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【場】『 歓楽街 ―星見横丁― 』 その2
1
:
『星見町案内板』
:2020/12/04(金) 19:24:03
星見駅南口に降り立てば、星々よりも眩しいネオンの群れ。
パチンコ店やゲームセンター、紳士の社交場も少なくないが、
裏小路には上品なラウンジや、静かな小料理屋も散見出来る。
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ミ三ミz、
┌──┐ ミ三ミz、 【鵺鳴川】
│ │ ┌─┐ ミ三ミz、 ││
│ │ ┌──┘┌┘ ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
└┐┌┘┌─┘ ┌┘ 《 ││
┌───┘└┐│ ┌┘ 》 ☆ ││
└──┐ └┘ ┌─┘┌┐ 十 《 ││
│ ┌┘┌─┘│ 》 ┌┘│
┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘ 【H城】 .///《//// │┌┘
└─┐ │┌┘│ △ 【商店街】 |│
━━━━┓└┐ └┘┌┘ ////《///.┏━━┿┿━━┓
┗┓└┐┌──┘ ┏━━━━━━━【星見駅】┛ ││ ┗
┗━┿┿━━━━━┛ .: : : :.》.: : :. ┌┘│
[_ _] 【歓楽街】 │┌┘
───────┘└─────┐ .: : : :.》.: :.: ││
└───┐◇ .《. ││
【遠州灘】 └───┐ .》 ││ ┌
└────┐││┌──┘
└┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
---------------------------------------------------------------------------
720
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/17(水) 23:33:52
「うーん」
ズボンのポケットに手を入れた女が歩いている。
「お腹空いたなぁ」
721
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 00:11:28
>>720
人の行き交う通りに、いつの間にか『黒い女』が佇んでいた。
『喪服』に身を包んだ女だ。
黒いキャペリンハットを被っている。
「――……」
『赤い瞳』に注意を引かれ、そちらに視線を向けていた。
722
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/18(木) 01:02:26
>>721
(あんまり深い時間になる前に何とかしないとなぁ……)
ぽやぽやと考えつつ。
「ん?」
こちらを見る視線に気づいて、目を細める。
「どうも」
ひらひらと手を振ってみた。
723
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 01:36:39
>>722
ふとした瞬間に、どうしようもなく寂しさを感じる事がある。
そんな時には、街を歩く事にしていた。
多くの人達と同じ場所にいる事で、心に生じた孤独を、
ほんの少しだけ埋めてもらえるような気がするから。
「……こんにちは」
コク……
気さくな挨拶に対して、丁寧に会釈を返す。
「綺麗な目をされていたもので……」
コツ
控えめに言葉を掛けながら、ゆっくりと歩み寄る。
コツ
「お気に障ったのなら……謝ります」
相手の前で足を止め、静かに両目を伏せた。
724
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/18(木) 02:07:17
>>723
「あぁ……それは照れるねぇ」
歩み寄って言葉を繋ぐ。
黒いジャケットが風に揺れた。
黒い髪に赤い色が混じり、赤い瞳と噛み合っている。
「貴方のような美しい人に言われるとなおさら、ね?」
いたずらっぽく微笑んだ。
725
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 02:39:37
>>724
おもむろに顔を上げて、相手の姿を見つめる。
どこか『血』を思わせるような赤い色。
その風合いが印象的だった。
「――ここは……人が多いですね」
やや間が開いた後、気を取り直して口を開く。
一瞬、心を奪われていた。
彼女の目に、何か力強いものを感じたせいかもしれない。
「……よく来られるのですか?」
ここに来たのは、寂しさを埋めるため。
親しい相手と語り合う人々の様子を遠くから見守る。
ただ、それだけでは紛らわせない部分がある事も事実だった。
「私は時々……」
心の片隅で、言葉を交わせる相手を求めていた。
726
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/18(木) 03:10:10
>>725
「そういう場所ですからね」
「街は賑やかでないといけませんから」
活気のない街はあまり好きではない。
騒がしいのが好きというわけでもないのだが。
「ボクも別にそこまでよく来るわけじゃないですけどね」
「家から蹴り出されましてね」
727
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 03:31:53
>>726
「私も……そう思います」
ニコ……
穏やかな微笑を湛えて、小さく頷き返す。
街が賑やかだからこそ、
自分も元気を分けてもらえるような気がする。
この歓楽街という場所には、大通りとは違った賑わいを感じる。
より活力的な雰囲気に満ちているように思えた。
今の自分は、そうした活気を必要としていたのだろうか。
「――家から……」
耳に届いた言葉に、両目が軽く見開かれた。
普段であれば、人の事情に気安く立ち入る事はしない。
しかし、もし彼女が困っているのなら、話は変わってくる。
「ご家族と何か……?」
心の中で迷った末に、遠慮がちに尋ねていた。
728
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/18(木) 03:47:15
>>727
「まぁ仲が悪いって訳でもないんですけどね」
さも当然という感じであった。
少なくとも彼女からすれば家からこうやって出されること自体珍しくはない。
なんだかんだ、その後のリカバリー次第ということも知っているし。
「うちは中華料理屋をやってましてね」
「父が中国系なのもあってそれなりに本格派ってことで売ってるんですけど」
「たまには店の手伝いでもと思って色々やってたんですけど、軽く揉めましてね」
729
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 18:32:25
>>728
家庭内の事情を把握し、心の奥で思案する。
彼女の様子からして、それほど深刻な問題ではないのだろう。
けれど、話を聞いた以上は、何か少しでも力になりたい。
「よろしければ……お店に案内していただけませんか?」
「ちょうど何か食べようと思っていましたので……」
ニコ……
「……『仲直り』の助けになれるかもしれません」
お客を連れてきたなら、
多少は溜飲も下がるのではないだろうか。
そう考えて、件の中華料理屋に同行を申し出る。
また、もうしばらく彼女と話をしていたい気持ちもあった。
730
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/18(木) 21:09:36
>>729
「え、まぁ、いいですけど」
特に断る理由自体はなかった。
どやされて出てきたのもまぁいつものことだし気まずいという気持ちもそんなにだ。
「大通りの方ですけど、いいかな?」
731
:
小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』
:2021/11/18(木) 21:45:22
>>730
幾らかの翳りを残す表情に、穏やかな微笑を浮かべる。
「ええ――構いません」
コツ……
「『案内』をお願いします……」
静かに踵を返し、大通り方面に向き直る。
「……何を頼めばいいでしょうか?」
そして、彼女の案内に従って店まで向かう。
「初めてのお店なので……」
『おすすめの品』を尋ねながら、歩みを進める。
人と言葉を交わしていると、自然と寂しさが和らぐ。
この街で、一度だけ出会った人間は数多い。
たとえ『一期一会の出会い』であっても、自分にとっては、
その全てが『大切な瞬間』。
だからこそ、『この出会い』も、
いつまでも覚えておきたかった――。
732
:
龍美丹『チーロン』
:2021/11/19(金) 11:20:09
>>731
「別になんだっていいですよ」
「あ、タピオカとかバロットとかそういうのはないから」
「困ったら麻婆豆腐がいいですよ」
なにせ四川省の出ですから、と付け加えた。
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