』を少数の屋台を集中させるのは、客の回転を阻害するデメリットがある。
『ひとつの屋台を品切れにさせる』のなら今の策は良いだろうが
『すべての屋台の品切れ』を狙うのであれば、
『10のレジがあるスーパーで、レジを2箇所に絞らせる』ような形となり、
当然、混雑、混乱を生む上に『全体の消費』としては効率を下げる結果となるかもしれない。
(『購入特典』として『切った紙』を配るというアイディアはあるが、
 『屋台』に話も通さず、いきなり『参加賞』として『紙』を配るのも、
 『店主』たちにとっては困惑の元だろうし、
 『紙切り』で混雑した『群衆』を取りまとめる『誘導』もないのも問題か)

そして、そもそもの話として、『鉄』が懸念していたとおり(>>520
(>『紙切り』はパフォーマンスとしても珍しいものであり、)
(>上手く出来れば大衆の興味を惹きつけるには十分だろう。)
(>もっともそこから人々の購買意欲に繋げられるかは、自分達次第となるだろうか。)
『紙切り』を実に集まったからといって
それだけで近場の『屋台』への購買意欲に繋がるかといえば、微妙なところだろう。
一応、『紙切りの紙を配る』案もあるがたとえば『一行』の年齢や嗜好で、
『紙切りの紙がもらえるから、興味のなかった屋台で何か買おう』となるだろうか。
もちろん『小さい子』を中心として、中には欲しい者もいるだろうから
全く効果がないとは言わないが、
より多くの者のハートに訴求するのは更に何か必要かもしれない。

こうなってくると重要なのは『トーク内容』か、
あるいは能力その他を使うか、
いっそまったく別の案を試すのもひとつの手かもしれない。

>>528(朱鷺宮親子)
そんな折、トコトコとやってきたのは『朱鷺宮親子』。
『紙切り』が始まっていたので、『関』に声がかけづらいが―――
屋台側の『最奥』にひっそりと『自動販売機』があるのを発見した。
単純にここで購入していけばいいのかもしれない。
また、『七篠』と『ラッコ』は優秀なスタンド使い、
彼女らに任せて、『屋台側』を手伝っていく事も出来る。

当然だが、親子ペアで行動しないといけない縛りはない。
そもそもおつかいは一人でもよかったかもしれないし、
ここでそれぞれ分かれて行動するのも自由だ。

536『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/27(木) 06:35:57
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>521(村田)

滑らかに発射される『ロケット花火』の乱舞。
並みのスタンド使いならばその対処だけで追われていただろう。

      シュパパパパアァ――z_____

だが、『ディズィー・スティック』は並みのスタンドではない。
『神速』に優れた『精密性』、それにさらに『棒術の達人』の属性が上乗せされる。
徐々に近づいた『村田』は、摩擦熱を貯めた『水棒』を投げつけ、

        バァァ―――――ンッッ!

『ロケット花火人間』を吹っ飛ばし、気絶させる。
やはり『戦い』が『村田』の専門分野か。
将来、『就職活動』でアピールする時に使えるレベルだ。

さて、『村田』の前には①の『打ち上げ筒』がある。
どうにかして無力化しておくといいだろう。


>>522(七篠)
>>526(ラッコ)

      シュパパパパアァ――z_____

『七篠』は『リルトランク』で『シラカシ』の枝を三か所から生やし、
竹箒で地面を掃除するかのように『ヘビ花火』を一掃する。

その様子を『マリ&ルイ』の『手持ち花火』組は反応する。
彼女たちがターゲットにしたのは周囲をグルグル回るいかにも怪しい銛男。

火炎放射器のように『ハッピー・スタッフ』に
花火を浴びせようとする『マリ&ルイ』。
しかし、ボートのスピードになかなか上手く行かない。
いい『囮』になっていると言える。


     ニュルニュル

               ニュルニュル


 と―――

いつのまにか『七篠』の足元に黒いヘビが数匹来ており、
そのまま『七篠』の身体を触手のように這い、『緊縛』しようとしている。
この『ヘビ花火』、本当に『ヘビ』のように移動できるようで、
おそらく、『枝』の影に隠れてここまでやってきたのだろう。

パワーは人並みだが複数居る為、単純な払い落しでは対処しづらいかもしれない。

537小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/27(木) 15:54:38
>>535

正直なところ、
どこまで現実に即した方法を用いればいいのか、
それを計りかねる部分が大きかった。
ここまでの空間は『非現実』が大半を占めていたからだ。
しかし、この空間は『現実と同じ』だと考える必要がある。

>>(関)
>>(鉄)
>>(小林)

  「――……私の考えを聞いていただけますか?」

適当なタイミングで小休止を挟み、小林の『水槽』を通して、
以下の話を三人に伝える。
自分達が店の周囲で芸を披露していれば、
自然と見物人も集まってくるだろう。
一ヶ所に留まるのではなく、
一定のサイクルで屋台全体を回る方針に変更する。
また、店主とも交渉を行う。
具体的には『店の宣伝をさせて欲しい』という内容だ。

  「関さん――『厚紙』を買う事はできないでしょうか」

  「『ポップ』を作れないかと思うのですが……」

考えているのは、『ポップ広告』の作成だった。
『ペイデイ』で大きな厚紙のようなものを購入してもらい、
それを材料にして『切り出し』を行う。
平面ではなく、立体的な形状にして、
『等身大パネル』のように自立する形を想定している。
もしかすると『費用』が厳しいかもしれないが、
自分の分は既になくなっているか残り少ないだろう。
金額が不足している場合は、
他の面々に『出資』を頼まなければならない。

  「今、私達が『注目』を集めた事は事実です」

  「それは売り込むための『裏付け』にも成り得ます」

こちらの存在を知ったのは客側だけではない。
当然、店側にも周知されたはず。
すなわち、『客寄せに利用できる可能性』を、
屋台にアピールする事にも繋がったと解釈できる。

  「許可を得て……屋台の脇に置かせてもらうのです」

  「『店側の注文に応じて作成する』と……」

店側に自分達を売り込み、注文を受けて広告を作成し、
それを設置する。
ポップ広告は、店舗の売り上げを左右する影響力を持つ。
まともな方法で消費を促すというのは、
客側に働きかけるか店側に働きかけるかの二択しかない。
客が店に向かうように仕向けられないなら、
店側をデコレーションする事で目に留まりやすくする。
客を屋台の方向に誘導するために、
平行して紙切りも続行したい。

  「先程の『段ボール』でも構いません。
   あるいは『紙』でなくとも……。
   柔らかい材質なら『立体造形』も可能です」

  「……ご意見をお聞かせ下さい」

ここまでを三人に伝え、意見を求める。
広告というのは購買意欲を煽るもの。
紙である必然性はなく、
店の邪魔にならなければ『彫刻』でもいい。
いずれにせよ、今の状況で自分にできるのは『切る事』だけ。
それを最大限に活かすために思考を巡らせる。

>>536(朱鷺宮親子)

          ――スッ

朱鷺宮親子に気付き、姿勢を正して会釈を送る。
今は、それ以上は何もしない。
こちらに来たという事は、その必要があったのだろう。
手伝ってもらう事も考えたが、
行動が決まっていない状態では引き止められない。
また、『急いでいる雰囲気』を感じ取ってもいた。

538朱鷺宮親子:2022/01/27(木) 21:54:27
>>536
涙音「どうやら…あっちは忙しいみたいね…
   自販機の方を買ったほうが早いかな。」
屋台側の方を確認し、軽くそちらへ挨拶した後に自販機の飲み物を購入する。
およそ100円程度でコイン投入回数が少なく、容量も多い水のペットボトル(600mlくらい)が狙い目だろう。

涙音「…考えてみれば二人でいっぺんに来る必要はなかったかも…」
笑美「まぁそうかもしれないけど…」
二人同時に考えてしまったためにふたりとも来てしまったようである。

笑美「……私は一足先に戻っておくわ。
   涙音ちゃんは、水を手に入れたら戻ってきてね。」
笑美は少し嫌な予感を感じ、足早に七篠とラッコの居る方へと戻っていく。

水を購入できたら涙音も急いで戻ろう。
できる限り早くラッコの『スタンド』を活かせるように水を撒きたいところだが…

笑美「すみませーん、二人同時に行ってしまって…」
そう言って笑美は七篠たちのもとへ戻る。
可能であればおそらく視認できているであろう『ヘビ花火』をスタンドの攻撃で払いたいところだが…

539七篠 譲葉『リルトランク』:2022/01/27(木) 23:16:49
>>536

「ひっ…熱ッ…!? や、やだ…!」

 七篠は足を這い上ってこようとする『ヘビ花火』からひとまず飛び退くと、『リルトランク』で『冬蔦』を『シャツ』から足に巻き付き覆うように生やそうとする。(パス精CBA)
 覆う過程で『ヘビ花火』を『枝』が刺し動きを止めることができるかもしれない。
 止められなくとも覆うことでダメージは抑えられるだろう。

 もし可能そうなら持っている『ルーズリーフ』から『冬蔦』を腰に巻き付けるように生やし、『ネズミ返し』や『スカート』のようにして『ヘビ花火』がそれ以上上ってこられないよう対策をしたい。

>>538

「!!
 おかえりなさいっ! その、『ヘビ花火』をなんとかするの、手伝ってもらってもいいですか…?」

 七篠は助けを求めるようにそう言うと笑美の行動の邪魔をしないようにするつもりのようだ。

冬蔦(キヅタの別名)
ttps://www.uekipedia.jp/%E3%81%A4%E3%82%8B%E6%80%A7%E6%A4%8D%E7%89%A9/%E3%82%AD%E3%83%85%E3%82%BF/
『スカート』の形状イメージ
ttp://akainomori.jp/?p=1843

540朱鷺宮親子:2022/01/27(木) 23:42:45
>>538
//レス番号は>>535-537です。申し訳ありませんでした。

541<削除>:<削除>
<削除>

542ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/01/28(金) 04:56:59
>>536
>>(七篠)
>>(朱鷺宮)

七篠の腕に抱かれながら、二人が戻ってくるのを待つ。
前足には『石』と『貝殻』を持っている。
『音』を鳴らす準備は万全だ。

         「ミャー」

もしラッコが『人間』であったなら、
『以下のような事』を考えたかもしれない。

――――――――――――――――――――――――

『戻ってくるのは一人でいい』などという事は有り得ない。
今は姉妹の攻撃を防げているが、
それは『ボート』が周遊しているからだ。
『餌やり』に入った時点で、
『ボート』は七篠の近くから離れてしまう。
姉妹の攻撃を防ぎきるためには『二人』が必要なのだ。
『一人が戻れば対処しきれる』などとは、
決して思ってはならない。

――――――――――――――――――――――――

だが、ラッコは『人間ではない』。
『そのような事』を考えたかどうかなど分からなかった。
たぶん考えてない。

      フ ワ ッ 

              フ ワ ァ ッ

ラッコの体毛は高級なバスタオルのようで、
とても触り心地が良かった。
『最上級の毛皮』は伊達ではない。
それによって落ち着けるかどうかは七篠次第である。

          「ミャア」

今、ラッコは『人間達』を『群れ』と認識している。
仲間から排斥されたラッコにとって、
『群れの中』で過ごすのは久し振りの事だ。
ラッコは不思議な感覚を味わっていた。

――――――――――――――――――――――――

パワーと精度の高い涙音が『水』を飛ばすのに適している。
キャップを取り外し、狙いを定めて腕を振ればいいだろう。
それが難しければ、容器ごと放り投げても構わない。

敵の背後に『水面』ができてから『音』を鳴らし、
『予定通りの行動』を行う。
これによって『ボート』は三人から離れるため、
その間の防衛は『人間任せ』となる。
もし現時点で『軌道』がズレているなら、
それを察した七篠が動いてくれれば『調整』は利く。

       ターゲット
       『標的』は『姉妹の片割れ』。

『ハッピー・スタッフ』が、背後から『毒ウニ』を投擲する。
まずは一発。
『次弾』は様子を見てから行う。
もし敵に命中しなくても、三人に当たらなければ問題ない。
最低限注意を逸らす事には繋がるからだ。

そして、その瞬間が『笑美の攻撃チャンス』となる。
笑美が覚えていれば、『野球対決の経験(>>430)』が、
ここで活きてくるだろう。
さっきと同じように、『靴』と『服』を『機雷化』すればいい。
一跳びで攻撃できる距離に入ったら、
一気にジャンプして空中から接近できる。
『ウニを食らった方』に、
上からの『トループス・アンダー・ファイア』を叩き込めば、
一撃でカタがつく。

もちろん同時に涙音も動ける。
そして、涙音は『狙撃手』だ。
『フォートレス・アンダー・シージ』の『ライフル』で、
『ウニを食らわなかった方』を『狙撃』してもらう。
これで『残った方』も一瞬動きが止まる。
その隙に笑美が攻撃を加えれば、姉妹は二人とも潰せる。

――――――――――――――――――――――――

        「ミャッ」

『このような事』をラッコが考えているかは定かではない。

543鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/28(金) 17:53:39
>>536-537

「・・・・・難敵ですね」

小休止のタイミングで一息付きながら、呟く。
『紙切り』の技術に関しては、全く問題なかったはずだ。二人の『掛け合い』も文句の付けようもない。
しかし、人を誘導したその先で上手く屋台の商品を消費してもらうのが、想像以上にスムーズに行かない。
世間に『夏のクリスマス』を浸透させる時も思ったが、大衆の心理を誘導するということの
難易度の高さを改めて感じた。こればかりは、『スタンド使い』といえど一般人と変わらない。

そして、小石川さんの意見を伺う。
ここで観客に見せた『紙切り』の技術を用いて、それを店側へと向けて宣伝するという作戦だ。

「確かにただ『作品』を渡すよりもその方がより効果が出そうです」
「…正直、自分の能力では他に『営業妨害』程度しか思いつきません。
 そしてそれが上手く行く予感もしませんし、出来るならそういう手段は取りたくない」

作品の品質に関しては、とうに周知されただろう。
ならば、店側としてもその見栄えを良くする『ポップ』の設置には肯定的ななってくれるはずだ。

「資金は自分が出します」

幸い、あの『通り魔事件』を解決した時の報酬はまだ残っている。
『ペイデイ』における能力制限内のお金は当然所有しているはずだ。

544関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/28(金) 19:55:16
>>535
>>537
>>542

「…………ううん、やっぱり難しいですね〜。
 まあ、簡単だなんて言ったら、それはそれで、
 これでごはん食べてる人に失礼なんですけど」

これまでと違い――――この方針で行くなら、
スタンド能力の工夫とかそういう話ではない。
業界人達が日夜頭を悩ませる『本物の商売』だ。

「まあっ……小石川さん、流石ですねえ〜。
 はい、『厚紙』でしたら……あらっ。
 鉄さん、ありがとうございます〜」

             ペコ〜

資金提供をしてくれる鉄に頭を下げて、
ひとまず『厚紙』を購入しておく。
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B08ZC8P872/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_AC4XSQEK4AASQZ8SCAKT

「POPを作るなら……お店の名前とかも書きたいですし、
 そうなると色ペンとかもほしいですかねえ。
 でも、そういうのがあったらノイズになるのかしら……」

         「あっ! そうだ鉄さん、小石川さぁん。
          段ボールを土台に、『切り絵』みたいにして、
          色紙(いろがみ)を貼って作るのはどうでしょう〜?」

まだ先ほどのカラフルな紙は残っているはずだ。

単に厚紙の切り芸をするだけではなく、
そこに今までの紙を用いて切り絵を行えば相乗効果でインパクトも出る。

545小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/28(金) 20:38:08
>>535

「あの、小石川さん……『広告』の発案も素晴らしいですし
幾らかの効果は期待出来るとも思います。
ただ、私的な意見として。この夏の魔物の結界内で思惑通りに夏を楽しむ方法で
問題を処理していけば。我々自身がミイラ取りのミイラになる可能性無いとは言えない」

蓮谷氏の絵日記や、他の者の調査から。今回は一抹君の憑依以外で自分達に
その影響が起きる確率がそれ程高いとは言わずとも。
窮鼠となっていく魔物が、どうその力を行使するかは魔物みぞ知るだ。

『水槽』で上から見下ろし、観察を続けてきた。
 だから『発想を変えてみよう』

「思ったんですよね。なにも『我々が全ての事を解決する必要性は低い』
幸いながら『彼等』の動きは見たし『彼等』は精力的だ」

「……『関さん』頼みになってしまうのは心苦しいですが。
『我々で参列者(お面の人々)の面を変えて、屋台に適したものに変える』
もしくは適した仮面を作成して、その面と交換して貰うのはどうでしょう?」

……彼等>511『群衆』は『お面』に準じた性質を得ている

つまり『ピンクの悪魔』だとか『嵐を呼ぶ五歳児』とかの『お面』であれば
前者は食べ物の屋台にまっしぐらに向かうだろうし。
後者は大人の女性が好きな独特な子供だから、小石川さんを始めとした
女性の方々が頼めば遊戯屋台を楽しんでくれるだろう。逆に遊戯屋台の方々に
商売上手な大人の女性のキャラクターの面を差し出せば。屋台自体の悪影響はなく
あちら側には、むしろ商売に熱を入れる事になるから喜んで被ってくれる筈。
 そうすれば、後者の子は汽車のような音を出しつつ屋台に噛り付きになる筈。
ただ、ナンパな振る舞いに偏って屋台の遊びにどこまで入れ込むが難しいので。
それなら小石川さん達には心苦しいが、色仕掛け的な感じで頼むのが安牌か。

「どうですかね? お面の購入資金に関しては、紙切りの資金などを元手にすれば
良い感じに購入出来ると思うんですが……」

546村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/01/29(土) 01:11:15
>>535

 「他の連中が何してるかは知らないが、おれは得意なことをするだけだ。
 悪いが、てめえらを生かしておくわけにはいかないんでな。」

全部で『四基』の『打上げ筒』を確認する。
見るからにこれが『祭りの目玉』と言っていい規模だ。
まだ打ち上げ時刻ではないようだが、これを無力化し花火の打上げをできないようにすれば・・・
『夏の雰囲気』は著しく失われるはずだ。

 「『花火』がなきゃあ、『夏祭り』も『秋祭り』も変わりゃしねえからな。」

まず一基の『打上げ筒』を掴んで『棒化』。
形状はおよそ円柱。大きさゆえに少々時間はかかるだろうが、『30秒』まではかからないだろう。
一つを棒化したら上下逆にして、もう一基の『打上げ筒』に『筒棒』を投げ込んで『解除』。
これを残った打上げ筒2基に対しても行って『蓋』をする。

『筒棒』は膨らむように元へ戻り、投げ込まれた『打上げ筒』に対して、逆さまにビッチリとハマりこむ。
少なくともこれで『打上げ』は不可能だ。
打上げ制御をどこで行っているのかは知らないが、もし時限式なら・・・
蓋をされて打ち上げそこなった花火が内部で爆発、自爆して崩壊するだろう。

 「さて、次はどいつだ?」

547小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/29(土) 02:51:05
>>543(鉄)

  「……ありがとうございます」

鉄に向き直り、丁寧に頭を下げる。
物置で関に聞いた通り、
『ペイデイ』の能力は決して『無限』ではない。
どうにかして、この金額で制圧したい。

>>544(関)

  「ええ……分かりました」

関に頷きを返し、彼女の提案を了承する。
それ自体に困難はないし、
やるのであれば目立つ方がいい事は間違いない。
元より自分にできる事は全てやるつもりであり、
断る理由はなかった。

>>545(小林)

  「――……効果的なアイディアだと思います」

『お面を変える』という発想は盲点だった。
彼らが『お面』の性質を得ているなら、
こちらから『新たな特性』を与えれば、
その動きをコントロールできるかもしれない。
小林の案は一考の価値がある。

  「『どうやって被せるか』という問題は残りますが……」

必要な種類の『お面』を十分に用意したとして、
それを『客に被らせる方法』が必要になる。
ただ渡しただけでは、自発的に被ってくれる見込みは薄い。
無理に被らせる事は不可能。

  「……『解決する方法』が一つあります」

  「『お面屋』を開くのはいかがでしょうか」

見たところ、ここに『お面の屋台』はない。
つまり、競合する『商売敵』がいない。
客に『お面』を被らせるなら、
これが最も確実な手段になるだろう。
自分達の『芸』を使えば『客寄せ』するのに苦労はない。
この点は既に実証済みだ。

  「『店側』にも『交渉の余地』はあるかと……」

『楽しむ事』が目的の客側と違って、
店側の目的はあくまでも『商売』。
『販売を促進させる方法』に興味を持つ可能性はある。
交渉次第で実現する可能性はゼロではない。

>>(全員)

  「もし『やる』のであれば、『店側との交渉』は、
   私と鉄さんと小林さんの三人で済むでしょう。
   『広告の設置』と『店主のお面』について……」

  「『お面屋』の準備は、
   関さんにお願いしたいと思いますが……」

  「……おそらく『食べ物』の方が『やりやすい』はずです。
   『食べ物の屋台』が店じまいすれば、
   自然と『遊戯系統』の方に客足が集中します。
   結果的に『全体の消費』は促される事になるでしょう」

何か『大食い』の特性を持ったような『お面』があれば、
それを利用できるだろう。
『遊び』と『食べ物』を同時に攻めなくとも、
片方を落とせれば全体の流れを変えられる。
『攻略』は格段にしやすくなるはず。

  「ただ――『どのようなお面を選ぶべきか』が私には……」

『お面の選択』は重要であり、また自分には判断できない。
『アニメやマンガ』というジャンルに限るのであれば、
それらに疎い自分には全く知識がないのだ。
その点は他の面々に頼るしかなかった。

548小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/29(土) 08:58:23
>>547

「または、店側と交渉して……そうだな。
『金魚すくい』『カタヌキ』『射的』『ひもくじ』
これ等は『ハズレ』が存在するのだから、その『残念賞』として『お面』を
渡してあげれば、店側にも客にも利益がある。店とては私達が別の商品を
あげるのだから客足を増やす利点になるし、お面の客達の心情は不明だが
別の面が貰えると言うのは、夏の祭りを楽しむと言う魔物の行動理念に沿えば
『面を変えて楽しむ』と言うのも夏祭りを楽しむものと考えられる。
特性が直ぐ発揮するのであれば、私が想像するキャラクター
『アービィー』は、食べ物ならば何でも吸い込む、まん丸でゲーム画面上では
複数存在したりするのもザラな存在ですから。それだけ関さんの能力で
量産して、全員で客に渡せれば真っ先に食べ物屋台の商品全部消費してくれるでしょう」

今から屋台を開くにしても、見栄え、立地、そう言うものに問題がある。
大昔の祭りの屋台だって、その場所代を誰かに支払わないといけなかったりなど
現実的な人の思惑で障害もあった。この場所自体を最大限に利用し
我々が支払うリスクは最小限に。そうでなければ、夏の魔物の結界に取り込まれかねない。

「この空間を見続けるとね……品の悪い言い方になって皆さんに申し訳ないが
反吐が出る。この周囲の華やかな景色全てが、私の愛する人や、その人が住まう街の
方達の生命で綴られた狂詩曲なのだから。
 だから、私としても性急に事態を終焉させたい。
その為ならば何だって発案するし、何だってやります。
 ……私の財布の残高で、お面は買えますか?」

こうなるのだと知れるなら、夏のクリスマスの広告費を数万円残したのだが
それは後の祭りだ。悔いてる暇もないし、私の心は一貫している。
 一抹君(弟)を取り戻す為ならば、周囲の犠牲以外では何でもする。
残った財布の金で、アービィーの面を買えるだけ買おう。

549小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/29(土) 10:00:21
>>548(小林)

  「――小林さん……」

小林らしからぬ感情的な様子を目の当たりにして、
気遣わしげな視線を向ける。
彼とは深い親交はない。
ただ、それでも『感じるもの』はあった。

  「……『お気持ち』は分かります」

  「落ち着いて――1つずつ対処しましょう……」

親しい間柄でなくとも、『助けたい』という思いは理解できる。
確かに時間は限られている。
だからこそ、焦りは禁物。
この空間は今まで違い、
一つ一つ片付けていくつもりで取り掛かる必要がある。
そうでなければ、いつまで経っても終わらないだろう。

  「『お面屋』というのは渡す『きっかけ』です。
   『屋台』を準備する事はありません」

何も大掛かりなものにしなくてもいい。
要するに最低限の体裁だけ整っていれば十分。
場所についても、最初に『紙切り』を披露したように、
空いている所を選べば問題ない。

  「ここまで人を集めても『注意』はされていません。
   おそらく、その点は問題ないはずです」

『人を集めた』という事は、言い方を変えれば、
『客を奪った』という事でもある。
それを咎めなかったという事は、
『お面』を配ったとしても文句は言われないだろう。
全体を取り仕切る『代表者』のような存在も見えないし、
『許可や『場所代』などの心配もないと見ていい。

  「おっしゃる通りの『キャラクター』であれば……
   『条件』は満たしているでしょう」

実際には知らないので何とも言えないが、
小林の説明を聞く限りでは目的と合致する。
もしかすると、もっと種類があった方がいいのかもしれない。
ただ、自分では思いつくものがなかった。

  「『お面』に関しては――
   まず『食べ物』の消費を目指すのが妥当かと……」

『食べ物の屋台』が掃けてしまえば、
客は『遊戯の屋台』に集まる。
そこまで行けば『次のステップ』に進める。
一度にやろうとするのではなく、
結果を見ながら計画的に進めていくのが順当に思う。

550小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/29(土) 15:49:42
>>549

小林は普段、穏やかな佇まいで激昂するような様子を見る者が少ない。
だから勘違いされがちだが、別段 彼は始終冷静であると言うよりは
『感情が鈍化』してると言う表現のほうが正しい。
 夏の魔物によって過去とも折り合いを付けた事も相まって、言動に
聊か荒れがあるのも、どちらかと言えば『地』が出てると言うのが正しい。

「えぇ、まずは食べ物屋さんから。
……大丈夫ですよ。逸る心は確かにあるが、私は自分一人では何も
成し遂げれないと自覚しているし、この場所では全員が団結しなければ
夏の魔物を倒せない事も重々承知している。
 関さんを始め、他の方達が『力』を出し尽くしている。
無力な私は『知』と、このリヴィング・イン・モーメントの補助で
精一杯出来る事を行います。まず、仮面を配布して参列客がどう反応を
及ぼすのか未知数なのですし、慎重が大事ですからね」

「あと、改めて状況を俯瞰する必要があるでしょう。
『水槽』を二体。『七篠』さん方達の『花火』方面に飛翔させます」

『生姜湯・粕湯酒』の『水槽』 二体。
村田さんに関しては、心配してないと言う訳では無いが彼が易々と
負傷を許す事は無いと共闘した経験から信頼してる。
 朱鷺宮親子はタッグで居るから互いを助け合えるが、七篠さんは
能力的に少々攻守共に不安もあるし、いざとなれば水槽で助けが必要だろう。

『花火方面』の状況も知る為に水槽を移動(ス精CC)

あとは『お面』を関さんの能力と鉄さんや自分の金銭で購入可能か
そして客達の反応を検証しつつ行動をしていく。

551関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/29(土) 19:35:05
>『屋台』側

「…………えっ、あっ! あのう!
 すみません、話が進んでから水を差して〜。
 ただ……その、お面を私が買うって事ですよね?
 それ、多分なんですけど、『出来ない』です!」

作戦の前提に誤認があるので、慌てて口を挟む。

      「私の『ペイデイ』で買えるのは、
       『日用品』だから…………
       お面は、入ってないんですよう」

      「顔パックとかは買えますけど……」

お面を変えれば性質が変わるのだとすれば、
それを狙うのは良い作戦だとは思われるが……

「あとはお面がおまけについてるお菓子ですかねえ?
 ううん、キャラクターのお面となると……
 すみません、もっと早くに言い出すべきでした〜」

少なくとも『お面を直接買う方法』は無いはずだ。

……『ペイデイ』が関の想像を超える力を発揮する、
という可能性は無いでもないが、今回ばかりはかなり怪しい。

552鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/29(土) 20:02:45
>『屋台』側

「もしも、こちらが用意した『お面』が使えるのならば…
 その場合、『厚紙』などを用いて『お面』を手作りすることも可能かもしれません」

『お面』と認識されれば十分なのであれば、この『切り紙』の技術を用いてお面を作り出せるはずだ。
『ペイデイ』の能力について詳しくは知らないが、キャラクターの顔を模して作り出した作品に、
マスクの紐、あるいは『輪ゴム』を伸ばして緩くしたものでもいい。耳にかける部分をつける。
それを被せることでも、小林さんの作戦は可能なのでは、という推測だ。

辺りを見回して、最近のマンガキャラクターもいるか、確認しておく。
もしいたのならば、それは恐らく『蓮谷弟』の記憶を元に作られたものではない。
この町に住む人々の記憶か、あるいは犠牲になった人々のみの記憶かは分からないが、
どちらにせよ外部から情報を取り入れているということ。
ならば、こちらからその情報に干渉することで、能力そのものに関与することも可能なはずだ。

553『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/29(土) 20:26:58
>>552(鉄)

『鉄』はあたりを見回す。
『群衆』は多種多様な『キャラクターお面』をつけており、『最近のキャラ』も居た。
つまり、外部情報が影響していそうではある。
ただし、そうだとしても『手作りのお面』がどれだけ効果を発揮するかは未知数か。

ただ………よく見ると『小林』の言う『アービィのお面』をつけた者はそもそも存在していた。
なぜか『カタヌキ』に熱中し、失敗しまくっているようだ。
『キャラクターの才能』と『中の人の思い』が連動しているというわけではないのだろう。
逆に言えば、『適材適所』に当てはまれば、『キャラクターの才能』は十分に発揮できるという事になる。

これだけの『群衆』、『有名キャラクター』は大体いそうだ。
もし『一行』が詳しくないのなら、『詳しそうな知り合い』に電話で確認してもいいだろう。

554小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/30(日) 05:21:50
>>550-552(屋台側)

事態を悩ましく感じているのは小林だけではない。
実際、自分も『手一杯』である事は否めなかった。
『ペイデイ』の『買える範囲』に頭を回す余裕すらないのだ。
その時、ふと鉄の視線を目で追っていた。
同時に、『一つの事』に思い至った。

  「……これまで『ただ誘導する』という事をしてきました」

  「――『相手』を変えましょう」

『誘導する』という方向性は間違っていないはず。
『アニメ』や『マンガ』は、自分にとっては縁遠いもの。
全く知識がないために今まで考えが及ばなかったが、
小林の言葉で遅ればせながら気付く事ができた。

  「実際の商いにおいても、
   『ターゲット』を絞る事は重要な要素です」

  「屋台まで連れて行きましょう」

  「『特定の客層』を狙って『特定の屋台』に……」

『芸』を使えば、客に関心を持たせる事は難しくない。
一旦興味を抱かせたら、
『芸』を続けて『目的の屋台』まで誘導してやり、
屋台の前まで来たところで、
逃がさずに『セールストーク』を行う。
屋台の商品を売り込んで、客が買うように仕向けるのだ。
すなわち『客引き』。
『夏祭り』という場が持つ『オープン』な雰囲気を利用する。

『かたぬき』に熱中する『アービィ』を見ても、
『同じ場所』に居座り続ける客はいる。
『相性』が悪いせいで、
『回転の悪化』を招いている『好ましくない客』。
それを『相性の良い場所』に誘導すれば、
『好ましい客』に変えられる。

  「買っていただいた以上、『ポップ広告』も作成します。
   『誘導先の店』に置かせていただきましょう」

  「『全ての店』に置くのではなく……
   『特定の店だけ』に置く事で、
   そこに導きやすくなるはずです」

つまり、『店ごとの格差』をつけるという事だ。
一つの店が『店じまい』したら、
また新しい店に『広告』を置かせてもらう。
そうする事で、
常に『一つの店だけが目立っている状況』を作り出す。

555小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/30(日) 08:10:30
>>551-554

『関さん』『鉄さん』『小石川』さんの言葉から数秒の黙考の後に
思考の為に組んでた腕を解いて、肯定の頷きを示す。

「わかりました。
――では 『手作りの面』は『私が被ります』
……アービィの面の客に対しては、アービィーの面を被って
食べ物の屋台へ誘導したほうが、同じ仲間であると言う外観からの情報で
相手も警戒心をなくす効果があるでしょうし」

『水槽』で上空から観察を続ければ、何処にどう言ったキャラクターの
お面の客が居るかは容易に特定出来る。
 こう言う時こそのリヴィング・イン・モーメントだ。

関さんの能力、ペイデイは制限は確かにあるかも知れないが。鉄さんの
鋭い知性の刃がそうであるように、応用によって無限の可能性を備えてる。
 それに小石川さんや私、その他の力が借りれば百人力よりも凄まじい。

「それで食べ物の屋台の消費が完成したら……そうですね。
『りょ○さん』の、お面を付けてる人とかを遊戯屋台に率先して促すか
手作りで被せて見るのも良いかも知れませんね……多少博打が入ってますが」

遊戯屋台を攻略するとしたら、多分、お面で一番有効なのは
コミック発行巻数がギネス認定もされた、不良警官で下町出身
性格は粗暴だが、何故か憎めないと言うオールラウンダーな特技がある
あの『りょ○』さんが遊戯屋台攻略に打ってつけだ。彼ならば遊戯屋台の
店側でも客側でも大活躍だろう。その性格が性格ゆえに周囲を騒がせるから
トリックスターの側面も大きいので、私達にも何かしら被害を与える可能性も
あるが、これは魔物の結界によって出来た存在。魔物側とて、お面の人物が
結界を荒らす程のヒーローとしての力を持たす訳ないから、りょ○さんの
お面の人物の行動をそこまで心配する必要はないだろう。

水槽で上空から観察し、アービィー、りょ○さんの面の人物を見つけたら
厚紙の手作りで、仲間であると認識させ適材適所の屋台へ誘導する。
一先ず、方針は決まった。

「小石川さんの『紙切り』で注視して、関さんの生み出した『厚紙』で
手作りの面も作成する。私が水槽で上空から特定の客を発見し……」

「鉄さん、私の『水槽』を一つ貸します。手作りの面を私と貴方で
複数携行して、二手に分かれつつ私が水槽で指示をして、迅速に客を
見つけ次第、水槽で報せますから」

お面の客に、手作りの面を被って勧誘する際に。何か不具合が生じて
攻撃される危険もなくはない。そう言う場合の護衛として戦闘力が秀でる
鉄さんと同行して勧誘するほうが安全ではあるが、事態は急を有する。
 
人海戦術で屋台を攻略するにしても、今は複数で勧誘を行うのが得策だ。
 この手作り面の勧誘作戦の可能性を信じで行動していこう。

556『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/01/30(日) 08:56:22
※キャラクターについての言及は、架空のものでもモチーフがあるものでも、
※『星見世界にあるのだ』と各々言い張り、リアリティがあれば問題ありません。
※各々がそのキャラクターについて『説明した部分のみ』を考慮して判定します。
※また、『厚紙の手作りお面』『ポップ広告』の作成方法や、群衆個々への声掛けの仕方などは
※成否の根幹に関わってきますので、もし行うのでしたら具体的な作成・声掛け詳細をお書きください。

557鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/01/31(月) 01:58:43
>>554-555

「既に、いる・・・この『祭り』の中に」
「だが、一向に食事をするつもりはないようだ・・・『才能』と『行動』は、常に一致するとは限らないということか」

それもそうか。もし仮に『お面』のキャラクター同士が常にその性格のまま行動していたなら、
既に様々なところでトラブルが起きていてもおかしくない。
そしてそれは、『夏の魔物』の望むところではないはずだ。
だから防衛機構としての能力を持たせつつ、あくまで行動自体は一般人に近づけたわけか。

「小林さんが?…承知致しました」
「効果は不明ですが、夏祭りというこの場において『お面』を被ることで、
 何らかの影響が出ることもあり得ます。お気をつけください」

逆にもしそれでキャラクターの『能力』をコピーできたなら手っ取り早いが、
『お面』から能力を得られるのはここの祭りの住人のみという可能性もある。
ひとまずは作ってみて様子見だろうか。

「小林さんの力をお借りして、まずは小石川さんの作戦に乗っ取り狙うべき『標的』を見つけましょうか」
「一つずつ片付けていくならば、まずは『アービィ』の方から探していきますか?」
「二人以上、同じ『アービィ』のお面を付けていればやりやすいですが…あるいは他の暴食キャラクターでも」

558小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/31(月) 03:33:30
>>556-557

『お面』 特に夏祭りとなると、国民的人気の知名度となる存在になる。
 その中でも、よく見かけるであろう『大食い』の特性がある存在。

ピンクの悪魔の代名詞の『アービィ』

海賊世代の王を目指す『ルシィ』

伝説のサ〇ヤ人となる『ゴクー』

これ等『大食い』の特性のある三つの面の存在は必ずいる筈。

そして『遊びのプロ』

下町の愛されし不良警官『りょーつ』

『アービィ―』には『アービィ』自身の勧誘しか効果は無いだろう。
このキャラクターは多くの友人を住む星に居るが、従わせると言う事自体が
難しい存在だ。単刀直入に、同じ面を被って勧誘がベストだろう。

他の『ルシィ』は仲間の面を、そして『ゴクー』も妻帯者であるからして
その女性の面を厚紙で作成出来れば、著しく効果はありえるかも知れない。

『りょーつ』に関しては、1つ『秘策』を有してる。


『そうですね、鉄さん。だからこそ【私が被る必要性がある】
異常が万が一、私に生じれば貴方なら鎮圧も十分私なら可能な筈。
アービィ・ルシィ・ゴクーの面を探しましょう。私も上空からスタンドで
対象を見つけ次第お知らせします』

厚紙の作成は、絵描き歌としても有名な
まるかいて おまめがふたつ おむすびひとつ あっというまに……と
言う感じでピンク色に近い厚紙に、携行してるボールペンで顔を描き
輪ゴムは関さんに出して貰って、それを耳掛けとして通して完成だ。


アービィの中性的な声を意識し。このように声をかけてみる

――カタヌキも良いけど、お腹も空かないペコ〜?
自分 りんご飴でとっても大きいのを発見したペコっ!
 カタヌキばっかりしてるんなら、自分が全部食べちゃうペコっ!

(何処まで効果があるか未知数……文献として、今ではポヨ以外
喋らないキャラクターが漫画で話してた時のニュアンスを思い出しつつ
傍目は馬鹿馬鹿しいが、それでも精一杯の声色で行ってはいる。
これで駄目なら、もう少し何か細工が必要だ……)

559小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/01/31(月) 04:09:48

恐らく『ベジィタ(ベジータ)』の『お面』の客も居ると思われる為。
それも上空から観察して捕捉する。

また、質問だが。『スタンド音声』に関しては精神力によるスタンドを介した会話の為
意識すれば、人が声色をするように幾らか別人に似せた声を発せられると
考えて問題ないだろうか?

560小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/31(月) 05:31:56
>>(鉄)
>>(関)

生前、『彼』は『画家』であった。
その縁で、『美術館』や『展覧会』に足を運ぶ機会は、
自分自身も少なくなかった。
『彼』と共に鑑賞した作品の中には、
『紙の芸術』も含まれていた。

  「鉄さん――『切り起こし』という技法をご存知ですか?」

  「『一枚の紙』を切り起こし、『切り離さず付け加えず』、
   『平面』の上に『立体』を形作る手法の事です」

      テクニック
  「この『 技 』を使って『広告』を作成しましょう」

『広告』は『切り起こし技法』を用いて作る。
今の状況で自分にできるのは『切る事』だけだが、
『その分野』に関しては『プロフェッショナル』。
『達人』の二人がかりでやれば時間も短縮できる。

(参考:ttp://www.necomachi.com/100_13/gallery/details/039.html)
(参考:ttp://www.g-advance.co.jp/k-jube/gallery.html)

  「形は『その店に因んだもの』にしましょう。
   『たこやき屋』なら『たこやき』、
   『りんご飴屋』なら『りんご飴』を……」

  「平行して、先程の『色紙』で『切り絵』を作ります。
   それを糊付けして背景や各部を『彩色』しましょう。
   関さん、『糊の購入』と……
   『貼り付け』をお願いできますか?」

  「ここに来る前、
   私は『ある方』の助力で『調査』を行いました。
   その結果から『クリスマス柄の服』を着ていても、
   『冬の風物詩としての効果』は、
   望めない事が分かっています」

  「『紙』はあくまでも『紙』……。
   その形が『夏の風物詩』を模していようとも、
   『夏を助長させる効果はない』と考えられます」

『イル・ソン・パティ』の能力によって分かったのは、
『直接的』であるほど『風物詩』としての効果が高いという事。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/446-502)
逆に、そうでなければ効果は乏しいか皆無になる。
つまるところ『紙切り』は『紙切り』でしかない。
たとえば『紙の雪』を降らせても、『雪』としての効果はない。
『夏の風物詩』であっても同じ事が言える。

  「設置する際は、厚紙で『イーゼル』を作りましょう。
   そこに『額縁』のように掛けて『展示』するのです。
   『全てが紙製である事』のアピールになり……
   『人の目の高さ』にもしやすくなります」

ひとまず自分達は『広告』の作成に入りたい。
鉄と関から異論がなければ、
二人の手を借りて『製作』に入る。
作成方法と展示方法は、既に説明した通り。

  「小林さんが行かれたようですので……
   『りんご飴』から手をつけましょう」

関の意見を聞いていないし、まだ『広告』もできていない。
それらを済ませてから動くべきだと考えていたが、
小林が行動を起こした。
タイミング的に止める事もできないので、
成否は別として、こちらはこちらの作業に専念する。

561小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/01/31(月) 12:48:08
>>560
>>(鉄)
>>(関)

  「彼らは純粋に『夏祭り』を楽しんでいます……。
   『屋台』を売り込む時には、
   『夏祭りを楽しみたい気持ち』に訴えかけましょう」

  「……『りんご飴』なら、こうします」

  「『りんご飴自体』は、いつでもどこでも食べられる。
   ただ、『夏祭りのりんご飴』は、
   『今ここ』でしか食べられない。
   もし食べなければ、『夏の思い出』が一つ欠けてしまう。
   逆に食べたなら、『夏祭りでりんご飴を食べた』という、
   掛け替えのない『夏の思い出』が手に入る……」

  「食べれば『幸せ』に……食べなければ『後悔』する。
   『夏祭り』を余す事なく楽しむためには、
   『りんご飴を食べる事』が必要不可欠……。
   そう思わせる事が大切です」

  「――存分に楽しんでいただきましょう」

この方針を『セールストーク』の根幹に据える。
『夏祭りを楽しみたい』という感情を煽り、
その矛先を特定の屋台に誘導する。
当然、商品ごとに変えていく必要はあるだろうが、
最も基本的な部分は、
客自身に『ニーズ』を意識させる事だ。

562関 寿々芽『ペイデイ』:2022/01/31(月) 23:40:17
>>554-561

「アニメ……は、あんまり詳しくないので、
 何のお面を作るかとか、
 どんなキャラクターを探すかとか、
 その辺りは詳しい人にお任せします〜」

詳しい知り合いがいないでもないが、
この件に巻き込むべき人間でもないし、
状況を説明する事が難しすぎる。
また、小林の知識と大して変わるわけでもない。

「勿論、『欲(ほっし)のアービィ』くらいは知ってますけど〜。
 食べ放題、遊び放題、と〜っても欲張りさんなんですよねえ」

とはいえ――――超有名キャラは関の知識の範疇だ。

『アービィ』。
暴飲暴食のモンスターで、遊びも好きだが特技は『食欲』。
無論、キャラそのものなら今頃屋台は全滅しているだろうから、
中の人の意向がある程度反映されているのは、幸いと言える。

「それから『ルシィ』さんも聞いたことくらいは……
 テレビのコマーシャルとかで、お肉をたくさん食べてますよね〜。
 それに……『宴』とか『お祭り』も好きなイメージです!
 お肉系の屋台は、任せちゃえるかもしれませんね」

『ルシィ』については多くは知らないが――――
風船のように腹が膨らむまで肉を食いまくる男だったはず。

「っと。とりあえず……厚紙と、糊を買いますねえ。
 得意っていう訳でもないですけど、
 内職で『糊付け』はやった事ありますので、
 切れない分……貼るのは任せて下さいよう」
 
「あとは……セールストークは勿論『相手の考え次第』ですけど、 
 小石川さんのやり方なら、きっと買いたくなっちゃう人は多いと思います〜」

夏の世界は、きっと『思い出の夏』だ。
夏を求める気持ちの根拠は楽しかった『あの夏』。

『夏の思い出』を説得の根拠にするのは、おそらくかなり理に適っている。

563鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/01(火) 01:17:13
>>558-562

「承知しました。あなたが万が一己を制御出来なくなった時は、必ず止めると誓います」

小林さんの言葉に頷く。
幸い、彼が名前を上げてくれた3人のキャラクターは全て知っている。
この群衆の中から見分けるのは難しくないだろう。
そして小石川さんの方を見た。

「はい、幼少の頃に簡単なものを作ったことはあります。
 仕組みさえ分かれば、『シヴァルリー』ならば造作もないはず」
「小林さんが既に行動をしてくれているので、こちらも急いで作業に取り掛かりましょう」

小石川さんの『セールストーク』をしっかりと覚えつつ、『切り起こし』に取り掛かろう。
切る作業は自分と小石川さんで、関さんに糊付けを担当してもらう分業制だ。
そして完了次第、小林さんの後を追わなくては。

564『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/01(火) 06:23:28
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>小石川
>小林
>鉄
>関

『紙切り』を一旦止め、『一行』は次なる策に移行する。
すなわち、『お面』のキャラクターにあわせた適材適所の誘導と、
『ポップ広告』による、集客力の強化の両面作戦だ。

とりあえずは『小林』は『お面』者へのアプローチ、
その他の三名は『ポップ広告』の作成と店への交渉、呼び込みと分かれる。

まずは、『りんご飴』屋に集中する事とした。
りんご飴屋の丸い体型の男に交渉すると、
無償で広告してくれるというその意図をはかりかねているようだったが、
とりあえずやってみてほしいとの言葉をもらう。
『小石川』と『鉄』の見事な切り起こしにより『ポップ広告』は完成する。
その技術とセールトークで少しずつ『りんご飴』の客足が増えていく。
時間はかかるがこれならそのうち売り切れになる―――はずだ。
ただ、『一店舗』ずつの攻略はかなりの時間を要しそうではある。

それはそれとして『切り起こし』をやっている内に、なんとなく思いつくことがあった。

そもそも『小石川』の最初の策、
『スタンドスペックの技能や精密性を用いて屋台を攻略する』という案は
『ナイフ』を使うのが禁止だったため、頓挫した。
しかし、ここにいる『鉄』の『シヴァルリー』や
『花火方面』に行った幾人かのスタンドであれば、
その精密性で素直に『道具』を用いての攻略は可能ではないのだろうか。
また、『道具を用いる』のならば、『品質』の良いものに、
上手く取り替える事で有利にする事もできるだろう。
また、『邪道』をいくのなら逆にすこぶる悪いものに替えてから『クレーム』を行うのも手か。
もちろん、今更やるかどうかは自由だ。

>小林

>――カタヌキも良いけど、お腹も空かないペコ〜?
>自分 りんご飴でとっても大きいのを発見したペコっ!
>カタヌキばっかりしてるんなら、自分が全部食べちゃうペコっ!

『手造り』の『欲のカービィーお面』を被った『小林』は、
声色を変えて、『カービィーお面』の少年に語り掛ける。

 ………

「………い、いや、イイです。なんか、怖いし。
     た、食べちゃってイイですよ、りんご飴」

『少年』はドン引きしている。

よくよく考えると『小林』は『キャラクターの才能』と『中の人の思い』が
連動しているというわけではない事を観察で知っていたはずだ。
つまり、『キャラクターの精神性』と『中の人の考え』は完全に切り離されている。
『アービィーお面』の少年は『無尽蔵に食べられる大口や胃袋』という
才能はもっているだろうが、暴飲暴食したいという意思はない。
当然仲間意識などというものもないのだろう。

つまり、『小林』は現実的に言えば、『手作りお面』でそのキャラになりきり、
同じキャラクターのお面の少年に声掛けした不審者という形となる………

※ちなみにスタンド会話で声色を変える事は当ミッションでは可能。

 ………

『ルシィ』や『ゴクー』、『りょーつ』や『ベジィタ』の『お面者』はそれぞれ発見した。
その中で『りょーつ』は性格が加味されるのでなければ、
『技能』としてはあくまで常人の範疇を超えないのかもしれないと考えられた。

565『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/01(火) 06:24:44
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>539(七篠)

迫りくる『ヘビ花火』に巻き付かれる前に『七篠』は自らの足を『冬蔦』で『自縛』する。
枝が『ヘビ花火』を突き刺し、何匹かの『ヘビ花火』の動きを鈍らせる事に成功した。
その間に『ルーズリーフ』から『冬蔦』を腰にぐるぐると巻き付ける。
これで『上半身』に『ヘビ花火』が来ないようには出来た。

『下半身』も『冬蔦』のガードで『熱』や『締め付け』によるダメージは抑えられている。
『耐えしのぐ』のならこれで十分だが―――
下半身全般が『冬蔦』と『ヘビ花火』で二重の『束縛』、非常に動きづらいのは確かだ。

>>538(朱鷺宮親子)
そんな折、『笑美』がスタスタと戻ってきた。
とりあえず、『七篠』の足に這い寄る『ヘビ花火』をスタンドで払いのけ、『七篠』は解放される。
『屋台』の奥の方の自販機に買いにいった『涙音』は少し待たないと帰ってこないだろう。

>>541(ラッコ)

           ガ ァ ァ ン―――ッッッ!!

引き続き『ハッピー・スタッフ』を襲おうとする『マリ&ルイ』。
疲れからか、不幸にも銛男入りの高級船に追突してしまう。

                    グサァッ!

『マリ』をかばいすべてのダメージを負った『ルイ』に対し、
高級船の主、暴力スタンド『ハッピー・スタッフ』が行ったのは
『ボート』を攻撃されたと思っての『銛』への追撃だった。

『マリ』の目前に晒されるあまりに屈辱的な『ルイ』の惨状、
渦巻く憎悪に翻弄されて…噴出した怒りはやがて灼熱の花火を点火する。

(『体当たり』ではなく、不慮の事故)

 ………

これで『ルイ』は『再起不能』だろうし、
『マリ』は怒りのあまり『ハッピー・スタッフ』に執着するだろう。
ただ、『2、5m』もの銛を持つ上に高スペックを誇る『ハッピー・スタッフ』にとって、
単品の『マリ』を捌くのはさほど難しい事ではないはずだ。

『パック大王』は居るが、彼の『ヘビ花火』の大半は
『リルトランク』の枝で一掃しているので、後は本体を叩くだけ。
その後、②の筒をどうにかすれば、この場は攻略と言えるか。

                                 ………

>>546(村田)
『四基』の『打ち上げ筒』はそれぞれ30mほど離れており、
それぞれ周囲に『花火使い』達が居る(詳細は>>513)。
そのうち①は『村田』が攻略し、②は今まさに他のメンバーが攻略中。
③④の『筒』さえなんとかすれば、『花火方面』は制圧したと言えるだろう。

              ギュイイインンン

『村田』はまず手近な①の『打ち上げ筒』を棒化させる。
この大きさとはいえ『棒』に近い形状。10秒ほどで『棒化』可能と思われた。
『棒化』すれば対象の『時は止まる』。『打ち上げ筒』としては無力化するだろう。
②を他のメンバーに任せるならば、③か④にいって、これを突っ込んでやればいいか
(ただ、爆発の規模が怖いところではあるが)。

566『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/01(火) 06:30:28
>>564
(誤)
>『手造り』の『欲のカービィーお面』を被った『小林』は、
>声色を変えて、『カービィーお面』の少年に語り掛ける。

(正)
>『手造り』の『欲のアービィーお面』を被った『小林』は、
>声色を変えて、『アービィーお面』の少年に語り掛ける。

567小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/01(火) 10:03:05
>>564-565

(成る程……大体、この祭りの『背景』が理解出来てきたな)

・『仮面』の存在の『才能』は、被る人物に宿る。だが、その被ってる本体自身の
心とリンクしてなければ、発揮出来ない。

・花火方面や巡回する戦隊物の『仮面』の主のように、夏の魔物の意思で
自動で攻撃されるパターンの存在も居る。

『水槽』で七篠さん方面に移動したから、戦況も理解出来る。ただ普通の精神なら
近寄って来ただけで花火で攻撃するような事は無い。交戦していると言う事は
『普通の状態ではない』から。予め、屋台と花火方面で各役割を異なるように
魔物側の指示がされているんだろう。となると、満腹戦隊と言う名だけあって
タベルンナイフとかは、食べる才能を有してると思ったが。夏の魔物の指示にて
警備に専念してるなら、彼を屋台へ誘導するのも困難……。

「……あぁ、すいません。実は屋台で、りんご飴の売れ行きが少々芳しくないのでね。
客引きの為に、こう言う演技をしてたのですが 怖がらせてしまったのなら……」

口調を普段の元にして、謝罪と共に2,3 アービィ面の少年へ問いかける。

「聞きたいんですが、何故カタヌキばかりを? 何か欲しい景品などあるのでしょうか?
もし、そう言った事情で熱中してるのであれば。成功した暁には
りんご飴の屋台へ向かう気はありますか?」

「また、こちらの夏祭りでは『お面を交換』したりなどはします?
する場合として、君はそれに拒絶感はありますか? この手作りの面と交換する意思は
あったりしますでしょうか?」

少年には『大食い』の才能がアービィの面を被ってるのだから当然ある。
 『カタヌキに熱中する理由』を解消したら、食べ物屋台へ向かってくれるかも
知れない。もしくば、手作りでは特に変調は起きないが、確実に被れば何かしら
影響が出るだろう魔物製の面を一枚でも入手出来れば。その『才能』をこちらが
会得出来る可能性がある。

(然し、難しいだろうな。夏の魔物とて愚かでは無い、この大規模な空間に
緻密に破綻を生じさせないよう上手い具合に加減を生じさせている。
 お面のトレードなんて事を許しはしないだろう……だが確認はした方が良い)

『鉄さん。アービィの面の少年に声を掛けたのですが、彼は才能こそあるだろうが
中身は普通の少年でしかない。他の大食いキャラクターの面を被る人々も精神は
一般的なもので、何かしら大食いをする理由がない限りは屋台で食べ物を多く
消費する事は無いでしょう。早食い大会で賞金が出る、等の勧誘を特定の
大食いキャラクターにさせる事が出来れば……』

鉄さんの側に付けた『リヴィング・イン・モーメント』で報告する。
会話は、こちらが水槽越しに鉄さんの言葉を読唇しなくてはいけないので
一方的な連絡にしかならないが、そちらに居合わせてる小石川さんや関さんは
厚紙で準備する中で何か良いアイデアを出してくれるだろう。

(または順序を逆にする必要性があるのか?
遊戯屋台で『射的』『カタヌキ』など、『景品』をこちら側がスタンドを使用して
高価なものを入手し、それを元に『早食い大会』を実施し、スタンドでクジを
予め細工するなどして大食いの才能を有する仮面の持ち主のみに出場させる……とか)

『……と言う案もあります。宜しければ、どうかご検討を
私は少年から色々情報を入手しますので』

568鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/01(火) 22:24:34
>>564

『切り起こし』の作業をしながら、ふと思うことがある。
祭りのの観客は『スタンド』が見えているし、干渉もできるようだ。
しかしそれでも、『スタンド』を用いた『達人芸』には驚いてくれている。
あくまで見えてはいるが、彼らにはこれは特殊な能力だと認識されていないのか?

もし自分が出店の店主だとしたなら、『型抜き』や『射的』に『スタンド』を用いるのは許可しないだろう。
挑戦する人達にとっての難易度が、極めて不公平になってしまうためだ。
また『能力』ならばともかく、『ヴィジョン』を完全に隠し切るというのも難しいだろう。
最終的に『道具』に触れるのは『スタンド』であるため、一部発現したヴィジョンを腕に重ねるというのも、
全ての出店は店主の間近で遊戯をしなければならない為、バレるリスクがある。
また仮に店主が一般人であろうと、目敏いキャラクターの『お面』を付けている人間が通りがかる可能性も十分有り得る。
そしてバレてしまえば、この場の観客を皆敵に回してしまうというのは想像に難くない。
先程(>>543)で言った通り、『型抜き』や『たこ焼き』の道具を使えなくする事で
営業妨害はできるが、それも大衆の目には映ってしまう。結果は同じだと思っていた。
だが、そもそも先程の『紙切り』に突っ込まれなかったという事は、
『お面』同様に『スタンド』も当人の技術として認められているのか?

そこへ、小林さんからの通信が入った。状況を確認して頷く。
少なくとも、『お面』を装着することによる小林さんへの悪影響はないようで、一安心だ。

「了解しました。『お面』を付けた人物がこちらに協力してもらうには、
 キャラクター性など関係なく、『一般人』が参加するだけの利点が必要、ということですね」

という言葉を、スマホに入力して『水槽』に見せておく。
そして、近くの『遊戯系出店』の店主に訊ねてみよう。

「すみません。『超能力』で遊戯に挑戦することは可能ですか?」

569『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/01(火) 23:01:36
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>567(小林)

「あ、りんご飴の屋台の人なんスか。
いや、カタヌキをクリアすれば賞金もらえるんっスよ。
 やるしかないでしょうォ〜〜〜」

どうやらこの屋台の『カタヌキ』は難易度にあわせて『賞金』がもらえるタイプのようだ。
失敗具合をみるに確実に『損』をしているはずだが、熱中して引くに引けなかったというところか。

「『お面を交換』………? いや、別にそういう催しはないっスけど。
 『交換』………いや、その『手作りのお面』よりこっちの方が断然いいし、
 そうでなくても『しっくり』来るから、『拒絶感』はまああるっスね。
 基本、『交換』する来は起きないっス。

 ………そういやオレはいつからこの『お面』しているんだっけか」

『群衆』がどういう存在かはイマイチ不明だが、
やはり『お面交換』は気乗りしないようだし、『お面の出自』も曖昧なようだ。
『スタンド』を駆使すれば無理に?ぎ取れる可能性はあるが、騒ぎになる恐れもまたある。

>>568(鉄)
彼らにとって『スタンド』はどういう扱いなのか、確かに気になるところではある。

「『超能力』ゥ? そんなのできるのかい?
 いかがわしいモンはお断りだよォ」

『金魚すくい』の店主は老婆のような声だ。
『超能力』はNG………『鉄』が当初考えていたとおり、当たり前の結論か。

 いや―――

「そんなモンに頼らなくても、隣のおかしな恰好の兄ちゃんに
やってもらえばイイんじゃないかい?
『紙切り』やったり『広告』造ったりで器用なようだしさァ〜〜〜」

続けて、『金魚すくいの店主』は『シヴァルリー』を見やりながら、そう告げた。

 ………

当初より『スタンド』は次々現れる『夏の風物詩人間』に認識も、干渉もされていた。
『見えるし干渉できる人型』。
『スタンド』を知らなければ、『超能力のヴィジョン』などとは思わず、
それこそ『戦隊アクター』のような『全身コスプレ』の『人間』だと
考えてしまう方がどちらかといえば自然か―――
全員が『お面』をつけているという『仮面舞踏会』のようなこの環境が、
『人型スタンド』の奇異性を和らげているのかもしれない。

570小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/02(水) 00:17:10
>>569(何か相談ない場合は、このまま行動終了です)

>そういやオレはいつからこの『お面』しているんだっけか

「……些細な事です。気にしなくていいと思いますよ。
成程ね 『賞金』……ですか。
 ここだけの話ね。あとで早食い系の大会の開催を試みてるんです。
君は、結構食べれそうな体つきしてますし。後で私か別の係の者が
抽選のクジなど持って来るかも知れませんから。
もし、運よく当たって成功すれば。君の言う『賞金』……金一封も
夢でないので、楽しみにしてて下さい」

軽く肩を叩き、カタヌキを暗に楽しんでと仮面の裏で見えない微笑を向けつつ
少年から去る事にする。

一瞬だけ『一抹君』に面影を重ねた。けれど、彼は私が会いたい者でないし
救うべき対象ではあるが、迅速にこの場で仮面を剝ぎ取って強硬策に
出る事は無い。少なくとも、この場で暴力に近い行動をする力はないし
その選択は悪手だろうから。だが、少年の面影に一瞬幻視させた憧憬は
自身の気持ちを一層と固める要因にはなり得た。

『やはり、仮面を被る人たちは面を外す事に抵抗感があります。
交換などを提案しても、消極的でしたから基本的に面を少しでも外す事は
この祭りの空間が解除されるまで無いと思ったほうが良いでしょう。

少年は賞金が欲しくて遊戯屋台に集中してます。先ほど述べたように
早く大会なりを屋台で開催し、その報酬として賞金なり、こちらで遊戯屋台の
賞品を一早く入手して景品にする等して食べ物屋台を一気に攻略する作戦が
適してるかと思われます』

(……この結界内、なるべく早く攻略した方が間違いなく良い)

遊戯屋台も、食べ物屋台も大勢 お面の客が居るからして時間さえあれば
確実に底が尽きて終わりを迎える。
 だが、自分達の手を加えずとも終わりが来て魔物が満足して消える。
なんて生易しい事が起きる筈がない。

魔物の目的は何なのか? 奴は我々 星見町の大半が一致団結して
冬のクリスマス作戦で夏の景観を崩し、奴の力を削いだ。
 ……この空間は、奴にとって最後の砦であり。また自身の力を
再生及び別の能力を会得する手段として用いられていると考えるべきだ。
奴が今まで取り込んだ犠牲者達の魂が発する力を時間をかけて啜りながら。

『鉄さん、申し訳ないが花火方面を攻略する皆さんが戻るまでは
貴方と小石川さんのスタンドが頼りです。
 どうか、食べ物屋台の数。最低5つは人の関心を惹く景品があるのが
大食い・早食い大会を開催するのに適している。どうかお願いします』

(私は、その間に別の大食いキャラクターの面を被る人たちに声をかけよう)

関さんの能力なら、景品になりそうな物品は購入出来る。だが1万以内
私の財布の中身は心許ないし、他の者が購入するとして この場の面の者達の
関心を惹く物品を購入出来るが分からない。なら夏の祭りの景品と言う
遊戯屋台の物を購入するのが自然と限られた選択となる。

私や関さんのスタンドでは、射的やカタヌキ ひもクジも1等相応の景品を
入手するのは困難だろう。

引き続き、他の面の客。
『ルシィ』『ゴクー』
『ベジィタ(※サ〇ヤ人である【大食い】且つゴクーへのライバル心)』
『甘露字』

このキャラクター達の面の客を探し出し、それとなく今のような客引きがてら
欲しい景品なりがあるかどうかを雑談を交え聞き出しつつ
もう少ししたら、食べ物屋台で大会が開催するかも知れない旨を告げよう。

571七篠 譲葉『リルトランク』:2022/02/02(水) 20:31:23
>>565

「朱鷺宮さん、ありがとうございます…。
 花火って怖いですね」

 七篠はそう言うと自身に巻きつけた『枝』を解除し、今度は『パック大王』に向けて『白い葉のテイカカズラの枝』を頭部を含む全身に巻き付けるように生やそうとする。

 『テイカカズラ』は毒性のあるつる性常緑広葉樹だ。
 猛毒で有名な『夾竹桃』の仲間で、口にすれば呼吸困難や心臓麻痺を引き起こし、触れるだけでもかぶれてしまう。
 そんな毒性の強い『テイカカズラ』だが、この木の大きな特徴は枝から生える根『付着根』だ。
 この根が食い込むことで枝を固定し、10mほどの高さまで這い上ることができる。

 枝そのものの巻き付きと、『付着根』による食い込み。そして接触によるかぶれ。
 三つの手段で『パック大王』を拘束し無力化するつもりのようだ。

 また、『白い葉のテイカカズラ』は別名『ハツユキカズラ』といい、まだらにつもった『初雪』を思わせる見た目をしている。
 常緑であるから特別『冬』の植物ではなく、『夏』にも同じ姿で存在しているが、
 もしも『夏の魔物』がこちらに逃げようとした時に多少でも邪魔する効果があるかもしれない。
 
「毒のある木なので、食い破ろうとか燃やしてしまえとか考えない方がいいかもしれません。
 今だけ大人しくしてくれればあとで外しますので…」

 七篠はそう言いながら、暴れるようであれば二本目の『テイカカズラ』を生やし拘束を強めようと準備をしているようだ。

テイカカズラについて
ttps://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-910
毒性について
ttp://www43.tok2.com/home/hatlee/0000/02_tree/zzz/0000.html

572鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/02(水) 21:08:46
>>569

「─────。成る程、確かにこういった遊戯ならば手先の器用な『彼』の方が向いているかもしれません」
「ありがとうございます」

老婆に対して一礼をして、再び小石川さん達の方へと向かう。
『シヴァルリー』は地面に足を付けさせて、なるべく自然に歩いているように見せよう。
とはいえ、この人混みに加えて『浮き足立っている』祭りならではの雰囲気。
それらが原因故か、今まで宙に浮く姿に突っ込まれなかった以上、
そこまで警戒しなくてもいいかもしれないが、念には念をだ。
これらを踏まえて、『ヴィジョン』は人前で発現したり、解除したりはしない方が良さそうだ。


「どうやら『スタンド』は、彼らには『変わった格好の人物』として認識されているようです」
「故に、この『精密動作性』を活かせます。オレはこれから『遊戯系統』の出店を
 倒してこようと思いますが、更に小林さんからも情報と、そして作戦を相談してくれました」

小林さんから得た情報を二人へと伝える。
・『お面』は能力こそ与えるが、行動の指針には一切関係がないこと。
・『お面』を外すことは期待できず、交換をしてもらうのも不可能だろうということ。
・『アービィ』のお面を付けた少年は『賞金』を欲しており、それらを手に入れれば行動の誘導が可能かもしれないということ。

特に問題がなければ、自分も『型抜き』の方へと向かおう。『シヴァルリー』、刃物の扱いならば更に得意分野だ。

573村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/02/02(水) 23:45:40
>>565

 「先に進むか。アレは今かかずらってる連中が何とかするだろ。」

 「いまのおれに出来ることは『進む』ことだけだ。
 ほかの連中がついてこれるようにな。」

ベルト棒を解除して腰に戻し、筒棒を携えて③へと進む。
筒の大きさからいって、筒棒はだいたい『2m』というところだろうか。
火薬を用いた打ち上げに耐えるだけの強度と重量、サイズを備えているそれは、
いざとなれば『解除』して防壁や質量兵器に使うこともできる。これも『棒化』のメリットのひとつだ。

筒棒を③へブン投げて、当たるか迎撃される直前に『解除』し押しつぶしてしまえば話は早い気がするが・・・
どんな迎撃があるか不明だ。確認するまで不用意な手は打たないほうがいいだろう。

574関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/03(木) 02:49:18
>>564(GM)
>>570(小林)
>>572(鉄)

「ううん……難しいですねえ。
 お祭りは『非日常』で、
 私が買えるのは『日用品』」

「『ヨーヨー釣りのこより』みたいな、
 手作りできるものなら出せますけど……」

ここまで八面六臂だったが、
『ペイデイ』には苦手な状況だ。
妨害に全力を注ぐなら別だが、
それは本当に最後の手段。

「鉄さん、かたぬきの『針』……用意しましょうか〜?」

     「あちこち回るようでしたら、
      私もついていって、
      必要な道具を売りますよう」

鉄の精密動作性と良質な道具を一か所にまとめるか、
それとも、『ばらけさせる』かは難しいところだ。

「使っていいって言われるかは分かりませんけど〜」

あとは――――再度屋台を見渡してみる。

「…………」

(食べ物をみんながたくさん食べるようにするなら……)

『アルコール』を提供している屋台は見当たるだろうか?
決め打ちするほど有効な策かは微妙だが、案にはなる。

575『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/04(金) 02:17:23
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>570(小林)

『賞金』の話に『アービィーお面』の少年は目を輝かせている。
元手がかからない無料の大会なら出てくれるのではないだろうか。

『小林』は、『ルシィ』『ゴクー』『ペジィタ』『甘露字』が、
それぞれ何を買うわけでもなく、ぶらぶらと祭りの雰囲気を楽しんでいるのを見かけた。
元手なく『早食い』『大食い』に『賞金』が出る話をすれば、皆、乗ってくれる可能性はある。
もっとも屋台には一度造れる量に限界がある。
それぞれのキャラクターを適材適所のに誘導すれば効率よく、
すべての食料を消耗できるかもしれない。

※元ネタがあっても出来るだけその者の『技能』について地の文でご説明ください。
※『甘露字』というキャラクターについては一から説明してください。

>>572(鉄)
『鉄』が『カタヌキ』の屋台を見やるとその前で『小林』が
ちょうど『アービィーのお面の少年』との交渉を終えたようだ。
『カタヌキ』は『200円』『500円』『1000円』コースに分かれており、
それをクリアするとそれぞれ『1000円』『3000円』『10000円』が賞金として戻って来るというシステムらしい。
『2000円』コースは文庫本ほどの大きさで『鳳凰』のような図柄の超絶難易度。
チャレンジしている者は多そうだが、おそらく人間技では成し遂げるのは困難だろう。
逆に言えばこれを連続してクリアされれば『商売あがったり』とも言える。
『針』はおそらく純正のものを使うべきなのだろうが、
『シヴァルリー』の精密性なら掌中でバレずにさらりと入れ替えるのは可能かもしれない。
もっとも、それを『鉄』自身が許すかは別問題だが―――

>>574(関)
『アルコール』については、『串焼き』『フランクフルト』の屋台で提供しているようだ。

576『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/04(金) 02:45:31
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>573(村田)

『打ち上げ筒』の不用意な投擲からの『解除』は、
『筒』の詳しい機構が分からない以上、『暴発』の恐れがある。
その被害が『村田』や②付近で戦っている仲間たちに及ばないとも限らないだろう。
『時間停止』状態の『棒化』のまま使うのが無難でありそうだ。

③を守護する『ネズミ花火魔法少女』(動きは破ス精CBB程度)。
『長髪』が『ネズミ花火』となり、それは意思をもった『ネズミ』のように動く。
目立つのは少女の身体に纏わりつく『フラフープ状』の花火。
回転をし続けるそのスピードは目覚ましく、スピードがのった最高速は
『ディズィー・スティック』に近い速度になりそうだ。
また、両手にそれぞれ『チャクラム』様の『ネズミ花火』を有する。
『チャクラム』も『フラフ―プ『導火線』は燃え盛っており、
また、硬度も『硬質ワイヤー』程度はありそうではある。
『チャクラム』は『投擲』や『近接武器』、
『フラフープ』も、『攻撃』『防御』ともに利用できると推測できた。

また、『地』からは直径5cmほどの『ネズミ花火』が
『5体』ほど這いながら、多方面から『村田』に近づいてくる。
そのスピードは『スゴイ』程度だが、派手に『1m』ほどまき散らす『火花』が、
円環を描き、凶悪な障害物となっている。

上記の状況から『倒すまでの算段』を想定して臨んでもいいだろう。

577『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/04(金) 02:49:01
>>575(修正)

(誤)『2000円』コースは文庫本ほどの大きさで『鳳凰』のような図柄の超絶難易度。
(正)『1000円』コースは文庫本ほどの大きさで『鳳凰』のような図柄の超絶難易度。

578小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/04(金) 09:19:43
>>575(技能説明抜け、申し訳ない)

『甘露地』の『特徴』は『惚れっぽい(同性関係なく)』『大食い』と『力持ち』だろう。

桜餅を1日に100程度食べて、髪の色が桜色になったりだとか
筋肉の密度が凄まじい事で、漫画の物語上でも窮地を脱したとか話題に事欠かない。
あと、私には未だに理解が少々難しい感情だが。人の長所にときめくと言うのが
このキャラクターの魅力だ。まぁ力持ちや惚れっぽさよりも『大食い』の適正があるなら
早食い、大食い大会には是非参加して欲しい。

各キャラクターの面の客には

―こんにちは、もう少しすると魅力的な『賞金』と『景品』が成功すれば
もれなく付いてくる大食い・早食い大会が開催します。その景品に何かあれば
嬉しいか祭りの客にインタビューと思いまして。何でも構わないので一言
 後々、抽選のクジを配布すると思いますので、お楽しみに。

と、それとなく意欲を高める話を振る。後で間違いなく細工して出場して貰うのだが
こう言ったほうが、おっ それじゃあクジで決まったら頑張っちゃおうかな と
祭りの大食いの特徴の面の彼等も中の人物達は思う筈だ。
 それで彼等の好みである景品も用意出来れば、用意された屋台の食べ物を一気に
消費してくれる。遊戯屋台方面を、鉄さんが頑張って景品を入手出来れば
ほぼ屋台を制圧出来ると考えて良い。
 賞金は、『商品券』なりを自作したほうが良いかも知れない。
現金は用意が難しいのだから、スカイモールなり星見町で使用出来る、換金可能だろう
商品券のほうが、自分達で作成しても偽造と暴かれる可能性は低いだろうし。

(何より、彼等は『何年か前から失踪した者たち』
自分達が見た覚えのある商品券と違う! と言われても
『今年からデザインを変えてる商品券だ』と堂々と言えば、嘘かどうか
彼等には分からない)
 それと、さっき(>>550) 『七篠』さんに『水槽』を二体飛ばした。
まだ到着してない可能性もあるが、合流出来たら、こう報告する。

『こちらの屋台のある方では、もう少ししたら大食いキャラクターの特性を担う
お客さん達を、遊戯屋台の景品なりを早食い大会を開催して誘導して一気に
屋台攻略を決行しようと思います。
 そちらの【お面の方々の、お面】 もし可能であればで宜しいですが入手お願いします』

(……後々、これが夏の魔物と対峙する時に必要かも知れない)

花火を武器として、人を超えたスペックで戦闘可能な元一般人である彼等の
力量を高めてるのは『お面』だ。
 魔物の力がどう作用するか不明だが、原因であろう『お面』を装着させておくより
外せるなら外しておいて、こちらに置いておけるほうが良いだろう。

579朱鷺宮親子:2022/02/04(金) 22:08:23
>>565
涙音「私もすぐに追いつくから、先に行っててねー!」
涙音はなるべく早く指定した水を購入しておきたい。
急げば次辺りには戻れるだろうか。
ちなみに購入の際はスタンドを介して行う。
そうすれば速さと精密さを両立できるので急いでも手元がブレたりはしないだろう。
そのままスタンドにペットボトルをもたせて帰りたい。
もし到着できたならばペットボトルの水を撒いて『ラッコ』のスタンドの支援をおこないたい。

一方の笑美はなんとかヘビ花火を払うことが出来た。
笑美「やれやれ、間に合ったようで何よりです。
    しかし後は…?」
どうやら攻撃を仕掛けていたうちの一人はもうすでに倒されたようだ。
後は『ハッピー・スタッフ』に襲いかかろうとする。

「失礼…しますね!」
そう言って笑美は『マリ』に向けて『お守り』をスタンドを介して投げつける。
ラッコのおかげで助かった部分が多々ある。彼女にとって仲間を失うのは損失だろう。
『危機感知機雷』として機能するはずである。

580鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/04(金) 22:28:25
>>574-575

>「鉄さん、かたぬきの『針』……用意しましょうか〜?」

「…いや、今はまだ遠慮しておこう。藪蛇になってしまうかもしれない」
「お心遣いだけ受け取っておく」

関さんのありがたい申し出に、しかし首を振る。
観客の中に、目敏い『キャラクター』がいないとも限らない。
一般人であるならば欺ける自信はあるが、創作物のキャラが相手では一筋縄ではいかないだろう。
また、現時点では『型抜き』の難易度が分からない。
『シヴァルリー』の精密動作性のみで十分こなせるのであれば、それに越した事はない。
もし不可能ならば、改めて関さんの能力を頼ることにしよう。

本来規定されていない道具を使うことに関しては、人命が懸かっている以上躊躇いはない。
これが現実ならばその後金銭を返すところだが、そもそもその金銭そのものが文字通りの『泡銭』だ。
良心の呵責などもない。

「よろしくお願いします」

一礼をさせて、『シヴァルリー』に『型抜き』を行わせる。
まずは『200円コース』『500円コース』から感覚を掴み、問題がなければ『1000円コース』だ。
『達人級』の技術を持つ『シヴァルリー』ならば可能だとは思うが、果たして。

581ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/05(土) 13:24:33
>>565
>>579(朱鷺宮親子)

『野生の世界』において、
力がない者の選択肢は二つしかない。
すなわち、逃げるか隠れるか。
力がある者には『第三の選択肢』がある。
ラッコは『平和主義者』だ。
だが、『平和主義』とは、
身に迫る危険を無視するという事ではない。

         「ミャー」

なお、ここからは『ラッコの思考』から離れる。
あくまで『一つの可能性』の話だ。
状況を見た朱鷺宮親子は、実際に行動を起こす前に、
以下のように思ったかもしれない。

――――――――――――――――――――――――

姉妹の片割れはダウン。
もう片方は『ラッコのスタンド』と遊んでいる。
だから、あれは最後に片付ければいい。
大王を始末し、その後で片割れを消す。
この順番が妥当だろう。

まず、『水』は撒かなくてもいいかもしれない。
予定とは違ったが、『ラッコのスタンド』は役割を果たした。
買ってきたペットボトルは、
そのまま涙音が持っているのがいいような気がする。
まだ、『この後』に使う可能性が高いので、
キープしておいた方が良さそうだ。
おそらくは『涙音のバッグ』を借りる事になるだろう。

その代わりに、涙音には大王を『狙撃』してもらう。
言うまでもなく七篠の支援。
今は姉妹より大王を優先する必要がある。
よって、『お守り』を投げるのも、
姉妹ではなく大王にした方がいいかもしれない。
今のところ、
『ラッコのスタンド』がやられてしまう様子は皆無だし、
あれなら後回しにしても大丈夫だろう。

もし大王に『お守り』を投げるなら、
そのまま大王に接近するのがいいような気がする。
同時に『靴』を『機雷化』しておけば、次で『跳躍』できる。
ジャンプで大王を強襲し、叩き伏せる事ができるだろう。

――――――――――――――――――――――――

         「ミャッ」

『ハッピー・スタッフ』は、ラッコの意思とは無関係に動き、
片割れを適当にあしらい続ける。
自発的な攻撃ができない『ハッピー・スタッフ』だが、
向こうから攻めてくるなら話は違う。
そして、『性能差』は歴然。
何の工夫もなく闇雲に攻めてくる敵に、
やられる可能性は『ゼロ』。
朱鷺宮親子と七篠には、大王に集中してもらうのが、
この場における『最善』だろう。

582ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/05(土) 13:33:17
>>581
>>(涙音)

『スコープ』である『ナイト・カレス』を使えば、
『ライフル』の有効射程は『200m』。
水を撒かないのなら、わざわざすぐに戻る必要もない。
『その場から狙撃』した方が早いだろう。

583小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/05(土) 18:15:50
>>564

『遊戯系統』は鉄に任せる。
『スタンドの性能』を用いて突破する事が可能なのは、
『遊戯系統』だけ。
『食べ物系統』は、
『それ以外の方法』で減らさなければならない。
だからといって『全員で食べきる』というのも無理がある。
結局のところ『客達に消費させる』事は避けて通れない。

  「ご存知のように我々は、この会場で、
   『パフォーマンス』を行わせていただいております。
   この宣伝は、私達の『広報活動』も兼ねています。
   これを置かせていただく事は、
   こちらにとっても『認知度』の向上に繋がるのです」

屋台の店主には、そのように付け加える。

  「――『たこ焼き』、『りんご飴』、『わた飴』、
   『串焼き』、『フランクフルト』……」

『食べ物屋台』の前を歩きながら、声を上げる。
『一店舗だけ』に専念していては遅すぎる事が分かった。
よって、『数』を増やす。

  「それらは全て、いつでもどこでも食べられます。
   ですが……『夏祭りのたこやき』・『夏祭りのりんご飴』・
   『夏祭りのわた飴』・『夏祭りの串焼き』・
   『夏祭りのフランクフルト』は、
   『今ここ』でしか食べられません」

『ビー・ハート』を解除し、その手で『色紙』を持つ。
そして、『スーサイド・ライフ』で『紙切り』を披露。
『たこ焼き』、『りんご飴』、『わた飴』、『串焼き』、
『フランクフルト』の形を次々に切り出す。
『一刀流』に戻すので、その動きは先程よりも高速になる。
手を動かしながらも口は止めない。

  「『毎日つけていた日記』を、
   一日だけ書きそびれてしまったら、どう思われますか?
   後から書く事もできるでしょう。
   ですが、それは『毎日つけた日記』にはなりません。
   ここ以外の場所で『たこ焼き』を食べても、
   それは『夏祭りのたこ焼き』ではありません」

  「何か『コレクション』しているものはおありですか?
   あと一つで全てが揃うというところまで来てるとします。
   その空白を埋めたいとは思いませんか?
   『夏祭りのりんご飴』を食べずに、
   『夏の思い出』というコレクションは完成しないのです」

  「ここで『わた飴』を食べなければ、
   『串焼き』を食べなければ、
   『フランクフルト』を食べなければ、
   後悔する事になってしまうかもしれません。
   それは『ピースの欠落したジグソーパズル』です」

  「『夏祭り』という『ジグソーパズル』において、
   決して欠く事のできない『五つのピース』……
   それが『たこ焼き』であり『りんご飴』であり、
   『わた飴』であり『串焼き』であり、
   『フランクフルト』なのです」

  「……それらは食べてしまえばなくなります。
   ですが、『思い出』はこれから先もずっと残り続けます。
   大切な『夏の思い出』を得るのは、
   何も難しい事ではありません」

  「屋台で『たこ焼き』を、『りんご飴』を、『わた飴』を、
   『串焼き』を、『フランクフルト』を味わう。
   ただ、それだけの事なのです。
   屋台に行って注文する。
   その『一歩』を踏み出すだけで、
   『一生』残る『思い出』が手に入るのです」

  「『夏の思い出』という『ジグソーパズル』を完成させるのか、
   『ピース』が欠けてしまったまま『夏』を終えるのか……」

  「――あなたはどちらを選びますか?」

五つの屋台の前を通過し終わったら、次の仕事に移る。
すなわち、残りの四店舗の『広告』作り。
改めて『二刀流』に切り替え、それらの完成に注力する。
一人でやるので先程よりも時間が掛かるだろうが、
仕上がったら同じように主人に交渉し、
設置を打診する予定だ。
その後は『食べ物屋台』の前を歩いて『紙切り』を披露しつつ、
同時に販促のために『口上』を行うつもりでいる。

>>574(関)

  「関さん……よろしければ手伝っていただけませんか?」

現状、彼女は手が空いている様子なので、
可能であれば『広告』の作成に助力を願う。
自分が切り出し、関には糊付け作業を頼みたい。
それで多少はペースアップできるはず。

584村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/02/05(土) 23:18:15
>>576

 「『後退』はしねえ。鬼が出ようが蛇が出ようが、それこそ鼠が出ようが、だ。」

 シュ  バ ババ !

 ビ  ビビ  ビビ  ッ !

這い寄ってくる『鼠花火』を、輪の中央に棒を突っ込んで引っ掛け拾い上げる。
いくら花火が早くとも、『ディズィー・スティック』の速度と技量をもってすれば難しいことではない。

 「わざわざお前を倒す必要はねえ。おれの狙いはあくまで『筒』のほうだ。」

串刺しにした『鼠花火』を『筒口』に向かって投げ入れ『誘爆』を狙う。
これに対して相手は護る動きをとらざるを得ない。『ロケット花火』のときもそうだったからだ。
チャクラムを投げるか、フラフープを使うのかは不明だが・・・それは確実な『隙』だ。
想定される迎撃手段が『近接』か『投擲』である以上、先ほどの『ロケット花火』よりもその隙は明確だろう。

 「『隙あり』だ。」

ズ ギュ  ァ!

『棒』をU字に折りたたんで『伸張』。
一方の先端で『フラフープ』を跳ね上げ、もう一方の先端で突きの連打を見舞う。

585『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/06(日) 19:26:31
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>

>>578(小林)
アンケートをとると希望する景品は『TVゲーム機』『タブレットPC』や
『自動車』『ネット商品券』『国内旅行券』などなど。
『ヒモくじ』や『射的』の目玉商品とされるものの中には重複するものもあるか。

ここで、『小林』は根本的な事に思い至る。
いくら食べられても、『アニメキャラクター』のお面を愛するような
少年少女は、それだけの『金銭』を持っていないかもしれない。
『小林』が出すならそれでもいいが―――
あるいは、『お金を出せるような才能』のキャラクターを探すのも手か。
(ただの『お金持ち設定』では『性格』同様、反映されない可能性がある)。

『水槽』を『七篠』達の方に飛ばすが、遠距離スタンドとはいえ、射程距離は『30m』。
『盆踊り』の端くらいにはギリギリ届くが、真逆の『花火会場』までは
遠目で様子確認するくらいしか出来なかった。
『盆踊り』の人ごみに紛れ、向こうからこっちを発見できる可能性も低いかもしれない。

>>580(鉄)

 ザッ ザッ ザッ

『針』も一種の刃物と言えなくもない。『シヴァルリー』の手慣れた動きで
『200円』『500円』コースはさほど難なくクリアする事が出来た。
それを見た『店主』の顔つきが変わる。
このクラスでも当然、容易にクリアされる前提ではないはずだ。

 そして―――

『シヴァルリー』は『1000円』コースのチャレンジを始める。
さすがの『シヴァルリー』といえども自身の精密性だけではえらく時間がかかる。
それでも………

                 ズバァ―― ン

見事、『鳳凰』は完成する。ただこれを何回も、となると、『失敗』する事も出てくるだろう。
より良質な『針』を使えれば、確実性と速度は増す可能性はある。

 「………兄ちゃん、おめでとう!
   ………クリアは一回こっきりなんでね。
    ………これで終わりに―――」

『店主』がふてくされた表情でお開きにしようとするが、
いつのまにか周囲に『人だかり』が出ている。
今まで『カタヌキ』に散っていった無念の面子だ。

「そんなの書いてないだろ!」「やらせてあげなよ!」

そんな声が飛び交っている。この分なら、
『1000円』コースにまだまだチャレンジできそうだ。

>>583(小石川)
『口上』からの『広告』―――
これが終了すればそれぞれの食事店に少しずつ客足が増えてくるはずだ。
あとは『小林』の策と組み合わせることで
複合的に『食料店舗』の攻略は捗っていくかもしれない。

>>574(関)
『自らの想定』や『鉄』や『小石川』や『小林』の動向や進捗状況。
それらの中で次の行動を決めていくのがいいだろう。

586『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/06(日) 19:28:52
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>571(七篠)

『七篠』は『ヘビ花火』の束縛のお返しとばかりに、
今度は『パック大王』の全身に『テイカカズラ』を巻き付かせようとする。
すでに『ヘビ花火』を出しつくし、動揺している大王を
さしたる問題なく『緊縛』する事が出来た。
ただ『お面』のせいかパワーはあるようなので、
二本目の『テイカカズラ』で更なる多重束縛を行っておいた。
これで抵抗は出来ないと思われる。
さすがに『炎』を吐ける感じもしないので、そのまま『トドメ』を刺すもいいだろう。

>>579(朱鷺宮親子)
『涙音』はペットボトルを購入して戻ろうとする。
その際に『鉄』がスタンドを用いて、『カタヌキ』を攻略しているのを見た。
『涙音』のスタンドのバランスの良い高スペックなら、
他屋台の攻略もできるだろうが―――
戻るなら、ほどなくして『花火方面』へと辿り着けるだろう。

一方の『笑美』は『七篠』を『ヘビ花火』から解放してあげた後、
『ハッピー・スタッフ』に拘っている『マリ』の周辺に対し、『危機探知お守り』
精密性に乏しい『笑美』のスタンドではあるが、周期的にまわる
『ハッピー・スタッフ』と直情的な行動をする『マリ』の隙を縫って、
『お守り』を投げるのはそう難しい事ではなかった。

   ドシュウウウ―――ッ

『お守り』が起爆すると、『マリ』がその衝撃で大きく態勢を崩し、
『船』につんのめる形となる。
そして、そこに『ハッピー・スタッフ』の銛が突き刺さるッ!

 ………

『パック大王』は『七篠』が束縛している。
この後は、②の『打ち上げ筒』をどうにかすればいいか。
破壊に秀でた『トループス・アンダー・ファイア』なら上手い方法があるかもしれない。

>>581-582(ラッコ)

『ハッピー・スタッフ』が銛でトドメを刺すのを見守る『ラッコ』。

 ………

『ラッコ』は『ラッコ』であり、『ラッコ』の思考から離れて、
他の者の『考えているかもしれない事』を露骨に示唆するのはさすがに
『基本的ラッコ権』を逸脱している気がしてきた。
基本的には『ラッコ』は『ラッコ』が行う事を主張していけばいいはずだ。

※『高校野球』時はルールに疎い方を居る事を加味して
※他PCへの『指示』『やってほしい事の提示』のような事もOKとしてきました。
※その延長で勘違いさせてしまったかもしれませんが、ラッコ自身の行動もそこそこに、
※『ラッコの思考から離れて、他PLの朱鷺宮親子の考えているかもしれない事』を
※ラッコレスで延々と『地の文』で書き連ねるのはメール欄のエクスキューズがあったとしても、
※他PCのレスをそのまま書いているかのようでさすがに『露骨すぎる』ので、
※少なくとも当ミッションでは『連携の方法』を再検討して頂ければと思います。
※たとえば『小石川PC』がやっているように『PCロール』として
※PCの口から同様の『提案』『指示』をする事はとうぜん可能です。
※『ラッコだからできないのでその代替』『ラッコ単体でやる事が少ない』等の事情は分かりますが、
※『ラッコ』というPCを自身で選択して能動的に参加している以上、
※その『デメリット』を甘受して頂ければと考えます。
※GMが類似レスする事もありますが、それはヒント要素も含めており、
※性質の違うものだと考えます。
※また、チャット等でPL間で相談する分には問題ありません。

※一重に当ミッション攻略に尽力している故のレスでしょうから、
※ありがたくはあるのですが、超多人数ミッションですし、
※一人で気負い過ぎず、他PCの『判断』や『自主性』を尊重し、
※それにあわせて行動していくのも一興ではないでしょうか。

587『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/06(日) 19:31:10
<><><><><><><>『花火方面』その2<><><><><><><><>

>>584(村田)

多種の『ネズミ花火』を駆使する『魔法少女』。
それに対し、『村田』は『守護者』としての弱点を狙う。


           シ ュ ッ

拾い上げた『ネズミ花火』を棒で器用に『筒』に投げつける。
それに対し『チャクラム』を投げつけ、撃墜しようとする『魔法少女』。
その隙に『村田』は『棒』をU字にし、二方面から『魔法少女』を攻め立てる。

一方で『フラフープ』を跳ね上げようとするが、
その『回転』は伊達ではないようで『棒先』は弾かれてしまう。
ただ全く無駄というわけではなく、『フラフープ』の位置は変わる。

 そのガラ空きになったところを―――


      ダダダダダダダダダダダダァ―――― ッ


               『棒術のラッシュ』を繰り出す『村田』。

それを防御するかのように『魔法少女』の髪がもの凄いスピードで伸び、
ワイヤー硬度の『ネズミ花火』化したが………万全とはいかない。

               ズバ ァ ァ ン

大きく吹っ飛ぶ『魔法少女』。
ただ、最後の力を振り絞ってか、あるいは『ネズミ』のように自律しているのか、
いつのまにかもうひとつの『チャクラム』を『村田』の方へ飛来してきている。

『チャクラム』は2mほどの『花火の刃』をまき散らし、非常に危険だ。
『棒のラッシュ』を繰り出したばかりの『ディズィー・スティック』、
万全の態勢で撃墜とはいけないかもしれない。

588関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/06(日) 21:08:17
>>580(鉄)
>>583(小石川)
>>585(GM)

「まあっ……鉄さん! の、『ご友人』さんっ。綺麗ですねえ、流石です〜っ。
 これなら私の出る幕も、ぜ〜んぜん、無いですかね〜?
 でも……もし何か必要でしたら、いつでも言って下さいねえ」


               チラ

囃し立てられる店主。
流れはこちらにあり、店が取れる選択は恐らく少ない。

こういう時に、こそ。

「ふふ……店主さぁん、『一本』取られましたけど、
 次は店主さんがカッコいい所を見せる所ですよう」

        「それで――――」

「あのう。『何本まで』なら、針……刺していっていいんですか〜?」

流されるまま『何本でも』と言ってもいい。
あるいは『逃げ道』と取ってもらっても良い。
的屋というのはたいていメンツを気にする商売だ。
関は知っている。知らない世界ではない。
それなら、メンツは保たせてやる。

それによって――この屋台に、明確に『終了条件』を設定するのだ。
多ければ荒稼ぎでき、少なければ鉄がここを潰すまでの時間が縮む。

「あっ……小石川さんが呼んでるみたいですねえ。
 鉄さあん、ご友人さん、何もなければ、私はあっちに行ってますから〜」

             「いつでも呼んでくださいねえ!
              私、良い機会っていうのは逃しませんから〜」

やりとりが終わるか、自分が不要そうなら、小石川の元へ向かう。
道中、顔色や手元で分かる範囲でいいので『酔客』の割合を見ておく。

589小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/06(日) 23:01:04
>>585

花火会場まで届かないならば、仕方がない。ただ帰還した面子に
直ぐ、屋台の状況を報告する為にも出来る限り戻って来る方達の居る
場所に配置しておいた方が都合いいので、解除や戻す事はなく
そのまま『盆通り』の端程度で水槽二体を待機させておく。

(そうか……思えば、ここの客たち全員。そこまでの大金は有してないだろう
……と言うより、屋台の商品はともかく。それを購入する資金の元手なり
考えても意味ないと意識から追いやってたが、大食い大会なりを開催するとして
当然ながら『資金』が居るだろう。屋台の店主が無料で商品を提供してくれるなら
そもそも私達全員で屋台の食物を丸々入手すれば済む筈なんだから)

『資金』がいる……金銭……金銭を産み出すキャラクター。

(……確かポ〇モンのミャースとかは、猫の小判とかで
小判を産み出して相手を攻撃するとか言う技があったが、そもそも
攻撃するものだから、一々戦闘の必要性があれば。面の客が普通の
少年少女なりの一般人であるのを踏まえて×)

ペイデイに、色々と液体を購入したのもあって私の財布には少々の
小銭とカード類を残して何も無い。

段々と顔に陰りが出来て無くなってしまいそうだ……顔……顔……

・・・・・
かおがない?

「あっ」

『カオナキ』センのチシロに出てくるキャラクター
特徴は『砂金を出せる』 

(……この客たちの中に、居るだろうか)

『水槽』より上空から『カオナキ』を探す。

それと共に、鉄さんに同行させてた水槽を移動させ
準備を進めてる小石川さん、合流する関さんに対して
『大食い大会等を開催するにしても、店主側は無料で大会に使用する
食料品の提供はしないと思うので、こちらで金銭を無尽蔵に出せる
可能性の特徴を秘めてる カオナキを探します。
 もし、そちらも思い当たる金銭を出すか増やす等のキャラクターに
心当たりが居れば、暇が出来次第お願いします』

と、報告すると共に探索を行って見つけ次第 接触を行う。

(さて、見つけても客の中身とキャラクターの特徴の心が連動しなければ
無意味だ……どう、金銭を渡してくれるように願うか)

590村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/02/06(日) 23:47:19
>>587

ニヤ !

 「いい根性してやがる。だが、『相手が悪かった』な。」

キュ ルル ル!

 『伸張』した棒を素早く『手繰り寄せ』、U字に折り曲げた棒の後半部分に3m程度の余裕を作る。
常人ならばいざ知らず、『ディズィー・スティック』は『神速』かつ『棒術の達人』。
わずかの時間でもそれだけの余裕はあるはずだ。

 ギュ オ ン !

余裕を作った後半部分を再び折り曲げるようにして振り回し、飛来する『チャクラム』をはじき落とす。
折り曲げた結果『棒二本分』の幅がある。間に合いさえすれば打ち損じることもないだろう。

591鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/07(月) 01:12:42
>>585>>588(GM、関)

「──────────」

ただひたすらに、深く集中する。必要なものは、視覚と『シヴァルリー』の右腕を動かすことのみ。
一定の間隔でゆっくりと呼吸を続け、1mm以下の世界に踏み込んでいく。
そうして描かれた図柄を掘り抜いた後は、静かに『針』を掲げて、胸元へと戻した。『残心』だ。

(…容易くはないか。『シヴァルリー』の持久力は無限ではない。果たしていつまで持ってくれるか)

そこへ、関さんが援護射撃をしてくれた。
成る程。米は米屋、餅は餅屋。そしてそれ以前に、商売屋には商売屋ということか。
いや、関さんがものを売り買いして生計を立てているわけではないだろうが。
『能力』について様々なことを知る上で、得た知識もあるだろう。
何にせよ、これは良い流れだ。

(関さん。先程は断った申し出だが、もう一度頼んでも良いだろうか?念の為に『一本』、質の良い針を頼む)

今観客の視線は『シヴァルリー』に集まっているだろう。
その後ろで関さんとモノをやり取りするのは簡単なはずだ。
金銭を払い、先程提案してくれた『上質な針』を手に入れておく。
流れ次第では、『シヴァルリー』の能力と組み合わせて合法的にこの針を使えるかもしれない。

「店主さん。彼は『勝負事』になると燃え上がる性格をしています。
 逆に言えば、ここで『勝利条件』を決めなければ、徹底的にやり尽くすでしょう」
「自分には、彼を止めることはできません。お互いの為に、明確な線引きをしておいた方が良いかもしれません」

少なければ好都合だが、多くてもやりようはある。さて、店主はどう出るだろうか。

592小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/07(月) 20:16:00
>>585
>>589(小林)

ひとまず『やる事』はやった。
しかし、既に少なくない時間を消費しているのも事実。
ここからは一秒たりとも無駄にできない。

  「――急がないと……」

今は『広告』の完成に全力を傾ける。
それが終われば再び『設置』を交渉し、
『客寄せ』のための『口上』と、
『紙切り芸』の披露に戻る予定だ。
『糊付け』は後からでも可能なので、
関が来るまでは『切る作業』に専念する。
小林の要請は聞こえているが、
『キャラクター』に関しては『無知』に近い。
今のところ積極的な手助けはできないが、
何かあった時のために意識はしている。

>>588(関)
>>591(鉄)

作業を続けながら、二人の様子を一瞥する。
この状況で、こちらからできる事はないだろう。
関が来てくれるまで自分の仕事に全神経を注ぎ、
『達人の技量』を駆使して芸術的な『広告』を作り上げる。

593ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/08(火) 16:44:26
>>586

『野生の世界』は厳しい。
その中では『力ある者』だけが生き残れる。
七篠の腕に抱かれるラッコの表情は、
そんな片鱗を微塵も感じさせなかった。

        「ミャア」

涙音が戻ってくるかどうか。
それは別として、『水』だけは手に入れる必要がある。
何ならペットボトルだけ投げてくれても構わない。

         「ミャッ」

ラッコは笑美を見ている。
彼女が何をするか分かっているのかもしれないし、
分かっていないのかもしれない。
ただ客観的に見てハッキリしているのは、
おそらく『次』で片付くだろうという事だ。

         「ミャー」

ラッコは『笑美のバッグ』に視線を移した。
それが必要だとでも言うように。
いや、もしかしたら気のせいかもしれないが。

594朱鷺宮親子:2022/02/08(火) 18:35:07
>>586(質問)
・打ち上げ筒の花火玉の発射速度と発射間隔は今までの情報で把握は可能でしょうか?可能であれば教えていただければ幸いです。

595『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/08(火) 18:44:58
>>594(朱鷺宮親子)

『打ち上げ筒』が発射されたのは
最初にここを訪れた瞬間と、
さきほど①から『一行』に向けられた時だ。
その間隔は10分ほどだったが、
その間隔がずっと続くものかどうかは
サンプルが少なすぎて不明だ。

打ち上げられる速度は本物と同じ程度、
『超スゴイ』とでも言えばいいだろうか。

ただ、今のところ、『打ち上げ筒』は
真上を向いており、このまま打ち上げても
ただ夏空を彩るだけだろう。

596朱鷺宮親子:2022/02/09(水) 08:13:41
>>595
返答ありがとうございます。

>>586>>593
涙音「あっちは…いや、今はこっちを優先したほうが良さそうね。」
どうやら屋台側はある程度話が済んでいるようだ。
とは言え花火側も気になる。あっちを早々に終わらせれば屋台の方を優先したほうが良さそうだ。

そろそろ到着しただろうか。
涙音「すいませんー!おまたせしましたー!」
そう言って涙音はスタンドを先行させて水を届けに来る。
とにかく素早くラッコのために水を撒こう。見る限りでは打ち上げ筒の周りをやるのがいいだろう。

笑美「…あとはあの筒をどうにかすればいいのだけど…」
殆どの敵を倒したとは言え、打ち上げ筒があのままでは危険だ。


笑美「少々もったいないですけど…そうですね。」
あの筒を破壊する威力の武器を作り出すことはできる。
接触起爆の形で自分の持つカバンを全力で投擲するのだ。
一応距離を確認し、可能であれば実行する。

精密動作性は低いものの、向こうは動かない相手だ。
狙いをつけて投げれば当たらないことはないはずである。

597関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/09(水) 20:19:58
>>591(鉄)

求めに応じて針を購入し、目立たないよう鉄に渡す。
どんな針が店で使われているのかは見ているので、
それと同タイプの針を選ぶことにする。
マチ針なら1本100円で『最高級』だろうから、
鉄の財布を信じ、ここは『300円』で買っておく。

598『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/10(木) 00:20:41
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>588(関)
>>591(鉄)

「『勝利条件』ねェ〜〜〜………」

 『店主』は考えた末に、

「じゃあ、あと『五回』。『五回』で今日は店自体を『お開き』にさせてもらうよ」

『今日は厄日だ』と言わんばかりに溜息と共にそう告げる。
『カタヌキ』をやっていた群衆も、自分たちがこれ以上やれなくなる事よりも、
『シヴァルリー』の技に魅せられたようで、あと『五回』を捌けるかどうかに興味が移ったようだ。

そんな中、『関』(>>597)はそれとなく『鉄』に『三倍性能最高級針』を渡してその場を去る。
『酔いどれ客』はけして多くないが注意すればそこかしこに存在していた。

>>589(小林)
『小林』は『金策』の必要がある事に思い至る。
その上で思いついたキャラクターは『カオナキ』。
『砂金を出す』能力をもつキャラクター………

 ―――居た。髪の長い女性と思しき人物が『カオナキ』のお面を被っている。
     今までの例から考えると『カオナキ』の心と連動しているわけではないのだろう。
     『りんご飴』を食べつつ、祭りの雰囲気を楽しんでいるようだ。

>>592(小石川)
>>588(関)

『小石川』は『広告』の作成を一人で行う。
その華麗な手捌きに見入る『群衆』も居る。
潜在的な『客』になってくれるかもしれない。

そんな中、『関』が手助けに来てくれる。
協力して―――『四店舗分の広告』を完成させた。
あとは設置の打診だが………おそらくは特に断られる事もないだろう。

599『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/10(木) 00:31:21
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>七篠
『パック大王』は身体にカブレが出来ても暴れ回る。
それでも拘束しきれるかと思っていたが―――
予想以上のパワーで二重にした『テイカカズラ』もひきちぎられそうである。
どうにかする必要がありそうだ。

 更に………

                 ピッ

少し近づきすぎてしまったか―――?
『リルトランク』に、暴れる『パック大王』の強靭な爪が届いてしまう。
『パック大王』の爪に毒でもあったのか?
『リルトランク』の身体はみるみるうちに萎み枯れていく。
そして………『リルトランク』の姿が、この世界から姿を消した。

  それを見た『七篠』は小さくため息をつく。


    ほどなくして、


            『  シ ュ ワ ン ッ ッ  』


                  ―――まるで咲き誇るかのように。

 『リルトランク』は『パック大王』に『絡みつく』かのような姿で発現する。
 これは『リルトランク』の力―――ダメージをトリガーに『枝』とヴィジョンを切り替える能力だ。

完全に不意をつく形で『リルトランク』は『パック大王』の『お面』を僅かな動作でピンと外す。
『リルトランク』はこの場に居るあらゆるスタンドの中で、一番の精密性を誇る。
虚を突き最善の動作を行う彼女の前には怪力など何の価値もなく、
そして『お面』が外れれば、その怪力は未来永劫、なきものとなる。
『パック大王』の中身は、『気弱そうな少年』。『リルトランク』と同等の力しかなさそうだ。
『リルトランク』はそのまま、自身の転生に用いなかった方の
『テイカカズラ』の枝の細い部分で、『きゅ』と『パック少年』の首を絞めた。

『リルトランク』のほどよい非力さと極上の精密さは、
『パック少年』の意識を健全に消失させる事に成功する。
首回りに出来る『カブレ』についてはオイタをした授業料として許容してもらおう。

>>593(ラッコ)
自らを持ち運んでくれる『七篠』。

水を持ってきてくれる『涙音』。

スタンドを助けてくれる『笑美』。

もしかすると人間という種族は『ラッコ』に奉仕する為に存在する生き物なのかもしれない。
ただまあ、人間の言葉などという低俗な合図を『ラッコ』は持ち合わせていないので、
これからも何かしてもらいたければそれなりに工夫して従わせる必要があるか。

>>596(朱鷺宮親子)
『笑美』が『七篠』のヘビ花火を退治したり、
『マリ』の対応をしていると、『涙音』が帰ってきた。
とりあえず『ラッコ』の為に水を撒こう、と考える『涙音』。
『打ち上げ筒』の周りがいいのか―――と思ったが、
②の周りの『守護者』達はすでにほぼ壊滅しているようだ。
『打ち上げ筒』破壊に関しても、『適任』が居るのではないか。

            ドバァンッ

     そう、『涙音』の母親、『笑美』だ。

もはや邪魔する者もいないため、好きなだけ『打ち上げ筒』に近寄れる。
あまり高くない精密性でも確実にバッグを当てられる距離まで近づくと、
『バッグ』を接触起爆の形で投げつける。
ちょうどいい具合にひしゃげる『打ち上げ筒』。
これでもう撃てない可能性は大いにある。
心配なら更なるダメージを与えておけばいいだろう。

この状態でも水を撒くべきなのかは、
『ラッコ』の表情を確認するといいのかもしれない。
ここで撒かず、次の局面まで『温存』するのも手だ。

 ………

さて、これで②を一応の攻略としてもいいのかもしれない。
③を見やると、『村田』が独りで『魔法少女』と戦っている。
負けそうな雰囲気はなさそうなので、効率を考えれば、
さっさと④に向かうのが適当だと思われる―――

600『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/10(木) 00:32:56
<><><><><><><>『花火方面』その2<><><><><><><><>
>>590(村田)

『ネズミ花火魔法少女』がどういう存在だかは分からないが、
この多彩なギミックとスペックは容易に打倒できる存在ではないだろう。


                 ………本来ならば。


      ギュ オ ン !

能力とスペック、達人と機転。
『村田』が繰り出す対応は、躊躇も容赦もなく、そして無慈悲だ。
『魔法少女』の最期の一投も、あえなく撃ち返され、明後日の方向へ飛んでいく。

場に残されたのは、倒れた『魔法少女』と、沈黙を守る③の『打ち上げ筒』。
タイマンで『村田』を止めようとするのがそもそも間違いなのかもしれない。

601村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/02/10(木) 04:04:30
>>600

 「おれはここに『遊びに来た』んじゃねえ。『勝ちに来た』んだ。
 てめえの不幸を恨むんだな。」

手に持った『筒棒』を③の打ち上げ筒に投げ込んで解除し、当初の予定通り『蓋』をする。
そして『蓋』をした打ち上げ筒を『棒化』し、これを携えて④の打ち上げ筒へ向かう。
こうして蓋をしておけば暴発の心配もないだろう。いざとなれば解除して安全に利用することができるはずだ。

602 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/10(木) 08:19:52
>>598
(※七篠PCが戻らない場合は、このままGМ操作になると思いますが。
今後、夏の魔物と対峙する為として。出来れば『お面』の携行や
ある程度PCと、七篠PCの能力で協力して頂きたい場面があれば
レス内で口頭で指示をしたら、協力して頂けると考えて良い?)

さて……此処からが肝心だ。

『大食い』の特性の、お面の客達は居場所を把握した。このまま『水槽』で
上空から捕捉し続けて景品や賞金を提示した大会を開催と共に、細工をした
クジで参加して頂ければ問題ない。残る問題は、その大食い大会を開催する為の
『資金』なのだ。それを『カオナキ』の客に一定量の『砂金』を何とか私達に
頂けなければ、この屋台の完全攻略とならない……。

こうなると中の人物と仮面のキャラクターの心情が混ざらなくて良かった。
怪物に近いキャラクターの感情なり力をフルに使えてたら、強硬策も使えない。

『鉄さん、いえ関さんや小石川さんでも構いませんが……』

あちらに同行してる『水槽』で、こう伝える。

『カオナキ。センのチシロに出て来る、砂金を産み出せるキャラクターの面の客を
見つけました。被ってる方は髪の長い女性ですが……。
 私が【不良】として、彼女に強引に迫ります。そして、タイミングの良い所で
皆さんがカオナキのキャラクターを救いだし、礼として砂金を頂く。
この作戦でどうでしょうか?』

(ただ、この屋台で暴力に訴えかけると登場する【戦隊】の彼……彼が
登場する危険があるからして、余り乱暴に迫る事は難しいだろう)

だから接触としては、グレーな行為。軽薄な感じにナンパするような形で迫る事にする。
お面を被る女性の年齢とか、そう言ったのはこの際、気にする事もない。
肝心なのは、私が怖いイメージを与え、そして誰かが助けてくれて
お礼をしたいと言う感情をカオナキの面の客に与える事だ。

(……一抹君さえ居れば、彼の悪感情を鎮めると言う力で
この状況も容易に打開出来たのだろうな)

救いたい人物の力こそが、今ここで必要になってるのは何と皮肉か……。

603朱鷺宮親子:2022/02/10(木) 23:15:14
>>599
笑美「どうやらうまく行ったみたいですね。
    …これで発射されないといいんですが」
念の為にスタンドを使い、打ち上げ筒を自分たちが居る方から反対方向に傾けもう少しひしゃげさせておこう。
発射の可能性はなるべく下げておいたほうがいい。
笑美「涙音ちゃんもお疲れ様ー。
    お使いありがとうね。」
無事であればカバンも回収しておきたい。

涙音「少し言ってる間に色々進んでましたねー。
    ペットボトルが無駄にならなければいいですけど…」
そう言って七篠が抱えているラッコにペットボトルを見せた。
涙音「ラッコさん。これが必要になったら合図をお願いしますね。」
…果たしてラッコに伝わるかはわからないが、もし届いてるならば必要なときに
合図が来るはずだ。いつでも水を用意できる。

特に何もなければ後は④の方に、距離に気をつけつつ進んでみたい。
涙音は村田にも視線を向けている。
(あの人、すごく強いなぁ…)と感心していた。

604鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/11(金) 01:45:09
>>598

「感謝致します。それでは、いざ」

そう言って、再び型抜きに取り掛かる。
仕掛けるならば、『三枚目』の辺りか。『二枚目』までは、ただひたすらに集中してやり遂げる。
そして『三枚目』の型抜きに針を刺したところで、『シヴァルリー』の動きを止めさせる。

「─────………?どうした」

自分はそう言って、『シヴァルリー』の隣に座り込む。
と同時に『シヴァルリー』に針を抜かせ、そして自分の顔へと突き刺す。
だがその前に、針の『殺傷力』を奪っておく。これにより、針はどんな力で突き刺されても自分には傷が付かなくなる。
先程まで『型抜き』に集中していた男の突然の凶行。群衆の視線は自然と集まり、更に緊張感が高まるだ、う。

「…ああ、針が磨耗してしまったのか」

『シヴァルリー』にはその針を、机の端にでも転がらせる。群衆の手の届く辺りなら尚良い。
視線をそちらへと向かわせて、更に好奇心の強い観客でもいれば
実際に針を手に取り、その切れ味を確かめるだろう。その時が狙い目だ。
自分は机の上に『最高級針』を置き、ある程度観客が『切れない針』を確かめた所で、再び話し出す。

「針を変えさせてもらいます。よろしいですね?」

返事を待つ前に、『シヴァルリー』にその針を取らせて再び『型抜き』を再開する。
店主が仮に気付いたとしても、群衆は今この『型抜き』に集中している。
この中で、声を出して止めさせるのは雰囲気的に難しいだろう。
ましてや使用したからとはいえ、店から『使えない針』を出してしまった引け目や、
先程の『シヴァルリー』の寡黙ながら激しい行動も、黙らせるための示威としては文句なしだ。
このまま一気に攻略する。

605関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/11(金) 02:45:34
>>598(GM)
>>602(小林)

(この感じだと……アルコールの追加じゃあ、
 商機が一気に上がるって感じはしないですね)

『売り物』をひとピース増やす事で、
全体の絵図を完成させる。

それが理想だが――――それは簡単に見つかる物でもない。

「あのう〜、小林さん。
 『カオナキ』は確かにお礼に金をくれますけど、
 アレは『砂のお金』……だったんじゃないですか〜?」

「確かに砂金には価値がありますけどお、 
 紙幣や硬貨と違って、皆には分からないですし〜、
 価値を『分かりやすくする』方法がいる気がしますよう」

          「せめて、瓶に入れてみるとか〜?
            ラムネの屋台ならあるでしょうし」

カオナキの『砂金』は――――
関の知る原作を『尊重』するならだが、
決して『プラス』の存在ではなかった。
金銭欲に溺れてそれに近付いた者は、
得るどころか、失ったと言った方が良い。

もちろん、それは解釈次第なのだろうが……

「『鉄さん』の方は、きっとうまく『5万円』稼いでくれるはずです。
 大食い大会の報酬にはけっこうリッチですし、
 トラブルになりそうなら、無理にやらない方が良い気もするんですよねえ」

カオナキの『特徴』――――
その都合のいい部分だけを利用する事は実際、可能なのか?

性格の面はキャラ通りではなくとも、『対人の性質』は『どうなる』のだろう。

606ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/11(金) 13:03:55
>>599

        「ミャー」

七篠を労うように鳴き声を上げたラッコ。
彼女が④に向かうなら、
抱えられたまま一緒に連れられていく事になる。
もちろん『ボート』も自動的についてくるだろう。

>>603(朱鷺宮親子)

        「ミャミャッ」

つぶらな瞳で朱鷺宮親子を見つめるラッコ。
もしかすると、『バッグの中身』を全部取り出して、
『空になったバッグ』の中に、
『水』を入れて欲しいのかもしれない。
そうすれば『持ち運び可能』な『水面』が出来上がる。
『バッグの中』から、
『海洋生物の死体』を取り出せるようになるのだ。
『海獣』だけでは絶対にできない応用だが、
『人間』に助けてもらえば可能になる。

       「ミャーミャー」

あとは、親子のどちらかに、
『水入りバッグ』を持っていてもらうだけでいい。
『ラッコ』は『七篠』と一緒。
『水面』は『親子のどちらか』と一緒。

        「ミャア」

つまり『ラッコ』と『水面』で敵を挟み込める。
『ハッピー・スタッフ』の『餌やり』が活かせるはずだ。
『ラッコを抱えた七篠』と、
『水入りバッグを持った親子のどちらか』を結ぶ線の間に、
『対象』が入っていれば。
もし相手が動いてしまったとしても『射線調整』は簡単。
もっとも、ラッコ自身が行うのは、
『ハッピー・スタッフ』に『合図』を出すだけなので、
それ以外は『人間の動き』次第になる。

607小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/11(金) 13:06:34
>>598
>>605(関)

  「――よろしくお願いいたします」

全ての『食べ物屋台』と交渉し、『広告』を設置する。
できる事は、まだある。
そのためには『関の力』が必要だ。

  「関さん――『ペイデイ』で『明かり』を購入できますか?
   可能なら、安全な『LEDキャンドルライト』を……。
   不可能であれば、それに代わる品物で構いません」

  「それから……『トレーシングペーパー』か、
   『カラーセロハン』をお願いします」
 
  「……『紙灯篭』を作りたいのです」

残っている『厚紙』と『ペイデイ』の力で、
『切り絵灯篭』を作成したい。
まず厚紙で『切り絵』を行う。
図柄は『各々の店の商品』にする。
切り絵の裏側から薄手の紙を張り、
それを丸めて『円柱』の形にして糊で接着。
中央に『光源』となるものを置いて、
簡易的な『灯篭』に仕立てる。
乗せるための『台座』も作ってしまおう。
『紙イーゼル』を作ったのと同じ要領で足を作成し、
その上を平らにしておけばいい。

『誘蛾灯』に虫が集まるように、『光』は人の注意も引く。
ゆえに、『灯篭』を『広告』の近くに置きたい。
完成後、再び打診に向かうつもりでいる。

>>602(小林)

  《――『カオナキ』ですか……》

  《そのキャラクターの事は詳しく存じませんが、
   私は鉄さんが成果を出して下さると信じています》

  《彼が戻られるのを待つ事も、選択肢の一つかと……》

自分も概ね関と同意見だった。
小林の提案はリスクがあると同時に、
一定の利益を見込める可能性はある。
しかし、鉄が成果を上げてくれたなら、
そのリスクを犯す必要もなくなるかもしれない。

608『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/13(日) 18:02:49
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>602(小林)
>>605(関)
>>607(小石川)

『小林』が『カオナキ』から砂金を集める計画を他のメンバーにもちかける。
ただ、『関』や『小石川』の反応は芳しくない。

協力したくない、というわけではなく、
『原作を考慮し、その方法で砂金がとれるのかどうか』
『もし砂金がとれたとしてもそのまま支払いに使えるのかどうか』
主に上記、二点を不安視しているようだ。
双方とも、もっともな話であり、特に後者は重要か。
どこの誰とも知れぬ人物が『大食い大会をしたいので砂金で支払いをしたい』
と言っても、店主にその砂金の真贋や具体的な価値を判別するのは困難だろうし、
こちらが証明するのもまた難しいだろう。

>小林
>(※七篠PCが戻らない場合は、このままGМ操作になると思いますが。
>今後、夏の魔物と対峙する為として。出来れば『お面』の携行や
>ある程度PCと、七篠PCの能力で協力して頂きたい場面があれば
>レス内で口頭で指示をしたら、協力して頂けると考えて良い?)
※『七篠PC』に小林PCの声等がしっかり伝わる状態であれば、
※協力してもらえる可能性はある(通常のNPC的な扱い)。
※ただ、今の位置からすぐに『お面』の携行を指示するのは難しい為、
※『七篠PC』はお面を放置する形となる。

>>604(鉄)
自らの『シヴァルリー』に針で顔を刺すよう命じる『鉄』。
殺傷能力を奪っていたので結局刺さらなくて済んだが………
『鉄』の目論みどおり、『群衆』の視線は一気に『シヴァルリー』に集まった。

『シヴァルリー』は『刺せない』針を机に置くと、
高い好奇心を持つ『群衆』がそれが真実である事を確認する。
そのタイミングで、新たな針の交換を宣言する『鉄』。
本来なら、『替えの針』を持っている事自体が怪しい。
『店主』に見咎められるのが通常である。

だが、周囲は奇妙な熱気に包まれている。
『鉄』が意図的に火をつけ作り出した、
いわば『鉄火場』となったこの環境―――
『店主』が何か言えるような雰囲気ではなかった。

 ………1
           ………2

     ………3
                ………4

                       ………5

『シヴァルリー』の『刃物捌き』と『ペイデイ』の『一流の針』、
『達人二刀流』と化した『カタヌキチャレンジ』は、全て『成功』に終わる。
『群衆』の喝采と共に『店主』は力なく首を振り、『店じまい』を始める。
当然、賞金は『鉄』に支払われた。

『遊戯系』の残りは、『金魚すくい』『スーパーボールすくい』『射的』『ひもクジ』か。

『金魚すくい』『スーパーボールすくい』は同じ『ポイ』を使っている。
攻略の差異としては『金魚』は技術、『スーパーボール』はスピードといったところか。
『スーパーボールすくい』は『10秒』という制限時間を設けているようだ。
『ポイ』の和紙の部分ならば『ペイデイ』でも用意できるかもしれないが、
枠と重ねたり、量が必要ならば何かと難しいのかもしれない。

『射的』は『シヴァルリー』が行うなら『カタヌキ』より、困難な道となるだろう。
『射撃が得意そうな者』が居れば話は別なのだが―――

『ヒモくじ』は『目玉商品』を根こそぎ捕ってしまえば
『店じまい』に持ち込めるかもしれないが、単純な技術での攻略は難しいか。
また、『出店』によってはあたりに繋がっていない、
などという事もあるらしいが果たして………

『カタヌキを見ていた群衆』は『シヴァルリー』のテクに
感銘を受けているようだ。何かに使える可能性はあるか。

>>607(小石川)
『屋台』の店主と交渉し、『広告』設置の了承を得た。
その後は『関』と交渉、『LEDキャンドルライト』ほか、
『紙灯篭』を造るための材料を出せないかの確認を行っていく。

それが完成すれば、おそらく、再度、『屋台広告』に置かせてもらえるだろう。

少しずつ、『食べ物店』は繁盛している………
少なくとも『消費』を早める貢献はしているはずだ。

609『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/13(日) 18:08:49
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>603(朱鷺宮親子)
『スタンド』で更に『打ち上げ筒』をひしゃげさせつつ、
更に『カバン』を回収する『笑美』。

一方の『涙音』が、『ラッコ』に『ペットボトル』を見せると、
『ラッコ』は『笑美のカバン』と『ペットボトル』を見やる。

まさかこの『ラッコ』………『カバン』に『ペットボトルの水』をぶちまけろと思っているのか?
仮にママ友同士で提案したのなら、翌日から『グループLINE』から即弾かれるであろう蛮行。
無邪気に提案できるのは『人の心がない』ラッコであるが故の特権か。
そもそも笑美ママがもつ『お気に入りオシャレバッグ(GM推測)』に、
『完全防水』の可能性が果たしてあるのかどうか………

>>606(ラッコ)
当たり前だが『ラッコが見つめるだけで『人間』に『意思』を伝えられるものではない。
もし伝わったと感じた事があっても『奇跡的』な事なので早々期待しない方がいいだろう。
であればせめて『ジェスチャー』をすればいいのかもしれない。

というわけで今回はなんとなく『水』と『バッグ』を交互に見比べてみる。
これでもしかすると伝わる可能性はなんとなく上がるかもしれない。

>朱鷺宮親子
>ラッコ
>七篠

それはそれとして『一行』は④の方へと向かう。

『16人』の子供たちが『モーニングスター』のように『野球ボール大』の線香花火を有している。
『4×4』の隊列を組んでおり、隙はあまりなさそうだ。
そのスペックは『人間並み』だが、一見同じ『お面』に見える『16ツ子』の連携攻撃。
『線香花火』の特徴を考えると、トリッキーな攻撃を仕掛けてきそうな気もする。

>>601(村田)
『打ち上げ筒』に蓋をし、まとめて『棒化』しようとする『村田』。
いつのまにか③の仲間たちは④に向かってしまったようだ。
なんだかんだで『棒化』も含めしばらく時間がかかる。
その間に④の制圧は終わっているかもしれないが、それはそれで構わないか。

※時間・活躍・バランス調整の観点から『村田PC』は
※『一時休止』でお願いします。レスなしでもいいですし
※一息ついたり④の戦いを見守るような『独白ロール』でも構いません。
※再開時はGM合図を出させて頂きます。

610小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/13(日) 23:22:55
>>608(回答感謝)

(……確かに、砂金を通貨として屋台の店主が大食い大会を認可するかは未知数だな)

『そうですね。お二人の意見も参考に、この案は次善策として保留にしておきましょう。
――私は【ヒモクジ】の攻略に向かいたいと思います』

(……さて、『ラッキィダン』の客を探さないとな)

『ラッキィダン(※ラッキー〇ン)』 特徴 『強運』

リヴィング・イン・モーメントの『水槽』で上空から遊戯屋台のヒモクジのほうへ
移動して、ヒモクジのヒモの数を目視でどの程度あるか計測する。

その間に、メモ帳の空白の紙片を何枚か使用し。クジの本数程度の数字を
記入した紙片を携行してるバックに入れる作業が完了すると共に
『ラッキィダン』の面の客が見つかり次第、そちらへ話しかける。

内容は、こうだ。

「すみません。いま夏の祭りのミニイベントとして
ちょっとしたゲームをしてます。宜しければ、参加しませんか?
【私が頭の中で思い浮かべた、5つの数字。それをバックの中の
クジを引いて、見事に当てる】賞金は千円ですけど、どうです? 参加します?」

『ラッキィダン』の強運は本物だ。そして、面の客が当てたいと思えば
仮面のキャラクターの特徴の運が連動して発揮する事になる。

そして、私が頭で思い浮かべるのは
【ヒモクジで一等、二等、三等、4等、五等が当たる可能性のあるクジの番号』と思考する。

明確な数字は思い浮かべない。だが、『ラッキィダン』は私の頭の中の数字
つまり【ヒモクジの当たりのヒモの番号』をクジと言う形で必ず、引く筈。

どんなクジの数字であろうと、私はなけなしの千円札を渡した後に
そのラッキィダンが引いたクジの番号に従って、ヒモクジの屋台でそのヒモを
引く事にする。見込み通りなら、必ず引ける筈だ。

611朱鷺宮親子:2022/02/14(月) 21:50:18
>>609
涙音「…この(>>606)ラッコさん、なんか…」
ラッコの仕草に何かを感じた涙音を見て顔をしかめる。

涙音「カバンに水を入れろってこと?
    お母さん…できるの?」
不安げに笑美の顔を見る。
笑美の表情は若干引きつっているように見えるが…

笑美「えーっと、大丈夫よ。
    これも魔物退治のためですもの。
    …多分、水が入っても大丈夫にできてるわ…たぶんね。」
そう言って急いで中身を取り出していく。
果たして心中がいかばかりか、それはわからない。

笑美「とりあえず試してみるわね…」
笑顔の中にどこか複雑な表情か伺える。
水はいきなり全部は入れない。とりあえず少量を加えてもれないかを確認しつつ
どの程度の水量なら良いかと確認していくようだ。

涙音「で…あのマスゲームみたいな相手はどうしましょうか…?」
16人という圧倒的な物量に武器まで持っている。
線香花火は消化可能だろうが、持っている水だけでは心もとないだろう。

笑美「とりあえずは、どのくらいの距離までなら安全なのでしょうね?」
距離感を図りつつ近寄る。
七篠さんのスタンド能力で足並みを乱すことができればよいが…

612鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/15(火) 18:23:19
>>608

「勝負していただき、ありがとうございました」

『ペコリ』
一礼をして、その場を去る。手にした賞金は合計『六万円』か。祭りの景品にするには悪くないだろう。
さて、後は残り『四つ』の屋台か。『シヴァルリー』との相性は正直良くはない。
ならばどうするか─────。
丁度周りにいた、『群衆』の方々を眺める。
彼らを上手く焚き付ければ、あるいは同じようにお店を止めさせることができるか?

「…どうやら、あなた方にも『才能』があるらしい。そう、彼は言っています」
「本気になって取り組めば、同じような卓越した技を見せることができると」

そう言って、『三人』のキャラクターのお面を付けた人物をそれぞれ指差す。
世界一と言われる程の腕を誇る外科医、ホワイトエースこと『間白男』。
魔法が支配する世界に己の肉体能力のみで殴り込み、本気を出したその速度は一般人には認知できない、『マッスル・ホーンテッド』。
裏の世界では名の知れた世界一のスナイパー、『バロン西城』。
この三人ならば、祭りの屋台ごときの難易度ならば容易くこなしてくれるだろう。
それぞれに『金魚すくい』『スーパーボールすくい』『射的』屋台を示して、挑戦してみるように促す。
『くじ引き』に関しては、小林さんが仕掛けているようだ。
自分はひとまず『賞金』を小石川さんへ渡した後、その『三人』の様子を見ることにしようか。

613ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/15(火) 18:47:31
>>609
>>611(朱鷺宮親子)

親子の様子を見守るラッコ。
その心中を察しているのかどうかは定かではない。
たぶん分かっていないのだろうけど。

《――――ではここで、
 星見町のおすすめスポットをご紹介しましょう。
 今回は『洋菓子店甘城』です!
 地域密着型のお菓子屋さんといった風情でしょうか?
 最近は少なくなりましたが、
 こういう場所を見ると何だかホッとしますねぇ》

《ただいま『クリスマスフェア』の開催中という事で、
 当番組でも『クリスマスケーキ』を買って参りました。
 私くるみが、その味わいをリスナーの皆さんに、
 できる限りお伝えしたいと思います!》

《まずは一口…………》

《ホイップクリームの口当たりは、思ったよりも軽いですね。
 スポンジも空気を含んでフワッとした仕上がりですし。
 これならいくらでも食べられそうです。
 『危険な気配』がしますねぇ〜》

《…………なるほど!
 あれこれと言葉を連ねるよりも、
 こういう時はストレートに表現しましょう。
 本当に、とっても美味しいケーキです!》

《いわゆる『高級感がある』というのとは違って、
 何というか自然体なんですね。
 趣向を凝らしているんですが、
 それでいて気負ってないと言いますか。
 だからこそ『素直に美味しい』と思えるんです。
 『町のケーキ屋さん』ならではの味と言えるかもしれません》

《もっと食べたいところですが、
 番組の進行に支障を来たしちゃいそうですので、
 残りは『また後で』いただく事にいたしましょう!》

『ラジオ』では、パーソナリティが『食レポ』を行っているようだ。

614『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/15(火) 20:51:39
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>610(小林)

『小林』は方針を変える。
まずは、『ヒモくじ』の本数の確認………およそ『100本』はあると思われた。
括られている『玩具』や『菓子』は大小さまざまにおよそ『30個』ほど。
一回ごとにヒモを元に戻すような形式でたくさんやったからといって
確率が上がるという仕様ではないようだ。
『ゲーム機』などの大物はおよそ『五つ』。

ただ『小林』の想定したような『一等』などの区分けや『ヒモの番号』というものはそもそもない。
これだと想定した攻略は出来ないだろう。

『小林』は『ラッキィダン』という強運キャラの『お面』を被っている者を発見する。
もしかすると、彼ならもっとシンプルに『攻略』する事も出来るかもしれない―――

>>612(鉄)

『カタヌキ』を攻略した『鉄』。
そしてその事により『取り巻き』を得る事が出来た。
ちょうどそこには『鉄』が知っていた三名の『凄腕キャラ』の『お面』を被る面子が居た。
彼らに『スーパーボールすくい』『金魚すくい』『射的』をけしかけてみる。

 ………

彼らは少し戸惑っているようだ。
実際やってしまえばその『実力』はあるはずだが、彼らには『モチベーション』がない。
特に『金魚』やら『スーパーボール』やらは、大量にGETしても、持て余してしまうだろう。
後は『軍資金』の問題か。欲しくないものに身銭を切りたくないのは当然か。

<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>611(朱鷺宮親子)
>>613(ラッコ)
>七篠

『笑美』の心中は不明だが、とりあえず『バッグ』に水を入れておいた。
それが水を溜めておける材質かどうかは『笑美』が一番良く知っているはずだ。

『一行』が『16ツ子』の『5m』ほどまでやってくると、
まず第一陣、『4ツ子』がじりじりと近寄ってくる。
このままなら攻撃されてしまうはずだ。

現在、『朱鷺宮親子』が二人、前方におり、『ラッコを抱えた七篠』はその少し後ろに居る。
『ラッコ』は勿論の事として『七篠』も連戦の疲れの為か、少し、対処に戸惑っているようだ。

『七篠』が『様々な枝』を出す人型スタンドを持つ事は、
『親子』も今まで見ていてある程度理解できているだろう。
彼女に『指示』を出せば、その通りに動いてくれるはずだ。
『ラッコ』についてはよく分からないが、彼?に関しても指示すれば
もしかすると何か思いが伝わるかもしれない。

そして何より『朱鷺宮親子』はこのメンバーの中でも上位の高スペックを持つ、
『戦闘向き』の能力を持ち、そして親子である上のコンビネーションを有する。
能動的に本気を出せば『村田』にも負けない動きが出来るはずだ。
今、この場は『朱鷺宮』の判断で打開すべきシーンなのかもしれない。

615関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/16(水) 05:12:45
>>607(小石川)
>>608 >>614(GM)

「あぁ、光る物はいいですねえ。
 蛾(が)じゃあないですけど、
 やっぱり明るいと目立ちますし、
 賑やかな雰囲気になりますしねえ〜」

求めに応じた購入を行い、
小石川にそれを渡しておく。

『ろうそく・線香』の仲間で大型家電ではないため、
『LEDキャンドルライト』は購入可能なはずだ(24本2000円)
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B07ZQY71KZ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_GJ2D8A8ZVV092HS8FX06

文房具である『トレーシングペーパー』も同様だろう(400円)
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B0012M5HVC/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_W0H7S5AC3PNSXVQJ4EBS

「これを作り終わったら、
 鉄さんの様子を見てきますねえ。
 まだ戻ってこないですし……何かあったのかも」

購入後は、『紙灯篭』の作成手順を聞いて手伝う。

作るのを手伝えとは言われていないが、
多少なり工夫のいる造形である以上人手はあった方が良いだろう。

616小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/16(水) 20:44:56
>>614

(……ひもクジの数は100程。クジを作るにしても手間が掛かるし
それならば、何かしら1万程の金銭を『ラッキィダン』に渡して
引いて貰うのが堅実だな)

だが、金銭はおぼつかない。先程、小石川さんの発案を元に紙切りで
多少は稼いだが、あれでも数千円程度だろう。

『鉄』さんと合流し、少し作戦を練り直す事にする。

「鉄さん、どうも多少は金銭を使用するかして、周りの方々に
やる気を促さない事には屋台の合流は難しそうですね。
先程告げたように、カオナキの方から砂金を頂く事などが出来れば
それを客の方に渡す事で、屋台の協力を別の面の方々にして頂けると思いますが……」

とにもかくにも『金』が要り用だろう。
 私の財布には、殆ど金銭は残ってない。他の皆さんに恥を忍んで借りるか
または別の方法で金銭を稼ぐ必要があるかも知れない

617鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/16(水) 22:03:09
>>614

成る程、こんなことを突然言われたなら戸惑うのも道理か。
だが、彼らとて興味がないわけではないだろう。
『シヴァルリー』の達人技を見て感銘を受けたということは、自分もあのような技術を使いたい、
あるいは先程のように観衆に注目されたいという願望が、少なからずあると予想する。
でなければ、物見遊山程度に眺めて一通り終わった後は、早々に立ち去っているはずだ。

「最初の『一回』の参加費はオレが出しましょう。あなた方の秘めたる『才能』が見たい」
「彼の見立て通りの『才能』があるならば、あなた方ならばたった『一回』の参加で、
 並べられている景品を全て手に入れることも可能なはずです」

加えて、身銭を切ることに対しての抵抗はそれで打ち消す。
それに彼らの実力ならば、例えば一発の弾丸で複数の景品を倒すことも可能だろう。

「…ああ、もし『不用品』が出たなら全てこちらで受け取ります。
 こちらから勧めたのですから、その程度の責任は負いましょう」

隠れた『モチベーション』を引きずり出して、そして行動を躊躇わせる要因を消す。
これで駄目ならば、他の作戦を選ぼう。

>>616(小林)

小林さんの言葉に頷き、先程手に入れた『六万円』の内『五万円』を渡しておく。
なるべく目立たないように、『シヴァルリー』の影に隠れてひっそりとだ。

(当面の『軍資金』です。ひとまずこれらを使って下さい)

618小石川文子『スーサイド・ライフ&『ビー・ハート』』:2022/02/17(木) 11:06:00
>>608
>>615(関)

自分の役割は仲介者だ。
客には店に向かうように働きかけ、
店には客を入れるためのアイディアを提供する。
この二者を上手く噛み合わせなければいけない。

  「――ありがとうございます」

関から材料を受け取り、灯篭の作成に入る。
営業を妨害しない範囲で、『食べ物屋台群』の近くに移動し、
そこで作業を進める。
人が見ているなら、製作工程も客寄せに使ってしまおう。
とりあえず五つ作り、各屋台に一つずつ配置する。
その後は様子を見てからだ。

  「ええ……お願いします」

ひとまず関の手助けで、灯篭の完成に尽力する。
それらが出来上がり次第、
彼女には鉄の所に行ってもらうのがいいだろう。
自分は食べ物屋台を順番に歩き、灯篭の設置をする傍ら、
店主達に現在の売り上げ動向を尋ねて回る。

619朱鷺宮親子:2022/02/17(木) 19:15:06
>>614
笑美「大体5mくらいで動き出す…のね。
   でも他の人は動かないみたいだけど…」
彼らの動きはそこまで激しくはないようだ。
動きを封じることができればその足並みを見出せそうだが。

涙音「七篠さん、彼らを足止めできるような植物は出現させられますか?」
彼女の能力を考えると、そのようなタイプを発動させるのが望ましいだろう。
できれば後方の他の兄弟の足止めができるのが望ましい。

笑美「それから、ラッコさんのスタンドには
   機雷にできそうなものをここから…」
さっき水を入れたカバンを見せる。

笑美「なにか取り出していただければ…」
それを機雷化し、相手の攻撃に反応して追跡させる。
敵がこちら側のスタンドの射程内にはいればそれらを同時に行えるようにしたい

涙音「後は、私とお母さんのスタンドが怯んだスキに攻撃を仕掛けに行くわ。」
そう言ってうなずいた。
相手がコンビネーションに優れていても不意の攻撃を受けて怯んでしまえばあまり意味はないだろう。
二人のスタンドはパワーもスピードも彼らより優れている。
体制を立て直す前に素早くスタンドを向かわせ、一気に攻撃して倒すのが良いだろう。

620小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/18(金) 23:15:40
>>617(行動終了です)

『有難う御座います。最大限に、資金は活用しますので』

同じくスタンド会話で鉄さんに礼を告げつつ『ラッキィダン』の方へ向かい。

―すみませんが、今いろんな方に声をかけてヒモクジを他の人にして
頂いてるんです。どうも、本日の私の運勢が悪いようなので
それならば他の方にクジを引いて貰ったほうが良いかなと。

―『一万円』を渡します。更に、引いたクジが1等などの場合は
更にもう『一万円』を渡します。どうでしょうか?

お面の客は祭りを楽しんでいる。そして、中の人物にとって高額の金銭が
貰えると言うならクジを引く、やる気が起きる。更に、今の内容を告げれば
『強運』を発動させ一等の商品を手に入れようとするだろう。

621ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/19(土) 23:17:53
>>614
>>619(朱鷺宮親子)

       「ミャー」

                コン コン

笑美がラッコに話しかけると、ラッコが『合図』を出した。
人間の言葉が通じたのだろうか?
もしかすると、ただ小腹が空いただけかもしれない。

         ドヒュゥンッ!!

それはともかく、
『ハッピー・スタッフ』は『水面』から『フグ』を引き上げて、
本体であるラッコめがけて投げつけるだろう。
投げられたものをキャッチするなり、
落ちたのを拾うなりすれば利用できそうだ。
フグは『冬の風物詩』。
『夏』に対する効果は少なからず見込める。
また、フグは『鉄砲』という別名を持つ。
『毒』に当たる事を『弾』に当たる事に掛けた洒落だ。
『銃』や『機雷』を使う朱鷺宮親子には、
似合いのチョイスと言えるのかもしれない。

622『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/20(日) 21:31:06
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>615(関)
>>618(小石川)

『小石川』と『関』は『紙灯篭』の作成に取り掛かる。
『関』の出した材料と『小石川』の手際―――

ほどなくして『紙灯篭』は完成し、各屋台に設置する。。
『たこ焼き』『りんご飴』『わたあめ』『串焼き』『フランクフルト』―――
それぞれに均等に『広告』を提供した甲斐があってか、
それぞれの売上は通常よりかなり増しているようだ。

『小石川』が紙灯篭作成の呼び込みを続けるのも一定の効果はあるだろう。
この分なら後は時間を経れば、いずれは『売り切れ』となるはず………

ただ逆に言えば、ある程度の時間は必要。
『小林』が言っていた『大食い大会』、
あるいはそうでなくても『プラスα』で、何か『オマケ』をつけるなどすれば
『消費スピード』は更に上げられそうではあるが―――

>>616>>620(小林)
>>617(鉄)
>>615(関)

残りの『遊戯系屋台』の攻略の為に、『一行』は動く。
まずは『鉄』の説得。『軍資金』や『取得物の処分』を提案すると、
『三人』はそれならば、と、それぞれの『屋台』に挑戦を始める。

一方の『小林』は『ラッキィダンのお面』の人物に、『ひもクジ』を提案する。
『ラッキィダン』にデメリットのない提案。当然、快諾された。

 ………

  こうして―――


 ズパパパパパッッ

   『間白男』の『精密』。

       シュパパパパパパッッ

        『マッスル・ホーンテッド』の『速度』。

           ダァン ダァン ダァン ダァン

                     『バロン西城』の『技術』。

                         シュウウウウ   パッッ

                                    『ラッキィダン』の『強運』。


すべてが?み合い、面白いように『遊戯系屋台』を攻略していく。
さすがに『八百長』や『集団でのいやがらせ』のようなものも疑われたが、
熱狂する『取り巻き達』の勢いに押され、『店主』達は泣き寝入りするしかなかった。

 『一店舗』、また、『一店舗:』、と、諦めた『店主』が『店じまい』を行い、
 そして、『遊戯系屋台』は全ての屋台の撤収という形となる―――

 ………

 そんなところに『関』が来た。大量に出た『景品』。
 スポンサーである『鉄』や『小林』がそれらを確保した形となっているようだ。
 持ち運びなどに人手が必要そうだから『関』が来たのは
 よかったのかもしれないが、果たしてこれらをどうすべきか―――

623『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/20(日) 21:31:48
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>619(朱鷺宮親子)
>>621(ラッコ)
>七篠

迫りくる『四ツ子』に、『朱鷺宮親子』が中心となって対応していく。

 シュルルル―――ッ

『七篠』は『ルーズリーフ』から二本、『スナバコノキ』を伸ばしていく。
育った実が散弾のように弾け飛び、『四ツ子』のみならず後方への威嚇となるだろう。

ttps://botanica-media.jp/4550

『ラッコ』が『合図』を出すと、『ハッピー・スタッフ』が『フグ』を
笑美のバッグからむんずと取り出し『ラッコ』に投げつける。
それを笑美の『スタンド』がキャッチし、そのまま『機雷』化し、敵意を持つ『四ツ子』に追尾するようにした。

あとは、『フォートレス・アンダー・シージ』と『トループス・アンダー・ファイア』。
親子の近距離パワー型スタンドが、正面から相手を蹂躙する時間だ。

       ガガガガガガッ

                            ガガガガガガッ

『七篠』の『スナバコノキ』と『ラッコ』の『フグ』により、
足並みを大いに乱された『四ツ子』を鎮圧するのは容易―――

ただ、後ろに居た『四ツ子』×2が、ジリジリとにじり寄って来る。
引き続き前衛の『朱鷺宮親子』を中心に対応していく必要がある。

また、おそらく最終列の『四ツ子』は『筒防衛組』なのだろう。
むしろじりじり、『筒』付近まで下がっていた。

624小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/21(月) 01:00:09
>>622
>>556の説明を受け、活用させて頂く)

上手くいって良かった。手元に残った『3万』……一万は関さんの『ペイデイ』に
夏の魔物との最終局面で使用する為に残すとして2万……どう活用するか。

「鉄さん、お疲れさまでした。関さんに、小石川さんも広告のほうは
お疲れさまです。とりあえず戦利品となる、これ等(景品)は
『大食い大会の賞品』として参加する方に提供する形にしませんか?」

元から考えてた案だ。遊戯屋台の景品を別の大会を開催して、その勝者に渡す。
そして、当面 問題としては……。

「いま、一番考えるべきは。大食い大会にノミネート出来る面の客の目星は付いてる。
大会の賞品も、とりあえず整えましたし。要望通りの物が難しいようなら、こちらで
代替出来るものは自作で用意しましょう」

さっき>>585のアンケートで『TVゲーム機』『タブレットPC』
『自動車』『ネット商品券』『国内旅行券』などを大食いの特徴のある客たちが
望んでた。欲しのアービィの少年はカタヌキの大金を望んでた。

ゲーム機類はヒモクジの当てた景品に入ってただろう、運良ければタブレットPCも。
自動車は難しいものの、代替出来るものは作成出来る。
『金券』などを作れれば、大食いの一位に20万か30万相当の券を用意出来れば
中古車一台程度の値段になる。アービィの少年の要望も、自動車を欲してた客の
希望にも反映したものとなるだろう。

問題なのは『資金』だ。食べ物屋台を短時間で攻略するには、その大会を開催する
為の『資金』が必要不可欠だ。私達全員の手持ちの金銭や、カタヌキの資金だけでは
食べ物屋台全体の商品類全部を提供しての大会を開催するには余りに不足がある。

解決するには『カオナキ』の砂金……そして、その砂金を『換金』など出来る
キャラクターが存在すれば……。

「……うぅん。鉄さん、関さん……先ほど述べた次善策の『カオナキ』さんに
砂金を貰う作戦が成功したとして、その砂金を換金出来なければ、食べ物屋台の
店主さん達も砂金を出すだけでは大会の開催に首を縦には振ってくれないでしょう。
 他に金銭を稼ぐ方法、もしくは換金出来るキャラクターが居れば別ですが」

換金出来るキャラクター。正直いって、余り思いつかない。
おぼっちゃ〇とか、お金持ちキャラクター達は紙幣を大量に持ってるイメージだが。
それ等と面の『特徴』は別だろう。戦隊仮面の人たちだって、そのヒーローの武具を
携行してる様子は見えなかったし、水槽で観察した限り、金持ちキャラの面の客が
豪遊してる様子もなさそうだ。金銭を出せそうなキャラクター…………。

今、非常に我々は悩む。この現状に、もう一歩打開策があれば良い、その懸念の一つが
・・・・・・・・
お金に困っている。それである訳で…………待てよ?

「……お金、お金か。紙幣がなくても、大量の500円硬貨など用意出来れば」

「――『こぜにくろう』……私達の住まう街の、ゆるきゃらか。
確か、彼は普段から金に困っている。それでいて彼に対し価値ある
品物を渡すと硬貨類とトレードしてくれませんでしたっけ?」

『こぜにくろう』の面の客を見つければ、砂金と交換してくれるかもしれない。

あくまで、これは自分が考えた仮定の方法。それ以外で最良の作戦があれば
そちらを率先として行おう。

625小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/21(月) 14:16:39
>>622

  「僭越ながら……私から『提案』がございます」

各店舗を回りながら、店主達に『内密の話』を持ち掛ける。

  「『お祭り』という場は『全体』が盛り上がってこそ……。
   『一つの店だけ』が繁盛するのではなく、
   可能な限り『全てのお店』が、
   『平等』に伸びるべきだと考えます」

  「『ご購入いただいたお客様』に、
   『隣の店』を勧められてはいかがでしょうか?
   それと引き換えに、
   『他店』には『この店』を宣伝していただきます……」

『他店』を宣伝する代わりに、『自店』を宣伝してもらう。
要するに『業務提携』だ。
『食べ物屋台全体』を、
『一つのグループ』として『結託』させる事で、
『全体の売り上げ』を底上げする。
成功すれば利益はアップし、目に見えるリスクはない。
嫌とは言われないだろう。

>>624(小林)
>>(鉄)
>>(関)

  「鉄さん、小林さん――お疲れ様でした……」

功労者である二人に頭を下げ、
それから『大量の景品』を眺める。

  「……『景品』は沢山あるようですね」

  「小林さんのおっしゃる通り、
   『大食い大会』には資金が必要になります。
   逆に言えば、『別のイベント』なら資金は不要です」

  「……『大食い大会』は賢明な方法だと思います。
   ただ……『開催資金』以外にも、
   解決すべき『障害』があるのではないかと……」

  「『大食い』というのは……
   少し『参加の敷居』が高いような印象を受けました。
   もし『欲しい景品』があったとしても、
   『自分にできる』と思わなければ、
   参加を見合わせる方が多いように思います……」

  「限られた『上位』が『総取り』よりは……
   『参加者全員』に『平等』に『チャンス』があり、
   『参加するだけで何かもらえる』と思われた方が、
   きっと『敷居』は低いでしょう……」

  「すぐにでも食べ尽くしてくれるキャラクターでも、
   自分が『健啖家』だとは知りません。
   言葉による説得にも限界があります。
   自分から行きたくなるように『誘導』すれば、
   こちらから積極的に干渉せずとも、
   『参加者』の方から来てくれるはずです」

  「『食べ物屋台の商品』を『一つ』消費する度に、
   『一回分』の『抽選権』を獲得できる……。
   そして『抽選で当たった景品』がもらえる……。
   細々とした品物なら、『複数セット』でもいいでしょう。
   『抽選方法』を決められる以上、
   こちらから『結果の操作』も可能です」

  「『健啖家の方』なら、何回でも挑戦する事ができます。
   『それ以外の方』は、途中で脱落していくでしょう。
   『敷居』を下げる事によって、ごく自然な形で、
   眠っている『自分の才能』に、
   気付かせる事ができるのではないでしょうか」

  「……このような形であれば、
   『開催資金』は不要になります。
   『リヴィング・イン・モーメント』で『屋台』を見張れば……
   『本当に買ったかどうか』は確認できるはずです」

自身の考えを話し、三人に意見を求める。

626小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/21(月) 14:26:36
>>625

  「……『抽選券』は、
   『空の容器』や『串』で代用できるでしょう。
   こちらで引き取れば、『再利用』される事もありません。
   『拾い物』ではない事は、
   『屋台』を見ていれば判別できます……」

627ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/21(月) 15:48:16
>>623

       コン コン

とりあえず『合図』を出すラッコ。
『ハッピー・スタッフ』が引き上げたのは『アンコウ』だ。
『捨てるところがない』と言われる『冬の味覚』である。

           「ミャー」

首を突き出しながら前方に向かって鳴く事で、
七篠に『前進』を訴えているかもしれないラッコ。
『ボート』は彼女の周囲をグルグル回っているはずなので、
ラッコを抱えた七篠が前に進めば、
『ハッピー・スタッフ』は攻撃を受ける事になる。
攻撃された『ハッピー・スタッフ』は、
自動的に『防衛』を行うだろう。
戦闘における性能は『朱鷺宮親子のスタンド』と同等。
遊ばせておくには勿体ないのではないだろうか。

628朱鷺宮親子:2022/02/21(月) 18:37:02
>>623
笑美「どうやらうまく行ったみたいですけど…」
見ればさらに4人が迫ってくる。だが後ろの4人は
打ち上げ台の方へ行こうとしているようだ。
このままでは砲撃を受ける可能性がある。

涙音「できれば先ほどみたいに後ろの4人の足止めを出来たらいいんですが…
   出来ますかね?」
七篠に向けて出来るかどうかを気にしながら答える。
先程の『テイカカズラ』などのように拘束が可能なものが望ましいと告げる。

そして二人はラッコのスタンドの動きを見て

笑美「涙音ちゃん。さっきの戦術は多分相手側も読んでくるかもしれないわね。
   だとしたら同じ手は効果は薄そうよ。」
涙音「…そうね。それなら、こっちに警戒を集中させて。
   あのラッコのスタンドの側面からの攻撃を気づかせないようにしようかしら。」
二人のスタンドはじっと攻撃をするタイミングを図っている。
少しでもスキを見せれば攻撃をされそうな雰囲気…
先程の二人のスタンドのパワーを見ていれば前の4人も意識を集中せざるを得ないはずだ。
ラッコのスタンドが衝突してきたらかなりの動揺があるはず、その時を見極めて攻撃を開始するのだ。

629『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/22(火) 06:28:05
>>628(朱鷺宮親子)

分かりづらかったかもしれませんが、迫って来るのは、
>ただ、後ろに居た『四ツ子』×2が、ジリジリとにじり寄って来る。

なので、『四人』が二列に渡って迫ってきています(計八人)。
また下がった残り四人は『砲撃』をしようとするより、
単純に『打ち上げ筒』を守ろうとしているようです。

後は『ハッピー・スタッフ』が敵と交戦した後に『親子』が攻撃する、という事だと思いますが、
『親子』の具体的な攻撃方法(単純な殴打なのか、能力を用いるのか、
何に注意して攻撃するのか、優先的に狙う箇所などなど)があれば明記推奨です。

上記を踏まえ、レス修正あればお願いします。

630朱鷺宮親子:2022/02/22(火) 15:30:41
>>629
(では以下の通りに修正します。)
(他にも問題がある場合はまたお願いします。)

>>623
笑美「どうやらうまく行ったみたいですけど…」
見ればさらに8人が迫ってくる。だが後ろの4人は
打ち上げ台の方へ行こうとしているようだ。
とはいえ、目の前には8人。とめなければ行けないだろう。

涙音「できればこっちに来ている8人のうち後ろの4人の足止めを出来たらいいんですが…
   出来ますかね?」
七篠に向けて出来るかどうかを気にしながら答える。
できれば頑丈な植物などで、拘束が可能なものが望ましいと告げる。

そして二人はラッコのスタンドの動きを見て

笑美「涙音ちゃん。さっきの戦術は多分相手側も読んでくるかもしれないわね。
   だとしたら同じ手は効果は薄そうよ。」
涙音「…そうね。それなら、こっちに警戒を集中させて。
   あのラッコのスタンドの側面からの攻撃を気づかせないようにしようかしら。」
二人のスタンドはじっと攻撃をするタイミングを図っている。
少しでもスキを見せれば攻撃をされそうな雰囲気…
先程の二人のスタンドのパワーを見ていれば前の4人も意識を集中せざるを得ないはずだ。
念の為に笑美は残っているお守りを握らせる形で攻撃を行いたい。
ラッコのスタンドが衝突してきたらかなりの動揺があるはず、その時を見極めて一斉にスタンドが打撃を打ち込む。
4人を倒せたのであれば、笑美のスタンドが持っていたお守りを機雷化させて後方の4人に向けて投げておきたい。

631鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/22(火) 16:42:03
>>622>>624>>625-626(GM、小林、小石川)

「…成る程」

小林さんの提案した、『大食い大会』の為に資金を得る、という作戦も妙案に思えた。
だが、それよりも更に小石川さんの提案する『抽選券』システムの方が、より多くの人に参加してもらえそうだ。
食にかける心意気は『大食い大会』の方が上かもしれないが、
この『抽選』システムなら普段は割高に感じる屋台の料理にも、手を出しやすくなる。
数という、群衆の力を用いて攻めるのだ。

「自分は小石川さんの意見に賛成です。何より、皆が楽しめるというのが良い」

632小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/22(火) 17:24:38
>>625-626
>>631

「確かに、そうです。大会を開催して、特定の人物のみに集中するよりは
そちらの方が……」

小石川さんの発案した方法を聞いて目から鱗が落ちるような感覚を受けた。
 それなら先程の強運だったラッキィダンが味を占めて抽選に挑戦しても
こちらで結果を変えられるなら、高額の景品を総取りされる恐れも無い。

「心配があるとすれば、大食いの客達に抽選する程の資金はまだるかと言う事ですが
アービィの少年に関しては、私が鉄さんに先程貰った『一万』を渡しておきます。
 ……あと、抽選の準備が出来るまでに別行動させて貰って問題ないですか?
花火方面に対応してる方々で、無力化出来たであろう『お面』の人達の面が
剥ぎ取れるか試したいのと、それと併せて移動中に親友(ヤジ)に連絡して
アリーナに連絡しておこうかと思いましてね。この面の方達の何人が本物の
失踪者か不明ですけど、少なくとも夏の試練で今まで変化してた何人かは
夏の魔物の被害者でしょうから、彼等のアフターケアは専門の組織が対応
して貰う方が話は早いでしょうから」

私が『お面』に対し気にしてるのは、自分に対して力が宿れば戦力となるとかより
その面が『夏の魔物の移動先の対象』になる可能性があるからだ。
 流石に大勢いる客達の面があるからして、それに無作為に憑依出来るとは
思ってないが、少なくとも傀儡にして障害にしてるお面の人物達だけは再起可能に
なったら敵対する恐れがある。原因になりえそうな面は剥ぎ取って所持出来たほうが良い。

それに親友を通してアリーナ(フーヴィアン)に連絡もすべきだろう。ここまで
夏の魔物の犠牲者が居て、尚かつ生還出来そうとは予想してなかった。
 どれだけ夏の魔物の結界から解放された後に行方不明だった方達が此処の家屋に
出現するか不明ながら、数年単位で行き成り失踪してた者達が現代に戻るのだ。
混乱は必至だから、こう言った対応が可能な組織となると親友が属してる組織しか
私は知らないからして元凶を討伐出来た以降の対応は任せて貰って構わないだろう。

633関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/22(火) 22:34:28
>>622(GM)
>>625(小石川)
>>631(鉄)
>>624 >>632(小林)

「こぜにくろうの設定…………どうでしたっけ?
 そんな設定……あったような、なかったような?
 私の家族がファンなんですけど………………
 カオナキとこぜにくろうで『二人』要りますし、難しいような。
 ううん、私に代わりのアイディアはないですけど〜」

         「…………………まあっ!」

「小石川さぁん……それ、いいと思いますよう!
 景品が『お祭りのもの』だけだと寂しいなら、
 私の能力である程度は買い足せるでしょうし。
 それに……今あるお祭りの形も崩れないですしねえ」

大食い大会の案はかなり良いものだったが、
祭りの形そのものを変えるような試みは、
軌道修正のために大きな力が必要になる。

対して、これなら基本形は『そのまま』だ。
抽選で景品を渡すという過程を足すだけならば、
大多数の客達からは何も反抗される理由はない。

「食べ物屋台の店員さん達も……
 『大食い大会』のお客さん達を捌くより、
 こっちの方が仕事がやりやすいでしょうしねえ」

そして、反抗の心配が無いのは店側からもだ。
強いていえば『遊戯系屋台』の店員達の反応が気になるが、
彼らは生きた人間であると同時に『能力の産物』でもある。
役割を終えた以上、干渉をしてくる可能性はそう高くはない。

「あとは……アリーナのことはそんなに詳しくないですし、
 他に頼れる人も知りませんので……小林さんにお任せしまぁす」

アリーナのことは詳しくないわけではないが……
『漣派』は頼めば何でもしてくれる連中ではない。
あくまで『商売の後ろ盾』で、お助け集団ではない。

なので、小林の知るアリーナは違うなら、それは任せておこう。

634小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/23(水) 00:22:40
>>631(鉄)
>>632(小林)
>>633(関)

  「『抽選方法』ですが……『ルーレット』はいかがでしょうか?
   『一等』・『二等』・『三等』など、
   『景品』を大まかな『ランク』に分けて渡すという形で……」

  「……『実際の液体』を元にした『水槽』は、
   『実体化』しているとお聞きしました。
   それを『ボール』として、
   『参加者』に投げ入れていただくのです」

  「小林さんの力なら『操作』は容易のはずです。
   よほどの『慧眼』でなければ『細工』も悟られないでしょう」

>>632(小林)

  「ええ――『連絡』はお任せします……」

『アリーナ』との関わりは、全くない訳ではない。
ただ、さほど強い結び付きではないし、
小林の方が大きなパイプを持っているように感じる。
そうであれば、連絡役は彼に一任するのがいいだろう。

635小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/02/23(水) 23:46:49
>>633-634(行動終了です)

「では、少し離れさせて頂きます。移動がてら、あの櫓にいる『夏の魔物』の
動向も観察しますので、何か変化があるようでしたら戻り次第、直ぐ伝えますので」

景品を三人の元に置いて移動を行う。
アービィの面の少年や大食いの特性を担う面の客達の手持ちの金銭が
不足してる様子であったら、それとなく先程インタビューしたのを活かして
主催者側の善意と言う形で金銭を渡す形にすれば良いから、今は残りの
2万は置いておく。

スマホの履歴から親友(ヤジ)に連絡を行い、今までの経緯を話して
夏の魔物を討伐次第、生還者の回収と今後のアフターケアのお願いをする。

ヤジ『大丈夫だと思うぜ。フーヴィアン派は、そう言ったスタンドの現象による
被害に対処するのに尽力してるからな』

そう、親友なら快諾して事が終わった暁にアリーナの人員を到着させてくれる筈だ。

花火方面に移動すると共に、手元に戻した内の『水槽』一体を上昇させ遠目から
『櫓』の動向を観察する。主に、踊る群衆と夏の魔物の動きに変化が無いかだ。

636鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/02/24(木) 17:35:39
>>634-635

「小林さんが実行可能ならば、それで行きましょう」

『スタンド』のボールを使ってやるということか。確かにそれならば参加者には気づかれ辛い。
彼らには『スタンド』が見えるとはいえ、『スタンド』に対する知識はないようだから。
商品を取られた『遊戯店』としては面白くないだろうが、
自分たちも私利私欲の為ではなく『祭り』を盛り上げる為に動いているのだと分かれば、流石に妨害行為などはしてこないだろう。
正確には盛り上げるというより、早めに店仕舞いをさせることだが。

「とりあえず、商品を並べる場所だけでも欲しいところですね」

どこかに空いているスペースがあればいいが。
理想としては、自分たちが店じまいをさせて場所を借りられればいいが…。
一応、彼らに確認してみよう。気のいい店主であるならば、祭りを盛り上げるならと譲歩してくれるかもしれない。

637小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/27(日) 16:29:27
>>636
>>(関)

歩いていく鉄を見送り、関に向き直る。

  「……それでは『準備』に入りましょう」

獲得した景品の中に『ルーレット盤』があるかどうか調べる。
なければ、作ってしまえばいい。
材料は『ペイデイ』の能力で調達できる。

638関 寿々芽『ペイデイ』:2022/02/27(日) 18:05:14
>>634 >>637(小石川)

「あっ、はぁい!
 ルーレットなら『公平感』がありますし、
 自分でボールを入れるのも、良いと思いますよう。
 作るのはちょっと大変そうですけど〜」

実際に公平である必要はない。
公平だ、と思わせるのは必要だ。
関の家族が言っていた言葉だ…………

「小林さんの能力は見た目がビー玉っぽいですから、
 違和感も……多分、あんまりないと思いますし!
 最悪、バレちゃいそうになったら、
 普通の球に切り替えちゃえば良いですしねえ〜」

もっとも、何かの漫画のセリフらしいが、
この状況では一種の真理を説いているのは間違いない。

「わかりました〜。それじゃあ、お手伝いしますよう」

問題があるとしたらルーレット盤の用意だ。
『ペイデイ』は『娯楽分野』にはやや弱い。

が、本格的なカジノでも開くなら別として、
お祭りならある程度手作り感があっても問題はないだろう。
小石川の作業を手伝いつつ、必要なら購入を行うためこの場に留まる。

639『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/27(日) 22:44:42
>>624>>632(小林)
>>625-626>>634>>637(小石川)
>>631>>636(鉄)
>>633>>638(関)

『小石川』は店主達に『隣の店』を薦めるように提案していく。
いきなりこのような提案をしても、警戒される恐れがあったが、
これまで様々な『販促活動』を行ってきた『小石川』の言葉に皆が耳を傾けてくれた。

 ………

『遊戯系屋台』を攻略した面々と『小石川』が合流し、
今度は『食料系屋台』の最終攻略の相談を行っていく。
『小林』の『大食い大会』の意見も悪くはないが、
『小石川』の『抽選券方式』の方が、より支持が厚い。

『小石川』の『広告戦略』のおかげで『食料系屋台』の入りも上調子。
この上で更に『抽選券システム』が成功すれば、
おそらく『全店完売』までこぎつけられるだろうと思われる。

『完売での早々の店じまい』は、『食料系屋台』にとっても『良い事』。
ここまで来たら『食料系屋台』の店主たちの協力もとりつけられるだろう。

『鉄』が『遊戯系屋台』のあった方面を見やると、
いつのまにか『店じまいした屋台』が撤収していた。
彼らの手際の良さなのか、あるいは、これが『一夏の夢』である証なのか、
それは不明だが、そこに十分な『スペース』が空いたのは事実だ。

運がいい事に景品の中に遊具的な『ルーレット盤』が存在していた。
これを用いて、『小石川』の計画を遂行していけばいいだろう。

『小林』が用事を済ませてきたいというので、
その間に他の『一行』は準備にとりかかる。
すべては『一行』が思うがままに成されるはずだ。


                 ………

640『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/27(日) 22:46:40
>小林

結局、今回は策に関わらなかったが、
一応、『こぜにくろう』の『お面』を被っている者は居た。
仲間の『ほしみまくろう』の『お面』の者も一緒に居る。
(『ほしみまくろう』は『お面』になってもゾンビ感が生々しい)。

 ………

『スタンド被害者のアフターケアを行う専門の組織』―――
『小林』がそう認識している『フーヴィアン派』の助力を『ヤジ』を介して依頼しておく。
すべてが『終わる』のにそう時間はかからないと思われる。
―――いい意味でも、悪い意味でも。
おそらく、彼らが到着するのは『その後』になるだろう。

             ………

『リヴィング・イン・モーメント』で遠目から『櫓』を観察する。
『櫓』、そして周囲の盆踊りの様子は以前とさほど変わりがないようだ。
ただ、上から見る事で分かったが『盆踊りの音楽』は
『夏の魔物』の足下にある『ラジカセ』から流れているようだった。
『花火』と『屋台』を攻略し、更にアレをなんとかすれば
『祭り』の雰囲気は完全に途絶えるのではないだろうか。
そう考えると、ただの『ラジカセ』ではなく、
『夏の魔物』の『心臓』とも言えるのかもしれない。
もっとも、単純な遠距離攻撃では『提灯』に迎撃されそうな雰囲気はある。
なんとかして一度、誰か一人でも『盆踊り』を潜り抜け、
『櫓』を上がり、『夏の魔物』ともども破壊するのが『正攻法』かもしれない。

いずれにせよ、『小林』一人では困難だと思われる。
皆が集まってから、再度、考えても良いだろう。

                         ………

※以下はこの後、『小林』が『花火方面』に行くなら起こりえる事。
※行かないのなら、なかった事になる。

『花火方面』に来た『小林』は『四本』の『打ち上げ筒』の
ほとんどが消失や破壊している事に気づくだろう。
傍らに倒れている数人の人物はおそらくは『打ち上げ筒』を守っていた面々。
更に遠くで仲間たちが『最後の筒』を破壊しようと戦っているのが見える。
きっと、助力しなくても彼らなら最後まで成し遂げてくれるだろう。

まず発見したのは、ネコドラ君に出てくる小学生キャラの『お面』を被っている者。
倒れていたので『お面』をとって自分でつけてみる。
このキャラは『射撃』や『あやとり』が得意だったはずなので、
試しに『メモ帳』をまるめ、指弾してみたが………特に上手くなっている様子はない。
もちろん、『指弾』と『射撃』は違うものではあるが、感触的に、
『小林』―――ひいては仲間たちが『お面』の特性を得ることはできないように思われた。

また、『花火』を持った『守護者』たちのすべては気絶、
あるいは今まさに気絶させられようとしている。
『花火を楽しむ集団』や『いままさに打ち上げられる花火』などは、
『瞬間移動』の要素になりそうではあるが、
『お面』の存在、それだけで『夏の魔物』が瞬間移動は難しいのではないかと思われた。
(そう信じないとすべての『お面』を剥がして
 破壊しなければならず、キリがない、というのもある)。

 ………

そんなこんなで偵察を終えて、
『屋台方面』に戻れば、おそらく『準備』は終わっているだろう。

641『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/02/27(日) 22:48:34
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>

>>627(ラッコ)
>>630(朱鷺宮親子)
>七篠

役目を終え、再びグルグルと回りだす『ハッピー・スタッフ』。
『七篠』が気を利かせて前方に躍り出したのもあり、
その軌道はちょうど、『四ツ子』達を阻害するものだった。

本来、『ハッピー・スタッフ』は自発的な攻撃はしないが、
武器とみられる『銛』を持ったそのヴィジョンは、
『守護者たち』にとって警戒すべき『敵』であり『恰好の的』となる。
それへの『反撃』という形で『ハッピー・スタッフ』の銛が輝く。

そして、後列の『四ツ子』は七篠の『テイカカズラ』が足止めを行っていく。

乱れる『八ツ子』の足並み。
そこを『朱鷺宮親子』のスタンドが腕力と能力を用いてねじ伏せていく。
二人のスタンドの乱打と『機雷化』したお守りが、大暴れし、

 そして………

数十秒の攻防の後、地に倒れたのは『四ツ子』×2の方だった。


※特に攻撃に使われる事のなかった『アンコウ』は『ラッコ』がおいしく頂きました。

 ………


残るは最終防衛ラインの『四ツ子』の対応だ。

見ると最後の『四ツ子』は、
『一行』が他の『12ツ子』の対応をしている隙に、
四人の『線香花火』を全て重ね、『直径30cm』ほどの
まるで『小型の太陽』のような『球体』を作っていた。

 そして………


            ボオオオオオオッッ!


『最後の四ツ子』は、『線香花火弾』を『一行』に向けて放って来るッ!

『四ツ子』がシンクロして投げるその球威は、
『四ツ子』分―――あるいは『16ツ子』分の
すべての執念が籠もっているかのようでとてもスゴい(破ス精BBB)。

普通に触れれば火傷してしまうだろうし、
また、『線香花火』の『分離する性質』を踏まえると、
任意の部分で『散弾化』する事なども考えられる。
そうなると単純に避けるだけでは、避け切れない可能性が高い。

『一行』はこれをどうにか凌がなければならない。
ただ、逆に言えば、相手は最大の武器である『線香花火』を手放す形となる。
凌いだ後の『四ツ子』の対応は容易だと考えられる。

『打ち上げ筒』が再度、打ち上げる気配も感じられないし、
『最後の四ツ子』を除けば、破壊もそう難しくはないだろう。

つまり、この『線香花火弾』の対応が、
『花火方面制圧』の最終難関になりそうだ―――

642小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/02/27(日) 23:50:04
>>639

事前準備として、『景品』を『ランク付け』して大別する。
高い景品を『上位』にし、
安い品物は『下位』に置く程度でいいだろう。
それらを『厚紙』に書くなり何なりして、
客側に見えるような形で『看板』として設置。
『ルーレット盤』が見つかったのは幸運だった。
『場所』も確保できた。

  「――お集まりの皆様……」

あとは、『内容』を『祭り客』に『周知』するだけでいい。

  「これより『抽選会』を開催いたします」

小林が戻ってくるのを待ち、
両手に発現した『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』で、
『食べ物屋台』の周囲を歩きながら、『ジャグリング』を行う。
『パフォーマンス』としては軽いものだが、
人目を引くには十分だろう。
空中に『ナイフ』を放りながら、『呼び込み』を行う。

  「『空き容器』や『食べ終わった串』を持ってきて下されば、
   我々が引き取りましょう。
   『一つ』につき『一回分』の『抽選』を行わせていただきます」

  「なお、抽選は『ルーレット』にて行います。
   『出た目の景品』と引き換えるシステムとなっております」

  「『目当ての景品』がある方は、
   『お早め』においでになるのがよろしいかと存じます……」

『祭り客』を『抽選』に誘導する。
その間の『客への対応』は三人に頼みたい。
『結果の操作』は、
『リヴィング・イン・モーメント』なら問題ないはず。

643ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/02/28(月) 04:19:00
>>641

      ムグ ムグ ムグ

『アンコウ』を食べながら、様子を見守るラッコ。
おいしい。
ラッコは特に『肝』の部分が好物だった。
『海のフォアグラ』は伊達ではない。
つい『食欲』に気を取られて余所見していたが、
何か飛んでこようとしているらしい。

       「ミャー」

『七篠の能力』は、ラッコにも分かっている。
まず適当な『枝』で『線香花火弾』を受け止めれば、
それで『衝撃』はある程度減少する。
おそらく『衝突と同時』か、あるいは『衝突する直前』に、
『散弾』となって飛び散るのだろう。
それらの『花火散弾』は涙音の『的』なり、
笑美の『機雷』なりで防げそうな気はする。
直接ラッシュで叩き落したりすれば火傷するだろうし。
何にせよ『陸生動物』の人間達が動いてくれるだろうから、
『海獣』であるラッコから特にする事はない。
ただ『ハッピー・スタッフ』を発現し続けるだけだ。

        「ミャッ」

今は『七篠の周り』を回っている『ボート』だが、
もし朱鷺宮親子が『輪の中』に入れば、
『三人の周り』を回る事になる。
親子が『輪の中』に入っていなくても、
『散弾』が『ハッピー・スタッフ』を害するようなら、
自動的に防御してくれるはずだ。
『能動的な行動』こそできないが、
親子と『ハッピー・スタッフ』が近い距離にいれば、
多少は『守りの足し』になると思う。

        「ミャア」

要するに、ラッコ自身は、
『七篠に抱っこされ続けるだけ』という事になる。

644関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/01(火) 06:25:32
>>639(GM)
>>642(小石川)

景品のランク付けは関も手を貸す。
小石川よりも『若者』である関の視点を足す事で、
より広い客層への納得感を得る事が出来るだろう。

「はあい、早い者勝ちですよう〜〜〜。
 あ、でも、景品の量はたくさんありますので〜」

小石川から少しだけ離れた位置で、
いつも以上に努めて笑顔を作り、声をかける。

客への声かけを行いつつ、彼らの反応を伺う。
『小林』の能力を使ったイカサマが『バレる』のが、
目下最も危険な可能性と言えるだろうが……

(『ボールの違和感』に気付ける人は、
 そんなに多くはないとは思いますけど〜)

関自身先ほど口にした通り、
『リヴィング・イン・モーメント』は、
『ビー玉』に酷似した外見を有する。

「喉に詰めないように、焦らずに食べてくださいねえ。
 『残り物には福がある』とも言いますから〜」

また、もし仮に破損しても『水の入った玉』でしかない。
別段、『怪しい物』というわけではないので、リスクは低いだろう。

645鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/01(火) 20:39:57
>>639

「これは…活用させてもらうとするか」

仲間に『空いている屋台』のことを伝えて、景品を全てそこへと持っていく。
道具も揃っている、流石は『夏の魔物』の作り出した舞台だ。至れり尽くせりか。

そして準備は整った。
『小石川』さんが既に行っていた販売戦略に加えて、ダメ押しの『抽選会』。
完売も見えてきた。後は何事もなくこの抽選会が終われば、いよいよ大詰めだろう。

「どうぞ、『抽選会場』はこちらになります!」

客を呼び込みつつ、周囲を警戒しておく。
客の付けている『仮面』の技能、ギャンブルに特化したキャラならば『イカサマ』を見破れる可能性もある。
『仮面』を付けている人間がどれくらい参加するかにもよるが、
さほど多くなさそうであれば、彼らが挑戦する時はそのままやらせるのも手だろうか。

646朱鷺宮親子:2022/03/01(火) 22:08:11
>>641
涙音「流石にちょっとまずくはあるわね…」
飛んでくるのは大きな火球。すべてを防ぎきれるのか?

笑美「出来る限り頑丈な根っこで防いでくださると嬉しいです!七篠さん!」
現状、一番防御に優れているのは、先程の戦いぶりから見ても彼女のスタンドだろう。
何かしらの頑丈な植物で防ぐことができればいいだろうが…

涙音「後は…持ってるものをなるべく使うか!」
ラッコのスタンドの内側に入ればこちらもある程度は攻撃を防げるだろう。
後は飛び散るであろう火の玉への対処だ
涙音は持っているお守りのうち3つを持ち、
それらのお守りに的を描く。

笑美「それじゃ行くわよ!」
そしてそのお守りを笑美のスタンドで機雷化させる。
うまく行けば機雷が誘導され、爆発するはずだ。
機雷の威力は今の花火玉と同程度だろうが、
飛び散った花火玉の重さは軽くなるはず。
そこに機雷の爆風が発生すれば、逸らすことが可能かもしれない。

647小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/02(水) 00:09:46
>>640

当然、『花火方面』には行く。そして、少年の面を取り付け試しに
頭の上に水槽でも乗せて昼寝でも可能かどうか目を瞑って見るが効果もなく
メモ用紙でも指弾などしてみて効果が無い事から納得をする。
『水槽』で櫓の観察を終え、朱鷺宮氏母娘とラッコさんに七篠さんの激闘を
眺めつつも、水槽爆撃での援護を考えるが。抽選の準備を考え断腸の思いながら
此処は英断であると考え、勝利を祈り屋台の皆さんとの合流を先決とする。

「『ラジカセ』か……そうか」

『お面』が効力を発揮出来ない事は構わない。少なくとも我々の不利にならず
むしろ吉報だろう。無数の移動座標と言う懸念がこれで解消出来たのだから。

手作りアービィの面は鞄にしまい、ネコドラの少年の面を代わりに装着する。
 少なくとも、この方が屋台で店側にも客側としても行動するにしても
手作りの面よりは馴染んでる格好だろう。

『屋台』の方に戻り、途中で自販機に向かい『コーラ』を購入。
 『水槽』の利点は、どれ程に外側からはスタンドが判別不可能な暗色でも
中側からは問題なく視界が通じるのが私のリヴィング・イン・モーメントだ。

ステンレスポット一本の生姜湯の中身は捨てて、コーラの液体入り水槽。
抽選の的のボールとして適当なサイズ。スーパーボールサイズ程度で発現させ
合流次第、手渡しつつ先ほどの情報を伝える。

「櫓で、夏の魔物の傍に『ラジカセ』が……アレが恐らく『核』でしょう。
この屋台が終わり次第、魔物の拠点を制覇するのに覚えていて下さい。
また、お面は今このように私が被ってますが力が得られたり操られる
感覚は無いようです。ですので屋台が攻略を終えても、此処で楽しんでる
方々が敵になる確率は低いでしょう。 
 ……抽選が開始次第、アービィの少年や他の大食い大会の皆さんに
残ってる金銭の3万の内、2万を私も客の内の一人の振りで何か軽めの物を食べて
崩した数千円ずつをそれとなく祭りの熱気で浮かれて羽振りが良い客と言う体で
渡して食品の消費を促したいと思います」

これで、恐らく上手くいく筈。

そして……『最終戦』は間近に迫っている。
 私が……私の全てを賭けてでも勝たなくてはいけない闘いが。

648『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/02(水) 02:49:30
<><><><><><><>『屋台方面』<><><><><><><><>
>>642(小石川)
>>644(関)
>>645(鉄)
>>647(小林)

『小林』が戻ってきて
『櫓』や『花火方面』、『お面』についてなどの情報を『一行』と共有する。
ただ、とりあえず今、集中すべきは『屋台方面』の最終攻略だろう。

『小石川』と『関』で『賞品』に『ランク分け』する。
あまりがちな『スーパーボール』や『金魚』は下位〜中位賞、
『射的』や『ヒモくじ』での貴重な品を上位賞に振り分けていく。
更に『玩具中心』すぎると『子供』以外へのアピール力が小さくなる懸念があるため、
それとなく『ペイデイ』が出した品を織り交ぜる。
大元が『屋台』の品であるため、非常に『夏祭り』っぽいラインナップ。
それに『関』のセンスによる『ペイデイ商品』の追加もあり、
バランスのとれた魅力的な『賞品群』となっただろう。

『ルーレット』に投げる『ボール』は『小林』の『水槽』。
これにより結果の微調整が可能であり、
目玉がすぐになくなるなどといった不幸を防ぐことが出来そうだ。
『小林』がつけた『ネコドラくんの眼鏡少年』の『お面』―――
ふだんはダメダメな設定だが『劇場版』では活躍することが多い。
多くのスタンド使いが関わったこの『夏の魔物事件』はまさしく、
『劇場版』のような大掛かりな任務(ミッション)となっている。
実利的な影響こそないものの、ある意味では『縁起物』かもしれない。

他に注意すべきは『イカサマが看破されないかどうか』、あとは
『串やカップをゴミ箱などを漁って大量に持ってくる輩がいないかどうか』あたりか。
そのへんは『鉄』が眼光鋭く見張っている。

                            ………

準備は整い、いよいよ、『抽選会』が始まる。
『小石川』が呼び込みのために行うジャグリングも、好意的に見られている。
これはずっと『小石川』が様々な方法で客を魅せてきた結果だろう。
長期間の奮闘が、『小石川』を『祭りを盛り上げようとする存在』として
『屋台周辺』の面々に認知された。
『夏を終わらせる為』という目的からしてみれば少し複雑ではあるが、
『?燭の火は消える時が一番輝く』と言うし、
最後の輝きを加速させるだけ、と思えば問題ないだろう。

『小林』は目を付けた『大食い系お面』のメンバーに資金提供を行っていく。
これで自然な形で『大食い系お面』達のポテンシャルを発揮させる事が出来るはずだ。

『関』と『鉄』は『客の対応』を行う。
『関』の『商売人』としての愛想のよさは、『抽選を行う客』に好印象だ。
また『鉄』のチェックにより、『ギャンブラー系のお面』の者には、
『シヴァルリー』の精密さでさりげなく『普通のボール』を
渡すなどの工夫を行い、場が荒らされる事を避けられている。
『ゴミ箱』の位置もきちんとチェックし、
事前に再利用されそうな『皿』などは回収した。
問題が起こるリスクは最小限に留めてある。

         パクパク

                       パクパク

              ワァー

       ワァー


『食料系屋台』は『五店』とも大賑わい。
途中途中に『大食いお面』の面々の介入もあり、
初めに『りんご飴』の在庫が切れ、続けざまに
また一店舗、また一店舗と『店じまい』していく。


    そして………

               バァ―――ン


最後の『フランクフルト』が売り切れとなり、全ての『屋台』が『店じまい』となる。
さきほどの『遊戯系屋台』の撤収の早さを考えると、ほどなくして、
『食料系屋台』も撤収し、ここも『祭りのあと』となるだろう。
そうなれば、『夏の魔物』の『転移先』とはならないはずだ。

『小林』の偵察を考えるに『花火方面』の制圧も間もなく終了するはず。
あとは『櫓』の『盆踊り』と『提灯』を突破すれば、
『夏の魔物』のところまで行けるはずだ。

やり残したことがあれば行った後、とりあえず、
『櫓』前まで、移動してしまうのがいいかもしれない。

649『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/02(水) 02:53:24
<><><><><><><>『花火方面』<><><><><><><><>
>>643(ラッコ)
>>646(朱鷺宮親子)
>七篠

       ジュオオオオオオオッ


『一行』に迫る『線香花火弾』ッ!

    シュルルルル……

まず『七篠』が出した『植物』―――
それを『朱鷺宮親子』は知らなかったが、
頑丈そうな枝が『巨大火球』の進行を阻む。

      パパパパパパパパッ

それを予期したかのように『線香花火弾』は小さな『火球』に
分裂し、枝をかいくぐるかのように『一行』に襲い来るッ!

         ガガガガガガ―――

『ハッピー・スタッフ』に向かったものは
文字通り『降りかかる火の粉を払う』ように『ハッピー・スタッフ』が銛で捌く。

        シュウウウウウウ

          ババババァ――――ンッッ!!

残りは『親子』のスタンドがそれぞれ能力を付与した
『お守り』がこれもまた文字通り『守って』くれる。
ある程度は爆発で相殺され、他にも『機雷』の『爆風』により狙いが逸れた為、
『一行』の被害は『ゼロ』に収まった。

『ラッコ』『朱鷺宮親子』『七篠』。
『一行』の中では性格的に『戦闘向け』と言えないのかもしれないが、
能力的には連携すれば十分に『戦闘向け』と言えるだろう。

これで『四ツ子』の切り札の『線香花火弾』も見事な連携で捌くことが出来た―――

 ………

頼みの綱の『火球』を対処され慌てふためく『最後の四ツ子』。
攻撃方法を持たない彼らの撃破、
そして、その後の『打ち上げ筒』の破壊は、『朱鷺宮親子』なら容易だろう。

『屋台方面』もそろそろ『制圧』出来た頃ではないだろうか。
やり残しがあればそれを終わらせた後、
『櫓』前まで行って、向こうの面子と合流するのが良いのかもしれない。


>村田
③の『打ち上げ筒』に蓋をして『棒化』している間に、
④の『打ち上げ筒』周りの対応は他の仲間たちがほぼ終えてくれたようだ。

これで、『花火方面』の制圧も完了―――
『屋台方面』もそろそろ『制圧』出来た頃ではないだろうか。
やり残しがあればそれを終わらせた後、
『櫓』前まで行って、向こうの面子と合流するのが良いのかもしれない。

650小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/02(水) 09:56:14
>>648-649

「――奴(夏の魔物)を叩くには、あの地上の夏の風物詩(盆踊り)の
無尽蔵なる人垣と、上空の風物詩(提灯)をどうにかする必要があります」

全員が集まり次第、開口一番にスタンドと自身で体験した情報を共有して
作戦会議に移る。

「……下手な攻撃は、刺激して過剰な反撃を受けるだけでしょう。
夏の魔物は窮鼠に陥っている。手負いの存在は如何なるものとて
手段は選びません。十秒とは言わない、数秒さえあれば
リヴィング・イン・モーメントの水槽を櫓の昇り階段の入り口へ滑り込ませ
奴の懐に入る事は出来る。そうすれば、拠り所であろう『ラジカセ』の機能を
停止させる事が出来ます。今までの経験が正しいなら、あの機具も幾らか液体が
かかればショートするような普通の電化製品に近い筈でしょうから」

考え所だ。いま携行してる粕湯酒の液体でも、水槽にして死角から
櫓の上に乗り込ませる事は何かしら奴らの意識を逸らせれば可能だ。

だが、今の今までも我々が一人で突破出来るような試練は無かった。
最後であろう、この舞台でも全員の力が必要不可欠だ。

「……私の一つの案としては、関さんのペイデイで安価に氷を大量に発現し
それを村田さんの棒化にしつつ、以前の要領で提灯方面の上空に投擲して解除。
……そうすれば氷は粉々になり結晶が櫓周辺に『粉雪』と化して降り注ぎます。
 奴にとって天敵の天候を僅かな間でも発生出来れば、盆踊りの集団含めて
幾らか硬直して櫓の中に数名が乗り込める可能性はあると思います」

思いついた案を述べながら、面から覗かせる視線は櫓方面へ向ける。

…………待っていてく。。

651小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/02(水) 18:11:43
>>648-649

  「――……片付きましたね」

      スゥゥ……

静けさを得た『屋台』の場に立ち、小さく深呼吸する。

               グラ……

ずっと『スタンド』を使い続けた影響からか、
『精神』に相応の疲労感を覚えた。
軽い立ちくらみに襲われ、一瞬だけ目を閉じる。
しかし、ここで休んでいる暇はない。
『櫓方面』に足を向け、一歩ずつ歩いていく。
両手に『刃』を、心に『想い』を携えて。

         ……ザッ

『終わらない夏』を終わらせなければならない。

>>650(小林)
>>(全員)

  「……『良案』だと思います」

『櫓』の前に移動し、小林の言葉に耳を傾ける。
『リヴィング・イン・モーメント』を使い、
『ラジカセ』を機械的に『ショート』させる。
もし成功すれば、『最小限の手間』で済む行動だろう。
人型スタンドなどで直接乗り込んでいけば、
否応なしに『魔物』に気付かれるし、
遠距離からの『投擲』や『狙撃』も、
『ラジカセ』に達する前に阻まれる可能性はある。
小林の『水槽』なら、
密かに『目的』を果たす事も不可能ではないと思えた。

  「『雪』については――どうでしょうか……?」

一方、『粉雪』については未知数だ。
気遣わしげな表情で、村田に視線を向ける。
自分も『ソラ』に『同じ依頼』をしていたが、
それは彼女が『本物の雪』を出せたからだった。
小林の提案した行動が村田に可能だとして、
それが『雪』と認識されるかどうかまでは確実とは言えない。
ただ、『ナイ』に出してもらった『雪だるま』は、
きちんと『雪だるま』として扱われている。
今の季節を考えれば、
あれも元は『氷』から作ったものだろう。
『作った雪だるま』が『冬の風物詩』として認識されるのなら、
『作った粉雪』も『冬の一部』に含まれるかもしれないし、
そうではない可能性もなくはない。

652小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/02(水) 18:13:46
>>651

  「いずれにせよ、私が『囮』になります」

そびえる『櫓』を一瞥し、全員に向けて口を開く。

  「私は頃合を見て、『櫓の上』まで『飛んで行きます』。
   それが見逃される事は、まずないでしょう」

  「こちら側に『注意』を集めておきますので……
   その間に『行動』をお願いします」

『プール』で行った方法と同じだ。
全身を『バラバラ』にして『浮遊』すれば、
『盆踊り』の妨害を受ける事なく、人垣を乗り越えられる。
そのまま『櫓』に接近したなら、
確実に『魔物』の気を引けるだろう。

  「万一の場合は、
   『頭以外』を『解除』して『自由落下』します。
   申し訳ありませんが、
   どなたかに『受け止めて』いただければ……」

『提灯』の攻撃を受けた時は、
『部位』である『両足』や『胴体』を『盾』にして、
『本体』の『頭』を守る。
その後は『両手』で『頭』を投げるか、
あるいは『部位』を『総解除』し、そのまま『落とす』。
『落下した頭』を『地上の仲間』に受け止めてもらえれば、
『緊急時の退路』は確保できる。

  「『七篠さん達』は――
   『正面』から『櫓』に向かっていただけませんか?」

『ラッコを抱いた七篠』に声を掛ける。

  「『ボートのスタンド』を使えば……
   おそらくは可能なはずです」

『強行突破』という場面において、
『ラッコのスタンド』は最大限に威力を発揮できる。
『能動的な攻撃』こそできないものの、
『盆踊り』の最中に突然『ボート』が乗り込んできたら、
相当な『邪魔』になる事は間違いない。
当然『ラッコのスタンド』は攻撃されるだろう。
攻撃されたなら、必然的に『人型』は『防衛行動』を取る。
強力なパワーで動き回る『ボート』に加えて、
ダメージフィードバックのない『人型』の超人的なスペックと、
槍を思わせる長大な『銛』。
それは、『敵の陣形』を崩すには十分な『攻城兵器』となる。
相手側の『人海戦術』は侮れないが、
最低でも突き進むための『突破口』は開けるはず。

653朱鷺宮親子:2022/03/02(水) 23:03:28
>>649
笑美「ふう、七篠さん、それとそこのラッコちゃんも…ありがとうございます。」
涙音「おかげでこっちは無傷で済んだみたい。」
七篠とラッコ。両名に対して頭を下げるとそのまま四つ子と打ち上げ筒へと向かう。

笑美「さて、このまま筒を守りますか?それともそのまま逃げ惑いますか…?」
ほほえみながら答える笑美

涙音「まぁ…私はどっちでもいいけど…」
そう言って涙音も軽く頭をかいた後、

笑美「どっちにしろ…」
              ズギャン!

                      涙音「ぶっ潰すわけだし!」
ズォン!!

二人のスタンドは同時に彼らと筒を捉え…

親子「「ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押し!くらえーっ!!」」
全力のラッシュを四つ子もろとも、打ち上げ筒へと打ち込んでいった!!

654村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/03(木) 00:20:40
>>649

 「『終わった』か。」

『棒化』した『打上げ筒』を片手に櫓へ向かう。
蓋をしてしまえば最早『暴発』の心配もない。
『質量兵器』としての使い道はまだ残されている。

>>651

 「できると言えば『できる』。
 だが、おれの能力で『砕いた氷』が『雪』として認識されるかは疑問だ。
 爆破はあくまで『応用』の領域だ。細かいコントロールができるわけじゃあねえ。
 試したことはねえが、いいとこ『雹』か『霰』みてえな粒度が限界だろうな。」

小石川の視線に答える。
まだ会場にあるかもしれない『かき氷機』でも使って細かくすれば話は別かもしれないが。

 「櫓ごとラジカセをぶっ壊すってんなら『容易い』。
 この『筒棒』の重量でまとめてぶっ潰してもいいし、水か油が調達できれば『気化爆発』でもろとも吹き飛ばしちまえばいい。
 周囲の被害を顧みなけりゃ、だがな。」

おれ一人でここにいるなら迷わずそうしただろうが、そうした手段を好まないものもこの場にはいるだろう。
いざとなれば有無を言わせずその手を取るつもりだが。

655関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/03(木) 12:44:52
>>650

「ふぅ…………一件落着、ではないんですよねえ〜っ」

満足感と手応えはあった。
夏の魔物や被害者を踏み躙るだけの方法ではなく、
夏祭りを最大限盛り上げる形を取れたのも意味がある。
だがそれはこの戦いの中で何度も超えた壁に過ぎない。

「なるほどぉ〜っ。雪……いいですねえ。
 元が氷でも、雪だるまくらいにしちゃうと、
 しっかり『冬』にはなるみたいなんですし〜。
 元から細かい状態で売ってる氷もありますから、
 それをギュッと固めれば、ばらけやすい気はします!」
 
    「まあ私、理科はそんなに得意じゃないので、
     そういう理屈なのかは分かりませんけど〜」

小林の発想力は広い。いつも関を感心させる。
そう……ナイと作った雪だるまも、大元はただの氷だ。
氷を雪に変換するアイディア自体は悪くない。

「でも、それなら『解除して降らせる』より、
 雪の塊を投げるだけの方がラクな気がしますよう。
 だってほら、上から氷の粒が降ってくるのは、
 なんとな〜く『納涼』? って感じもしますけど」

     「雪を固めて〜」 「えいっ、と投げる!」

「それって、すごく『冬らしい』……『雪合戦』じゃないですか?
 粉雪だって、量を考えたらそんな広い範囲を一気にとは行きませんし」

だからこそ、粉雪よりもっと効率が良く、
もっと『冬らしさ』に直接的なアイディアに結び付く。

「それに……雪玉なら、当たっても大怪我はさせないでしょうしね」

>>654

「……でも、一番悪いのは『夏が終わらないこと』ですから〜。
 本当に本当の最後は、手段っていうのは……選べないと思いますけど」

村田の考えにも理がある。
関は夏の魔物に純度100%の敵意を向けられないし、
被害者たちが負傷する事態は『できれば』避けたい。

だが……『ちょっとくらいの悪さ』は、せざるを得ない事もある。

656ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/03(木) 19:38:46
>>649
>>653(朱鷺宮親子)
>>(七篠)

         「ミャー」

七篠の腕に抱かれながら、
親子が『纏めてブッ潰す』様子を見守った。
ラッコは『平和主義』だ。
積極的に他者と争う事はしないし、
よほどの『死活問題』でもない限り、
自分が譲って解決する事に躊躇いはない。
しかし、ラッコにも『譲れない部分』があり、
『必要な時』には『必要な行動』を取る。
そして、必要がないのなら何もしない。
少なくとも、今回は『それで良かった』のだろう。
だから、ラッコは『何もしなかった』。

         「ミャッ」

『ハッピー・スタッフ』は、自分を『幸せ』にしてくれる。
だけど、『自分以外』は『幸せじゃない』。
もし『ハッピー・スタッフ』が、
『自分以外も幸せ』にできたとしたら、
それはとても素敵な事だ。

         「ミャア」

ラッコはそんな事を思っていたかもしれないし、
何も考えていなかったかもしれない。
客観的に見て確かなのは、
今のラッコは『仲間達』に囲まれている。
そして、その時間は『もう少しだけ続く』だろうという事だ。

――――――――――――――――――――――――

>>(全員)

      ウトウト…………

               ウトウト…………

七篠達と共に合流したが、人間達を眺めている内に、
少しずつ目を閉じかけているラッコ。
お腹が膨れたせいで、眠くなってきたのかもしれない。
人間達の会話に出てきた『氷』でも現れれば、
シャキッとしそうではあるが。

《――――『雪祭り』といえば『雪像』ですよねぇ。
 普通の彫刻とは違った不思議な魅力を感じます。
 『儚さ』っていうんでしょうか。
 最終日の翌朝には壊されちゃうんですけど、
 その風景を見に来る人も多いそうですから》

《『雪祭りの雪像』って、
 最初は大きくても5mくらいだったらしいんですよ。
 地元の中高生が作ったのが始まりなんです。
 今は作り方にも色々あって、固めた雪を削ったり、
 雪のブロックを積み上げたりするみたいですね》

《近いものだと『氷像』っていうのもありますよねぇ。
 こちらも主に氷のブロックを重ねる手法が取られるとか。
 『ノミ』や『ナイフ』や『ノコギリ』なんかが、
 製作の道具として使われているそうです》

七篠の腕の中でノンビリしている本体を余所に、
ボートに積まれた『ラジオ』からは、
『パーソナリティ』の『トーク』が流れ続けている。

657鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/04(金) 00:35:57
>>650-655

「『ラジカセ』狙いのショート…素晴らしいと思います」
「一番確実性が高く、それでいて効果も期待できる…『リヴィング・イン・モーメント』ならではですね」

降雪はまだ未知数の部分があるが、作戦の根幹自体は効果的だと言える。
周囲に被害を出すこともなく、静かに事を進められる。
村田くんの言葉通りならば、それもまた解決の策ではあるが、櫓や提灯にどんな仕掛けがあるか分からない。
もちろん力押しが通用するならば、それに越した事はないが。また、多少の被害を許容せざるを得ない時もある。

それを省みて、『雪合戦』というのは、極めて良いように思える。
無から有を生み出せる『ペイデイ』の能力ならではだ。

「雪の礫をぶつけながら、混乱と硬直を生み出して突撃をする。もし『雪』が作り出せるのならば、もっとも効果的だと判断します」

658小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/04(金) 17:17:55
>>651-657

「『櫓』は十メートル。人垣の数はおよそ『百人』……村田さんの力なら
半壊させる事は容易でしょう。ただ、それは私欲になりますが最終手段にして
貰いたいですね。再三になりますが、私の稚拙な道徳観と相手方の反応が未知数だから
どう変化するか判断がつきません」

「小石川さんの囮に関しては……まず提灯に対して村田さんが攻撃を起こしてからで
問題ないかと思います。極論ですが、村田さんの能力なら櫓に対し棒を投擲して
直接爆破でラジカセもろとも櫓の破壊は可能ですからね。それが叶わずとも、迎撃に
出て来るであろう提灯の群団が櫓を防衛する陣を崩せるでしょう。
 その隙をつけば、私の水槽を飛翔させて直接ラジカセのショートを階段を通じずとも
外側から乗り込んで行う事は出来るでしょうし」

「関さんの『雪合戦』、非常に素晴らしい発想かと思います。
問題点があるとしたら施行する為の量を産み出す時間、それに妨害を行うだろう
相手の対処ですね。相手側も直接冬の結界と言える空間の作成を許容しないでしょう。
盆踊りの集団が撤去しようと実力行使してくるでしょうし。
ラッコさんのラジオに流れてる『雪像』と言うのも、面白い発想だと思います。
作成出来たら、そのまま地面を滑らせ冬の防護壁として作用させつつ櫓の入り口まで
人垣を割って突入出来る可能性があります」

「長々と意見させて貰いましたが、広域先制攻撃兵器としての役割を伴える
村田さんが最初に櫓へと攻撃を仕掛ける。その間に関さんが能力で氷及び雪と
なりえる力を作りつつ、櫓の入り口までラッコさんのボードが突入する道筋を作り
小石川さんは浮遊しての囮、それを受け止められるのと関さんを守る為に数名
突入にラッコさん含めた数名に分かれて夏の魔物を倒す……自分なりに要約して
みましたが、このような形ですかね?」

「私の力は奇襲と言う意味合いなら、皆さんが扇動と場を混乱させて頂ければ
その間に水槽は30m範囲なら動かせますので、突入と防衛側のどちらであろうと
動かせます。もっとも、短期決戦を望むなら水槽六つを全部櫓の方面に移動させて
夏の魔物にぶつけるべきでしょう。私情を挟めるなら、夏の魔物に自分自身で
一発一撃を喰らわしたい心情ですが夏の魔物に被害にあった全ての者達を生還する
為にはささやかな情緒を持ち込むのは吝かですのでね」

櫓に直接突入・・・『ラッコ』さん、含める数名

雪の作成・・・『関』さん、そして守備に数名。外側から攻撃する『村田』さんと
攻撃に乏しい私は残るだろう。

囮・・・『小石川』さん

後は、ラジカセのショート。そして、夏の魔物の直接の攻撃力は低いとして
どう動くか不明ゆえに、どの液体で対応するか考えなくては……。

659鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/06(日) 00:47:42
>>658

小林さんがまとめてくれた意見に頷いた。

「それならば、オレも『ラッコ』と一緒に先鋒を務めよう」
「『関』さんの守りに関しては、少なくとも村田くんがいれば安心だろう。
 それに『ディズィー・スティック』は『シヴァルリー』と同じ『近距離パワー型』だが、
 中距離から遠距離においても十全に戦えるのは彼の方だ」

いざとなれば、後方からでも彼に援護してもらえるということだ。
一応『シヴァルリー』でも援護は不可能ではないが、刃の射線は操作不可能だ。誤射の危険性もある。
先程購入した四本の『串』を改めて指の間に握りつつ、『櫓』の方を見た。

660 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/06(日) 17:26:03
(会話終了です)

関さんに頼み、以下の商品を購入する。

・メントス
・コーラと水(コーラと水は自販機が撤去してないなら再度そちらで)
・ローション
・塩

ソフトボールサイズで最初に携行してる『粕湯酒』
冬の風物詩の水槽を一体。

メントスとコーラで『メントスコーラ』
液体が飛散する前に水槽化させる。メントスは液体と直ぐ溶け合うが
リヴィング・イン・モーメントの性質から飛散する前の状態を保つ。
この飛散する性質が、特に重要になる可能性があるからして二体スタンドを入れて
水槽化する。

塩と水で塩水を。ラジカセをショートするのにはメントスコーラーだけで
十分かも知れないが、不安もある。予備の保険として一体

ローションで一体を水槽。階段を登る時、盆踊りの者達が制止しようと
殺到した場合に階段で解除を行い転倒させ足止めする目的だ。

これでリヴィング・イン・モーメントの五体を使用。全て
ソフトボール最大サイズで『水槽化』

(残る一体……状況に合わせ発現出来るようにしておこう。
提灯、ラジカセ、盆踊りの集団……どこまでの猛襲が起きるか分からない。
そして私に出来る事は数少ない。だが、心強い仲間が共に居る
 助けなくてはいけない人が先の先に居る。私の決意は、意思は変わらない
黄金色の未来を実らせよう。全て……私を除いて皆が幸福に成る道筋を)

準備は終えた。あとは作戦を決行を待つのみだ。

661ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/06(日) 21:40:27
>>(全員)

       「ミャ…………」

                フワァ…………

ラッコは眠そうな表情で『アクビ』をしている。

《『Electric Canary Garden』がお届けしてきた、
 『真夏のクリスマス特集』も、
 いよいよ『終盤戦』に差し掛かりました。
 ここからは、私くるみがセレクトした『クリスマスソング』を、
 『ノンストップ』でお送りします!
 まずは、こちらのナンバーから!》

               《〜〜〜〜〜♪♪♪》

『ラジオ』からは、再び『クリスマスソング』が流れ始めた。
どうやら、このコーナーは『しばらく続く』ようだ。
もちろんラッコは知らないが、
『クリスマスソング』は『冬の風物詩』。
突入の際に『流しっぱなし』にすれば、
それだけでも『夏除け』の効果はあるだろう。
『ハッピー・スタッフ』の戦闘力と合わせて、
人間側に有利な条件となるはずだ。

そして、『屋台の賑わい』と『花火の喧騒』が消えた今、
この場の『音源』は『ラジカセ』しか存在していない。
『ハッピー・スタッフ』が積む『ラジオ』は『スタンド』であり、
『夏の魔物のラジカセ』も『スタンド絡み』。
『ラジオから流れるクリスマスソング』は、
『ラジカセから流れる星見音頭』を、
ある程度まで打ち消せるのではないだろうか。

662小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/06(日) 22:14:22
>>658(小林)

自分が『囮』になっている間に、
別方向から『リヴィング・イン・モーメント』に接近してもらう。
そういう動きを考えていたが、『もう一つの方法』もある。
自分と『水槽』が同じ方向から向かうという案だ。

  「……『水槽』を飛ばす前に、
   一言おっしゃっていただけますか?」

  「私の『髪の中』か……『着物の中』に入っていて下さい。
   それ以外にも『陰になる場所』であれば……」

  「『目的地』まで『護衛』します」

『水槽』のサイズは小さいが、
それでも見つかる可能性はゼロではない。
しかし、『体の陰』に隠せば、その問題は解決できるはず。
『魔物』の意識は、バラバラになったこちらに向くだろうが、
おそらく隠された『水槽』までには気付かない。

  「……私が『氷像』を作りましょう」

『ラジオから流れた声』で、自分も彼と同じ考えに至った。
『技術』はあり、『道具』も持っている。
あとは『材料』さえ用意できれば、それを作り出せる。
もちろん、それだけでは『置き物』としてしか使えない。
より効果的に利用するためには『移動方法』が必要になる。

>>655(関)
>>661(ラッコ)

  「関さん、『ブロックアイス』をお願いします。
   なるべく『大きなサイズ』を、
   『大量購入』していただけますか?」

  「それから……」

  「……『踏み台』と『キャスター付き台車』をお願いします」

まず『台車』の上に、
『ブロックアイス』を幾つも積み上げていく。
およそ『3m』程になるまで。
それから『踏み台』の上に乗り、『氷像製作』を行う。

作るのは『氷のクリスマスツリー』。
『紙細工』が『紙細工』でしかないように、
『氷像』は『氷像』でしかない。
『クリスマスツリー』としての効果はないかもしれないが、
『氷像』自体は『冬』を連想させるものだ。
また、『他の風物詩』との『組み合わせ』もある。
『ラジオ』から流れる『クリスマスソング』と『ツリーの氷像』で、
『聴覚』と『視覚』の『相乗効果』を引き出す事を狙う。

>>659(鉄)

  「鉄さん……『力』を貸していただけませんか?」

『氷像製作』に助力してもらうため、鉄に呼び掛ける。
ここに至るまでに何度も助けてもらっているが、
やはり『一人』よりも『二人』の方が早いのは必然。
『達人の二人がかり』なら、そう難しい作業ではないだろう。

  「……完成した『氷像』は鉄さんにお渡しします」

  「『台車に乗せた氷像』を押していけば……
   『祭り客』に近寄る事を躊躇させられるはずです」

  「どうか……『突入の一助』になさって下さい」

663関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/07(月) 22:23:50
>>660
>>662

「メントスコーラ……ああ〜。
 家族がyoutubeで見てましたねえ、
 もったいないなぁって思ったんですけど……
 確かに、水を浴びせるにはもってこいですね!」

もったいないが、娯楽の為にするでもない。
食べ物を粗末にする行いはよろしくないが、
櫓を爆発炎上させるよりはずっと良い。
小林の要望に従い、それらを購入しよう。
どちらも『100円』で問題なく買えるはずだ。
この場合品質がリスクとなり得るので、定価で買う。

「それからブロックアイスに……ええと〜。
 踏み台でしたら買える気がしますけど、
 キャスター付きの台車、はううん…………
 ……あっ、もしかしたら踏み台っていうのも、
 あの……脚立の仲間みたいな、アレの事ですか?」

「そういうのは買えないんですよねえ〜っ……
 DIYとか、園芸ですとか、
 その手の道具は、日用品じゃないみたいで〜」

反面、小石川の要望には完全には答えられない。
『ペイデイ』はほとんど万能の通信販売だが、
ただ、全能ではなく、雑貨でも出せない物は多い。

「氷だけなら買えますけど…………それでも大丈夫ですか〜?」

664小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/07(月) 23:06:35
>>663(関)

  「正確には『踏み台になるもの』ですが……。
   これに関しては『ブロックアイス』で代用できるでしょう」

  「では……『ソリの代わりになるもの』をお願いします。
   『分厚い板』か何か……」

  「その上に『氷像』を乗せて運びます」
 
  「あとは『ロープ』を……。
   『板』に穴を開けて、
   そこにロープを通して引っ張れるように加工します」

  「それから『油』をお願いします。
   『ピラミッド建設の石』を運んだのと同じ原理です」

  「……話を纏めます。
   『板の上』で『氷像』を作る。
   『板』に穴を開けて『ロープ』を通し、
   引いて移動できるようにする。
   地面に『油』を撒いて『摩擦』を減らし、滑りやすくする」

  「――お願いできますか?」

665小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/08(火) 00:56:05
>>662(会話追記・行動終了)

「えぇ、わかりました。小石川さん」

彼女の能力(スーサイド・ライフ ビー・ハート)を体験して
思った事がある。

切断した部位、それは他者にも起こせる。

ならば、自分の切断した部分。その部分の指程度でも
『リヴィング・イン・モーメント』は発現可能だろう。

(惜しいな……櫓周辺に水場があるなら、小石川さんの刃で私の指を
密かにその水場に投げてスタンドを発現させ奇襲も出来たんだが)

偵察した限り、櫓周辺に水は無いし。提灯の中とてスタンドを
発現可能な程度の油類も無いだろう。

櫓を先行するチームに、リヴィング・イン・モーメントを発現する量の
水を渡すにしても重荷になる。
 今は、小石川さんの言う通り。彼女の切断した部位の衣服などに
水槽を仕込ませるだけに留めてくべきだと判断する。

仕込ませるのは『粕湯酒』の水槽にしておこう。

666鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/08(火) 04:27:31
>>662

「勿論です」

小石川さんの申し出に即座に頷く。
刃物で何か作品を作り出すなど、今日に至るまで数える程しか経験はなかったが。
今となっては『型抜き』『紙切り』を踏まえて、それなりに場数を踏んだ事による自負がある。
『氷像』を作り出すのも、そう時間はかかるまい。
ましてや小石川さんとの共同作業となれば、だ。

そして『氷像』を作り出す際に、全体的に鋭利な部分を仕込んでおこう。

667関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/09(水) 20:37:13
>>664

「ああっ、そういうことですか〜!
 そういう使い方のできるものなら買えますよう。
 氷の上で作業なんて危ないですし、
 お風呂や洗面所用の『子供の踏み台』なら、
 日用品として買えるんじゃないでしょうか〜」

           「ただ、ええと」

視線を走らせて、『食べ物屋台』を確認する。

「まだ使えるものが残ってるならですけど、
 そっちから回収する方が経済的ですからね。
 さっきの感じだと……もう片付いてるかもですけど」

撤収はもう全部済んでいるのだろうか?
済んでいないなら『看板』は『分厚い板』だし、
祭りの食べ物には『油もの』もかなり多い。

かき氷の氷など『食材』は使い切ったはずだが、
そうした『備品類』は残っている可能性がある。

「もし無さそうなら、油は……滑らせるだけなら、
 だいぶ安く買っちゃってもよさそうですし、
 ロープは普通に買えばいいとして〜
 そりになる大きな板は……ううん、何でしょうねえ。
 大きい板、あんまり家では使いませんし」

     「使うとしても家具とか、
       やっぱりDIYとかなんですよねえ」

食べ物の線から攻めるのも良いかもしれないが、
用途を考えると一定以上の強度が必要になる。
出来ることなら、『木板』などは既製品を活用したいが……

668小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/09(水) 21:28:00
>>665(小林)

  「では――そのように……」

『粕湯酒』の『水槽』は、
和装の喪服の『袖の中』に入ってもらう事にする。
飛んで行く際は、
『右腕』・『左腕』・『右足』・『左足』・『胴体』を切り離し、
『頭部』を含めた『六つ』に全身を分割。
前と同じく、『本体』は『頭』に設定する。
『両手』で『頭』を保持しながら、
『その他の部位』を正面に配置し、編隊を組んで『浮遊』。
攻撃が来た場合は、
『両足』と『胴体』を盾にして『本体』を守る。
また、いざという時には『両腕』も盾として使う。
同時に『本体』である『頭』を地上に落下させ、
その下にいる仲間に受け止めてもらう。

>>667(関)

  「――……そうですね」

       コク……

関の返答を受けて、控えめな頷きを返す。

  「申し訳ありませんが……
   一緒に探していただけませんか?」

  「『なければ購入』という形で……」

『屋台の跡』を回って、『油』と『板』を手に入れたい。
関の提案通り、使えそうなものが残っていれば再利用し、
なかったものは『購入』で埋める。
もし丁度いい『板』がなければ、
手近な『屋台』から剥ぎ取ればいいだろう。
これに関しては、鉄に頼む事にする。
どちらにせよ、全ての『材料』の調達が終わり次第、
『製作』を開始する。

>>666(鉄)

  「……ありがとうございます」

『両手のナイフ』を使い、
さながら『彫刻家』のような卓抜した精度で、
鉄と二人で『氷のクリスマスツリー』を共同製作。
出来上がったら、『完成品』を鉄に委ねる。
また、同時に『油』も渡しておきたい。
その後、村田が『櫓』を攻撃するなら、それを待つ。
攻撃が終了するか、もしくは適当なタイミングを見計らい、
『浮遊移動』で『盆踊り』を飛び越え、
『櫓の上』まで飛んで行くつもりでいる。

669『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/10(木) 04:57:56
>>653(朱鷺宮親子)

「「ダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押しのダメ押し!くらえーっ!!」」

  ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
  ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ――――ッ

『最後の四ツ子』に『朱鷺宮親子』のダブルラッシュが炸裂するッ!
『四ツ子』は無残にも弾として『打ち上げ筒』に打ち上げられていくッ

           ドガァ―――――ッッ!

『最後の四ツ子』により、『最後の打ち上げ筒』もまた、ひしゃげる形で再起不能となる。

 ………

気づくと『七篠とラッコ』および『村田』はすでに『櫓方面』と向かってしまったようだ。
『朱鷺宮親子』もまた、『櫓方面』に向かう―――

>>650-668(朱鷺宮親子でない)

『櫓』を前に作戦を立てる一行。
具体的な『突入』の前に下準備である『氷像作成』に取り掛かる。
一体なんの『氷像』を造ったのかは作成者次第か。
『雪合戦』をするのであればそれの準備も必要だろう。

幸いにも『食料系屋台』のひとつが『撤収』しそびれていた。
『たこ焼き屋』―――『鉄板』や『油』、そして『屋台』自体。
好きな材料を確保できるはずだ。

『ハッピー・スタッフ』の『ラジオ』からは『クリスマスソング』が流れている。
ただし音量はあくまで『ハッピー・スタッフ』が個人で聴くもの。
圧倒的に音量の差があり、『祭り会場全体』に響く
『星見音頭』を打ち消す事は難しいだろうが、
ごく周辺に限ればまったく効果がないという事はないだろう。

『櫓の階段』はとても狭く、一度に『一人』しか昇れなさそうな幅しかない。
なんらかの『飛行』を用いるのならば関係ない話ではあるが、
ランランと光る『提灯の群れ』が何かしらの迎撃をしてきそうな雰囲気だ。

 ………

やがて『氷像』が出来上がり、『朱鷺宮親子』もやってくる。
『雪合戦』の準備もしたのであればそれも出来ただろう。
あとは具体的にどう『突入』するか―――

                           ………

『小林』が経験した通り『盆踊り者』達は『櫓』に向かおうとする者を神速で弾く。
逆に言えば今のところ妨害と言える妨害はそれだけ。『氷像作成』も特に妨害される事はなかった。
『八人と一匹』のスタンド使いが揃った今、
あとはシンプルに『盆踊り者』に対し『どれだけやるか』の問題だけなのかもしれない。

670ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/10(木) 18:38:24
>>会話終了

        「 ミ ャ ッ 」

                 シャキーン!!

『氷』が出てきた事で一気に目が覚め、力強く覚醒するラッコ。
抱えてくれている七篠と一緒に、
『盆踊り』に『突入する役目』を果たすだろう。
周遊する『ボート』による守りと、
それに乗る『人型』の攻撃力は、
人間達にとって大いに『利用価値』があるはずだ。

         《〜〜〜〜〜♪♪♪》

おそらくは、『ラジオ』が流し続ける『クリスマスソング』も。

671朱鷺宮親子:2022/03/10(木) 18:54:09
>>669
涙音「うわー。ちょっとド派手にやりすぎたかなー…」
四つ子のド派手な散り様をみて少し気の毒そうな顔をする。
笑美「まぁ、そんなことよりもほら、あっちでなにか行われているみたいよ。」
このあたりはもう大丈夫そうだ。
二人は檜の方へと歩いていく。

笑美「みなさーん!おまたせしましたー!」
涙音「みんな集まってますね…」
筒を優先していたため現状を把握することが大事だ。

笑美「さて、私達は…何をしたら良さそうでしょうかねー?」
あたりを確認し、なにか手薄になってるようなことがあれば確認しておきたい

672小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/10(木) 22:18:35
>>671

>>658での作戦を改めて朱鷺宮母娘へと説明すると共に、確認する。

「朱鷺宮さん達に選んで頂きたい。ラッコさん達と共に櫓へ先行するチームとなるか
それ以外で私も含めた後衛のチームとして外側から櫓の夏の魔物の動きに対応するかを。
 私としての意見は、朱鷺宮さん達の能力を考えると後衛に加入して貰いたいですが」

「それと、突入するまでに出来る限り氷像作成に取り組んで頂きたい。
冬の風物詩のバリゲートと、それに『弾』は多いに越した事ないので」

村田さんの『棒化』 現在何に対して能力で変化してるかは知らないが
花火方面で戦闘してた事を踏まえると大体理解出来る。だが彼の能力での棒化には
制限があるし。関さんに適当な爆発物に出来る物を発現するにしても、作戦が開始すれば
分断される恐れがある。その場合は手近な氷像が棒化の対象となるだろう。
 彼の能力なら、上空より雹に霰と冬の天候を僅かな時間でも再現出来る。
夏祭りと言う空間を歪ませるには最適だ。

櫓の階段から入れる人数は限られてる。ラッコさんを抱えて登るとして
鉄さんと私の水槽が赴くのが望ましいだろう。

狙撃や機雷と言った能力から考えて、朱鷺宮氏母娘の力がもっとも発揮されるのは
櫓の外側から盆踊りの群れと上空で不気味に待ち受ける提灯の軍勢に対してだ。

行動開始まで氷像を作るに取り掛かり、終えたら作戦決行に臨もう。

673村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/11(金) 02:43:43
>>669

 「少しでも『障害物』は少なくしておきたいところだがな。」

ぶら下がる『提灯』を見ながらつぶやく。
一網打尽の策がないわけではないが、加減が利かないのは先刻話した通りだ。
やはり『奥の手』に残しておくべきか。

屋台へと向かい、廃棄に使うだろう『ゴミ箱』を頂戴する。
何製かはわからないが、おおよそプラ製のものだろう。

 「悪いが、あまさず使わせてもらうぜ。」

次に『屋台』を解体する。『棒』を振るって屋台に使われているバルサやベニヤを折り砕き、
手ごろな大きさにしたそれらをゴミ箱の中に突っ込み、そこへさらに『小麦粉』をぶちまける。
これを『棒化』し、いつもの要領で火をつければ・・・即席の『焼夷弾』として使えるはずだ。

674関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/11(金) 02:58:05
>>669(GM)

「ふぅ〜〜〜……けっこう重労働でしたねえ。 
 私が作ったわけでもないですけど。
 ……沢山作るのは結構、骨ですよう。これ」

準備の終えたもろもろを見ながら話す。
骨――――というか、『資金』も問題だ。
いくら氷は安いとはいえ、像を作れる品質の氷だ。
大量に買えば、全員の資金を以ても消費は激しい。

「私は突撃は……あんまり気が進みませんけど、
 一応、体力的には万全ですので!
 数合わせには使ってもらえる……と思います。
 買ったものは、私が倒れても、残りますからね」

『盆踊り』への突撃要員には自分は明らかに向かない。
だが、『小林』などのように明確な『別の役目』も薄い。
最悪、『自由に動ける人間一人』として駒に徹せる。

「もしくは……お祭りはもう終わりましたから、
 あそこにいる人達を邪魔するだけなら、
 それに向いた『商品』は用意できるかもしれません」

        「もったいないですけど」

      「『目が痛くなる粉』」
      「『臭い缶詰』とか〜」
      「他にも、そういうのは揃ってますよう」

あとは、『武器商人』まがいの真似も出来るだろう。
行き着く先は村田による爆破炎上なら、多少の荒事も相対的にマシだ。
今となっては『祭り全体を敵に回す』事もない以上、『危険物』も十分に解禁できる。

                      ・・・もっとも、殺傷性の低いものに限るが。

675小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/11(金) 06:41:08
>>669
>>(鉄)

  「――……出来上がりましたね」

完成した『氷像』を眺める。
作成したのは『氷のクリスマスツリー(>>662)』。
これが実際に効果を発揮するかは分からないが、
自分に考えられるだけの案を捻出し、
整えられるだけの用意を済ませた。

  「鉄さん、よろしくお願いします……」

先程の言葉通り、
完成した『氷像』と潤滑用の『油』を鉄に託す。
そして、『リヴィング・イン・モーメント』の『水槽』を、
和服の袖の中に仕込む。
それらを終えたなら、あとは『実行』するだけだ。

  ズバッ! ドシュッ! ザンッ! グサァッ! シュバッ!

『スーサイド・ライフ』で自分の体を『六分割』し、
『飛ぶ準備』をする。
同時に、『飛ぶタイミング』を待つ。
『前衛』の仲間達が『盆踊り』に突入し、
『後衛』の仲間達が『櫓』あるいは『提灯』に攻撃する時を。

>>672(小林)

  「飛び出すタイミングは小林さんにお任せします……」

  「念のために――
   『解除』する際には『指』で合図を出します」

  「『左の親指』を動かしますので……
   その動きの後に『解除』する事を、
   心に留めておいて下さい」

自分は『囮を兼ねた盾』になるつもりだ。
『いつ出るか』は小林次第だと思うが、
一応『合図』は伝えておく。
もっとも、それさえ間に合わない可能性も有り得るが、
その場合は彼の判断に委ねる。


>>673(村田)

  「……村田さんが『使った後』で私が行きます」

用意をする村田に一言だけ告げる。
おそらく、彼の攻撃が『号砲』になるだろう。
ひとまず、その直後付近に『飛ぶ』つもりでいる。

676小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/11(金) 06:41:56
>>(七篠)

  「――七篠さん……」

  「『私』が落ちてきた時に、
   『枝』で受け止めていただけませんか?」

『本体』が落下した時、最も確実かつ安全な退避ルートは、
『リルトランク』の『枝』でキャッチしてもらう事だ。
特に『枝』の種類は指定しないが、
葉が茂ったもので受け止めてもらえば、
落下の衝撃は最小限に抑えられる。
『野球対決』で見せた『捕球力』なら容易なはず。
『ボール』よりは『頭』の方が重いが、
『枝』のスペックなら支えられない事はないだろう。
また、七篠の周囲は『ボート』が回っているため、
その内側に『踊り客』が踏み込んでくる可能性も低い。

  「その後は……
   『枝』の上に乗せて『関さんの方』に送って下さい」

『枝』の上に『頭』を乗せ、その状態で一気に伸ばせば、
後方の関まで届けられるはず。
全ての『部位』を『解除』してしまった後は、
『再生』が完了するまで足手纏いになってしまう。
後方で体が元に戻るのを待つのが妥当だろう。

>>674(関)

  「――関さん……ありがとうございました」

  「よろしければ、もう一つだけ『お願い』が……」

  「私が『頭だけ』になった時、
   七篠さんの『枝』で受け止めてもらうつもりです」

  「『枝』で『後ろ』に運んでいただきますので……」

  「『それ』を受け取って、
   ある程度『再生』が済むまで、
   持っていていただけませんか?」

  「『上半身』まで再生すれば……
   自力で動く事もできます」

もし関の手が空くようであれば、
受け止められた後の『頭部の保持』を頼みたい。
彼女の腕力の問題もある以上、
ずっと抱えていてもらうつもりはない。
最低限、上半身だけでも元通りになれば、
低速だが移動する事も不可能ではなくなる。

677関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/11(金) 16:50:35
>>676(小石川)

「はあい、お安い御用ですよう。
 空いてる手はちゃんと使わないと、
 今は特に指一本でも惜しいですからねえ」

能力使用後の小石川を運搬する要員には、
おそらく自分が一番適しているだろう。
人型スタンドを持つ者達にそんな暇はない。
『小林』は能力発動を手で行うので埋められない。

「紐か何かで、括り付けるとやりやすそうですね。
 抱っこ紐みたいに……それなら手も空きますし〜」

とはいえ『ペイデイ』を使う瞬間はあり得る。
両手で抱えて『取り落とす』可能性も考えると、
先程の『ロープ』の余りは使えるかもしれない。

「クッションか何かを使って、ロープで固定して。
 それでもちょっと痛いかもしれませんけど……
 すみません小石川さん、我慢してもらえますかぁ?」

     「まあ……そんなに長時間じゃないなら、
      手で持った方が早いかもしれませんけどね」

固定する手間などを考えると必須の策ではない。
作戦会議全体のまとまりを見て、必要なら購入しよう。
買うならば『バス用品』…………『バスピロー』だ。

参考価格:1200円ほど。
購入価格:短時間使用予定のため1000円で購入予定。
ttps://item.rakuten.co.jp/murauchi-dvd/4901105291149/?scid=s_kwa_pla_unpaid_101838&srsltid=AWLEVJys7wlKqD_ZbmgkydKxwkVU-hovQasoRLEDvimV4_bipR9SjDR2vDk

678小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/11(金) 22:47:01
>>677

最大数の『五つ』まで切り離した場合、
『再生完了』までの時間は合計で『200秒』。
およそ『三分弱』という時間は長大でもないが、一瞬でもない。
その間、ずっと両手が塞がるというのも邪魔になるだろう。

  「――よろしくお願いします……」

関の判断に身を委ね、小さく頷いた。

679ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/11(金) 22:53:45
>>671(朱鷺宮親子)

               ――――ザバァッ

         「ミャア」

バッグの『水面』から、
『冬の風物詩』である『寒ブリ』を引き上げる。
それを笑美に渡しておく。
『機雷』を使うなら、『弾の足し』にして欲しいのかもしれないし、
『おいしいよ!』という意味かもしれない。

680鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/12(土) 01:46:50
>>669>>675(GM、小石川)

小石川さんの声に頷き、ありがたく『油』を受け取った後に『鉄板』に用いて突撃の準備をする。
摩擦係数を抑えて、勢いよく突入できるように。
また、『串』の殺傷力は既に奪っておき『四本』ストックしておこう。
ラッコの方を見て、突入の心構えが出来ていることを確認。
最後に小林さんの『号令』を待つだけだ。

「いつでも行けます」

681『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/12(土) 06:12:15

>>670>>679(ラッコ)
『寒ブリ』を『笑美』にあげた後は
『七篠』の動きにあわせて、『ラッコ』も、そして『ハッピー・スタッフ』も動く。
それが何かをもたらすのか―――
『ラッコ』自身がどこまで感知しているのかは謎だが、
とりあえず『ラッコ』の行動の準備は『出来ている』。

>>671(朱鷺宮親子)
場の様子を確認する『朱鷺宮親子』。
小林が場について説明してくれている(>>672
また、ラッコがなぜか『寒ブリ』をくれた(>>679)。
これを元に『行動』を『決めなくてはならない』。

>>672(小林)
『朱鷺宮親子』に『作戦』を改めて説明する。
それ以前に『五体』の『水槽』の準備している。
『粕湯酒』『メントスコーラ×2』『塩水』『ローション』。
その後、『小石川』の袖に『『粕湯酒の水槽』の一体のみを忍ばせた。
とりあえず、『小石川』の射出にあわせて『粕湯酒』は動く。
そこから更に『飛び出すタイミング』は『小林次第』だ(>>675)。
それ以外の水槽と小林は様子見という形―――
小林の『準備』は『出来ている』。

>>673(村田)
『屋台』で『プラスチック製のゴミ箱』や『ベニヤ等』、
『小麦粉』を棒化、簡易の『焼夷弾』を作成した。
『村田』の動きに合わせ動こうとしているメンバーもいるようだ。
これから更にどうするか、『決めなくてはならない』。

>>674>>677(関)
『関』は求められる素材(主に氷)を『ペイデイ』で出していく。
残金は―――『関』の『やりくり技能』でなんとかはなっている。
今後、自身が提案したちょっとした『危険物』は、
『安価だからこそ』そうなるものもあるだろうから、
求められたら出せるほどの『残金』は残っているだろう。
また、いざという時の『小石川』の頭部運搬の役を請ける。
後は臨機応変に『ペイデイ』で物品購入すればいいか。
『関』の『準備』は『出来ている』。

>>675-676>>678(小石川)
『六分割』し、『飛ぶタイミング』を待つ『小石川』。
その前にいざという時に『七篠』に『頭部』を『枝』で受け止める事と、
『関』に受け止めた後の『頭部』を保持するのを依頼する。
(どちらも快諾してくれた)。
あとは『村田の行動』にあわせて、『飛ぶ』つもりだ。
『小石川』の準備は『出来ている』。

>>680(鉄)
『屋台』や『ペイデイ』の資材で出来た
『氷像のクリスマスツリー』とそれを乗せる『手作りのソリ』。
これを単純に突っ込ませれば『小林の体験(>>514)』から考えると、
『弾かれ』、倒れた『氷像』が壊れてしまう可能性がある。
景気づけとしてならばそれでも良いのかもしれないが。
『小林』の合図はおそらく『村田が攻撃を仕掛け』、
『小石川が動き出した』と同時に出るのだろう。
『鉄』の準備は『出来ている』。

※『村田』『朱鷺宮親子』は更に『行動レス』下さい。
※少なくともGMレスは本日の夜以降となります。
※その他の方々がその間に更にレスするかは『任意』です。
※上記での『準備判定』や『GM認識』がおかしい場合も指摘してください。

682小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/12(土) 11:45:23
>>681
>>680(鉄)

  「……『ボートの内側』はいかがでしょうか?」

  「七篠さんの近くにいれば――
   ある程度まで防げるはずです……」

『攻撃』が始まる前に、
浮かぶ『両手』に支えられた『頭』から口添えしておく。
周遊する『ボート』の内側なら、
『踊り客』に近付かれる可能性は減らせる。
七篠と足並みを揃える必要はあるが、
一つの『チーム』として纏まって前進する方が、
結果的に総合的な『迎撃力』も上がると思えた。

683朱鷺宮親子:2022/03/12(土) 12:27:39
>>679>>681
笑美「あ、ラッコさんありがとうございます。」
やや魚臭い寒ブリをもらってラッコに軽く頭を下げた。
二人は小林からの説明(>>672)を一通り聞くと

涙音「なるほど…どうやらいよいよ追い詰めた感じみたいですね。
   ここで逃さないためには確実に倒せる状況が必要でしょう。」
そしてうなずくと

笑美「わかりました。では私達は後衛のチームに対応させていただきます。
   後は、氷像の建設は…」
そう言って涙音に声をかける。

笑美「あなたのスタンドの器用さならできそうよね?」
涙音「うん、任せていいと思うよ」
笑美のスタンドは器用さに欠けるため
速く精密に行動できる笑美のスタンドのほうが氷像の作成に向いているだろう。

ひとまず行動の指針は決まった。
二人は後衛のチームの方へ向かう。

684小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/12(土) 19:58:38
>>681

準備は整えた……。全てのリヴィング・イン・モーメントを発現させる事も
当然ながら考えた。だが、我々の戦力に対して『夏の魔物』の戦力は未知数。
 盆踊りの者たち然り、提灯の群れの攻撃方法も不明。そして夏の魔物が
直接スタンド使いと対峙した時、背水の陣でどのように動くかも分からない中では
最後の一体が布石になる事も考えると出し切る事を私には選べなかった。

(それでも、考えられるべき行動と準備は終えた。
後は、信じて動くのみだ……大丈夫。私には、戸惑いはない)

救うべき人が居る。支えて頂き、支えられる仲間が居る。

不安を覚える事こそ不遜であろう。ただ、今はこの瞬間、今この瞬間の先を……。

「始めましょう」

『村田さん』の投擲攻撃による爆発。それが櫓へ向かうのと同時に
少しでも動きが止まった盆踊りの集団へ『ラッコさん』『鉄さん』が突撃し
階段へと直行。制止しようと後ろから集団が追った場合は階段の真ん中で
私が『ローション水槽』を解除させて盆踊りの者達を転倒させ足止めする。

『小石川さん』が浮遊し、提灯の群れを抜け櫓へ到達するようなら。
目視で、その中で夏の魔物が何らかの挙動を行えば牽制及び攻撃する為に
『粕湯酒水槽』を放つ。『冬の風物詩』の液体……どこまで効果があるかは
不明ながらも、普通の生き物でも視界があると思える場所に液体が掛かれば
多少は怯ませられると希望的観測だが、それを信ずる。

(もし長期戦になったら……『関さん』の能力による質量戦が鍵かな。
『七篠さん』『朱鷺宮さん母娘』が後衛で迎撃に居れば、ある程度
相手が再び花火攻撃のようなものを繰り出しても十分防げる。
 ……必ず、この局面で魔物は倒す)

――私の全てを懸けて……

685鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/13(日) 02:19:28
>>681>>682

「・・・・・・・・・・」

『夏』と相反する存在である『氷像』。
そのデザインもまた『冬』を象徴する『クリスマスツリー』であるが故に、
『盆踊り』の輪を打ち壊せるのでは、と思っていたが。こうして間近で見ても、彼らの勢いは止まらない。

「小石川さん」
「…確かに仰る通りですね。せっかく作り出した『氷像』がすぐに壊されてしまうのは忍びない」

自分が先頭を切る予定だったが変更し、ラッコに七篠さん、三人(?)一組で突入する。
守りに長けた七篠さんの力を借りて、『氷像』を保護しつつ踏み込むとしよう。

686村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/13(日) 03:47:43
>>681

 「じゃあおっ始めるぞ。準備はいいな?」

ギャ リリリリリ 
           ギャリリリリリリ !

『焼夷弾棒』に熱を溜めながら『提灯』を見据える。
おれの狙いはどちらかというとこれだ。

 「おらあァァッ!!」

 ギャ  ル  ン ! 

スナップを利かせてブーメランのように『回転』させながら『焼夷弾棒』を放り投げ、
ある程度『櫓』ないし『提灯』に近づいたタイミングで『解除』する。

熱せられたプラ製の『ゴミ箱』は溶け落ち、中に詰められた木や小麦粉を火が付いた状態で周囲にばらまくはずだ。
何か見えない障壁でもない限り、ぶちまけられた火の粉が提灯に火をつけ、それを燃やし落とす。
さらに燃え尽きた小麦粉の灰は上空から舞い落ち・・・さながら『雪』のように櫓へ降り注ぐはずだ。

 「『匂い』や『色』でも効くんなら、『見た目』でも有効なんじゃねえのか?
 致命的にはならねえだろうが、『動揺』が起こせればそれで十分だ。
 『あとは任せる』ぜ。」

687『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/13(日) 21:16:33
>ALL

 「おらあァァッ!!」

 ギャ  ル  ン !

『開始』の合図は『村田』の投擲から始まった。
『焼夷弾棒』が空中に煌めくと………

          ギ ュ ル ン

まるで『提灯』が一斉にそれを睨みつけてくるような感触を覚える。
それでも何かしてくる前に―――

         バァ ――――― ン ン ッッ ッ!

                 『解除』ッ!

『空中』で爆ぜた『ゴミ箱』、『火の粉』、『小麦粉』―――
それはきっと物理的なダメージだけでなく
『雪』の見立てによる精神的なダメージも与えるはず………

それにあわせて六分割した『小石川』が『櫓』に向かって飛び立つ。
和装の喪服の『袖の中』には『粕湯酒』の『水槽』。
『右腕』・『左腕』・『右足』・『左足』・『胴体』を切り離し、『頭部』を含めた『六つ』に全身を分割。
『本体』は『頭』に設定し、『両手』で『頭』を保持しながら、
『その他の部位』を正面に配置し、編隊を組んで『浮遊』していく………


            ………


   グルグル―――ゥ

それと共に『鉄』と『七篠』、そして『ラッコ』は『盆踊り組』へ『突撃』を計る。

その中心には『鉄』が運搬する『手作りのソリ』に『氷像のクリスマスツリー』。
『夏祭り』に対抗するための、さしずめ『冬の神輿』といったところか。
それを保護する手はずになっているのが―――

                      グルグル―――ゥ

                  『ハッピー・スタッフ』。

ただ………彼の目的はあくまで『ラッコ鑑賞』。
また、とにかく回るだけでなく、船で本体の周辺を『障害物を避けながら』動いている。
自身や船が攻撃された時に防御や回避、銛による反撃を行う―――
逆に言えば攻撃されなければ、彼はただ、ボートで徘徊する『ラッコ愛好家スタンド』に過ぎず、
『踊り客』から一行を守る『回転する防護壁』のような無機質な存在ではない。

『花火方面』の時は向こうから攻撃してきた為、『ハッピー・スタッフ』はやむなく反撃していた。
一方、『盆踊り者』達は、『櫓の方へ向かう者』以外にはなんの行動も起こさないようだ。
『ハッピー・スタッフ』の『障害物』を避ける習性もあり、露骨に『盆踊り進行』を
邪魔する局面はなく、このままでは『ハッピー・スタッフ』に、『盆踊り者』を攻撃する動機はない。

                                ………

『朱鷺宮親子』は『氷像』を造ろうとするが、すでに『突入』のタイミングが来てしまった。
とりあえず近づいてみた『後衛チーム』は『遠距離攻撃』のチームだったようでとりあえず近づいてはみたものの、
すでに『村田』と『小石川』、『小林のリヴィング・イン・モーメント一体』の遠距離襲撃は始まっている。
これの援助をするならば近づく必要すらなく、『機雷』など作って同時に投げつければ効果的だっただろうが………
一方で『前衛チーム』の『冬の神輿』は、出発のタイミングを逸しているようだ。
仮に上手く行っていたとしても『100人』の『弾く盆踊り者』を相手にするのに
『前面』に立つ『近距離パワー型』が『鉄』(と一応『ラッコ』)のもののみというのは、冷静に考えると問題なのかもしれない。
なんにせよせっかく追いついたのも関わらず、『突入』にあわせられなかった
『朱鷺宮親子』の行動は『一手』遅れたと言わざるを得ないだろう。

688『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/13(日) 21:18:28

『小麦粉』が『雪』のように舞っている。
広範囲に飛び散り、濃度的にさすがに『粉塵爆破』のような真似は出来ないだろうが、
この『夏』の雰囲気を少しでも薄めるのに貢献できているのかもしれない。

更に『焼夷弾棒』から放たれた『プラスチックや屋台の破片』や『火の粉』が四方に散らばる。
それが『櫓』や『提灯』を害すればいいのだが…………

  ピ――――

          ピィーーー

                ピ――――

                        ピィーーー


多数の『提灯』からそれぞれワイヤーのごとき『光線』が『破片』に放たれる。
『光線』が当たった『プラスチックの破片』は『光線』の先にガッチリと掴まれたかのように『捕縛』されていく。
捕縛された『破片』はまるでウネウネと触手が動くかのように収縮し、元の『提灯』近くまで回収される。
前方に武器のように『捕獲物』を据えるその様はまるで『チョウチンアンコウ』―――
『火の粉』に関しては捕獲後の『光線』をぶんぶんと振り回す事で文字通り『火の粉』を払っていく。

この『光線での捕縛』………当然というべきか、『飛来する小石川』の方にも魔の手は迫る。
『右腕』・『左腕』・『右足』・『左足』・『胴体』、
そのすべてに『光線』は放たれ、避けたり反撃する余裕などはなかった。
そして、その拍子に『裾の下』から出た
『小林のリヴィング・イン・モーメント』もまた、『光線の捕縛』の餌食となる。

         シュルシュルシュル

『光線の捕縛』により、『小石川の部位』と『水槽』はガッシリと捉えられており、
動いたりだとか、能力を『解除』だとかは一切出来ない。

幸いというべきか―――
一瞬の判断で、予め想定していた『小石川』の頭部だけは『放擲』することが出来た。
それを支えるように『七篠』の『リルトランク』はルーズリーフの
紙飛行機を投擲し、そこから『枝の滑り台』を作り上げる。
その到着地点には『バスピロー』のクッションを作り上げた『関』がおり、
見事、『小石川の生首』をチャッチ出来た。
(『能力』と分かっていてもちょっと不気味かもしれない)。

『光線』は文字通り光の速さに近く、その捕縛力も『超スゴイ』と言える。
おそらくだが『櫓や提灯への飛来物』に関して効果を発揮するのだろう。
『飛来物』は『光速の触覚』のようなもので捕縛され、場合によっては『武器』や『防具』に用いられる。
『空からの干渉』に関しては盤石の防御と言えそうだ。
一方で『地上に居る者』にはなんの興味も示していなさそうなのが救いか。
キャッチされた後の『小石川』に追撃してくるそぶりはない。

 ………

「私の『リルトランク』なら…
 『ラッコさんのスタンド』に反撃させる事ができるかもしれません」

『小石川』の生首回収を済ませた『七篠』が『一行』にそんな事を告げる。

「『ラッコさんのスタンド』は大人しいですけど、
  攻撃されると持っている銛で、反撃するんですよね。
  なので…」

『七篠』は『ルーズリーフ』から『蔦のような枝』を出す。

「これを『盆踊りの客』が踊る付近に忍ばせて、
 『ラッコさんのスタンド』に向けて絡ませれば、
 『客』から『攻撃を受けた』と勘違いしてくれるかもしれません」

『花火方面』で『ラッコ』と共闘した『七篠の案』。
『ハッピー・スタッフ』を有効に使いたければ一考に値するかもしれない。

「もちろん、もっと確実に勘違いさせる方法があれば、そちらでもいいですけど…」
『七篠』はそう付け加える。

                                ………


『提灯』は『対空』の迎撃。『盆踊り』は『地上』の迎撃。
ただ、双方とも『プログラム』や『トラップ』のようなもので
『櫓』に近づくモノに発動する形らしく、『追撃』はしてこない。

『提灯』よりは『盆踊り』の方が対応しやすそうだが、
『多重円』で櫓を回る彼らこそ『防御壁』のようなものに近いのかもしれない。
『櫓に向かおう』と『通り抜ける』ものを弾き飛ばす………
数度試した『小林』は『一般人』であり、速度こそ『超スゴイ』だったが、
パワーに関しては『一般人』よりは強いだろうが近距離パワー型が
複数揃って詰め寄れば、抑え込める可能性はある。

さて、改めて、『一行』はどうするか―――
夏の民家攻略にはもう相当な時間がかかっている。
そろそろ、『締め』に入るべき頃合いかもしれない。

689小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/13(日) 22:18:44
>>687-688(確認)

『解除できない』というのは、
『部位を解除して消す事も出来ない』という意味?

>>687-688(質問)

『盆踊り』は端から端まで直線距離でどれくらいある?

>>687-688

  「――……ッ!」

             ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――……

捕縛された『部位』を空中に残し、
『本体』が地上に自由落下していく。

        ドサッ

  「――『そういう事』ですか……」

関に支えられた『頭部』が、静かに言葉を紡ぎ出す。
『その他の部位』は、ひとまず放置しておく。
相手の力が明確になった以上、取るべき手段は一つ。

>>(全員)

  「私達は『難しく考え過ぎていた』のかもしれません」

すぐさま思考を切り替え、
『頭』から自分の考えを全員に伝える。
『花火』と『屋台』の攻略を終えた時にも、
同じ事を感じていた。
おそらくは、『全員』で固まって『片方』に対処した方が、
結果的には早かっただろう。

  「『全員』で『盆踊り』を『全滅』させましょう。
   こちらの『最大戦力』を『正面』からぶつけて……」

  「あるいは『半壊』でも……『前進』は可能かもしれません。
   たとえば一人や二人残っていたとしても、
   こちらの妨害は事実上『不可能』でしょう……」

  「まず『彼ら』に退場していただいて……
   それから『櫓』を上っていくしかないようです」

どれだけ人数が多かろうとも、
少しずつ減らしていけば、いつかはいなくなる。
シンプルな『力押し』だ。
時間が掛かるように見えるが、
要するに『通れるだけのスペース』さえ開けばいい。
スピードは脅威だが、逆に言えば『それだけ』。
正面から打ち崩せるだけの『戦力』が、こちらにはある。

>>(関)

  「関さん――しばらくの間……『お願いします』」

もっとも――『頭だけ』になってしまった自分に、
出来る事は少ない。

  「それから……」

  「『水』を『2リットル』購入していただけませんか?」

690『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/13(日) 22:51:48
>>689(小石川)

Q.『解除できない』というのは、『部位を解除して消す事も出来ない』という意味?
A.そうなる。ただ、『射程外』に行く事での『強制解除』なら可能だろう。
 (『射程外』に移動するなら『強制解除』されたという事でレスを練って構わない)。

Q.『盆踊り』は端から端まで直線距離でどれくらいある?
A.中心の『櫓』を含め、『30m』程度の『円』だ。

691小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/13(日) 23:19:24
>>690(回答感謝)

>>(関)

  「いえ……すみません。少しお待ちを……」

>>(小林)

  「……『水槽』で『櫓の手前』に『水面』を作れますか?」

小林に尋ねる。
『櫓の手前』は理想だが、もう少し遠い距離でも構わない。
つまり、『そこ』に向かって、
『ボート』を進ませられるのではないかという事だ。

692小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/13(日) 23:28:08
>>691

関に移動してもらい、『強制解除』を試みる。
『部位の個別解除』は不可能なので、
『通常の解除』であっても、実質『強制解除』と変わらない。
『強制解除』されたなら、『再生』が始まるだろう。

693小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/13(日) 23:30:39
>>691

「すみません、小石川さん。能力未知数の群体に対して、斥候の役割を
任せるべきは私でした……最初に櫓へ向かった際、提灯に対しても水槽を
近づければ既に得られた情報だったのに悪戯に遅延させる要因になってしまった」

頭を下げ(未だ生首であろう)小石川さんに最初に謝罪をして、質問に答える。

「幸い、盆踊りの集団の動きにも変化は特にないようですし……頭上を越える程度の
高度なら、あの提灯達が反応はしないでしょうから問題ないかと。
一度、液体を改めて用意し直す必要がありますが」

水面を作るなら、液体を飛散させる為にもメントスコーラ水槽が良いだろう。
粕湯酒の水槽。リヴィング・イン・モーメント一体が封じられた。だが幸いながら
まだ五体は活かせられる。関さんの許可が下り次第、『メントスコーラ水槽×5』を
発現させて櫓の付近まで飛翔させ一斉解除すれば、『ハッピー・スタッフ』が
到達する条件は整うだろう。

694小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/13(日) 23:41:46
>>(小林)

  「いいえ……小林さんだけの責任ではありません」

『首を振る事』さえ出来ない状態のため、軽く目を伏せる。

  「――お願いします」

ひとまず『水槽』の動きを見守り、
『水面の設置』が出来るのかどうかを確認しておく。

>>(笑美)

  「笑美さん……『バッグ』を閉じていただけますか?」

真っ先にボートが反応するのは、『バッグの水面』だ。
よって、それを事前に封じる必要がある。
『閉じられたバッグの中にある水』は『水面』ではない――はず。

695村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/15(火) 03:44:35
>>688

 「ありゃおれのスピードでもどうにもならないな。
 『燃料気化爆弾』のまねごとをしても、振り払われてこっちに被害が出るだけ。
 『上』は無理となると、だ。」

盆踊りの輪に目を向ける。『正面突破』だ。

 「『パワー』と『スピード』と『精密さ』に自信のあるやつはおれに続け。
 おれが先に仕掛けて踊りの速度を削ぐから、その間に片っ端から殴り飛ばせ。」

適当な屋台の柱を蹴り飛ばしてへし折り『棒化』。
1.8m程度の『棒』を作成する。

スピードだけで言えば『ディズィー・スティック』と『客』の速度は同じだ。『ついていける』。
熱した棒で客たちの膝や脛を正確に狙い打てば、踊っているどころではないだろう。きっと『リズム』が崩れる。
円を描いて踊っている以上、一人崩せば全員が崩れるはず。統率が乱れれば、つけ入るスキは十分にある。
どうにかして『ラッコ』もそのメンバーに加えたいが、あいにくとおれには思い浮かばない。

 「パワーに自信があっても『精密』でないのは、あんただな。」

『朱鷺宮笑美』を指さして、『筒棒』を手渡す。

 「アンタが最後の詰めだ。これをスタンドでがっしり握って、おれたちが開いた隙間に突っ込め。
 文字通り、これが『破城槌』になる。旦那のケツ蹴り上げるみてえに、おもいっきりぶちかましてくれ。」

 「能力で小さくしてあるが、これはさっきの『打上げ筒』2本を合体させたもんだ。重量も強度も申し分ねえ。
 着弾の瞬間に元に戻す。あんたのパワーで櫓に叩きつければ、『倒壊』させられるはずだ。
 いくら不器用でも、あんなでけえのに外しゃしねえだろうしな。」

『朱鷺宮笑美』以外の近距離パワー型全員で『踊り』を蹴散らし・・・
打上げ筒もとい『破城槌』を持った『朱鷺宮笑美』の突撃ですべてを終わらせる。
おれの考えた算段はそのくらいだ。

 「こまけえこと考えんのは他の連中に任せるぜ。
 おれにはどうにも『向いてない』みたいだからな。」

696小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/15(火) 16:56:46
>>695(村田氏の作戦を優先するか、それとも櫓へと少人数ずつ乗り込むか
出来れば各PCの意見と共に決めて頂ければと思います)

「えっ あぁ……村田さん、その策の実行をするなら……私たちは
一旦こちらで待機しますけれど」

村田さんの能力による『倒壊』
 彼の突出した力を使用すれば、可能だろう。拠点たる城を崩して
ラジカセもろとも破壊し、夏の魔物にもダメージを与えられる可能性はある。

ただ、その策を実行するなら私の能力含め先行して櫓の上に乗り込もうとした
鉄さんやラッコさんも一時的にこちらで待機すべきだ。

「私は、出来れば『水槽』で櫓の登り口から飛翔してラジカセを破壊する
べきかと考えるんですけどね。
 夏の魔物には『憑依』の能力があるのでしょう?
もし、それで村田さんが夏の魔物に瀕死のダメージを与えられたら
村田さん自身を傀儡にするような可能性もあるから、私としては『水槽』で
止めを刺すべきではと考えてるんですよ」

前々から危惧していた想像だ。失踪者、一抹君、夏の風物詩に変わり果て
この道中でも試練として登場した人たち。最後の最後で、自分に止めを刺した
相手を憑依対象にする……夏の魔物ならやりかねないと考えてる。

『リヴィング・イン・モーメント』ならば、ラジカセを破壊させた要因となる
スタンド、若しくは私が洗脳か傀儡とされた所で我々の脅威にはならない。
 下手すれば水槽自体が弾丸並みの速度を持つ可能性もあるが、液体の中でしか
行動が制限される私のスタンドが敵側に回っても、この場の全員で対処可能だろう。

村田さんの能力による破壊力は、このメンバーの中で一位ではあるからこそ
敵側の思惑で最後に障害に回るような事態は避けなければいけない。
 私情でも、これ以上自身の仲間に悪戯に危険が降りかかる事も避けたいと言う
本音も心の中にある。ただ、自分の意見で村田さんを束縛もしたくないが。

「とりあえず全員の意見を一度聞いてから動きましょう。
小石川さんの体が一度元に戻る程度には、こちらも態勢を立て直す時間が欲しいですし」

697鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/15(火) 22:01:19
>>687

「ッ?!意に介さない、だと…!?」

これは完全に想定外だ。
『冬』を象徴する『氷像』、しかもその姿は『クリスマスツリー』。
『二重』の冬のアイデンティティ、更にサイズもそれなりに大きいものだ。
これならば、『盆踊り』にも速度や威力の低減はあるだろうと予想していた。
そして『ハッピー・スタッフ』の反撃も加われば
切り込む隙はできる。
そういう算段だったのが、どちらも当てが外れてしまった。

「・・・・・・・・・・」
「全力で斬りかかるのに意義はないが…オレの『シヴァルリー』は斬撃を取り扱う能力だ」
「彼らの人命がかかっているとなると、精々『峰打ち』程度しか出来ないな」

もちろん、それでも戦力になる自負はある。ただ、それならば自分の能力にこだわる必要はない。
解体された店の資材の中に、『鉄パイプ』があったなら本体の両手で握っておこう。
それに、いざという時の切り札は『氷像』に仕込んである。

「…どうでしょう。『憑依』のトリガーは、『夏を満喫』することにあったようですから」
「現時点で『祭り』に参加した我々はともかく、村田くんは主に破壊行動しかしていません。
 確かにここは敵の領域であるが故に、想定外を警戒しておくべきかもしれませんが…」

「もしもラッコをやはり主戦力に備える策で行くならば、『ハッピー・スタッフ』を
 盆踊りの近くに備えたまま、『巻菱』を撒くという手はいかがでしょうか」
「そのまま地面に落ちれば確実に機動力を奪えますし、仮に高速回転で弾かれた場合、
 『ハッピー・スタッフ』がそれを攻撃と勘違いするかもしれません」

『巻菱』に関しては、『リルトランク』がヒシ科の植物を出せるならばその実を用いれば良い。
仮に出せなくとも、硬めの小さな枝が出せるならばそれを加工して作成することもできる。
あるいは『ペイデイ』が裁縫の針を出せるならばそれもありだが、裁縫品は日用品の範疇には含まれないか。

698小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/16(水) 00:21:57
>>695-697

関に支えられながら『再生』を待ち、
それぞれの考えに耳を傾ける。

  「――……」

『櫓を破壊する』というのは、
考え得る限り最も『直接的』な手段だ。
極めて強力かつ手っ取り早い方法であるからこそ、
それを易々と通すかどうかという点には不安が残る。
『魔物の能力』は、非常に幅が広く、
スタンドの中でも『何でもあり』に近い部類。
しかし、試みるだけの価値はあるだろう。
もちろん、全員が『安全圏』に退避した上で。

  「鉄さん……私は『まきびし』を推します」

  「単純に『盆踊り』に投げて弾かせ、
   それを『トリガー』にする事も考えられますが……」

  「彼らの動きを鈍らせる事が出来れば、
   きっと『その後の対処』もしやすくなるでしょう」

『盆踊り』のスピード低下と『ラッコのスタンド』の攻撃トリガー。
その二つを両立できる案だと考える。
実際にやってみなければ分からない部分もあるが、
『間接的』である分だけ、『櫓の破壊』よりも確実性が高い。

  「小林さんに作っていただく『水面』は、
   状況に応じて利用させていただきます」

『ラッコのスタンド』が行う『餌やり』は、全てに優先される。
回避や防御や反撃よりも。
おそらく、最短距離で突っ込んでいくだろう。
場合によっては、こちらも手段の一つとして使えばいい。
それよりは、鉄の提案した策の方が、
費用対効果の面で優れている。

  「……私が『再生』しきるまで、あと『200秒』ほど掛かります」

  「皆さん――大変申し訳ありませんが……」

  「『再突入』は『それから』にしていただけないでしょうか?」

もし『まきびし』の作成を行うなら、
その間に『再生』も進められる。
できれば手伝いたいが、今は文字通り『手が出せない』。
可能なのは思考する事だけ。

  「念のために、確認しておきたい事があります。
   鉄さんの『シヴァルリー』について……」

  「……『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。
   この二つから『殺傷力』を奪うと、
   鉄さんが『能力』を使えると考えて間違いありませんか?」

699ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/16(水) 01:25:54
>>687

        「ミャー」

七篠に『お気に入りの石』を見せて自慢するラッコ。
どこから見ても『ただの石』だが、ラッコにとっては宝物だ。
平たい所と角がある所のバランスが丁度いい。

        「ミャッ」

いかにも危なそうな『花火』がなくなったので、
『とりあえず危険は去った』と認識したのだろうか。
あるいは、人間達が話し始めたので、
退屈しているのかもしれない。
人間達の話が纏まるまでは、七篠と戯れているだろう。

700『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/16(水) 02:14:34
>ALL
『提灯』の挙動や『ハッピー・スタッフ』の動きを見て、
『一行』は再度、『作戦』を練り直す。
『小石川』『小林』『村田』『鉄』(『ラッコ』)の発言は見られている。

 出ている案は、

☆『盆踊りに集中した正面突破(>>689【小石川】&>>695【村田】)
☆『リヴィング・イン・モーメント』の『水槽』を『櫓の手前』まで向かわせ、
  それに対し『ハッピー・スタッフ』を向かわせる(>>692-693【小石川&小林】)
☆『櫓の破壊(>>695【村田】)』
☆『まきびし(>>697【鉄】)』

あたりか。
『櫓破壊』を行うかどうかは賛否が必要なところかもしれない。

 ………

>七篠

「確かめておいた方がいい事が、あると思います…」

『ラッコ』をわしゃわしゃと撫でくりまわしながら、
『七篠』は『リルトランク』で、『ルーズリーフ』の『紙飛行機』を折り、
『盆踊り者』達の『頭上を越える程度の高度』スレスレに『櫓』を向かって飛ばす。

    ピ――――

それに対し『提灯』の『光線』が、『紙飛行機』を無慈悲に『捉える』。

さすがに『盆踊り者の頭上ギリギリは提灯の範囲外』という
『レトロゲームのバグ技』のような話はないようだ。
そもそもこれが許されるのなら、『小石川』の部位が復活次第、
最初の作戦を『頭上ギリギリ』で再決行すればいい話ではある。
『水面』を用いるのなら、他の方法を模索するしかないか。

あとは『モノ』を投げまくって『提灯』のキャパシティをなくすという手も考えられるが、
『提灯』が『捉えた後』、『解除』できないという保証はどこにもない。
もちろん試してもいいだろうが……

>>697(鉄)
『冬』による『速度低下』、『威力軽減』などが見られない事に
あてが外れたような気持ちになる『鉄』。
『冬』に関しては『嫌悪感』や『夏の魔物の転移無効』という効果くらいしかないのか、
もしくは『盆踊りに集中』しすぎて『クリスマスツリー』など見ていないのか……

>ALL
ただ、それを踏まえても『盆踊り者』の行動はあまりにも『機械的』だ。
そもそも、この『夏祭り』の『人数』は『異常』な気がする。
『屋台方面』も含めれば数百人―――
もちろん、数百年前から『夏の魔物』が居て、これだけの人間が
『夏の魔物』の被害者となった可能性はないわけではないが……
思えば『屋台』の人間の『消えるような撤収』も、どこか『機械的』なものを感じる。
更に『屋台方面』を改めて見るとあれだけ居た『人影』が
ほとんど居なくなっているのに気づくだろう。

今までの『試練』ではそれぞれ『モチーフ』が決まっており、
『個別の夏の風物詩』に基づいた『一人の人間』だった。
違ったのは『高校野球』の時………
都合よく『高校球児』が9人も『夏の魔物』の毒牙にかかった確率を考えると、
もしかするとあの時の『選手』は『現実の人間』ではなかったのかもしれない。

となると、全員ではないのかもしれないが、
この場の『大多数』も『夏祭り』の『舞台装置』のようなものの可能性は十分にあるだろう。

                            ………

今現在、発言していないのは『関』『朱鷺宮親子』か。
それ以外のメンバーも更に会話を深め、
最終的に『行動』を決めなくてはならない。

701小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/16(水) 02:54:20
>>700

「――『殲滅』 そして、櫓を倒壊 若しくは階段を登りラジカセを破壊の
作戦を実行する。これがベストのようですね。
村田さん、貴方の力が要です。私も微力ながら手伝いますが
戦闘能力に長けた皆さんが肝心です」

「『ラッコ』さん、宜しければ以前(>>430)のを
またお願い出来ますか……? 『フジツボ』です」

観察して理解出来た。『盆踊り集団』には失踪者の人員が含まれてる
確立は低いだろう。ならば、容赦はいらない。

ラッコさんとの連携技のフジツボショットガンを盆踊り集団へ放つ。
 効果は低いが、水槽単体での妨害は焼石に水。なら、より良い方法を。

半数を瓦解出来れば、突破可能だ。道が出来れば、村田さんに小石川さん
鉄さんの策も容易になる。

空中からの攻めるのは、ほぼ不可能に近しい関門。
 ならば地上の軍勢を駆除して進むに他はない。

702小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/16(水) 03:55:34
>>701(小林)

  「『櫓』をどうするかは、
   『盆踊り』に対処してからになると思いますが……」

  「……概ね『賛同』します」

全てではないが、小林の言葉に同意を示す。
『櫓自体』を破壊してしまえば、
階段を上って『ラジカセ』を狙う手間も省ける。
個人的な懸念はなくはないものの、やる事に反対はしない。

>>700

『選手』が『現実の人間』ではなかった事は、
とうに分かりきっている。
しかし、『この場』においてはどうなのか。
ここに至るまで、『魔物の尖兵』を何度も倒してきた。
そして、『核となっている者達』が沈黙すれば、
その空間は制圧された事になる。
ゆえに、この空間の『核』となっているのは、
『魔物自身』であるという事だ。

  「『盆踊り』が『自動操縦』のようなものだとしたら……
   『魔物』に対して直接使わなければ、
   『風物詩』の効果は得られないのかもしれません」

  「あるいは――この場の『夏』が強すぎるのか……」

小林と七篠に目線を向ける。

  「『情報』は多い方がいいはずです……。
   『頭上も通さない事が分かった』と考えましょう」

  「――『機雷』を使ってみていただけませんか?」

笑美の手の中にある『魚』に視線を移し、提案する。

  「肝心な場面で『手違い』が起こる可能性も有り得ます。
   実際に行動を起こす前に、
   『試せる事』は試しておくべきではないかと……」

現状、『盆踊り』に対して、
まだ具体的な攻撃を仕掛けた事がない。
まずは『それ』を見ておく必要がある。
乱暴な言い方をするなら、
『一人を倒すのに何発殴ればいいのか』を知りたい。

  「笑美さん――『試しに』何人か吹き飛ばして下さい。
   それを『参考』にしたいのです」
 
もし『足を奪う』という策が有効なら、もう一つ考えられる。

  「鉄さん……まだ『油』をお持ちですか?」

  「『油が撒かれた地面』の上で『回転』して、
   『姿勢の安定』を保っていられるかどうか……」

  「油を撒いた後で『回転』を誘発させれば……
   より『効率的』に減らせるかもしれません」

最初の段階として、まず地面に『油』を撒く。
『回転で弾く』といっても限度がある。
『液体』を全て防ぎきる事は困難だろうし、
『足元』を狙うなら、さらに弾くのは難しくなる。

その上で『回転』を誘発させる。
これには、何かしらの『飛び道具』が適しているだろう。
何かが近付けば、
おそらくは反応して『回転』すると思われる。
そして、足元には『油』が撒かれている。
『盆踊り』に超人的な精度でもなければ、
体勢が崩れて『転ぶ』のではないだろうか。

  「……『氷像』には、まだ『使い道』があるはずです」

  「『散弾』として……」

たとえば朱鷺宮親子や鉄のスタンド。
高パワーの人型で後ろから叩き壊せば、
『氷の散弾』として『盆踊り』に向かって飛んでいく。
『氷像』に期待した効果が得られないというなら、
単純に『武器』として消費してしまってもいい。

703ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/16(水) 05:15:01
>>700

         「ミャー」

されるがままに撫で回されたラッコ。
『石』が褒められたと思ったのか、どこか嬉しそうだった。
もちろんそうではない。

>>701(小林)

同時に出せる『海洋生物の死骸』は『一つだけ』なので、
以降の行動は『寒ブリ』を処理してからになるだろう。

         「ミャア」

至ってノンキな表情で、小林に答えるラッコ。
普通に考えれば通じる訳はないだろうが、
『野球対決』の事はラッコも覚えている。
おそらく『フジツボ』は出してもらえるはずだ。
奇妙だが、そういう確信がある。
『液体』を必要とするスタンド使い同士だからかもしれない。

もし『フジツボショットガン』をやるのであれば、
例えば『こんな感じ』になるのだろうか。

     (人型)   (群集)
       \    /
        \  /
         \/
        (海獣)

『ハッピー・スタッフ』が投げた『フジツボ』を、
『ラッコ』前の『リヴィング・イン・モーメント』に衝突させ、
『盆踊り』に向けて跳ね返すようなイメージ。
軌道が斜めになっているのは、真っ直ぐだと、
『ハッピー・スタッフ』自身が壁になる可能性があるからだ。
そして、『餌やり』には『水面』が必須であり、
そこが『投擲位置』になる。
何だったら『笑美のバッグ』は、
小林に持っていてもらってもいいだろう。
そうすれば、『投擲位置』と『反射位置』の両方を、
小林の裁量でコントロール出来るかもしれない。

704関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/16(水) 13:25:27
>>700

「…………難しいですねえ。
 見てる感じ全員が人間じゃあなさそうですけど、  
 そうだとしたら、攻撃はしてもいいとして、
 臭いや味で『気持ち悪くする』のは効くのかしら。
 私達の方が気が滅入っちゃうかもしれませんし、
 これなら……攻撃した方が、早いかもしれませんね」

策を弄するよりスタンド使い軍団の圧力で押し切る。
もっとも、そのための策は必要になるにせよ、だ。

        「あのう……『倒すなら』ですけど」

「油を撒いて地面をダメにするのもいいですけど、
 機械みたいに決まった動きしか出来ないのなら、
 広〜く水をばらまいて、電気でビリビリ!
 …………なんていうのは、どうでしょう?」
 
      「質の悪い『水』ならいくらでも買えますし、
       壊れかけの電気シェーバーなんかが買えますから」

氷を溶かしでもすれば経済的なのだが、
電気を通すためだけの水なら低価格で十分買えるはず。

そして盆踊り集団の『足元』を改めて確認してみる。
彼らは……『草履』だったりしないだろうか?
そうでなくても、『サンダル』などのように、
足をしっかり守れない『夏の靴』を履いていないか?

「私たちはほとんど全員ちゃんと靴を履いてますし、
 あ、小石川さんは草履ですけど! でも能力的に、
 小石川さんが歩いて乗り込む必要はないですし〜」

「……どうでしょう? ちょっと物騒すぎますかねえ〜?」

少なくとも『ゴム長』なんかは履いてないはずだ。

盆踊りの性質上参加者には多様性が考えられ、
スニーカー履きのような人間もかなりいる気はするが……

705鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/16(水) 20:57:04
>>698

「ありがとうございます」
「できる限り傷付けず、しかし『盆踊り』を弱体化させるには、これが適していると判断しました」

まずは七篠さんに相談してみよう。『リルトランク』の対象内であるなら、話が早いが。

>  「……『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。
>   この二つから『殺傷力』を奪うと、
>   鉄さんが『能力』を使えると考えて間違いありませんか?」

小石川さんの問い掛けに対して頷く。

「はい。オレの『シヴァルリー』は、その刃が『スタンド能力』を備えていた場合
 その能力ごと刃を模倣します。故に、オレにも小石川さんと同じ能力を使うことは可能です」

とはいえ、当然ながら使い慣れていない能力では発想力に大きな差が出る。
前もって練っていた行動ならともかく、臨機応変に対処できる自信はない。
逆に言えば、使い慣れている方の指示があれば、それをこなす程度は問題ないということだ。

>>700

「七篠さん、『リルトランク』でヒシ科の植物は出せるだろうか?
 その『実』を用いたいんだが…ヒメビシ、あるいはオニビシのものがあればいい」

七篠さんに話しかけた後、周囲を見渡す。
『人影』がなくなっている…やはり『舞台装置』としての扱いだったのだろうか。
この『櫓』の周囲が全て人間でないのならば、取れる手段も広がってくるのだが。

>>702-704

「そうか…『油』もアリですね。彼らのスピードは大したものですが、
 『精密動作性』に関してはまだ未知数。そして幸い、『油』もまだあります」

「それが可能ならば、『電気責め』も良いな。足元が『絶縁体』で覆われていない限り、確実に全員へと電撃が行き渡る」

これらは『巻菱』よりも更に確実で効果的だろう。
実行可能ならばむしろ二人の策を推していきたい。

706朱鷺宮親子:2022/03/16(水) 21:44:03
>>700
笑美「…流石に危険な相手であることは間違いないようですね…」
こちらの行動は少し遅かったようだ。
ならば次の行動は慎重かつ大胆に行かなければならない。

涙音「私達は盆踊りの相手をしたほうが良さそうな気がします。
   スピードが早くとも、一斉に攻撃されない限りは大丈夫だと思いますし」
盆踊りの列はとても多いが、他の人の協力もあれば破ることは出来るかもしれない。
あくまで最後の手段かもしれないが…

ひとまず村田からもらった筒棒をスタンドに持たせる。片手はまだ使えるはずだ。
一旦バッグを閉じつつ、周りの意見を聞く。
笑美「そうですね…試しにやってみてもいいかもしれません…」
今、ラッコからもらった魚は機雷に変化させ、投げつければ盆踊りの列へと攻撃が行える。
基本的に他の人の意見に従いつつ行動を起こしたいところだが
異論がなければ機雷による攻撃は試してみたいところだ

707『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/17(木) 00:46:20
>>701>>703(小林&ラッコ)
『小林』は『フジツボショットガン』について検討する。
『カスタード水槽』を作り、『ハッピー・スタッフ』が
ラッコに『フジツボ』を投げるのにあわせ、
『水槽』でそれを反射、破裂させるという手順―――

投擲は『ハッピー・スタッフ』の精密動作性(B)で行われるが、
反射材としての『水槽』の操作は『リヴィング・イン・モーメント』の精密(C)、
無造作に破裂する『フジツボ』を上手く『群衆』に
命中させる角度を模索するのに試行錯誤が必要かもしれない。
また、『ラッコ』自体に『フジツボ』は当たらないが、
連携が上手く行かない場合、試行錯誤の過程で
抱きしめる『七篠』がちょっと危ない可能性もある。

『ハッピー・スタッフ』自体、工夫すれば『前線』で戦えるポテンシャルがあるスタンド。
彼をどう扱うかを含め、検討の余地はあるだろう。

>>704(関)
『関』は『盆踊り集団』の足元を確認する。
履いているものは、予想どおり、様々。
『浴衣』にあわせて『草履』の者もいれば『サンダル』も居る。
『スニーカー』の者もそれなりには居た。

『水』と『壊れかけの電気シェーバー』、『関』ならば用意する事は可能だ。
ただ、『電気シェーバー』の感電事故は『入浴中』や『充電中』などが多いだろう。
確率を上げるならスマホの『充電バッテリー』のようなものの方がいいかもしれない。
あとは量か。いわゆる『コンセント』が近場にない以上、
『薄い靴』を履いている多量の者たちを感電させるには、量で補う必要があるかもしれない。
(※作戦の有効性を示す『感電事例』・『感電』に関するソースなどあれば提示お願いします)

>>705(鉄)
『七篠』いわく、『ヒメビシ』『オニビシ』は出せないそうだ。
代替として『スダジイ』、一般的に『椎の木』と呼ばれる
常緑広葉樹の『どんぐり』なら似たようなことができるかもしれない、と提案された。
ttp://www.sci-pia.pref.okayama.jp/category/page.aspx?servno=5339

>>706(朱鷺宮親子)
とりあえず『笑美』は『寒ブリ』を『機雷』化し、
『接触機雷』として、手近な一人にぶつける。

             ガゴッ

『客』は『寒ブリ』を弾くように手を動かす。
『スピード』は間に合うが『パワー』が足りていないようだ。

         バァァァンッ!

『機雷』が発現し、『客』はその勢いで吹っ飛び、列から外れる。
他の『客』はそれを意に介する事無く、『盆踊り』の回転を続けていく………

これなら、一人一人吹っ飛ばしていけば、
いずれは誰もいなくなるかもしれないか―――

 ………

                  いや………

よくよく観察すると、『いつのまにか』、
『盆踊り』の輪から外れた一人の代わりに、輪に一人補充されているようだ。。
こうなってくると、少なくとも『盆踊り者』の輪は『現実の人間』である可能性は低いだろう。

『無限』に湧くのかもしれない彼らを突破するには、
『ある程度の一斉排除』、あるいは、『排除せずに抑えておく事で補充を防ぐ』事で、
一時的にでも『道』を作り、全員でなくとも誰かを潜り抜けさせる方法が良いのかもしれない。

708村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/17(木) 05:41:13
>>707

 「『加減がいらない』なら話は早え。
 きれいさっぱり吹き飛ばしちまってもかまわねえってんなら、なおのことだ。」

周囲を見渡す。
『ヨーヨー釣り』、『金魚すくい』、『スーパーボールすくい』の屋台が撤収しそこなっていいないかどうかを探る。
撤収し損ねたそれらの屋台に、まだ水を入れた『トロ船』が残っていれば、それを『棒化』する。
関に頼めば話は早いが、あるものは使った方がいい。

祭り向けのものであれば、ざっと『40リットル』ほど入るものだろう。
目いっぱい水を入れるはずはないとか、その辺を鑑みても『30リットル』ほどの水は確保できるだろう。

 「一度使った手を二度使うのは癪だが、そう言ってるヒマもないもんでな。」

『ロケット花火小僧』に使ったのは2リットルだった。
単純計算、その『十数倍規模の水蒸気爆発』で『客』を吹き飛ばす算段だ。
全員とまではいくまいが、かなりの数の『客』を一時的に排除できるだろう。
そうすれば抑え込むことも、突入することも容易になるはずだ。

 「―――そういうわけで、口火はおれが切る。『抑え込み』は任せたぜ。」

709小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/17(木) 05:45:13
>>704(関)

  「――……それが通じるのであれば、
   やる価値は十分にあると思います」

『感電させて一網打尽にする』という案には、
一考の余地があると感じた。
最大限の成果を得るためには工夫が必要になる。
しかし、決して非現実的な方法ではない。

  「基本的に『油』は『電気』を通しませんが……
   『油』は『水の後』からでも使えます」

  「他に案が出なければ、まず関さんの策を試して、
   油は次善の策とするのが妥当ではないかと……」

油というのは『絶縁性』が高い。
もし関の策を実行するのであれば邪魔になってしまうが、
電気の後に使うなら問題ない。
ただ、広げた水が『水面』に成り得る事は、
考慮すべきかもしれない。
小林がやろうとしている行動に支障が出る可能性はある。
もっとも、『感電』で片付くのなら、それも必要なくなるだろう。

>>705(鉄)

  「では――鉄さんに私の『能力』をお貸しします。
   『再生』が終わったら、
   『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』から、
   『殺傷力』を奪って下さい」

  「『スーサイド・ライフ』は『本体』を切り離し、
   『ビー・ハート』は『本体以外』を切り離すスタンドです。
   『傷付ける力』を失っても、
   『元々の能力』には影響を与えません」

  「もし不明な点があればおっしゃって下さい。
   『ナイフ』と『刀』は『勝手が違う』とは思いますが……
   それでも使える武器は多い方がいいはずです」

体が元に戻り次第、自らのスタンドを鉄に『貸与』したい。
『殺傷力の刃』は『四つ』まで保持しておけると聞いている。
いざという時のために使ってくれる事を望む。
少なくとも『基本的な取り扱い』については問題ないだろう。
これまでに何度となく見せているのだから。

710小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/17(木) 05:45:49
>>707
>>(全員)

  「『一人増えた』という事は――」

  「……現在の数が『上限』と見て間違いないようですね」

すぐに補充される事が明らかになった今、
『一時的に排除する』という方向よりは、
敢えて減らさずに『封殺』する手段の方が、
より効率的のように思う。
ただ、今は油以外の策は特に考え付かない。
何か『固まる液体』のようなものがあれば、
動きを封じられる可能性はあるが、
おそらく『ペイデイ』の範疇では難しいだろう。

  「私は『関さんの策』を試してみるべきだと考えます。
   もし効果的であるのなら、
   それに乗じて進む事も可能かもしれません」

そこまで言って、一旦口を閉じる。

  「……一つ――私に『考え』があります」

  「『飛んで近付く』事は不可能でした。
   『頭上スレスレ』であっても同じです。
   ただ……」

  「ただ――『櫓までの道』が一瞬でも通っていれば、
   もしかすると『抜けられる』かもしれません」

『今の自分の状態』を見て、思い付いた事があった。
現在、自分は『頭だけ』だ。
言い換えれば、非常に『コンパクト』な状態になっている。

  「どなたかに『投げて』いただければ……」

『本体だけになった自分』を、誰かに投げてもらえれば、
一気に『櫓』まで近付けるかもしれない。
無論、『櫓までの射線』が通っている事が前提になるし、
仮に確保できていたとしても、
辿り着く前に補填されて阻まれてしまう恐れもある。
だが、ある程度前進した上で、
『最後の一押し』としてならどうだろうか。
『射線』さえ通っていれば、
抜けられる可能性はゼロではない。
投げられる以上、多少のダメージは覚悟の上だ。

  「今は『頭』を残していますが……
   たとえば『手』を『本体』にする事も可能です」

『頭』を『本体』にしている理由は、『頭なし』では、
今のように思考する事さえ不可能になるからだ。
『櫓』まで辿り着ければいいのなら、『頭は無くてもいい』。
その場合、『能力』を解除した時点で意識は途絶するが、
『頭を打つ』よりは確実に軽傷で済むし、
『再生』するまでの間に攻撃されなければ、
その後の行動に差し支えはないだろう。

  「『リヴィング・イン・モーメント』にも、
   同じ事が出来るのではないでしょうか……」

『誰かに投げてもらう』というのは同じだ。
投げやすさや、すぐに行動できる事を考えると、
『水槽』の方が適しているとも言える。
小林が提案した『ラジカセのショート』にも繋げられるはず。

  「……『スーサイド・ライフ』の能力を使えば、
   おそらくは鉄さんにも『可能』です」

これに関しては、正直なところ未知数の部分もある。
実際に見た訳ではないからだ。
だが、『能力を模倣できる』なら不可能ではないだろう。

711小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/17(木) 12:17:57
>>708(村田)

村田とは、特に親しい間柄ではない。
この事件の前にも出会った事はあるが、たった一度きりだ。
それでも、これまで行動を共にする間に、
彼の人間性は少しずつ理解していた。

村田の強みは、その『速さ』にある。
スタンドの動きや能力の即効性だけではない。
それらはあくまでも表面的なものでしかなく、
それを支える裏付けとなっているのは、
『早期解決』を最優先する彼自身の『精神性』なのだろう。

逆に言えば、彼の『速さ』は、
『それ以外の多く』を犠牲にする事で成り立っている。

  「――……少しだけ待っていただけますか?」

しかし、少なくとも今の状況においては、
『それ以外』を気に掛ける必要はない。

>>710

言い置いてから、再び口を開く。

  「『別の方法』としては――」

  「……私と鉄さんが他の方を『解体』する事も出来ます」

  「『頭だけ』や『手首だけ』の状態になっていただければ、
   『同じやり方』が使えるでしょう……」

こちらも基本的な原理は変わらない。
『ビー・ハート』で『他のメンバーの体』を切り刻んで、
小さくなった『本体だけ』を残す形にする。
そうすれば『移動させやすくなる』はず。

  「こちらの場合は……
   一人ずつ『順番に送り出していく』事も、
   不可能ではありません」

一人を送った後に、次の一人を『バラバラ』にすればいい。
ただ、『全員』は無理だ。
もし実行したとしても、
何人かは『盆踊り前』に残らなければならないだろう。

712小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/17(木) 17:03:52
>>707

「……待てよ?」

ラッコさんの位置関係などに悩み、周りを見渡して気づく。

そう言えば……此処に来て到着した直ぐの時。

>>498(この時)に、見た光景。

――中央には『櫓』があり、周囲には大量の『提灯』が立体的にぶら下げられている。
『櫓』を中心として回るは『お面』を被った『盆踊り』を踊る面々。
そして要所要所に『太鼓』が設置されており、
これまた『お面』を被った『奏者』達がドンドンと小気味いい音を鳴らしている。

「……我々、奏者に関しては何も関与してなかったですよね?
今、この瞬間に関しても……」

「ラジカセの破壊はまず間違いなく必要だが……奏者を排除して、
太鼓のリズムを崩せば盆踊りの群体の歩調も乱れる可能性はないですか?
 それに、大音量の音で相殺するような事が出来れば……」

713小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/17(木) 17:55:11
>>712

  「……有り得る線だと思います」

小林の言葉に同意を示す。
彼の長所は、物事を俯瞰的に見る事に長けている事だ。
『リヴィング・イン・モーメント』がそうであるように、
彼自身も幅広い視点から全体を観察しているのだろう。

  「音に関しては村田さんの『爆発』で賄えるでしょう。
   纏めて吹き飛ばせば、結果的に『奏者』も消えるはずです」

  「『実際にどうなるか』は、
   試してみるまでは分かりませんが……」

それでも小林の考えは、一石を投じるものだと考えた。

714『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/17(木) 21:01:46
>>708(村田)
『屋台』の撤収しそびれは『たこ焼き店』のものだけだったようだ(>>669)。
『水分』が必要なら『自販機』もあるが―――単純に『関』に頼むのが無難か。

>>712(小林)
『太鼓』は具体的には『櫓』のすぐ近く、
取り囲むような場所に、六台、『奏者』と共に存在していた。
位置的には『盆踊り者』の『円の内側』という事になる。

715小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/18(金) 05:44:31
>>714

  「――直接『奏者』を狙う事は難しいようですね……」

改めて観察すると、『櫓』の周りに『太鼓』があり、
その周囲に『盆踊り』が配置されている。
『奏者』を狙うにしても、
まず『盆踊り』を突破しなければならないようだ。
彼らが『演奏以外の妨害』を行ってくるかもしれない以上、
警戒は怠れない。
ただ、『盆踊り』にしても、
主体である『踊り』を疎かにしてまで、
こちらを妨害する様子は見せていないように感じられた。
あくまで『踊りながら可能な範囲の邪魔立て』を、
自動的に行ってくるに過ぎないのだろう。

  「……やはり村田さんの『爆発』と、
   関さんの『感電』でしょうか」

一時的であっても、ある程度『盆踊り』を排除できたなら、
その隙に『奏者』を狙うという戦略も有り得る。
あるいはシンプルに『纏めて』か。
小林の見立て通りなら、
それによってリズムが乱れる可能性はあるだろう。
『ラジカセ』が存在している間は、
『盆踊り』が完全に機能停止する事はなくとも、
動きは幾らか鈍るかもしれない。
計算にいれておく価値はある。

  「そこまでの『ルート』が確保できていれば、
   私と鉄さん――または他の方を『解体』して、
   『太鼓』まで送り込むという方向も考えられますが……」

『太鼓』は『六つ』。
単純な頭数では同時の対処は困難だが、
『能力』によっては不可能ではないかもしれない。
『奏者の排除』に意味があるとすれば、
これも可能性があるのではないだろうか。

716小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/18(金) 20:47:06
>>714
>>715

「やはり、『櫓』へ到達しなければ話にならない。
そう言う事になりますね」

「まず『村田さん』の能力で盆踊り集団の撃破を見守りましょう。
補充の速度が凄まじいとは言え、その衝撃で櫓付近の太鼓や
ラジカセの音も少しは掻き消えて踊りの回転の勢いも弱まるはずです」

この集団からモーゼの如く道を開くのは、神の奇跡でなく
村田さんの爆発的な棒化の力だ。大量の水で気化爆発めいた事をするなら
十分に水も地面を濡らし、ラッコさんの突破口も期待出来る。

(他に、何か利用出来そうなものがあれば良いのだが……)

開けた地形。特に有効な道具は周りに無いし、地面の固さも普通だろうか?

それと、七篠さんに聞いてみよう。

「七篠さん、常緑広葉樹で『ユーカリノキ』などは発現出来ますか?」

「出来る限り、長く枝を出して一時的に彼らの足先にでも突き出し転倒させられれば
その隙をついて何人か櫓へ迎える可能性もあるんですが」

ユーカリノキ。世界最大級の高木に挙げられ最高で100mまで生長する。
枝とて、30m程度は余裕で伸びるだろう。

(※七篠PCのリルトランクの詳細を見た限り
8.枝自体の射程は『スタンドから30m』であると記載してたので
実行可能と判断)

村田さんの能力による爆発で道が少しでも出来たら、その間に
七篠さんの力で枝で自分達が通れる時間稼ぎを行い、そして櫓から階段へ向かう。
私の『水槽』は先行する鉄さん等の後を続いて地面に接触する程度の低空で
飛行して付いてくか彼に携行して貰えば邪魔にならずに夏の魔物の方で
活用出来る筈だ。とは言え、提灯の事を考えると何処まで効果が期待
出来るかは分からないが……。

717鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/18(金) 22:02:03
>>707-715

「承知致しました。小石川さんの技量には比ぶべくも有りませんが…
 そこまで仰って頂いたからには、活用させて頂きます」

頷き、『殺傷力』の二本分を解除。
そして『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』の『殺傷力』を奪い、『シヴァルリー』の両手に発現させておく。
回答と代替案をくれた七篠さんにも礼を言っておこう。
『感電』の時点で既に有効ならば『撒菱』は不要かもしれないが、第二第三の策も用意しておく。
一つで駄目ならばすぐに次の手が打てるように。

「第一に村田くんの『爆破』。第二に関さんの『感電』。
 第三にオレの『油』。第四に七篠さんの『撒菱』」
「一つでも有効な時点で、そのまますぐに突入する…という作戦でよろしいでしょうか?」
「ただ二つ目以降の作戦に移行した場合、我々も足元を取られぬよう、
 『ビー・ハート』の能力を使う方が、より迅速に移動できると思います」

718小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/19(土) 02:26:32
>>716(小林)
>>717(鉄)
>>(七篠)

  「――七篠さん……」

今、『小林の言葉』がヒントになり、
『もっと可能性の高いであろう策』を考え付いた。

  「『枝』で『誰かを運ぶ』事は可能ですか?」

『リルトランク』自体は非力だが、
『枝が伸びる勢い』を利用すれば、
人間を一人『運搬』する程度は、
おそらくは実現できるのではないだろうか。

  「一時的に『人垣』が消えた瞬間を狙って、
   『枝』を伸ばしていただきたいのです」

  「『枝』の上に『誰か』を乗せた状態で……」

先程、『頭だけ』になった自分を、
関の下に送ってもらったのと同じ理屈だ。
少なくとも、『走って近付く』よりは確実に早いはず。
そして、『枝』に乗っていれば、
『地面の状態』を気にする必要もない。

  「『枝の上に乗る方』には、
   『解体した誰か』を携帯していただきます」

  「まず『枝』で接近し、『最後の一押し』として、
   『解体部位』を投げて『届かせる』……」

  「……いかがでしょうか?」

『枝』と『投擲』を使った『二段階の推進力』。
『盆踊り』を排除した直後に実行すれば、
最低でも一人は『櫓』まで到達できるかもしれない。
『枝に乗る人間』が『櫓』に達せなかったとしても、
投じられた『解体部位』が辿り着ければ、
全体としての目的は果たせる事になる。

719ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/19(土) 03:12:42
>>716(小林)
>>(関)

    モゾ モゾ モゾ

             「ミャー」

                  モゾ モゾ モゾ

短い手足をジタバタと動かして、
『降ろして欲しいアピール』をするラッコ。
もし小林が『フジツボショットガン』をやる気であれば、
七篠から離れていればいい。
ラッコ単体であれば、彼女に危険が及ぶ事もないだろう。
そもそも抱き上げられているのは『花火』を避けるためだった。
その脅威が消えた今、
この状態(七篠&ラッコ)を維持する必要もないのだから。

最大の『ソフトボールサイズ』なら、
多分だけど『水槽』には当たるんじゃないだろうか。
その後で『群集』に命中するかどうかは確かに賭けだ。
だが、そんなのはラッコの知った事ではない。

720『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/19(土) 08:24:06
>>716(小林)
特に有効な道具は周りに無いし、地面の固さも普通だろうか?
>地面は『コンクリート』。『盆踊り』しやすいようにか、余計な物品は置いていない。

『ユーカリ』について『七篠』に確認すると、
『常緑広葉樹』ならば、『枝』を出せるとの回答だった。

>>718(小石川)
『枝で誰かを運ぶ』という事について『七篠』は思案しながら回答する。

『七篠』の枝は『人間並み』の力と、『スゴイ』スピードを持つようだ(破スCB)。
イメージとしてはそのパワーとスピードで伸びる『丸太』のようなものか。
『七篠』が『視認』していれば『スピード』の調整は可能なので、
始めに少し出してから『停止』することで乗る事自体は可能か。
ただ、そこに単純に乗るだけでは常人では『振り落とされる』可能性が高いので、
『跨ぐような姿勢』や『しがみつく』などの工夫が必要だろう。
また、『人間並み』のパワーで『人間』を上に乗せて運ぶのは、
『お姫様だっこ』して運ぶようなもので出来ない事はないが
その『スピード』はかなり『減速』してしまい、
『枝運搬』の優位性を十分に発揮出来ないかもしれない。

代替案は三つある、と『七篠』は言う。

第一の案としては『ビリヤード』のように『押しのける』事での加速であれば、
上記の問題はクリアできるかもしれない。
ただ、終わりの後、吹っ飛ぶような挙動になるのでそこのフォローは必要か。

第二の案は『バラバラ』になる事で『乗る人間の重さ』を減らすことだ。
極端な話、『投げる腕』と『投げられる』部位のみ乗せるなら、
『運搬重量』はさほどでもなく、スピードをそのまま生かせるだろう。
ただ、その場合、『枝』と『人体』のホールドはより工夫が必要かもしれない。

第三の案は『枝』を複数用いる事だ。
『三本の矢』ならぬ『五本の枝』を並べ、丸太で作った『筏』のような形で
同時に伸ばせば、『体重』は分散されるし、より『乗りやすくなる』。
ただ、『足へのひっかけ』や『マキビシ(という名のどんぐり)』など、
他の絡め手に『枝』を使えなくなるデメリットはある。

『七篠』は上記のような事を『七篠』らしく主張した。

>>719(ラッコ)

「………」

『ラッコ』がもぞもぞしていても、
『七篠』は名残惜しそうにしばらく離さなかったが、
やがてなにかを諦めたかのように解放してくれた。

721小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/19(土) 12:01:34
>>720

「……では、このような感じで作戦を決めますか」

1:村田さんの『棒化』により爆発を起こし、一時的に盆踊り集団の動きを停止。

2:七篠さんのリルトランクにより、その隙をついて広葉樹を櫓まで伸ばす。

3:2に続き、小石川さんの『切断』により誰か数人の頭部などを外して
運んで櫓まで到達。その後は、小石川さんの能力を解除して復元すると共に
その数名で櫓から登り、夏の魔物の討伐へ向かう。


「私の『水槽』は、広葉樹の枝に挟むなりして運ぶ事は造作もないでしょう。
ああ、因みに私はこちらで待機しておきますよ。水槽の移動はこちらでする事は
何も問題がないので。ラッコさんと共に連携して盆踊り集団を牽制で攻撃するか
又はラッコさんを分離して広葉樹で運搬するかは話し合って決めてください」

 方針としては、こちらで問題ないだろう。
あくまで私の役目は、残る5体のリヴィング・イン・モーメントを操作して
夏の魔物のラジカセを討つ。その役割に専念するべきだ。

722小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/19(土) 16:13:36
>>720
>>(全員)

七篠の挙げた問題点は、当然『織り込み済み』。
それらも計算の範囲内だった。
敢えて口にしなかったのは、
彼女自身の率直な見解を聞きたかったためだ。

  「逆にお尋ねしますが、
   『五本』使うのであれば『一人以上』運べますか?」

  「たとえば……『二人』はいかがでしょうか?」

『五人分の力』で運搬するようなものだ。
最低でも『二人』ほどは運べるのではないかと考える。
『複数人』が搭乗できるのであれば、
一人を『投擲役』に宛がい、
もう一人は『護衛役』にする事も可能になるだろう。

  「『投擲役』には『涙音さん』を推します……」

  「『トループス・アンダー・ファイア』は、
   『力』・『速度』・『精度』の全てを兼ね備えています。
   『的』を使えば、ある程度の『防御』も可能でしょう。
   スピードでは『盆踊り』に劣りますので、
   防ぎきる事は困難かと思いますが……。
   それでも私達の中では『最も適している』と考えます」

  「『スタンドの両手』で『誰か』を持っていただきましょう。
   上手くいけば『二人』は『櫓』に送り込めるはずです」

そして、全員の顔を見渡す。

  「『誰を櫓に送り込むか』を決めてしまいましょう」

  「村田さんには、
   『爆破』のために残っていただけなくてはいけません。
   『枝』を伸ばす七篠さんも同様です。
   涙音さんには、
   『投擲役』をお願いしたいと思っています。
   『爆発』と合わせて『感電』を使うのであれば、
   関さんも除外されます」

  「残る候補は、
   『鉄さん』と『笑美さん』と『私』と……」

一瞬、『ラッコ』に視線を向ける。

  「……『あちら』になるでしょう」

『櫓に投げられる候補』は、鉄・笑美・ラッコ・自分。
小林が残るなら、ラッコも残しておくべきか。
そうなると、鉄・笑美・自分の三人の内の二人になる。
もし『枝』で『複数』を運べるなら、
『人型のヴィジョン』を持つ笑美か鉄を、
『護衛』に回すのが妥当だろうと思う。
どちらかといえば、『機雷』を使える笑美に任せたいが、
その答えを出すのは『七篠の回答』を得てからになる。

723『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/19(土) 18:12:41
>>721(小林)
スゴイ速度で動く―――たとえばトラックの積み荷上の『木の枝』の上に、
『ソフトボールの形状の水槽』を置いたとして、
高速スピードにより、水槽が落ちない可能性はどの程度だろうか。
上手く挟めるかどうかは『枝』の形状にもより、更に『隙をつく』という
一刻を争う状況で、精査して挟めるかどうかも微妙だろう。
少なくとも、『造作もない』と断言できるものではないかもしれない。

>>722(小石川)
『七篠』は少し自信なさげに『二人ならば速度低下なしで行けるだろう』と告げる。
考え方としては『五人で担いだ凄く軽い神輿の上に二人乗った際に、
担いだ五人が全速力で走れるかどうか』という感じだろうか。
『三人となると多少は遅くなってしまうかもしれない』と、『七篠』は応える。

『水槽』は『ソフトボール大』程度の重量ならば、
二人に追加して乗っても大丈夫だろうとは思われた。

724小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/20(日) 01:26:46
>>723

『水槽』は滞空が可能、故に押し出す形で七篠さんのリルトランクに
押し出して貰えば問題ない。そう考えたが、確かに少し不安が残るか。

「となれば、関さんにビニール袋なり購入させて貰って。その中に
四つの水槽を枝に吊下げて頂く形にして櫓に枝を突き出して貰う。
こうすれば、広葉樹自体が提灯から放たれる光線のワイヤーも
阻んで貰えますし、水槽が取り込まれる心配はないでしょう」

「最悪、勢いで水槽自体が割れてもスタンドが解除されなければ
ビニール袋の中で解除された液体を水槽で再び内包するのは一瞬で
済みますからね。ラジカセを破損するのに十分な液体は運べる筈です」

気掛かりなのは、櫓の上まで行ってからの提灯と夏の魔物の動向だ。
 今のままだと、昇り詰めてもラジカセを破損させようと水槽の液体を
放つ前に提灯に阻まれる可能性が高い。そこは、他の皆さんの援護を
期待するしか自分には無い訳だが……。

725朱鷺宮親子:2022/03/20(日) 23:25:52
>>722
//涙音が投擲役という提案でよろしいでしょうか?
//涙音のスタンドは「フォートレス・アンダー・シージ」なので一応確認をしたいと思います

726関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/20(日) 23:37:09
>>724

「ビニール袋でしたらいくらでも買えますよう。
 それと、水漏れがしないようにするなら、
 何か……袋の口を止める物も欲しいですかね〜。
 そういうのは、日用品には沢山ありますから」

そうなると必要になって来るのは、
・必要なサイズの袋
・袋の口を止めるクリップなど
・大量の水
・感電事故を起こしやすい電化製品

――この辺りになるだろうか。

「これがきっと最後の一押し…………みなさぁん。
 お金は使う時は思いっきり使うべきですから、
 もし何か、『あったら嬉しい』くらいでも、
 欲しい日用品や食べ物があったら言ってくださいねえ!」

「まあ、私のお金で買うわけじゃあないですけど〜」

だが、『まだ買えるはず』だ。

関自身のマネーは『使用可能分』を超えているし、
恐らく初期に資金提供をしてくれた面々の分も、
もうかなり怪しいところに来ているのではないか?

それでも……『全員分』を使い切るにはまだまだ及ばないはず。
極めて大きな事を為す能力ではないが、万人に少しずつ貢献する。
それが『ペイデイ』の有する万能性であり、『強み』という物だ。

727小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/21(月) 03:12:11
>>722(涙音)

  「『涙音さん』……」

  「『フォートレス・アンダー・シージ』は、
   『投擲に必要な三つ』を兼ね備えています。
   『的』を最大数まで使って攻撃を防げば、
   『投げるまでの時間』は稼げるかもしれません」

  「もし涙音さん自身が『櫓』まで到達できれば、
   『解体部位』を投げずとも、
   持ったまま進んでいただく事も出来ますが……。
   ただ、『魔物の対応力』を見るに、
   それは非常に『困難』でしょう。
   一時的に『櫓までの道』が出来た瞬間に、
   『投げて届かせる事』を最優先に考えて下さい」

  「その直後に、涙音さんは、
   『敵の真っ只中』に置かれる事になるでしょう……。
   関さんが『盆踊り』を『感電』させている間に、
   『櫓への到達』を目指して下さい」

  「それが叶わない時は……涙音さんは、
   『敵に囲まれる状況』になってしまうかもしれません」

  「……お願い出来ますか?」

失敗すれば、
『全方向』から攻撃を食らう可能性が極めて高い。
仮に『投擲』が成功したとしても、
涙音自身の身が危ない事は同じだ。
これは危険を伴う役割になるだろう。
だが、『笑美のスタンド』は不器用で、
『鉄のスタンド』はスピードに劣る。
この仕事を任せられる人材は、涙音以外にはいない。

>>722(笑美)

  「笑美さん……
   涙音さんと一緒に行っていただけませんか?
   『スタンド』と『機雷』で、
   『投擲役』の涙音さんを守って欲しいのです」

  「もし『櫓』に辿り着けそうな状況なら、
   そのまま涙音さんに同行して下さい」

他のメンバーから異論が出なければ、
『護衛役』を笑美に頼む。

728小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/21(月) 03:12:48
>>723
>>(全員)

  「――まだ『ソリ』は残っていますね……」

『氷像の土台』として用意した『鉄板』を一瞥し、
『朱鷺宮親子のサンタ服』に視線を移す。

  「『二人のサンタクロース』に、
   『ソリ』で向かっていただきましょう」

この空間を支配する『魔物の意思』は、
こちらが『思考を止める瞬間』を待っている。
これまで全員で出してきた『全ての案』も無駄にはしない。
それら一つ一つを統合して再構築し、
『さらなる策』として昇華させる必要がある。
仮に『万全の準備』が整えられたとしても、
それだけでは足りない。
『万全の万全』まで想定しなければ駄目だ。

  「まず、涙音さんと笑美さんが『ソリ』に乗ります。
   『二人』程度なら運べるでしょう……。
   『ソリの後部』を『枝』で押して、
   『櫓』に向けて発進させるのです」

  「『潤滑剤』として、底面を『油』で覆っておきましょう。
   油には『絶縁性』が高い性質があります。
   関さんが『電気』を放ったとしても、
   『通電』を防いでくれるはずです」

  「『五人がかりでソリを押す事』と同じです。
   この方法であれば、『リルトランク』の『推進力』を、
   最大限に活用できると思っています……」

  「ただ――『改造』が必要でしょう。
   具体的には『枝』を受け止める『帆』が必要になります。
   『板のようなもの』を『ソリの後部』に設置し、
   それで『枝の力』を受ける形にするのが、
   おそらくは効率的ではないでしょうか」

  「もしくは……もし可能であれば、
   『鉄板の後ろ』を『折り曲げて』、
   そこで『枝』を受ける方法も考えられます」

  「できるのなら、こちらの方が早く仕上がります。
   『安定性』の面から言っても、
   『外付け』にするより信頼性は高いはずです」

  「……鉄さんと朱鷺宮さん達の力で、
   『鉄板』を曲げられないでしょうか?」

この場には『超人的なパワー』を持つスタンドが複数いる。
鉄の『シヴァルリー』、
朱鷺宮涙音の『フォートレス・アンダー・シージ』、
朱鷺宮笑美の『トループス・アンダー・ファイア』。
もし単独では難しかったとしても、
三人が力を合わせれば出来ないだろうか。
新たに『帆』を設置するよりも、
直接『鉄板を曲げる』方が早い。
『外付け』にするより安定する可能性が高いというのもある。

>>(小林)

  「このような形であれば……
   『水槽』は『ソリ』に乗せておくだけで済みます」

  「……いかがでしょうか?」

『枝』に吊り下げる方法も妥当な案だと思える。
ただ、『ソリ』を利用するのであれば、
上に置いておくだけでも『運搬』には十分だろう。
『水槽』程度の重さなら、実質あってないようなものだ。

>>(関)

  「関さん――涙音さんと笑美さんの『靴』を、
   『ゴム底』にしたいのですが……」

  「何か『ゴム素材の商品』と……
   『それを貼り付けられるもの』を購入できますか?」

用途だけを伝え、商品の選定は関に任せる。
『ゴム手袋』のようなものなら、
『日用品』の範囲内ではないだろうか。
あとは『絶縁テープ』でもあればいいが、
これが『ペイデイ』で買えるかどうかの自信はない。

729朱鷺宮親子:2022/03/21(月) 20:08:59
>>727-728
涙音「えっと…私達がそりに乗って…
   一気に突撃って流れでしょうかね?」
サンタ服の二人がソリに乗って進む。
たしかにそれをすれば冬のムードは一気に高まるかもしれない。

笑美「いいですねー。もちろん、母親として涙音は守りますよ。」
笑美はノリが良い。
彼女もその作戦には同意しているようだ。

涙音「ふむ…じゃあその作戦、乗ってみましょう。」
小石川の指示の通り、鉄板の折り曲げをスタンドで試みる。
涙音のスタンドのパワーと精密さならば、最適な形にできるだろう。

笑美「あとは、機雷に使えそうなものがあればいいんですが…
    なにか丁度いいものはありますかね?」
できれば多めに持っておきたいが、ソリの積載量を踏まえるとなるべく軽いものが望ましい。

730小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/21(月) 23:34:47
>>726-729

異論はない。小石川さんの考案した作戦は多角的な視点で
問題ないか自分なりに黙考したが隙は無いように感じられた。

「えぇ、その方法でいきましょう。
あと突きつめるとしたら『ラッコ』さんにもトナカイ役として
一緒に乗り込んで貰いますか? サンタとソリ、それと先導に
動物がいる方がクリスマスらしいでしょうから」

ラッコさんの配役も肝心だ。話の流れからして後衛で盆踊り集団の
牽制に回るか、または櫓を制圧するチームになるか。
ラッコさんのスタンドは見た限り、そのスタンドのミニボードは
地面に接触しておらず僅かに浮いてる形。鉄板ソリと共に
七篠さんに押される形で進んでも問題ないのではと考えたが
難しいようであれば、こちらで私と共に牽制の攻撃に回って貰おう。
フジツボショットガンは作戦上難しいだろうが。

「それと、関さん……出来る限りアルコール度数の高い酒を一本
購入して大丈夫ですか? あと、ライターを一つ」

たこ焼き屋台に残ってる『小麦粉』を入手、それと共に関さんに
新たに度数の高い酒、スピリタスぐらい度数が高いと良い。それと
ライターを一本購入する。
水槽は『メントスコーラ×2』『塩水』『ローション』
ソフトボールサイズ程度で用意。粕湯酒の水槽が提灯に取り込まれた為
実質、残り液体で発現出来る私のリヴィング・イン・モーメントは一体のみ。

「宜しければ、朱鷺宮さん。私の『水槽』を一体、『機雷』に使用しますか?」

櫓でラジカセの機能停止には、水槽一体の液体でも十分だ。複数あれば
夏の魔物の妨害を凌ぎ当てられるが。多人数で乗り込むなら、その分
水槽の注意も逸れるだろうし、一体を機雷に回しても問題ないだろう。

731鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/22(火) 22:01:15
>>727-728

「…成る程。確かに『油』ならば電気は通らない…!」

地面を帯電させたならば、『浮遊』による移動は必須かと思ったが、小石川さんの言葉は目から鱗だ。
これなら『浮遊』と違い能力をあらかじめ使っておく必要もなく、『解除』も要らない。
移動スピードも、『リルトランク』の援護を受けた状態ならば『浮遊』より早いだろう。

「了解しました。オレたち三人の『膂力』を合わせれば、『鉄板』の加工など造作もないはずです」

『シヴァルリー』の膂力ならば、自販機とて持ち上げることが可能だ。
逆に言えば、自販機の重量があれば鉄板を曲げることも容易い。
そしてそれが三人分となれば、尚のことだ。

732小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/22(火) 23:11:59
>>729(朱鷺宮親子)

  「おそらく『射線が通る時間』は、
   『ほんの僅か』しかありません。
   『櫓までの道』が開いたと思ったら、
   すぐに投げて下さい」

  「その後は引き続き、
   『櫓』に進んでいただく形になります……。
   『解体部位』と『ソリ』が、
   両方とも辿り着けるのが『ベスト』でしょう」

  「『解体部位』の方が先に到達するかと思いますが……
   『ソリ』が『櫓』に到着するまでの時間は、
   関さんの『感電』で幾らかは時間が稼げるはずです」

  「……よろしくお願いします」

>>730(小林)

小林の言葉を受けて、悩ましげな表情でラッコを見下ろす。

  「そうですね……」

正直なところ、『冬の風物詩効果』に対する期待感は薄い。
先程も『氷像』が一切通用しなかったからだ。
『サンタがソリに乗る』という構図も、
あくまで作戦の『副産物』程度の意味合いだった。

  「『重量』の問題もありますので……
   もし大きな負担にならなければ、
   選択肢の一つに入ると思います」

『ソリ』を使う本来の目的は、『櫓』に対する速やかな接近。
ラッコは小柄とはいえ、
最悪『デッドウェイト』になってしまう可能性もある。
だが、万一の『攻撃手段』に成り得る事も考えると、
検討する余地はゼロではないだろう。

>>731(鉄)
>>(全員)

  「『誰を解体するか』ですが……」

  「村田さんと関さんは残っていただく必要があるでしょう。
   『ソリ』を押し出す七篠さんも同様です」

  「涙音さんと笑美さんは『櫓』に向かっていただきます。
   小林さんも残られるというお話ですので……」

動ける人員を一人ずつ消去していくと、
候補は自然と『二人』に絞られていく。

  「『投じられる役目』は――私と鉄さんが妥当と考えます」

全員に視線を向けてから、最後に鉄の方に向き直る。

>>(涙音)
>>(鉄)

  「――念のために『テスト』させて下さい」

『再生』の状況を確認し、既に完了しているのなら、
鉄板を曲げ終わるのを待って、自らの『首』を刎ねる。

  「……『片手』で投げてみていただけませんか?」

           スッ

  「鉄さん、『受け止める役』をお願いします」

切り離した『頭』を『フォートレス・アンダー・シージ』に渡し、
『シヴァルリー』に向かって投げてもらう。
いざ投擲する段階になった時、
想定外の問題が発覚する恐れもある。
『キャッチボール』で、それを事前に確かめておく。

733朱鷺宮親子:2022/03/23(水) 00:42:03
>>730
笑美「ありがとうございます!
    多分その水槽の重量ならきっとだいじょうぶでしょうね。
    スタンドが持っていればある程度重さも緩和できるでしょうし」
片手も塞がっている状態であるが、これでなんとかなるだろう。
まだお守りが残っているかは一応確認しておく。

>>732
涙音「ひえっ!?」
いきなり首をはねたのを見て一瞬ビビる涙音であったが

涙音「あ、はい…そういう能力でしたね。
    もちろん、やってみますね。」
能力を一応聞いていたので落ち着きを取り戻す。

涙音(…にしても、生首を持ってるみたいでちょっと怖いなぁ…)
自分のスタンドに注意深く投擲の練習をさせる。
片手であっても器用なスタンドだから狙いを定められるだろう。

734『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/23(水) 20:32:49
>>729(朱鷺宮親子)
>>731(鉄)

   グググ   ゥ

三体のスゴイパワーの近距離パワー型の競演により、
問題なく『ソリ』は作成できた。

>>732-733(小石川&朱鷺宮親子)

『小石川』は自身の『頭』をさらりと切り落とす。
それを受け取る『フォートレス・アンダー・シージ』。


     ポ ォ ン

              ポ ォ ン

そのまま『シヴァルリー』との『キャッチボール』を始める。
ずっしりとした『生首』だが、二者の『パワー』があれば問題なく、投擲可能だ。
ただ『パワー』があるからこそ、投げた後の
着地的な側面でのフォローは必要かもしれない。

>>733(朱鷺宮親子)
『水槽』を『スタンド』で持つならば、当然、手が塞がる。
『水槽』を『機雷』にする事に『メリット』があるならその価値はあるかもしれないが―――
『涙音』だったらおそらく『お守り』は大量に持っているので、切れることはないはずだ。

>ALL

 ………

『相談』を始めてからかなりの時間が経過している。
『夏の魔物』が活動するのは『夏の間のみ』。
それが終われば、『夏の魔物』は冬眠でもするかのようにその所在をくらませる。

『夏の終わりかけ』である今、いつ、その時が来てもおかしくはない。
『櫓』で逃げずに籠城している『夏の魔物』がそれを待っているのだとしたら、
次の瞬間に、『夏の終わり』が来てもおかしくないのだろう。

735関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/24(木) 08:42:30
>>728
>>730

「そうですねえ…………ううん、
 ゴム底になるものと留め具ですか〜」

小石川の注文にはしばらく考えていたが、
これは『思いつかないから』ではない。
候補が多く、適解を導くのが難しいからだ。

「ゴムは……ゴム手袋とか、あとは……
 少しお値段は上がりますけど、
 ゴム製のバスマットがあったはずです。
 ほんとは滑り止めのためなんですかねえ、
 分厚くて頑丈なので靴底に向いてるはずですよう」

その分加工も大変ですけど、と付け加えるが、
いくら頑丈でも『刃物』なら容易に解体出来るはず。

「留め具の方は、私、文房具なら買えますので!
 強めのガムテープでも使っちゃえば、
 それで大体なんとかなるような気がします〜。
 防水性のあるテープもホームセンターで見た気がしますし」

……それから、次に小林の注文だ。

「お酒……は、飲む目的じゃなければ買えますよう。
 ライターでも買えますけど、
 ええと、そうなると火を付けるのが狙いですか〜?」

購入自体は問題なく可能だが……

「強いお酒で、値段的にも手頃な物だと、
 ウイスキー…………………とかになるんですかねえ?
 あんまり詳しくないので、欲しいお酒があれば言ってくださあい」

用途は一応確認しておきたい。
関自身『酒』には詳しいわけでもないが、燃料用なら、
かなり漠然とした指定でも問題はない…………気はする。

736小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/25(金) 18:34:45
>>734
>>735(行動終了、状況によっては自身で動くが休止扱いとしても問題ない)

「じゃあ『スピリタス』の購入を、お願いします。
価格は安めの購入で構いませんよ。飲むわけじゃないですからね……」

ライター、スピリタス、小麦粉。

防衛側として、盆踊り集団や提灯にも有効な攻撃策を有してない以上
私に出来る攻撃は限られてる。あとは現状の『水槽』でラジカセを停止するのと
魔物の死力を尽くして妨害に対して出来る事をするのみだ。

「――始めましょう」

時間は少ない、『夏』を終わらせよう。

737鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/25(金) 22:00:46
>>734-735

「成る程、少なくとも『パワー』は問題ないようですね」

生首の『キャッチボール』を行い、手応えを確認した。
飛距離は十分。精密性についても、『頭部』を自らの意思で動かせるのならば
多少の減速や方向制御は出来るだろう。概ね問題はないはずだ。

「先に『ゴム製品』の解体が必要であれば、やっておきましょうか?」

自らを『解体』する前に、刃物によりゴムを取り出す必要があるのならばやっておこう。
『セッション』によって作り出す刃物の切れ味は、名刀のそれと同じだ。
日用品ならば、『シヴァルリー』の技量と相まって豆腐のように切断できるだろう。

738小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/25(金) 22:55:50
>>735(関)
>>737(鉄)
>>(朱鷺宮親子)

  「それでは『バスマット』と、
   『防水ガムテープ』をお願いします。
   必要ないとは思いますが……『万一のため』です」

  「もし『ソリ』から降りるような事になった場合、
   お二人が『感電』しないようにしたいのです」

  「涙音さん、笑美さん――
   少しの間だけ『靴』をお借りします」

購入した品を使い、鉄と共に、二人の靴に細工を施す。
具体的には、バスマットを適当なサイズや薄さに加工して、
それを靴底に宛がい、ガムテープで固定して、
簡易的な『ゴム底』に仕立てる。
ずっとソリに乗っていれば不要かもしれないが、
降りる時には必要になるだろう。

>>734
>>731(鉄)
>>733(涙音)

  「――……鉄さん」

  「『スーサイド・ライフ』で切り離した時、
   その体は『本体』と『部位』の二種類に分かれます。
   そして、操作できるのは『部位』だけなのです」
   
  「ですから……『本体』は基本的に動けません。
   先程お見せしたように、
   『両手で頭を支えて浮く』のなら別ですが……」

『能力』に関する認識の食い違いを防ぐために、
『再突入』の前に注釈を加えておく。

  「ですが――『対策』はあります」

帽子を被り直すように自然な所作で、
両手で持った『頭』を首の上に戻す。

  「今から『親指』を『本体』にします。
   鉄さん、私と同じようにしていただけますか?」

まず、『上半身』と『下半身』を分断し、
『上半身』を『本体』にする。
それから『上半身』を縦分割し、
『右上半身』と『左上半身』に分けて、
『右上半身』を『本体』に設定。
続けて『右上半身』を『右腕』と『それ以外』に分け、
『右腕』を『本体』にする。
さらに、『右手首』と『それ以外』に分け、
『右手首』を『本体』にする。
最後に、『右手』を分割し、『親指』を『本体』に設定。
解体を終えた後に残るのは、
『下半身』・『左上半身』・『腕のない右上半身』・『右腕』・
『親指のない右手首』・『親指』。
自分の体を少しずつ切り刻む事で、
『本体のサイズ』を極限まで小型化し、
落下時のダメージを軽減する。

  「涙音さん――『親指』を持っていって下さい。
   今は、これが私の『本体』です」

  「ここまで小さくすれば、
   『投擲の動作』も最小限で済むでしょう……。
   『狭い道』でも通せるはずです」

『本体』となった『親指』を、
『フォートレス・アンダー・シージ』に渡す。

>>734

  「――……」

全体の流れを頭の中で再検討し、
やり残した事がないか確認する。
考え得る手を尽くしたものの、これが成功する保証はない。
しかし、『準備』を終えた今、
あとは『状況に応じた対処』を行うのみ。
おそらく、これが防がれてしまった場合、
『次の策』を用意する猶予は、ほぼ残されていないだろう。
どう転んだとしても、これが『最後』。

  「ええ――」

  「『終わらせましょう』」

小林の言葉に、相反する言葉を返す。
だが、その意味するところは同じ。
『もう次の夏はない』という事だ。

739ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/25(金) 23:01:59
>>734

    トテ トテ トテ

                  ポスッ

           「ミャッ」

興味を示したのか、ソリの上に乗ってみたラッコ。
二人と一緒に乗ったして、『重さ』は大丈夫そうだろうか?
人間達の邪魔になるなら、
手が空いている七篠辺りが降ろしてしまえばいい。

740小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/25(金) 23:33:37
>>737(鉄)

  「『部位』の解除は一括のみ可能です。
   今は『親指』が本体になっていますので……
   『頭部』が『再生』するまで意識は途絶してしまいます」

  「『櫓』までの距離は『15m』……
   『部位の射程』である『10m』を越えている以上、
   投げられる途中で『強制解除』される事は確実でしょう」

  「全身が戻るまでの時間は『200秒』です。
   どの段階で『頭』が復元されるかは分かりませんが、
   いずれせよ『再生』しきるまで、
   私達は完全な『無防備状態』になります」

  「……その点を『覚悟』に入れておいて下さい」

741朱鷺宮親子:2022/03/25(金) 23:34:05
>>734
笑美「両手が塞がるのもなんですから
    とりあえずこれは私が持っていましょうかね…」
水槽を軽く手に持ってみる。
果たしてこの重量が考慮されるかが気になるところだ。
もし支障があるならばスタンドに持たせることにしよう。
水槽を最優先で『機雷』として消費すればお守りを代わりに使うのに支障はないはずだ。

涙音「いい感じではありますが…首が勢いよく投げられたら衝撃とかが心配ですね」
少し心配にはなるが、その後の小石川の行動を確認する。

>>738
涙音「なるほど、親指なら投げやすいですし、
   小さくなれば狙いもつけづらいでしょう。
   …万が一どこかにぶつかったときとかもきっと大丈夫…ですよね」
どうやらこれである程度の不安は解消できそうだ。

どうやら皆、準備は整っているらしい。

笑美「じゃあとりあえず行きましょうか」
涙音「夏も随分と長過ぎましたし。」
二人もポジションについて準備を整える。
後はこちらの行動次第だろう。

742関 寿々芽『ペイデイ』:2022/03/26(土) 23:19:19
>>738-741

「ああっスピリタスですねえ〜。聞いたことはありますよ!
 たしか度数が『90%』くらいあるんでしたっけ、
 飲むために買うようなお酒じゃあ、ないですよねえ」

「そういう気持ちで買いますよう」

                  サラ 

『1500〜2000円』くらいが相場だろうから、
購入価格はその『半分以下』――――『700円』にしておく。

「……ここが、今度こそ、最後の正念場ですねえ。
 出し惜しみせずに……全部、出し切りましょう〜」

ゴム製バスマット(参考価格1500円)
ttps://www.amazon.co.jp/dp/B09D95PCSL/ref=cm_sw_r_tw_dp_2PFV10J04ZAX1PNJR8CX

防水性の高いガムテープ(参考価格200円)
ttps://www.askul.co.jp/v/24632/

「電気を出す物は……
 ずっと置いておくと危ないかもしれないので、
 『危なくして良くなってから』買いますねえ」

「今はとりあえず〜」

               サラサラサラ

『1円』で低品質な水を大量購入する。
飲めたものではないだろうが、
水の『性質』は変わらないのが『ペイデイ』の能力だ。

「お待たせしました。こんなところですかねえ、準備!

       皆さん、『秋』を迎える準備は……万全ですか〜?」

きっと出来ているだろう。『最後の戦い』に向けての準備は――――関が最後で、きっと全員万全だ。

743鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/26(土) 23:41:18
>>738

「確かに、五体全て『浮遊』させていた事はありませんでした」
「成る程、『本体』と『部位』という認識…そしてこれは、『部位』は更に切断することが
 できない故に、『本体』をより細かく切断しているわけですね」

能力を使うことを意識して、自らを解体していく。
一瞬、『夢の世界』で己の腕を切り落としたことを思い出したが、躊躇っている時間はない。
ぐっと刃を押し当てると、『スーサイド・ライフ』の刃は手応えなく自分の体を通っていった。
小石川さんと同じ工程まで進めていく。

「分割状態ですと、『能力』は使えなくなるとか。半ば賭けですが、後は機に臨みて変に応ずるしかないですね」

『シヴァルリー』の能力を組み合わせれば、身体を引っ張ることなども可能かと思ったが、
どうやら分割されている限り『スタンド能力』を発動させることはできないようだ。
ならば、後は状況に応じて動くしかあるまい。現時点で、これ以上の作戦があるとも思えない。

744『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/27(日) 19:00:39
>ALL

『夏の魔物』の潜む『櫓』を前にして、
『一行』は出来得る限りの検討を重ね、
ついにひとつの作戦を打ち出す。

『村田』が『水蒸気爆発』により、『盆踊り集団』を退け、
『関』が濡れた地面に『電気』を流す事で『盆踊り集団』の動きを少しでも止める。
『七篠』が作り出した五本の『枝』のカタパルトが、その間を縫う『ソリ』の推進力となる。
『朱鷺宮親子』が『ソリ』に乗り込み護衛と投擲役を担う。
『小石川』が『スーサイド・ライフ』により『親指』を『本体』とし、
『鉄』もまた『小石川』とともに『セッション』により『親指』となる。
『小林』は『リヴィング・イン・モーメント』の水槽を作り、『ソリ』に搭載、
『ラッコ』は賑やかしに『ソリ』に乗る。


   それぞれの役割は決まり、後は決行するだけだ。

                          ………

      ド
         ッ
             ゴ
                ォ
                  ォ
                      ォ

                          ン

                              !

そしてッ! 『村田』の『水蒸気爆発』が始まりの合図ッ!
『圧倒的暴力空間』の前に、
無残にも吹っ飛んでいく『盆踊り集団』………ッッ!!

その機に乗じて、


         ガダンッッ


                  ドォ―――ンッッ!

           『七篠』の枝が『ソリ』を射出していく。

 それと共に………

          ビビビビビビビィ―――

『関』の『感電』作戦が炸裂し、
『水蒸気爆破』により破壊された陣形を
復旧させるようとする『盆踊り集団』の動きを鈍らせる。

    グオオオオオオオッ

油を塗られた『ソリ』は『滑り』も『絶縁性』もバツグンだッ!


 このまま、『櫓』まで特攻出来れば理想的だが………


            ぞぞぞぞぞぞぞぞ

『櫓』に近づくほど、『水蒸気爆発』や『感電』が放たれた位置から
離れてしまう関係上、その効果は限定的だ。
崩れた『盆踊り』の回転も、人員補充され、再構築されていく………

あくまでも機械的に『盆踊り』をし続ける『集団』。
そんな彼らの存在により閉じようとする
『櫓への道』をこじ開けるのは、護衛役である『朱鷺宮笑美』の役割だ!

   ド ド ド ド ド ッ

                ゴォォ  ォ ン ン  ン  ン


『機雷水槽』や『お守り機雷』を投げつけ、障害となる『盆踊り者』を吹っ飛ばしていくッ!

745『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/27(日) 19:02:09

 そして―――


        『櫓』までのわずかな『隙間』。

細い道筋を射撃者の目で見極めた『朱鷺宮涙音』。
彼女のスタンドの手には『小石川』と『鉄』の『親指』。
そして、ビニール袋に入った『リヴィング・イン・モーメント』の『水槽球』がある。
分けて投げてしまえば、『間に合わない』可能性がある。
それならば一気にまとめて投げてしまおうという算段だ。
パワー・スピード・精密動作性の三拍子。
すべてがバランスよく高い彼女のスタンドならではの芸当―――


            シュウウウウウウウウッ


再生しきらない『盆踊り者』の輪をすり抜け、
『指』と『水槽』は勢いよく飛んでいく。
このまま『櫓』まで辿り着く………

 か、と思えたその時―――

   サァァァッッ!

『最後の輪』のたった一人が『指』と『水槽』に忍び寄って来る。
『超高速』ともいえる『盆踊り客』の『外へ弾く動き』。
これに捉えられれば、せっかくの作戦がすべて台無しになってしまう………


           ドォォォンッッ

   と。

忍び寄る『最後の一人』が不意に態勢を崩す。
『何か』が彼にぶつかったのだ。


 何か………

          そう、これは、『ゴムボート』だ!


『ソリ』に乗り込んだラッコが、笑美がちょうど『機雷』を投擲し始めたあたりの
タイミングで、気まぐれに出した『ハッピー・スタッフ』。

『ラッコ』はどうだか不明だが少なくとも『ハッピー・スタッフ』にとって、
『人間たちの計画』など知った事ではない。
急に出現させられたと思ったら『機雷』により『盆踊り客』が無差別に吹っ飛んでいく真っ只中。
なんとか避けに避け、ボートを漕いでいくとどんどん『ラッコ』と離れてしまい、
苛立ちを隠せない『ハッピー・スタッフ』がついに避け切れなかったのが、
超高速で『指と水槽』に向かっていく『最後の盆踊り客』だったという形か―――

746『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/27(日) 19:03:18



        ドッシャァ――――ッッ!


            ともあれ。


『小石川』と『鉄』の『親指』、そして、『リヴィング・イン・モーメント』の『水槽』は、
無事、『櫓』の根本、ちょうど、『階段の登り口』まで辿り着くことが出来た。
『再生後』は親指が『突き指』くらいはしていそうが、今更、その程度のダメージは些細なものだろう。
『水槽』は割れてしまっているものの『ビニール袋』に入っている以上、
『小林』の想定通り、『再生』するのは容易なはずだ。

辿り着いた『小石川』と『鉄』、『リヴィング・イン・モーメント』に対し、
『盆踊り客』や『提灯』は見向きもしない。

『条件にあわせ画一的だが、強力な攻撃をしてくる』―――
『スタンド使い』ならば、『心あたりのある現象』だ。

『自動操縦型』………そんな『スタンドの概念』を当てはめるのならば、
『地上から櫓に向かう』ものに対して『外に弾く』だけの『盆踊り客』、
『空中から櫓に向かう』ものに対して『捕まえる』だけの『提灯』。
すでに『小石川』『鉄』『リヴィング・イン・モーメント』の三名は、
その条件から『抜けている』と考えていいのかもしれない。

その考えが正しければ、残るは『階段』を昇り、『夏の魔物』と対峙するだけ―――

『クリスマス作戦』の総指揮者であるかのように、たくさんの協力者をまとめあげた『小石川』。
犠牲者である『氷山』と『一抹』と死闘を潜り抜けた経験のある『鉄』。
『一抹』にひとかどの、並々ならぬ思い入れのある『小林』の『リヴィング・イン・モーメント』。

この二名と一体が、『最後の幕引き』に集ったのはある種の『運命』めいたものなのか―――
なんにしろ、そろそろ、本格的に『終わり』に近づいているのだろう―――


 ………

『朱鷺宮親子』と『ラッコ』を乗せた『ソリ』は、『投擲』後、
ほどなくして、再生した『盆踊り客』の手によって、丁重に元居た場所に戻された。
『水蒸気爆破』や『感電』に対する『怒り』のようなものは一切ない。
『プログラム』―――あるいはそれこそ『自動操縦』のようなものなのだろう。

『盆踊り』は何事もなかったように再開する。
ただ、以前と違うのは心強い『仲間』を『櫓』に送り込めたこと。
何かやることがあれば当然行っても構わないだろうが、
ただただ『祈る』のも、それはそれで自然な態度か―――

※今後は『小石川』『鉄』『小林(リヴィング・イン・モーメント)』のレスのみ『必須』とします。
※『小石川』『鉄』は経過時間が無事過ぎ、『再生』した前提で次レスをしていただいて構いません。
※他PCのレスは任意で構いません。揃ってなくても進行させていただきます。

747鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/27(日) 22:35:22
>>746

「─────・・・・・・・・・・」

「こいつらの動き…『自動操縦型』に似ているようだが、果たして『夏の魔物』も
 何らかの『スタンド能力』によるものなのか?それとも類似した他の『現象』なのか?」

「いや…どちらにせよ、既にこの状況は普通の『スタンド』の範疇を肥えている。あまり固定概念に捉われるのは良くないか…」

自ら先頭で歩いていく。
この構成ならば、唯一の『近距離パワー型スタンド』である自分が先に進むのが道理だろう。
『シヴァルリー』を前面に立たせつつ、不意打ちに備えておく。
既に『階段』からヤツの領域であろう。階段が動こうが武器が飛び出ようが、何が起きてもおかしくはない。

748小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/28(月) 01:14:36
>>746
>>747

辿り着いた『水槽』は、解除されれば飛散するメントスコーラ。
塩の不純物でラジカセをショートさせる目的の塩水、そして階段側で
追跡される危険を懸念して容易したローション。先ほど、機雷で消耗した水槽を抜いて
三つ。私の能力自体を一人と換算して、奇しくも三人と三体の水槽は櫓に辿り着いた。

『いえ、鉄さん。先行は私に任せてください
何かしらの罠があった際、貴方や小石川さんは必ず生還しなくてはいけない。
これから先、夏の魔物に接近する過程で想定外の奇襲があった際に
身代わりになるのが、本来の私の能力です』

鉄さんが自ら進んで、危険に対処していようと言う勇気は感銘するがリスクが高い。
 提灯のような光速に近い捕縛を一度体感した手前、鉄さんのシヴァルリーでも
対応が困難な罠が突如出て来ても何ら不思議ではない。
 水槽一個を犠牲にしてても、即死に近い罠を漏洩して私達が無傷ならば
こちらの勝利だ。ゆえに先駆けは私の役目だろう。
 無論、小石川さんのスーサイド・ライフによる分離がその役割を務めると言う
方法もある。だが、分離した部分が先程のような提灯の拘束をされれば
射程による問題で先ほどのように強制解除で復元する裏技が難しい以上
やはり、斥候が私の役目だ。

― ― ― ― ― ―
 コポコポコポ・・・

本体である自分は、スピリタスを空いてる水筒へ注ぎ
残り発現可能な一体を『水槽』にする。
 勿論、これを飛翔させ櫓に移動させる事が出来ないのは承知だ。
提灯がまだ健在で多数ある以上、外側から魔物を攻撃するのは難しい。
 だが全員の支援があれば『助力』を、形成をこちらに少なくとも
傾ける事は出来る筈だ。好機があれば水槽を、別の手で魔物に一矢を外より
繰り出す事だって不可能では無い筈……。

「我々も外側から出来る限り支援をしてみましょう……可能なら、そうですね。
大量の煙なり発生させ櫓の上にいる魔物の部分に届かせて視界を悪化させるなど
出来る限り夏の魔物へ小石川さんや鉄さんが到着した時に奇襲しやすい状況に……。
村田さんには、先ほどのように水蒸気爆発を棒化で。ラッコさんはラジオから
クリスマスソングを流し続け、出来れば最大音量で……全員でメガホンなりで
BGМと共に歌えば、夏の音頭の力を弱める可能性もありますからね。
七篠さんの木や関さんの能力で火を付ければ、幾らかの煙を発生させて
魔物に視界不良を期待出来るかも知れません。提灯も煙に対してワイヤーで
捕える事は出来ないでしょうし」

『祈り』では誰も救われない。誰かが、意思を伴い進もうと開けようとする行動が
集約してこそ『奇跡』と言えるものが産まれるのだろう。
 
中からも水槽で全身全霊で支援と魔物の封殺に勤しむが、自分自身が案山子のように
棒立ちする理由は無い。外からも、この夏を祓うのに出来る限りを実行する。

749小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/28(月) 03:27:16
>>744-746
>>747(鉄)
>>748(小林)

意識が途絶えてしまった後、自分に出来る事は何もない。
ただ、信じて『待つ』事だけ。
その結果は、やがて明らかになった。

  ズズズズズズズズズズズズズズズ

       ズズズズズズズズズズズズズズズ

           ズズズズズズズズズズズズズズズ

『種』から『芽』が出て『茎』が伸びるかのように、
『指』から『手』が、『手』から『腕』が、
『腕』から『体』が生えてくる。

  「――『200秒』経ったようですね……」

『再生』と同時に思考を取り戻し、周囲を見渡す。
辺りには、相変わらず『盆踊り』が存在している。
先程までと違うのは、
自分達が『輪の内側』にいるという事だ。
それを見て、『成功』した事を悟る。
全員の力を合わせて、ようやく『目的地』に辿り着けた。

  「……行きましょう」

立ち上がり、左手に『スーサイド・ライフ』を発現する。
まず『両手の小指』を切り落とし、それから『右手』を切断。
『小指』は袂の中に隠し、
『右手』は『本来あるべき位置』に浮遊させておく。

  「小林さん――『袋』を開けておきます」

         スッ

『右手』で『ビニール袋』を持ち上げ、
袋の口を留めていた『クリップ』を外す。

  「『水槽』で『ラジカセ』を『ショート』させられるなら、
   それが一番ですが……」

『防衛網』を突破する事は出来たものの、
その代償として『戦力』は大幅に削られた。
これも『魔物』の計算内なのだろうか。
万一『櫓』まで来られたとしても、人数が減っていれば、
それだけ対処はしやすくなる。

  「私が鉄さんを援護します。
   私達が防いでいる間に、
   小林さんが動く事が出来れば……
   『可能性』はあるはずです」

鉄の考えに従って『シヴァルリー』に前衛を任せ、
彼の後ろから『階段』に足を踏み入れる。
『スーサイド・ライフ』は『器具型』に属するが、
『群体』や『遠隔操作』の側面を併せ持つ。
味方の支援には適した能力だ。
最終的に『水槽』で『ラジカセ』を停止させる事。
それを現時点の『行動目標』に据える。

  「……『シヴァルリー』で対処できない攻撃が来た場合、
   『水槽』でも対処は難しいかもしれません」

『リヴィング・イン・モーメント』の力を軽く見てはおらず、
小林の知性も信頼している。
ダメージ伝達のない『水槽』を盾にするという考えは、
確かに筋が通っているだろう。
ただ、『シヴァルリー』が成す術もない攻撃というのは、
果たして『水槽』を犠牲にして防ぎきれるものなのかどうか。
『三枚のお札』ではないが、『水槽』は『三つ』しかなく、
それらは『魔物』に対する切り札に成り得る。
『補充』も簡単には出来ない現状、
むしろ自分達が盾となるべきではないだろうか。

  「……ここからは本当に『未知の領域』です。
   十分に注意して進みましょう」

足場を確かめるように、一段ずつ歩みを進めていく。

750ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/03/28(月) 22:43:13
>>744-746

ラッコの寿命は、平均して15年から20年と言われている。
代表的な陸生哺乳類の犬猫と同じく、
人間に比べれば短い一生だ。
何を考えているんだか分からないし、
何も考えていないのかもしれない。
とはいえ、ラッコの頭に詰まっているのは、
決してスポンジではなかった。
その中には『知能』があり、『記憶』がある。

『スタンド使い』になってから、
ラッコを取り巻く環境は良くも悪くも大きく変化した。
外敵から襲われても反撃できるし、食事にも困らない。
素晴らしい事だ。
その反面、相応の弊害もあった。
一介の海獣が持つには過ぎた力ゆえに、
仲間達から距離を置かれ、
ラッコは群れから離れて生きる事を余儀なくされた。

『ハッピー・スタッフ』のお陰で、自分は幸せになれる。
しかし、自分以外は幸せになれない。
それは本当に『ハッピー』と言えるのかどうか。
そんな事をラッコが考えたかは定かではなかった。
人間に生まれていたら考えたかもしれない。

         「ミャー」

もし――――――もし『ハッピー・スタッフ』が、
『自分以外の誰か』を幸せに出来たとしたら。
それは『自分だけが幸せ』であるよりも、もっと素晴らしい。
『ハッピー・スタッフ』が、
他の誰かを『ハッピー』に出来る事を証明できたのならば。

                   「ミャッ」

      テト テト テト テト テト

なんて事をラッコが考えているかどうかなんて、
誰にも分からない。

            「ミャア」

     コテン

『氷像』の近くに寝転んで一休みするラッコ。
人間が呼び掛けたり動かしたりしない限り、
多分そのままだろう。
ラッコと『氷のクリスマスツリー』の周囲を、
『ミニボート』がグルグルと回り続け、
夏祭りの一角に奇妙なメリーゴーランドを形成している。

751村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/29(火) 02:57:53
>>744-746

752村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/03/29(火) 03:05:34
>>744-746

 「『こんなもの』か。加減できねえわりには上出来だろ。」

『水蒸気爆発』の威力を確認して独り言つ。
荒事のみが能なりに役には立ったと思いたい。

 「あとは奴らが何とかするだろう。じきに『幕引き』だ。」

櫓の方に目をやりながら懐を確認するが、煙草もライターも、すべて使い、どこかへやってしまった。

 「・・・まったくやれやれだ。
 おおっぴらに吸えるチャンスを逃しちまった。」

753『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/29(火) 04:14:21
>>745(訂正)
>>750(ラッコ)
※『ハッピー・スタッフ』の『ボート』は『ミニボート』であり、
※一般のボートのような『動力』があるようですので、
※そのあたりの記載は、そのように変換して読んでいただければ幸いです。
※誤認識、失礼しました。
※(起こった出来事自体の訂正はございません)。

『ラッコ』と『ハッピー・スタッフ』は、思うがままに過ごしている。
それはきっと、どんな時も変わりはないのだろう。

>>748(小林)
スタンドを一体、『櫓』の内に、本体を『櫓』の外に置いた『小林』。
そんな中、『小林』は外からでも出来る事を『一行』に提案していく。
その言葉に感化された『仲間』が居れば、それに従うだろう。

ただ、実際問題、煙を発生させても『指向性』がなければ、
『櫓』には届かないかもしれないし、煙により見えなくなるのは、『小石川』達も同等。
更に、外側から『櫓内』の動向を把握できないという事にも繋がる。
『リヴィング・イン・モーメント』を送り込んでいる『小林』にとっては
それでもいいのかもしれないが、外側の他のメンバーにとっては、
あまり芳しい事とは言えないのかもしれない。

>>752(村田)
『夏祭り』を蹂躙しつくした『村田』の『棒術(爆発)』。
『水蒸気爆破』の再装填をしたらどうかという『小林』の提案もあったが、
とりあえず『村田』は、『後は任せる』姿勢をとった。

754『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/29(火) 04:15:55
>>747-749(リヴィング・イン・モーメント、鉄、小石川)

『櫓』の階段の前に立ったメンバー。
それぞれの思いはあったが、迅速に行動し、先に昇りだしたのは『鉄』。
『リヴィング・イン・モーメント』はそれに併走するような形で移動する。
『リヴィング・イン・モーメント』の大きさならばそれが可能だ。
その後ろから『小石川』―――『一行』は慎重に歩を進めていく。


   カツン……

                    カツン……



              ………

『結論』から言えば、『一行』が『櫓』の頂上に着くまでに、なんのトラブルも起きなかった。
もちろん油断は出来ないが、『盆踊り』と『提灯』という
空陸にわたった強力な妨害が、『最終防衛ライン』だったのかもしれない。


  そして―――

         ………

          『鉄』、『小石川』、『リヴィング・イン・モーメント』は
          ついに、『夏の魔物』と対峙する事となる。


    ゴゴゴ ゴゴ

              ゴゴゴ ゴ ゴ

                                 ゴ

『黒い影』が小学生の形に実体化したようなその姿。
表情は窺い知れないが、『一行』の方に顔を向けているのは分かる。
足元には『ラジカセ』が、驚異的な大音量で『星見町音頭』を流している。

『彼』………いや、『彼』なのかも不明だが―――
とにかく、『この存在』をどうにかすれば
『夏の魔物』が引き起こす狂気的な『夏』が終わる―――はずだ。

『夏の魔物』はちらりと『櫓』の下を見やる。
もしかすると『夏へのワープ』について考えているのかもしれない。
まだ、『盆踊り』は生きている、と考えれば、
その周辺にワープ出来てもおかしくはないが………
続いて『夏の魔物』の視線が『ラジカセ』に向かう。
そして、結局、『ワープ』する事はない。

推測するに『ワープ』自体はする事が出来ても、
それは『夏の魔物』本体だけで『ラジカセ』を持っていくことは出来ないのかもしれない。
『一行』がここまで来ている以上、『ラジカセ』を置き去りにしたら、破壊されるのは確実。
そうなれば、『盆踊り』は止まり、『ワープ』出来なくなった『夏の魔物』は
下に居る『一行』に討ち取られる………
多少足掻いたところですでに『チェックメイト』―――そういう状況か。

『夏の魔物』に、『戦意』のようなものは一切感じらない。
周辺を見回しても『障害』となるような『怪しいもの』は一切ない。
なにか『隠し玉』があるかと警戒していた
『一行』にとっては『拍子抜け』といったところだが―――
今まで無限に『ワープによる逃亡』が出来、
『影』に潜む事で物理的干渉を避けられた存在。
そんな『夏の魔物』があえて防衛のための
『攻撃方法』を持つ必要はなかったのは当然か。

今までの妨害はすべて、『夏の魔物』ではなく、
その被害者が『夏を満喫したい』という思いから
引き起こしてきたものと考えるのが妥当かもしれない。
それこそ、ちょうど、『一抹』のように。

 ………

『夏の魔物』は、『黒いノート』を『一行』に見せてくる。
『黒いノート』は『絵日記』のようで、それに『透明な文字』が描かれている。


                 『なんで』

         『なんで なつをたのしまないの?』

        『なつの風ぶつしに なれば ずっと』

       『えい遠に ずっと なつをたのしめるのに』

     『みんな たのしんで よろこんでくれているのに』

『悪意』などなさそうな『素朴な疑問』が書き連ねてある。
『素朴』―――もちろん、『夏の魔物』の価値観において、という話だが。

755小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/29(火) 07:54:28
>>753-754

『異常』という表現すら生ぬるい程に、
『夏』という季節に執着する『魔物』。
眼前まで迫った危険を前にして、
死に物狂いの抵抗を見せたとしても、驚くには値しなかった。
しかし、予想に反して『何もない』。
『諦めた』とは思えなかった。
逃亡の機会を窺っているのかもしれないし、
あるいは『時間切れ』を待っているのかもしれない。
ただ、少なくとも今この瞬間においては、こちらが優勢だ。
有無を言わさず『ラジカセ』を破壊するか、
『魔物』を切り刻んでしまえば、おそらくは幕が下りるだろう。

  「――……」

かつて『第二の刃』を得た時、『音仙』は言った。

          キミは迷い、悩み、そしていつも優しく……しかし『甘く』は無い

      現実をかみしめるがゆえに、誰よりそれに傷ついたものを『慈しむ』

  『傷つき』『傷つけられ』それでも、最後まで他をいたわる『心音』

『小石川文子』は――『そういう人間』だった。

  「誰かに『贈り物』をする時に……」

  「『一番大切な事』は何か……分かりますか……?」

おもむろに口を開き、
幼い子供に言い聞かせるように言葉を紡ぐ。
いつか鉄に話したように、常に思っている事がある。
『誰も傷付けたくない』と。
小石川文子は『暴力』を好まない。
だからこそ、それを用いるのは『最後の手段』。
だが、決して『理想主義者』ではなく、
目の前に存在する『現実』を見据えている。
必要とあらば、『攻撃』する事に躊躇はない。
同時に、『武力による解決』は、
『早さ以外の多く』を犠牲にして成り立つ事を理解している。
もし『それ以外の解決』が可能であるのなら、
『そちら』を選びたい。

  「――『相手が喜んでくれるもの』をあげる事です」

  「『欲しくないもの』を渡しても……
   本当に喜んでもらう事は出来ません……」

  「ここにいる方達は『夏』を楽しんでいるように見えます」

  「ですが、それは……
   あなたが『彼らの希望』を叶えたのではありません」

  「彼らの意思を、
   『あなたの希望』に沿うように変えてしまったからです」

一旦言葉を切り、さらに続ける。

  「……私達が『ここにいる理由』がお分かりですか?」

  「『夏を終わらせるため』です。
   そうしなければ悲しむ人達が大勢いるからです」

  「『みんなが楽しんで喜んでくれていない』から、
   ここに私達が来ているのです」

手の中で『スーサイド・ライフ』を握り直し、
『魔物』に問い掛ける。

  「……あなたも気付いているのではありませんか?」

  「だから、『人と向き合う事』から逃げ続けている……」

客観的に見て、『魔物』は『無敵』と呼べる存在だった。
触れる事も近寄る事も不可能。
しかし、本当に『誰もが夏を楽しんでいる』なら、
そんな必要はないはず。
『逃げる』という行為は『否定の拒絶』だ。
『否定される可能性』を考慮していなければ、
選ばない行動だろう。

  「――……どうか逃げないで下さい」

  「あなたが本当に『夏』を楽しんで欲しいなら……」

  「向き合わなければ……ずっと『一人』のままです」

攻撃する事は容易い。
それでも、『魔物』との『対話』を試みる。
『力による解決』を望む人々からすれば、
愚かな行動に見えるかもしれない。
それでも、可能性が少しでもあるのなら、『説得』したかった。
『力』で解決する必要がなければ、それが一番なのだから。

756鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/29(火) 21:56:01
>>754-755

ついに、『夏の魔物』と対面する。拍子抜けする程に順調に『櫓』を踏破することができた。
今まで相対した経験からして、この『夏の魔物』に何か駆け引きのようなものが存在するとは思えない。
上方から攻撃の仕掛けやすい『階段』でも何もなかったということは、どうやら抵抗と呼べるものは、もうないようだ。
後は『ラジカセ』を破壊し、そして『夏の魔物』を討伐すれば、この大騒動も終了だろう。
両手の刃を構え、更に歩みを進めようとして─────。

「・・・・・・・・・・」

『夏の魔物』のと思わしき言葉と記されたノートを開かれて、足を止める。
その内容は、彼にとっては当然とでも言わんばかりの疑問らしい。
だが自分たちと彼とでは『価値観』があまりにも違う。それを一から説明するのも難しいだろう。

「…『小石川』さん」

以前初めて彼女と会った時に、口にしていた言葉を思い出す。
『夏の魔物』の被害者が失った時間は、永遠に戻らないのだろう。あるいは、完全なる犠牲になってしまった者もいるかもしれない。
けれど彼女の行いは、そんな悲惨なこの事件の結末を、少しでも良いものにできるかもしれないと感じた。

「…キミの能力に置かれた人間は、強制的に思考を増幅、あるいは書き換えられる」
「それを望んでいない人間に強制することは、例えば『冬が好きだからずっと冬にしよう』と
 誰かが望んだら、キミがずっと『冬』に閉じ込められることと同じだ」

『夏の魔物』には理解できないかもしれない。どちらにせよやることは変わらない。

757朱鷺宮親子:2022/03/29(火) 22:05:05
>>744-746
笑美「あー、残念です…これ以上は私達でも進めないですね。」
ソリを元の場所に戻され、二人ともやや遠くになった盆踊りの中心部を見上げる。

涙音「ラッコさんのおかげでどうにかなったけど、
    これより先は小石川さんたちが終わらせるしかなさそうね。」
アレ程の勢いで進んでも、パワーのある二人のスタンドが力を尽くしても
何人かを進ませるのが精一杯だったのだ。今から援護しに行くのは非常に難しいだろう。

笑美「まぁ、私達にできることは…
    とりあえず冬の匂いを出しておくことくらいかな。」
多分まだ残っているであろうアロマをそのへんに置いて匂いを出しておく。
中心部までは届かないだろうが、気休めくらいはしておきたい。

涙音「これからどうなるか…少なくとも良き結末を信じるしかないか…」
二人はそのまま状況を見守り続ける。

758小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/29(火) 22:43:56
>>753-754

「『櫓』まで、無事……辿り着きました」

外側にて待機する小林は、周囲にいる朱鷺宮氏母娘、七篠さん、ラッコさん
関さん、村田さんへとリヴィング・イン・モーメント越しの視界情報を
共有しつつ、スピリタス入り水槽を手元に保持しつつ盆踊りの群れと提灯に対し
警戒を続ける。どれ程に注意を念入りにしても不足すると言う事はないだろう。

「……皆さん、本当に有難う。馳せ参じて頂いた全員、私の願いの有無抜きで
此処まで己の意志で来たでしょう。けど、それでも心から皆さんには感謝を」

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
櫓の頂上、その手前の上がりきる階段の段差にて『メントスコーラ』『ローション』
この二つの水槽は待機。一度で仕留められない為の保険

『……』キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ

塩水入りリヴィング・イン・モーメント水槽 回転(スC)

説得の言葉など、私には無い。
 水槽越しでの対面とは言え、直接対峙すれば何らかの感傷か激情を有するかと
予想もしてたが、思いがけぬ程に心は夕凪の如く波立たない。

何度かの死闘があった。ジェルマン・天童は己の願いの為に
ウルトラ星見ボーイズは夢の牙城を築く為に、ドリームメイドは夢で捉えた
者達の充足と共に野心と本能のままに命を賭けていた。

・・・
こいつは、それとは全く異なる。

その所業に対し罪を抱える事もなければ、悪とすらも露と思わず。
また逆に善を成そうとも考えてない。相対した今までの者達の中で
近しいと言えばドリームメイドの存在だが、それよりもまた道を外れた存在だろう。

――ここまでの道程、常に思うのは一つの星『一抹』だった。

何より焦がれるその小さな躰が、私の空白の時間の中で魔の手に及び
消えかけた事実を知った時、100ぺん殺しても飽き足らぬ程に無知愚昧な
自身を恥じた。親友や、周りの善き人達の差し伸べる手がなければ
折れてたかも知れない。様々な繋がりが、いま私を此処に居させてくれる。

繰り返すが、私はコレに対し情けも説法も哀願も何もない。


『 波々や波の眼(まなこ)や、此(こ)の櫂(かい)や
遠(おち)に重なる雲と雲
忽然(こつぜん)と吹く風の族』キュルキュルキュルキュルキュルギャルギャルガルガル゛

 ――詩集 中原中也 『夏』より


  一矢 放ちて 討つ。

『リヴィング・イン・モーメント』 関さんから購入した大量の
『塩入り水』を『ラジカセ』目掛け飛翔させる……!(パス精DCC)

759『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/30(水) 02:02:25
>>757(朱鷺宮親子)
『朱鷺宮親子』は元の場所に戻されたが、
『櫓』に『小石川』『鉄』『リヴィング・イン・モーメント』を
辿り着かせるという成果を得た。
あとは自分たちなりに『冬のアロマ』を炊いて、状況を見守る。

>>758(小林)
『小林』は『視界情報』を下で待つ者に伝える。
『スピリタス入り水槽』を保持し、警戒を続けていく。

 ………

>>755>>756>>758(小石川・鉄・リヴィング・イン・モーメント)

『夏の魔物』のノートでの問いかけに対し、
『小石川』は『対話』―――できるならば『説得』にあたろうとする。
『小石川』の言葉に『夏の魔物』は小首をかしげながら、
勢いよくノートに文字を書き連ねる。

『みんな さい初に 自ぶん自しんで なつを まんきつしたから』
『どんどん なつを すきになっていったんだよ』
『おねえさんだって なつを たのしんだこと あるでしょう』

『夏の風物詩』化の能力トリガーはおそらく、『夏を満喫すること』。
それが過剰に膨らんでいったのは確かに『夏の魔物の能力』だろうが、
最初に『夏への思い』が被害者たちにあったのは事実だろう。
『夏の魔物』にその確信がある以上、
『欲しくないものを渡した』『希望を叶えたのではない』といった
『小石川』の言葉は伝わらない。

また、まったく『夏を楽しんだことがない』者はほとんど皆無だろう。
『みんなが楽しんで喜んでくれていない』という言葉も響かないだろうし、
『夏を楽しんだ者』を『仲間』と捉えているのあれば
『ずっと一人のまま』といった内容も届かなそうだ。

『にげるのは おいかけたり いやがらせする人がいるからだよ』
『かぶと虫 みたいに おもっているのかもしれないね』

『逃げる』という行為も単純に、それこそ『意地悪なガキ大将』から
逃げるレベルの浅い認識で行っているようだ。
『気づいているのではないか?』との言葉を『小石川』が投げかけたが、
この『夏の魔物』、まるで気づいていないし、『常識』が異なりすぎて、
『気づかせる』のもなかなかに難しい―――

  ………

と、ここで、『鉄』が『小石川』の言葉を補足していく。
『鉄』の言葉にもまた、『夏の魔物』は反応する。

『ぞうふく』『ふやすってことだよね』
『ぼくは ふゆがきらいだから それを おしつけられたらいやだけど』
『みんなは はじめに なつをたのしみたい っておもいがあったんだから』
『そのたのしみを ふやすのは わるいことなの?』

『なつをたのしんで』『たのしんで』
『さい後には』『なつそのものの』『なつの風ぶつし になって』
『人げんにはじゅみょうがあるけど』『それもなくなって』
『えい遠になつをたのしめるんだよ』

            『なんで』

     『なんで なつをたのしまないの?』

             ………

        サ マ ー ・ フォーエヴァー
     『楽しいこと』を『永遠にしただけ』。

シンプルな理屈だが、それだけに力がある。
そして副次的な効果だが、結果的に『不老不死』を成し遂げさせてもいる。
『永遠の命をもって、自らが夏となって、楽しい日々を無限に送れる』。
『夏の魔物』のこの強固な『価値観』を崩せる『説得』ができるかどうか―――

                            ………

まどろこしい『対話』などせず、『破壊』すれば、すぐにでも終わりそうな状況。
『夏の魔物を制し、すべてを解放する』という任務は、きっと、それで終わるはず。

色々ありはしたが、『一行のチームワーク』で、
『一行』としてはせいぜい親指の痛みくらいの被害で『任務遂行』間近というところまで来ている。
しかし、『説得で終わらせる』となるとその『難易度』は一気に跳ね上がりそうだ。

『小石川』や『鉄』の『信念』をかけて、
『挑む価値がある難易度』といえばそうなのかもしれないが―――
『夏の魔物が去る事の出来る』という意味での
『一般的な夏の終わり』が、次の瞬間、来るかもしれない。

そうなれば『夏の魔物』はおそらく『次の夏』まで『逃げ切る』事だろう。
ここまで来てそんな事になれば、すぐに『トドメ』を刺さなかった
『責任』というものが大きく圧し掛かってくる。

そして、『夏の魔物』と『一行』では共有している価値観が根本から異なるようだ。
『夏という宗教を善意で広めようとする狂信者』、あるいは
『人類に異なる価値観で永遠の命を与える異星の存在』。
そんなものと近しいのかもしれない。

760『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/30(水) 02:04:14
>>755>>756>>758(小石川・鉄・リヴィング・イン・モーメント)

  さらに―――

      キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ


『二人の説得』をよそに『問答無用』で
『リヴィング・イン・モーメント』の『塩水水槽』が『ラジカセ』を破壊すべく動き出そうとしている。
『誰にも止められず』、『何事もなければ』、それは無事に成し遂げられそうだ。

当初から予定されていた行動だったし、
『視覚情報』しかない『リヴィング・イン・モーメント』にとって、
『小石川』や『鉄』の『説得』の声は聞こえない為、当然の挙動と言えた。
いや、仮に聞こえていたとしても、操る『小林』の思いを考えれば、
『ラジカセ破壊』は何がなんでも速やかに実行したいか―――

『ラジカセ』が破壊されれば、おそらく『盆踊り』は止み、
この空間全体の『夏祭りムード』も消える。
『夏の魔物』が『星見町を覆うクリスマス』から逃れる場所は無くなる。
という事は、『一行』が直接トドメを刺すまでもなく、
『夏の魔物』は『消滅』してしまうかもしれない。

『一行』、のみならず、全ての『協力者』が求めていた結果が『これ』だ。
ただし、そうなると、もう一生、『説得』どころか、
これ以上の『対話』の機会のすべてが喪われる―――

『目的』と『信念』を秤にかけ、各々が各々の成したい行動を成すといいだろう。

761小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/03/30(水) 03:09:43
>>759-760

  キュルキュルキュルキュルゥゥゥギャルギャル゛ガルガルッッッ――zノゥウ!

   《まことに人生、一瞬の夢、
    ゴム風船の、美しさかな。》 中原中也 『春日狂想』

例え、二人の制止があったとしても行動を変えるつもりは無い。

 走馬灯のように『ラジカセ』へ飛来させるまでの時間が、とても遅い。

幾つもの 夢と現で起きた出来事が想起される。

星のように輝きを秘めた事もあれば、泥のように目を閉じたい事も。

それでも、見出した一つの光は褪せる事なく今も私の中に宿り続けている。

(――一抹君 私の   弟   )

 ラジカセのCDまたはカセットドア付近にて水槽を直撃させると共に解除。

塩水は飛び散り、それが精密器具へと浸透して数秒も経てばショートを起こす筈だ。

― ― ― ― ― ― ― ― ―

「……」

本体である外側の自分は、不測の事態を考え片手に小麦粉。

スピリタス入り水槽に軽く漬け、何時でも飛翔出来る水槽に
ライターを着火出来るようにしている。

762小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:53:27
>>759-760
>>761(小林)

七篠に『魔物』の話を聞かされた時から今に至るまで、
多数の『スタンド使い達』に『助力』を求め、
可能な限りの手を尽くしてきた。
ある者には『連絡』を取り、
ある者は『広告』で呼び出しを掛け、
ある者は『金銭』で雇い入れた。
『計画』を立て、『準備』を進め、『実行』に移した。
自分に出来る範囲で、考えられる手段は全て使い切った。
その目的は『終わらない夏を終わらせる事』だ。
そして、今『ここ』に立っている。
だからこそ、心に『迷い』はない。

  「――……私は『夏』が好きですよ」

『魔物』を見つめながら、穏やかに微笑する。

  「ですが……」

  「『大切な人』がいなくなってしまっては、
   どんなに楽しいものでも『楽しくなくなります』」

  「『そういう人』が傍にいる間は……
   私も『夏』を楽しめません」

下に残った『小林の顔』を思い浮かべながら、
緩やかに一言ずつ言葉を繋ぐ。
これまで一切のコミュニケーションを拒んできた『魔物』が、
初めて『会話する姿勢』を見せた。
もはや後がなくなったせいかもしれない。
理由はどうあれ大きな進歩だ。
少しずつ歩み寄れば、
相互理解の糸口が掴める見込みはある。
『仲良くなろう』という訳ではない。
せめて『何故こうなったのか』を分かって欲しかった。
しかし、それは『十分な時間があれば』の話だ。
あらゆる意味で『一刻の猶予』もない。

  「『風物詩に変えられた人々』は、
   いつまでも『永遠』に……
   『楽しく過ごす事』が出来るかもしれません」

  「……『残された人々の命』には『限り』があります」

  「『愛する人と分かたれた悲しみ』に苦しみながら、
   残りの人生を過ごさなければならない……」

  「『夏を楽しみたい』という気持ちも、
   心の中から消えてしまうでしょう」
   
  「いいえ……『夏が嫌い』になってしまいます」

  「『夏』が来る度に、
   『辛い記憶』を思い出す事になるから……」

  「『計り知れない苦しみ』を抱えたまま、
   その人は『寿命』を終えるのです」

763小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:55:31
>>762

無謀とも言える『対話』を試みている理由は、
個人的な感情だけではない。
『加害者』である『魔物』ならば、
『被害者達の失ったもの』を、
少しでも取り戻せる可能性を考えたからだ。
同時に、果てしなく困難な選択であり、
途方もない『重さ』が伴う事を承知している。

  「『何人』も『何十人』も『何百人』も……」

  「『夏』が来て……
   あなたが誰かを『夏の風物詩』に変える度に、
   『夏を楽しめない人達』が、
   数え切れないほど生まれているのです」

  「『夏を楽しまない』のは……
   『愛する人を奪われたから』です」

  「……『夏が好きなあなた自身』が、
   大勢の『夏を楽しめない人達』を作っているのです」

『魔物』の行動原理が『夏を広める事』に集約されるならば、
その『一点』を揺さぶる。
一人が『夏』に囚われると、それに近しい多くの者達は、
『純粋に夏を楽しむ気持ち』を失ってしまう。
すなわち、『魔物』の『楽しさを拡大する行為』により、
それを遥かに上回る『楽しくない者達』が生まれている。
他でもない『魔物自身の行い』が、
『夏を楽しめない人間』を増やし続けているのだ。
万が一にも『崩せる可能性』があるとすれば、
おそらくは、この『パラドックス』を突くしかない。

  「『どうして夏を楽しまない』のか……」

  「その答えは――『あなたが夏を楽しめなくしたから』です」

この場に集まった仲間達も含めて、
『星見町に生きる全ての人間』の未来。
『魔物』を取り逃がせば、積み重ねた結果が水泡に帰し、
全員を『道連れ』にしてしまう事になる。
それだけは絶対に出来ない。
だから、話をするのは『これが最後』だ。
これで何も変わらなければ、
もう『予定通りにやる』しかなくなる。

764小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/03/30(水) 19:56:36
>>763

  「――……小林さん」

瞬間、飛来する『水槽』が視界に入る。
彼の判断は正しい。
『魔物からのコンタクト』がなければ、
そうしてもらうつもりでいたのだ。
自分自身、彼の『想い』は理解できた。
この場にいなくとも、何も言わずとも、心に伝わってくる。

         ス ゥ ッ

物事は常に『異なる側面』を併せ持つ。
一人に『永遠の夏を楽しませる事』が、
その何倍もの『夏を楽しめない者達』を作り出すように。
また、この場における『自分の考え』が、
『小林とは異なっていた』ように。
『対話』もそうだ。
方法は一つだけではない。
『言葉』で通じなければ『行動』で示す。
この世界は決して単純なものではない事を。

  「――『ごめんなさい』……」

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『達人の踏み込み(スB)』で瞬間的に間合いを詰め、
自ら『魔物』および『ラジカセ』に接近。
平行して『スーサイド・ライフ』を繰り出し、
『水槽』を弾き返す(パス精CBB)。
『水槽』を上回るスピードと精度なら困難ではないはず。
現在、『シヴァルリー』によって『殺傷力』は奪われている。
しかし、『ナイフ自体のダメージ』がないだけであって、
それを振るう腕の力は変化しない以上、迎撃は可能だ。

  ――治生さん……。

『小林の想い』は痛い程に分かる。
『愛する者を救おうとする行為』を妨げる事が、
どれほど罪深いものか。
十分に分かっている。
自分がやろうとしているのは『それ』だ。
何もかも理解した上で、『小林の攻撃』を全力で阻止する。

765鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/03/31(木) 17:21:32
>>759

「『悪いこと』だ。好きなものを広めようとすることは悪いことではない。
 だが有無を言わさずに相手の心を操作することは、それが良いものであれ悪いものであれ駄目なんだ」

とある一つのものが好きだとして、その気持ちを増幅させられて他のものを全て切り捨てることになれば
本人にとっては望まぬ結果になるだろう。何を選ぶか、どう生きるかを決めるのは最終的に本人なのだから。

「キミにそれだけ自信があるのなら、能力を解除して本人に訊ねてみればいい。永遠の命で、夏をずっと楽しみたいか、と。
 もしそれに頷くようなら、その人はそのままでいいかもしれない」

時間も残り少ない。押し問答をしている余裕はない。
だが、『水槽』を弾き返した小石川さんの行動を見て、しばし瞑目する。
自分の感情としては、小林さんの方に近いものがある。
しかしここまで来られたのは、小石川さんの働きが誰よりも大きい、と自分は感じている。

「・・・・・・・・・・」

この小石川さんの言葉が『夏の魔物』に届くことがなければ、もう始末するしかないだろう。
故に、この数秒だけは静かに成り行きを見守ることにしよう。

766『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:15:41
>>761(小林)
『櫓』から離れた『小林』自身は不測の事態に備え、
ライターを着火できる姿勢をとっている。

 ………

一方、『櫓』の上の塩水水槽の『リヴィング・イン・モーメント』は
『ラジカセ』を狙うべく一直線に行動を起こす。
これが決まれば、『悪夢のような夏』が終わり、『一抹』を救い出せる―――

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

           と………

突然、『邪魔』が入る。何者かに『塩水水槽』が弾かれ、
大きく明後日の方向へ跳んでいく。

『ラジカセ』に集中していた『塩水水槽』の視界からでは
何が起こったか分からなかったが、後方の『水槽』により、
『妨害者』の姿は明確に把握できた。

  その姿は………



               ―――『小石川』。

彼女の唇が、なにごとか話し続けているのは見て取れた。
その相手は果たして『夏の魔物』か、『小林』か―――

信頼できる仲間の突然の『裏切り行為』。
『小石川』自身になにか思うところがあるのか、
あるいは、『小林』が懸念していたとおり、
『夏の魔物』の『精神操作』にかかってしまったのか。

分からない事は多いが、いずれにせよ、今この瞬間において
『小石川』が『小林』の思いを妨害する存在となっているのは確かなようだ。

そんな彼女を前に、『小林』は、
『リヴィング・イン・モーメント』は、
いったいどうするべきなのか―――

767『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:17:27
>>763(小石川)

      ド ヒ ュ ゥ ッ ! !

『小石川』は『ナイフ』を用いる事で
高速の体捌きとなり『塩水水槽』を弾き落とす。
すべては『対話』の時間を稼ぐため―――

ただ、『リヴィング・イン・モーメント』には視覚情報しかないはずだ。
『小石川』や『鉄』の『声』が聞こえない『小林』には、
『小石川』の真意が読みとりづらいだろう。
いや、仮に真意が理解しても、『小林』の立場からは
『裏切り行為』と見なされる行為なのかもしれない………

 ………

『あいする人を うばわれた っていうけど』
『そのあいする人が 夏をたのしみたいから』
『ぼくがお手だいして たくさん夏をたのしめるようにしているんだよ』
『あいする人だって いうならその気もちを』
『大じにしてあげてもいいんじゃないかな』

『夏の魔物』は『小石川』の言葉に更に『反論』を書き連ねていく。

『でも ごめんね』
『ほんとうは もっとたくさん』
『いちどに なつをたのしませてあげれば』
『みんな びょうどうに たのしませてあげられたのに』

『また つぎのなつ』『こんどは おねえちゃんに』
『あいするひとをうしなったひとたちに』
『いちどに【なつをたのしませる】 ことが で来るよう がんばってみるからね』

 ………

これは現実で言えば、『宗教勧誘』する『狂信者』との問答に近いか。

『あなたの洗脳のような宗教勧誘のせいで愛する人が
 宗教にのめり込み、その周辺で日々を楽しめなくなった人たちが大勢いる。
 【楽しい者たち】を増やしたいと言いながら、
 結果的に【楽しくない者】たちを増やし続けている』

              と『狂信者』に訴えたら、

『愛する人というなら、宗教に入ったその選択を尊重してあげたらどうですか?
 私に皆を一度に勧誘するほどの力がないのは申し訳ありません。
 これから力を蓄えて、愛する人を失った【楽しくない者たち】が
 【楽しい者たち】になれるよう頑張って勧誘していきます』

                 と返されたような形………

768『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/03/31(木) 22:21:46
>>765(鉄)

『良いものでも悪いものでも有無を言わさず心を操作するのは駄目』

『鉄』の伝える『正論』―――
しかし、『夏の魔物』は首を傾げる。

『いいものであっても』『なんで だ目なのか』『ぼくにはわからないよ』

『なつの風ぶつしから』『もどすのはかんたんだよ』
『でも ぜん員が 一どに もどっちゃうんだ』
『それでやっぱり』『みんなが ずっとたのしみたいって言っても』
『またなつの風ぶつしにもどるのは』
『さい初からになっちゃうから』『きがるにはためせないよ』

『説得』自体はまるで進まなかったが、
『解除』自体は出来る事、その場合、『全解除』になる事は聞けた。

ただ、このまま、ただ『説得』にあたってもラチが明かないだろう。

>小石川&鉄

現実の『狂信者の説得』も長い期間をかけて、じっくりと説得するのが通例だ。
更に今回、相手は『人間』ではない『異形の存在』。
短期間での『説得』は、よほどの『説得力』のある言葉か、
さもなくば『夏の魔物』に負けないくらい
超常的な『アクロバットな方法』が必要か―――

これまでに出会ったたくさんの『協力者』と、彼らと一緒に『行った事』を思い出す。
『協力者』達との行動を無駄にしない『決断』をしていかなければならない。

『被害者に夏を楽しむ心があった』という事には
能力上、『夏の魔物』に確信があるようだ。
ただ、『夏の風物詩になってまで夏を楽しみたいかどうか』と
いう事に関しては怪しいものだ。
そこを突いた『鉄』の説得は悪くない路線だったのかもしれない。

とはいえ、『夏の魔物』が解除を拒否した以上、
直接的にそれを『確かめる術』はない。
『一抹』や暗躍している『エド・サンズ』絡みの事を
主張するのも悪くはないが、全体の中ではあくまで
『レアケース』と捉えられてしまうのがオチか。

『真実の判断』を下せる神のような存在がいれば話は別だが、
仮にそんなものが居たとしても、
無邪気な『小学生』のような心性を持つ
『夏の魔物』にそれを信じさせることが出来るのかどうか―――

『小石川』と『鉄』は『指』から身体を再生させた身。
とはいえ、最低限の衣服と『携帯した日用品』を持った状態での『復活』だ。
所持品に事態を劇的に変える『魔法の品』などがあればいいのだが………
基本的にはあくまで持ってきた『日用品』。
何も考えずに、『夏の魔物』を説得できるような代物はないだろう。

『魔物が去る夏の終わり』という目に見えない『時間制限』がある………
『説得』が功を奏さず、他にやれる事も見出せないのであれば、
速やかに『目的』を達成する方向へと向かっていくべきか………

769小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:04:16
>>(薬師丸)

スマートフォンを取り出し、『薬師丸』に『メッセージ』を送る。

     『目の前』に『夏の魔物』がいます

       私は『魔物』を『説得』します

         『幸運』を祈って下さい

具体的に何かをしてもらいたいとは言わない。
彼女の能力を詳しくは知らないし、
この状況で援護が出来るとは思っていない。
ただ、今は『幸運の女神』に見守っていて欲しい。

770小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:05:47
>>769

左手の『スーサイド・ライフ』を下ろし、『魔物』に向き直る。

  「『夏が来た』という感覚、『夏が去る』という感覚……」

  「それらも立派な『夏の一部』です」

  「『永遠の夏』には『始まり』も『終わり』もありません」

  「『永遠に夏のまま』では……
   『夏の始まりの爽やかさ』も、
   『夏の終わりの余韻』も分からなくなります」

  「『大事な部分が欠けてしまった夏』は……
   『本当の夏』と言えるでしょうか?」

『他の季節』という比較対象があるから、
人々は『夏』を意識する。
『夏の到来』を喜び、『夏の終焉』を惜しむ。
『永遠に続く夏』と言うと『完全無欠』に聞こえるが、
実際は違う。
『始まり』もなければ『終わり』もない『永遠の夏』は、
『夏としての重要な部分』が欠落した『不完全な夏』だ。
『魔物の夏』には、『足りないもの』がまだある。

  「――ずっと『一人』でいると、
   いつの間にか忘れてしまう事があります……」

スマートフォンをしまい、
『魔物』に向けて静かに『右手』を伸ばす。
スタンドを『シヴァルリー』に『貸している』が、
その状態でも『能力』は使える。
『物理的な干渉』が可能となった今、
『本体以外』を『解体』する『ビー・ハート』を発現し、
『魔物』の全身をバラバラに切り刻めば、
一切の抵抗を封じる事くらいは出来るだろう。

  「……『とても大切な事』です」

伸ばした右手を開き、そっと『魔物の肩』に触れる。
これまで出会った沢山の協力者達。
それが『永遠の夏』に対する『答え』だ。

  「『一緒に夏を楽しみましょう』」

  「『花火』も『屋台』もなくなってしまいましたが――」

  「私と一緒に『盆踊り』を見ませんか?」

  「『一人』よりも『二人』の方が楽しいですから……」

771小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:07:24
>>770

穏やかに『魔物』に語りかけ、
眼下に広がる『盆踊りの輪』を見下ろす。
『櫓の下に残った仲間達』も見えるだろう。
『和装』ではあるが、
この身を包む『黒い着物』は『喪服』であり、
『夏祭りの装い』とは根本的に異なるものだ。
ただ、もしかすると、
『この場に相応しい服装』だったのかもしれない。
『一つの最期を見届ける』という意味でも。

  夜空に星があるように 人の心に星がある

  頭上に散らばる星々は 地上に息づく人の数

    人は星 星は人 町は空 空は町

   人が集まり町になり 星が集まり空になる

    地上に星が集う町 ここは星見町

子守歌を歌うような声色で、
『ラジカセ』から流れる『星見音頭』を口ずさむ。

  「一緒に海で泳いだり、一緒にキャンプをしたり、
   一緒にアイスクリームを食べたり……」

『魔物』は『夏を楽しむ心』を肥大化させ、
その経過を『観察』し続けてきたが、
『誰かと一緒に夏を楽しむ事』をしていない。

  「『皆で過ごす夏』は、『一人で過ごす夏』よりも、
   『もっと楽しい』ものです」

『魔物が語る夏の楽しさ』は、ほんの一面に過ぎない。
様々な物事が多面的であるように、
『夏の楽しみ方』も無数に存在する。
『夏の魔物』の被害者達は、『夏』を満喫する事に囚われ、
やがて『夏そのもの』と化す。
だが、『夏の楽しさ』というのは、
『一人で夏を満喫する事』に終始するものとは思わない。
『夏の楽しみ』というものに順位を与えるなら、
『一人の夏』よりも、ずっと強いものがある。

  「誰もいない家に一人で泊まる『帰省旅行』はありません」

  「一人きりで宿に泊まる『林間学校』はありません」

『夏の催し』――とりわけ『夏休みのイベント』の多くは、
『一人』では出来ない。
『夏のクリスマス』も同じ。
『町全体』が一丸となって作り上げたものだ。
『魔物が単独で作り上げた夏』は強大だったが、
『皆で作り上げた冬』の前に敗れた。
『一人で楽しむ』よりも『皆で楽しむ』方が『楽しみ』は大きい。

772小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:08:50
>>771

  「『一人でするラジオ体操』より『皆でするラジオ体操』。
   『一人でするスイカ割り』より『皆でするスイカ割り』。
   『一人でする肝試し』より『皆でする肝試し』」

  「『夏』を過ごす中で友達と交流を深めたり、
   出会った事のなかった新しい友達を作ったり……」

  「……『夏』は沢山の人と『楽しさを共有できる季節』です」

  「それが『限りある夏』だったとしても、
   『交流』や『出会い』のない『永遠の夏』より、
   もっと大きな『価値』があります」

  「『夏の風物詩』になってしまえば、
   そこで止まってしまいます」

  「もう二度と……
   『夏を共有する楽しさ』を得る事は出来ません」

『魔物が信じる夏の楽しさ』を否定しない。
『それ以上の楽しさ』がある事を訴える。
狭い世界に閉じ篭り、
『他者との関わり』を排除してしまっていては、
決して体験する事の出来ない『現実の夏の楽しさ』を。

  「『夏』は『皆で楽しむもの』です」

  「『家族』や『友達』や『好きな人』……」

  「『一人で夏を満喫する』より、
   『皆で夏を満喫する』方が楽しいと思いませんか?」

  「『永遠の夏』の代わりに、
   『現実の夏の楽しさ』を失ってしまうのは、
   とても……とても『勿体ない事』です」

既知の人と交流を深める者がいれば、
知らない人と新たに出会う者もいる。
いずれも、『風物詩となってしまった者達』には、
『二度と味わえない夏』だ。
もちろん『一人きりで過ごす夏』もあるだろうが、
四季の中でも特に『夏』という季節は、
自分以外の人間と交わる機会が多いからこそ、
より一層の輝きを放つ。
『人と人の関わり』による『楽しさの共有』こそが、
『夏を過ごす者』にとって最大の『醍醐味』であり、
『現実の夏にしかない楽しさ』と呼べるはず。
『一人の人間』として、『現実の夏』を生きなければ、
決して経験する事は出来ない『宝物』だ。

773小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/01(金) 15:10:24
>>772

  「……私は『小石川文子』という名前です」

『魔物』を攻撃するつもりはなく、『ラジカセ』も破壊しない。
自分の手で終わらせる事も考えていたが、
話し掛けてきた相手を『力』で退ける事は、
どうしても出来なかった。
ただし、『仲間達の行動』を止める事もしない。
先程は阻止したものの、
小林や鉄が『当初の目的』を果たすのなら、
それでも構わない。
だが、自分は最後の瞬間まで『説得』を続ける。

  「――『あなたの名前』を教えてくれませんか?」

この存在は『夏の魔物』と呼ばれている。
それは『名前』ではない。
一方的な『通り名』に過ぎないのだ。
『本体の名前』があるのか、
それとも『能力としての名前』があるだけなのか。
ただ、『夏の終わり』を迎える前に、
それだけは知っておきたかった。

  「『皆で楽しむ』から――『夏は楽しい』のですよ……」

  「……お互いに『名前』を知ったなら私達は『友達』です」

『楽しさを共有できる人』がいないなら、この瞬間だけは、
せめて私が『魔物』に寄り添いたい。

774小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/01(金) 15:54:43
>>766

「――――――――ぁ…………?」

『水槽』が、弾かれた。これに対しては、まだラジカセ自体に
不可視のバリアめいたもので防御がされてるのだろう。そう推測も
出来る。魔物がそう簡単に破壊を許しなどしないだろうと納得もある。
 だが、次の瞬間に後方で階段で待機してた水槽も同時に浮かばせ
ラジカセの防護に、対応しようとしたからこそ視認した『事実』に
驚きの声を小林は上げざるを得なかった。受け止めた視覚情報の顛末に対して
理解が一瞬脳を追いつかなかったのだ。

(――『小石川さん』……が、制止した?)


何故だ? 洗脳?? いや、それなら鉄さん含めて水槽を破壊するだろう。
ノートの文字を肉眼で見た瞬間がトリガーなら、その方が手っ取り早い。

じゃあ、自分の意思で?? 

凝視するように水槽のブリキ金魚たる核を動かして小石川に視点を移動する。
唇が魔物へ向かって動く。――――説得???

(馬鹿な)

通る筈がない。ただ、夏を楽しむ。それだけのみに重点を置く
自動操縦に近しい存在が言葉で止まる筈が無い。

蓮谷兄弟 他にも風物詩となった以前の犠牲者 
今年の犠牲者である氷山さんと言う方 そして、一抹君。
皆の嘆きを無為にするつもりなのか?

その時、ノートの文面が階段より魔物を警戒する水槽から読み取れる。

>『また つぎのなつ』『こんどは おねえちゃんに』
>『あいするひとをうしなったひとたちに』
>『いちどに【なつをたのしませる】 ことが で来るよう がんばってみるからね』

>『また つぎのなつ』

>『また つぎのなつ』

>『また つぎのなつ』

(また     だと?)

瞬間、小石川さんに対する憤りに似た熱や、魔物の異変を封じれなかった
焦燥全てが一気に冷え込んだ。

775小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/01(金) 16:10:19
>>774

『……現状 この魔物が記す情報は全て真実と考えるべき』
  キュルキュルキュル

『なら、魔物が【また】と記すならば、それは【真実】だ
この魔物には、ラジカセを破壊しても【再び現象を継続出来る】』

ラジカセを破壊すれば、一先ずは一松君を、他の者を
救う事は出来るだろう。

だが【その先】だ。アリーナなり大組織がいずれ此処の地を監視
するとしても、この存在を永遠に見守り続けるのは困難だろう。

『鉄さん……【ノート】を一旦、攻撃……または奪取
可能ですか? ラジカセまで、水槽は辿り着かせるのは容易。
 だが小石川さんに考えがあるなら、まだ破壊しません。
然しながら容認出来るのは【一度】だけ。それでも魔物の
反応が変わらないのなら容赦なくラジカセに水槽を降らせます』

鉄さんにも呼びかけつつ『ノート奪取』へ行動を起こす。

階段の『メントスコーラ入り水槽』を鉄さんと同行させるように動かして
『塩水入り水槽』はラジカセに再び移動。解除は、まだしない……。

776鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/01(金) 22:20:02
>>766-768

「『夏』にも色々な楽しみがあるのは分かるかい?色々な『夏』が好きな人に、
 『祭り』だけを大好きにさせて、他の楽しみに目を向けられなくすることは良いことか?」

「だが、まぁ理解できなくても構わない」

『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』の殺傷力を用いて、一本の『脇差』を作り出す。
これら二振の殺傷力でも十分であろうが、彼女の能力そのままの姿で彼を倒すのは忍びない。

「キミが自分の行為に、何一つ間違いがないと思うのなら。あるいは
 間違っているかもしれないが、それを確かめるための行為を『気軽』だと言うのなら」
「オレとキミとでは『価値観』が違うのだろう。残念だ」

『ラジカセ』へと歩みを進める。

>>774-775

「子供ならば、自らの『消滅』が理解できないのも有り得る話でしょう」
「万が一、まだ『策』があるのならば。早々に追い詰めて、それを出させるべきだと自分は考えます」

先程、自分は数秒だけ成り行きを見守ると誓った。だからこそ、それ以上は『ない』。
この小石川さんの説得も全く通じないのであれば、『ラジカセ』を斬り、
逃げ場をなくした『夏の魔物』の首を斬り、存在しているようならば『ノート』も斬る。
それで夏は終わりだ。

777薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/02(土) 20:19:40
>>769(小石川)
>GM

             「……ん」

「説得……説得ねぇ〜え。どういう状況なのかしら。
 あんたみたいなタイプがそれ以上、事情も言わないってことは、
 よっぽど今起きてる何かってやつが切羽詰まってるんだろうね」

―――――薬師丸幸はこの事象に深くかかわっていない。
知っている夏の魔物とは『危険なスタンド』以上の何かでは、ない。

魔なる物とは、自分達とは決定的に違う何かだ。
それは『無垢な子供』を説得するのとは全く訳が違う。
撃破ならわかりやすい。運よく撃破は『ありえる』。
だが、『運良く説得できる』などという事は普通ない。

「説得なんてやつに、『神頼み』なんてやつを使うくらいだもん。
 頑張ったあんたがそこまでして生かしたいなら、手伝っても良い」

「ただし、別料金でね」

『こちら側の常識が無い』からといって、子供ではない。
『あちら側の常識』を理解した上で説き伏せなければならない。
また、あえて説き伏せる以上は生かしたいのだろうが、
スタンドが『ありかた』を変える時、その存在が続くのかも怪しい。

              ・・・限りなく『無理』が多い話だ。

薬師丸がもしその場にいたなら――――事情を聴いてなお『小石川を制止した』。
幸運を最大限祈り、『ラジカセの破壊』の為に己のスタンドを振るっただろう。

                         ――――だが。

意見が正しいかどうかとは別の話で。
この件に『小石川』が尽力している事を知っていて。
既に報酬も貰っている。そいつが自分の『幸運』を頼ってきたのだ。

        幸運を売る薬師丸はハッピーエンドを愛している。
        それを望む者を無碍にする気はない。『別料金で』だが。

(ま、結局のところ、どういう状況かは分からないけど、
 あんた一人で突撃するようなタイプでもないでしょ。
 私が祈るのは。『説得』が『なんとなく上手くいく』ことじゃあなくって)

『レディ・リン』を発現。自分自身に『3つの鈴』を発現して『幸運を呼ぶ』。
『小石川』――――『小石川と、その傍にいる者達』にとっての幸運を、ただ祈ろう。
幸運とはこの世界の風向きであり個々人の利害を超えた領域にある力だ。
小石川のやり方に『理』があるなら――――きっと、その背を押してくれる。

(――――あんたが『説得したことを後悔しない』終わり方だ)

彼女の説得内容自体も、薬師丸は知る由もないが、きっと正しい。
『永遠の夏』にあって、被害者が胸躍らせた『夏の楽しさ』に無いもの。
すなわち『夏の魔物のやり方では夏を楽しませられない事』の証明だ。

とはいえ、『他者の不在』は『風物詩化した人間は他人とつながりのない夏を過ごす』という前提の上での話。
『実は風物詩化した人たちは夏世界に全員集合してみんなで夏を楽しんでます』と言われれば瓦解する。
それでも、『終わりも始まりも無い夏を望んでいた者など、まずいない』というのは、紛れもない事実のはずだが……

                                  ――――見えない情報は運しだい、だ。

778『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:01:33
>>769-773(小石川)

『小石川』は、『夏の魔物』に向き直り、切々と自分の思いを伝えていく。

『独りで楽しめない夏もある』『一緒に夏を楽しもう』

その後、『盆踊り』を初めとした沢山の『共に楽しむ夏』を提示していき、
最後には『友達』になろうとの提案をする。

『夏の魔物』を憎む『小林』が聞いたら卒倒しそうな、
『夏の魔物』に寄り添った言葉の群れ。
この時ばかりは『リヴィング・イン・モーメント』に聴覚がなくて良かったのかもしれない。

最終的にに『小石川』は『寄り添う』形での『説得』を試みる。

 ………

『おねえちゃんは とてもたくさんの なつのたのしみ方を知っているんだね』

『夏の魔物』が感銘を受けたようにノートに文字を書き連ねる。

『ただ おねえちゃんに な前があるように』
『ぼくにも な前がある』

     『サマー・フォーエヴァー』

『みんなのなつへのおもいをよりあつめて』
『えいえんのなつを ぷれぜんとするためのそんざいだよ』

『みんながなつをえいえんに たのしむのを』
『かんさつしてきろくするのが』『ぼくの一ばんのたのしみ』
『ぼく自しんがなつじたいをたのしむひつようはないんだ』

『なつのはじまりと』『なつのおわりが』『いいというはなし は』『ぼくにはわからないな』
『たのしいことは ずっとつづくのがいいに きまっているとおもわない?』

『それに』『みんなですごすなつが ひとりですごすなつより もっとたのしいのなら』
『やっぱり』『もっとたくさんのひとをここにあつめて』
『えいえんになつをすごしてもらわないとね』

『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』
『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』
『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』『みんな』

     『えいえんのなつをのぞんでいるにちがいなんだから』

『夏の魔物』―――『サマー・フォーエヴァー』。
名前のとおり、『被害者』達の『永遠の夏への思い』を狂信的に信じ抜く存在。

                 ………

『まあ おねえちゃんがいう きもだめし とかはたのしそうだけどね』

  『なつのかいだんは ぼくもすきだよ はな子さん とか』

            『こっくりさん とかね』

『理外の存在』だが『小学生』のような『無邪気な感性』も併せ持つ………

779『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:04:20
>>774-776(鉄、小林)

 『小石川』と『サマー・フォーエヴァー』の会話はうまく嵌らない。
 こうなれば、もう、『討つ』しかないのだろう。
 『鉄』が構えるのは、一本の『脇差』。
 『小林』は『ノート奪取』を狙うが、『鉄』はすでに『先』まで行動しようとしていた。

 まずは、『ラジカセ』に―――『一閃』。


   ………と。

                ガッ

            グウウッ

設営が甘かったのか『櫓』の床の一部にくぼみが出来ており、『鉄』はそこに足をとられてしまう。
そして『鉄』が態勢を崩した先には『小林』が『鉄』と同行させていた『水槽』。
『鉄』が体当たりしたような形となり、 『水槽』は少し吹っ飛んでしまう。

『鉄』と『小林』にとって『不運な出来事』―――
しかし、『サマー・フォーエヴァーにとっては幸運』か。

『サマー・フォーエヴァー』は慌てて『ラジカセ』を抱えるような形で持つ。
その様子から『サマー・フォーエヴァー』のなんらかの『策略』といった感じではなさそうだ。
抱えられたことで『リヴィング・イン・モ―メント』の『ラジカセ』への奇襲もやりづらくなった。

とはいえ、こんな事態はそうは続かないだろう。
『鉄』が態勢を整え、再度、『ラジカセ』や
『サマー・フォーエヴァー』に切りかかれば、それで―――『終わり』だ。

>小石川

『小石川』は『寄り添う』事は出来たかもしれないが―――『説得』は実らなかった。

その一方、『鉄』と『リヴィング・イン・モーメント』が不運に見舞われ、
『サマー・フォーエヴァー』への『トドメ』は少しだけ延長された。

『小石川』は、ふと『薬師丸』の事を思い出す。

>私は『魔物』を『説得』します

>『幸運』を祈って下さい

この言葉を『薬師丸』が叶えてくれたのならば、
『鉄』達の『不運』は、『説得の時間を増やす』という
小石川への『幸運』だったのかもしれない。

ただ、『幸運』も永遠には続かないだろう。
本当に『説得』の道があるのかどうかすら不明………

最後のチャンスに賭け、更なる『説得』のためのなにかをするのもよし。
ここを潮時とし、『仲間』に任せるのも、自ら『破壊』に進むのもよし。

あとは、『小石川』の選択次第―――

780『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/02(土) 23:07:05
>>777(薬師丸)

『薬師丸 幸』は突然の『小石川』のメッセージに思考を巡らせる。
彼女はついに『夏の魔物』と対峙し、そしてなぜか『説得』に当たろうとしているらしい。

既に『薬師丸 幸』は『小石川』からは報酬を貰っているが、
更なる『薬師丸の力』を借りるのは『別』の『料金』が必要―――

『幸運』だとか『神頼み』だとかいう『卓越した力』を確実に用いたい場合は、『お金がかかる』。
世知辛い話だが、それは止むを得ない事なのかもしれない。

それにしても『メッセージ』だけ、というのはすこし味気ない。
今の時代、『スマホ』があり、『連絡先』のやりとりがあるのならば、
『音声』どころかいわゆる『テレビ電話』なども簡単に行える。
もちろん、今更、『テレビ電話』を『薬師丸 幸』と行っても
『幸運』は見て伝わるものではないので、状況は変わらないだろうが―――

『薬師丸 幸』は能力を用い『小石川と、その傍にいる者』の
『幸運』を『自らの考察』とともに祈る。

『ハッピーエンド』が齎されればいい。それがどんな形であれ。

781小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:40:48
>>778-780

自分の抱く『理想』は、確かな『現実』の上に成り立ち、
非現実的な『夢想』とは違う。
『叶った願いの数』を『名のある星の数』とするなら、
『叶わなかった願い』は『名もなき星の数』。
もし全ての願いが叶うなら、『彼』も救われていたはず。
世界は『名もなき星』で溢れている。
同時に、この町には『名のある星』も生まれるだろう。
『魔物』が消滅すれば、憑依された人々は救われ、
その家族や友人達も救われる。
『魔物』との戦いの『決着』であり、
『被害者達』にとって一つの『解決』であり、
町全体を巻き込む『事件』そのものの『終幕』だ。

  「――……」

長年に渡り、『魔物』は多くの人々を苦しめた。
『心を弄ぶ行為』は許されない事であり、
その『報い』が与えられるのは当然の帰結。
『加害者』である『魔物』の肩を持つ事も、
『同罪』に当たるのかもしれない。
そうだとしても、『全員』が救われる結末を望んだ。
無論、『被害者達の救済』が第一であり、
そのために幾つもの難関を乗り越えてきた。
ただ、ほんの僅かでも可能性があるのなら、
それに賭けたかった。
結果として、その願いが『名もなき星』になったとしても。

  「ええ……」

『スタンド』には『本体』がいる。
『本体のないスタンド』であっても、
ある日突然何もない所から湧いて来たりはしない。
『スタンド』が『精神に由来するもの』である以上、
そこには必ず『根源』が存在する。
その根源を救いたかった。
ここで『力』で捻じ伏せてしまえば、それは『魔物』と同じ。
仮にも『対話』を持ち掛けてきた相手だ。
だからこそ『説得』だけで終わらせたかった。

  「『これからも夏を楽しませて下さい』」

そして、『小石川文子』は『自らの選択』を貫き通す。

  「――『その先』も……」

『魔物』は被害者達に、
『夏を楽しむ気持ちがある』と信じている。
だからこそ『魔物』は、彼らに『永遠の夏』を与えた。
しかし、『永遠の夏』には決定的な『穴』がある。

  「『来年の夏』も――」

『永遠』というのは、言い換えれば『変化がない』。
詰まるところ『永遠の夏』とは、
『今の夏』の『コピー』に過ぎない。
たとえるなら『2000年の夏』を『リピート』しているのと同じ。
そこには『2001年の夏』も『2002年の夏』も存在しない。
『今の夏の繰り返し』は『未来の夏の否定』に他ならない。

  「『再来年の夏』も――」

『魔物』は『次の夏』と言ったが、被害者に『次の夏』はない。
ただ機械的に『今の夏』を繰り返すだけ。
『夏』に限らず、『季節』は常に変化していくものだ。
『時代の変化』と共に『新しい楽しみ方』が生まれていく。
たとえば、『1970年の夏』と『2020年の夏』は全く違う。
文化レベルの変化だけではなく、環境の変化も含め、
暑い夏もあれば涼しい夏もある。
『全く同じ夏』は一つとして存在しておらず、
『魔物の夏』は『全ての夏』を網羅するには到底足りない。

  「『その次の夏』も――」

『夏を楽しませたい魔物』が『次の夏』を奪っている。
『夏の全面的な肯定』が『夏の魔物』の存在意義。
『今の夏』さえあれば『次の夏』は要らないというのなら、
それは大いなる『矛盾』だ。
『たった一つの夏』のために、
『それ以外の全ての夏』を犠牲にしている。
『夏を愛する者』が『夏』を『否定』している。

782小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:42:12
>>781

  「『その次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

  「『その次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の次の夏』も」

783小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/03(日) 18:43:16
>>782

『永遠の夏』とは『永遠の停滞』。
『停滞した夏』には、
『次の夏』も『次の次の夏』も『次の次の次の夏』も訪れない。
真に『永遠の夏』があるとすれば、
それは『次の夏』に向かって絶えず歩み続ける『現実の夏』だ。

  「この世の『全ての人』に、
   『全ての夏』を『楽しませ続けて』下さい」

『そのための方法』は『一つ』しかない。
『能力』を解除し、『被害者達』を解放する事だ。
これは『最後の賭け』。
もし失敗したなら、自らの『力不足』として、
その事実を受け入れる。
だからこそ、もう『逃げ道』は与えない。

  「その前に――
   『確認』しなければいけない事があります……」

        ドヒュッ! ドヒュゥッ!

一瞬、両目を伏せ、自らに課した『禁』を破る。
袖の中に隠しておいた『小指』を発射(パス精DCC×2)。
『魔物の目』を突くか、それが出来なければ『単純に押す』。
これが『第一』。
流れるように淀みなく、『第二』に移行する。

    スラァァァァァ――――――z______

事前に切り離し済みの『右手』を飛ばし、
間髪入れず『ビー・ハート』を発現。
即座に『魔物の両腕』を切り落とす(パス精DCC)。
重力に従い、『ラジカセ』も床の上に落下するだろう。

        ドンッ!

               ドンッ!

すかさず『魔物の両腕』を『操作(パス精DCC×2)』。
『魔物』を突き飛ばし、『ラジカセ』から引き離す。
これで『第三』が終了する。
反応する暇も残さない。
『部位』を駆使した『単独連携戦術』こそが、
『スーサイド・ライフ』の真髄。

  「『彼ら』が本当に『夏の風物詩』になる事を望んでいるか……」

  「……『彼ら自身』に尋ねてみましょう」

  「『解除』していただけますか?」

『魔物』は『気軽には試せない』と答えた。
では、『気軽ではない状況』ならどうか。
『魔物』が余裕の態度を崩さないのは、
『自分は安全だ』と思っているからだろう。
『そうではない事』を教える。
極めてシンプルな方法で。

  「――『今すぐ』に」

『ラジカセ』の前に佇み、
『スーサイド・ライフ』の刃先を『ラジカセ』に向ける。
慌てて『ラジカセ』を抱えたという事は、
当然『ラジカセの破壊』を恐れていると考えられる。
つまりは『人質』だ。
実際には『殺傷力』は喪失しているが、
直前に腕を切り落として見せたのだ。
『壊せる』と思わせるには十分すぎる。
『通常の説得』が困難であると分かった以上、
行動を起こす事に躊躇いはない。
ただ、出来る事なら避けたかった。

  「『解除する』か『ラジカセを壊される』か……」

  「……『お好きな方』を選んで下さい」

もし『解除』しなければ、『ラジカセは破壊される』と通告する。
ここまでのやり取りも決して無駄ではない。
『魔物』を『説得』するためには、
『現実』を見せるしかないと確信した。
すなわち『被害者達の本心』を聞かせる事だ。
だが、『魔物』は『解除する気がない』。
それならば、どうするか。
徹底的に追い込んで、『解除する気』になってもらう。

     『小石川文子』は――『甘くはない』。

784『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/04(月) 01:48:08
>>781-783(小石川)

『幸運にも』、もう少しだけ『説得の時間』が出来たため、
『小石川』は最後の『説得』に注力する。

『永遠の夏』―――だがそれは次に発展しない『止まった夏』。
『未来の夏』を楽しんでもらう為に『解除』を望む『小石川』は『正しい』。

 『………』

しかし、その思いは『サマー・フォーエヴァー』に『理解されない』ようだ。
『サマー・フォーエヴァ―』の名を冠する『夏の魔物』にとって、
『永遠の夏』は自らの存在そのもの、『根幹』なのだろう。
その部分の否定は大げさに言えば『生命の否定』―――
たとえば『小石川』達『一行』が、いまさら『単純な説得』だけで
『永遠の夏を認め、一抹や氷山の解放を諦める』事などあるだろうか?
『サマー・フォーエヴァー』の『単純な説得』の『困難さ』はそれと同程度、
と思えば分かりやすいかもしれない。

『サマー・フォーエヴァー』の主張を総合すると、
『永遠の夏を、夏を望む人々すべての者に与える"善意"の存在』
自身の事をそう捉えているようだ。

根幹概念である『永遠の夏』自体の『否定』は困難―――

であれば、焦点は『すべての者が永遠の夏を望んでいたかどうか?』となる。
そこを『否定』できる明確な『証拠』を提示できるのならば、あるいは
『サマー・フォーエヴァー』の『改心』が狙えるかもしれない。

 ドヒュッ! ドヒュゥッ!

      スラァァァァァ――――――z______


        ドンッ!

               ドンッ!


『禁』を破り、『小石川』がとったのは『魔物の両腕』の切断。
落ちた『ラジカセ』を確保し、『小石川』の言葉だけの
『説得』は、人質を用いた『脅迫』へと形を変えていく―――

 ………

     ―――わずかな時間が過ぎた。

『サマー・フォーエヴァー』の意思は確認できない。
『両腕』を切ってしまえば『ノート』を書けないからだ。
『ノート』自体は『両腕』を切った時点で『消滅』した。
『スタンドヴィジョン』のごとく自由に出し入れできるものなのかもしれない。

『解除』は―――
『夏祭り空間』になんの異変も無い以上、おそらくされていないのだろう。

                  ………

『サマー・フォーエヴァー』にとってみれば何十年もかけて
コツコツと『永遠の夏』を与える『善行』を行ってきたのに、
いきなりやってきた自らの存在を脅かす『闖入者』に
『あなたの善行は、相手が望んでいないかもしれない。
解除して、すべて無かったことにして、相手に望んでいるかどうか訊いてみよう』
と提案されたような形か。
解除してしまったら何十年もかけて行ってきた『救済』がゼロになってしまう。
『気軽には出来ない』と断ったら『ラジカセ』という
『生命に近しいもの』を人質にされて『脅迫』されている………

『サマー・フォーエヴァー』には『夏を求める人に永遠の夏を広めていく』という使命がある。
そこに無理やり、『救済』をゼロにするような脅しをかけられた事で
『殉教者』のような『やるならやれ』といった頑な態度を引き出してしまったか―――
『対話』の『象徴』である『ノート利用』を封じられたのも、この態度の一因かもしれない。

                    ………

さて、ここからは『拷問』でも始めるか、
あるいは一思いに『滅ぼす』か。

 『撃退』できれば、それで、終わる―――

【今夏で『夏の魔物』を撃退できたとして、また来年の夏以降に現れる事はない】

 『小石川』はその『事実』を確信をもって『知ることが出来ている』のだから。

>鉄&リヴィング・イン・モーメント

『鉄』および『リヴィング・イン・モーメント』が
態勢を整えると、事態は進展していた。

『小石川』が自らのナイフで
『サマー・フォーエヴァー』の両腕を切りとり、
『ラジカゼ』を確保していたのだ。

『小石川』もようやく踏ん切りがついたのかもしれない。
トドメは『小石川』に任せてもいいのかもしれないし、
あるいは『鉄』や『リヴィング・イン・モーメント』が動くのもいいだろう。

もちろん、他の行動をしても何も問題はない。
『最終局面』において、すべてが自由だ。

785小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 03:19:50
>>784(質問)

・その『ラジカセ』には『Electric Canary Garden』のチャンネルへ
切り替える機能は存在しますか?

786『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/05(火) 05:56:39
>>785(回答)
見た目は『おばあちゃん家』にありそうな、なんの変哲もない『ラジカセ』。
『ラジカセ』なので『チューナー』はついている。
『ラッコ』が『Electric Canary Garden』を聴いていたし電波自体は届いているのだろう。
ただ、『故障』しているかもしれないし、最終的にはやってみないと分からない。

787小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 10:17:56
>>786(回答に感謝を)
>>784

『夏の魔物を倒せたとして、その後 どうなるんだろうな』

そんな会話をしたのは、先発隊で調査に出た方たちの情報を親友が共有して
大多数の町のスタンド使いに助力を集ってた何時頃だったか。

『いやさ。まだ調査段階だが、今回のスタンド事象って
だいぶ特殊だろ? 人間を別の物体に変化する。更に弱点といった弱点も
明確に存在するのかも不明。ジョーが以前に話してた幼少の頃に遭遇した子の時さ
かなりきつい体験したんだろ? アレ見たいに、夏の魔物に色々弄られたのって
正常に戻れんのかなって……ちょっと思ったんだ』

小石川さんが『夏の魔物』へ会話。否、説得をしてるのを見つつ
そんな回想がふと頭の中で思い出された。

この家で、住居者である高齢の婦人が居た間で邂逅した幻影。
 それは私の過去の現身であったものの。確かに今現在『水槽』で
直視してる魔物とも妙な相似を感じる。……ならば

pi

スマホを取り出し『鉄さん』に通話する。水槽では会話は一応出来るが
聴覚の共有が無い為に手間が掛かる。今も鳴り響く『ラジカセ』の星見音頭と
櫓を踊り回る盆踊りの者達の足音で外側から会話も出来ない。

鉄さんから、小石川さんの『説得』の内容を聞き。成程と相槌うちつつ
思考する。自身は一片の慈悲すらなく討とうとしたが小石川さんらしいと
言えばらしい行動だ。自分も思考してみる

(『ラジカセ』……魔物の心臓部、手は斬り飛ばし既に詰めの段階。
…………然し、親友が仄めかした事と私の過去を比較すると……このまま
魔物を消滅させても、その呪いと言うか無理に絡まった糸を断ち切るのは
謂わば後遺症を他の者……そう一抹君にも私と同じ過去の苦しみを……)

仮定であり可能性の域を出ない。だが、以前に夢の中で半ば殺され
空白の記憶を体験してる自身からすれば妄想と一笑は出来ない。

考えを纏めようとする……太鼓の音、集団の足音、何より『ラジカセ』の
音が五月蠅い。ラッコさんが周りで『ラジオ』を流しても祭りの伴奏が
思考を邪魔する。

――『ラジカセ』?   『ラジオ』……。

「……は はは、そうか……一抹君」

――夏の風物詩 夏のクリスマス作戦

「私は……やっぱり……そうか、答えは目の前に……一抹君。
私は、一抹君……私はドジで……鈍間で……本当に……無力だったんですよね」

お面をずらし、汗ばんだ髪の毛を払いつつ呟く。

「――『水槽』では
――ラジカセの『チューナー』を弄るのだって難しいのだから」

788小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/05(火) 10:53:55
>>787続き

『……貴方は【永遠の夏】を望み、そしてソレが正義なのですよね』
             キュルキュルキュルキュルキュルキュルゥ
 
『そして、【私達の答え】で納得しないのでしたら
――直接【貴方自身の答え】を以て、それの成否を問えば良い。
丁度良い、本当に丁度良いタイミングなんですよ。
――もうすぐ『Electric Canary Garden』では
【夏のクリスマスに対する町の皆さん感想】が始まる筈ですから』


……我々の言葉では、まず【夏の魔物】に響く事は無い。

なら、その物が担う『心臓と同等の存在』から放つ我々が目の前の存在を
打倒する為に開始した『夏のクリスマス作戦』

評判は、好評だった。私は、この星見町の人々の善性を織っている


『Electric Canary Garden』を通し、夏のクリスマス作戦の感想で
奇妙だけど楽しかった、〜〜が面白かった……そう言うのに交えて
学生なら『未来への展望』。子供なら『将来の夢』
高齢の方たちなら思い出話など交え『過去の憧憬』など含め語ってくれる筈。

――それは『不変の真逆』だ。
『永遠の夏』には、『先への可能性』が断絶されてる。
夏の魔物の認識する永遠の夏の幸福の理外の希望を願う感想。
 信じられず耳を覆いたくても、既に魔物には耳を覆う腕も無い。

ピーター・パンのネバーランドでは子供たちは永遠に子供である。
 ならばチクタクワニの時計の音で世界を覆えばどうなるのか?

『チューナーを回すのは、お二人にお願いします
何も出来ず、申し訳ない……』

この存在が夏と言う『町が産み出した影』なのならば。

我々が築いた『町を成り立つ人たちの声』にて裁いてもらう事にしよう。

それでも魔物が昇華されないならば、今度こそラジカセに
『塩水水槽』を落とす事になるだろう。

789小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/05(火) 16:30:41
>>784

『魔物』に寄り添う事を決めた時、半ば諦め掛けていた。
しかし、『この状況で起こり得ない事』が起きた。
『シヴァルリー』の攻撃が一時的に止められた事だ。
おそらくは、『薬師丸』が引き寄せてくれた『幸運』。
それがなければ、『脇差』の一撃で、
この事件に幕が降りていたはず。
だが、そうはならなかった。
目の前で『奇跡』が起きたからこそ、
折れかけていた心を再び奮い立たせる事が出来た。

―――――――――――――――――――――――――

  「私は――あなたの『友達』です」

いつの間にか『熱』が頬を伝っていた。

  「このままでは、あなたは消されてしまうでしょう」

一瞬の後、『涙』が流れている事に気付く。

  「私は……『それ』を止める事が出来ません」

『小石川文子』にとって『力で解決する』のは『最後の手段』。
そして、『力を使う』のは『その手前』。
だからこそ、『肯定』して欲しかった。
『ビー・ハート』は『傷付けない力』だが、もう『次』はない。
先程は『水槽』を防いだものの、自分一人だけでは、
『シヴァルリー』と『リヴィング・イン・モーメント』を、
同時に阻止する事は不可能。

  「ごめんなさい……」

どれだけ『止めて欲しい』と言っても、もはや『限界』だ。

        今度こそ『本当に傷付けなければならない』。

  「……ごめんなさい」

『終わらせるしかない』――その可能性が脳裏を掠めた。

  「ごめん……なさい……」

滴り落ちる雫を拭う事もせず、『魔物』に詫び続ける。
助ける事が出来なかった。
『誰も傷付いて欲しくない』という願いは、
『一つの星』となるだろう。
『名もなき星』の一つとして。
私は、それを永遠に見上げ続ける事しか出来ない。

>>787-788

  「――……!」

聞こえてきた言葉に目を見開き、自らの考えた事を思い返す。
『狭い世界』に閉じ篭っていては『現実』は分からない。
『魔物が単独で作り上げた夏』よりも、
『町全体で作り上げた冬』の方が『強い』。

          ……フッ

両手に握られた『ナイフ』が幻のように掻き消える。
『小林の意思』に一縷の望みを託し、『チューニング』を行う。
それが『全員』を救う事に繋がると信じて――。

790鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/05(火) 22:18:45
>>784

「──────────」

不覚にも床に足を取られ、更には『水槽』を巻き込んで転倒してしまった時は
これが『夏の魔物』の新たな策かと思ったが、どうやら違うようだ。
ただの偶然が味方したのか。あるいは、彼を生かそうとする第三者の意志か?
立ち上がり、『脇差』を構える。

「・・・・・・・・・・」

だが、『小石川さん』と『小林さん』には何かまだ策があるようだ。
それは、自分達だけの言葉による説得とは違う、この街に住む人々による直接的な言葉。
そして『小石川さん』がチューナーを操作した。

自分としては、どちらでも良い。
確かに『夏の魔物』を殺さずに無力化できるなら、その方が道徳的には正しいだろう。
だが、仲間や民間人が犠牲になる恐れがあるならば、躊躇なく自分は『夏の魔物』を殺す。
どうせなら前者であってほしいが、そうでなければ再び『脇差』を振るう。
今度は足元に気をつけながら、ゆっくりと。

791『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/06(水) 00:09:32
>>790(鉄)

『鉄』にとって、最大の任務は『夏の魔物の被害者を救う事』。
その方法をより良いものにしようと模索する自体には否定しないが、
万が一にも、それにより、『しくじる』事があってはならない。

すべてのイレギュラーを許さないよう、
『鉄』はある種の『審判』のように『脇差』を光らせる。
今度は―――『失敗』などしないはずだ。

>>787-788(小林)

度重なる『リヴィング・イン・モーメント』の『失敗』は、
逆に『小林』に考察の時間を与えてくれた。
『鉄』からの情報を『スマホ』で手早く確認し、思案を巡らせる。

そこで、『無理やり夏の魔物を消滅させても、呪いのように後遺症が残る』可能性に思い至る。
それを言うのならば、そもそも『消滅により解除されるかどうか』も不明か………
その答えは『サマー・フォーエヴァー』自身も知らないのかもしれない。
『自分の死後の世界』について、答えられるものなど、普通は居ないのだから。

そうなると、『小石川』の『説得による解除要請』は単純に
『心情』や『倫理的』なものだけでなく、『安全策』としての価値も持つ。
『小林』はその考えから『説得』に協力する事とし、
ひとつのアイディア、『ラジオによる説得』を思いついた。

『ラジオ』―――『Electric Canary Garden』。
『ハッピー・スタッフ』が流しているそれはちょうど
【夏のクリスマスに対する町の皆さんの感想コーナー】へ差し掛かっている。
おそらくは『クリスマスへの賞賛』、そして願わくば『過去や未来』の話があればいい。
『星見町の多くの人々』が結果的に『永遠の夏』を否定するような文言を
口にするのを聴けば、『サマー・フォーエヴァー』の考えも変わるかもしれない。

      ・・・・
『小林』は『ラジカセ』の『チューナー』変更を、要請する。


>>789-790(小石川)

『小石川』が『涙』と『謝罪』と共に『チューナー』を切り替える。

 それにより―――


  『星見町音頭は止み』、『Electric Canary Garden』が流れ始める。


   ド ド ド ド

          ド ド ド ド    ド

                        ド ド ド ド


次の瞬間、『夏の魔物』が身をすくめ、ビクビクと震え始めた。

『Electric Canary Garden』で改心した―――?

       いや、これは『それ以前』の話だ。


『櫓下』を見ると、『盆踊り』が完全に止まっている。『太鼓』の音も止んだ。
『星見町音頭』が止めば、『祭り』も、終わるという事だろう。
『提灯』がその明かりを次第に落とし始める。
囚われていた『リヴィング・イン・モーメント』も解放された。

『サマー・フォーエヴァー』は苦しみも、がいている。
姿が少しずつ薄れていくのは、一般的な『夏の終わり』が来たからではなく、
おそらく、『夏祭り』が終わり、もはや、
『サマー・フォーエヴァー』が存在できる濃度の『夏』が
『星見町内』に存在しなくなったという事なのだろう。

 ………

  『ラジカセ』が、『サマー・フォーエヴァー』の『心臓部』………

結果的にこれは正しいのだろうが、
そもそも、それ単体では『夏の風物詩』ではない『ラジカセ』を
そう判断した理由は、これが『夏祭り』の基調となる
『星見町音頭を流し続けていたから』だったはずだ。

『心臓』は正確には『【星見町音頭が流れる】ラジカセ』であり、
それを止めるのは『心臓の鼓動を止める』のと同義。
その状態ではどんな『説得』も頭に入るはずもないか………

もし、『星見町音頭』を消す事の問題に気づけたならば、
同じ案でも『スマホ』で『ラジオアプリ』を用い、
声を聴かせるなどという事も思いつけたかもしれない―――

今の『ラジオ』は『動画』なども公開しているケースがある。

『スマホ』で『音声だけでなく動く姿まで流し』、
それを『サマー・フォーエヴァー』に見せる事で、
『説得の材料』にする事も不可能ではなかっただろう。

792『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/06(水) 00:16:38
>>789-790(小石川)

『櫓上』に上がる少数の『代表者』の一人となり、
『見えないタイムリミット』に怯えながらひとり、『説得』を続けた『小石川』。
『サマー・フォーエヴァー』に『一人でいる事の限界』を説いていたが、
『小石川』の方も、『一人で説得しないといけない』と気負い過ぎていたのかもしれない。

『一人でなんとかしなければ』と、『両腕』を切り落とすという
『力』を交え始めてから、もしかすると、軸はブれ、歯車は狂い始めていたか―――

『小石川』や『スーサイド・ライフ』では『言葉による説得』や『脅迫』しかできなくても、
『協力者』達の中に『サマー・フォーエヴァー』に事実を突きつけるのに
『適した者』は居たかもしれない―――

【『夏』は、皆で楽しむもの】と、『小石川』は言った。

であれば、『説得』も『一人』ではなく、もっと誰かの力を借りたってよかったのだろう。

          【『夏』は、皆で終わらせるもの】―――

 ………

『サマー・フォーエヴァー』にとっては『心臓』を止められ、
代わりにその『心臓』から自分の嫌いな『冬への賛美』を流されたようなものだ。
この『苦痛』はいかばかりか―――
こんなことならば、いっそ、一思いに鉄に『介錯』されていた方が
『サマー・フォーエヴァー』にとって幸せだったのかもしれない。

                    ………

『サマー・フォーエヴァー』の『両腕』を断ち、『心臓』を止めた『小石川』………
その当人である『小石川』がなぜか泣きながら『自分は友達』だと言い放ち、謝罪してくる。
そして、それに対する怨嗟を、悲鳴を綴る事さえ、『小石川』に封じられている………

見方によっては、最後の最後、はからずも『魔物』めいた
挙動をしてしまったのは『小石川』の方だったのかもしれない。

もちろん、『サマー・フォーエヴァー』を『星見町』の憎むべき敵とみなすなら、
苦しみ抜かせて『消滅』させるのは間違ってはいないが………
それが『小石川』の『望んでいた事』だっただろうか―――?

さて、これから、どうするか。
『星見町音頭を再度流してやるから解除しろ』と迫るか?
それは正しく『拷問』―――手段を選ばない、というのならやってみても良いだろう。

そんな事をしなくても、放置すれば『サマー・フォーエヴァー』はおそらくこのまま『消滅』する。
まだ『説得』しようとしていた事を考えれば、『想定外』の『終わり方』かもしれないが、
『小林』が懸念した『消滅後の呪いの可能性』さえ無視すれば、それもまた一つの『終わり』だろう。


                                         ………

         『終わって』もいいし、『終わらなくてもいい』。

  ………

>『小林』以外の櫓下

『小林』が『スマホ』を用い、『櫓上』の誰かと話したようだ。
どうやら小林案により、『魔物のラジカセ』から『Electric Canary Garden』を流したようだ。

  それにより起こる事は―――

『盆踊り客』は『盆踊り』を止め、『太鼓奏者』はバチを置く。
彼らは満足したと言わんばかりに、ゆっくりと『帰り支度』を始める。
ちょうど、『屋台』や『屋台客』のようにこのまま時間が経てば、
『いつのまにか』居なくなるのだろう。

『提灯』も少しずつその明かりを消していく。囚われた物品も、『解放』されたようだ。

どうやら『星見町音頭』が鳴らなくなったので、『祭り』が終わりつつある、という事らしい。
今までの推測が正しければ、それによりこの『星見町』に『夏の魔物』の居場所がなくなり、
結果、『夏の魔物』の消滅に繋がる………はずだ。


※『小石川』『小林』『鉄』はレスをお願いします。
※他の方々は『任意』です。

793小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/06(水) 11:42:33
>>791-792

「……と、いま現在の状況が櫓の上での出来事です」

鉄さんとスマホで現在進行形で起きてる状況の情報共有を櫓の下で待機してる本体である
小林が周囲の同行していた仲間たちに説明を行う。

「私に出来る術は……正直、ほぼ有りません。皆さんに解決する策があれば
是非とも頼みたい」

『ラジカセ自体が心臓部』と言う解釈をしてたのが大きな誤りだった。
 不幸中の幸いと言えば、チューナーを変えれば夏の音頭は再生される。
だが、振出しに戻る訳ではないだろう。夏の魔物の気持ちなど知る由もないが
両腕を切断され、心臓である部分を好きに弄繰り回されて喜ぶような精神性で無いだろう。

解決策……1つ、このまま『ラジカセ』を破壊する。
もっとも単純で、本来予定していた行動だ。反対もない
未知数の『呪い』と言う、私の過去に幼馴染が自分に負わせたような症例を無視すればだ。

解決策……2つ、星見音頭を再びラジカセで流し、説得を続ける。
かなりの難解で、可能性は低い。
 あちらからすれば『拷問』だろう。再び領域として小さい夏として行動可能として
激しい苦痛が長引くのだろうなら自分から消滅を選びそうだ。

(だが、他に力ずく以外で何かあるか……? この手詰まりな状況
『夏の魔物を説得して改心』……出来る筈がない。
夏の風物詩に変化したものに直接喋らせるようなものだ)

「『可能性は……低い。私や、小石川さん、鉄さんの能力では
――だが、別の誰かならば』」

私達は、星見町のありとあらゆる人たちの協力を求めクリスマスを実現させた。

出来るだろうか? 夢のような出来事だが……第三者の力を借りて
夏の魔物の目を覚まさせる事など。

「解決策があるなら、私の『水槽』で制止を出して
ラジカセから再び星見音頭を流せば僅かな猶予が出来る。その策を
実行する時間もあるでしょう。
 無いのなら……『終わり』ですね。ラジカセを破壊します」

この水槽にはいる『塩水』……未だ流せない私の涙の代わり
それが悔しさになるか歓喜となるか、それは終わり方によって決まるだろう。

794小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/06(水) 18:07:36
>>791-792

  「あッ……あッ……!?」

瞬間、一切の思考が停止した。

  「――そんな……!!」

同時に、自分の犯した『過ち』を悟った。
何もかも一人で背負おうとした。
それは一種の『狂気』だった。
自分自身を追い詰め続け、
自らを『孤独の淵』に追いやっていた。
その結果、自ら『最悪の悲劇』を呼び起こしてしまった。
どう償えばいいのだろう。
心の中に『罪の重さ』が圧し掛かり、
もはや『涙』すらも止まっていた。

  「私は……こんな事を望んでいなかった……!!」

『喪服』よりも黒い『絶望』が心を支配する。

  「――鉄さん……」

  「私が飛び降りたら……『星見音頭』を流して下さい……!!」

『魔物』を抱えて、『櫓』から身を乗り出す。

  「七篠さん……!!」

  「今から飛び降ります」

  「『私達』を受け止めて下さい!!」

『盆踊り』も『提灯』も止まっている。
今なら妨害される心配はない。
『魔物』や『ノート』と共に飛び降り、
『七篠の能力』で受け止めてもらう。
全ての『枝』を使えば、二人分を支える事も可能だろう。
仲間達が来るより、自分が飛び降りた方が早い。

  「皆さん、お願いします!!

  「『ライブカメラ』を!!」

  「『魔物』に『町の様子』を見せてあげて下さい!!」

飛び降りながら、仲間達に向かって叫ぶ。
街中に設置されている複数の『ライブカメラ』の映像を、
『全員のスマートフォン』を通して『魔物』に見せる。
『夏のクリスマス』を楽しむ人々の様子を。

   ――諦められない……!!

   ――諦めたくない……!!

もはや全ての可能性は絶たれてしまったのかもしれない。
『無用の苦痛』を与えた罪は、自らのものとして受け入れる。
だが、ここに来て、自分の願いを改めて強く意識した。
『魔物』を助けたい。
『被害者達』と同じように。

795鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/06(水) 23:07:58
>>791

「・・・・・ふむ」

どうやら『夏の魔物』が作り出したこの空間の内部でも、『夏』がなければヤツは存在できないようだ。
外の街は真夏でありながら『クリスマス』に染まっているため、それも道理か。
気になるのは、自然と夏が終わっていく時は『夏の魔物』はまた来年に発生するのだろうが、
こうして突然に夏を奪われた場合には、『消滅』すると認識して良いのだろうか?

突然とは言えど、『星見街音頭』が止まり『祭り』が収束を迎えていくのは、日常でも起こり得る範囲の『夏の終わり』だ。
周囲に存在する『クリスマス』による圧が、それだけ強かったのだろうか?
何にせよ、『夏の魔物』に関して分からないことはあまりに多い。この結果も致し方ない所だ。
苦しませるのも忍びなく、またあるいは『消滅』するふりをして来年の機会を窺っている可能性もある。
速やかに『対処』しよう──────────。

>>793-794

「・・・・・あなた方は・・・・・」

「・・・・・・・・・・」

「承知」

しかしまだ諦めていない二人を見て、『脇差』を帯に差した。
自分は『敵』は『敵』として認識する。
加害者に例え罪の意識がないとしても、その能力の強大である、また説得が不可能であると判断したなら、刃を向けることに躊躇はない。
それが最も犠牲を抑えることに繋がると信じているからだ。

『小石川さん』の叫びも『夏の魔物』のそれも悲痛なものだ。
いっそ独断で『夏の魔物』の首を落としてやった方が、まだ両者にとって楽かもしれない。
けれど、小石川さんも小林さんも、まだ『この先』があることを信じている。
ならば、自分の主義を曲げてでも最後まで二人に付き合うことを選択した。
『ラジカセ』のチューナーを操作して、『星見音頭』を再度流す。

796『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/07(木) 02:11:54
>>793-795(小石川・小林・鉄)

『鉄』は『サマー・フォーエヴァー』の生態の不明瞭さに思いを馳せつつ、
結局は、『小石川』たちの動向を見守る事とした。
タイミングを見計らい、再び、『星見音頭』を流し始める。

見守るしかないのは、『リヴィング・イン・モーメント』も同様―――
『ラジカセ』の破壊の目を残しつつ、ただ、『小石川』の動きを待つ。

 ………

『小石川』の胸に様々な負の感情が去来する。
しかし今はそれに浸り、足を止める時間はない―――

『小石川』の指示で『七篠』が『枝』を用意する。
『小石川』は『サマー・フォーエヴァー』と共に『櫓下』の『一行』と合流した。

『小石川』の依頼に幾人かの『一行』が、
『スマホ』で『ライブカメラ』の映像を出す。
複数あるとはいえ検索してすぐに出る映像は、
『駅前のクリスマスツリーの映像』。
昨日に引き続き、ツリーはまだ設置されているようだ。

 と―――


   『映像』には『見知った顔』が映っている。


 ………

『民家』に集まったのは、
『一抹の不安』を覚えた、『協力者』たちの
『氷山の一角』。

ここにいる『一行』だけではなく、
それ以外の『すべての協力者』たちも、
『星見町の終わらない夏』を『終わらせる』為の
正統な任務(ミッション)の『参加者』である―――

                    ………

※今まで『ミッション』に携わっていただいた
※『すべての協力者【PC】』は、『幸運』、あるいはなんらかの『必然』で
※『クリスマスツリーの前に集まっていたレス』をして頂いて構いません。
※(ただし当然、『時系列的に自然に集まれる方』のみ)。
※ただ、それら全員が継続レスする事となると煩雑すぎるので、
※『なにか出来る事がないPC』は参加レスのみであとは
※『誰かがなにかをやるのならば、全面協力するNPC』のような枠組みで
※それ以後は任意レス状態(してもしなくてもいい)でミッション参加していただきます。
※逆に『人海戦術が有効ななにかをしたい方』は継続レス必要ですので、
※その旨、レスで分かるようにして頂けると幸いです。

※これより、『48時間』、参入レスを待ちます。
※今レスでは現パート『終わる夏編』に参加している方々もレス自体は『任意』です。
※あらゆるレスがなくても『48時間後』、進めます。

797<削除>:<削除>
<削除>

798空井イエリ『ソラリス』:2022/04/07(木) 11:16:44
>>796(GM)

昨夜の激戦は『イエリ』らの勝利に終わった。
というより、『星見町』の勝利と言うべきだ。
どう足掻こうが、町を敵に回した故の敗北が結果。
イエリらは負傷も完治し、後は吉報を待つだけ。
そのはずだったのだが――――『それ』が届かない。

(忙しくって、そんな場合でもない……
 まあ、おれなんてのは末端も末端だ。
 話が来てなくても、おかしくはないんだけどな)

文字通り、イエリの関与は『僅か』で、
そもそも被害者の顔すらほぼ知らない。
それは、何の報せも無くても当然だろう。

だが……イエリが関与した人間の中には、
この件の中核を担うような人間も数名いた。

      ・・・そこから話くらいは来そうな物だ。


(だが、もし、まだ終わってないって話なら、
 おれにはもう少しばかり『やれること』もあるだろう)

思い立ってみたはいいが、特に情報もない。

……そうしてこの『クリスマスツリー』というランドマークに来たのは、
行き当たりばったりか、それとも何かしらの『偶然』かは分からない。


            まずは『イエリ』が来た。
             今はまだ、来ただけだ。

799三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/04/07(木) 20:51:35
>>796

そしてまた一人
いや、『二人』の人物がやって来た

「そういえば、『クリスマス』はどうなったんでしょうねぇ」

俗に言う『Xデー』・・・・『クリスマスイベント』から一夜明けて、
三刀屋は駅前のクリスマスツリーの前を歩いていた
それというのも、この場所に設置された巨大ツリーは
三刀屋が『ウィンターじいさん』との交渉により置かせてもらっていたものだからだ

勿論、この場所に来たのは三刀屋だけではない

「ねえ、『ウィンター』さん」

そう・・・・Xデー影の立役者の一人である『ウィンターじいさん』もまた、この場所に集っているのだ
二人は自分たちがやってのけた『イベント』について語り合いながら、時間を過ごしていた

「あれ? どうやら『ライブカメラ』が設置されてるみたいですねぇ
 どうです、『ウィンター』さん。 折角なので何か話してみては」


『夏の魔物』はこの星見町を拠点に長い年月『夏』を楽しんできたのだろう・・・・
ところで・・・・長い年月『冬』を楽しんできた人物ならここにもいる

『ウィンターじいさん』・・・・彼もまた、『冬』を楽しむ事に並々ならぬ執着を見せており、
例のスタンドが『夏の魔物』と称されるならば、彼はまた『冬の魔人』と言う事も出来るだろう

『夏の魔物』はこの街に居ついて何年になるだろうか・・・・
三刀屋自身は知らない事だが、『風物詩』にされていた人々の数を考えると十年や二十年では足らないだろう
ならば・・・・そんな『魔物』の長い生涯の中で、彼に匹敵する程の『冬の魔人』の存在に気が付かないわけがないのでは?

何せ・・・・彼が住む家は『冬』に満ちている
『夏の魔物』にとって、毒物の保管庫にも等しい彼の家の存在は魔物の注意を引かないわけがない
ならば・・・・自身と相似する存在でありながら、正逆である『冬の魔人』の語る言葉は、
魔物自身も看過できない程の影響力があるに違いない

「そうだなぁ・・・・。 そういえば、『ウィンター』さんは冬・・・・特に『クリスマス』が凄い好きなんですよねぇ?
 それなら、もしも・・・・もしも、『クリスマス』が永遠に続いたとするなら・・・・」

その疑問の回答は・・・・『夏の魔物』にとっても無視できるものではない
何せ、方向性を違えただけで精神性に置いては自身と『同等』の存在である
彼の意見は『夏の魔物』の絶対的な『狂信』を揺るがす一石になるだろう・・・・

「『ウィンター』さんは嬉しいですか?」

その答えが『肯定』であろうと、『否定』であろうと・・・・

800村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/07(木) 22:46:13
>>793
>>796

 「なにかゴチャゴチャやってるかと思ったら、そういうことか。」

小林の説明を受けながら、櫓の上へと目を向ける。

 「最初に言った通り、おれに出来るのは『荒事』だけ。
 『説得』なんてのは『専門外』だ。話の通じねえ相手とは特にな。
 『なんだか気が咎める』って甘っちょろいこと考えんなら、今すぐ櫓ごと吹き飛ばしてやってもいいんだぞ。」

冷ややかに言い放って櫓に背を向け、『筒棒』を放り捨てて来た道を戻るように歩き出す。
『撤収』だ。もはやこの場に長居する理由などありはしない。

 「おれがあの場にいない以上、お前らの好きに、ただし確実に『とどめを刺せ』。
 説得だろうが介錯だろうが拷問だろうが好きにすればいい。
 過程はどうあれ、『夏の魔物が消える』という『結果』だけがおれの望みだ。
 おれにとっちゃ、そのほかはハナから『どうだでもいい』んだからな。」

『終わり方』の美醜など気に留める気もない。
ただ『おれの世界の敵』を『排除』する・・・そのためだけに動きつづけてきたのだから。
最初からそうだ。そのほかのことは『どうでもいい』。
すべては終わりつつある。今更体面を保つ必要もない。

801朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/07(木) 23:44:26
>>796(GM)

「夏のクリスマスっス! 夏のクリスマスっスー!
 みんな、今日も夏のクリスマスを盛り上げるっスー!」

『幸運』か、もしくは『運命』か。
朝山もまた、怪我から復帰をすると夏のクリスマスの佳境でも
愚直な程に真っすぐクリスマスを盛り上げようとツリーの場所で
踊りつつ声高らかに夏のクリスマスを喚起していた。

(なんか今日は大きな事が起きそうだから
大金も奮発して持ってきたっス!)

辻蹴りを倒した時などの金銭。『十万』を携行しつつ踊りを続けている……。

802朱鷺宮親子:2022/04/07(木) 23:50:39
>>793
>>796
笑美「ふー、解決したかと思いましたが
    まだなにか必要そうなんですかー?」
周りに居た盆踊りの列が退散したのをみて
二人は櫓へ歩いてきた。

涙音「…このまま破壊しても私はいいと思うけど…
    まぁそれだと後味が悪いですし…」
涙音としてはどちらでも良さそうだが

笑美「私達も出来る限りのことをいたしましょう。
    最後まで粘ってみるのも、ありじゃありませんか?
   それに、」
小石川へと視線を向ける。

笑美「これまでの恩返しも兼ねて、やってみます。」
二人にできることがあるならば…そういう部分では見解は一致しているようだ。

803遊部『フラジール・デイズ』:2022/04/07(木) 23:53:21
>>796(GM)

(流石に、大分閑散としてきたな。数日……クリスマスムードが保てば
良いほうだな)

助力はされたが、遊部の中の『私』は決して街の住民の正義の味方ではない。

ただ己の目的の為に、助ける時は助けるが。非効率であれば見捨てもする

夏の魔物とやらに囚われた存在も、正直いえば何の情もないが
表向きは善意の協力者の体裁を取り繕ってはいた。

(この前の人形など、特異なスタンドらしきものが見つかれば良いと
思ったが、流石にそうそう見つからないが。ツリー周辺には
どうやら人が多く居るな……他のスタンド使いの情報が見つかるかもな)

善なる意思でなくも、遊部もまたツリーの元に引き寄せられている。

804ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/08(金) 10:39:22
>>796

「――――今日こそ私が『主演女優』になるのよ!」

意気揚々と現れたのは、
サンタ風ファッションに身を包んだ幼稚園児。
悪趣味な成金の娘であり、傍若無人な五歳児。
その名は『ダイアナ・オールライト』である。
今回の一件について、一応『関』から連絡は来ていた。
だが、直接的な関与は何一つしておらず、
『それ以降の話』も知るところではない。

「フフン――――」

はっきり言って『末端以下』…………
『主演』どころか『端役』にも満たない『モブ』に過ぎなかった。

「『本物のサンタ』に会った私がね!」

そう――――――『過ぎなかった』のだ。
だが、今は違う。
何しろ、『本物のサンタクロース』と出会い、
直接『プレゼント』を受け取ったのだから。
これを『主演女優』と言わずして何と呼ぶ?
実際は『大舞台』からは全く外れているのだが、
ダイアナ自身は自らが『主役』であると信じて疑わなかった。

「フフン、ちゃんと『証拠』もあるんだから」

『サンタ』からもらった『プレゼント』。
『チェアリボン』をベルトのような形で腰に巻き、
背中の辺りで結んである。
これこそが『サンタと邂逅した証』なのだ。

「みんなに見せてあげなくちゃね、フフン!」

そういう訳で、出来るだけ大勢に見せびらかそうと、
人が多いであろう『クリスマスツリー前』にやって来たのだ。

「『本物のサンタ』にもらったのよ!フフン、スゴイでしょ!」

ダイアナは『サンタクロースの存在』に懐疑的であった。
ゆえに、部屋に侵入した『エド・サンタ』を『泥棒』だと考え、
その正体を暴くための『やり取り』を行った。
静かな戦いの末に、ダイアナは最終的に『サンタを信じた』。
そして、『今』に至る。
ダイアナ自身は知る由もないが、
この事件を形作る『ピース』の一片であった。

805夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 10:47:58
>>796

『昨日』は色々あった。
怪我人もいたけど、イズミンのお陰で『ほとんど』治った。
その後は、イエリちゃんとナカレをタクシーで送って、
イズミンの部屋に泊めてもらったんだ。
あれこれ夜更かしして、最後は疲れて寝てしまっていた。
自分達が『夢』から覚めた頃には、
この『事件』は『解決』しているだろう――――――。

そう思っていたのだが、
未だに『フーヴィアン派』からの連絡がない。
気絶したイッちゃんは、
今度こそ厳重に見張られているはずだ。
もし『元に戻った』なら、『拘束』を依頼した自分には、
真っ先に報告が来るのが当然の流れ。

『それがない』というのは一体どういう事か。
『まだ戻っていない』。
そう考えるしかなかった。

>>798(イエリ)

  「よっ!!イエリちゃん!!」

       タッ タッ タッ タッ タッ

            「『きのう』はおつかれ!!」

『共闘』した人物を見かけ、駆け寄って声を掛ける。
昨日は、とりあえずチグサの部屋に寝かせておいたのだが、
ひとまず元気なようで安心した。
やっぱりイズミンの『センセー』はたよりになるね。
カンシャのおたよりをだそう。
あてさきは、みんなのココロのナカにあるぞ。

「あのさ――――『アリーナ』から『レンラク』きてないんだ」

「だから、タブンまだ『もどってない』」

「そんで、『もうひとふんばり』しようとおもってきたんだけど」

        キョロ キョロ キョロ

「まぁ、『このヘン』がイイかなってさぁ」

『クリスマスツリー』の前に立ち、辺りを見渡す。
『クリスマス』に染まった町の中でも、
一番『それらしい場所』と言えるだろう。
だから、ここに来た。

「とりあえず、どうする??
 『クリスマスえんちょうせん』やっちゃう??
 おもいっきりパーッとハデにさ!!」

クリスマスツリーの前で、楽しくワイワイ騒ごう。
なぜって『楽しいから』だ。
『楽しいものは楽しい』――――ただそれだけのシンプルな理由。

806美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/04/08(金) 11:12:33
>>796

「『Electric Canary Garden』は、『電気カナリアの囀り』。
 私『美作くるみの声』を、
 愛するリスナーの皆様にお届けしております」

「ここからは『この町の声』に耳を傾けていきましょう」

          ガララッ

そう言って、『パーソナリティー』は『車』から降りる。
車体の側面には『星見FM放送』のロゴが入っていた。
『中継用無線機』を搭載した『中継車』。
通称『ラジオカー』と呼ばれる社用車だ。
『生放送』なのは通常通りだが、現地からの『生中継』も、
『クリスマス特集』の一環として組み込まれていた。

「こんにちはぁ〜、『星見FM』の『美作くるみ』です。
 今、『夏のクリスマス』について、
 町の方々とお話させてもらっています。
 もしよろしかったら、
 少しだけお時間をいただけないでしょうか?」

「今日お話して下さった方には、
 『こちら』からお好きなものを差し上げます!」

マイクを手にして『クリスマスツリー』の周辺を歩き、
『夏のクリスマス』に関する『インタビュー』を行う。
応じてくれた相手には、
『Electric Canary Garden』の『ノベルティグッズ』を配る。
つまりは『宣伝活動』も兼ねているという事だ。

(町に『クリスマス』を広める事は、間違いなく『成功』してる)

そもそもの発端は、
『エド・サンズ』に放送を『ジャック』された事だった。
『自分の大切な番組』と『パーソナリティーとしてのキャリア』。
それらに傷を付けられ、一言文句を言ってやりたいと思い、
彼の行方を追いかけ始めた。
友人である『眠目倫』の助言もあり、
遂に『犯人』の下へ辿り着く事が出来たのだ。
そして、『エド・サンズ』の口から、
『放送妨害』に至った経緯を知る事となった。

(だけど……これで本当に、
 『夏の魔物』を封じられたのかどうか……)

その後、『猫柳林檎』経由で『鉄夕立』から協力を要請され、
『自分の番組』を使って、『クリスマス拡散』の片棒を担いだ。
『電波の私的利用』というのは、『メディア』に携わる者として、
本来なら許容しかねる事であった。
だが、美作くるみは『スタンド使い』であり、
『抜き差しならない状況』である事を理解した。
考えた末に、『例外中の例外』として、特別に認めたのだ。
こんな事は『二度とない事』を祈って。

「日本で『夏のクリスマス』が流行るなんて不思議ですけど、
 こういうのも中々アリですよねぇ」

(『エド・サンズ』、鉄さん、林檎さん――――
 あなた達が『聴いている』かどうかは分からないけど)

「いい意味で『ミスマッチ』って言うんでしょうか?
 新しいものって新鮮で、やっぱりビビッときますよね」

(最後まで『私に出来る事』をするわ)

「でも、ただ新しいだけだと、
 皆に受け入れられるのは難しいですから。
 『楽しい』って感じてもらえる事が、
 何よりも大事なんじゃないかなぁって思います」

(『大人』だもの。一度した約束は果たさないとね)

807ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/08(金) 11:44:10
>>796

「ほお〜? 歩きやすいの」


金髪の子供が通りかかる。
長らくブカブカの大人物の靴やサンダルを無理やり履いていたが、
昨日の夜、サンタに『子供用運動靴』をプレゼントされたので、
無意味に外をうろついているのだ。


「……ン?
 クリスマスツリーか……
 そういえば結局、後片づけはどうするんじゃったか。
 そもそもどうなったんじゃ?
 というか、もしかしてまだ終わっておらんのか?」


あんまりよく理解していないで行動していたので、現状もよくわからない……。
まあ、ツリーの近くにいれば、まだ何かあるなら何か起こるだろうし、
終わってるなら後片づけがあるだろう。
そう考えた子供は、しばらくここら辺をうろうろすることにした。


 「ンナムス」


猫もいるぞ!

808百目鬼小百合『ライトパス』:2022/04/08(金) 12:33:32
>>796

「『夏』だってのに、すっかり『冬景色』になっちまったもんだ」

「で、『そっち』の調子はどうだい?」

駅前に立ち、『クリスマスツリー』を見上げていた。
隣には、『さま食堂の主人』がいる。
店の外に出ている理由は知らないが、たまたま出くわして、
世間話を交わしていたのだ。

「おや、あれは『例の二人』じゃないか」

見知った顔が目に留まり、主人と共に近付いていく。

>>799(三刀屋)

        ザッ

「アタシらも仲間に入れさせてもらうよ」

三刀屋からの一報を受け、
『ツリー』を引っ張り出しに行った時の事を思い出す。
といっても、つい最近の事なのだが。
これで『四人』が揃った事になる。

「この間はどうも」

『ウィンターじいさん』に挨拶し、三刀屋に向き直る。

「あれからどうなったのか気になってね」

「アンタもそのクチかい?」

その後の経緯は知らない。
だが、町全体に関わる案件だ。
こうしている間にも、意識の隅に置いてある。

809夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 14:45:18
>>805

「ユメミンだよ〜〜〜〜(白ウサギのスタンプ)×5]

          pi

[きのうはイッショに『クリスマス』できてたのしかった!!]

          pi

[ジツはさ、あれから『レンラク』きてなくて]

          pi

[だから、まだ『おわってない』とおもう]

          pi

[いま『えきまえ』の『ツリー』のトコいるから]

          pi

[イズミンもきてくれない??(飛び跳ねる白ウサギのスタンプ)×5]

ついでにイズミンにも連絡しとこう。
もう昨日みたいな事はないと思うけど、
まだイッちゃんが戻ってないって事は、
『もしも』があるかもしれない。
それが起きた時、誰よりも心強いのはイズミンだから。

810黒羽 灯世『インク』:2022/04/08(金) 14:55:42
>>796(GM)

黒羽はこの件に、やや離れた位置で関与している。

大して被害者も加害者も『知らない』し、
夏の魔物という物をあまり具体的に知ってもいない。
結末に至る道筋を整備した人間の一人に過ぎず、
結末に関与する理由も、動機も有していない。

だが…………『記者』としては気になってはいる。


(……誰に当たれば『結果』を知れるかしら?
 やっぱり『小林』先輩?
 それとも『村田』さんあたりかしら…………)


今段階で連絡が来るほど中心に近くない自覚はある。
『終わった』のかどうかも曖昧なのだ。

(ひとまず、記事にまとめる為にも、
 写真はもう少し欲しい…………のだわ)

       (……? なんだか人が随分多い気が。
         何か騒ぎでも……知ったような顔もいるわね)

まだ『何が』起きたのか分からないので、
迂闊に中心に切り込んではいかない。

(『翌日もまだまだクリスマスムード 
  夏のクリスマスは新行事に定着か』)

(…………………単に撤去がされてないってだけなら話は早いけど)

少し離れた位置から『集団』の様子を伺いつつ、シャッターを切る。

811三枝千草『イッツ・ナウ・オア・ネヴァー』:2022/04/08(金) 15:19:50
>>796

こんにちは、千草です。
『文化祭』は無事に終わりました。
沢山の方が楽しんでくれたのではないでしょうか。
千草も楽しみました。
『シャイニング』をモデルにしたお化け屋敷に入った時は、
入り口の近くで気を失ってしまい、
奥まで行けなかったのが心残りです。

       スタ スタ スタ

今は買い物の帰りです。
エコバッグの中には、『今夜の食材』が入っています。
豆腐・ニンジン・しいたけ・タケノコ・ピーマンを買いました。
今夜のメニューは『豆腐の中華風野菜あんかけ』です。
千草は、お肉が食べられません。

            ――――――トッ

『駅前』で立ち止まりました。
大きな『クリスマスツリー』が見えたからです。
特に理由はないのですが、
ずっと『クリスマス』を意識していたせいか、
何となく気になりました。

812空井イエリ『ソラリス』:2022/04/08(金) 15:31:51
>>805(アリス)

「よう。おまえさんこそ、おつかれさま。
 それから、ありがとう。おれはもう元気だ。
 そして……こんな所で会うのは……奇遇でも、ないか。
 おれも、何かあるなら『ここだろう』と思ったんだ」

          「単なる勘だけどな」

イエリは『長居』しなかった。
動けるようになったら動き、
帰れるようになったら帰るだけだ。

「さて、さて…………どうだろうな。
 おれたちは結構いろいろやってきた。
 おれみたいなのまで引っ張り出されるくらい、
 この『動き』は、しっかり町一つを巻き込んでる。
 それでも終わってないんだとすれば」

              キョロ

「それなら…………誰か一人くらいは、
 今もまだ、やってるやつがいるって意味だ。
 敵が健在ってだけの意味じゃあない。
 こっちにも『今もやってる奴がいる』はずだ」

町一つが動くということは並大抵ではない。
その動きが『無駄だったかもしれない』となると、
確実に、『追加の動き』を取る人間は出るはずだ。

       「まあ、少なくとも…………
        ここまですげー張り切ってた奴が、
        今家で寝てるとはとても思えないよな?」

>GM

「つまり、まあ、『小林君』のことさ。
 彼はこの動きのかなり真ん中に近い。
 『今はどういう状況なのか』を聞いて、
 それから動いたって、いいはずだ。
 どうせこの動きは『最速』じゃーないんだからな」

――――『小林』に連絡は取れるだろうか?

彼が『手をこまねいている』とは思えないし、
昨日あの戦場にいなかったなら、『別の何か』をしている筈だ。

813小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/08(金) 15:46:27
>>796

いつの間にか、何もかも自分一人だけで抱え込み、
必要以上に思い詰めてしまっていた。
その事を教えてくれたのは、
他でもない『サマー・フォーエバー』だ。
だからこそ、もう一度『協力者達』の力を借りる。

         スッ

事前に作成した『グループチャット』を起動。
昨日『家』に呼び集めたメンバーに連絡を取る。
現在の事情を説明して、
『クリスマスツリー』の前に集まってもらう。
『夏のクリスマス』を楽しむ様子を、
『ライブカメラ』の前でアピールしてくれる事を頼む。
今この場にいる『七篠』・『関』・『朱鷺宮親子』を除き、
残りの『16人』を召集。
『薬師丸』と『ソラ』には、
追加で『一万円』ずつ支払う事を約束する。
既に動いてくれている者もいるかもしれないが、
全員で連携できれば効果は増すはず。

・烏丸香奈枝『シュリンガラ』
・常原ヤマト『ドリーム・ウィーバー』
・薬師丸幸『レディ・リン』
・ココロ『RLP』
・小角宝梦『イル・ソン・パティ』
・今泉未来『コール・イット・ラヴ』
・神原幸輔『ストロンガー・ザン・アイアム』
・天雨サトリ『10cc』
・朝山佐生『ザ・ハイヤー』
・遊部玲実『フラジール・デイズ』
・ソラ『ステインド・スカイ』
・小翠蒼輝『タキシードムーン』
・小鍛冶明『ショットガン・レボルーション』
・稗田恋姫『ブルー・サンシャイン』
・風歌鈴音『ダストデビル・ドライヴ』
・ナイ『ベター・ビリーブ・イット』

(※上記のメンバーに連絡する)

>>800(村田)

  「――村田さん……」

遠ざかる村田の背を見送りながら、深く頭を下げた。
事件の元凶である『夏の魔物』――
『サマー・フォーエバー』は目の前にいる。
『ディズィー・スティック』の力なら、
今すぐ『終わらせる』事も簡単だっただろう。

  「ありがとう……ございます……」

しかし、彼は『そうしなかった』。
だからこそ、それに対して『感謝の言葉』を告げた。
そして、『この道』を通す事が、
彼の行動に対する最大限の『敬意』だと考える。

>>802(朱鷺宮親子)

  「涙音さん……笑美さん……」

自分自身、二人の意見は正しいと思う。
『サマー・フォーエバー』を滅ぼす。
それこそが『確実な解決方法』であると。
『そうしない』のは『我侭』以外の何物でもない。
危険を承知で仲間を巻き込んでいるのは、
疑いようもなく自分の『エゴ』だ。

  「……ありがとうございます」

ただ、今は『感謝』する事しか出来ない。

814ココロ『RLP』:2022/04/08(金) 15:53:33
>>796(GM)

その日何か用があったというわけではないのだが、
ココロにも『散歩』に出るくらいの事は、勿論ある。

(……あっ。まだクリスマスツリーがあるわ。
 それに、なんだか人がたくさん……
 例の件、そういえばどうなったんだったかしら……?)

ココロはこの件において、最外周にいる人間の一人だ。

(夏の魔物……た、『倒せた』なら……
 い、いえ、私はそんなに関わってたわけじゃないし、
 話が来なくっても、別に不思議じゃあないわよね)

だからこの状況を見かけても、
即座に何かをすると言う事はない。

ないが……足を止める事はした。よって『一人』増えた。

815夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/08(金) 16:01:41
>>812

「それはあるな!!
 あ、タケルくんの『レンラクサキ』ならしってるぞ!!」

「チャチャッと『レンラク』しとくかぁ〜〜〜〜」

そういう訳で、タケルくんにメッセージを送ろう。

[まだ『おわってない』よね??]

       pi

[いま、デカい『クリスマスツリー』のトコいるんだけど]

       pi

[ナンかできるコトある??]

『やって欲しい事』があるなら、『それ』をする用意はある。

816天雨サトリ『10cc』:2022/04/08(金) 17:12:49
>>796(GM)
>>813(小石川)

「『不粋』ですこと。連絡なんていただかなくっても、
 私は私の自由意志で、もう動いておりますのに。
 一度関わった仕事には最後まで責任を取る……
 それもまた、『ノヴレス・オブリージュ』」

      「と、言うより社会人の基本かしらね」

           ザッ

「まっ、場所の指定をくれたのは有難いですけれど」

天雨が『小石川が集めた』人間なのは事実だ。
だが、その先の協力は『自由意志』の賜物。

「それにしても……『楽しむ』る」

             チラ

「それは…………」

そうして集めた自由意志の数は『思考の数』に等しい。

(けれど)

「…………その目的を成す為には、そうじゃあないんじゃないかしら?」

『夏のクリスマスを楽しむ』という『様子』は、
実際のところ、『夏の魔物』を『救う』ものなのか?

(彼女がどれほどの『情』と『知恵』の持ち主でも、
 一人で多くを担いすぎれば、どこかで限界が来る)

杞憂かもしれない。だが、大きな『矛盾』を感じる。
小石川に『プラン』があるのかもしれない。
だが指摘する価値はある。

(だから、誰かが水を遣る必要がある。
 最後まで『駒の側』に甘んじてるのが、
 この天雨サトリのやり方ではなくってよ)

小石川が集めた人間は無数にいて、
小石川が作った流れが重要だからこそ、
真摯な者、流れに近い者ほど、そこに呑まれてしまう。

(つまり私に今出来ることは)

       コンサルタント
――――『部外の相談役』。

      (流れの方向を『顧みる』タイミングを作る事)

817天雨サトリ『10cc』:2022/04/08(金) 17:41:35
>『小石川』

大急ぎで文章を打つ。多少乱れても構わない。
この瞬間にも望まない『火』がつきかねないのだ。
もしこれが杞憂なら、その時は天雨が恥をかくだけ。
それは構わない。『名誉の恥』だ。甘んじて受けよう。

----------------------------------------------


ご機嫌よう。
現地にはもう着いております。

そして貴女のプランですが、大きな懸念があります。
皆で真夏のクリスマスを楽しむ様子を
見せるというのは極めてリスキーに感じます。

            ・・・
なぜならそれは、魔物の『倒し方』とイコールだから。


町中が真夏のクリスマスを間違いなく楽しんだのに、
魔物は厭うように拠点へと逃げ込んだのが答えです。

夏に冬の風物詩を楽しむのは結局のところ『冬』で、
真夏のクリスマスは夏を塗りつぶす冬の風物詩で、
魔物にとっては『猛毒』のような『弱点』でしょう。

魔物が万全の状態なら説得に繋がるかもしれません。
その光景から、何かを教えられるかもしれません。
ですが夏が途絶えただけで苦しむ程に限界が近い今、 
魔物に『夏の冬景色』を見せるという行為は危険です。
最悪、それ自体がトドメになりかねないと考えます。

私個人としては、撃破するならそれで構いませんが
貴女の目的を果たすためには向かない手のはずです。

猶予時間は僅かでも残されている状況なのでしょう?
それなら、私達も、集まった人員で手段を考えます。
貴女が集めた私達を頼るなら、本当に頼るのなら、
すべき事が何かを考える時にも私達の手を借りなさい。

貴女がこの件で誰よりも尽力をしているからこそ
失敗した時に、貴女一人で全てを背負わないように。
あるいは成功した時に全員で分かち合えるように。

人を使う事に一日の長のある私から、
『後輩上司』への有難い言葉ですわ。
御代は結構でしてよ。

天雨

----------------------------------------------

そのようにまとめた『懸念』を、小石川のアドレスへと送信する。

818今泉『コール・イット・ラヴ』:2022/04/08(金) 17:48:33
>>809(夢見ヶ崎)

[こんにちはユメミン!]

         pi

[今他の人からも連絡来ててだいたい分かりました!]

         pi

[一大事ですね!]

         pi

(親指を立てる鳥のキャラクターのスタンプ)

         pi

[今すぐそっちに行きます!]

         pi

[クリスマス盛り上げるらしいですし]

         pi

[昨日の残りのクラッカーとか持っていった方が良いのかな?]

         pi

(首を傾げるウサギのアニメーションスタンプ)

         pi

[そんな時間ないか! 今外なのでこのまま行きます!]

819稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2022/04/08(金) 18:03:49
>>796(GM)
>>813(小石川)

         「…………んん」

(まじか…………あんだけやって終わってないし、
 そんだけやって終わんないのに、まだやるのか……)

      (…………僕は何もしないのか?
       …………でも他の連中も来るんだよな)


稗田恋姫は本来このような物事に関わる気質ではない。
スタンド使いである事を楽しんでいた時期もあるし、
今でも己のスタンドに特別な心情はある。

だが『アイドル』として軌道に乗っている今、
成長した恋姫の『社会性』や『プロ意識』は、
スタンド使いとしての非現実への飛翔と噛み合わない。

いや、仮に関わったとしても、
その能力は『戦闘』のみに特化しており、
今から活躍できる場面は少ないだろう。

                ・・・それでも。

(……………数が多けりゃ多いほど何かにはなるだろ。
 えひ、モブその1か……10か分かんないけど、
 すれ違うだけの住民Aになら、なってやれるよな)

人数になる事はできる。


(……………………小石川サンの頼みだと……なんか、断りづらいしぃ)


繋がれてきた『人と人の繋がり』を。
『小石川』がこの戦いの前から結んできたそれを。

今、見えざる呪いを『崩す』べく、少しでも多く力に変える為に。

820小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/08(金) 18:17:55
>>816-817(天雨)

[私は大きな『過ち』を犯しました]

[『間違い』がある事に気付けなかったのです]

[私は『他の方々の意見』を求めています]

[『考え』が浮かびましたら、ご一報下さい]

[愚かな事かもしれませんが、私は『助けたい』のです]

『冬を楽しむ事』は『夏を楽しまない事』ではない。
そのように思っていたが、天雨の考えは一理ある。
彼女の懸念を受け入れ、その旨を送信した。

>>(協力者全員)

改めて『全員』にメッセージを送り、ひとまず『集合』してもらう。
ただ、他の協力者と顔を合わせていない『稗田』は別だ。
彼女には、それとなくメンバーの様子を注意しておいて欲しい。
ひとまず、今の時点での行動は、各自の判断に任せる。
『三人寄れば文殊の知恵』という言葉があるように、
この状況で必要なのは、より多くの意思だ。

821『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/08(金) 18:20:01
>>812(空井)

Q.『小林』に連絡は取れるだろうか?
A.『小林』は『電波の届く』場所に居る。
  連絡に対応できるかどうかは『小林』次第。

※『小林』に限らず、連絡調整はGMを通さず勝手に行って構いません。

822薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/08(金) 18:48:08
>>813(小石川)
>GM 

(…………なるほど、ツリー前ね)

分かったことは集合場所と、
薬師丸の力添えが不足だった事。

(きっと、あんたが足りなかったんじゃーない)

急ぎ、小石川が指定した『現地』に向かう。
最前線ではないが……それでも『自分たちの現地』だ。

(流れを掴みきれてなかっただけ。
 努力の量だけじゃ、掴めないやつが)

何が目的でどういう状況かが分かれば分かるほど、
『幸運』も、より具体的な『指向性』を持つはずだ。

          『背を押す』だけでは足りない。
          『肩を貸す』ために現地へ行く。

    ・・・
(…………あの夜とは違う。  
 目に見える危険なんてのはどこにもないし、
 失敗してもなにが『終わる』わけでもないし、
 なんなら、もう勝ってるには勝ってる)

  (純粋に『幸せに終わらせるため』)

        (『まだ必要』だっていうなら、
         いくらでも貸してやろうじゃない)

集まりつつある人々の中に、遅れて『薬師丸』が合流する。
目に見えない『流れ』…………運命の紐を手繰るスタンド使いだ。

         その能力対象は『無尽蔵』。

無限に呼び続ける『幸運』で、『不確定要素』を全て踏み躙ってやる。

823ソラ『ステインド・スカイ』:2022/04/08(金) 19:53:53
>>796>>820
「はぁ…」

思わず溜息を付く

「夏だとかクリスマスだとかいつまでやってんだ…」

げんなりした顔で言う

「まぁギャラの分は手伝うがよ」

「面倒な病気が発症したか?」

「そういう病気も遠目に見てる分には面白いが、
 度が過ぎると周りも自分も不幸になるぞ」

824水宮アリア『ブラッディー・マリー』:2022/04/08(金) 20:04:53
>>796
サンタアシスタントのバイトを終えて
ひと眠りしてから、ふと散歩に出かけ
偶然クリスマスツリーの前を通りがかったアリア

「……」

みんなで何やらやるようだが、自分も何かやるべきなのか?
しかし出来る事はあるのか?

しばし流れを注視する

825ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/08(金) 22:18:10
>>813

「ン?」

「……なに?」

「やはりまだ続いておる感じ?」


グループチャットなので全部ひらがななわけがないし、
フリガナをつけるような余裕のある雰囲気でもあるまい。
まあ、文章を読むのは苦手だが、なんとか理解する。


「しかし何をしたらいいんじゃ?
 まあ雪ダルマでも置いておくか」


前日の『雪ダルマ』は完全にではないものの、溶けてしまっただろう。
いくらクリスマスを主張しても、夏の気温自体はごまかせない。
散歩しながら、新たに『雪ダルマ』をぽんぽんと道端に設置していく。

猫は大きなクリスマスツリーの近くで毛づくろいをしている。

826赤月『サクソン』:2022/04/08(金) 22:22:28
>>796
>>(飯田)

「結局、何もわからなかったか・・・・」

昨日の『死闘』の後、赤月はそのまま学生寮で泥のような眠りに落ちていた
そして、明くる日の朝・・・・つまり今朝の事だが、
戦いの結果がどうなったのかを知るために戦いの現場に行くことにしたのだ

しかし、結果は散々なものであった
一抹が放った雷撃の跡や、壊れた物品はそのまま残っていたが、
一抹がどうなったのか、結局『夏の魔物』はどうなったのか、わからずじまいであった

「すまない・・・・変な事に付き合わせてしまったけど、収穫はないみたいだ」

ところで、赤月は何も一人でこんな場所を回っているわけではない
昨日、ともに戦いに協力してもらった人物・・・・『飯田咲良』と一緒に回っていたのだ

さて・・・・戦闘現場には何もなかったが、
このまま帰るのもなんだか癪だったので適当に祭の後を見て回っていたのだが・・・・
なんという事もなく、『クリスマスツリー』の前に辿り着いたのだ

「咲良・・・・昨日は本当に世話になった」

そう言いながら、塗装が欠けた『サンタの陶人形』を取り出す
しかし・・・・人形を見つめる目は愉快なものとは言い難い

それもそのはずだ
赤月は一抹を『止める』つもりで彼と戦うつもりであった
だが、結果的に戦いは陰惨なものとなり・・・・
友から預かったこの人形も、仄暗い『殺意』の器として振るってしまったからだ

友の想いを汚してしまった事に、若干の罪悪感を覚えているのだ・・・・

「これ・・・・ごめん、傷をつけてしまって」

827小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/08(金) 22:35:30
>>796

「……そうだった。そうだね、一抹君」

1人の力で今まで成し遂げた事などない。だが
・・・・・
わたしたちなら、不可能な事など何も無い筈なのだから
>>800(村田PC)

「ここまで、有難う御座います。お礼のしようは無いですが
せめて、帰り際に煙草とライターのご準備はしますので」

村田さんの意思を汲む。少なくとも、この勝負を『放棄』した訳でない。
これは彼なりの流儀だ。少なくとも彼の分まで、私は先に進む。

>>805(夢見ヶ崎PC)
>>810(黒羽PC)
>>811(三枝PC)
>>812(空井PC)

『……以上の形で、いま現在夏の魔物を【説得】してる形です。
消滅させる形よりも、こちらの方法が風物詩に変化した皆さんを正常に戻すのに
より良いと考えてです。
 現在居合わせてる皆さんだけでは、夏の魔物を納得させるに至りませんでした。
ですが協力して頂いた皆さんと共に力を合わせれば希望はあると私は思ってます。
どうか、是非協力を』

「……関さん、『ノート』を用意出来ます?」

「小石川さん、先ほど夏の魔物の腕を切断したのは私達の時と同様ですよね?
片腕だけでも戻すのは可能でしょうか?」

夏の魔物の場合、小石川さんの能力で分断したのを戻す事が出来るのが
水槽の視点では判断つかなかったが、戻せるなら戻して夏の魔物と
コミュニケーションをとれるようにした方が良いのではと考えてだ。

828関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/09(土) 00:34:35
>>796(GM)
>>827(小林)

「説得………………」

(……上手く行ってるわけじゃあない、ですよねえ。
 多分きっと、『消した』方がずっと楽だし、
 それに『消した』としても、しょうがないくらい危険な存在)

夏の魔物の齎した被害は極めて大きいが、
彼には『情状酌量』の余地はあるし、
被害も、『一定の部分は』取り返しがつく。

(でも――――――――)

           「……出来ます! 用意っ」

「……それが成功するなら、
 いえ。違う。……絶対に成功させるために!
 私の出来る事はなんでも、な〜んでもしますよう」

(『悪い子になるしか道がなかった子』は)

『悪事』を働いたら『罰』を受けるのは『当然』だ。
関は誰よりもそれを理解している。
だが、無慈悲な罰を悔しく思った事も、ある。

(それでも良い子になる道を選べなかったから、
 それで……『罰される』のはしようがなくっても、
 私は、そこに、きっと慈悲があってほしくて)

代償行為なのかもしれない。
夏の魔物への純粋な憐憫や、
何か美しい物を信じる心でもなく。

(命に関わる事をなあなあで赦せなんて言えなくっても――――)

「普通のノートで良いんでしょうか〜?
 話を聞いた限り……『絵も描ける』物がいいですよね?
 罫線が引いてるノートっていうよりは、自由帳みたいな〜」

                 サラサラサラ

「『ペン』はいらないですか? それも、勿論出せますよう」

(――――罪は償わないと。でも、奪われるのは『悪意』の分だけであってほしいんです)

829小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/09(土) 02:09:13
>>796(GM)
>>813(小石川)

「こ、ここだ! 『ライブカメラのクリスマスツリー』!」

          「はぁっ」

                 「はぁっ」

  「……ふうっ」

(この状況―――――――ぎ、ぎりぎりで、

     わたしも『間に合った』と推理させてもらうぞ!)

            ――――そうして最後には『小角』が来た。

来たのは偶然ではない。間に合ったのは幸運ではあったかもしれない。
来た動機は小石川に呼ばれたというだけではない。自分の意志だ。

だが、意志に火をつけたのは小石川の招集で。
根本的にこの件に小角を呼んだのも、彼女に違いない。

「……」

(わたしの『能力』……大人数が知る事になるのは『まずい』。
 全員が全員、小石川さんのような理解者とは限らない。
 いや、その小石川さんがわたしを今回駆り出したのだ。
 知られれば知られるほど、イルソン君は必要とされる。
 必要とされればされるほど、また、いつか、よくない事が起きるかもしれない)

                 (だが)
 
      …………あとは、謎を解いたこの結果が、
      事件の解決につながることを祈るまでだよ。

(『祈るだけじゃ足りない』のが答えだ!
 『このまま終わらせる』のは、きっと、もっとまずい。
 それもいつかじゃあない。『今すぐまずい』方が、もっともっと、だめだ!)

『再び盤面を見据える時』が、来たのだろう。
小石川に『到着』を伝える。

その交渉が暗夜行路を行くならば、それは『夜明け』を意味する。

『イル・ソン・パティ』はあらゆる陰を焼き尽くす太陽。
ただ真実だけを『目に見える形』に翻訳する。

                 謎を生むのが心である限り、
                 決して『解けない謎はない』。

そして――――その能力は『仲間がそこにいれば』『いるほどに』『無限に広がる』。

830飯田 咲良『シスター・ゴールデンヘアー』:2022/04/09(土) 03:06:22
>>796
>>826

昨日の『夏のクリスマス』の残り香を探すみたいに、赤月さんと街を歩いてた。
たくさん見て回って楽しかった思い出と、ぼろぼろになってく赤月さんをただ見ていた苦い思い出がもやもやと残って、
私はきっと眉を寄せて困った顔をしてる気がする…。

「気にしないで、赤月さん。
 ……私、見てるだけしかできなかったから…。
 もっと、ちゃんと力になれたらよかったんだけど…」

もしもの時の逃亡手段。
私がしようとしてたのはあくまでそうだった。

……けど『シスター』と一緒なら赤月さんを『護る』こともできたんじゃないか、
赤月さんと一緒に戦えたんじゃないか、
……お姉ちゃんができたっていう、『一抹って人を止めること』もできたんじゃないか。
そんなもやもやが昨晩からずっと消えなかった。
でも――

「この『サンタさん』が赤月さんの『力』になれたならよかった。
 これくらい『名誉の負傷』ってやつなんじゃないかな」
「……ありがとうね」

最後の言葉だけ小さくつぶやきながら『サンタの陶人形』を軽く撫でる。
私の代わりに赤月さんと一緒に戦ってくれた『陶人形』。
眠たげなはずの彼の表情が、塗装の欠けのせいかほのかに笑っているように私には見えた。

831『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:39:20
<><><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><><><>
>>798>>812(空井)【1】
>>799(三刀屋)【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>801(朝山)【4】
>>803(遊部)【5】
>>804(ダイアナ)【6】
>>805>>809>>815(夢見ヶ崎)【7】
>>806(美作)【8】
>>807>>825(ナイと猫)【9】
>>808(百目鬼)【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>>810(黒羽)【12】
>>811(三枝)【13】
>>814(ココロ)【14】
>>816-817(天雨)【15】
>>818(今泉)【16】
>>819(稗田)【17】
>>822(薬師丸)【18】
>>823(ソラ)【19】
>>824(水宮)【20】
>>826(赤月)【21】
>>830(飯田)【22】
>>827(小角)【23】

『駅前商店街』の目立つところにまだ『クリスマスツリー』は鎮座しており、
一般的に今日は『休日』だったため、それなりに人はごった返している。
そして―――『夏のクリスマス』に何らかの形で携わった者達の姿も多く集まっている。

『事情を知る集まったもの』達―――
もし、誰かが『夏の魔物を説得するのに力を貸してほしい』と言えば、
大多数が喜んで力を貸してくれるに違いない―――

そして、『協力者』達はまだまだ増える可能性がある。

>>799(三刀屋)

「フォッフォッフォ、駅前ライブカメラは上の方で
 『雑踏』の音を拾っているからの、
 この人混みじゃあよほどの大声じゃないと聞こえんよ。
 そんな大声出すのもちょっと疲れるしのォ〜〜〜」

『ウィンターじいさん』に軽くいなされてしまった。

『三刀屋』は与り知らない事だが、
今、『冬関連』の話を弱った『サマー・フォーエヴァー』に行うのは
良くなさそうなので、結果的に助かったのかもしれない。

良くないと言えば、そもそも、『冬を楽しむ風景』や、
『クリスマスツリー』自体が『サマー・フォーエヴァー』にはキツいだろうし、
その『光景』を無理やり見せられたら『敵対行動』の何物でもなく、
『説得』どころではないのかもしれない。
(それもまた『三刀屋』は与り知らない事だが)。

832『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:40:33
<><><><><><><>『民家』<><><><><><><><>
>>800(村田)①
>>802(朱鷺宮親子)②③
>>813(小石川)④
>>827(小林)⑤
>>828(関)⑥
>鉄⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『夏の魔物』―――『サマー・フォーエヴァー』は『小石川』の手により、
『鉄』以外の『一行』の前に引きずり降ろされる格好となる。
今まで『夏のクリスマス』により追いつめてきた『敵』。
そしてさきほど事故的にだが、消滅させかけてしまった。

おそらく、『サマー・フォーエヴァー』の『一行』への心証は『最悪』。
それを未だ『説得』しようというのであれば、
相手の立場に立った『繊細な進め方』が必要だろう。

そして、『説得派』は、仮に『説得』に『成功』した場合、
『能力解除』させた『後』の事も考えた方がいいのかもしれない。
つまりは、その後、『サマー・フォーエヴァー』を滅するか否か―――
『改心させ解除させたら、後は用済みとばかりに滅ぼす』………
『説得成功!』という事で、それだけで満足ならば問題はないが、
仮に良しとせず、『改心したサマー・フォーエヴァー』を何らかの形で助けるのなら、
場合によっては『仲間』達の『説得』も必要になってくる―――

 ………

もちろん、まずは、『サマー・フォーエヴァーの説得』に集中すべきではある。
『説得』の肝は『ライブカメラ頼み』となったようだ。
『民家』に駆けつけた『一行』以外にもたくさんの『協力者』が居る。
『偶然』か『必然』か―――多くの『協力者』が『ライブカメラ前』に集まっていた。
『小石川』が多数に呼びかけたとはいえ、
短期間に集まってこれたというのは『奇跡』に近い。
『薬師丸』の『幸運』の力もあるのだろうが、
『夏のクリスマス』を開いてくれた者への
『サンタからのクリスマスプレゼント』なのかもしれない。

                      ………

『ノート』を用意する『関』。
『サマー・フォーエヴァー』の方も『絵日記』を再度出せるのかもしれないが、
『意思疎通』は本来の用途ではないだろうし、『ノート』の方が見やすいだろう。

『説得』に協力したい面子は『小石川』を中心に、
『ライブカメラ前』と連携して、行動すればいいし、
そうでなければ『静観』していて構わないだろう。

>鉄
『鉄』もまた降りて来れば『盆踊り』の手により、
『一行』の方へ『戻される』のは可能だろう。
もちろん、いざという時に、『リヴィング・イン・モーメント』達とともに、
『櫓上』で『ラジカセ』を破壊できる態勢を崩さないままでも良い。

833『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/09(土) 03:42:48

※これからしばらくこのミッションは、
※強制的に『レスが必要』な方は作らず、
※『任意の方』がレスする方式で進みます。
※GMは集まったレスを元に『1〜2日』おきに『進行』していきます。
※GMレスが早めに必要な場合は、分かりやすくアピールしてください。
※『ライブカメラ前』はこの後も『追加参入』可能です。
※『ライブカメラ前』に集まった面々は基本的に
※『やりたい事がある方』に『自動的に全面協力する』形となります。
※逆に言えば『独自にやりたい事』がなければ、参入レス以後のレスは不要です。
※『提示された協力を拒否したい』場合等はお早めにレス下さい。

834大神 或真『ネヴァー・グローイング・アップ』:2022/04/09(土) 19:02:49
>>831(GM)
盛り上げの一環として路上で手品をしていた、黄リボン付シルクハットを被った緑髪・右青目・左赤目・改造済清月学園黒制服の男装少年(16歳 女子)もライブカメラ前に寄ってきた。

「いやはや大勢のお客さんだこと、
やれやれ、みんながライブカメラに注目してるんじゃ手品師は商売あがったり、だ」(↓ハスキーボイス↓)
少々呆れ顔で人々を見渡す。

「大盤振る舞いの大魔法(マジック)、10秒でよければいい夢(マジック)見せるぜ」(↓ハスキーボイス↓)

固体・10秒・世界に存在し・想像できるモノの範囲で協力しますよっと。

835小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/09(土) 23:11:01
>>832

解放された『粕湯酒』入り水槽、そして残るローション・メントスコーラ
含めて小林の元に戻す。危険はもう無いと思うが、塩水入り水槽は
鉄さんが櫓から降りるまで傍に付かせて置く事にする。

「夏の魔物……仮称として、サマーさんとでも呼ばせて貰って構いませんがね。

改心させ解除が成功した場合……自分自身としては破壊するのも
何処ぞなり遠い場所へ自由にするのも周囲の仲間たちの意志で良い。
極論、自分自身は一抹君の安否だけ保証されれば後は構わないと言う形の
決心で参入した身だ。

「サマーさん。最初こそ私達は、嘘をついても仕方がないので正直に
言いますが貴方と言う夏を終わらせようとしてました。
貴方の言い分に対し、刃物で切ったりラジカセを勝手に弄って
夏の音頭を止めた事は大変すみませんでした」

この期に及んで、自分達の目的を偽証する必要はない。命同然のラジカセを
いじくって、両腕も斬って君の事が大好きなんだ! なんて都合の良い話を
鵜呑みにする生物、魔物であろうと希少だろう。
 こう言う話をする場合、暴行した相手より別の人物が間に入って
謝るほうが被害者の昂った興奮なり憤りを軽減する効果がある筈。


「ですが、貴方の話……ノートの文面を見て考えも幾らか
私達も変えようと思ってる次第なんです。
 勝手な話だと怒るのは無理ないですが、いま暫くだけ私達の話に
耳を傾けて貰って宜しいですか? 
貴方の望む、『サマー・フォーエヴァー(永遠の夏)』
……その幾らかの人間を夏の動植物や昆虫だとか、かき氷に変えたりとかを
する事なく、私達が今後あなたの邪魔をする事のない最善の形での
サマーさんの希望を叶える事が出来るかも知れませんから」ニコッ

『説得』をするのなら、まずは『謝罪』そして『話を聞く姿勢』を
設ける事だろう。何はともわれ、夏の魔物が嫌気をさして
逃げようとする気持ちを薄めなければ。

836小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:08:32
>>(全員)

駅前を映す『ライブカメラ』越しに見える大勢の『協力者達』。
その光景を目に出来ただけでも心強く、
計り知れない程の『大きな力』を分けてもらえた。
先程まで、自分は一人だった。
決して一人で戦っている訳ではなかったはずだ。
ただ、自分で自分を一人にしてしまっていた。
今は違う。
多くの人々に後押しされている事を思い出した。
本来の自分を取り戻せた。
だから、『まだやれる』。

        スゥゥゥゥ――……

画面を見つめて、静かに深呼吸する。

837小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:09:54
>>829(小角)

『到着』の知らせを受けて、『小角』に電話を掛ける。

  「小角さん……」

  「私の『心』は……一度『折れました』」

  「『説得を選んだ責任は自分にある』……」

  「だから『自分がやらなければならない』と――」

  「自分を追い詰めて……」

  「何もかも分からなくなって……」

  「最後に……『望まない結果』を招いてしまいました……」

通話越しに、偽りのない本音を語る。
長期に渡る活動で蓄積された疲労、
目に見えない時間制限と焦り、
人外の相手と向き合う事による消耗、撃破に傾く場の流れ、
町全体分の責任の重さ。
全て背負うつもりでいた。
だが、極限まで磨り減った精神状態では、
それらを受け止めきれなかったのだ。
心身の限界を自覚していながら、
『もうすぐ終点に辿り着ける』と自らを叱咤する内、
いつしか冷静さも失われていた。
その結果、自分でも予想していなかったタイミングで、
ポッキリと『折れてしまった』。
圧力が加わり続けた金属に亀裂が生じ、
最後には砕けて壊れてしまうように。

  「もう一度……『力』を貸して下さい」

  「……『人目につかない場所』へ移動できますか?」

小角と初めて会ったのは、『指輪』を探していた時だった。
その時、彼女は『スタンドは見せられない』と断言した。
ある事件で再会した時も、
彼女は『能力』を使う事に慎重だった。
今回の件について『調査』を依頼した時も、
『場所』と『人間』を指定し、『他言無用』という条件で行った。
それ程までに『小角の力』――
『イル・ソン・パティ』は『絶大』なのだ。

  「『朝山』さんと『天雨』さんに行っていただきましょう」

  「……『薬師丸幸』さんをご存知ですか?」

『レディ・リン』は、遠方からでも直接的に機能する。
先程の助力で、それが分かった。
だからこそ、『同席』を求める。

  「それから……『もう一人』紹介します」

  「今――『来ている』のが見えました」

  「『元警察官』で、
   今は『警備の仕事』に就いている方です」

さらに、『百目鬼小百合』の名前を挙げる。
昨日、スタンド使い達を呼び集めた時、
『家の外』で待機していた。
『関』や『ナイ』と一緒に歩いているところも見えただろう。

  「『こちらに対する魔物の印象』は、
   『下の下』まで落ちてしまっています。
   まず、『話が出来る状態』に戻さなければいけません」

  「『言葉』で埋め合わせようとしても、
   決して聞き入れてはもらえないでしょう。
   『嘘』だと言われてしまえば、どうしようもなくなります」

  「小角さんや他の方に問題がなければ、
   『最初のテーマ』は……」

  「――『小石川文子について』」

『イル・ソン・パティ』は『真実』を語る。
その盤面に『嘘』は存在しえない。
だからこそ、極めて高度な『嘘発見器』として機能する。

  「『小石川文子』は、
   『サマー・フォーエバー』を消滅させるつもりで、
   『ラジカセ』を操作したか」

  「……これを『最初の質問』にしたいと思っています」

『心』で示す方法は、これしか考えられない。

838小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:12:18
>>822(薬師丸)

続いて、『薬師丸』に電話を掛ける。

  「薬師丸さん――『力』を貸して下さい」

  「……私は『自分』を見失っていました」

  「相手に『一人では出来ない』と言いながら、
   自分自身を『一人』にしていたのです」

自らを顧みるべきだった。
乱れた精神状態から、正常な思考は生まれない。
その結果、最も大きな局面において、
『最悪』の形で失敗を犯した。

  「今……皆さんのお陰で『取り戻しました』」

  「私は――最後までやり抜きます」

  「どうか……『助けて下さい』……」

思考を整理し、意識を切り替える。

  「本格的に距離を縮めるためには、
   『心』を見せる必要があるでしょう。
   それはこれからになりますが……
   まず『魔物』に『私の気持ち』を『言葉』で伝えます」

  「――『幸運』をお願いします」

ここから先は『一人』ではない。

839小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:13:44
>>816-817(天雨)

それから、『天雨』に電話を掛ける。

  「……『小角』さんと合流していただけませんか?」

  「『あの時』と同じように……」

呼吸を一つ挟み、話の続きを始める。

  「――『相談』に乗って下さい」

  「これから詳しく説明しますが……
   『大まかな流れ』は考えておきました。
   不信感を取り除くところから始めたいと思います」

  「私の行動が『魔物』に『消滅』の危険をもたらしました。
   謝罪の言葉を並べても、効果はないでしょう。
   『そのつもりはなかった』と主張しても、
   『嘘だ』と一蹴されて終わりです。
   ……『別の角度』から切り込むつもりです」
   
  「『私自身』を『ポリグラフ検査』に掛けます」

  「『どのような意図で行ったのか』――
   それを『イル・ソン・パティ』に『判定』してもらいます。
   その結果がどう受け取られるかは不確定ですが、
   『きっかけ』としては妥当だと思っています」

  「『それも嘘だ』と言われる可能性もあるでしょう。
   そこで、『イル・ソン・パティ』の力が、
   『本物』である事を証明する必要が出てきます」

  「たとえば――
   『魔物しか知らない事』を『質問』してもらえば……
   信憑性の裏付けに出来るのではないでしょうか?」

『方針』を打ち明け、『相談役』として彼女の見解を求める。

840小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:14:55
>>801(朝山)

そして、『朝山』に電話を掛ける。

  「朝山さん……『小角さん達』と合流していただけますか?
   この前と同じように『調査』を行います。
   『魔物』を説得する手助けをして欲しいのです」

  「最初に印象を回復させる事から始めます。
   ただ、口先だけでは『不可能』でしょう。
   『言葉』ではなく『心』で証明するしかありません」

  「『イル・ソン・パティ』は『嘘』をつきません。
   だからこそ、『私』を『嘘発見器』に掛けます」

  「まず『小石川文子』について『質問』してもらうつもりです。
   どうなるか分かりませんが……
   そこから手をつけましょう」

  「……朝山さん、どうかお願いします」

声を掛けるのは、ひとまず『ここまで』だ。

841小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:15:49
>>828(関)

『サマー・フォーエバー』を消滅させる事で、
この事件を『解決』する。
それは『星見町の総意』に限りなく近いだろう。
そして、やろうと思えば、それを果たす事に困難はない。
ここまで事態を引き伸ばしているのは、
自分自身が『そうしたくないから』だ。
そして、一度『しくじった』。
だが、まだ僅かでも可能性があるのなら、『諦めたくない』。
それが『1%』にすら満たなかったとしても、『諦められない』。

  「関さん――」

  「私は……『間違っていました』……」

出来る限りの事をやろうとした。
そうすれば、その分だけ仲間の負担を減らせ、
余力を他に回せるのではないかと。
だが、結果は違う。
自分の限界を見誤った結果、正常な判断力を喪失し、
『最悪の結果』を招く事になってしまった
それでも許されるなら、
もう一度――もう一度だけ『チャンス』が欲しい。

  「……『支えて下さい』」

今、彼女に頼む事は『それだけ』だ。
だが、決して小さくない。
もう二度と倒れてしまわないように、
後ろから支えていて欲しい。
たとえ茨の道だとしても、誰かが傍にいてくれるなら、
私は『まだ戦える』。
『自分自身』を見失わずに済む。

  「もし『失敗』した時は……」

  「私が――『終わらせます』」

それは他の誰でもなく、
この道を選んだ自分自身が負うべき『責務』だ。

842小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/10(日) 19:17:56
>>832
>>827>>835(小林)

飛び降りる時に『ノート』は回収した。
そして、『ナイフ』は既に『解除』している。
同時に『魔物の腕』も『再生』されて元通りになっているはず。

       スゥゥゥゥ――……

改めて深呼吸を挟み、『小角』との『ビデオ通話』を繋ぐ。

         スッ

自ら前に進み、小林の前に出る。
『第三者が間に立つ』という彼の考えは間違っていない。
しかし、現在の状況では、
それが大きな意味を持つとは思えなかった。
そもそも、単純な謝罪自体が、
ほぼ意味を成さない状況なのだ。
それでも、『当人』が表に出なければ始まらない。

  「ごめんなさい……」

  「私は……
   あなたにとても苦しい思いをさせてしまいました」

懐に忍ばせた『香り袋』には、
『乾燥させたラベンダー』が入っている。

  「悪いのは私です……」

『サマー・フォーエバー』の前に立ち、『ノート』を返しながら、
ただ深く頭を下げる。
もし手元になければ、関が出してくれた品物を渡す。
いずれにせよ、贖罪の意思を示すのは変わらない。

  「――本当に……ごめんなさい」

自分が相手の立場だったとして、一方的に苦しめたのは、
どう考えても『こちら側』だ。
彼にしてみれば、あまりにも虫が良すぎる行動だろう。
だが、『謝らない』のは、もっと良くない。
聞き入れられなくてもいい。
非難の言葉を浴びせられてもいい。
それは自分の『罪』だ。
どのような重圧に曝されようとも、微かな希望を繋ぐために、
全てを受け入れる。

843鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/10(日) 21:25:53
>>832

『櫓上』にて待機する。
いざという時には、『ラジカセ』を破壊する。
あるいは『ラジカセ』を皆の元へと持っていくことも、必要になるかもしれないと判断した。
無論自分の存在が『夏の魔物』の説得を邪魔することになるのであれば、
『ラジカセ』を置いて『櫓上』から降りることも有り得るだろう。

…それが例えば、生き延びる為に時間を稼ぐような『夏の魔物』の策だと判断したなら自分は一人で動くことになる。
ここまで懸命に動いている『小石川』さん達の気持ちを無碍にするのは、心苦しいが。
人命が何よりだ。そして自分の判断基準では、既に本体は死亡していると思われる『夏の魔物』は『人』に含まれない。

844関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/10(日) 23:19:24
>>841(小石川)
>GM

「まだ終わってないんですから、
 後悔は、もったいないですよう!
 ……私がちゃあんと、支えますから」

             ザッ

関の『ペイデイ』は後方支援に長けたスタンド。
それは遠隔攻撃をするとかそういう意味ではなく、
本当の意味で『後方にいる』事に意味がある能力。

だが――――前に出る。

「私からも一つだけ言っておきます。
 私たちがしたいことそのものは、
 あなたを消す事じゃあありませんし、
 小石川さんがあなたを攻撃したのは、
 小石川さんが本当にしたかった事じゃありません」

「……なんて言っても攻撃に違いはありませんけど」

関の言葉に現状では大した中身は無いが、
『説得役』の角度を一つ増やす事に意味はある。
テレビ電話の先の面々は『補佐』にはなっても、
決してこの場で魔物と対峙は出来ないのだ。

「それでも、絶対に本当の事です」

また、『加害者』の小石川や、
状況の当事者だった小林でなく――――
『この場の第三者』である関が、前に出る意味もあるだろう。

(『方法が悪かった』だけで、『やりたいこと』は悪くない……
 それは、小石川さんも、『サマー・フォーエバー』も、同じこと)

845薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/10(日) 23:31:08
>>838(小石川)

「あんたがどういう状態だったかは、
 私は知らないし、分かんないけどさ。
 でも、いい方向に動いたんならよかったよ」

「それに――――私の仕事はさ、
 さっきのじゃあ足りなかったんでしょ?」

            「これは『サービス』。
             料金はいらない。
             あんたはロジックを詰めて……
             私がそれ以外の全部をやったげる」

>全員
>GM

《はい、はい、はい、注目、ちゅーもく!
 私の方を見てちょーだい。ここよここ。
 これが聴こえててここにいるってコトは、
 ま、『夏の魔物』の件で呼ばれたメンツでしょ》

『レディ・リン』を発現し、
『スタンド会話』によって、
『手の空いた全員』に声をかける。

《そんでさ、来たは良いけど、
 なんにもやる事ないってヤツもいるでしょ。
 そーいうヤツは、私の方に集まってくれる?》

《私の『レディ・リン』は『幸せ』を呼ぶ能力》

        《んでも、呼んだ分だけ後で不幸が来る。
          一人で呼び続けるのは正直効率が悪い》
 
   リン

『自分の腕』に『最小金鈴』を設置して、見せる。

《だから『人数』を使う》

《ここにいる全員、多分目的はある程度おんなじのはず。
 ――――少なくとも『現地組』が上手く片付ければ『ラッキー』》

             《そういうスタンスの人間全員で、
              ガンガン幸運を呼びまくるわけ。
              これなら……ちょっとした意味はあるでしょ》

大勢が一堂に会し、幸を祈るということ。

その行為そのものに意味があるかは分からないが、
スタンスの近い者達が一斉に試せば、負担を分散しつつ試行回数を増やせる。

846天雨サトリ『10cc』:2022/04/11(月) 00:57:20
>>839(小石川)
>GM

「ええ――――よろしくってよ。
 説得だなんて言うのは本来、
 相手のことを知らないとできませんもの。
 強引にでも知れるあの『能力』はピッタリでしょうね」

              スタスタ

小角を視界で探しつつ、電話を続ける。

「ただ、貴女の言う流れには懸念がありますわね。
 『無理解』で傷付けてしまったのだから、
 『知ろうとする』のは正しいでしょうけれど――――」

            スタ

「『イル・ソン・パティ』の『理解』は乱暴すぎる。
 いきなり『私の仲間の能力で』『貴方しか知らない事を知りました』
 そんなことを告げたら『不愉快』に思われたとしても、おかしくはありませんわ。
 やってる事は、ほとんど『スタンド攻撃』ですもの」

                    スタ
 
「それに残念ながら、現時点で不信感を抱かれているのでしょう?
 アレがこちら側陣営のスタンド使いの能力だと知られれば、
 仮に『魔物しか知らない知識』で『能力の正当性』を証明しても、
 『こちらの匙加減でウソの答えも出せるかも』と、疑われるかもしれない」

             「つまり」

        「――――何か、『イル・ソン・パティ』という存在を、
         『オブラート』に包んだ方が良い気がしますわね」

『イル・ソン・パティ』が『真実を出す能力』なのは証明可能だ。
だが、『それは公平な基準の真実だ』という証明は可能だろうか?

まして、こちらは既にスタンド攻撃を仕掛けて不信を抱かれているのだ。
『味方にいる何でも知れるスタンド』が、魔物に信じて貰える公算は薄い。

「――――例えば、本体が『第三者』であるという事にする?
 通りすがりのスタンド使い……は、不審すぎるわね。
……少なくとも『仲間の能力と伝えた上で潔白証明』は悪手。それは間違いなくってよ」

小石川の考えは概ね正しいだろうが、
『小石川の潔白証明』は『信用回復の手段』だ。
そのために『イル・ソン・パティをそのまま使う』のは、『信用が足りない』という矛盾を抱える。

「――――それとも、『イル・ソン・パティ』を、
  
       ・ ・       ・ ・ ・ ・ ・
      『魔物』のような完全自立型スタンドという事にするとか?」

               「能力自体は『勝手に動くコイン』なのだから、
                   ……そういう『解釈』は出来なくもないはずですわよ」

847小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/11(月) 01:53:46
>>846(天雨)

天雨の言葉を受けて、思考を働かせる。

  「『夏』を使うのは……?」

  「『魔物』は『夏』を狂信的に信奉しています。
   そして、今の『魔物』は弱っています。
   少しでも『夏が欲しい』と考えているでしょう」

  「だからこそ、『夏』を無視する可能性は、
   低いように思います」

『夏の魔物』にとって最も訴求力が見込めるのは、
やはり『夏』だろう。
『夏』なら乗ってくる可能性がある。
『夏』を与えるのは危険と隣り合わせではあるが、
それでもリスクに見合うだけの効果はある。

  「今から『夏のもの』を用意できれば……」

『クリスマス』で満たされているとはいえ、
本来の季節は『夏』だ。
さほど困難ではないはず。
『夏のもの』で固めれば、
最低でも視覚的な説得力は増すのではないだろうか。

  「『盤面』を囲む皆さんに、
   『夏の信奉者』になっていただないでしょうか?」

『盤面』を囲む全員に『夏の格好』をしてもらう。
『夏服』や『夏の品物』など、その種類は問わない。
とにかく『夏』を感じさせるもので固める。
町が『クリスマスムード』だからこそ、
その存在は余計に目立つはず。
『どういう存在』を名乗るかは保留として、
『夏』を用意すれば、おそらく注意は引けるだろう。

848小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/11(月) 02:02:22
>>837(小石川)
>GM

「な、何があったんだい……?
 いや、今はそれを推理する時間ではないな。
 きみが凄くがんばってるのはお見通しだ。
 失敗したのは残念だったのだろうが……
 今、まだ成功の余地はあるのだろう?」

「なら別にいいじゃあないか。
 自信をもってわたしを……た、頼りたまえ!」

                トコトコトコ

底の厚い革靴を鳴らしながら、
『天雨』『朝山』と合流して物陰に向かう。

「その名前は知っているとも。
 ……いくつか『危ない事』にも同席した。
 お互いの能力も知っているから、問題は無いよ。
 本当はあまり信用できそうな人じゃあないが……」

      チラ

          「ただ、彼女は何かする気みたいだ。
           ひとまず抜きで始めたほうが話が早い」

『薬師丸』には『質問の数合わせ』以外にも出来る事がある。
説得もロジカルだが、『質問』も『運』が介在しない世界だ。
『適当に質問を決める』というのはあまりにもリスクも大きい。

「あとは……け、警察………………か。
 いや、まあ、うむ。
 小石川さんが信用できるというなら、
 その人も……信用するのはやぶさかではない」

小角は警察に対してさほど良い印象が無い。
だが、『小石川』が仲介したのだから、
『単に公権力の人間だから』という理由ではないはずだ。

「ふふん、小石川さんのしたいことも、わかったとも。
 悪気はなくっても、殺されかけたら絶対に嫌だが……
 それでも、悪気があったと思われるのとは、ずいぶんと違うだろうね。
 そして『イルソンくん』の答えは絶対だ。……怖いくらいに」

「小石川さんの本気を伝えるのに使うにはちょうどいいだろう」

――――小角の懸念は強くはない。

「ただ、『じゃあどういうつもりだったのか』は……
 あ、い、いや。それは小石川さんが一番わかっている事か。
 あとは……わたしの『イルソンくん』を魔物にどう伝えるかだね。
 見せるだけだと、わたしが手で動かしてると思われるかもしれない……!」

「……おほん。どちらにせよ、人の居ない所に移ってからになる。少しだけ待ちたまえ」

849ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/04/11(月) 07:07:27
>>845

「んー?」


うろうろしていたら集合がかかったので、
『雪ダルマ』の設置を止めて白髪の女性に近寄っていく。


「この『鈴』を? 鳴らすと良いのか?
 ふーむ? では、これ『交換』じゃ」


小さな『鈴』を受け取って、代わりに『チョコクッキー』を渡していく。
事態の理解が浅いので、夏の魔物退治に幸運が向いてしまう可能性もありそうだが、
そこは小石川の『幸せ』を祈っておけばいいだろう。多分。

850朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/11(月) 14:22:14
>>840(小石川PC)

「およ? 夏の魔物をケチョンケチョンにするとかじゃなくて
『説得』なんすね。 わかったっス! それじゃあ小角ちゃんと早速合流するっス!
小石川おねーさんも無理せず頑張ってねっス!」

>>848

「やーやーやーっス! 小角ちゃん、この前っ振りっス!
イルソン君と一緒に夏の魔物を何とかするよーに頑張ろうっス!
お金も丁度十万ぐらい用意してるっス! 色々質問する余裕はあるっスよ!」

威張りつつ、十万の入った財布を見せつける。

(※今後、質問等は小角PC、小石川PCに基本は全て委託する形に致します。
もしも周囲で妨害行為かアクシデントが発生すればカバーに入りますが
基本は指示に自然に従いレスは入れないよう円滑な進行にさせて頂きます)

851小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/11(月) 20:19:56
>>GM

頭の中で何度も検討を重ね、考えを巡らせ続ける。
『イル・ソン・パティ』を自分自身に使うのは、
やはり不確定要素が強い。
天雨はいくつか提案してくれたが、
結局それらも『博打』の粋を出ないだろう。
『絶対確実』な手段でなければならない。
今は『魔物の心理』を探るために用いるのが妥当だ。

『魔物』は殺されかけた。
だが、『殺されていない』。
本当に消滅させるつもりなら、
『星見音頭』を消したままにしておけばいい。
そうする事は簡単であり、
『魔物』自身も同じように考えているはず。
しかし、実際はトドメを刺されずに生かされている。
おそらく、これは『魔物』にとっても、
『不可解』な事なのではないだろうか。
最初に問い掛けてきた事から、
『魔物』にも『疑問』という感覚が存在するのは分かる。

ひとまず、小角には待機していてもらう事にしよう。
最初の『テーマ』は『夏の魔物の今日の心理状態』だ。
『魔物の思考』を読み、そこから『突破口』を見つけ出したい。

852天雨サトリ『10cc』:2022/04/11(月) 20:35:56
>>847(小石川)

「…………夏の信奉者というのはよろしくてよ。
 ただ、なぜ『夏』が小石川さんに協調するのか?
 そして結局『イル・ソン・パティ』は『何』なのか?」

       「そこを埋めないことには、ですわね」

小石川の案は天雨からしても、悪くない。
だからこそ……補強する価値はあるだろう。

「夏と『あの能力』を結び付けるような、
 そんな何かがあれば…………
 今のところ、全く、見当がつきませんけれど」

           「…………あぁ」

「『縁日』に、確かあんな出し物があったような気はしますわ。
 けれどそれが夏か?と言われたら……記憶も曖昧ですわね」

『天雨』は『夏の風習』にたいして詳しくない。
だが……『夏寄りの存在』に、何か『あれ』に近いものがあるような気はする。

「『夏らしさ』をいきなり用意するのは難しいけれど……
 ひとまず、盤の周りに集まるメンバーからは、
 冬の要素は取り払うように私から伝えますわ。
 初手で『宣戦布告』と思われたら、さすがにたまりませんものね」

853『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/11(月) 22:15:42
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>村田①
>朱鷺宮親子②③
>>836-842>>851(小石川)④
>>835(小林)⑤
>>844(関)⑥
>>843(鉄)⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨


『塩水』の『リヴィング・イン・モーメント』と、『鉄』自身は『櫓上』で待機する。
『夏の魔物』については不明点が多い。
何かあった時の為に、『ラジカセ』を離れた場所で確保しておく役割が居ても良いだろう。

             ………

『小石川』の内心で種々の感情と思考が怒涛のように渦巻いていく。
しかし、なんにせよ、前に進まなくてはならない―――
『小石川』は、己の成すべきことをしつつ、
『協力者』達に様々な声をかけていく。

『サマー・フォーエヴァー』は『小石川』の『腕』の解除により、
また、自らの『絵日記ノート』に文字を連ねる事ができるようになった。
(『関』のノートはとりあえず使わないようだ)。


  ………

『両腕』を取り戻した『サマー・フォーエヴァー』
早速、『絵日記』に書き出したのは、



     『バ ――――――――――――― カッ!』


          分かりやすい罵倒の言葉だ。

かなりご立腹のようだし、自棄な雰囲気もみられる。
生殺与奪の権が握られている以上、やむを得ない態度なのかもしれない。
『関』と『小林』、そして『小石川』がフォローの説得をするが、
『サマー・フォーエヴァー』の『不信感』は簡単には消えない様子だ。

854『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/11(月) 22:18:24
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>三刀屋【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>850(朝山)【4】
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】
>>849(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>>846>>852(天雨)【15】
>今泉【16】
>稗田【17】
>>845(薬師丸)【18】
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>848(小角)【23】
>>834(大神)【24】

『ライブカメラ前』―――
『大神』が来て、更に賑やかさを増している。

  ………

『小石川』との相談により、
明確に『協力者』と共に活発に動こうとしているのは、『薬師丸』と『小角』だ。
『薬師丸』は『鈴』による『協力』たちの『幸運』のアンサンブルを提案し、
『小角』は『小石川』の指定した、『天雨』『朝山』『百目鬼』と共に、
『イル・ソン・パティ』の『真実の追求』を行う体制を整える。
双方とも、人数が多ければ多いほど『能力』の幅は広がる。
ただ、協力を求めれば求めるほど『能力』を他者に知られてしまう『リスク』はあるか。

今のところ、『薬師丸』、そして、『小角』の能力を用いた
『説得』をメインに作戦は進められようとしている。
『テーマ』を決めたら具体的な『質問』を行っていきたいところだが―――

ネックとなるのは『サマー・フォーエヴァー』の『信頼』を勝ち取れるかどうかか。
もう少し前ならば、『イル・ソン・パティ』の『こっくりさん』のような
『児戯的な部分』と『真実の例示』を併用するだけで、
それは成し遂げられたのかもしれないが―――

現状においては、『更なる手』を打たないと、
閉ざされた心はなかなか『回復』しなさそうだ。
『夏の信望者』を用いる事自体は悪くないアイディアなのかもしれない―――

※『薬師丸』は現状、居る『協力者』の中から
※自由に『鈴』を渡し『協力してもらう者』を挙げて構いません。
※(ナイ&猫にはすでにあげた)

855三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/04/12(火) 17:33:17
>> 808(百目鬼)
>>837(小石川)

「ええ、まあそんなところです」

『クリスマスツリー』に関わる4人が集まり、長閑な談笑が始まる
『夏の魔物』の存在は恐るべき事態ではあるが、三刀屋自身には関わりの薄い事だ
それよりも今は、こうして成立した『夏のクリスマス』というムーヴメントを楽しむ事に・・・・

「おや? どうしました?」

ふと、百目鬼が誰かから連絡を受け取ったのが見えた
何事か気になり、どうしたのか聞いてみる事にした

856『エド・サンズ』:2022/04/12(火) 17:34:25
>>850(朝山)

『ヨーオ! 「悪の首領」ノ嬢ちゃん
 ソンナニ急イデドウシタンダ?』

『小石川』からの連絡を受けて、『イル・ソン・パティ』の所へ向かう朝山に声をかける
昨夜起きた『サンタクロース事変』の主犯・・・・『エド・サンズ』である

『ナンカヨー、ドウニモワケガワカンネェ
 ヤットノ思イデ「サンタクロース」ヲやり遂ゲタノニヨウ・・・・
「あきは」ノ奴ガマダ帰ッテコネェンダ』

さて・・・・『夏の魔物』に関わる今回の騒動
動いている人間の多くは『夏の魔物』に対して、『有害動物』くらいの認識でいるか、
もしくはそれ程多くの関心を向けない・・・・『無関心』であるだろう

『何カ知ラネェカ?』

だが・・・・直接の被害者であればどうだろう
『本体』という最もかけがえのない存在を失いそうになっている『彼』は・・・・?
『夏の魔物』という存在に対して『強い憎悪』を抱いているのではないだろうか・・・・?

『ナアー』

それこそ・・・・『魔物』との『和解』など考えられないくらいに・・・・

857朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/12(火) 19:26:47
>>856

「おーっ サンちゃん!
うーんと、自分もまだ詳しく聞いてないんスけど
夏の魔物に変化した人たち、まだ帰ってこないんスか?」

朝山もまた、詳しい事はそんなに多くは無い。
 行き成り小石川から電話をして『夏の魔物を説得してくれ』と
言われただけだ。ちゃんと全貌を把握してる訳ではない。

「うーんと、いま友達の小石川おねーさんって人から
夏の魔物の調査をするから、そう言うのが得意な友達の所に
行ってくれって言われたから急いでるんス。
 なんだったらサンちゃんも一緒に参加するっスか?
サンちゃんは夏の魔物に直接関わってるんだし」

朝山には、エド・サンズの心情を知る由もない。
 『調査』をするなら当事者に近い人物が居たほうがいいんじゃなかと
単純な親切で告げてる。

858『エド・サンズ』:2022/04/12(火) 20:34:05
>>857

『「夏の風物詩」ニ変エラレチマッタ連中ガ何人イルカハ知ラネーケドヨォ
 少ナクトモ、俺ノ本体・・・・「あきは」ノ奴ハマダ帰ッテ来テネエゼ』

やれやれ、と手のひらを空に向ける

『オオ? 「夏の魔物」ニツイテ調ベテル奴ガイタカ
 ソレジャア、俺モ微力ナガラ協力サセテクレ!
ナントシテデモ「夏の魔物」ノ奴ヲ追い詰メテ・・・・トッチメテヤルゼ!』

そう言いながら、朝山について行く

859小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/13(水) 23:41:43
>>853

前向きに考えるとだ。無視が一番良くない、罵倒でも私達の声掛けに応じてくれるのだから
『対話』の見込みはあると考えるべきだろう。

「怒りはごもっともです、すいません」

(皮肉交じりに、君の今の気持ちが夏の風物詩になった者達も味わったものだと
告げても良いが。そんな発言で反省が促せる存在では無い。
この反応……『子供』、か。
 夏を満喫する。確かに思えば今までの行動においても全てが著しく
夏休みの子供と言う感性に近いのかも)

「関さん、お詫びとしてサマーさんに何か奢ってあげれます?
アイスなり夏に相応しいスイカなり……あと、私達も浴衣なり着るべきですかね」

(対話の意志を表示するなら、私達も夏に相応の服装にするべきかも知れない。
とにかく、今は心証の回復か。子供同様なのであったら、お菓子なり
自分の好みのものを渡して多少は怒りを治められれば良いが……)

860小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/14(木) 15:41:56
>>853

一足飛びに解決できる方法はない。
一つ一つ片付けていく必要がある。
まず行うべきは『大前提』の確認。

        ソッ……

懐から『香り袋』を取り出し、地面に置いて後退する。
大切なのは『魔物にとっての危険』を取り除く事。
攻撃できない距離まで下がる事で、それを示す。
『ラベンダー』の最盛期は『七月』。
この場においては、大した意味を持たないだろうが――。

良かれと思ってやった事が、逆に相手を傷付けてしまった。
自分のした事は『魔物と同じ』だった。
だからこそ、最後まで向き合い、必ず『解決』する。

>>(小角)

ビデオ通話を中断し、小角にメッセージを送る。

  [『質問』を二つお願いします]

  [『テーマ』は『今日の夏の魔物』について]

  [『最初の質問』は、
   『現在、夏の魔物の心証は最悪となっているが、
   この状態から和解が出来る可能性は残っている?』]

まず、この点を最優先で確かめたい。
諦めてはいない。
しかし、この問いに対する答えが『ノー』なら、
既に『終わっている』と考えざるを得ない。

  [『次の質問』は、
   『ラジカセを返せば魔物の心証は回復する?』]

小林の考えは分かる。
ただ、相手の立場に立って考えれば、
何よりも『命の保証』が欲しいはず。
殺されかけた事もあるだろうが、
現在の『魔物』の態度は、『命』を握られている事が大きい。
銃口を突きつけた状態でプレゼントを渡しても、
信用に繋がるとは思えない。
何か与えるにしても、『奪ったものを返してから』だ。

   ――……。

口で傷付けるつもりはないと言っても、
現在進行形で命を脅かし続けている状態では、
言葉に説得力を持たせる事は不可能に近い。
何か贈り物を渡したとしても、
誤魔化しと受け取られる可能性の方が高いだろう。
おそらく『ラジカセを返す』事が『一番効く』。

>>(朱鷺宮親子)

  「……『紙』を持っていて下さい」

二人に頼んで、余っている『紙』を持ってもらう。
『紙切り芸』に使用したものだ。
先程『ラジカセ』に向けていた『ナイフ』は、
実際には『切れなかった』。
それを証明する。
今は、『行動の積み重ね』だけが、
『突破口』を開く唯一の道だ。

>>(鉄)

『櫓』で待機する事を選んだ鉄に電話を掛ける。

  「――鉄さん……」

  「……用意をしておいていただけますか?」

  「『ラジカセを引き渡す用意』を……」

彼には彼の考えがある。
その事は十分すぎる程に理解している。
それが『正しい』事も承知している。
それでも、少しでも信用を取り戻すためには、
『ラジカセ』を返す事が必要になるだろう。
謝罪を重ねるよりも贈り物を渡すよりも先に、
『命の保証』をしない限り、
『会話』をこれ以上先に進める事は出来ないと考える。

  「許されるなら――もう一度だけ私に、
   『チャンス』を与えていただけないでしょうか……?」

  「『お貸ししたもの』は、
   合図するまで『そのまま』にしておいて下さい」

  「――失敗した時には、私が『責任』を負います」

彼の気遣いはありがたかった。
だが、もし再び過ちを犯した時は、自分の手で終わらせる。
それだけは、他の誰かに委ねる訳にはいかない。

861小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/14(木) 23:49:37
>>860(小石川)
>GM

―――――――――――――――――――――

わかった。まずはそれを聞いてみよう。
ただ、『前提のある質問』は答えが出るか分からない。
ここは『夏の魔物との和解が出来る可能性はあるか』
それを聞いてみよう。最悪なのは確かだろうけどもね。

そのあとは『ラジカセを返せばいいのか』だね。

状況を完全には把握できてない以上
わたしに『適切な質問』が何かは分からない。

だが、わたしの方でも質問は考え続けるよ。

それと、わたしの存在はくれぐれも内緒にね。
あとで教えたりするとしても
心証を聞いたなんてきっと心証が悪くなるぞ。

―――――――――――――――――――――

メッセージの返信をしたあと、『イル・ソン・パティ』を開始する。
現在のメンバーは『小角・天雨・朝山・百目鬼・エドサンズ』だろう。

――――まず『2つ』問う。

ただ、小石川から追加質問が来ないなら『残り3つ』はこちらで決める。
客観視の出来る立場の自分達の方が、本来質問を決めるのに向いている。

(魔物が滅びてもそれはぜんぜん問題ではない。
 むしろ、滅ぼすためにみんなでやってきたんだ。
 救おうなんて言うのは、わたしもそうだし、ほとんどの人に寝耳に水だろう)

   小石川に質問を考えてもらうのは現地にいるがゆえの知見、
   そしてなにより――――魔物を救いたいのは彼女だから、だ。

(どっちも救えるならそれに越したことはない……
 だけどそれより、小石川さんががっかりするのは……誰だって見たくないだろう!)

862関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/15(金) 00:09:38
>>853(GM)
>>859(小林)

「……はぁい、本当におバカだったと思います」

               ペコ

「小石川さんに代わって、謝ります。すみません〜」

頭を下げるだけ下げておく。
実際、無知な行いだったのだから。

「奢る事は出来ますけど……
 『サマー・フォーエヴァー』さんは、
 食べたり飲んだりは好きなんでしょうか?」

「私たちが思う『夏に相応しそうな物』じゃあなくって、
 お詫びなら……本当に欲しい物をあげたいですけど」

選ぶ物でこちらの気持ちを示す――――という意味でも、
『こちらの気持ち』を推し進めて相手を知らなかった結果が、
さきほど小石川らが犯した『失敗』だったのだ。

「…………それに、『あげる』よりも前に、
 しなくちゃいけない事が私たちにあるような気もしますよう」

『最悪の場合、倒せばいい』だけ。

関も正直なところ、そう思ってはいる。
鉄は勿論、小石川も根底はそうだろう。

             (心臓に刃を突き立てながらする説得……
              『そうすべき』だけど、それじゃあ響かない。
              それにたぶん……魔物に、『脅し』は通じない)

――――だがそれを相手も理解している限り、恐らく説得はより困難になる。
あるいは先ほどまでの『脅迫』の域を出ず、『結果』もまた、先ほどまでをなぞりかねない。

863鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/15(金) 02:41:00
>>860

小石川さんの言葉に頷く。こうなることは予想していた。
そして、『夏の魔物』に対して『ラジカセ』を渡すことの重みも彼女は十分に理解しているだろう。
同時に、我々には夏の魔物に被害を受けた人たちの命がかかっていることも。

「承知しました」

二つの意味での言葉を返し、両手で丁寧に『ラジカセ』を持って階段の方へと近寄る。
緊迫した場の状況に似合わない音楽だ。その手前で止まり、更なる指示を待つ。

864『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/16(土) 02:17:21
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>村田①
>朱鷺宮親子②③
>>860-861(小石川)④
>>859(小林)⑤
>>862(関)⑥
>>863(鉄)⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『サマー・フォーエヴァー』………
いわゆる『夏の魔物』を説得すべく、
積極的に動いているのは『小石川』、『小林』、『関』―――
他のメンバーも様々な思いはあるのだろうが、
今のところ、積極的に止めようという者は居ない。

『………』

『小林』の『夏の風物詩』をあげる提案と、『関』の問いかけ。
双方とも素直に謝罪してからの対話を姿勢を見せている。

それに対し『サマー・フォーエヴァー』は怪訝そうな動きを見せている。
すぐに問いかけに答えはしないが、興味を示しているそぶりは感じられる。
一面すべて影の存在で表情は不明ではあるが、
全身で感情を表現するような『分かりやすさ』はある。
これが『演技』だという可能性もないではないが―――
単純に『夏の風物詩』をあげてみれば、『好感度』は上がるのかもしれない。

 ………

『小石川』の申し出、『朱鷺宮親子』に『紙』を持ってもらう事、
『鉄』から『ラジカセ』を預かる事は双方、受理された。

更に『小石川』は『ラベンダーの香り袋』を置き、後退する。
これは『夏の風物詩』のはず。
これで少しは機嫌をなおしてくれれば良いのだが―――

そして、『小石川』は『小角』に『質問』を依頼する。
これの『結果いかん』によって行動を変えれば盤石なはず………
ただ、これから一つ一つの行動にそれを行えば、
時間がかかりすぎてしまうかもしれない。
いくつかの行動の『有効性』が確認できれば、
どんどんと次の段階に進むのが吉か―――?

865『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/16(土) 02:19:31
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>>855(三刀屋)【2】
>『ウィンターじいさん』【3】
>>857(朝山)【4】
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】
>(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】
>『さま食堂の主人』【11】
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】
>今泉【16】
>稗田【17】
>薬師丸【18】
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>861(小角)【23】
>大神【24】
>>856>>858(『エド・サンズ』 )【25】

『ライブカメラ前』―――
更に今回の被害者―――『氷山あきは』のスタンドである
『エド・サンズ』がやってきて、『朝山』と会話を重ねる。
『小石川』の指示を朧気ながら確認し、とりあえず『朝山』と行動を共にする『エド・サンズ』。
彼らはそのまま『小角』と合流を果たした。

一方、『三刀屋』は『百目鬼』が連絡を受け取ったのを見て、その事を問い質す。
『百目鬼』がどう答えたかは置いておいて、とりあえず彼女は、その後、『小角』と合流を果たした。

 ………

『小角』『天雨』『百目鬼』『朝山』『エド・サンズ』。
彼らは『ツリー前』から少し外れ、小規模サバトでもやるかのように
『イル・ソン・パティ』を囲んだ。

『朝山』に『エド・サンズ』がついてきたのは想定外だったが、
『小角』は、このスタンドを自らの能力の輪に入る事を許した。

>『夏の魔物との和解が出来る可能性はあるか』
―――『はい』。

>『ラジカセを返せば魔物の心証は回復する?』
―――『はい』。

いずれの問いも『はい』。しかし、当然、楽観視は出来ない。
『和解の可能性』がある行動が『一行』が到底承服できないものである可能性だってあるし、
『-100』から『-99』に心証が動くだけでも、『回復』と言えなくはないからだ。
ただ、『和解』への行動全くの無意味ではない、という『希望を見出す』という意義はあるだろう。

866『エド・サンズ』:2022/04/16(土) 17:05:26
>>865

『オイオイオイオイ・・・・コレハドウイウ事ダヨ・・・・?』

目の前に置かれた奇怪な木造盤
それは『イル・ソン・パティ』という、目の前の少女のスタンドらしい
協力者の能力を使って『夏の魔物』の調査をする・・・・
てっきり、それは『夏の魔物』を打ち倒し、『消滅』させるための調査かと思っていた

しかし・・・・

『質問内容ガ「変」ジャアネェノカァァ〜〜〜?
 コレジャアマルデ・・・・「夏の魔物」ト和解シタガッテルヨウジャネエカ!』

『魔物との和解の可能性を探す』
『魔物が持っていたラジカセを返して心証を回復させる』

それはつまり、『小石川』という女は『夏の魔物』の目の前に居て、
そうでありながら、『魔物』との和解を目指そうとしている・・・・そういう事だろう

『フザケンジャアネエ!
「夏の魔物」ノセイデ、ドレダケノ数ノ人間ガ犠牲ニナッタト思ッテンダ!』

『「夏の魔物」ヲ倒サネー理由ナンテドコニモナイハズダ・・・・ソウダロ!?』

『嬢ちゃん! 俺カラモ質問サセテモラウゼ!
「夏の魔物」ガ、ブッ倒サレテ「消滅」シタラ!
「あきは」と「一抹」ハ帰ッテクルノカ!?』

『コイン』に指を当てながら、叫ぶ

867小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/17(日) 19:30:55
>>864

「サマーさんに、一度お聞きして宜しいですか?
 会話したくないのなら、簡単に首を振るか頷くの動作で
はい、いいえを示してくれると助かります」

私も、夏の魔物を『殲滅』の意思を有してた側だ。今も、状況が変われば
目の前の存在に蟷螂の斧たる力を向けるのに戸惑う事は無いだろう。
だから相手からすれば敵意を見せても仕方がないが、あちらとしても
今の不可解な状況で、話を聞く意思を見せてくれるだろう希望的観測の芽はある。

「えっとですね……どう言葉にするべきかな。
サマーさんは『夏を永遠にしたい』、この星見町の中で。
貴方のその意思に悪意はなく、ただ変化した皆の望みを叶えてただけ。
それに関して、まず間違いないですか?」

今までの、あらすじを冷静に整理してみる。双方に確認するべきだろう。
『夏の魔物』とは星見町の区域内だけに移動が限られ且つ、夏を楽しむと言う意思を
担う対象に憑依し、そして副産物として対象は夏の風物詩に変化する。
 この変化は半永続……夏の魔物が解除の意思を示さないと元に戻せない。

そして櫓でのノートの文面。それ等から夏の魔物としては今までの所業は全て
『善行』なのだ……彼からすれば。

(……? いや、待て……何だろうな『違和感』のような、この引っ掛かり)

今までの流れ、それを頭の中で文字に起こし推敲するように見返す。
作家として、普段小説を完成する前のルーティンだ。何か『齟齬』のような物を感じた。
それを声にして、夏の魔物改めサマーに問いかける。

「……あの浅学な身……まぁ簡単に言うと私は馬鹿なんで教えて欲しいんですけど
『具体的にサマーさんは何をしたら満足する』んですか?」

考えれば考える程、今までの出来事を振り返って『奇妙』に感じるものが目に付く。

「皆に夏を永遠に楽しんで欲しい……のは何となく理解しました。
サマーさんが変化すれば、その人は永遠に微睡の中で夏を楽しみ続けるって事ですからね」

「ですが…………この家に訪れた夏が好きな方たちに、永遠の夏を楽しませようと
何度も続けてるのは、今まで私達が道中見かけた夏の風物詩になった人たちを見れば
沢山いたのは理解出来ます。たくさんの人に夏を楽しんでもらおうとしたんだろうなぁと。
……でも、本当に沢山の人に楽しんでもらいたいのなら、この家屋に訪れる人だけでなく
この町、いえ町よりもっと広い日本、いえ世界中まで広げた方が
サマーさんの願いとしては相応でしょう? 私がサマーさんの立場なら
地球全体に『夏』の良さを広めて全世界の人間が夏を楽しんでくれれば
これ程に嬉しい事がないでしょうから」

「サマーさんは今までそうする事なく、この家に訪れる者だけに限定していた
『理由』はあるんでしょうか?」

『夏の魔物』にも『起源』がある筈だ。どうして、この星見町だけを限定とし
『サマー・フォーエヴァー』となった『意味』が。

幸い、この存在には『意思』があって『対話』が可能だ。そこを知れれば
或いは……解決の糸口になるかも。

868村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/18(月) 03:40:45
>>864

 「まさかとは思うが、『出られねえ』なんてことねえだろうな。」

『サマー・フォーエヴァー』を囲む輪から一人離れて、この空間から離れるべく歩みを進める。
正直な話、今すぐにでも櫓に飛び掛かって『サマー・フォーエヴァー』のドタマをカチ割って終わりにしてやりたい。
が、どうにもそういったやり口は好まれていないようだ。どいつもこいつも人がいいというか、馬鹿馬鹿しいというか。

従って村田の取る行動は『無関心』だ。
力づくでことを推し進めることをしない代わりに、連中への協力をここで切り上げる。
ただし、『念のため』の行動をとることにする。

 「ここが『夏の魔物』の住処には違いがねえんだ。
 外側からきれいさっぱり吹き飛ばしてしまえばカタがつく。」

全てが上手くいかなかったときのために、外側から・・・『民家』ごとこの空間を吹き飛ばす。
外にはおれたちが乗って来た『車』がある。『棒化』して爆破すれば、ボロ平屋の一つや二つ、わけはないはずだ。
歩いて帰るのは少々億劫だが、仕方ないだろう。

中にいる人間がどうなるか?それはおれの知ったことではない。
外に出て、しばらく様子を見て・・・音沙汰がなければ行動に移すのみだ。

869小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/19(火) 04:11:21
>>864

『夏の魔物』――『サマー・フォーエバー』を滅ぼす。
星見町の誰が見ても、正しいと言える行動だろう。
これまでの活動の全ては、
それを目的として続けてきたのだから。
自分自身、倒すつもりで来ていたのだ。
しかし、迷いが生じた。
殺して終わりでいいのかどうか。
そうしたとして、不満を漏らす人間は一人もいないとしても。

   ――……。

だが、心の中に逡巡がある。
既に過ちを犯してしまった今、
もはや希望は残されていないかもしれない。
星見町の大多数が望んでいるのは、『夏の魔物』の消滅。
それは理解している。
また、そうする事は簡単だ。
やろうと思えば今すぐにも出来る。
それが最も手っ取り早く、
なおかつ簡潔な手段である事は承知していた。

   ――でも……。

たとえば、ここで『魔物』の首を刎ねてから、
『ラジカセ』を破壊する。
そうすれば、これ以上『魔物』に不要な苦痛を与えずに、
この事件を終わらせる事が出来るはず。
その行動に対して、誰も反対はしないだろう。

   ――私は……。

しかし、それ以外の解決を捨てきれない。
協力者を自宅に集めた際に、
『ソラ』から『病気だ』と言われた事があった。
おそらく、それは正しいのだと思う。
自分でも、どうかしているという自覚がないではなかった。
それでも止められないというのは、
自身の狂気の証明なのかもしれない。

870小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/19(火) 04:13:05
>>861(小角)

  [おっしゃる通りにするつもりです]

次の『質問』を練りながら、メッセージに返信する。

  [『魔物』を滅ぼす事は難しくありません]

  [それでも和解を求めるのは私の我侭です]

  [そこに生じる責任は私が負います]

既に、一度失敗している。
なお説得を続けようとしているのは、完全に自分の独断だ。
だからこそ、もし二度目の失敗を招いた時には、
自分自身の手で終わらせる。

  [追加の『質問』をお願いします]

  [『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』が、
   『殺傷力』を持たない事を証明すれば、
   『魔物』の心証は回復する?]

残された時間が少ない事は分かっている。
同時に次はない。
押さえるべき所は押さえておく。

  [『夏の風物詩』が絡んだ結論なら、
   『魔物』は信じる可能性が高い?]

『サマー・フォーエバー』は夏を狂信している。
これは理屈がどうこうというよりは、
そういうスタンドだからだろう。
言い換えれば、ルールに縛られているとも言える。
夏を信奉する者が夏を信じなければ、
その理念は根本から破綻してしまう。
可能性が見出せるとすれば、夏を味方につける事だ。

>>863(鉄)

重い。
鉄から返ってきたのは、果てしなく重い言葉だった。
ここで『ラジカセ』を返したとしても、
『魔物』が逆転するという事はない。
『魔物』は『風物詩』に転移できるが、
その能力も今の状況では活かせないからだ。
だが、それでも重みとしては十分すぎる。

  「――……ありがとうございます」

今はただ、そう言うしかなかった。

>>864

  「お詫びの印として――」

  「あなたの『大切なもの』をお返しします……」

鉄に目線で合図を送り、
『魔物』に『ラジカセ』を引き渡してもらう。
まず、これで相手の反応を見る。
どの程度、事態が好転するかだ。

871小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/19(火) 12:33:47
>>864(小林)
>>866(エド・サンズ)
>>870(小石川)

「お、落ち着きたまえスタンドくん。
 ……いや、落ち着けない気持ちは分かる、分かるが、
 小石川さんは魔物を倒すために人を集めたりしてたんだ!
 彼女が魔物の味方になったとかじゃあないのはわたしが保証する」

      「それに」

          「――――きみの質問もごもっともだ。
            こ、小石川さんには内緒でそれも聞こう」

『エド・サンズ』の事を良く知っているわけではない。
だが、『正しいかどうか』で言えば彼が圧倒的に正しい。

和解に失敗すれば倒せばいい――――だが、『逃げられたら』どうする?
時間をかけて和解できるほど相手が無防備になっているのなら、
今すぐ滅するのが『ベター』であるのは間違いないのだ。

(魔物が……説得して和解できる『人』なのだとすれば。
 人の『心』を、『はい』と『いいえ』だけで解き明かせるわけがない)

小石川も、それは承知の上で最も重要な『初動』の構築に賭けているのだろう。

「……そういうわけだ。質問を続けようじゃあないか」

『エド・サンズ』――――そして小石川から募った質問を『イル・ソン・パティ』に問う。

「それともう一つ。
 ……『夏の魔物は、このままいくと、5分以内にこの場から逃げ去る事が出来る?』」

小角は魔物の性質を知らないが、
その存在が『完全自立型スタンド』に近いなら、
あるいは夏限定の存在なら――――『時間切れ』があり得る。

(責任を負うとは言うが……もし逃げられたら、どんな責任が取れるんだ?
 もし小石川さんが自分を傷つけたりするなら……そんなことはあってはならないっ!)

               (最善は小石川さんが説得をして全部うまくいくこと。
                そして次にいいのは小石川さんががっかりしても魔物を倒す事。
                最悪の……『逃げられて終わり』だけは絶対に防がなくてはならない)

最悪なのは説得や和解の流れのままに時間切れを迎えるという事だ。タイムリミットの明示に能力を使う。
ハッキリ言ってそれが5分を切っているような状況なら小角としても『撃破側』に心情はかなり傾く所だ。

872関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/19(火) 13:08:20
>>864(GM)
>>867(小林)

「小林さん…………」

突っ込んだことを聞き出した小林に一瞬だけ何を言うか迷う。
彼が今聞いている事は『要点』と言えるだろうか――――
とはいえ、何か一つでも知っている事を増やすのは重要ではある。
つまり、説得の糸口を探そうとしているのだろう。

「あのう……いろいろ聞かせてもらうお礼と、
 それから……お詫びとして、これくらいは」

                   サラサラサラ

「お気に召すか分かりませんけど〜」

残り何円残っているか――――
人数もあって認識は曖昧になりつつあるが、これくらいなら買えるはずだ。

                   コト

『ラムネ』『かき氷』を購入。
それらをゆっくりと『サマー・フォーエヴァー』の目の前に置く。

「取ったものをただ返すだけ……じゃあ、謝る事にはなりませんしねえ」

この程度の『夏』であれば、過剰に彼を活性化させる事にはならないだろう。

>>868(村田)

その場を去る村田には一瞥に留める。
薄情などとは思わない。むしろ垣間見える彼の気性からして、
問答無用でこの場で魔物を倒そうとしないのは『情深い対応』だろう。

本当はここまでの礼を言いたいが、彼はそれを望んではいないだろうし、
何をする気かは分からないが――――『独立行動』は、目立たない方がいい。

873薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/04/19(火) 13:27:35
>>854(GM)

≪とりあえず、用のありそうな人は散った感じだしさ。
 ここに残ってる人たちはあんまやる事もない感じよね≫

≪そんでもって、やる気か、やる理由は持ってるんでしょ≫

特別に動きを見せていない面々に声をかける。
所在なさげな『ココロ』などは好例だろう。

≪私の能力はいくらでも使ったげる。
  気に入ってくれたら、
  この件のあとお客様になってくれてもいい≫

≪――――さ、とりあえず配るだけ配っちゃうよ≫

『拒否した者』以外には、
基本的に全員に鈴を渡していく。

もちろん拒否するなら強制はしない。これも一種のスタンド攻撃だ。

≪やってくれるなら、鈴を鳴らしてちょーだい。出来れば、3つ同時にね≫

ひとまず今は鈴の配布に集中し……発動は、まだだ。

これは薬師丸自身の考え方だが――――
錆鈴という能力上の制約はもちろんとして、
幸運を呼び続けるという用法自体が『一つ一つの幸運を薄れさせる』

とはいえ、分かりやすい『重要局面』以外でも運の加護を維持する意味はある。

874『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/20(水) 04:06:46
<><><><><><>『民家』<><><><><><>

>>868(村田)①(爆破の為に戻り中)
>朱鷺宮親子②③
>>869-870(小石川)④(サマーフォ-エヴァーと対話)
>>867(小林)⑤(サマーフォーエヴァーと対話)
>>872(関)⑥(サマーフォーエヴァーと対話)
>鉄⑦
>七篠⑧
>ラッコ⑨

『小林』は『サマー・フォーエヴァー』に根気強く語り掛ける。
『サマー・フォーエヴァー』はしばらく訝し気に『小林』を見ていたが、
『関』の贈りもの、そして、『小石川』が『ラジカセ』を返した事で、
やがて、決心したかのように『絵日記』に自身の思いを書き出していく。

『ぼくのおもいは あなたが言っているとおり』
『まん足は もうしていたよ みんなになつを たのしんでもらっていたんだから』
『あなたたちが それを じゃましたんでしょう』

何かをしたら満足して『成仏』するような幽霊のようなものではなく、
今のスタンスで年に1、2人ずつコツコツと『夏の風物詩』にしていくのが、
『サマー・フォーエヴァー』の『生き甲斐』であり、続けていくことに意味があるのだろう。

『世かい中に なつをひろめられるなら それが一ばんだけど』
『その力は ぼくにはないんだ このまちの中がせい一ぱい』
『一かいのなつに ひとりかふたりくらいが げんかいなんだ』
『このいえをつかっているのは それが一ばん らくだからだよ』

『小林』の疑問の多くは『能力の限界』という事なのだろう。
『星見町』規模が『射程距離』で、『年にひとり、ふたり』が
『能力発動条件の限界』と考えれば分かりやすいか。
この『家』は『良く釣れる釣り堀』のようなものなのかもしれない。
一回に1、2匹しか釣れないのだし、『限定』していたというより、
あえて『場所』を変える必要がなかったのだろう。

『ほしみちょうはぼくの生まれたばしょではないけれど』
『ぼくのほんたいが生まれたばしょだからね』
『このまちで ぼくはずっと なつをひろめていたんだ』

どんなものにも『歴史』があるように
『サマー・フォーエヴァー』にも『生い立ち』があるようだ。
ただ、それは『サマー・フォーエヴァーだけが知っている事実』。
今ここで、『深掘り』し続けていいのものかどうか―――

 ………

『小石川』が『ラジカセ』を返したことによって、
『サマー・フォーエヴァー』はわずかながら態度を軟化させたようだ。
『小角』とコミュニケーションをとりつつ、次策を考えていく必要があるだろう。

                          ………

一方、『村田』は『サマー・フォーエヴァー』の輪から一人離れる。
『目的』は一緒でも『やり方』があわない。
であれば『村田』は『村田』なりの行動を起こすのが適切なのだろう。

元来た『扉』を戻っていく『村田』―――
問題なく先程までの『難関部屋』を逆に戻っていく事が出来た。
 倒れた『夏の狂信者』たちもそのまま………
ゾンビ映画のように、倒したはずの敵が急に起き上がって
噛みついてくるなどという事もない。

少し時間をかければ、問題なく『外』に出る事が出来るはずだ―――

875『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/20(水) 04:28:31
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>

>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】(ラジオ中)
>(ナイと猫)【9】
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>>873(薬師丸)【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>871(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>866(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『ライブカメラ前』―――
『薬師丸』は必要な『幸運』に備え、『鈴』を配る。

※『受け取る』反応があれば分かりやすいので
※有志の方はレス願います。『拒否』なければ、
※レスなくても勝手に受け取った形にはなります。

 ………

いつまにか紛れていたスタンド、『エド・サンズ』―――
彼の唐突な疑問にも『イル・ソン・パティ』は冷静に返答する。

>『「夏の魔物」ガ、ブッ倒サレテ「消滅」シタラ!
>「あきは」と「一抹」ハ帰ッテクルノカ!?』
―――『はい』。

『帰ってくる』の意味することが曖昧であり、
『エド・サンズ』が思っていた意味での答えが
返ってきたかは微妙な部分はある。
本来もっと意味が絞りやすい『問い』を行った方がいいのだろうが、
それを動転した『エド・サンズ』に求めるのは酷かもしれない。
そして、今日の『イル・ソン・パティ』なら、きっと、
『エド・サンズ』の思いを汲んだ『返答』をしてくれているだろう。

次に『小石川』の質問を行う。

>[『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』が、
>『殺傷力』を持たない事を証明すれば、
>『魔物』の心証は回復する?]
―――『いいえ』。

『櫓』上から『一行』の様子を窺っていたであろう『サマー・フォーエヴァー』は、
さんざん、『スーサイド・ライフ』によるバラバラ化とそこからの復活を見てきただろう。
『殺傷力』を持たない特殊な武器であることはすでに理解している可能性が高い。
それにより『両腕』を落とされ、『対話の術』を奪われたという事が重要であるので、
特別に心証は回復しないというロジックか―――

>[『夏の風物詩』が絡んだ結論なら、
>『魔物』は信じる可能性が高い?]
―――コインは?を描き、中央に戻った。

『イル・ソン・パティ』の回答不能の合図………
これは質問のやり方がよくなかったかもしれない。
『夏の風物詩が絡んだ結論』というフレーズが具体的にどんなものを指すのか、
また、信じる可能性が高いという文言の曖昧さの『合わせ技』で
今日の『イル・ソン・パティ』からは『回答不能』と判断されたのだろう。
幸いにも『回答不能』は『質問を消費しない』―――

更に『小角』の質問。本来、ここから『二週目』だったが、
前の質問が『消費されない』回答不能だった為、これが『一周目ラスト』。

>『夏の魔物は、このままいくと、5分以内にこの場から逃げ去る事が出来る?』
―――『いいえ』。

『逃げ去る』の意味合いは、『夏の風物詩』へのワープと、
次の夏までの『逃げ切り』双方を含むはず。
いずれにしても現状では『5分』は逃げられない―――

876『エド・サンズ』:2022/04/20(水) 09:23:15
>>871(小角)

『コレガ落チ着イテイラレルカッテンダ!
俺ハ「小石川」ッテヤツノ事ヲ知ラネェカラヨォ・・・・
ソイツガ何考エテンダカ、全然ワカンネェゼ!』

『ソレニヨォ・・・・「夏の魔物」ハ放ッテオイタラ
 マタ来年の夏マデ「おさらば」ッテワケダロ?
 ソウナッチマッタラ、「あきは」モ「一抹」モ一巻ノ終ワリダ・・・・』

どうやら、突然現れたこの『スタンド』は興奮が収まらない様子だ
自分の本体が人質に取られた状況だ・・・・無理もないだろう

>>875(GM)
>>(朝山)

『「悪の首領」ノ嬢ちゃん! 電話ヲ掛ケテクレ!
 「小石川」ッテヤツガ何ヲシテーノカ、真意ヲ問イタダシテヤル!
 嬢ちゃんナラ、連絡先ヲ知ッテルンダロウ!?』

877朝山『ザ・ハイヤー』:2022/04/20(水) 23:53:23
>>876

「お? お? わかったっス!
とりあえずサンちゃんも少し落ち着くっス! 深呼吸っス!
小石川おねーさんも多分なにかふかーい訳があって
説得しようと考えてる筈っスよ!」

朝山は小石川へと電話を掛ける。すぐ繋がるだろう……。

878『エド・サンズ』:2022/04/21(木) 00:17:09
>>877

『深イ訳ッテ、ナンダッテンダヨ・・・!』

とんとんとんとん、と待ちきれないように指で小刻みに腕を叩く
そして、電話が繋がったらすぐに・・・・

『オイ! アンタガ「小石川」ッテ奴カ!?
 俺ハ「エド・サンズ」・・・・氷山あきはノ「スタンド」ダ!
 ドウナッテンダ! ソッチノ状況ハ!?』

バカでかい声で電話を怒鳴りつける

879鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/21(木) 19:01:38
>>874

『ラジカセ』を小石川さんに渡した後、その場に立つ。
この場から『夏の魔物』が大逆転する策といえば、やはり『時間切れ』を待つことだろう。
厄介なのは、自分達にはその『時間切れ』のタイミングが分からないことだ。
それは十分後かもしれないし、一時間後かもしれないし、一日後かもしれない。
ただ一つ自分に出来ることは、少しでも消えるような素振りを見せたならそれより早く『夏の魔物』を斬る。
それしかない。

「…先程も確認したことだが。キミは他の好きなものを『夏』で塗り潰す事に疑問はないんだな?」

「同じような能力を持つ者が、キミを『かき氷』だけしか好きになれない状態にして。
 キミが他の『祭り』や『虫取り』なんかを楽しめない状態にしても構わない、という認識で合っているか?」

『夏の魔物』に問いかける。
自らの行為の問題点に気付けたなら話は変わるが。
全てを理解した上でそれを肯定しているなら、手の施しようもあるまい。

880 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/21(木) 22:54:01
>>872(関PC)
>>874

「……」コクッ

自分の名を呟いた関さんに、緩慢にそちらへ縦に首を振って理解してると小さく示す。

(この会話は『説得』に結ぶものではない事は承知。
だが、多少なりとも心証を回復しなければ夏の魔物が応じる空気も出来ないだろう。
小石川さんや、後に続く人たちの為にも)

謂わば、目的は潤滑剤となる事だ。夏の魔物の会話もとい、文面に
理解を示すように再度頷いて呟く。

「成程……」

まぁ想定の範囲だ。満ち足りる事でなく、継続する事で満ち続ける。
時の流れが宇宙の終わりまで変わらないように、夏の魔物にとって
夏を楽しませるのは摂理。

(そして、私達はその摂理を反証明なりで否定しなければならない。
ただ我武者羅でなく、夏の魔物が納得するように……ここから
慎重に言葉を選んでいこう)

「…………サマーさんの力、凄いですよね」

「夏を楽しませる。それに特化した力
皮肉でもなんでもなくね。私にも一応変わった力がありますが
液体を球形のガラス状に包んで大体見える範囲で飛ばせる程度ですから」

あえて実演する必要があるなら、手元に戻した水槽の一つでも指を指揮棒の如く
動かして軽く飛翔させよう。もっとも既に魔物も目にしてきたものだ。
唐突な話題変え、夏の魔物からしても怪訝に思うだろうが……。

「そして、いまそちらの彼女……関さんもね。いま出した通りに
ある程度のものなら金銭を介して出せる力があります。いま来てる全員
何かしらサマーさんとは違いますが色々と能力があります。
……何が言いたいのか? そう思ってるでしょうし単刀直入に言いますが。
『貴方が今まで夏を楽しませてきた方達の本心を答えて貰う力』も
私たちの知り合いに居るだろうって事ですよ」

……夏の魔物にとって『夏を楽しませる』事、それが使命。
そして『いま現在楽しめてない』と変化した者達に答えさせられれば
夏の魔物は能力を解除する切っ掛けになる。

小石川さんの電話のやりとり、全貌は把握してないが彼女の幅広い協力者なら
そう言った能力者が居て不思議でない。これは賭けだが決して無謀で無い筈。

「サマーさんはどうです? 仮に、そう言った力がある存在がいるなら
一度知りたくはないですか?
 貴方にとって、『夏を永遠に楽しんで貰うのは絶対』だ。
今まで変化してきた方達、まず間違いなく貴方の考えであれば今現在であっても
とても夏を楽しんでおり、永遠に続けたいと思ってる。そうですよね?」

881小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/22(金) 12:55:24
>>875(GM)
>>876-878(エド・サンズ)
>天雨

「……正直、わたしもきみの気持ちはわかる。
 もし大事な人を奪っていったやつがいたら、
 そいつを説得するなんて全然納得がいかないだろう。
 ましてや『相手にも事情が』なんて話でもない……」

『エド・サンズ』の意見は変わらず正当だ。
『5分の猶予』も、小石川らには十分でも、
彼にとってはあまりにも短すぎる物だろう。

「……とりあえず小石川さんの質問は保留だ。
 彼女ならより適正な形に直して、
 もう一度聞き直してくれるだろうからね。
 それで……説得で倒せる可能性があるなら、
 スタンド君にもまったく無意味ではないはずだ」

小角の心情は魔物ではなく、
小石川という放っておけない知人に寄り添うものだ。
『彼女には協力する』が魔物に優しくする道理はない。
現地にいれば、絆されたかもしれないが。

「わたしも」

            ビクッ

「……お、おほん、大声を出すなら少し離れたまえ」

「わ……………わたしも独自に質問を行おう。
 とはいえさっきの続きみたいなものではあるが……
 『魔物にとっての今夏の終わりは、30分以内に訪れる?』」

タイムリミットばかり気にしてもしょうがないが、
それ次第でどの程度ゆっくりやれるのかは変わる。
タイムリミットでの消失は本当に唐突な可能性が高い。

「あとは……天雨さん、きみの頭脳で何か良さそうな質問はないだろうか?」

小角は自信家だが、過剰な自信の角はある程度丸くなっている。
大人であり、確か偉い人でもある天雨なら自分と違う視点もありそうだ。

882天雨サトリ『10cc』:2022/04/22(金) 12:57:11
>>881(小角)

質問役に甘んじてこそいるが、思考は続けている。

「…………そうですわね、その流れで言えば、
 『夏の魔物に夏の風物詩を与えることで、
  魔物が逃げ去るまでの時間は短縮される?』」

懐柔の手にリスクはあるのか?
適当に与え続ければそれ自体が引金になりかねない。

「それから…………
 『今の魔物は、もしそれが出来る状態になれば、
  すぐにでも逃げ去ろうという心情である?』」

話す意思はあるのだろうが、
それは逃走の時間稼ぎに過ぎないのかもしれない。

「この辺りが気になりますわね。私と……百目鬼さん。
 2人で分けて、ここを聞いてみましょう」

「この案件の最悪は『逃げられる事』。
 逃走の条件や時期はきっちり詰めないと、後悔するでしょうから」

883村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/22(金) 22:25:09
>>874

戻る道すがら、周囲を確認しながら進む。
来るときはそれどころではなかったが、今は戻るだけ。余裕がある。

ここに来るまでの戦いで、『夏の魔物』はずいぶんと弱った。
民家を『爆破』するよりも確実かつ有効に、
『夏の魔物』を打倒することのできる『何か』が見つかるかもしれないからだ。

おれが求めるのは『破壊』でも『闘争』でも、ましては『殺戮』などでは断じてない。
全員まとめてフッ飛ばさずに済むなら、それにこしたことはない。
目的は『夏の魔物』の打倒。おれが望むのはただそれだけだ。

逆に言うのであれば、その目的のために『殺戮』が必要であるのならば―――
『躊躇はしない』ということでもある。

884小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:18:02
>>874(GM)

正直なところ、にべもなく突っ撥ねられる事も覚悟していた。
しかし、思った以上に効果があったらしいと感じる。
もちろん、それは『ラジカセ』を返した事だけではなく、
関と小林の力添えがあったからこその成果だろう。
だからといって、楽観視は出来ない。
現状で出来うる限りの手を尽くす必要がある。

>>878(エド・サンズ)

鉄から受け取った『ラジカセ』を『魔物』に返した後、
朝山からの着信を受け取り、ボリュームを絞って通話に出る。

  「はい……私が『小石川文子』です」

掛けてきた相手が『被害者のスタンド』なのは予想外だった。
自立している事を考えると、
『フラジール・デイズ』と似たタイプなのかもしれない。
『本体の命』が掛かっていれば、
冷静でいられないのは当然だろう。

  「……私の目の前に『夏の魔物』――
   『サマー・フォーエヴァー』がいます」

小林や鉄は、『被害者達』と浅からぬ関わりがある。
だが、小石川文子という人間は、
『氷山あきは』や『一抹貞世』と全く面識がない。
顔を合わせた事はおろか、
電話やメッセージのやり取りすら、今まで一度もなかった。
被害者として名前を聞いただけで、
友人どころか知人ですらないのだ。
いわば外様の協力者であり、被害者達とは『赤の他人』。

  「私は『魔物』との和解を目指しています」

もし友人であったとしても、
自分の考えが肯定的に受け取られるとは思っていない。
ましてや無関係の人間に、『本体の命』を握られている。
不信感を抱かれるのが当たり前だろう。
ただ、ここで『エド・サンズ』が現れたのは『僥倖』だった。
何故なら、『被害者のスタンド』である彼は、
『被害者に最も近い存在』であるからだ。

885小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:19:15
>>880(小林)
>>881(小角)

  [『エド・サンズ』が自立して動いている事を、
   『夏の魔物』は認知している?]

まず、一つ目の質問を提示する。

  [『イル・ソン・パティ』が結論を出す様子を、
   『夏の魔物』に見せた場合、
   出された答えを否定する事は、
   『魔物』にとって簡単な事?]

そして、二つ目。

  [これは二つ目が『ノー』の場合だけお願いします]

  [『イル・ソン・パティ』の出した結論を、
   『夏の魔物』が簡単に否定できないのは、
   『イル・ソン・パティ』が『こっくりさん』であり、
   『魔物』が『こっくりさん』を、
   『夏の風物詩』として認識しているから?]

二つ目の答え次第では、三つ目の質問まで行う。

  [『夏の魔物』は夏を信じていますが、
   それは『強さ』であると同時に『弱さ』でもあるはずです]

  [『夏を信じる』という事は、
   『夏なら信じざるを得ない』のかもしれません。
   『夏に関するもの』が出した答えなら、
   最低でも心を揺らがせる可能性は有り得ます]

自分が『説得の可能性』として考えていたのは、
小林が言った事と根本的には共通している。
『サマー・フォーエヴァー』が夏を信じる理由が、
『そういうスタンドだから』だとすれば、
こちら側に対して不信感を抱いたとしても、
『夏の風物詩』が下した解答を無視する事は難しい。
『魔物』は『こっくりさんが好きだ』と語った。
この事から、『こっくりさん』を、
『夏の風物詩』の一部だと考えている可能性は高い。
『イル・ソン・パティ』の能力は、『こっくりさん』と同様。
ゆえに、『夏の風物詩』である『こっくりさん』を模した、
『イル・ソン・パティ』の出した結論なら、
『魔物』は耳を傾ける可能性があるのだ。
しかし、天雨の指摘にもあった通り、
『心証の問題』で引っ掛かる恐れがある。
『イル・ソン・パティ』をゴールに定めるとしても、
そこに至るまでの道筋を、どれだけ確実に出来るかだ。
小林が『イル・ソン・パティ』の存在を知らず、
あくまで『仮定の話』に留めた事は、結果的に良かった。

  [ただ、心証がネックになっています。
   これを埋めておかなければ失敗しかねません]

886小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/23(土) 08:20:40
>>(小角)
>>(朝山)
>>(天雨)
>>(百目鬼)
>>(エド・サンズ)

小角にメッセージを送り、
彼女を通して『エド・サンズ』を含む全員に、
自分の考えを説明する。

  [そちらにいる方達に頼みたい事があります]

まず前提として、
『エド・サンズ』は『魔物の討伐』には手を貸していない。
『エド・サンズ』は、本体との繋がりが途切れてしまったため、
本体がどう考えているかが分からなくなった。
そして、『エド・サンズ』は、
本体が『永遠の夏』を望んでいるかどうかを知りたがっている。
そんな時、『エド・サンズ』は『交霊会』の存在を知った。
だから、本体の気持ちを確かめるために、
『エド・サンズ』は『こっくりさん』に参加している。

目的は、本体である『氷山あきは』が、
『夏の風物詩』となって、
『永遠の夏』を過ごしたいと思っていたかどうかを尋ねる事。
『エド・サンズ』が、『交霊会の主』である小角を通して、
こちらにコンタクトを取ってきた事にすればいい。
もし連絡方法について細かく突っ込まれたら、
『こっくりさんで知った』とでも言えば、
『こっくりさんの力』を裏付ける足しにもなるだろう。
氷山が本心から『永遠の夏』を望んでいるならば、
『魔物』を止める事は、
『本体のためにならないのではないか』という事を、
ここにいる自分達に伝えるために、
『エド・サンズ』は連絡してきた。
つまり、『魔物の討伐に疑問を抱いている立場』を、
『エド・サンズ』に演じてもらうのだ。

小角の役は、
『こっくりさんの専門家』かつ『交霊会の主催者』で、
他のメンバーは『交霊会の参加者』。
『イル・ソン・パティ』が『普通のこっくりさん』と違うのは、
専門家が扱う『特別なこっくりさん』という事にする。
もちろん、特に突っ込まれなければ言う必要のない事だ。
『イル・ソン・パティ』がスタンドである事も、
こちらからは明かさない。
『魔物』の方から指摘されるまでは、
『特別なこっくりさん』として通す。

  「――……」

小角を通して全員に考えを伝えた後、
再び『エド・サンズ』との通話に戻り、彼の答えを待つ。
彼の心情を考えれば、
この提案を納得してもらえるとは到底思えない。
誰よりも『魔物の討伐』を望んでいるのは、
彼である事に間違いはないのだから。

  「……『酷な話』である事は承知しています」

だが、心証の問題を埋めるためには、
『被害者のスタンド』である『エド・サンズ』の協力が必要だ。
言葉や行動を尽くしたとしても、
当事者ではない自分達では限界がある。
『サマー・フォーエヴァー』と同じ『意思を持つスタンド』であり、
『夏を楽しんでいた被害者』に近い存在だからこそ、
『魔物』を信じさせるだけの説得力を持つと考える。

887夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/04/23(土) 14:37:15
>>873(薬師丸)

「 お ! ? ! ? ! ? 」

「 お ! ! お ! ! お ! ! 」

「 『 ウ サ ギ 』 だ ! ! 」

『白兎』を思わせる『レディ・リン』を見て、
にわかにテンションが急上昇する。
『アリス』は『ウサギ』を追って『不思議の国』に辿り着いた。
コレは、くいつかずにはいられないぞ!!

        「わたしは『アリス』!!」

          グッ

  「ナンかわからんがわかった!!」

親指を立て、ノリノリで『鈴』を取り付けてもらう。
『アリス』が『ウサギ』の申し出を断る理由がないからだ。
トビラのむこうで、あたらしいセカイがまっている!!

888三枝千草『イッツ・ナウ・オア・ネヴァー』:2022/04/23(土) 14:38:45
>>873(薬師丸)

「分かりました。お役に立てるのでしたら、どうぞ」

買い物袋を地面に置いて、『鈴』を受け取ります。
まだ何か出来る事があるのは嬉しい事です。
だから、千草は誰かの力になりたいのです。

「他にも必要な事があれば教えて下さい」

「千草は、その通りにします」

辺りを見ていると、空井先輩の姿が目に入りました。
ひとまず、先輩達の近くにいる事にしましょう。
買い物袋は、一旦『埋葬』しておきます。

889ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/23(土) 14:40:48
>>873(薬師丸)

「――――――?」

ダイアナは極めて『合理的』な思考の持ち主だ。
目の前の物事を、
自分にとって最も都合のいい形で受け取る。
この時も『そうだった』。

「フフン、いいわよ」

    スッ

「なかなか『気が利く』じゃない」

『主役』である自分のために用意された、
『舞台演出』だと考えたのだ。
見当違いも甚だしいが、
とにかくダイアナは『鈴』を受け取った。
これで『一人分』だ。

>>(ナイ)

「あ、『ナイ』じゃない」

         トコ トコ トコ

そして、『知り合い』の方に近付いていく。
奇しくも『プレゼント』をもらった者同士。
一緒にいる猫は知らないが…………。

890百目鬼小百合『ライトパス』:2022/04/23(土) 15:08:49
>>855(三刀屋)
>>873(薬師丸)

「あぁ、個人的な用事が出来ちまってね」

         ザッ

       「ちょいと行ってくるよ」

言葉少なに言って、三刀屋達から離れる。
『イル・ソン・パティ』について、詳しく知っていた訳ではない。
だが、あまり大勢で集まると、
都合が悪いらしい事は伝えられた。
三刀屋の事は信用しているが、
自分の一存で決められる話でもなさそうだ。
ゆえに、敢えて詳しい説明はしなかった。

「あっちの方で何か配ってるみたいだよ」

「行ってみるのもいいかもしれないねえ」

立ち去り際に、薬師丸の方向を一瞥する。
小石川の家の前で待っていた時に見かけた顔だ。
呼び掛けている事と合わせて、
『協力者』だと考えていいだろう。

>>882(天雨)

多くの面々と同じように、もし自分が現場にいたら、
『魔物』を攻撃する事に躊躇いはなかった。
だが、ここからではどうしようもない。
自分が知る小石川は、譲れるところは幾らでも譲るが、
対照的に頑固な部分がある。
電話口で諭しても、おそらく首を縦に振らないだろう。
出来る事といえば、こうして『人数の足し』になる事だけだ。

「ああ、構わないさ。好きなようにしてくれていいよ」

この件に関して、自分は実質ほとんど関わっていない。
『クリスマスツリー』を引っ張り出すのに協力したくらいだ。
質問を考えるのは、もっと深く関わっている面子に任せる。

「『調査』には『料金』がいるんだったね。
 もし足りなくなったら、『百万』ぐらいならアタシが出せる」

現在の『イル・ソン・パティ』は、
朝山の資金によって動いているらしい。
早期解決に越した事はないが、
必要とあらば『追加出資』は可能だ。
少なくとも『イル・ソン・パティ』を利用する元手には困らない。

891『エド・サンズ』:2022/04/24(日) 00:32:13
>>881(小角)

『オット! 悪イナ嬢ちゃん!
「夏の魔物」ガスグ近クニイルッテノニ、手ヲコマネイテルッテノガ
 無性ニ落チ着カナクテヨォ』

   P!

『オット! カカッタミタイダゼ!』

>>884(小石川)
>>(GM)

電話先の相手、小石川は予想と違って穏やかな印象の女性であった
だが、彼女が語る『状況』を聞くにつれて・・・・徐々に『エド・サンズ』に怒りが込み上げてきた

『ソレッテェト・・・・ツマリ、アンタハ「魔物」ト仲良クナリテェト?
 コンダケ皆ニ迷惑カケタ「魔物」ト・・・・?』

それは純粋な疑問であった
相手が人間であれば・・・・『改心』する余地があるだろう
どれだけ救いようのない人間であろうと、一瞬で心変わりする可能性はある
もっとも・・・かつて戦った『アダージョ』のような男が改心する事などほとんどありえないだろうが

(ダケドヨォ・・・・俺達ハ)

だが・・・・『スタンド』は違う
『一人歩きするタイプのスタンド』は自我を持つ・・・・とはいえ、それは能力の延長に過ぎない
『召使』のように振舞うスタンドは何をされようが『召使』であり続ける
『院長』として働くスタンドもいるだろうが・・・・それもまた『院長』としての役割を果たしているだけに過ぎない

『エド・サンズ』自身もまた、『時代劇のヒーロー』を望んだ『氷山あきは』の魂が作り出した分身だ
『時代劇のヒーロー』としての役割から離れることは出来ない
本体が心変わりでもしない限りは・・・・

そう考える『エド・サンズ』に小角を通してメッセージが送られる
それは小石川からの連絡・・・・『エド・サンズ』を劇の登場人物のように意のままに動かす事を望む彼女の言葉

    『―――――    ッ!!』


            プッツ―――――ンッ!!

何かが弾けるような音が聞こえた
小石川からのメッセージは明白だ・・・・彼女は『夏の魔物』を騙すために
まるで『人形劇』をやるかのように、この場の全員を動かそうとしている

『アア・・・・ ソウカヨ・・・・』

つまり・・・・彼女の目的は「『夏の魔物』を確保して、自身の手駒にする事」
この状況を見た『エド・サンズ』はそう考えた

『クソッタレ! 小石川トカ言ッタナ!?
 お前ガ何ヲ考エテンノカシッタコッチャネエガ、サッサト「夏の魔物」ヲ倒シヤガレ!』

町中に響くかのような大声で叫びたてる
ところで・・・・小石川は『エド・サンズ』と会話をしながら、スマホで小角ともやりとりをしていた
つまり、彼女はスマホの画面を操作しながらも通話の音が聞こえる様にしていたという事だ
通話音声をスピーカーモードにしていた可能性は高いだろう

・・・・・『エド・サンズ』のこの声も
小石川の周囲にいる者達に聞こえるはずだ・・・・・当然、『夏の魔物』にも

『あきはノ奴ハヨォ・・・・
 サッサト「夏の魔物」ヲブッ倒シテ「夏」ヲ終ワラセタイト思ッテルンダヨォ!
 ナニセ・・・・アイツハ俺達ト協力ヲシテ「雪」ヲ降ラセタンダカラヨォ!』

『知ッテンダロ!?
 昨日、星見町ニ振ッタ「雪」・・・アレハ「あきは」ノ奴ガ「氷」ノ力デ降ラセタンダ!
「夏の魔物」ナンテイウ・・・・クソミテーナ奴ヲぶっ倒スタメニ!』

『あきはモ一抹モ・・・・「夏」ナンテ及ビジャネーンダ!』

『ソレナノニ何デお前ハ「夏の魔物」ヲ倒サネェ!?
 言エヨ、小石川! ソノ「理由」ヲ言ッテミロ!』

『夏の魔物』からしてみれば・・・・それは自身に怨嗟を何者かからの電話である
しかし、『夏の魔物』は電話先の存在・・・『エド・サンズ』の正体を知っているはずだ

何故なら、彼は今まで『エド・サンズ』の事も観察していたのだから!

だからこそ・・・・『エド・サンズ』の言っている事が正しい事はわかるはず
何故なら・・・・彼は『氷山あきは』のスタンドであり、彼女と魂の部分で繋がっているのだから・・・・
『夏』を楽しみ、『夏の風物詩』となった『氷山あきは』は・・・・『夏』など望んでいないという事がわかるはず!

突然かかってきた『夏の魔物』に純粋な恨みを持つ存在・・・・
それは『魔物』にとっては最大の『敵』と言えるだろう
もしも・・・もしも、この『敵』から『魔物』を護る存在が現れるとしたら・・・・

それは『魔物』にとって、安堵を抱かせるような存在という心証を抱くのではないだろうか?

892美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/04/24(日) 13:55:33
>>873(薬師丸)
>>(眠目)

『鈴』を配る少女に視線を向け、そちらに歩み寄っていく。

「こんにちは、『星見FM放送』の美作くるみです〜。
 ご都合がよろしければ、
 少しお話させていただけないでしょうか?」

機械仕掛けの小鳥――『プラン9・チャンネル7』を発現。

《『夏の魔物』関連って事でいいのよね》

《私もある人に頼まれたの。
 『ラッコの話』を広めて欲しいって。
 だから事情は知ってるわ》

《その『鈴』、私にも分けてもらえない?》

『取材』に紛れて、
他のスタンド使い達と同じように『鈴』を受け取る。

《それから、私からも『一人』紹介するわ》

友人である『眠目倫』にメッセージを送信し、
ここの場所と状況を教える。
薬師丸の容姿も伝えておこう。
彼女にも『鈴』が行き渡るように根回しする。

《『まだ続いてる』なら、ちょっと考えてる事があるの。
 あそこにも『ライブカメラ』が設置されてるけど、
 『声』までは届かないでしょう?》

《もしかすると、ここに来ている『関係者』全員に、
 『特別出演』してもらうかもしれないわ。
 まだ詳しく用意してる訳じゃないけど、気に留めておいて》

《それと、『鈴』を配っている間に、
 私の事も言い添えてくれると助かるわ。
 『ラジオで何かしようとしてる』っていう程度でいいから》

893『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:44:32
<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>868(村田)(Ⅰ)(爆破の為に戻り中)
>芦田(Ⅱ)

『村田』はじっくりと戻っていく。

『おばあちゃん家の台所』―――『夏の倉庫』―――
『野球会場』―――『プール』―――『虫の森』―――

倒した『夏の信望者』はいずれも気絶や戦意喪失などしており、『戦闘不能』状態だ。
『夏の情熱』のようなものは各会場から去っており、
ここに『夏の魔物』がテレポートしてくる事は難しそうだ。
いずれにせよここにあるのは、
『一行』と『夏の信望者』達との攻防の『抜け殻』のようなもの。
新たな『何か』を見つけるのは難しいかもしれない。

『夏の信望者』―――『サマー・フォーエヴァー』の能力下に居る者。
『洗脳』されているとはいえ、『夏の魔物』にとっては『心強い仲間』のようなものだろう。
『彼らの思い』が『夏の魔物』の考えを変えるきっかけになる、
というのはあり得る話なのかもしれない。
いっそのこと、彼らの誰かが『夏の魔物』を直接説得してくれれば話は早いのだが―――
『夏』に心酔し切った様子の彼らが
そんな事をする『理由』などあるはずもないか。

      ………

そうこうしているうちに、『村田』は外までやってきた。
車内では『芦田』が待っている。これを用いるなら、
彼をどうにかしないといけないだろう。

894『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:45:27
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>884-886(小石川)③(メッセージ&エドサンズ通話)
>>880(小林)④(サマーフォーエヴァーと対話)
>関⑤(サマーフォーエヴァーと対話)
>>879(鉄)⑥(サマーフォーエヴァーと対話)
>七篠⑦
>ラッコ⑧

『鉄』は『夏の魔物』に語り掛ける。
それに返す『夏の魔物』。

『たしかに まつりや むしとりも たのしいね』
『でも ぼくは なつから なつへ ずぅっと なつを すごせるけど みんなは』
『ひとつのなつがおわったら ほかのきせつを すごさなきゃならないんでしょ』
『そんなことになるよりは じぶんが なつのふうぶつしになって』
『ほかのみんなと ここで なつをあじわっているのが 一ばんだと おもうけどなあ』

『夏の魔物』は『夏』以外を消失する事で、
感覚的に『夏』から『夏』、『永遠の夏』を過ごしているという事なのだろう。
そして、その口ぶりから、『理想』としては『様々な夏を楽しめる』のが一番だが、
『夏が途切れてしまう』よりはまだ、『夏の風物詩』となって、自らの身体をもって、
『夏を楽しむ』方がマシだと考えている、という事か。

 ………

続いて『小林』の言葉に、

『なんだか あやしいなあ』

と、『サマー・フォーエヴァー』。

絶対的な不審の段階からは脱出できているのだろうが、
それでも今の今まで『敵対』していた『一行』が用意する
『本心を答えてもらう力』などは信用されないのは当然か―――
おそらく、『小石川』あたりがそのへんを踏まえた計画を立てているようなので
そこに足並みを揃えた方がいいのかもしれない。

                   ………

その『小石川』と言えば、『エド・サンズ』との会話と、
彼らに対する『メッセージ』を同時にこなしていた。

 だが………

『エド・サンズ』の叱責の声が『祭り会場』に響く。
どうやら彼の心証を損ねてしまっているらしい。
当然と言えば当然であるか―――

『メッセージ』で告げた作戦は、『エド・サンズ』を交えたもの。
彼の協力が得られなければ、作戦変更を余儀なくされるのかもしれない。

895『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/24(日) 19:46:26
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>>877(朝山)【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>>889(ダイアナ)【6】
>>887(夢見ヶ崎)【7】
>>892美作【8】(ラジオ中)
>(ナイと猫)【9】
>>890(百目鬼)【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>>888(三枝)【13】
>ココロ【14】
>>882(天雨)【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>>873(薬師丸)【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>881(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>876>>878>>891(『エド・サンズ』 )【25】(小石川通話中)

『薬師丸』の『鈴』をたくさんの『協力者』が受け取っていく。
後はコレの使いどころか―――

 ………

『イル・ソン・パティ』の二週目―――
『エド・サンズ』は今は到底、質問の輪に
加わりそうもないので、『四人』で質問を回していく。

>『魔物にとっての今夏の終わりは、30分以内に訪れる?』
―――『いいえ』。

『30分以上』余裕はある、という情報は重要かもしれない。
とはいえ、『質問』や『相談』、その他、やらなければいけない事などがあれば
この程度の時間はすぐに過ぎてしまうのかもしれなかった。

>『夏の魔物に夏の風物詩を与えることで、魔物が逃げ去るまでの時間は短縮される?』
―――『いいえ』。

この文脈での『逃げ去るまでの時間』は、おそらく、『来夏への逃亡』を指している。
あくまで『夏が終わる』のは、いわゆる『季節の終わり』と大まかには連動しているのだろう。

>『今の魔物は、もしそれが出来る状態になれば、すぐにでも逃げ去ろうという心情である?』
―――『はい』。

『夏の魔物』にしてみれば、今の状況は『困惑』でしかないだろう。
さきほどまで自分を追い立てててきた人間たちがなぜか説得を試みている状態―――
更に、今夏はすでに『氷山』の『夏の風物詩』化という『任務』に成功している。
とりあえず、逃げたくなるのは無理からぬ心情か。

>[『イル・ソン・パティ』が結論を出す様子を、『夏の魔物』に見せた場合、
>出された答えを否定する事は、『魔物』にとって簡単な事?]
―――『いいえ』
>[『イル・ソン・パティ』の出した結論を、『夏の魔物』が簡単に否定できないのは、
>『イル・ソン・パティ』が『こっくりさん』であり、『魔物』が『こっくりさん』を、
>『夏の風物詩』として認識しているから?]
―――『はい』。

とりあえず『イル・ソン・パティ』を『こっくりさん』に見立てるのは、
それなりの効果が見込めるようだ。
『こっくりさん』そのものは『夏の風物詩』ではない気はするが………
おそらく『夏の魔物』は『こっくりさん』を『怪談』と見なしており、
『怪談』を『夏の風物詩』と捉えているのだろう。

『エド・サンズ』が輪に加わっていない為、最後の質問が『三週目』の最初となる。

896小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/24(日) 20:47:03
>>894(GM)
>>891(エド・サンズ)
>>(小林)
>>(鉄)
>>(関)

小林・鉄・関にメッセージを送信し、『計画の内容』を伝える。

既に『ビデオ通話』は中断していた(>>860)。
つまり、現在『小角とのやり取り』は、
『メッセージのみ』で行っている状態なのだ。
そして、朝山から電話が掛かってきた時点で、
通話の『ボリューム』も絞っている(>>884)。
『エド・サンズ』の介入を予期したものではなかったにせよ、
密かに進めている『作戦の推移』を、
『夏の魔物』に悟らせないようにするための『当然の措置』。
『エド・サンズ』の声が、
『ここに響き渡る』事は有り得ないだろうし、
少なくとも『魔物』の耳に入る恐れはないはず。

  「出来る限り『全員』を救いたいからです」

『答えになっていない』と思われても仕方がない。
今すぐ『魔物』を倒すべき理由は幾らでもある。
だが、『そうしない理由』は一つしかない。
『そうしたくないから』だ。
『狂っている』と言われるかもしれないが、それが『事実』。

  「『被害者』を助けたい気持ちに『偽り』はありません」

『魔物』に聞かれないように、
低い声で『エド・サンズ』の問い掛けに応じる。
彼の意見は『正しい』。
間違っているとすれば、自分の方だろう。
それは理解している。
だけど――それでも『止める事が出来ない』。

  「……『確認』していただいても構いません」

『朝山の番号』から掛かってきた事から考えて、
『エド・サンズ』の近くには小角がいるのだろう。
その近くには『イル・ソン・パティ』が存在する。
『小石川文子』について『質問』してもらえれば、
『嘘』はつけない。

>>(小角)

  [『残りの質問』をお願いします]

小角にメッセージを送り、
引き続き『二週目で出来なかった質問』の『調査』を頼む。

897『エド・サンズ』:2022/04/24(日) 23:01:54
>>895(GM)
>>896(小石川)

『ハァ・・・・ ハァ・・・・!』

堰を切ったように止めどなく言葉が溢れていく
本体である氷山を救うため、戦友である一抹を助けるために抱えてきた想いを吐き出す
怒りも悲しみも憤りも無力感も・・・・全てを叩きつけた

そして待つ・・・・『彼女』の返答を・・・・

>「出来る限り『全員』を救いたいからです」
>「『被害者』を助けたい気持ちに『偽り』はありません」
>「……『確認』していただいても構いません」

『・・・・・アア。』

『ソウカイ・・・・・・・・・・。』

急激に『熱』が冷めていくのを感じた

電話先の彼女・・・・小石川が『夏の魔物』を利用しようとする『悪党』であれば・・・・
『エド・サンズ』の怒りはさらに大きく燃え上がり、彼女に戦いを挑んだであろう
だが、彼女は・・・・『悪党』ではないとわかった

(『止メラレナイ』ンダ・・・・コイツハ・・・・自分ノ意志デハ!)

『全員を救う』と彼女は言った・・・・
恐らくはその『全員』の中に『夏の魔物』も含まれているのだろう
『救える可能性』がほんの少しでもある限り・・・・彼女は戦う・・・・戦ってしまう

(コイツハ・・・・仮ニアノ『アダージョ』ヲ目ノ前ニシテモ
 『更生』ノ道ガ少シデモアルノナラ、ソノタメニ戦ッチマウ奴ダ・・・・)

(例エ―――― ソノ過程デ誰ガ倒レヨウトモ・・・・・)

>>(小角)

『ット・・・・スマネェナ、嬢ちゃん
 大分、熱クナッチマッタガ、頭ハ冷エタゼ・・・・』

ならば・・・・・この場で『エド・サンズ』がやる事は決まった

『小石川カラモ連絡ガ来テンダロ?
 チョットバカシ、「確認」ノタメニ「こっくりさん」ヲ使ワセテクレヨ』

先ほどまでの荒々しさはどこへやら
静々とした様子で再び『イル・ソン・パティ』の陣に加わっていく
そして、右手を『コイン』へと伸ばす

『ソウダナァ・・・・俺カラノ質問ハ・・・・・』


   ・
   ・
   ・
   ・
   ・ 
  
            『ガッシィイイッ!!』

『「夏の魔物」ヲ「救う」手だてガ潰エタ時・・・・
 お前ハドウスルカ、ダ・・・・・!』

『コイン』に指先を置いた瞬間!
掌を開き、即座に『コイン』を握りしめる!
そして、全身全霊の力(パワー:B)をかけて『コイン』が使えないように保持する

『答エロヨ・・・・・小石川・・・・・・!』

『コイン』に手を伸ばすまでの所作は小石川の想定通りであろう
それであれば・・・・『コイン』を握りしめる瞬間までこの場にいる誰もが油断しているはず
その一瞬を・・・・・・・突く

898村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/24(日) 23:08:23
>>894
>>(小林)
>>(鉄)

『小林』と『鉄』に対してスマホでメッセージを送る。
文面はこうだ。

 ≪いつまでままごとやるつもりか知れたもんじゃねえから、おれが『制限時間』をつけてやる。
 その場にいる全員に伝えようが、伝えまいがかまわねえ。≫

 ≪『5分』だ。≫

 ≪それ以上、おれは待たねえ。
 5分待ってケリつけて出てこねえなら『失敗』と見なすぜ。
 乗って来た車の『ガソリン』を使って外側から、民家ごとその空間を『爆破』する。
 おれに『何ができるか』はさっき見たよな?≫

それだけ伝えて、まずは出方をうかがう。
小石川と呼ばれた女性が『全員救う』気でいるなら、
おれは『全員殺す』気でいるだけだ。
さもなければ、この先もっと多くの人間がいなくなる。
おれだけの力ではないにせよ、身銭を切って、作戦を立て、身体を張って、方々歩き回って作った『チャンス』だ。二度は無い。

899小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/26(火) 17:58:51
>>897(エド・サンズ)

電話越しからでは、向こうの状況は分からない。
だが、ただならぬ雰囲気から、
『何かしているのだろう』という察しはついた。
『イエス』か『ノー』で答えられない質問である以上、
その問い掛けは、
『イル・ソン・パティ』に対して発されたものではない。

同じ場所には『複数のスタンド使い』がいる。
いざとなれば『対処』してもらう事は十分に可能だ。
また、薬師丸の『幸運』を借りる事も出来るだろう。
しかし、そういった事態は、
『エド・サンズ』自身も理解しているはず。
それが分かった上で行動している。

  「……先程まで、私は大きな『考え違い』をしていました」

  「全てを一人で背負わなければと……」

  「それが出来るほど、私は強くはなかったのです」

  「私のせいで……
   『無用な苦しみ』を生み出してしまいました」

  「それを招いた『責任』は私にあります」

電話から聞こえる声は静かで、どこまでも落ち着いていた。

  「……私は『自分』を見失っていました」

  「ですが――今は『穏やかな心持ち』です……」

  「この町で私と関わってくれた方々を思い出して……
   私は『自分』を取り戻す事が出来ました」

言葉を区切り、間を置いて再び話し始める。

  「私は『命懸け』で、
   『全員』を救う事に『全力』を尽くしています」

  「『一つの可能性』が消えたなら……
   『次の可能性』を探しましょう」

  「『次』が駄目なら『その次』へ……」

  「『その次』が駄目なら『さらに次』へ……」

  「『最後』まで『やり通す』――それが『私の答え』です」

一切の淀みも躊躇いもなく、一息に言い切る。
苦悩の果てに、ようやく見出した希望。
それが潰えたのであれば、『別の希望』を探せばいい。
ここまで来た以上、その決断に一片の迷いさえもなかった。
何が起ころうと、自分が考えを変える理由には成り得ない。

『一度折れた心』が立ち直った時、
それは一層強い『芯』を伴う。
その根源にあるのは『慈愛』か、あるいは『狂気』か。
どちらであったにせよ、『小石川文子の意思』は、
もう決して動かされる事はない。

900『エド・サンズ』:2022/04/26(火) 19:56:11
>>899

『ナア、小石川・・・・、お前ニ一体何ガアッタカナンテ俺ハ知ラネェ
 ダケドヨ・・・・』

彼女のこの話しぶりを聞く限り、どうやら『向こう』で何かが起きていたようだ
『小石川』の心を砕き割るような『何か』が・・・・
そして今、彼女は仲間との関わりの中で自分を取り戻した・・・・

と、思っているようだ

『マア、お前ガ元々ドンナ奴ダッタカナンテノハ知ラネェ
 デモヨ・・・・一ツダケワカル事ガアルゼ・・・・』


『お前ハ・・・・マダマダ「自分」ヲ取り戻セテナンテイネーヨ』

はぁ、と溜息の様に息をつく

『「仲間」ガイルンダロウ? 小石川
 ソイツラトお前ガドンナ関係ダカハ知ラネーケドヨ・・・・』

電話の向こう、『こちら側』にも多くの人々が集まっている・・・
少なくとも、それらの人々は『小石川』という女の人望に惹かれて集まってきているはずだ
それであれば・・・・・『向こう側』にも『仲間』を引き連れているのは当然の事だろう

『ナラヨォ・・・・・「売り言葉」ニ「買い言葉」デ返しテンジャネエヨ!
 俺カラ喧嘩ヲ売ルノハ勝手ダ・・・・「江戸っ子」ニトッチャア、「喧嘩」ナンテ日常茶飯事ダカラヨ
 デモナア・・・・コンナ「喧嘩」ヲ買ッテンジャアネエヨ!』

『ナンデ「仲間」ト相談シネエ!?
「状況」ガ変ワッテンダゾ! お前ガ「最後」マデ「やり通す」ノハお前ノ勝手ダケドヨォ・・・・
 ソンナお前ニ・・・・「仲間」達ハツイテキテクレンノカ!?』

『こちら側』にいる『小石川の仲間』を見る限り、
彼女の『仲間』というのは『小石川絶対主義』というわけでは断じてないようだ
各個人に『思想』や『策略』を抱えた・・・『個』の集まりと考えた方がいい

だからこそ・・・・問いただす必要がある
『狂気』に囚われる彼女を救う事が出来るのは、彼女自身の『仲間』しかいないのだから

901鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/26(火) 22:31:13
>>894

「そうか」

「好きなもの一つあれば、他のものを奪ってもいいと言い切れるなら」
「やはりキミは、他の皆から嫌われてしまうのも仕方ないかもしれないな」

「キミが永遠の孤独を過ごしても構わないと言うのなら止める術はないが、
 少しでも心残りがあるのなら、自分に差し伸べられている手を見落とさないことだ」

スマホの通知に気付き、内容を確認する。そして、『小石川』さんに伝達をする。

「『村田』くんが時間制限を設けてきました。『5分』だそうです」
「必要ならば、オレも外へと赴いて可能な限り彼を足止めしますが…」
「彼の気持ちも分かります。この計画が成功しなかった場合、区切りは付けることをオススメします」

続いて、可能ならば『エド・サンズ』とも言葉を交わしたい。

「『サンズさん』。一度だけ、協力を頼めないだろうか」

『こっくりさん』とやらの答えがあれば、あるいは『夏の魔物』を説得できるなら
そうすべきだろう。だが、それが失敗したなら即座に討伐すべきだ。
まだ他にプランがあるならば自分が『村田』くんのところへ赴くが。

902小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/27(水) 00:19:25
>>894
>>896
>>898

『小石川』さんの意向、『村田』さんの威圧。どちらの考えや行動も
私の主観を除き、客観的に考えてだ。納得はさておき、理解は出来る。
今までの積み重ね、それ等と先の未来を天秤にかければ二人の道は
どちらも間違ってはいない。

一度呼吸を強く行い、その間に幾つもの思考を回し吐息と共に
小石川さんへ静かに告げる。

「私はね、小石川さん。正直に言えば……私の弟同然の彼を
助けられるなら、それ以外に関しては特に妄執は無いんですよ」

この言葉は本心だ。最初の夏の魔物との邂逅からして、私はラジカセ(命)を
停止しようとしていた。今も、その行動を後悔はしてない。

「だからと言って、貴方の想いや行動まで否定はしません。
その意志はきっと……『黄金』に近くあるのでしょう。ですが、誰しもが
許容する訳でも無いんです。貴方の姿勢は正義ですが、別の方達の行動や思想も
また別の正義なんです。……『説得』が完了するまでは、私も邪魔立てしませんし
村田さんが全員を消すつもりなら抵抗しましょう」

とは言え、出来うるなら。ありきたりな物語のように
めでたしめでたし、と言う一筆で終えられるならどれ程良い事だろうか。

>>898

『村田さん。私たちも小石川さんの作戦が失敗するようであれば
一切の慈悲なく魔物は消します。そして、それは決して難しくはないでしょう。
制限時間は構いませんが、爆破は少々やりすぎじゃないですか?
 此処は魔物の拠点ですが、仮宿であって元々は一般の方の住宅ですので』

村田さんには、こう返信をさせて貰う。

903村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/04/27(水) 03:48:03
>>902

 ≪『やりすぎ』はお互い様だ。
 てめえらのままごとがどれだけあぶねえ橋なのか理解してんのか?≫

 ≪子供が風物詩になった『親』もいるだろう。親が風物詩にされた『子供』もいるだろう。
 生涯の伴侶が風物詩となって消えた『妻や夫』、あるいは『そうなる関係の人』もいたはずだ。
 そんな被害者たちに向かって、『自分の世界』を壊された人たちに向かって、同じ台詞吐けるのかよ。≫

                             ヒール
 ≪その辺がわかってねえようだから、おれが『悪役』をやってやるってんだよ。
 おれはてめえらのくだらねえお遊戯会のために身銭を切ったり、『アリーナ』に貸しつくったわけじゃねえ。≫

小林の返信を突き返す。同じ文面を『鉄』にも送っておく。

 ≪ギリギリまで説得するなんてのは『させねえ』ぞ。中にいるのはお前らだけじゃねえんだからな。
 『危機感』がイマイチ伝わってねえようだから、あえて言ってやる。≫

 ≪『夏の風物詩』―――中にいくつあった?おれには皆目見当がつかねえ≫

森、プール、球場、祭り会場・・・そして物置。『夏の風物詩と化した元人間』は中に山ほどいて、ノビている。
いかに近距離パワー型が複数いようと、5分で全員脱出させることは『不可能』。
当然、『巻き添え』だ。

 ≪分かるか?もしかするとてめえらのせいで本来『夏の魔物』一体で済むところを、
 何十、下手すりゃ何百と余計な犠牲を出すことになる。≫

 ≪てめえらの選択肢の上に、どれだけの数の人間の運命がかかってるのかよく考えろよ。
 今だけの話じゃねえ。今しくじって次の夏、その次の夏、さらにその次の夏を迎えた時のこともだ。≫

『5分待つ』とおれは言ったが、これは『譲歩』ではない。
『夏の風物詩』と化した元間たちを人質にとった『脅迫』だ。

                                              ベビーフェイス
 ≪おれが『放火殺人犯』になる前にさっさとケリをつけてみせるんだな。『正義の味方』共。≫

904小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/04/27(水) 20:33:38
>>895(GM)
>>897(エド・サンズ)
  
「あ……ああ良いとも、どんな質問だって――」

>            『ガッシィイイッ!!』

     「な」

「なっ………………!」

コインを止めた手に思わず顔をあげる。

「………………ら……乱心したとは言うまい。
 わたしの依頼人は小石川さんだが、
 ……わたしも小石川さんも事件の当事者ではない」

   「いや、広く見れば別だが……その、つまり」

「当事者は『きみ』だ。
 …………無碍には出来ない」

『いざとなれば対処する事は出来る』。
百目鬼は言わずもがなとして、
天雨や小角ですら非力でもスタンド使いなのだ。
近場にいる面々も呼べば、恐らく制圧は出来る。

それでも……説得と言うなら、魔物だけじゃあない。
『真の当事者を説得しなければならない』のは道理だ。

            『道理』だが・・・

「だが…………! 魔物を『倒す』としても、
 『救う』としても……どっちでも同じことだ!

 魔物は『いつまで逃げずにいる』んだ?
 『倒す』にしても、『どう倒すのが確実』なんだ?
 『質問』はまだ必要だ。きみの疑問は『もっとも』だが!」

『逃亡阻止』を天雨が聞いていた理由も、そこだろう。
『魔物の手札を理解する』のは『倒す』事にも繋がり得るのだから。

   イル・ソン・パティ
「『真実に迫る意志』を、ここで止めていい理由にはならない!
 …………小石川さんの気持ちとも、きみの気持ちとも、別の話で、だ!」

『エド・サンズ』を制圧すべきだ、とは思いきれない。
『小石川』の思想が常に正しいとも思ってはいない。

だが、彼の『怒り』を真に受けて『必要な事』を捨ててはならない。

905関 寿々芽『ペイデイ』:2022/04/27(水) 21:14:32
>>886 >>899(小石川)
>>895(GM)
>>898(鉄)
>>902(小林)

「…………」

他の季節だって楽しい――というのは『彼』には通じない話だ。

 いま
(現代は……夏以外でも、夏のものを楽しむ事は出来ますよね?
 『プール』は年中やってて、かき氷とかも、食べられる……
 このあたりをなんとか言葉に出来たら……ううん、難しい……)

              「………………え? 『5分』?」

関には…………村田からの連絡は来ていないし、
『彼ら』から直接伝えられてるわけでもないが、
鉄や小林の言葉が聞こえない位置でもないだろう。

               ・・・『時間制限』。

ここに至り、状況は完全な『混迷状態』だ。
通話内容も、聞こえるわけではないが…………
小石川と『外』の話も明らかに拗れているようだ。
もはや『説得』が完全な民意とは言えないのだろう。

「…………………………………………………っ」

(こんな……仲間同士で喧嘩をするくらい、なら)

ちら、とラジカセに視線をやる。
あれに自分が今すぐでも『水』を買い、投げつけ、
それで終わらせれば……小石川らには恨まれても、
これ以上の『内輪揉め』はしなくて済むだろう。

(『村田さん』に、そんな解決もさせたくない……
 そんなことを進んで、喜んでするような、
 そんな人だったらここにまで来てるわけがない。
 村田さんが自分から、悪者になろうとしている)

(それなら…………いっそ、私が……………………………)

        『極めて単純な解法』がある。

持ち合わせる『慈悲』は、
一種の悪徳を孕んだ善意と献身に常に勝る物か?

(…………………………………………………でも)

            ・・・それでも、だ。

(それは『楽な方に、楽な方に逃げてる』……だけ。
 それで優しさを捨てるなんておかしくて間違ってる。
 だって、『まだ時間がある』のが分かってるのに)

「……私も、鉄さんに賛成です。
 この作戦でもうまくいかないなら、終わらせなきゃいけない。
 でも……あの、『5分』で終わらせる理由なんてないですよねえ?
 『30分は余裕がある』のに……なんで『5分』なんですか?」

「おかしい、ですよ」 「絶対に……」
「村田さんは、きっと。
 
 ・・・・・    ・・
 悪者になることに、夢中になっちゃってるんです」

『村田』は『悪』になって全てを背負おうとしている。

         「だから」

「私も……村田さんを『止めます』よう。
 必要ならとかじゃなくて、止めなきゃいけません。
 『いざというとき』は絶対に必要ですけど、
 それを『村田さんが決める』理由なんてないんだから……!」

そんな事をする必要がどこにある?
『相互互助』……『協調』とは『そうではない』。
『やりたくないことをする』のはいい。やってやる。
だが、『罪を自分に集める』のは……見過ごせない。

       ・・・・・・
「私が!『大体何でもできる』のは、たくさん見せましたよね〜?」

『村田』の行動には『理がある』。
『小石川』の行動にも、『理がある』。

どちらにも間違いがあり、村田らが小石川の間違いを糾弾した。
なら『村田の間違いを糾弾する人間』も絶対に必要だ。それを、やる。

906小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/27(水) 23:10:22
>>900(エド・サンズ)

電話の向こうで、ただ小さく呼吸する音だけが聞こえていた。

  「――『お心遣い』に感謝します……」

激情的な『エド・サンズ』の言葉に対して、
小石川が発したのは、短い一言だけだった。
その時、電話の先にいる女が、何を思っていて、
どのような表情を浮かべていたかは分からない。
ただ、『感謝』という言葉が偽りでない事は、
『イル・ソン・パティ』に聞かずとも分かっただろう。

  「……また『ご連絡』します」

そして――通話が切られた。

>>(鉄)
>>(小林)
>>(関)
>>(七篠)
>>(朱鷺宮親子)
>>(村田)

鉄の指摘を受けて、村田からの連絡に気付いた。
『一刻の猶予』もなく、『説得できる可能性』も残されていないという前提ならば、
自分も彼の意思に従っただろう。
だが、そうではない。

  [今、『調査』を行っていただいています]

  [先程お伝えした作戦は、そこから得られた情報を元にしたものです]

『調査で得られた情報』と『作戦の内容』を、外に出た村田にも伝える。
そして、関の近くに立つ。
彼女にも、内容が聞こえるようにするためだ。

  「先にお伝えした通り、私はこれから『魔物の説得』に全力を傾けます」

  「これまでの調査で、『説得が成功する見込み』は、十分に残っている事が分かりました。
   『魔物』の消滅までの時間も、確実に『30分以上』残されています。
   それまで待っていただけないでしょうか」

  「……いいえ。『待って下さい』」

  「この情報が偽りであった時は、村田さんに『私の全て』を差し上げます」

  「どうか『30分』だけ待って下さい。お願いします」

  「――お願いします……!」

村田に電話を掛け、自分自身が直接話をする。
最も『手っ取り早い』のは、それだ。
これに関しては、他でもない自分が向き合わなければならない。

>>(鉄)
>>(小林)

  「おっしゃる通り……これを『最後』にします」

  「――私が村田さんと話をします」

  「……『朝山さんの番号』です」

村田に電話を掛ける前。
小さく頷きを返しながら、朝山と知り合いらしい鉄に、『連絡先』を伝える。
近くにいれば、小林も『エド・サンズ』と話せるだろう。

907『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/28(木) 03:15:48
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>896>>899>>(小石川)③(メッセージ&エドサンズ通話)
>>902(小林)④(村田とやりとり)
>>905関⑤(思索)
>>901(鉄)⑥(サマーフォーエヴァーと対話&村田とやり取り)
>七篠⑦
>ラッコ⑧

『鉄』は『サマー・フォーエヴァー』に自らの思いを伝える。
『ほかの皆から嫌われてしまう』『永遠の孤独』という言葉に
首を傾げる『サマー・フォーエヴァー』。
『スタンドだからその概念が理解できない』と言ってしまえばそれまでだが………

これ以降、『小石川』を中心に
『サマー・フォーエヴァー』への本格的な説得に入っていくのだろう。
しかし、今はまず『仲間たち』への対応を優先しなければならないようだ。

『鉄』は『村田』からの伝言を皆に伝える。
そして、『エド・サンズ』に呼びかけようとする。
ちょうど『小石川』との通話が終わったところのようで、
『朝山』のスマホの『連絡先』を『小石川』から聞く
(もともと知っていたのならそこにかけてもよかっただろう)。
いずれにせよ、『エド・サンズ』と会話は可能―――

 ………

『小石川』は『エド・サンズ』と会話する。
本体が危機に追いやられている当事者である『エド・サンズ』。
彼の憤慨はもっとも―――
しかしそれでも『小石川』は彼女自身の思いを貫く。

そして、もう一人、『小石川』の信念と
明確に反する態度をとる『村田』にも連絡を入れる。

『小石川』が『説得』しなくてはならないのは
『サマー・フォーエヴァー』だけではないようだ―――

                ………

『小林』は客観的に状況を分析し、『小石川』と『小林』双方に語り掛ける。
とはいえ、『小林』自身も大事な『一抹』を
人質にとられている、ある意味では『当事者』。
客観的に居られない部分もあるかもしれないが―――

       ………

『関』は、状況を分析し、考察を重ねる。
『小石川』と『村田』。『説得』と『打破』。
それぞれの思想の極北に位置する二人。
その二人の行動を鑑みつつ、『関』は自分の成す事を決めていく―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>898>>903(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>芦田(Ⅱ)(村田が戻ってきた)

『村田』は『五分』という制限を『鉄』と『小林』につきつける。
その結果、『小林』、そして、『小石川』からの電話に出るのなら、
そこから説得の呼びかけが返って来る。
それにどう対応するかは『村田』の自由だ―――当然ではあるが。

908『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/04/28(木) 03:16:55
<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】
>三刀屋【2】(ウィンターじいさんたちと談話)
>『ウィンターじいさん』【3】(ウィンターじいさん達と談話)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】
>ダイアナ【6】
>夢見ヶ崎【7】
>美作【8】(ラジオ中)
>ナイと猫【9】
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(三刀屋達と談話)
>黒羽【12】
>三枝【13】
>ココロ【14】
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】
>稗田【17】
>薬師丸【18】(鈴配り中)
>ソラ【19】
>水宮【20】
>赤月【21】
>飯田【22】
>>904(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】
>>897>>900(『エド・サンズ』 )【25】(コインホールド&小石川通話中)

『朝山』の『スマホ』で『エド・サンズ』は『小石川』と対話する。
ただ、対話の内容は平行線―――『小石川』の思いの頑なさを感じるに留まった。
『エド・サンズ』は続いて、『イル・ソン・パティ』の『コイン』を
手で止めるという力技に走った。

それを力で止めようとする者が居ないのは、
『エド・サンズ』の立場を皆、理解しているからだろう。
そこに『イル・ソン・パティ』の主である『小角』の説得の声が『エド・サンズ』に響く。
なにを目指すのであれ、『真実の力』は必要なのではないか―――?

そうこうしているうちに『鉄』からの『電話』が来て、
その声が『エド・サンズ』に届く―――

909小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 06:46:23
>>907

  「――……突然まくし立ててしまい、申し訳ありませんでした」

  「ここまで来られたのは、村田さんのお陰だと思っています。
   村田さんの力なくしては、到底辿り着く事は出来ませんでした。
   今も用意をして下さっている事に感謝しています」

村田は、そもそもこちらの状況を知らなかった。
『即時の破壊』を選ぶのは当然の帰結。
彼も万一を考えてくれていたのだ。
それなのに、こちらの希望を一方的に押し付けてしまった。
彼の心を踏みにじるような言い方になってしまった事を詫びる。

  「失礼な物言いをしてしまった事をお許し下さい」

現状を全て伝えた上で、村田の意見を求める。
彼の事は仲間だと思っている。
村田はどう思っているかは知らないが、少なくともここまで共に来たという点では、
仲間には違いない。
だから手を取り合えるとは言わない。
しかし、仲間だと思う相手に誠意を持って接さなければ、最低限の礼儀を失する事になる。

910ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/28(木) 06:56:33
>>908

ナイと別れ、一人で歩いていた。

「――――――?」

聞き覚えのある声がした――ような気がする。
『サンタの声』だ。
導かれるように、『そこ』を訪れた。

             「?」

         ジッ

    「?」

何か『引っ掛かるもの』があるらしく、
『エド・サンズ』を見つめる。

911小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 08:33:27
>>(鉄)

通話を行いながら、鉄宛にメッセージを送る。

[この作戦が通じなかった場合、私の手で魔物を滅ぼします]

[鉄さんのお話が済んだ後で、もう一度だけ私に『エド・サンズ』と話をさせて下さい]

『魔物との和解』を目指すかどうか。
最終的にそれを決めるのは『真の当事者』であるべきだろう。
いくら自分が『和解』を望んだとしても、それは結局のところ、『外野の声』でしかない。
『当人』がそれを望んでいなければ、『個人的な理想の押し付け』に過ぎない。
『小石川文子』は『当事者』ではないからだ。
『和解をするかどうか決める権利』は、自分にはない。
だから、『私はそれを決めない』。

912『エド・サンズ』:2022/04/28(木) 13:24:21
>>906(小石川)
>>908(GM)

『―――――ッ!!
 感謝サレタクテ言ッテルワケジャネェヨ!』

『ツマリダナ・・・・アア!? オイ!!』

一方的に切られてしまったスマホを前に悪態をつく

>>901(鉄)

    PPPPPPP・・・

『アア? ハイ、コチラハ「エド・サンズ」・・・・ッテ
 オイ・・・・お前ハ「夕立」ジャネエカ!』

続けてかかってきたのは旧知の仲からの電話だ
鉄からの言葉に、彼が今『向こう側』にいる事を察する

『お前カラノ「頼み」ジャア・・・・NOトハ言エネエナ
「借り」モアルシ、何ヨリモお前ハ「あの戦い」ヲ共ニシタ戦友ダシナ・・・』

『エド・サンズ』は『鉄夕立』を信頼している
それは『あの戦い』で見せた戦闘力でもあり、また心の強さでもある
しかし何よりも信頼しているのは・・・・『彼はやる時はやる男』だという事だ
彼がいるなら、『最悪の事態』となる事は防げるだろう

『・・・・・デモヨォ、お前ニハ悪イガ・・・・アノ「小石川」ッテ女ハ信用出来ネェ
 アリャア、マルデ「子供の王様」ダ。 元ガドウダッタカハ知ラネェガ、大分心ガヤラレテヤガル』

『・・・・夕立、お前ニ聞クゼ
 ソレデモ本当ニ・・・・アノ女、「小石川」ハ協力ニ値スル人間ダト思ウカ・・・・?』


>>910(ダイアナ)

ダイアナの存在にはまだ気付かない
だが、ダイアナは気が付くかもしれない・・・・
電話をかける『スタンド』・・・・かつてダイアナを湖に叩き落とした彼の声が『サンタクロース』と同じだという事を

913『エド・サンズ』:2022/04/28(木) 16:38:34
>>904(小角)

『悪イナ、嬢ちゃん・・・・お前さんノ「コイン」・・・・チョット借リルゼ』

『「真実を求める事」ガ重要ナノハワカル・・・・
 ケドヨォ・・・・ココデコイツヲ返スワケニモイカネェナ
 コイツハ俺ノ「命綱」デモアルカラヨォ・・・・』

全体の事を考えれば、『イル・ソン・パティ』を止める事に利はない・・・・それは『エド・サンズ』といえどもわかっている
しかし、これは『小石川』に対する交渉材料でもある
だから・・・・今はまだ手放すわけにはいかない

914小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/28(木) 22:14:12
>>912-913

『ここにいる全員』――『この町に暮らす全員』を、自分の『エゴ』に巻き込み続けるつもりは毛頭ない。
まだ時間はあるものの、それを加味したとしても、次が『最後の一回』だろう。
だからこそ、何としても『次』で成功させなければ……。
それが失敗した時には、自分自身の手で『魔物』を滅ぼす。
そうする事が、ここまで全員に助けてもらった自分の『責任』だ。

  「――……」

遅れて感じる『違和感』。
何かが食い違っているような感覚を覚えた。
『最後の一回を試すまでは膝を折らない』。
そういう意思を伝えたつもりでいた。
だが、先程の反応を思い返すと、
『永遠に全員を巻き込み続けるつもりだ』と受け取られた可能性が高い。

この場にいれば伝わったのかもしれない。
だが、電話越しでは、細かなニュアンスは通じにくい。
本来であれば些細な齟齬だが、電話だけで済ませるには、
あまりにも会話の内容が重すぎた事を、改めて痛感した。

             スッ

  [私は『全員を永遠に巻き込み続ける意思』はありません]

  [『次』を『最後の一回』にするつもりです]

  [それが失敗した時には、私自身の手で『魔物』を葬ります]

  [あなたと同じように、私にも『愛する人』がいます]

  [その名前に誓って、あなたにお約束します]

『朝山のスマホ』――すなわち『エド・サンズ』宛てにメッセージを送る。

915ダイアナ『オンリー・ガール』:2022/04/29(金) 16:14:12
>>912(エド・サンズ)

    「?」

         「?」

              「?」

数度、首を傾げる。
確かに『引っ掛かるもの』があった。
だが――――――。

      トッ トッ トッ

そのまま何事もなく、『そこ』から離れていく。
結局『気付かなかった』のか?それとも『忘れている』のか?
今は分からない。

916 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/04/29(金) 19:05:49
>>907
>>912

「鉄さん、私も『サンズ』さんへ話をさせて頂いて宜しいですか?」

許可が下りたら、『エド・サンズ』へと通話を代わって話しかける。

「もしもし、小林です。お話するのは初めてですね。
『夏の魔物』の能力により直接被害に遭った方の相棒たるスタンドであるとは
伺っています。私もまた……弟同然の身内が被害に遭ってるので気持ちは十分察せれます」

会話しつつ、声のボリュームは抑えて夏の魔物に聞こえぬよう注意しつつ告げる。

「あのですね、私としては小石川さんの心情とか関係なく
夏の魔物を説得してるのは別の理由があります。簡潔に言うと、このまま
強制的に夏の魔物を消した場合、その能力を受けた方たちが反動で
元に戻った場合どのような後遺症やリスクが起きるか不明だからです。
それなら、少しでも夏の魔物みずから能力を解除した方が私の弟や
貴方の本体である方が元に戻るケースが比較的安全が取り計らえると
考えて行ってます。勿論、アレが簡単に能力を解除すると思いませんし
時間も有限です。無理ならリスク承知で排除をこちらで行います。
ですが、より安全な全員の帰還を目指す為にも出来れば小石川さんへ
協力をお願いします」

エド・サンズさんへ言える事は、私からこれだけだ。

小石川さんが説得を村田さんに行うのを見つつ、全員に聞こえるように
片方の手でスマホを弄りつつ呟く。

「……まぁ、村田さんは実際かなり良識あって行動してると思いますよ。
我々に危害を加える気であれば、黙って棒化で一気に全員纏めて
打ち払えば良いだけの事ですけれど、そうはしないでくれてますし。
彼は彼の正義で動いてます。言葉で納得はしないでしょうね……」

「うつせみ の 常なき見れば 世間に
心つけずて 思ふ日ぞ多き、とでも言うべきでしょうか」

917小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/04/29(金) 19:29:01
>>916(小林)

小林に視線を向け、彼を見つめる。
村田の性格は、自分も同意見だった。
彼は黙って攻撃はしない。
逆に言えば、口に出したという事は、必ず実行するつもりでいるのだろう。
分かってはいるが、村田は自分の考えを伝えてきた。
だからこそ、こちらの考えも彼に伝えなければならない。
どういう結果になるとしても、そうする事は必要な事だ。

小林は賢明な人間だ。
おそらく、彼には『考え』があるのだろう。
全貌は分からないが、何か考えているらしい事は分かった。

それは『自分にもある』。
『小林』には察しがつくかもしれない。
実際に『体験』した『鉄』も同様に。

918鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/04/29(金) 21:14:58
>>903

「…全く、正しいな」

再び送られてきた内容を見て、呟く。村田くんは無駄なことを嫌う性分だ。
だからこそ、本当に分かっていないのは彼の方なのだろう。
小石川さん含め、ここにいる人間は自分達の行いが人命を左右するものであることを理解している。
その上で、無辜の民を危険に晒してまで『夏の魔物』を救う方法を探している。
理解している人間に対して、同じ言葉を使う必要はない。説得が効かないという点では、自分達も『夏の魔物』も同じくタチが悪い。

彼の苛立ち───あるいはそれもフリかは分からないが───も最もだろう。
慰めにもならない言葉を返信するのは止めておく。
『こっくりさん』により残りの猶予も分かった今、彼に無駄な殺人をさせるわけにはいかない。
小石川さんの説得が通じるかは分からないが、『5分』だろうと『30分』だろうと急がなければ。

>>907-912(GM、小石川、『エド・サンズ』)

小石川さんから文面を受け取り、頷いて再度スマホを耳に当てる。

>『・・・・夕立、お前ニ聞クゼ
> ソレデモ本当ニ・・・・アノ女、「小石川」ハ協力ニ値スル人間ダト思ウカ・・・・?』

「・・・・・現実は、そう都合良く事は運ばない。正直、オレ一人の意見としては
 今すぐにでも『夏の魔物』の首をはねて、被害者の安全を確保してしまいたいです」

「『夏の魔物』は、既に怨霊に等しい。強制的に成仏させるか、和解した上で成仏させるか、
 その違いでしかない。どちらにせよ、何かの命が助かるわけでもない」

「…ただ、それでも。全員が幸せに終わる道が手の届くところにあるなら、それを選ぶ手助けはしたい。
 もっとも、これは『こっくりさん』により安全な時間が保証されているから出来ることですが」

しかし、こちらの想定外の事態はいつ起きてもおかしくない。人命を懸けるのに、どこまでいっても安全とな言い切れない。

「あなたに協力してほしい内容というのは、小石川さんからの質問です。
 …こちらの策が成功するなら良し、そうでなければ時間内に『始末』をするだけです」
「オレとて氷山さんや一抹くんは助けたい。その点に関しては、信用して下さい」

そう言って、小石川さんにスマホを渡す。

919『エド・サンズ』:2022/04/29(金) 22:03:27
>>918(鉄)
>>914(小石川)
>>916(小林)

『フム・・・・・』

鉄との通話の最中に挟まれる『小石川のメッセージ』と『小林の証言』
それらを見聞きして、少しの時間、思考の為に息をつく

『ナルホド・・・・夕立、お前ハドッチカッツート俺ニ近い意見ッテワケダ』

小石川の話を聞いて抱いた懸念の一つがある・・・・
それは「小石川は最終的に『魔物』を野放しにするのではないか」というものだ
だが、『向こう』に『鉄』がいるのであれば・・・・

『ワカッタヨ、夕立
 お前らノ熱意ニ免ジテ「一度」ダケ小石川ニ協力ヲシテヤル』

そう言いながら、右手で握りしめていた『コイン』を・・・・解放する

『タダシ・・・・タダシダ!
 一つダケ、夕立・・・・お前ニ条件ガアル!』

『小石川ガ「魔物」ノ説得ニ失敗シタ時・・・・
 ソシテ、仮ニ説得ガ成功シタトシテ、小石川ガ「魔物」ヲ生カシテ帰ソウトシタ時・・・・』

『ソノ時ハ夕立・・・・お前ガ「魔物」ヲ斬レ』

静かに、決意を込めてそう言う

『小石川ハ・・・・アイツハアイツデ「責任」ヲ取ルツモリラシイガ今一つ信用デキネェ
「買い言葉」トハイエ、「魔物が説得デキルマデ何度デモ諦メナイ」トマデ言ッタクライダ・・・
 最悪、止めヲ逃シテ「魔物」ヲ野放シニシチマウカモシレネェ・・・・』

『イイカ・・・・?
 お前ガ、奴ヲ仕留メルンダ・・・・』

そう言い切ったところで、スマホの相手が小石川に替わる

>>(小石川)

『アー・・・・マア、お前ノ事ヲ完全ニ信ジタワケジャナイケドヨォ
「一度」ダケ・・・・イイカ?「一度」ダケアンタニ協力ヲシテヤル』

言いながら、先程まで握っていた『コイン』にそっと指を置く

『フザケタ役ノ「芝居」モ「一度」ダケナラヤッテヤル・・・・
 ダカラ、「指示」ヲヨコシナ・・・・。 「こっくりさん」モモウ解放シタゼ』

920村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/01(日) 19:48:28
>>907

電話をとり、全て話を聞いてから口を開く。

 「おれがこんな手を取ってるのは、その『夏の魔物』が信用ならねえからだ。
 どんな言葉を吐こうとも、どんな貌をしていようともな。
 隠し玉がねえとも限らねえ。」

冷静な口調ではあるが、言葉選びから怒気がにじむ。
怒るということは、すなわち本気であるということだ。
『夏の魔物の排除』という目的についても、『家屋の爆破』という手段についても
『やると言ったからにはやる』ということだ。

 「ああいう手合いのことを『知ってる』。
 自らの機構に準じて快楽を満たす為だけに動き、果てに本体さえ手に掛ける。
 そうした存在すべてがそうだという気はないが、『そいつ』がそうではないという気もねえ。
 『調査』だか何だか知らないが、それの詳細が判然としねえ以上、おれはおれの判断を信じる。」

 「それでもその場でキレなかったのは、あんたらに敬意を払ってるつもりだからだ。
 今距離をとってるのもそうだ。そこにいたら、我慢ならねえだろうからな。」

過去に視た事を思い返す。
『ウェイクアップ・ザ・デッド』―――自分の欲のために本体やその母親の霊魂さえも縛り付け、
挙句の果てには自らの本体さえ、その手にかけようとした。
『夏の魔物』も大して変わらない。少なくともおれにとっては『同じ手合い』だ。

 「『5分』が短えのはわかった。だが『30分』は『待てねえ』。
 そんなに必要なら、今すぐおれがそこへ行って、『1分』できれいさっぱりカタつけてやる。
 だがおれは『待つ』とも言った。吐いた唾を飲む気はねえ。だから―――」

 「『あと1回』だけ待ってやる。
 『通話』はこのままにしときな。それがおれの『最大限』だ。
 通話を切ったり小細工しようとするなら、おれはすぐに動く。」

それだけ言って、ハンズフリーにした携帯を胸元へしまい込む。

921小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:29:24
>>920(村田)

村田の話を聞き終えてから、彼の言葉を心の中で反芻する。
客観的に見て、正しいのは彼だ。
そして、この中で最も間違っている人間がいるとすれば、それは自分だろう

  「村田さんと同じ人生を歩んでいたとしたら……」

  「私も……『同じ事』をしたかもしれません」

人には、それぞれ歩んできた道筋がある。
鉄も、小林も、関も、七篠も、笑美も、涙音も。
きっと『動物』であっても、それは変わらないのだろう。
この町に生きる全ての者には、行動の裏付けとなる『過去』が存在する。
形は違えど、各々が必ず何かを持って生きているものだ。

  「……いつか村田さんはおっしゃいましたね」

  「『過去』を克服しなければならない。
   前を向いて生きていかなければならない」

  「『未来』を生きるために何ができるのか、何をすべきなのか……」

『湖畔の木陰』で、初めて村田と出会った時の事を思い出す。
彼は、もう忘れているかもしれない。
しかし、自分は今でも覚えている。

  「――『決心がついた』と」

『村田瑛壱』には彼自身が歩んできた人生がある。
どういうものかは、もちろん知らない。
だが、一つだけ理解できる事がある。
それを穢す事は誰にも出来ないという事。
だからこそ、それを尊重する。

  「それから……」

  「『次に会った時はあんたの話を聞かせてくれ』と……」

そして、『小石川文子』にも、これまでの人生がある。
村田は当然それを知らないだろう。
ここで語るつもりはない。
ただ、村田が『やると言った事をやる』のと同じように、自分も『やると決めた事はやる』。
その一点においては、お互いに変わらない部分だ。

  「もし――もし村田さんが望まれるのなら……」

  「『これが終わった後』で……お話しする事を約束します」

そして、どのような形であれ、『終わる事』だけは間違いがない。

  「『いただいた時間』を無駄にはしません」

  「村田さん――『ありがとうございました』」

最後に『感謝の言葉』を述べ――村田との通話を終了する。

922小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:31:04
>>(薬師丸)

『先程の幸運』から考えて、『説得』そのものに『幸運』が有利に働く事は考えにくい。
それを使うとすれば、やはり『直接的な場面』だ。
もう一度、『彼女の力』を借りる事にする。

  [小角さんに『調査』を行っていただきました]

薬師丸宛にメッセージを送り、『現在の状況』と、『これからやろうとしている事』の全容を伝える。

  [仲間の一人が『五分後の爆破』を予告しています]

  [彼の名前は『村田瑛壱』。スタンドは『ディズィー・スティック』]

本体とスタンドの名前に続いて、『能力』も薬師丸に教える。
情報の漏洩とも取られかねないが、考え得る手は全て使う。
具体的な情報を知っていた方が、『幸運』もより効果的な形で機能するかもしれない。

  [万一の場合に備えて、『五分後の幸運』をお願いします]

『五分以内に終わらせる』のが『ベスト』ではあるが、いざという時の『保険』は掛けておく。
『広範囲攻撃』という一点において、この場にいる誰よりも、村田の能力は秀でている。
だが、薬師丸なら『止められる』。
そして、現地にいる『ディズィー・スティック』では、目の前にいない『レディ・リン』は止められない。
『この状況から妨害可能なスタンド使い』が、星見町に存在している事さえ知らないだろう。

  [彼は『目的』を達するまで攻撃を続けるでしょう。
   これから私は『最後の説得』に専念します]

  [それが済むまでの間、可能な限り『幸運』で足止めして下さい]

『幸運』の詳細は把握していないので、細かい裁量は薬師丸に任せる。
だが、彼女を自宅に呼んだ時、『能力を使い続けてあげる』と言われた。
だから、連続使用も可能だろうと判断した。

923小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:35:12
>>918(鉄)

『鉄の考え』は分かっている。
いや、彼一人だけではなく、『この場にいる全員の考え』は理解している。
そして、『この場にいない者の見解』も察している。
『魔物の救済』を目指す自分も、最終的には『被害者の救済』を優先するつもりでいる。
間違っても、『魔物のために被害者を犠牲にする』ような事は考えていない。
『魔物の説得』が不可能なら葬り去る。
だが、確かにあると分かった『可能性』を放棄してまで諦める気もない。

      コク……

『成功しなければ滅ぼす』。
その言葉に対する同意と、口添えしてくれた事の感謝の意を込めて頷く。
口先だけではなく、今この場で『証』を立てる。

  「『誓いの証』として『これ』をお預けします」

       ……スルッ

  「私の『愛する人』の『形見』です」

『右手の薬指』から『銀の指輪』を抜き、スマートフォンと引き換えに鉄に渡す。

  「もし……私が『裏切った』時は――」

  「それを『処分』して下さい」

『命の次』に大切な『形見の指輪』。
かつて『愛』を誓った『誓いの輪』だ。
肌から離したそれを、『誓いの証明』として鉄に託す。

>>(小林)

  「……小林さんを信頼して、『これ』をお預けします」

        ――スッ

『左手の薬指』から、同じく『銀の指輪』を抜き取り、小林に差し出す。
『右手の指輪』と共通のデザインを持つ『銀の指輪』。
それは『自分の結婚指輪』だ。

  「どのような形であれ……『終わり』は訪れます。
   『終わった後』で私に返して下さい」

  「それから――」

            ソッ……

  「私が『裏切った』時には『処分』をお願いします……」

自らの『覚悟の証』として、『指輪』を小林に託す。
拒まれるかもしれない。
しかし、今は受け取ってもらいたい
それを受け取ってくれる事が、何よりの『助け』になる。
だから――『これ』を受け取って欲しい。

>>(関)

関の方を見ながら、目線で合図を送る。
おそらく、関には関の考えがあるのだろう。
同じように、『こちらにも考えがある』という意図を伝える。

『レディ・リン』の能力は強力だが、どこまで時間稼ぎが出来るかは未知数だ。
場合によっては、鉄や席の申し出に甘える事になるかもしれない。
だが、その前に『しなければいけない事』がある。

『エド・サンズ』に、こちらの『覚悟』を伝える事だ。

924小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/02(月) 21:37:23
>>919(エド・サンズ)

  「――『彼』の名前は『治生(はるお)』……私の『夫』です」

  「『生前の職業』は『画家』でした」

  「『彼』は……新婚旅行中に事故で亡くなりました。
   私は、すぐに『彼の後を追う決意』を固めました」

  「しかし、『彼』は私に『自分の分まで生きて欲しい』と言い残したのです」

  「私が生きているのは、『彼との約束を守る』ためでした」

齟齬が生じた原因は、電話口の会話だったからだけではない。
『エド・サンズ』と小石川文子は、これが『初対面』。
お互いに、相手の事は何一つ把握していなかった。
その上、両者の『人格』は大きく異なる。
『正反対』と言ってもいいだろう。

  「……私は、何度となく『彼の元へ旅立ちたい』という誘惑に駆られてきました」

  「その度に、私は自分の体を傷付けて、踏み止まってきました。
   そうしなければ、誘惑に抗う事が出来なかったからです」

  「ですが――今は少し違います。
   『ある一件』で、これまで気付かなかった『希望』を見つけられたからです」

  「『約束を果たした上で再会できる』……」

  「『何十年か後』、『この命を全うした先』で、『彼』と『再会』できる……」

  「そのために、私は『未来』に向かって、『今』を生き続けているのです」

そこで言葉を区切る。

  「――『先程の言葉』を、私は『彼』に『誓います』」

  「あなたが『氷山さん』を大切に思うように、私にとって『治生さん』は『命そのもの』です。
   『小石川文子』を信じられないというのであれば、『小石川治生』を信じて下さい。
   私が『永遠の愛』を誓った『彼』の事を……!」

『エド・サンズ』に対し、隠し切れない感情を込めて訴える。 
『小石川文子が信用されない』のは構わない。
けれど、私は『彼の名前』に誓った。
それが信用されないという事は、『彼が信用されない』という事だ。
『エド・サンズ』が『自らの本体』を想うのと同じだ。
私の事はいい。
ただ、『彼』の事だけは信じて欲しい。

925『エド・サンズ』:2022/05/02(月) 22:02:01
>>924

『・・・・・・・・・。』

無言のまま、彼女の語る彼女自身の素性を聞き遂げる
人間の死生観についてスタンドである自分がどうこう言うつもりはない
だが・・・・『これ』こそが小石川という人間の根幹を成すものだという事は理解した

(ダカラト言イッテ、
 小石川ノヤル事ヲ手放シニ支持スルワケジャアネェケドナ・・・・)

『承ッタゼ・・・・お前ノ夫ノ「名誉」ハ俺ガ預カッタ』

まったく、重いものを預けやがって、と心の中で独り言つ

『ダカラ、答エナ。
 俺ハ今カラ「何」ヲスレバイイ?』

――――覚悟を決める。
小石川の先ほどの提言は、『エド・サンズ』にとってまったく受け入れられないものであった
それは、『敵に取り入るために本体の意思をも曲げて、役を演じろ』という、
プライドをずたずたにするような提言であったからだ

だが・・・・・今の『エド・サンズ』は覚悟を決めた
プライドを投げ捨てろと言われれば投げ捨てるし、泥を啜れと言われれば啜る
『一度だけ協力をする』と言ったからには、それを曲げるつもりはない

『言イナ、小石川
 俺ガヤルベキ事ハナンダ?』

926薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/03(火) 12:12:18
>>922(小石川)
>GM

(なるほどね)

その場にいれば自分が制圧すれば早い。
というよりその場の人間に制圧させれば早いはずだ。
それをしない理由は特に考えない。

「説得に使うよりはずっと役に立てそうね。
 ……じゃ、そういうわけだからさ。
 今から5分経って連絡がなかったら、
 私達でその『暴れん坊』をやっちゃおう」

周りの『鈴を配った人間』に、そう呼びかける。

(『5分で本当に終わり』ならともかく、
 勝手に決めたタイムリミットなんでしょ?
 だったらこっちが勝手に変えても文句は言わせない)

        (悪いけど、『仕事』だもん)

お遊びでやってるわけじゃあない。
義憤や優しさでついてきたわけでもない。
『仕事』を果たすためにこの場にいるのは、
恐らくこの場の中でも薬師丸と『ソラ』くらいだ。

――『幸運』は『数打てば当たる』。

(ま……一番良いのは、使うことにならないことだけど、ね)

927小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/03(火) 15:25:20
>>924(小石川)
>>919 >>925(エド・サンズ)
>GM

「…………………」

今、小角に口を差し挟めることはない。
小石川は『現場の当事者』であり、
『エド・サンズ』は『事態の当事者』だ。

「……おほん、話はさておき、だ。
 『コイン』を使えるようになった以上、
 ここは質問を続けて『イルソン君』の機嫌を直そう」

     「質問が完全に途切れてしまうと、
      テーマを変えなきゃいけなくなるからね」

とはいえ小角も『傍観者』ではない。
100%ここで議論がまとまるとは限らない今、
油断せずに夏の魔物について質問を重ねておこう。

「特に何かみんなからないようであれば、
 小手調べのような質問だが……わたしが、しよう」

            スッ

        「さて…………」

「『イル・ソン・パティの見た目を夏らしくすると、
  夏の魔物くんとしては、より結論を受け入れやすくなる?』」

質問こそするが、『イル・ソン・パティ』は気紛れだ。
無駄なデコレーションなどを本当にしてしまうと、
それにより機嫌を損ねて質問不可にすらなりかねない。

「とはいえ、この木の板を夏らしく、というのも難しいがね……
 いや、イルソン君の見た目が良くないという意味ではないのがが」

あくまでも、『つなぎ』の問い。

 ・ ・・
『幻を投影するスタンド使い』でもいなければ無意味な問いだ。

928『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/03(火) 21:56:57
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>909>>911>>914>>917>>921-924(小石川)③(『協力者会議』)
>>916(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>>918(鉄)⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『エド・サンズ』と『村田』―――二者との『意見の衝突』。

『小石川』『鉄』『小林』はそれぞれの思いを説いて、
ようやく『束の間の猶予』を得た。
ただし、許された『作戦』はあと一回―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>920(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>芦田(Ⅱ)(村田が何か揉めているのを見ている)

『夏の魔物』がどういう存在なのか不明だが、
少なくとも無条件で信じられる存在ではないはずだ。
『小石川』達が信じている『調査』とやらも、
『村田』が妄信できる根拠は『夏の魔物』と同程度に、無い。

そんな中で『村田』は、
『村田』の出来る最大限の『譲歩』を行う―――

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>>910>>915(ダイアナ)【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>美作【8】(ラジオ中)
>ナイと猫【9】(鈴をもらった)
>百目鬼【10】(イルソンパティ中)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸(>>926)【18】(鈴配り終了)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>927(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>912>>913>>925(『エド・サンズ』 )【25】(小石川待ち)

『エド・サンズ』はとりあえずの『譲歩』を行い、
『小石川』の作戦の指示を待つ―――

  ………

その間に『薬師丸』は周囲の関係者と思しき人々に『鈴』を配り終え、
『村田の五分後の厄災』に備える―――

           ………

『小角』はその間にも、ひとつの質問を行う。

 『三周目』の開始の質問………

>「『イル・ソン・パティの見た目を夏らしくすると、
> 夏の魔物くんとしては、より結論を受け入れやすくなる?』」
―――『はい』。

………『イル・ソン・パティ』のコインの動きに少し戸惑いがあったようだ。

『今日のイル・ソン・パティ』はどこか表現豊かであり、
『本体』である『小角』はこの答えの意図を直観的に察する事ができた。
『夏らしくする』といっても『ひまわりのデザイン』にするといった事ではなく、
『夏の怪談=こっくりさん』の雰囲気に『イル・ソン・パティ』の
『見た目』をあわせる事で『夏の魔物』への吸引力が増す、という意味合いらしい。

929『エド・サンズ』:2022/05/03(火) 22:15:54
>>928(GM)
>>927(小角)

『要スルニ「怪談」ラシクスレバイインダロウ?』

小石川からの指示は未だにない
だが、それは目的達成のために動かない理由にはならない
小角の行った情報収集に乗っかるように、提案する

『ソレナラヨォ・・・・「提灯」ナンテノハドウダ?
 俺ハ「提灯」ヲ出シタリ消シタリスル事ガ出来ルカラヨ・・・・協力出来ルト思ウゼ』

あったかもしれない過去の出来事を思い出す・・・・
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1559140791/244

あのとき、『エド・サンズ』は不規則に『提灯』を出したり消したりする事で
観客を怖がらせる『ホラー演出』を取り入れていた
それと同じように・・・・『大捕物』で『提灯』を出し入れすれば、なかなかに怪談らしくなるはず

『アア、ソレト俺ニモ質問サセテクレ
 今ノコノ状態デ「怪談」ラシク演出シタ「こっくりさん」ヲ「夏の魔物」ガ見タ時
「夏の魔物」ハ「こっくりさん」ノ事ヲ信用スルカドウカ? ダ。』

ついでに一つの質問を加える
今の状態の『夏の魔物』に『こっくりさん』を見せたとき、信用を得られるかどうか
これが『YES』であれば話は簡単になる

930小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/04(水) 16:50:45
>>(鉄)
>>(小林)
>>(関)

  「『こちらの考え』は伝えました……」

  「私も……『彼の考え』は理解しているつもりです」

  「――『最短』で終わらせましょう」

『説得に専念する』とは言ったものの、『万一の事』は頭の片隅に残してあった。
鉄と朱鷺宮親子は戦闘向きのスタンドを持つ。
関や小林、七篠とラッコも加われば、食い止められる可能性は十分あるだろう。
しかし、武力と武力が衝突すると、最悪『泥沼』に陥りかねない。
もちろん必要ならば、そうせざるを得ない。
本当に『いざという時』は。
不要な血を流さずに済むなら、その方がいい。

  「……私の方からも『手』を打っておきました」

  「限定的ですが、『運命』に干渉できる知人がいます。
   先程は、私に『幸運』を運んでもらいました。
   鉄さんが転倒してしまったのは、その影響です」

  「『万一』の際は――もう一度『力』を貸していただきます」

村田以外の面々に、『保険』について明かす。
鉄や小林は、既に体験している。
単純に『抑止力』であるだけでなく、直接的な力とは次元の異なる能力であるからこそ、
明らかな『武力衝突』を回避できる。

>>925(エド・サンズ)

  「――『ありがとうございます』……」

自分は『氷山あきはの命』を握っていた。
そもそも、それが『不公平』だったのだ。
だから、小石川は自らにとって『最も価値あるもの』を賭けた。
互いの『条件』は対等だ。
『エド・サンズ』と同じく、『小石川文子』も『覚悟』を決めている。

  「『概ね』は先程申し上げた通りです」

そのように告げてから、声を落として口を開く。

  「『夏の魔物はエド・サンズが自立して動いている事を認知しているか?』」

  「――これの『確認』をお願いします」

まず、保留状態になっていた『質問』を解決しておく。
『エド・サンズ』でなくとも、その場にいる誰かが聞いてくれればいい。
答え次第によっては、軌道修正が必要になってくるだろう。

931百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/04(水) 16:53:19
>>(ナイ)

「――――もしもし?『小百合』だよ」

「実は、ナイちゃんにお願いしたい事があってね。
 詳しい事は後から話すけど、とりあえず来てくれるかい?」

さっき姿を見かけたので、近くにいる事は分かっている。
ナイに電話を掛け、ここに来てもらう。
『彼女の力』が必要になりそうだ。

>>(エド・サンズ)
>>(小角)
>>(天雨)
>>(朝山)

「みんな、ちょっといいかい?アタシに一つ『提案』があるんだ」

場の空気が落ち着いたところで、その場の全員に呼び掛ける。

「方向性は少し違うんだけど、
 『こっくりさんの雰囲気』を高められる『アテ』がある」

以前、『関』から連絡を受け取った。
『ナイ』と一緒に『雪だるま』を作ったと。
だが、重要なのは、そこではない。
大きな意味があるのは『作った場所』だ。
二人に同行した時に、『その場所』について聞いていた。

「『家』を作れるスタンド使いを知ってるんだけどね。
 『内部構造』も自由なんだそうだよ。
 その子に頼んで、『相応しい場所』を提供してもらうってのはどうだい?」

『ディスタント・ラバー』の能力なら、
『こっくりさんに似合いの屋敷』を用意してもらう事も出来るだろう。
見た目の『説得力』は、かなり増すはずだ。

「悪くないと思うんだけどねえ。というより――――」

「もう『連絡』させてもらったよ」

932美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/04(水) 17:54:45
>>(薬師丸)

「さて!次はあちらの方に行ってみましょうか!」

『仕事』をしている最中も、
『自分に出来る事(>>892)』について考え続けていた。
『鈴』を配る薬師丸には、『口添え』を頼んでおいた。
『最低限の根回し』は出来ているだろう。

(――――…………)

『プラン9・チャンネル7』の能力は、
機械から『情報』を抜き取れる。
正確には『音響機器』だ。
そして、そこには『スマートフォン』も含まれる。
普段は『能力の乱用』を忌避している美作だが、
今は非常事態。
使うべき時に使わないのは、
必要でない時に使うのと同じように避けるべきだろう。

《あなた、私よりも『深い所』にいるみたいね》

『スタンド会話』を用いて、『薬師丸』に声を掛ける。
彼女の素性は分からない。
はっきりしているのは、
自分と同じく『関係者』の一人という事だ。

《私のスタンドは『プラン9・チャンネル7』。
 戦えるような力は全然ないけど、
 『機器』を『支持者』に変えて『情報』を引き出せるの》

《最初に謝っておくわ。ごめんなさい。
 信じてもらえるかは分からないけど、
 『現場の情報』以外はタッチしてないから》

謝罪の意思表示として、こちらの能力を明かす。
『スタンド攻撃』に等しい行為である以上、
殴られても仕方がないだろう。
そうされたとしても、自分は抵抗できない。

《『さっきの続き』なんだけど、聞いてくれる?》

薬師丸が『現場から得た情報』は、『プラン9』で取得した。
それによって、『大体の状況』は理解できた。
同時に、『作戦の成功率』を上げる『補助案』も考え付いた

《私があなたに『インタビュー』するから、
 『交霊会』や『こっくりさん』の話題を振って欲しいの。
 それをきっかけにして、私が『関係者』に、
 その話を聞いて回る》
 
《もちろん、事前に『根回し』した上でね》

手法は違うが、やる事は『ラッコを広めた時』と同じ。
『メディアの力』で『話題』を作り上げる。
『魔物』に対して『説得力を持たせる人数』は、
十分に揃っているはずだ。

《その様子を『電波』に乗せて流せば、
 『前フリ』にならないかしら。
 『そういう噂が実際にある』って事を、
 『魔物』にアピールしておくの》

《『イベント』をやる時にも、
 『宣伝』しておかないと人は集まらないものだから。
 いきなり『こっくりさん』や『交霊会』の話をするより、
 多分その方がいいと思うんだけど……》

ひとまず薬師丸に相談し、客観的な意見を求める。

933小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/04(水) 18:33:04
>>928(GM)
>>929(エド・サンズ)
>>931(百目鬼)

「おお、きみは『ちょうちん』を出す能力なのか!
 それはいいかもしれない。
 このままだとどうにも、雰囲気が出ないからね」

          チラ

「真っ昼間なのもあるしな……
 もっと雰囲気のあるところに行くのもいいか。
 得体の知れないスタンド空間というのは、
 普段なら気がひけるところだが……………」

       「今はそういう不気味さこそが、
        魔物の気を引ける気もする」

演出はまだまだ詰める余地があるし、
『ナイ』がここにまだ来ていないのもある。
質問はさらに重ねておくべきだろう。

「ほかのみんなは決まった質問は無いだろうか?
 なければわたしの質問を代わりにしてくれ。

 『"こっくりさん"がわたしという個人のスタンドだと知っても、
  夏の魔物にとってのこっくりさんを信じる気持ちは変わらない?』」

まさか現地の人間も、夏の魔物に対して、
『イル・ソン・パティ』の全容を教えてはいないはず。

「場合によっては…………わたしの存在を隠すべきかもしれないからな」

こっくりさんという体裁なら、少しでも神秘性を上げるべきか?

934『エド・サンズ』:2022/05/04(水) 19:07:11
>>930(小石川)
>>933(小角)

『・・・・・ダッテヨ? 「こっくりさん」ノ嬢ちゃん
 悪イガ、小石川ノ質問モツイデニ頼ム』

『ナイ』の了承を得られたら、全員で『こっくりさん』の演出を整えつつ、
上記の質問を行っていく

935ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/05/04(水) 21:20:48
>>(七篠)

         ポ ー ン

                  「ミャア」

退屈しているのか、七篠と遊び始めたラッコ。
『ポケット』からペットボトルのキャップを取り出して、
七篠と『キャッチボール』をしている。
人間達は深刻な様子だが、
一介の海獣が与り知る事ではないのだろう。
ラッコ自身に危害が及ぶようなら動くが、
そうでなければ特に気にしない。
今は『ハッピー・スタッフ』も解除されている。

気まぐれに出すかもしれないし、出さないかもしれない。

936小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/04(水) 22:29:00
>>923-930(小石川)

「私に? ……わかりました」

小石川さんの持つ指輪の意味、背景まで把握を小林はしてない。
だが大切な物であろう事は伺えるし、その『覚悟』も。
 夏の魔物の今までの行いを決して許容しないし、万が一の際は率先して
消滅に動くものの、今は彼女の行動を黙認して指輪をポケットに仕舞う。

「運命への干渉ですか。それは頼もしいですね」

鉄さんの転倒は水槽越しでも視認出来た。確かに不自然さがあったと思ったが
距離関係なく因果律を操作出来るとなれば、夏の魔物を成仏なり能力解除の
大きな助けになるのは間違いない。

「……あぁ、それと『芦田』さんに、ある程度の事情を連絡しておきますね。
村田さんが無理くり車からガソリンを取って諍いになって怪我させたら
申し訳ないですし。送迎を頼んだ手前、迷惑をかけるのは忍びないですから」

スマホで連絡をしておく。

>>928

それと、我々は会話をして『夏の魔物』を半ば放置してるような感じだが
今はどんな様子だろう? 展開させてる水槽の一つで、それとなく観察してみる。
特に問題は起きてないだろうが……。

937芦田『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト:2022/05/04(水) 22:40:32
>>928
>>936

「なんでおめーら揃いもそろって面倒くせーことしてんですかね?」

『開口一番に毒を吐くのやめてくれませんか?』

「いやだってウィゴーちゃん、こいつ(小林)の話からして
俺ほぼ部外者だけどさ。ドラ〇エに例えたら、最終的にゾー〇倒そうと
した瞬間に、仲間に勧誘しようと1人がモンスターボール投げ始めた
みてーなゲーム性が行き成り変わった見たいな話しじゃん?
 リアルであったらクソゲー仕様じゃね?」

『その例えで納得する奴いねーよ。あと私の名は
ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだってーの!
 あ、村田さん。ガソリンの事については理解したので御自由に』

「まぁ俺ら、邪魔する気もねーし、そもそも邪魔する力ねーしな」

芦田は、村田が来ても運転席でスマホを軽く振りつつノータッチの姿勢だ。

まぁ村田と闘うような力もないし、芦田自身、異常な程にゾッコンしてる
自分のスタンドを戦わせる気も皆無なのでガソリン入手は容易だろう。

938ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/05(木) 23:26:24
>>931

「なんじゃ?
 わからんがわかった」


というわけで来た。


「わしの……『ベター・ビリーブ・イット』の『屋敷』か?
 別に構わんが……小さいぞ?
 中に入る分には大丈夫じゃがの」


ポン、と地面に出現したのは、ミニチュアの庭付きの日本家屋。
そして次の瞬間、ナイが消えると、障子が開き、縁側から小さなナイが出てくる。


「ナン」

「ぬわ〜」


猫が人形のようなナイにちょっかいを出して縁側から転げ落としていた。

939鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』:2022/05/05(木) 23:59:54
>>924>>930(小石川)

「・・・・・・・・・・」

「仮にあなたが『裏切った』としても、それはあなたと『大切な人』の想いを
 否定するものではありません。そんな事をしても、被害者が無事に戻ってくるわけではありませんし」

小石川さんの覚悟を示す故の行動なのだが、仮に小石川さんが失敗したとしても、
それはここにいる人間全員の失敗だ。個人に責任を追求するのは間違っている。
何より、それを理由に個人の思い出の品を無碍に扱うのは自分自身が望まない。
周囲の理解を得たい、という彼女の気持ちは理解できる為に、一応指輪は預かっておくが。

そもそも力及ばずならばともかく、明確に小石川さんが『裏切った』のならば、想いではなくその命を頂戴するのが筋だろう。
これは自分にも言えることであるし、何より彼女に限ってそんな事はまずあり得ないが。

「もしもこの場で『夏の魔物』を取り逃がし、結果被害者を取り戻すチャンスを
 永遠に失ってしまったなら、オレも腹を切ります。責任は、あなただけのものではありません」

そして『村田』くん対策の要点も理解した。
どちらにせよ、チャンスはこの一回だけだ。それが失敗すれば、総意は討伐になる。
彼が一度口にした誓いを無碍にするとは思えない。『幸運』の事は頭の片隅に置いておこう。

しかしこの場において、自分にできることは少ない。
電話越しでも『こっくりさん』に参加できたなら、展開を早めることもできたのだろうが…。

940百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/06(金) 17:32:03
>>933(小角)

       ――――――シボッ

新しい煙草を取り出して口に咥え、火を点ける。

「ま、アタシも入った事はないさ。
 だけど、その本体とは何度か会った事がある。
 信用できるよ」

小角とは初対面だが、警戒心の強さは何となく分かる。
こんな能力を持っていれば、仕方のない事かもしれない。
もしここに敵がいたら、誰よりも先に狙われるだろう。

「アンタがアタシの話を信じてくれるならね」

そして、自分が完全には信用されていない事も理解できた。

       ズギュンッ

「この状況で役には立てないけど、一応見せとくよ。
 アンタのを見せてもらったお返しだと思ってくれればいい」

「こいつで引いた『光の線』に触れたものを動かす能力さ」

別に何をする訳でもないが、
『警棒』を携えた『ライトパス』を発現して見せる。

「…………そろそろ着くみたいだね」

>>938(ナイ)

「来てくれて助かるよ。
 『こっくりさんに似合う場所』を用意してもらいたいんだ。
 『お化け』が出そうな雰囲気が欲しいのさ」

「『魔物』は日本生まれだし、『提灯』と合わせる前提なら、
 こんな感じの家がいいのかねえ」

やって来たナイを出迎え、ミニチュアの『屋敷』を見下ろす。
話には聞いていたが、実際に見るのは初めてだ。
どうやって入るのかと眺めていたが――――。

          「――――おっと」

        ヒョイッ

悪戯している猫を両手で抱え上げる。

「贅沢を言って悪いんだけど、
 もう少し荒れてるような感じに出来たりしないかい?
 例えば、『お化け屋敷』みたいな感じにさ」

「もし出来るなら、その方が『らしい』と思ってね」

『ディスタント・ラバー』がどの程度設定できるかは知らないが、
もし『廃屋』のような『屋敷』を出せるのなら、
より雰囲気は出るだろう。

941ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/07(土) 00:47:14
>>940

 「ンナム……」

「おおう。助かった。痛くはないんじゃがな」


変わるのは大きさだけなので、小さいナイが猫にパンチされても、感じる威力は猫パンチのままだ。
表面積とか、迫力とかは変わるだろうが。
猫は大人しく抱きかかえられて胴が伸びている。


「お化け屋敷か? うーむ、どんなじゃろう」


そもそもこっくりさんはお化け屋敷でやるものなのだろうか……
じゃあどこでやるんだといわれても困るが……放課後の学校とか?
あいにく、『ベター・ビリーブ・イット』は建物は出せても夕方には出来ないが。

まあ、廃屋風くらいなら余裕だ。
一旦外に出て、解除、再発現する。
その他、出入り(射程1m)なども指示に従うだろう。

942村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/07(土) 15:38:30
>>928
>>937

 「そう言うな。確かに面倒なことになりはしたが、夏は『もう終わる』。」

鞄をひっくり返して中身をカラにし、持ち手の部分にベルトを連結して長さを補い、
可能な限り細く『棒化』する。

 「お前らは巻き添えにならねえように気をつけとけ。
 加減はできねえからな。」

給油口のフタを外し、そこへ鞄部分が先端になるように『棒』を突っ込む。
先端がガソリンタンクへ到達したあたりで棒化を『解除』。
鞄の中がガソリンで満たされるのを待って(手ごたえで分かるはずだ)、再度『棒化』。
こうして車を傷つけることなくガソリンを汲み上げる。

 「念には念を、だ。もう一つ踏み台を用意しとくか。」

人が住んでいるということはガスが来ているということだ。
とはいえこのボロ家屋に都市ガスが通っているとは考えにくい。
家の裏へ回って、『液化石油ガスのボンベ』を有無を確認する。

943『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/08(日) 08:55:24
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>930(小石川)③(『協力者会議』)
>>936(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>>939(鉄)⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>>935(ラッコ)⑧(七篠に戯れられている)

最終となるであろう『作戦』を、『小石川』中心に煮詰めていく―――

『夏の魔物』はじっとこちらの様子を窺っているようだ。
大きな問題は起きてはいない―――少なくとも見た限りでは。

 ………

『ラッコ』はペットボトルのキャップで『七篠』と『キャッチボール』をしている。
『七篠』も緊迫している状況なのは分かっているが、
子供をあやすかのように『ラッコ』の退屈しのぎにつきあってあげている状態か。
けして『七篠』自身が錯綜する事態を前にどうしていいか分からず、
とりあえず『キャッチボール』に興じているだけ、というわけではない。ないはずだ―――

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>942(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>>937(芦田)(Ⅱ)(村田が何か爆弾を作っているなあと思っている)

『芦田』はとりあえず傍観する事とした。
大まかな内容は『小林』から聴いたが、
こまかいニュアンスは分からないし、
『車』で待つとの同様にここは『待ち』でいいだろう。

『村田』は『芦田』を横目に『準備』を始める。
幸か不幸か『液化石油ガスのボンベ』は存在した。
『自動車のガソリン』『プロパンガス』―――
着々と『爆破』の準備は整っていく―――


<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>>910>>915(ダイアナ)【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>>932(美作)【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>>938>>941(ナイと猫)【9】(百目鬼と相談)
>>931(百目鬼)【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>933(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>929>>934(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『作戦』―――『イル・ソン・パティ』を『こっくりさん』に見立て、
『夏の風物詩』として『説得力』を増させる、という目的の元に『一行』は動く。

そして、『イル・ソン・パティ』の『質疑』………
『三周目』のふたつめの質問からか。

>>929(『エド・サンズ』)
>今ノコノ状態デ「怪談」ラシク演出シタ「こっくりさん」ヲ「夏の魔物」ガ見タ時
>「夏の魔物」ハ「こっくりさん」ノ事ヲ信用スルカドウカ?
―――いいえ。

『今日のイルソンパンティ』のニュアンスを『小角』を感じ取る事が出来た。
ここでいう『信用』というのは『完全に信じ込み、夏を解除する』レベルの話だろう。
おそらくは『怪談らしくする事にまるで意味はない』という意味ではないはずだ。
ただ、こじれた『サマー・フォーエヴァー』の心情を解きほぐすのは、
それだけでは『足りない』―――という事でもある。

>>930(小石川)
>『夏の魔物はエド・サンズが自立して動いている事を認知しているか?』
―――『はい』。

『サマー・フォーエヴァー』はギリギリまで『一抹』を観察していたはず。
『一抹』が『エド・サンズ』が動いている事を把握していたという事は
つまり、『サマー・フォーエヴァー』も同様に、という形か。

>>933(小角)
>『"こっくりさん"がわたしという個人のスタンドだと知っても、
> 夏の魔物にとってのこっくりさんを信じる気持ちは変わらない?』」
―――はい。

『コイン』は相当悩むような挙動を見せた。
『今日のイル・ソン・パティ』の思いを察するに、『説明』の問題なのかもしれない。
『スタンド使い』は、要は『超常現象を呼び起こす能力者』であり、
『怪談』において『霊感の強い者』が『霊を呼びだす』事は多々ある。
要は『こっくりさんの霊を呼びだす交霊術者』的な演出ならば、
という条件つきで『はい』というところなのだろう。

944薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/08(日) 13:44:04
>>932(美作)

《ま、こっそり悪い事をしようってなら、
 わざわざ私に話しかけないでしょーし。
 私の位置は全然深くはないってバッドニュースと、
 あんたが申し訳なく思う気持ちでおあいこね》

            ザッ

《それで……それが、さっき言ってた『考えてる事』?》

美作の話す案を聞き、思考する。
要は『いきなり騙す』のではなく、
『信じやすい土壌を作ってから騙す』という事か。

      《……良いんじゃない?
       話術はあんたの得意分野でしょーし、
       他の人も大した負担にもならないし》

《全部上手くいったら、だけど。
 ただでさえ『こっくりさん』は大ウソでしょ?
 『イル・ソン・パティ』を私は知ってるけどさ》

《そーゆー小技をやればやるほど、
 私はやったことないけど……
 ええと、『学芸会』っていうんだっけ?
 素人の演技っぽさが上がっていくと思う》

       《あんたはプロなのは知ってるけど、
        他は全員素人なわけだからさ》

《まあ、魔物は聞いてる感じ子供っぽいから。
 子供騙しでも、やればやるほど効くかもしれない……
 ただ、それを言うとどこまでメディアを信じるのかも疑問よね》

悪い策ではないように思えた。
ただ、根本的に……『人間目線』過ぎる気はした。

《魔物目線だと、そもそもの話として、
 こっくりさんなんて『いる前提』だ……ってのもありえるし》

《仕掛けるにしても、やる前に現地組に状況を確認してからのほうがいいかも》

また、『新しい路線』ではなく既存路線の補強なのに、
それ自体リスクがある手段である……というのも気にはかかる。

945『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:20:31
>>943

『フン・・・・ナラヨォ』

考えてもみれば小出しに質問をする理由もない
30分間は『夏の魔物』が動かないのは保証されている・・・
一つの質問に20秒かかるとしても、90個は質問が出来る計算だ
金に糸目をつけないのであれば・・・・

現在の『イル・ソン・パティ』の参加者は『5人』
朝山、百目鬼両名が積み上げた金額は『110万円』ある。
『イル・ソン・パティ』の代金は一巡ごとに『1万円』ずつ上昇していくため、
『105万円』で『14巡目』・・・・つまり、あと『56個』は同じテーマで質問が出来るという事だ

ならば、ここは物量で攻めても構わないだろう
下記の質問を『イル・ソン・パティ』にぶつけてもらう

「『夏の魔物』の心情を解きほぐすにはこちら側で『こっくりさん』の演出にこだわるだけでなく、
 現地組が彼の心を解きほぐすための何かをする必要があるか?」

まずは上記の質問を行い、さらに以下の質問を加えていく

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が夏祭りのアイテムを使って『夏の魔物』と遊んだ上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を安心させるために謝罪の上、両腕を切り落としてこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『夏の魔物』と夏らしい遊びをして友達という印象を抱かせた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『あ!そういえば今日は夏の怪談特集の日だ!見ないと!』と言った上でこちらの映像をテレビらしく見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『あなたの頑なな夏を思う心に感激しました。改心します』と言った上で、
『そう言えば、私の仲間達も夏らしい事がやりたくて、こっくりさんをしているみたいです』と言いながらこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 上でこちらの映像を見せればいいか?」

946『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:21:23
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に
『散々、夏を壊すために活動していたが、今になって本体が夏を楽しみたがっているのを感じている
 本体に代わってお前が代わりに夏を楽しんでくれないか? ここにいない人間の事を想うのも、
 お盆らしくて夏っぽいだろ?』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に『俺の本体は夏を嫌がっている。だから、クリスマス作戦に協力した
 嘘だと思うなら、俺の仲間が「こっくりさん」でこの場にいない人間の意志を確認できるから見て見ろ』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川がお婆ちゃんの物まねをして『夏の魔物』の警戒心を解いた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』に対して、『夏といったらビアガーデン!え?アルコールは飲めないの?
 それじゃあ夏の楽しみとしては片手落ちですよね?』と挑発し、挑発に乗った魔物を良い潰した上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が真摯に謝罪し、自身のスタンドを両方とも圧し折った上で『あなたと一緒に夏を楽しみたい』と言い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄夕立が小石川と魔物の間を仲介し、『夏を楽しんでいる君の事が羨ましくていじわるをしてしまっただけなんだ、仲良くなろう』と言った上で
 『仲良しの証』として一緒に怪談を見ようと誘い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突如発狂し、『悪霊が私に憑りついた!そのせいで夏が憎くなってしまったんだ!貴様も殺す!』と言い、
 鉄が『大変だ!このままじゃあ皆、悪霊に殺されてしまう!こうなったら、悪霊を祓うための動画を見ないと!』と言った上で
 こちらの映像を『悪霊祓いの最強霊能力者動画』として見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然号泣し、『治生・・・治生・・・私の夫、治生は夏が大好きでした。だからあなたを支配する事で治生への手向けにしたかった
 でも、あなたは支配できないとわかってしまった・・・後生ですから、最後に治生の言葉を聞かせてください。
 私の仲間がこっくりさんで霊界と交信しようとしています。ここまで戦ってきたあなたは私のライバルなので一緒に見ましょう』
 と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『ビー・ハート』なら自身を切れると示した上でそれを『夏の魔物』に差し出し、自身の首にその刃を当てがって、
『夏の魔物』に自身の生殺与奪の権利を譲り渡した上で、誠心誠意謝罪を行い、『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄が小石川を殴り倒し、気絶をさせて、『夏の魔物』に対して危険な真似をしてしまった事を誠心誠意謝罪し、
『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』と一緒にかき氷や焼きとうもろこしを食べ、カブトムシで相撲を取り、
 楽しんだ上でこちらの映像を見せればいいか?」

947『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 19:21:37
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 むしろ、小石川ではなく別の人間がネゴシエーターをした方がいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然空高く飛び上がり、腰捻り二回転を決めた上でダブルアクセル土下座を決め、
 これまでの蛮行を全て謝罪した上で『一緒に夏を楽しもう』と言い、こちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『夏の魔物』を脅かす『クリスマス戦士』として電話で『夏の魔物』を散々に罵倒し、
 それを小石川が護る形で『夏の魔物』に自分が魔物の味方であるという印象を抱かせた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が悪役となり『夏の魔物』を殺そうとする所を、その場に居る別の誰かが止めて、
『夏の魔物』にその者が味方であるという印象を強めた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『実は本体は永遠の夏を望んでいるのではないか』と考えている、という振りをして
『夏の魔物』に電話をかけ、その事を伝えた上で『実は今から交霊会で本体の気持ちを確かめようとしている』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を楽しませるために目の前でたくさんかき氷を作り、徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せればいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 現地組の皆が『夏の魔物』の目の前で花火で遊び、楽し気なさまを見せつけて徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せればいいか?」

これで合計『26個』だ
このうち、一つでも『YES』の回答があれば・・・・・それが『答え』だ

948美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/08(日) 19:58:25
>>944

《――――そういう考え方もあるわね》

問題点を挙げてもらう事は大事だ。
しかし、だからといって、『じゃあ止めましょう』にはならない。
この少女の事は詳しく知らないが、場慣れしている感はある。
だが、それに惑わされてはならない。
どれだけキャリアがあろうが、
結局『一人の人間の意見』に過ぎないからだ。
慣れている人間でも間違う事はある。
それは自分にも言える事だ。

《あなたから『イル・ソン・パティ』に連絡してくれない?
 このアイディアに効き目があるかどうか確かめたいの》

ゆえに、『薬師丸以外の意見』を聞く。
『質問』を要請しよう。
『イエス』なら実行するし、『ノー』なら中止する。

949薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/08(日) 20:14:55
>>948(美作)
>GM

《そーね。こういう考え方もある。
 私は仕事で来てるからね。
 こう見えて、運が絡まない所は、
 出来るだけ堅実〜にやりたいのよ》

         ザッ

《でもそれだけじゃ突破口は開かないかもしれない。
 わかった、私より詳しい筈の人達に聞いてきたげる》

美作に小さく手を振って立ち去り、
そのまま、『イル・ソン・パティ』組に合流したい。

「さて……と」

(どこまで行っても、私たちは『飛び道具』
 上手くやれるかは現地組次第ってところはあるのよねぇ〜え)

飛び道具としてやれることは全てやる。
小石川から何か合図があってもいいように、
スマートフォンについては手に持って、振動をオンにしておく。

950『エド・サンズ』:2022/05/08(日) 21:56:46
>>945

すいません。コピペミスで最後の一文から文章が抜けていました

×
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 上でこちらの映像を見せればいいか?」


「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『この家に来て夏を楽しんでる内にあなたの考えの正しさに胸を打たれました
 是非ともあなたにこちらの「夏の風物詩」を献上したい。肝が冷える程の怪談動画です』と言った上でこちらの映像を見せればいいか?」


また、>>946の「良い潰した上で」は「酔い潰した上で」の間違えです

951小角 宝梦『イル・ソン・パティ』:2022/05/08(日) 22:21:15
>>943(GM)
>>945-947(エド・サンズ)

「ま、まてまてっエド・サンズ君。
 いっぺんにそんなに言われたって……困るぞ!
 い……いや、まあ、しらみつぶしというのは、
 『イルソン君』の有効な使い方ではあるけどもね」

         「わたしだって何度も使った方法だ」

質問内容を全て覚える事は難しいし、
当然だが、必要な質問は状況により分岐する。
最適解だけが欲しいとは限らないのだ。

「だから……とりあえず、そうだね、ううむ」

            スゥ ・・・

顎に手を遣る『探偵の構え』で考える。
なにも、この方向は間違いではない――――

「現地組の様子と、各質問への回答。
 それを見て、別に聞きたいことが出るまで、
 もしくは小石川さんや他の人から、
 『聞いてほしい事』が届くまで――――
 エド・サンズ君の質問を使って『回して』いこうか」

とはいえ、最短ルートを通る事にはなるのは一長一短。
『提示された答え』はリアルタイムで変動するのだ。
次の瞬間にはルートが変わる可能性だってある。

「どちらにせよイルソン君は、
 質問を続けないと維持できないからね」

――――だが、適当な『場つなぎの質問』よりはずっといいだろう。

952小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/09(月) 20:58:15
>>943

『了解、気遣ってくれてありがとうよ。あと火遊びは俺も昔は
結構色々してたが、自分にも火傷しないようバケツの水一つぐらいは
用意しておけよー』

そう『芦田』は村田に応対した。

「……ふむ」

>>936-937でスマホで芦田さんと連絡を取っており……
―まだ『通話中』だ。だからこそ、村田さんが芦田さんにかけた
やりとりや、現在の芦田さんの会話もスマホから聞こえる。

幸い、力ずくで芦田さんを排除しようとしないようだ。



「……芦田さん、村田さんの言う通り少々離れた場所に待機
して貰って結構ですよ。皆さんの事についてはご心配なく
私についても、返事は``問題ない``ですから」

芦田さんに、スマホでレンタカーを自分達の家屋より
少し遠ざけた場所へ走らせ停車させるように告げる。
爆破は阻止するつもりだが、今回起きてる出来事に対して
ほぼ無関係に近しい立ち位置の彼を我々の独断に付随した危険に
巻き込む気はないのだ。


 「フゥー……では、私は村田さんの方に向かいます。
会話で今更、彼が起こそうとしてる行動を止めれるとは思いませんが
此処でサマーさんの会話に、私の協力が必須でないのなら
村田さんに少しでも時間を稼ぐ役目は誰かすべきでしょうから」

小石川さんの『作戦』の全貌が明かされないので、もし必要ならば
待機するが、そうでないのなら村田さんの行動を幾らか遅延させる
必要があるだろう。家屋が爆破されれば、この拡張されたスタンドで
形成された空間がどう変貌するか不明だが、全員が全員無事に外へ
放り出されると楽観視はしてない。

特に制止が無いのなら、自分も村田さんの後を追って移動する。

953村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/10(火) 15:39:55
>>943
>>952

ガスの圧力計を確認し、中身の有無を見ておく。
定期的に入れ替えられるものだし、あの老婆一人で暮らしているならまず問題ないだろうが
万が一、中身が空であるとか、それに近い状態では困るからだ。
問題ないようであればボンベを『棒化』して所持し、玄関まで戻る。
本来ならば『鉄』のスタンドでも持ち運びに難儀するような重量物だが、『棒化』の前では問題ではない。

 「ご忠告どうも。安心しな。バケツの類は必要ねえ。」

そう芦田に返答して、ボンベを『玄関』に配置。
『部屋の奥』へと向けてボンベのバルブを最大限緩め、屋内へガスを流し込む。

プロパンガスボンベの圧力はおよそ『1Mpa』。
市販されているエア缶などの圧力はおよそ『0.4Mpa』。
くわえてプロパンガスは空気よりも重い。『充満』というプロセスを必要としない。
すさまじい勢いで噴出されるガスは地を這うようにして、そう時間をかけず『最奥』へ到達するだろう。

『中途半端』はナシだ。中からも外からも『徹底的』にやらなければならない。
内部の連中に、プロパンガスの腐ったタマネギのような『臭い』が届くとき・・・それがおれの『最後通牒』だ。

 「燃えカス一つ残す気はねえからな。」

954小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/10(火) 21:11:20
>>(現地全員)

小角らに話した内容(>>886)を、メッセージを通じて全員に伝える。
まだ調整中であり、確定ではないという一言も言い添えておく。
より確実な案を用意できれば、そちらを選ぶべきだ。

>>952(小林)

指輪を預かってもらい、それから小さく頷く。

  「……分かりました」

用心するに越した事はない。
小林の意見に同意する。
だから、引き止めはしない。
この中で、最も村田と関わりのあるのが小林だと聞いている。
そういう意味では適任かもしれない。

  「『幸運』の事は意識に留めておいて下さい」

もし戦闘になってしまった時は、小林は不利だろう。
『リヴィング・イン・モーメント』は、調査や斥候に向いたスタンドだと解釈している。
しかし、いざとなれば薬師丸の助力がある。

  「――お気を付けて……」

それが『幸運のお守り』となってくれる事を願う。

>>939(鉄)
>>945-947(エド・サンズ)

私にとって『彼』は自分の全て。
そして、指輪は『彼』である。
指輪を渡したという事は、絶対に裏切らないという意味だ。

       コク……

指輪を受け取ってくれた鉄に、感謝の意を込めて静かに頭を下げる。
自分と鉄の考えは違う。
自分達だけに限った話ではなく、他の全員が各自の意思と思考を持つ。
そして、それはそれでいい。
大切なのは、お互いに尊重しあう事なのだから。

  「鉄さんに電話をお返しします」

電話口で『エド・サンズ』に告げ、鉄にスマートフォンを返す。

955小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/10(火) 21:12:01
>>(天雨)

  「天雨さん――あなただけに話しておきたいのですが……」

自分のスマートフォンで、天雨に電話を繋ぐ。

  「内心、私は不安を抱えています。
   もちろん成功させるつもりです。
   今は、それだけを考えています」

  「ですが……本当に出来るのかどうかという気持ちもあります。
   示された可能性というのは、砂漠から米粒を探す程度でしかないのではないかと……。
   そう思いながら、それを考えないようにしているのです」

  「……弱音を吐いてしまってごめんなさい。
   ただ、誰かに知っておいて欲しかったのです」

吐露を終え、気持ちを引き締める。

  「――続けましょう」

>>951(小角)

天雨に掛けた通話を切り、改めて小角に発信する。

  「私からも質問をお願いします」

  「『魔物に自らの意思で能力を解除させる事を目的と呼称する。
    そして、目的を完了する事を達成率100%、現在の状態を達成率0%と仮定し、
    魔物の意思が解除に傾く事を数字の上昇で表現する。
    これらの前提を踏まえた上で、
    イル・ソン・パティの結果を魔物に見せる事によって、
    達成率は0%から50%以上になるか?』」

  「説得できる可能性はある。
   これは確実です。そして、こっくりさんが有効である事も間違いありません」

  「では、こっくりさんだけでどの程度いけるのか?
   残りどれだけ埋めればいいのか?」

  「私が知りたいのは、それです。
   どの程度フォローすればいいかが分かれば、一つの指針と成り得るでしょう」

  「――もう一つ質問を……」

  「『エド・サンズが夏を妨害している事を、夏の魔物は認知しているか?』」

  「知っているなら当初の予定は使えませんし、
   知らないなら一考の余地はあります」

  「『認知しているか?』に対する答えが『ノー』なら――」

  「『夏の魔物は、エド・サンズが夏を楽しんでおり、永遠の夏を望んでいると考えているか?』」

  「……よろしくお願いします」

合計、三つの質問を『イル・ソン・パティ』に依頼する。

956天雨サトリ『10cc』:2022/05/10(火) 21:43:52
>>748(小石川)

「世の中には……別に失敗したって構わない仕事と、
 失敗してはいけない仕事にはありますわよね。
 魔物の被害を今年で断つ事こそが後者だとしたら、

                 ・・
 ――――『説得』による『和解』は前者。
 魔物自身ですら『救い』を望んでない今、
 完全に異なる価値観の『異種族』との和解は、
 そもそも理想の中に存在する『完璧』に過ぎない」

     「――気負いすぎない事ですわ。
      当然のことをしているわけじゃない。
      貴女が望んでいることは、実際に、
      砂漠に砂糖粒を探すくらい難しい事」

「その上で『出来なくってもいい』じゃあなく、
 たくさんの『どうすれば出来るか』を突き詰めて、
 今、ここまで『迫れて』いる…………存分に己を誇りなさい」

957天雨サトリ『10cc』:2022/05/10(火) 21:44:44
>>956(メール欄)

958『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/11(水) 01:49:59
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>954-955(小石川)③(『協力者会議』)
>>952(小林)④(『協力者談義』)
>関⑤
>鉄⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『小石川』が指示を出す中、『小林』は『村田』の方へと向かった。
途中、今までの『激戦地』を通る事になるだろう。

<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>953(村田)(Ⅰ)(爆破待機)
>>952(芦田)(Ⅱ)(それとなく車を離していく)

『プロパンガス』はあまり使われてないのかたっぷりと入っていた。

          シュゥゥゥ  ゥ ――――

手慣れた様子で『ガス』を『おばあちゃん家』に流し込む『村田』。
ただ、この『おばあちゃん家』の屋内は異常に広い空間となっていた。
この『ガス』が『最奥』まで届くのに果たしてどのくらいかかるのか………

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>ダイアナ【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>>948(美作)【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>ナイと猫【9】(百目鬼と相談)
>百目鬼)【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>>956-957(天雨)【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>>944>>949(薬師丸)【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>>951(小角)【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>945-947>>950(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『イル・ソン・パティ』の『質疑』………
『小角』の指示に従い、とりあえず『エド・サンズ』の質問を最初から行っていくこととした。

>>945(エド・サンズ)
>「『夏の魔物』の心情を解きほぐすにはこちら側で『こっくりさん』の演出にこだわるだけでなく、
> 現地組が彼の心を解きほぐすための何かをする必要があるか?」
―――いいえ。

―――この質問は、解釈が難しいかもしれない。
『絶対に現地組が何かをする必要がある』というわけでないから『いいえ』なのだろうが、
『現地組が何かをしても心情を解きほぐす事に繋がらない』というわけでもないだろう。

以上で『三周目』は終了、次からは『四周目』。

と、ここで、『小石川』の質問が来たので、以下からは『小石川』の質問を行った。

>>955(小石川)
>『魔物に自らの意思で能力を解除させる事を目的と呼称する。
>そして、目的を完了する事を達成率100%、現在の状態を達成率0%と仮定し、
>魔物の意思が解除に傾く事を数字の上昇で表現する。
>これらの前提を踏まえた上で、
>イル・ソン・パティの結果を魔物に見せる事によって、
>達成率は0%から50%以上になるか?』
―――はい。

『達成率』という不確定要素での『質疑』は場合によって、
『イル・ソン・パティ』に弾かれる恐れもあったが、
『今日のイル・ソン・パティ』は答えてくれた。
とはいえ、これは文脈を汲んで、皆が推進しているような
『こっくりさんとしてのイル・ソン・パティ』を踏まえての評価だと察せられる。

>『エド・サンズが夏を妨害している事を、夏の魔物は認知しているか?』
―――はい。

『一抹』の『観察日記』をつけていたであろう『サマー・フォーエヴァー』は、
基本的に『一抹』と同義の情報を握っていたと思っていいだろう。
(※もっとも、『一抹』がどの程度の情報を握っていたか、正確に知る者は少ないだろうが)。

 ………

『達成率』………この観点から見ると、『エド・サンズ』の質問群は、
よほどクリティカルなものがない限り、『質問行動単品』での『達成率』をそれぞれ判断されるだけで、
それが『100%』に満たなければ、『いいえ』で弾かれてしまうだろう。
『そのクリティカルなものを探したい』というのであれば質疑を続けるのに、問題はない。

959『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:08:25
>>958

『オウ。ナラヨォ・・・・』

どうやら『今日のイル・ソン・パティ』は不確定要素が絡む質問に対して
達成率という概念を使った質問への解答が許されているらしい
その事を加味して質問内容を以下のように変更していく

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が夏祭りのアイテムを使って『夏の魔物』と遊んだ上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を安心させるために謝罪の上、両腕を切り落としてこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『夏の魔物』と夏らしい遊びをして友達という印象を抱かせた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『あ!そういえば今日は夏の怪談特集の日だ!見ないと!』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『あなたの頑なな夏を思う心に感激しました。改心します』と言った上で、
『そう言えば、私の仲間達も夏らしい事がやりたくて、こっくりさんをしているみたいです』と言いながらこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川以外の人間が『この家に来て夏を楽しんでる内にあなたの考えの正しさに胸を打たれました
 是非ともあなたにこちらの「夏の風物詩」を献上したい。肝が冷える程の怪談動画です』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

960『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:08:51

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に
『散々、夏を壊すために活動していたが、今になって本体が夏を楽しみたがっているのを感じている
 本体に代わってお前が代わりに夏を楽しんでくれないか? ここにいない人間の事を想うのも、
 お盆らしくて夏っぽいだろ?』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が電話で『夏の魔物』に『俺の本体は夏を嫌がっている。だから、クリスマス作戦に協力した
 嘘だと思うなら、俺の仲間が「こっくりさん」でこの場にいない人間の意志を確認できるから見て見ろ』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川がお婆ちゃんの物まねをして『夏の魔物』の警戒心を解いた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』に対して、『夏といったらビアガーデン!え?アルコールは飲めないの?
 それじゃあ夏の楽しみとしては片手落ちですよね?』と挑発し、挑発に乗った魔物を良い潰した上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が真摯に謝罪し、自身のスタンドを両方とも圧し折った上で『あなたと一緒に夏を楽しみたい』と言い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄夕立が小石川と魔物の間を仲介し、『夏を楽しんでいる君の事が羨ましくていじわるをしてしまっただけなんだ、仲良くなろう』と言った上で
 『仲良しの証』として一緒に怪談を見ようと誘い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突如発狂し、『悪霊が私に憑りついた!そのせいで夏が憎くなってしまったんだ!貴様も殺す!』と言い、
 鉄が『大変だ!このままじゃあ皆、悪霊に殺されてしまう!こうなったら、悪霊を祓うための動画を見ないと!』と言った上で
 こちらの映像を『悪霊祓いの最強霊能力者動画』として見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然号泣し、『治生・・・治生・・・私の夫、治生は夏が大好きでした。だからあなたを支配する事で治生への手向けにしたかった
 でも、あなたは支配できないとわかってしまった・・・後生ですから、最後に治生の言葉を聞かせてください。
 私の仲間がこっくりさんで霊界と交信しようとしています。ここまで戦ってきたあなたは私のライバルなので一緒に見ましょう』
 と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『ビー・ハート』なら自身を切れると示した上でそれを『夏の魔物』に差し出し、自身の首にその刃を当てがって、
『夏の魔物』に自身の生殺与奪の権利を譲り渡した上で、誠心誠意謝罪を行い、『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 鉄が小石川を殴り倒し、気絶をさせて、『夏の魔物』に対して危険な真似をしてしまった事を誠心誠意謝罪し、
『一緒に夏を楽しみたい』と言った上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』と一緒にかき氷や焼きとうもろこしを食べ、カブトムシで相撲を取り、
 楽しんだ上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

961『エド・サンズ』:2022/05/11(水) 07:09:04

「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 むしろ、小石川ではなく別の人間がネゴシエーターをした方がいいか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が突然空高く飛び上がり、腰捻り二回転を決めた上でダブルアクセル土下座を決め、
 これまでの蛮行を全て謝罪した上で『一緒に夏を楽しもう』と言い、こちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
『エド・サンズ』が『夏の魔物』を脅かす『クリスマス戦士』として電話で『夏の魔物』を散々に罵倒し、
 それを小石川が護る形で『夏の魔物』に自分が魔物の味方であるという印象を抱かせた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が悪役となり『夏の魔物』を殺そうとする所を、その場に居る別の誰かが止めて、
『夏の魔物』にその者が味方であるという印象を強めた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 小石川が『夏の魔物』を楽しませるために目の前でたくさんかき氷を作り、徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」
「現地組が、『夏の魔物』の心情を『こっくりさん』を信じ込むまでに解きほぐすためには、
 現地組の皆が『夏の魔物』の目の前で花火で遊び、楽し気なさまを見せつけて徐々に相手の関心を引き付けた上でこちらの映像を見せる事で先程の小石川の質問で定義された『達成率』を80%以上に上げられるか?」

これで合計『23個』だ
『今日のイル・ソン・パティ』の調子を考えれば、
突然、スタンドが反旗を翻さない限り、これらの質問に対して正確に答えられる事だろう

962関 寿々芽『ペイデイ』:2022/05/11(水) 22:16:06
>>958(GM)

             スッ

『サマー・フォーエヴァー』の側に、手が届かない程度の距離で屈み込み。

「……あのう。待ってる間お暇でしょうし、
 よかったら……これも、持っててくださいよう」

        サラサラ

夏らしいデザインの『うちわ』を買って渡しておく。
うちわ自体が安価な物なので、値段は100円程度でも十分上等だろう。

(…………村田さんは時間制限を考え直してくれたし、
 この流れが無理なら終わらせるべきなのは間違いない……だから、
 止めるとしても、大人数を使うべきじゃない……ですよねえ)

村田を止めたかったのは、彼があまりにも性急すぎたからだ。
それは彼の責任感から来る危うさのようにも感じられたし、
今、思い直してくれた妥協案は『妥当』だ……と、関は思う。

「………………………何か、お話でもしますか〜?」

「私とする話なんて、ないかもしれませんけど……」

手の空いた自分が、魔物に少しかまっておく。
別にかまわれたくないかもしれないから、
ほとんど関の自己満足の域ではあるのだが……

作戦会議で他の面々ほど貢献できないからこそ、他の何かをする。
幸い――『スタンド生命体』と交流を重ねた経験は、ある。

963 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/12(木) 21:01:05
>>958

村田さんの戻るルートと同じ軌跡を歩む事になるだろう。

『おばあちゃん家の台所』―――『夏の倉庫』―――
『野球会場』―――『プール』―――『虫の森』―――

「発現出来る水槽は、戻ってはいる」

『提灯』も既に解除され、水槽は全て無事だ。『スピリタス』入りの水槽を除き
残る水槽は『プール』の液体を再発現する事にしよう。

「急ごう」

五分は時間があるようで短い。小石川さんが説得していたが
村田さんの気が変わらない保証もないのだし、早足で戻る事にしよう。

964村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/13(金) 20:44:47
>>958

ガスが最奥まで届き切らなかったとしても、それはそれで仕方がない。
『最後通牒』を伝えられないのは残念だが、そもそもおれは『やる』と言った。
吐いた唾を飲む気はない。

プロパンガスボンベの内容量は膨大だが、『5分』もバルブを全開にしておけば中身はあらかた吐き切る。
ボンベ自体ののバルブを開けているのだ。ガスの元栓を開けっぱなしにしておくのとは訳が違う。
どこまで到達するかはわからないが、内部からこの空間を破壊するには十分な量のはずだ。

『ガソリン』の量はどうだろう。学生鞄いっぱいに汲み上げたが、だいたい5?以上10?未満というところだろうか。

爆破の手段としては『水蒸気爆発』でやって見せたのと同じように『ガソリン棒』を熱して解除するだけだが、威力は段違いのものになる。
瞬時に熱せられたガソリンは一気に気化し、同時に発火。『爆発』する。
瞬間的な体積の増加圧力に加えて、発火爆発による爆轟の威力も加わる。
『燃料気化爆発』というやつだ。外からボロ家ひとつ吹き飛ばすには十分だろう。

 「―――あと『5分』だ。」

携帯を胸ポケットから取り出し、タイマーで『5分』をカウントし始める。
時間に限らず『あと一回』。最大限の譲歩のつもりだったが、通話は切られた。
であれば、おれはすべきと思ったことをするだけだ。

965小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/15(日) 00:00:15
>>956(天雨)

『天雨サトリ』の言葉を心に刻む。
彼女の言う通り、最初の説得が失敗した原因は、気負いすぎた事にある。
自分自身、それは自覚していた。

そして、『魔物の被害』を断つ事が、何よりも優先しなければならない事も。
今すぐ攻撃すれば、すぐにでも終えられる。
けれど、『そうしない道』を選んだ。

以前の体験――『幻の町』の事を思い出す。
あの時は、敵との交渉によって、血を流す事なく事態を収拾した。
『そうするしかなかった』からだ。
戦力差は圧倒的であり、戦えば負ける事が明白な状況だった。
だから、話し合いに持ち込むしかなかった。

しかし、今は違う。
単純な戦力で言うなら、こちら側に分がある。
客観的に見れば、『説得』を選ぶ必要がない。
力で解決しない理由は、『そうしたくないから』でしかないのだ。
和解で終わるというのは、天雨の言うように、あくまでも『理想』に過ぎない。

『魔物を滅ぼす』という意見は正しい。
それを分かっていながら、ここまで来た。
だからこそ、『出来なくてもいい』とは思わない。
『どうすれば出来るか』を考える。
『理想』を『机上の空論』にしないために。

966小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/15(日) 00:01:35
>>958(GM) 
>>(イルソン組)
>>(鉄)

村田の所へ向かう小林を見送る。
関は『魔物』に話し掛けているようだ。
残っている鉄の傍に近付き、口を開く。

  「私の方で、一つ『シナリオ』を用意しました。
   『次の質問』を行う前に、皆さんの意見をお聞かせ下さい」

調査によって得られた結果を踏まえ、頭の中で次の計画を組み立てていく。
当初の予定は使えなくなったものの、それならそれでやりようはある。
『魔物』は『一抹貞世の知っている情報』を掴んでいる。
逆に『一抹が知らない事』は知らない。
それを最大限に活用する。

  「『エド・サンズ』さんが既に敵視されているなら、それを利用しましょう。
   まず、私が『エド・サンズ』さんを電話で呼び出し、
   その存在を根拠とした『見せ掛けの説得』を行います。
   私と『エド・サンズ』さんが繋がっている事を教える事になりますが、
   問題はありません」

これまで自分は、『事件の表舞台』には出てこなかった。
一抹も『エド・サンズ』と同じように、『小石川文子』の情報は、ほぼ持っていなかっただろう。
ましてや、『小石川が誰と繋がっているか』まで把握しているとは到底思えない。
呼び集めた協力者は大勢いる。
それは、現地のスタンド使いと『イル・ソン・パティ』を囲む者達だけに限らない。

  「同時に、『ライブカメラの映像』を『魔物』に見せるのです。
   そこで『エド・サンズ』さんに『夏を否定する行動』を取っていただきたいのです。
   『夏の敵対者』として……」

  「もちろん、『エド・サンズ』さんの存在を例に挙げたところで、
   『レアケース』だと一蹴されて終わるだけでしょう。
   それでいいのです」

   「『本番』はここからです。
    『エド・サンズ』さんの『暴挙』を『他の関係者達』で鎮圧する……。
    何故なら、彼らは『夏を愛する者』であり、すなわち『魔物の味方』だからです」

  「なおも諦めない『エド・サンズ』さんの前に、
   『こっくりさんの専門家』である『小角』さんが現れます。
   小角さんも『夏を愛する一人』であり、『エド・サンズ』さんの『敵』です」

  「そして、『エド・サンズ』さんを説得するため、小角さんは『こっくりさん』を行う……。
   『魔物の犠牲者達が、夏の風物詩となって、
   永遠の夏を過ごす事を望んでいるかどうか』を尋ねるのです。
   当然、『魔物の味方』である小角さんは、『イエス』が出る事を期待しています」

  「しかし――『結果は違った』。そういう筋書きです」

一通りの説明を終え、一旦話を区切る。

  「改めて、『全体』を要約します」

  「私が『エド・サンズ』さんの存在を根拠とした『見せ掛けの説得』を行う。
   『ライブカメラ前』の『エド・サンズ』さんを、『関係者』で鎮圧する。
   折れない『エド・サンズ』さんに『真実を見せる』という名目で、
   『小角』さんが『こっくりさん』を行い、『魔物』に『真実』を伝える」

  「ただ、『ライブカメラ』を使うとなると、どうしても『クリスマスツリー』が映ってしまいます。
   そうなってしまうと、『魔物』に映像を見せる時に都合が悪いのです。
   それをクリアする方法があればと思いますが……」

  「……以上が、私からの提案になります。
   別の案や改善策など、何でも構いません。
   ご意見をお願いします」

まず、『夏の敵対者』である『エド・サンズ』の存在を、『魔物』に提示する。
次に、『夏を愛する者達』の手で、『エド・サンズ』を制圧する。
最後に、『こっくりさん』によって『エド・サンズ』および『魔物』に『真実』を見せる。
大きく分けて、『三段階』の作戦だ。
これを自分からの『一つの具体案』として、全員に提案し、見解を求める。

967『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/15(日) 01:18:35
<><><><><><>『民家外』<><><><><><>
>>964(村田)(Ⅰ)(爆破準備)
>芦田(Ⅱ)(それとなく車を離していく)
>>963(小林)(III)(民家外に移行中)

『村田』の『ガス』は放たれていく。
どこまで満たされるのかは不明だが、それはそれで構わない。
ガソリン量は『鞄』の大きさに準じるので『村田』の感じたとおりの量はあるだろう。
『通話』が切られた以上、『5分』という『時間制限』を遵守しようと『村田』は考える。

一方の『小林』は民家外へと急ぐ。
入口近くまで行くと、妙な匂い、『ガスの匂い』がしてくる。
それにより、『小林』は『村田の本気』を感じる。

<><><><><><>『ライブカメラ前』<><><><><><>
>空井【1】(鈴をもらった)
>三刀屋【2】(鈴をもらった)
>『ウィンターじいさん』【3】(鈴をもらった)
>朝山【4】(イルソンパティ中)
>遊部【5】(鈴をもらった)
>ダイアナ【6】(歩いている)
>夢見ヶ崎【7】(鈴をもらった)
>美作【8】(ラジオ中&薬師丸に呼びかけ)
>ナイと猫【9】(百目鬼と相談)
>百目鬼【10】(イルソンパティ中&ナイに呼びかけ)
>『さま食堂の主人』【11】(鈴をもらった)
>黒羽【12】(鈴をもらった)
>三枝【13】(鈴をもらった)
>ココロ【14】(鈴をもらった)
>天雨【15】(イルソンパティ中)
>今泉【16】(鈴をもらった)
>稗田【17】(鈴をもらった)
>薬師丸【18】(鈴利用待機)
>ソラ【19】(鈴をもらった)
>水宮【20】(鈴をもらった)
>赤月【21】(鈴をもらった)
>飯田【22】(鈴をもらった)
>小角【23】(イルソンパティ中)
>大神【24】(鈴をもらった)
>>959-960(『エド・サンズ』 )【25】(イルソンパティ中)

『エド・サンズ』は『質問の修正案』を提案していく。
特に意見がなければ、これを順に問いかけていくのも手だろうが―――
そうこうしているうちに『小石川』から提案があったようだ(>>965-966)。

968『星見町の終わらない夏』〜終わる夏編〜:2022/05/15(日) 01:20:26
<><><><><><>『民家内』<><><><><><>
>朱鷺宮親子①②
>>965-966(小石川)③(『協力者会議』)
>>962(関)⑤(『サマー・フォーエヴァー』と話す)
>鉄⑥(『協力者談義』)
>七篠⑦(ラッコと戯れている)
>ラッコ⑧(七篠に戯れられている)

『小林』は『全てを壊す準備』をする『村田』の方へ赴いた。
『小石川』はいよいよ『イル・ソン・パティ』を用いる『作戦』の最終調整に入った。
『イル・ソン・パティ』を行うのにも時間はかかる。
『村田』の動向も気になるところだし、残された時間はもうあまりないのかもしれなかった。
『話しあい』もいいが、なるべく手早くまとめて、『実行』に移していくのが良いだろう。

 ………

忙しない雰囲気の中、『関』は『サマー・フォーエヴァー』にうちわを渡し、声をかける。
そもそも、この『サマー・フォーヴァー』を『説得する』というミッションのはず。
一般的に考えるとその『説得相手』をずっと放置しているのは問題かもしれない―――

 『………ありがとう』

『うちわ』をもらった『サマー・フォーエヴァー』はぽつりと感謝の言葉を述べる。
この状況、彼自身が一番混乱しているのかもしれなかった。

『―――おねえさんたちは いったい どうしたいの?』
『ぼくに のうりょくをかいじょさせて なつのふうぶつしになった』
『みんなを もとにもどしたいってこと?』

『でも みんな ずっと なつをたのしみたいにきまっているんだ』
『みんなのために そんなこと できないよ』

『それに ぼくがかいじょしたら ぼくはようずみ』
『けっきょく ぼくをたいじするきで いるんでしょう?』
『そんなんじゃあ かいじょするきには なれないよ』

『サマー・フォーエヴァー』にしてみれば、
『命の保証』を求めるのは当然の事か―――
しかし、これはある意味、最後の『問題点』になるかもしれない。

『嘘』をつくのもいいが………
『サマー・フォーエヴァーを騙して解除させて、結局滅ぼす』のなら、
素直に『サマー・フォーエヴァーを滅ぼして解除させる』方が、よほど『人道的』であるという見方もある。

もちろん、これは『価値観』の話であり、
また、『小林』の懸念する『後遺症』のようなものを無視すれば、の話ではあるが―――

            ………

『サマー・フォーエヴァー』の疑問は、今は、『関』しか聞いていない。
そして、この困惑の中、『うちわ』をくれた『関』に少しは心を開いてくれた感はある。
ここで更に話を続けていくのも手か―――

969『エド・サンズ』:2022/05/15(日) 10:59:54
>>965-966(小石川)
>>967-968(GM)

『フム・・・・異議ハネェサ
「夏の魔物」ヲ倒ソウッテノハ俺ノ本懐デモアルカラナ
 演技ヲスルニシテモ、「マジ」ニ迫レルダロウサ』

『ソレト舞台ダガ、「ナイ」トカ言う嬢ちゃんノ「スタンド屋敷」ガ使エル
 ソコナラ他ノ「冬製品」ヲ映サズニ行動出来ルダロウナ』

『ソレナラ、「スタンド屋敷」ニ集マッタ「夏の抵抗勢力」ヲ
「夏」ヲ否定スル俺ガ武力デ制圧シニ来タッテノハドウダ?』

小石川の計画にいくつかの提案を加えながら、その時を待つ
小石川の意が決まったらそれを実行するつもりだ

970小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/16(月) 21:58:20
>>967

ガス……。

村田さんが行おうとする事を静かに察しつつ、入り口部分で止まりつつ
居るであろう事を見当つけて声をかける。

「村田さん、そこに居らっしゃいますよね」

会話を求める。とは言え、全てを排除しようと決意してる彼が
素直に応じてくれるか不明だ。

971小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/05/19(木) 16:57:48
>>967-968(GM)
>>969(エド・サンズ)
>>(イルソン組)

  「――『ナイ』さんの……」

彼女とは顔見知りであり、協力を求めたスタンド使いの一人でもあったが、
『屋敷』については知らなかった。
詳しくは分からないが、明らかに『ベター・ビリーブ・イット』の能力とは違う。
『ビー・ハート』と同じように、『第二の能力』なのだろうか。

  「『抵抗勢力』が集まる『最後の砦』を陥落させるために、
   『当事者』である『エド・サンズ』さんが自ら乗り込む……」
   
  「――そういうお話ですか」

『エド・サンズ』の見解を受けて、考えを練り直す。

  「……では、こうしましょう。
   まず、私が『魔物』に語り掛け、『エド・サンズ』さんに『ビデオ通話』を繋ぎます。
   『エド・サンズ』さんは、『屋敷』に乗り込む様子を、電話を通して見せて下さい」

  「我々の仲間である『エド・サンズ』さんが、『最後の砦を潰す様』を『魔物』に見せつける……。
   それを以って『魔物』を観念させる事が私の『目的』です」

  「もちろん、あくまでも『体裁上』の話です。
   こちらの思惑とは裏腹に、『エド・サンズ』さんは、
   『抵抗勢力』によって逆に制圧されてしまいます」

  「それでも『エド・サンズ』さんは諦めません。
   この町は完全に『夏』に染まってしまっている。
   今さら何をしたとしても、既に『手遅れ』だと……」

  「そこで、『抵抗勢力の中核』として、小角さんに出てきていただきましょう。
   小角さん達は、『魔物が正しい』と信じている。
   その事を『エド・サンズ』さんや我々、さらには『魔物』に示すために、
   『抵抗勢力』は『こっくりさん』を行います」

  「『サマー・フォーエヴァー』の影響を受けた者達は、全員が本心から、
   『夏の風物詩』となって『永遠の夏』を生きる事を自ら望んでいる。
   『それを証明するための質問』を行っていただきたいのです」

  「『その結果』を以って――『魔物』に『真実』を突きつけましょう」

再構築した計画の全貌を、『イル・ソン・パティ』を囲む全員に伝える。
『抵抗勢力の討伐』という目標を用意した事で、作戦の『リアリティ』は高められただろう。
やるべき事は決まった。

>>(鉄)
>>(朱鷺宮親子)
>>(七篠)
>>(小林)

  「――……以上が『計画の概要』になります。
   他に異論がなければ、今お話したように動く予定ですので……」

  「皆さんには……その際の『サポート』をお願いします」

この場にいる四人に、作戦の内容を話す。
『魔物』の相手をする関と外に出た小林には、メッセージを通して文面で伝えておく。
これ以上『他の意見』が出ないのなら、この方向で『行動方針』を確定させる。

972美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2022/05/19(木) 17:08:31
>>(薬師丸)
>>(イルソン組)

[『美作くるみ』です。
 『連絡先』は『あなたのスマホ』に教えてもらったの]

薬師丸にメッセージを送り、
その時に現在の状況を教えてもらおう。

[『エド・サンズ』の事は知ってるし、大体の話は分かったわ。
 それなら、それに合わせてやった方が良さそうね]

[『夏のクリスマス』が流行ってるけど、
 『流行に乗らない人達もいる』って事を教えたらどう?
 要するに、その『抵抗勢力』の事よ。
 『エド・サンズ』が、
 『レジスタンス』の存在を知った『情報源』を、
 『私』って事にしちゃうの。
 『流行に乗らない人達が集まってる場所があるらしい』]

            [ってね]

[彼は『私の番組』を『ジャック』した事があるの。
 『ラジオ番組』とは関わりがあるから、
 話の流れとしては無理がないんじゃないかしら。
 それでいて、
 私自身と直接繋がっている事は知られてないはずだから、
 疑われる心配もないわ]

[実は、ここに『出版関係』の人が来てるのよ。
 そういう業界の人なら、
 『街の噂』に詳しくても不思議じゃないでしょ?
 『インタビュー』っていう名目で、その人に話を聞くつもり]

[彼とは一度話した事があるだけなんだけど、
 『鈴』を受け取ったなら、『関係者』と思っていいでしょうから]

『出版関係者』とは『三刀屋』の事だ。
以前、『ラジオ』で喋った時に、彼の『職業』を聞かされた。
当然『声』しか知らないのだが、記憶力には自信がある。

[その放送を聞いた『エド・サンズ』が、
 『レジスタンスのアジト』に踏み込む。
 つまり、『そこに行く経緯』の裏付けね。
 ディティールアップには丁度いいと思うんだけど]

[どうかしら?]

>>(三刀屋)

(――――本当は、
 こんな使い方しちゃいけないんだけど…………)

  《『ナンバーワン』ニシテ『オンリーワン』!!
   『美作クルミ』サイコォ〜〜ッ!!》

       《生マレタ時カラ好キデシタ!!
        私、アナタノ『ファン』デス!!》

            《何カ聞キタイ事アリマスカ?
             アレモコレモ丸ゴト教エチャイマス。
             アナタノ為ニ全部貢イジャイマス!!》

『プラン9・チャンネル7』の能力で、
『三刀屋のスマホ』から『連絡先』を抜く。
本来ならば、メディアに携わる者として、
『能力の乱用』は禁じている。
だが、今は『非常時』なのが現実だ。

(何だか、最近『ルール』を破ってばっかりね)

ため息をつきながら、スマホを操作する。

[三刀屋さん、突然ごめんなさい。『美作くるみ』です]

そして、手に入れた『連絡先』から、
『三刀屋』にメッセージを送信。
彼の方からも、美作の姿は目に留まっているだろう。
そちらを見たならば、
美作の肩に乗る『機械仕掛けの小鳥』が確認できる。

[私には『機器』から『情報』を抜き取る能力があります。
 『プラン9・チャンネル7』――それが私の『スタンド』です
 あなたの『連絡先』は『プラン9』に教えてもらいました]

[単刀直入にお話します。
 私も『今回の事件』に関わっている一人です。
 三刀屋さんに手伝って頂きたい事があって、
 失礼ながら連絡を差し上げました]

薬師丸達に語った内容と、自分が聞いた現場の状況を、
かいつまんで三刀屋に教える。

[それで、お願いなんですけど、
 三刀屋さんに『噂の出所』になってもらえないかなと。
 お仕事は『出版関係』でいらっしゃいましたよね。
 普通の学生さんに聞くよりは、
 一定の『説得力』があるんじゃないかと思いますが、
 いかがでしょうか?]

973百目鬼小百合『ライトパス』:2022/05/19(木) 17:10:44
>>967-968(GM)
>>(イルソン組)

「ちょいといいかい?一つだけ確認しときたい事があるんだよ」

「『屋敷』の事だけどねえ。
 『魔物』は『夏の象徴』みたいな家を、
 『隠れ家』に使ってるんだろ?
 それだったら、
 わざわざ『お化け屋敷』みたいな外観にするより、
 いっそ『魔物の本拠地』に近付けた方が、
 もっと効果的かもしれないと思ってね。
 そこら辺を確かめさせてもらうよ」

「『夏を愛する者達のアジト兼こっくりさんをやる舞台として、
 お化け屋敷のように廃れた日本家屋よりも、
 魔物が本拠地にしている家の雰囲気に近付けた方が、
 イル・ソン・パティの結果を信じさせる上で効果的か?』」

実際に動く前に、『質問』で裏を取っておく事にする

974三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』:2022/05/19(木) 17:19:00
>>972

「・・・・・・!?」

「スタンドに関わるようになってから、色々な事が起きる様になったけど・・・
 あなたのような人までこの件に関わっているとは驚きですねぇ」

詳しい状況はわからないが、
自分が関わっていた『夏の魔物』の一件にこの女性は関わっているらしい

特に異論もないため、彼女の指示に従いお芝居に協力する事にする

(※以降、特にレスはありませんが『芝居』に協力していく事にしていきます)

975『エド・サンズ』:2022/05/19(木) 17:23:14
>>971

『ヨオシ!ワカッタゼ!
 ソウイウ「芝居」ヲスレバイインダナ!』

芝居の脚本は決まったようだ
ならば、あとはそれを実行するのみである







『ウオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!』

『ベター・ビリーブ・イット』の『屋敷』の中で暴れ回る
手には『さすまた』を持ち、ベコベコと床とか壁とかを叩きまわる

『「夏の魔物」ヲ守ロウナンテイウ「馬鹿野郎」どもハココカァァァ〜〜〜!!??』

   ドコドコドコドコ!!

976関 寿々芽『ペイデイ』:2022/05/19(木) 19:25:21
>>968(GM)

「いえいえ〜、お待たせしているのはこっちですからねえ。
 せめて、これくらいの『夏』は持っておいてもらわないと…………」

魔物と呼ばれる存在であれ、お礼をされたら悪い気はしない。

「………………………あのう、私たちがしたいのは。
 しなくちゃいけないのは、あなたの言う通りです。
 『みんなを元に戻したい』……
 夏以外の季節も、みんなと一緒に楽しむために」

「そのためにここに来たんですよう。……戻してもらうために」

夏の魔物を倒すのは手段だ。最良の。
関も『存在を許す理由』は『人格』という点以外に思いつかない。
『子供のように見える人格があるから』……だが相手はスタンドだ。
罪と罰を経ての、成熟した人格への成長があるか分からない。

だから討伐を選ばない理由は今まで存在しなかったし、
別の方法を選んだ今、無数の苦労が降りかかった。

          とはいえ。

「もし……あなたを『やっつける』としたら……それも、
 『そうしないとみんなを夏から元に戻せない』し、
 『これからもみんなが夏になってしまう』からです。
 少なくとも……私や、あそこにいる小石川さんは、
 あなたの事を消したいからここに来たんじゃあなくって」

       「能力を解除してくれて、
        もう誰も夏にしないのなら、
        本当は倒す理由なんて…………」

『討伐そのものを目当てに』来たというわけでもないのは事実だ。
本来、夏が終わるはずなのに、終わらないから終わらせに来た。
魔物に直接の因縁がある小林などはまた別なのかもしれないが……

(……村田さんや小林さんは、それでも消したがる気はしますし、 
 この子を生かしてる限り、被害者の人たちや関係者の人たちはずっと安心できない。
 やっつけるのは何もおかしな話じゃない……それは間違いないんですけど)

それでも説得を選んだ面々にとって、どこに着地点があるのか…………だ。
どうせ死ぬなら殺せ!と『サマー・フォーエヴァー』が思えば、
小石川が得られるのは『それでも説得の道を選んだという満足』だけ。
回り道をして得られるのが、個人の納得と満足だけなのか?

(……生きる意味すら騙し切れるくらいうまい説得が思いつくかもしれない、です、けどお)
  
「…………でも、命は助けてやるから、これからは人を夏にするな!なんて、
 サマーさんを『飼い殺し』にするみたいで……それは……きっと、嫌ですよねえ?」

(結局は……『夏の魔物』を潔く消してあげ……いいえ違う、『私たちのために殺すか』
 それとも、『サマー・フォーエヴァー』と『一緒に生きていく』方法を探すか。
 無責任じゃいけない……『とりあえず生かしておきましょう』とは言えない!
 …………あの時、みんなの処遇を決めた人達の気持ちが、今、よくわかる。
 サマーさんが生き方を歪めて『それでも生きたい』んじゃなかったとしたら)

        (………………………………どうすればいいんだろう)

策謀を回す『小石川』を横目に見つつ、考える。

現行の説得であれ打倒であれこのままでは選ぶ道は結局前者なのだ。
本質的な岐路はその先にあり……後者を選ぶ事は、至難を極める。

977村田瑛壱『ディズィー・スティック』:2022/05/19(木) 20:49:51
>>967
>>970

 「いるとも。」

ジャリ・・・              ザリ・・・
          ジャリ・・・

 「おれがここにいなくっちゃ、ケツ捲るやつがいなくなっちまうからな。」

その辺に転がっているだろう切り倒した『ヒマワリ』を『棒化』。
『ヒマワリ棒』と『ガソリン棒』を片手に、小林の声に応えて玄関前に歩み出る。
『会話』をする気はある。『対話』をする気はない。

 「言っとくが、お前が何をしても制限時間が『5分』から伸びることはねえ。
 反対に縮まることは大いにありうるが。」

 「どこまで聞いてたかしらねえが、『電話を切らなきゃ1回分待つ』って譲歩を蹴ったのはそっちだ。
 そうなった以上、おれはおれの最善を尽くすことしかできねえ。」

 「お前を含めて、中の奴らに個人的な恨みはねえ。
 むしろ感謝してるところでもある、それとこれとは話が別だ。」

片手で2本の棒を回して地面にこすり付け『摩擦』を開始する。スA

978ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』+猫『マシュメロ』:2022/05/20(金) 14:57:30
>>975

「なにィ―――!?」


あんまりよく話を聞いていなかったので、いきなり破壊活動されて驚く子供。
廃れた日本家屋だか、田舎のお婆ちゃん家風だかまだ明確に決まってない気がするが、
まあどっちかで発現して『エド・サンズ』たちを中に入れたのだろう。

 
「止めるんじゃ『ディスタント・ラバー』!」


白い着物に三角頭巾をつけた人型スタンドが『エド・サンズ』を羽交い絞めしようとする。
迫真の演技だ(演技ではない)
破ス精DCCなので一人じゃ無理だろうが。シナリオ的には抵抗勢力の皆で『エド・サンズ』をボコるので大丈夫だろう。
あんまり壊されると実際困るが……
一応パBのラッシュじゃないと壊れないくらいの強度はあるし……
中に入っているということはサイズも縮小しているので破壊規模は小さいので大丈夫だろうが……


「というかまたお前さんか! 悪!」


最近(昨日?)『エド・サンズ』がサンタに扮してプレゼントをくれたが、
同一スタンド物だと気づいていないので依然として好感度は低い。


  「ニャン」

979薬師丸 幸『レディ・リン』:2022/05/20(金) 22:31:16
>>972(美作)
>>975(エド・サンズ)
>GM


「うわっ―――――」


「ごめん美作さん、プラン全部白紙かも。
 こっち、もう『踏み込んできちゃった』」

         「まーでも」

「本気で暴れまくってるし、ディティールは十分かもね。
 それじゃー私も、本気で演技ってやつをして来るよ」

『イル・ソン・パティ』組に合流してすぐだが、
事態は策謀より早く進んでいる。

「悪いけどこっちはシゴト。
 夏の魔物は殺させない。
 あんたに恨みはないけど――――落ち着いてもらう」

               タッ

当事者性が限りなく低い薬師丸は、
『夏の魔物の敵でも味方でもない』。
感情移入をしていないという事だ。

だから『名演』ではなくとも、自然と『エド・サンズ』の制圧に向かえる。
『レディ・リン』により『さすまた』を持つ手を殴打し、『最大鈴』で動きを縛りたい。

                  ・・・大して意味はないだろう。『それがいい』。

980小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2022/05/20(金) 23:34:41
>>977

会話に応じてくれた事に安堵する。村田さんは、やはり村田さんだ。

壁に軽く凭れかけつつ、話を続ける。無理に近づく事もない。

「……もう十分では? 貴方の覚悟は十二分に
あちら側にも伝わってるでしょう。再三になりますが、あと一度
小石川さん達が説得を失敗すれば、夏の魔物は消滅させる。
仮に約束を反故するなら、村田さんの意志に関係なく私が動きますし」

排除するのは夏の魔物、それだけで十分だ。
この夏の最後の砦に赴く時も、傷つくのは私1人で十分だと覚悟してた。

「……あの時に、少し似てる状況ですね。
ほら、リュウカさん達と相対した時と」

私の意志や村田さんの意志に関係なく、時は流れる。
>>971で送られた文面を確認し、スマホを弄りつつ村田さんの居るほうへ顔を戻す。

「作戦、今から決行のようです」


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