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【ミ】『アラバマに星落ちて』

1『朝山』:2020/07/24(金) 22:31:27
―――あなたの心の傷を星に変えなさい。
        『ロバート・H・シュルラー』

―――――――――――――――――――――――――――――

★ここは『朝山』がGMのミッションを行うスレです。

2『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/29(水) 23:58:29
――わたしたちはいつも被造の世界に向いていて、
ただそこに自由な世界の反映を見るだけだ

ライナー・マリア・リルケ『ドゥイノの悲歌』の一文より

3『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/30(木) 00:16:04
(両角PC)

貴方……『バーテンダー』である『両角 晶』は星見町の通りを
歩いていた。貴方はエコバックなりビニール袋なりでBar『黒猫堂』
に必要な、幾らかの何か小さな物を買って戻る最中だ。
 ……ふと、足が立ち止まる。
今から凡そ『一か月程前』その貴方が横切ろうとする場所は最大積載量を
超えた大型車がブレーキ間に合わず電柱等を倒壊する事故が起きた場所だった。
尤も、既に数週間経っている為に電柱や建物を囲む塀なども修繕されている。
置いてあったであろう何かが破損した跡である台座なども見られるものの
目立った程に事故の名残は見受けられない。
 周囲の人々も、その事故があったであろう場所に関心示す事なく行き交っている。

?「……」

いや、一人だけ。
……清月の学生服を着ている高等部の女性らしい人物が。
ぼうっとした様子で、その事故のあった場所を見ていた。

(※簡易プロフィール・能力詳細等以外に
『妹が生まれた場合、付けようとした名前』の記入を願う)

4『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/30(木) 00:29:34
(烏丸PC)

?「……『芦田』君。本当に、貴方はこの『探偵事務所』の頭痛の種ですね。
一般人、しかも まだ義務業育を受けてるような娘を助っ人にしようと言う
思考が私の論理的思考を用いても、不条理と言う単語が大部分を占める」

芦田「つってもよぉ〜、『副所長』
所長が言ったんだぜぇ? スタンド使いなら、猫でもいいから手伝いいるってよ
だよねぇ、ウィゴーちゃん」

『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだってーの。いい加減訂正させないで下さい
少なくとも、この本体が一人で動くよりは絶対マシだとは思うんですが』

……貴方こと『烏丸香奈枝』は一つの『探偵事務所』に居た。

その理由は一時間ほど遡る事になる。少し奇怪さと危うさが見える男が自分の
スタンドであろう存在に口説き文句のような奇特な会話をしつつ歩いてるのに
貴方は遭遇して、反応してしまった。
 そうすると、男はその貴方の様子を見て。スタンド使いである事を知ると
自分のスタンドに何度かツッコミめいた事をされつつ、こう話を切り出したのだ。

『とある廃工場でのポルターガイストの解決に協力してくねぇか?』……と。

詳細を突き詰める為にも、貴方はその不審さ丸出しの男について一つのビルの
一室へと招かれ。副部長と呼ばれる、聡明そうな年齢不詳な女性が男を
詰っている光景を、今見ていると言うのが現状である。

言い争う、少し険悪さも見える男女に対してどう話を切り出すか……。

(※簡易プロフィール等、能力詳細と共に何か希望したいシチュエーションなり
あれば、出来る限り進行の中で実現させたいと思います)

5両角 晶『アモン・デュール』:2020/07/30(木) 19:53:16
>>3
Bar『黒猫堂』への道を歩く。
今日買ったのは、『猫』の刻印の入った『ライター』。
自分は吸わないが、お客様が必要になることがあるので、買ったのだ。

「……おや?」
ふと、道端の女子生徒が目に付く。

『声かけ事案』などでうるさい昨今だ。
声をかけて、なにかが起こっても……と一瞬、思ったが、どうも自分は『女性』を放っておけない性分だ。

「お嬢さん、そこでぼうっとしていると危ないよ。」

「先日、ここで交通事故があったんだ。同じことが起こらないとも限らない。」

軽く声を掛ける。

【持ち物】
財布・スマホ・ライター・エコバッグ

【キャラ設定】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/100
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/102

【スタンド詳細】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/101-102
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051228/179

【妹が生まれた場合、付けようとした名前】
希(のぞみ)

6烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/07/30(木) 20:55:34
>>4
「……仰る通り、私はまだ年端もいかない小娘ではあるけれど……
同じ『スタンド使い』として、願いを無下にする方でもないし、
実際、その『ポルターガイスト』とやらにも興味はあるんだ。
だから、そこの『所長』……いや、『副所長』さんさえ良ければ、是非手伝わせて欲しい。
私の方からお願いする。いかがだろうか?」

伸び過ぎたような長い前髪を払いもせず、3人の漫才じみたやり取りを眺めていたが、
話も一区切りと見るや、ソファから腰を上げて、『副所長』へと握手を求めるべく手を差し出す。

(スタンド使い絡みの『トラブル』………
こういう事に積極的に関わっていれば、
いつかはこの町の裏の顔を覗ける時が来るかもしれない。
これが、その『第一歩』となれば良いが……)



【プロフィール】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/80

【スタンド能力】

『銀輪』の『スタンド』。

『ライン上』を高速で移動し、障害物を切断する。

『シュリンガラ』
破壊力:B スピード:A 射程距離:B
持続力:D 精密動作性:E 成長性:B

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/105


【持ち物】
学生鞄、文具、水筒、教科書類、日用品


(※希望したいシチュエーションは特に思いつかないので、取り合えず無しということで)

7『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/30(木) 22:06:25
>>5(両角PC) (回答感謝)

>お嬢さん、そこでぼうっとしていると危ないよ。

その言葉に対し、清月の高等部に所属するであろう女子生徒は反応し得ない。
 一応、この通りは信号も無く走行する車両はほぼ減速して走っている。
夜間でも、すぐ歩く人に気づき蛇行するか目測で余裕にブレーキをかけて
危険の回避は可能な、高齢者でも安全に通れる道ではある。
事故のあった貴方や学生が立ってる所も、本来は大型トラックが激突するような
危惧が起こり得る場所で無い。事故が起きた原因は不明なものの、余程その
運転手の素行や体調が悪かったか、不運が重なり合ったのかも知れない。

話を戻し、貴方に声を掛けられた事を意図的に無視してる感じでは無い。
 少し焦点が合わさらない感じで凝視しているのは、少し先の細道にあるだろう
『廃工場』が点在する方角へと、女学生は無言で見つめている。

バーテンダーとしても、良識ある大人としても此処ら辺の地理に詳しい
貴方なら容易に知れるが。この事故現場より少し先を歩くと『廃工場』
そして、其処より先は確か『産科・婦人科を専門とする』小さな病院が
建っていると知る事が出来る。

?「……流れが停まってる。全部、あの工場に寄ってしまってるから
あそこら辺が全部澱んでしまっている」

唐突に、その女の子は呟いた。内容は不明瞭なもので貴方に関心を払わない
独り言のようだ。

?「このままじゃ不味いな……うん、不味い。どうにかしないと、不味い。

…………ぅん? 貴方、誰ですか?」

不味い、と複数唱え。そこで合わさらない焦点がようやく絞られて。
ミステリアスな女子学生は、ようやく貴方に意識を向けて少しだけ
警戒心を帯びた感じで半歩後退し、何者かを聞いてきた。
 どうやら、先程まで何処かに意識をやってたらしく。貴方の声掛けには
全く気付いてなかったようだ……。

何か気になる呟きもあった。だが、今時の学生の中では多感で妄想激しい
変わり者な少女の奇行かも知れない。
 少なくとも、貴方とは関わりが無い子だ。下手に対応しても
不審な人物と思われる可能性だってある。

8両角 晶『アモン・デュール』:2020/07/30(木) 22:36:42
>>7
「僕が誰かって?
僕はここらへんに勤めているただのバーテンダーだよ。
君こそどうしたんだい?
こんな所でぼうっとして、何事か呟いていたみたいだけど……気分でも悪いのかい?」
何かどうも危なっかしさを感じる女の子だ、もうちょっと声をかけてみよう。

9『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/30(木) 22:40:07
>>6(烏丸PC)

>是非手伝わせてほしい。

「……君は、外見と異なり随分と大人びてるな。其処の男よりも余程」

芦田「何時までも純情ボーイな気持ちを忘れてないってだけだぜ。
ねーウィゴーちゃんっ」 『うっせっ』

握手に対し、丁寧に飾り気のない皺一つないスーツを着こなす女性は
貴方の手を握る。壁に凭れるように、だらしない感じと調子で茶々を挟む
勧誘してきた男に目もくれず。『副所長』は目線を合わせて話始めた。

進朔「『副所長』改め、私は『進朔』と申します。
此処より少し離れた区域。××丁 ××番地ですね。其処にある工場こそ
我々の探偵事務所が解決するべく件の建造物なのです」

町内地図を取り出し、赤い〇が付けられた場所を指し示し彼女は
自己紹介と共に簡潔に依頼内容を説明し始めた。

進朔「事の起こりは数週間ほど前。本来、この工場は既に取り壊しが
決められていました。ですが『原因不明の』アクシデントで更地にするのが
いま現在出来てないのですよ。本日も、第三か第四の業者が試みてるでしょうが
恐らく失敗に至るでしょう。……何が起きてるのか? そう言う顔をしてますね。
元々、板金か何かの製造工場でしたが何時の間にか潰れて無人となってた工場。
 そのまま朽ち果てるのを眺めるよりも、壊して新しく商業施設なり建てようと
考えるのが自然の発想で当たり前ながら解体業者を呼びました。

……然し、どうやっても壊そうとする前に新型インフルエンザなり持病の悪化
自家での転倒なり不幸が重なり。現場の人物の話では『壊そうと下見したんだが
夜間に、どうも不審な声や変な物音が聞こえた』と言う報告も上がってます。
 恐らく、何かしらスタンドが関連してると所長は睨んでる。
然しながら、其処の男だけを働かせるのは大いに不安しか無い」

欠伸をして、尻を掻く芦田を進朔は負の色合い強く半眼の視線を向ける。
傍らのスタンドは、とても申し訳なさそうなポーズをしているが本体らしい
男は、そのジト目に何の落ち度や恥も感じてなさそうだ。

進朔「と言うわけで、民間人であってもスタンド使いを募集させた矢先に
貴方へと奴が白羽の矢を立てたと言う訳だ。
 中々、今回の依頼は物騒な出来事もあって危険性も少なくない。
アレ(芦田)も勿論働かせるが。貴方のほうで誰かしら今回の依頼で助力が
期待出来る人物がいるのなら、その方にも報酬は弾む事は約束する」

前金だ、と彼女は貴方に『20万』を差し出してきた。
まだ学生の立場であろう君には高額だが、それだけ貴方に対し期待と責任を
望んでると言うのも背景にあるのは難くない。

進朔「クライアントは、今回の出来事を早急に問題を処理したいらしい。
一つの曰く付きの土地を自由に売買出来るようになれば、20万とて
たかが と言う対価なのだからね」

何か、今回の事案に質問あれば。出来る限り答えようと副所長は告げる。

10『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/30(木) 22:41:54
>>9(烏丸PC)

『殺害した両親及び一名の簡易的なプロフィール及び名前』を
もし可能であれば開示して貰いたい。

11烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/07/30(木) 23:29:33
>>9
「ああ、生意気に思われたなら失礼。
烏丸香奈枝だ。香る奈良の枝、と書く」

握手を済ませて、広げられた町内地図を覗き込む。
黙って全ての説明を聞いた後、おもむろに口を開く。

「『スタンド能力』はひとりにひとつ……。
起きている現象が多岐に渡るなら、『スタンド能力』による『妨害』というよりは……
能力自体が『妨害』ということかな。
当たり前の『質問』で恐縮だけれど、
ビルを取り壊されて『困る人』の調査とかは、進んでいるのかい」

前金を素直に受け取り、大事そうに鞄へと仕舞う。

「こんなに頂けるとは、ありがたいな。
責任重大ってわけだ。
そして、残念だけれど、『助力』というならあまり期待しないで欲しい。
この町へ越して来て、実はまだ日が浅いんだ」

12烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/07/30(木) 23:34:14
>>10
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/104

に纏めました。
記載していない(ぼかして書かれている)事項に関しては、
自由に設定してもらって大丈夫です。(しなくても大丈夫です)

13『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/31(金) 00:41:43
>>8(両角PC)

>気分でも悪いのかい?

?「いえ、別に……何でもないです『ムーさんーーー!』……あぁ、エッ子か」

曖昧な感じに、彼女は話を濁す。そうした時に、黄色い感じに染色した少女が
笑顔で提げてる鞄を揺らしつつ少し人の目も集まる程の大声で走って来た。
 やりとりからして、『エッ子』と言うクラスメイトらしい子
そして貴方が話しかけた謎な女の子は『ムーさん』と言う愛称を冠してるようだ。

エッ子「んもぉ〜! ちゃんと待ち合わせのほうに居ないと!
うんっ!? てかナンパ!?? ムーさんの逆ナンに絶賛遭遇中!?」

ムーさん「馬鹿な発言は学校とサオだけで十分だよ」パシッ

勝手にナンパだナンパだと勘違いして騒ぐエッ子と言う女子と、それを諫めるように
慣れた調子で軽く叩くムーさんと言う同学年であろう高校生の女の子。
まず間違いなく親友同士なのだろう。そして、待ち合わせする前にムーさんと言う
少女が事故現場を見ていた。文章にすれば、それだけの他愛のない事だが……。

エッ子「あっ! こっちの道行くと最近立った美味い屋台への近道ルートなんだよね!」

ムーさん「――駄目」

エッ子と呼ばれる女子が『廃工場』が見える先の道に向かう素振りを見せた瞬間。
 鋭く、はっきりとした制止の声がムーさんと呼ばれる子から発された。
少し面くらった様子で、親友らしい子は首を傾げて告げる。

エッ子「え〜? でも、近いよー」

ムーさん「暫く、その道は通らないほうがいい。エッ子は大丈夫な性質だけど
それでも万が一があるから」

エッ子「うーーーーん、なんか良くわからないけど わかったよ!」

親友だからなのか、謎が散りばめられた言葉にも特に悩む様子なく納得した様子で
早く店に行こー! と小走りに元来たであろう道を進むエッ子に続くように
ゆっくり歩き始めたムーさんは、少しだけ思い直した様子で貴方に振り返り。

ムーさん「……貴方、気を付けたほうが良い」

そう、気になる言葉を残すと共に両角の視界から遠ざかっていく。

ムーさん「――あそこ(廃工場)へ行けば 誘われるだろうから」

  ―ピュオオオオオオォォォ……ッ

14『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/31(金) 00:43:03
>>12(回答感謝)
>>11(烏丸PC)

>ビルを取り壊されて『困る人』の調査とかは、進んでいるのかい

その質問に、副所長は少し眉間の寄せる皺を濃くして回答を即座に貴方へ渡す。

進朔「勿論。工場を壊す事に対して反対勢力が無いか、異変が起きた時には
こちらでも調査をしたんだ。だが、そんな存在は全く無かった。それどころか
工場周囲の近所の者達からは、不良なり家無しが根城にしそうな物件を早々に
処理して欲しいと言うのが実情。それなのに関わらず現場の指揮する人物は次々と
事故に遭っていて、これでは『タタリ』だ」

軽い吐息と共に感情をコントロールする様子を見せつつ落ち着いた声で話し声は続く。

進朔「烏丸さん、私は何も貴方に廃工場で誰かしらと戦って倒して欲しいとか
そう言った暴力沙汰に首を突っ込むように促したり、そう言う気も無い。
 今回の事案を解決して欲しいとは思うものの、もし自分の手に余ると言うのなら
依頼の報酬や事務所の信用など気にせず身を引いても構わないよ。
 だが、覚えて欲しい。この世界は色々なしがらみが絡み合い複雑な結びが
出来るものの、解けないものは少ないのだと」

所長からの受け売りなんだけどね、と小さく微笑み副所長は貴方にエールを送る。

進朔「この事件の解決にあたって、真相が解明出来れば構わない。
少なくとも『タタリ』と思える正体が何なのか知れれば、後は探偵事務所から
それに対応出来るであろう、この街でそう言った専門家の巣窟に情報を発信する
準備も可能だからね。烏丸さん……君の微力が、私達にとっての大きな力だ」

進朔「そこの寝転がっているウド男(芦田)は、酷使させて構わないよ。
なに、自分の身ぐらいは自分で守るだろうから安心して欲しい」

芦田をサポートとして、廃工場の解決に乗り出して欲しいと副所長は告げる。

進朔「現場に乗り込むのも構わないが……まず、その周辺で聞き込みなども
したほうがいいだろう。それに、取り壊しの業者も駐在してるだろうから
工場内部を調査する前に現場の人物から色々聞くほうが良い」

アドバイスとして、周辺の聞き込み。それに工場を実際に取り壊そうとする
業者からの現状報告を受け取るほうが有力だと伝えられた。

今は未だ日中……日が沈むまでは時間もある。

15烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/07/31(金) 20:33:51
>>14
「ふうん、それは奇妙だね。
取り壊して文句を言うものは誰もいないけれど、いざとなると『不運』が起こる。
たたりだなんて、到底信じられないけれど、
そういう風に言いたくなる気持ちもわかるってものだ。
その『工場』の資料とかはあるのかな?」

長い髪の毛先を弄びながら、進朔へ訊ねる。

>「この事件の解決にあたって、真相が解明出来れば構わない。

「わかった。実際に私も、必要以上に首を突っ込むつもりはないよ。
『スタンド』も、使わないに越したことは無い。そのつもりさ。
では……そうと決まれば、さっさと現場へ向かおうかな。
『聞き込み』をするにあたって、その付近の『事情』に詳しい人とか、目星があったりするかい?
ある程度の『調査』が進んでいるなら、
それを私が引き継ぐ方が良いだろうからね」

16両角 晶『アモン・デュール』:2020/07/31(金) 21:14:53
>>13
「……」
一人取り残される。

「なんだったんだろう……不思議な子だったな」
一人残されて、雑踏の中、少し考える。

「意味深なことを呟いてたな……アレが霊感少女というやつだろうか」
少し気にはなる。

「まぁ、あんな所(廃工場)に行く用事もないし、放っておこう」
少し気にはなるが、それだけだ。

自らの勤め先である、Bar『黒猫堂』へと足を進めることにする。

17『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/31(金) 23:44:20
>>15( 烏丸PC)

>『工場』の資料とかはあるのかな?

進朔「稼働していたのは約一年程前で。それ以降は工場の責任者や従業員も
投資の失敗なりで倒産したようでね。一応、工場に勤めていたと言う下働きの
何人かには接触したけど。今回のポルターガイスト騒ぎについて心当たりは無かった。
工場の簡単な見取り図の資料の閲覧はするだろう? どうぞ」

1F
□〇□☆●
□□□□□  〇=給湯室 ☆=仮眠室 ●=階段
□□□□□
 出入口

2F
□△□△●
△□△□□ △=作業室
□△□△□


>その付近の『事情』に詳しい人とか、目星があったりするかい?

進朔「なら、この工場より約100m先程にある産婦人科の『院長』だな。
工場と深い接点がある訳では無いが、近所で、それでいて幾らか昔の工場を
知る人物としては最適だろう。……ただ、これは所長の勘らしいが」

――今回のポルターガイスト……この病院も無関係では無いかも知れないとの事だ。

意味深な言葉を最後に残しつつ。進朔は貴方に工場への行き方を示した地図なり
何か連絡が必要な際の番号を伝え、そこで話を終えた。
(※何か聞きたい事があれば調査前に、もう2、3だけ質問に回答する)

芦田「そんじゃあ、何処から行くかね。核心となる工場からか?」
『前を見て運転しなさい、前を』

移動手段となる、小さな乗用車を運転しながら貴方に振り返ると言う
危なっかしい感じを、スタンドヴィジョンに付属するモノクルを苛々した手つきで
弄りつつスタンドはツッコミを入れる。

……何処から向かうか。

18『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/07/31(金) 23:45:07
>>16(両角PC)

真夏の時節には似つかわしくない冷たさが感じられた突風が貴方の眼前を
横切りつつも、忠言されるまでもなく所用のない『廃工場』へと貴方が
行く筈がないのは当たり前の事だ。
 霊感か、または多感さ故の奇行を走る少女の戯言かも知れぬ言葉を
心の片隅に引っ掛けつつ、貴方は自身の帰るべき『黒猫堂』へと戻る。

戻る道中で、今さっき起きたような歯に挟まるような出来事は無い。
ただ、当然であるがバーテンダーである貴方が居ないのと時間帯の関係で
今は未だ営業してないバーの入り口で一組の男女を見かけた。

?「しっかりしてくれよ。それに未だ仕事中なんだ、また後で来れば良い」

?「そうですね。すまない『ベリル』 知人に折角なので顔を見せたいのと
カフェレートでも、少々英気を養いたくて口に入れられればと思ったのですが
出鼻が挫かれてしまいましたよ」

?「挨拶なんかよりも、カフェレートが目的だろ」

?「ははっ、ベリルに嘘はつけませんね。
……おぉ、マスター。丁度、貴方のカフェレートが恋しくて来たのですよ」

何やら叱られていた、結構鮮やかな赤いコートで身を包む気の強そうな女性に
小言を言われ、女性より長身だが穏やかそうな雰囲気も相まって委縮した様子は
女性より一回り小さくも感じられるキング牧師のような雰囲気の黒色の男性は
貴方に気づくと、穏やかな笑顔を浮かべて挨拶をしてきた。

この人物に貴方は面識ある。『ロバート』と呼ばれる、アムネスティなどの
非政府組織に携わる業務の人物で、貴方のバーには最近通い始めたものの
朗らかで感じの良い人物だと印象に残ってる。
 対し『ベリル』と呼ばれた、ロバートの年齢も顧みれば妻と言うには
不釣り合いだし、娘と言うのも態度や接する雰囲気から異なる感じの人物は
軽く貴方へと会釈し、ベリル・ストックと言う名を簡潔に告げた。

ロバート「少しだけ顔を出して、また夜にでも行こうと思ってたのです。
まだ、色々と処理するべき問題があるのでね」

ベリル「ロバート、早く行こう。今回の案件は早めに処理したい」

ロバート「わかってます、そう急かさないでください」

歳が離れた同僚か何かなのか、ベリルと言う女性はロバートを促して
貴方が来てた道へと進んでいくのが見て取れる。
 最近常連になりつつあるロバートも、少し遅れて付いて行こうとするようだ。

ロバート「……あぁ! マスターっ、出来れば彼女用にお勧めの酒があれば
用意して頂ければ有難い!」

夜にでも訪れると、明確に約束はせずも態度で取り付けた彼は別れる間際に
ベリルと呼ばれる女性を迎えるカクテルの準備をして欲しいと頼んだ。

バーテンダーとしての両角の腕が確かめられる……それも含め、今は店の中に戻ろう。

(※特に詳細は構わないが、黒猫堂の簡単な内装や間取りに雰囲気なども
教えてくれると有難い)

19烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/01(土) 00:00:55
>>17
「ありがとう。他には特に思いつかないかな。
あえて言うなら、深夜に不審な物音を聞いたという人にも話を聞きたいから、
その辺の段取りは、出来たらお願いしたい、って事くらいだね」

見取り図に目を通し、許可が出るなら写真を撮っておく。

「では、改めてよろしくお願いする。『芦田』さん……でいいのかな。
そうだな………それじゃあ、まずは『病院』の方へ行ってくれるかい。
現場へも、暗くならないうちに行っておきたいけれど、まだ時間はありそうだしね」

20両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/01(土) 00:52:56
>>18
「ロバートさんに……ベリルさんですね。
 両角 晶(もろずみ あきら)と申します。
 少々お待ちください。今、店を開けますから。」
黒猫堂の明かりを付け、ささっと準備をする。

「これからお仕事のようですが、アルコールで大丈夫ですか?」

カウンターに入りながら、両角はバーテンダーとして少し考える。

①これから仕事となると、飲むのはアルコールで大丈夫だろうか。
②女性でかつ、これから仕事となると少し弱めがよいだろう。
③言動からすると少しチョコレート系の甘い飲み物が適切だろう。

頭の中でささっとレシピを考える。

※1:両角は黒猫堂の雇われバーテンダーなので、『マスター』ではないのだが、あだ名みたいなものと思っておく。
※2:黒猫堂の簡単な間取りと雰囲気は以下。ただ、私はオーナー役ではないので今後変わる可能性あり。

   雰囲気:少々レトロ感のあるバー。所々に猫の飾りが飾られている。
        純粋なバーではなく、普段はホステスがいるのだが、今日はいないようだ。

■奥■■■■
■奥■■■■
酒□■○□■
棚□■○□■
酒□■○□■
棚□■○□■
酒□■○□■
棚□■○□■
□□■○□■
■■■□□■
□□□□□■
□□□□□■
■■■■扉■

酒棚:酒の棚
扉:扉
□:床
■:壁もしくはカウンター
○:椅子
奥:店の奥。準備室。

21『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/01(土) 23:26:45
>>19(烏丸PC)

今の時刻は凡そ16時程度、陽は傾き始めているものの未だ十分
夜になるまで猶予はある。運転手である奇人な男は、あと十数分(1レス後)
で目的地の病院に着くと言いつつ、軽く貴方に尋ねてきた。

芦田「『タタリ』ってよ、実際に正体って何だと考えてる?
そりゃあ、あんたも俺もスタンド使いだからさ。ふつーに考えりゃスタンドの仕業
って答えるんだろうけどさ」

『まぁ、普通に考えればスタンド能力でしょう。もしかすれば工場付近の人間が
何かを企んでスタンド攻撃を密かにしてるかも知れませんし』

芦田「ウィゴーちゃんの意見も、もっともだよなぁ。
『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトだってーのっ』 
へいへい。でもよぉ、俺の意見を言わせて貰うとよ。
誰も工場を潰されても損しねぇ。なのに攻撃を壊そうとする奴等が受ける。
じゃあ、何故攻撃すんのか? そこか分からないんだよなぁ」

『だから、今から調査するんでしょう』

芦田「んー……そうなんだけどさぁウィゴーちゃん。工場に巣食った動物なり
ホームレスが隠れてスタンド攻撃したとか。そう言った単純な事ならいいんだが。
どーも、今回の依頼はよ。なーんか納得し難い部分が色々あるんだよなぁ……」

芦田は貴方に、今回の事件がどんな感じか予想出来るか聞きつつ
自分なりの意見で、普通のスタンド使いが起こしてる騒動と言う感じには
少々見えないと推測しているようだ……。

少なくとも、雑談以上の要素はない。
 会話が丁度良い切り目に差し掛かった時、ブレーキの音を軽く立てつつ
車は病院と目の鼻の先へ停止した。

22『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/01(土) 23:26:58
>>20(両角PC) (回答感謝)

ロバートとベリルの会話のやり取り、そして最後のロバートの台詞からも
伺い知れるが。『仕事終わりに寄る』と要約して貴方に告げる。

よって、出迎えた時に仕事で疲労した女性を癒すカクテルを考えるべきだろう。

今、『黒猫堂』には酒場の主人は居ない。(今後のbar黒猫堂の内層が不明な為
このミッションでは両角PC以外のメンバーは基本出さない)
諸事情により、今日は君がbarの臨時のマスターだ。
 
(※従業員などの演出はそちらで任せる。ただ、基本それがミッションにおいて
優劣にはならない)

ロバートとベリルが立ち去っていくのを見届け、貴方は買った小物を
所定の場所に置き、グラスなりテーブルを拭くなどして準備をしていると
barの扉が開く音が聞こえる。客だ。

作業着を着た男だ。冴えない容姿で少し店内を見回した後に
申し訳なさそうな顔をしつつ両角に近寄ってくる。
 近くで見ると一重瞼で薄唇の、モンゴル系の顔立ちなのが伺えた。

「すみません……初めてこの店に来るんですが。
あの、これから仕事が終わった後に何人かで来ようと思ってるんですが
『乳華』って置いてますか?」

『乳華』……名前の通り乳から作られた酒で、余りbarで取り扱ってる店とは
言い難いかも知れない。ただ、バーテンダーである『両角』なら、この店に
置いてある酒である事は存知ている。

YES、と告げると。その男は微かに口を綻ばせて告げた。

「あ、それじゃあ後で来ますので宜しくお願いします。
自分は『木屋』と言いますので……それじゃあ後で」

そう、作業着は告げ終わって去った。
ロバートに続き、二人目の『仕事終わりに寄る』と告げる客。
 少々珍しいが、特に気になるような事でも無い。

再び店に静寂が訪れるものの、再び客が訪れる。何人かの客が貴方に
旬の果実のカクテルや、タコのカルパッチョなり注文し少し店内は賑やかさに
満ちていく。そんな中、一人また印象強い客が扉を開いた。
 だが、今度はbarには似つかわしくない者だ……。

不良らしい容姿をした清月の学生服を着た男だ。
 学生服となると、無論 学生だろう。大人の世界に踏み入れるのには早い。

貴方が出ていく旨を告げる前に、その人物が先に口を開いた。

?「少し話を聞きたいんだ。あぁ、あんまり時間は取らせないからさ」

?「此処いらに、病院あるだろ? 『星児病院』
あそこら辺の噂について、よく知る人とかいれば教えて欲しくて来たんだ」

……妙な事を聞いてくる不良だ。何が知りたい事があって尋ねに来たようだが。

23烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/02(日) 00:01:20
>>21
「君の『スタンド』……自由な意思があるんだね。
珍しいな……性格が正反対なのも、面白い」

興味深そうに自らの『スタンド』と会話する芦田を見ていたが、
会話を振られて、少し考え込む。

「……ああ、私も『スタンド』の仕業だと思っている。
確かに『動機』については、これから調べてみないとわからない部分が多いけれど……。
逆に『芦田』さんは、『スタンド』でなければ何だと考えているのかな。
本当に『タタリ』………つまり、悪霊だとか、そういうオカルトじみた話だと、そう思うのかい?」

病院に着いたなら、軽く礼を言って車を降りる。
『院長』とのアポの時間の指定などが無いなら、すぐにでも話を聞きに行こう。

24両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/02(日) 00:23:37
>>22
(今日は妙な人によく会うな……)

「学生さん、残念ながら、僕は病院についてよく知らないです。」

「第一、バーはお客様のプライバシーを尊重する社交場です。
なにか知っていても、おいそれと喋るわけにはいきません。」

「お引き取り下さい。」
静かな声で退出するよう伝える。

25『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/02(日) 01:03:36
>>23(烏丸PC)

>悪霊だとか、そういうオカルトじみた話だと、そう思うのかい?

芦田「逆に、聞いてもいいか?」

降車しつつ、芦田は余りどんな感情を込めているのか不明な声で返答した。

芦田「昔はスタンド使いじゃなくて、そん時は神も超能力も幽霊も半信半疑だったぜ。
けどさ、スタンドって言う普通の奴には見れないものは実在したんだ。
――じゃあ、何で神とか心霊とかは無いって言い切れるんだ?」

例え、それの大本がスタンドで全部解明出来るとしてもだ。と、言う形で話は終えた。

 ……!!

芦田「ぁん? なんか言い争ってる声がすんな」

?『ですから、部外者はお引き取り下さい。患者以外の方は中に通せません』

?『こっちも、そう言われてそうですかと引き下がれないんでね』

?『いい加減にしないと警察を呼びますよっ』

?『呼んでみろ』

芦田「なーんか険悪って感じ。一旦通りでデートしてほとぼり冷めてから
来ようか、ウィゴーちゃん!」

『いや、ふざけんな! 何が起きてるか入って確かめるべきでしょっ!』

芦田は病院内に入るの中止しようと、やる気ない声で告げ。真面目なスタンドは
入る事を提案する。

どうやら、若い男と女性が言い争っているようだ。
 男のほうが警察を呼ぶと告げてるようだが……。

26『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/02(日) 01:03:50
>>24(両角PC)

お引き取り下さい。

 そう告げられ、青年は特に気分を害した様子はない。
少しは残念そうに肩を竦めた反応は見せたものの、淡々と冷静に言い返した。

?「まっ、そりゃそうか。プライバシーは守るべきだもんな。
……ただ、こう言うbarだと色んな人間が愚痴なり言うだろう?
 そん中で、もし『星児病院』に通ってた女性とか居たらさ。出来る限り
親身に聞いてくれないか、バーテンダーさん?」

?「もし、有益な話が聞けたら俺とか、俺以外で話を知りたい奴が居たら
それはきっと俺と同じで『調査してる』奴等だと思うから」

そう言って、何かを詮索してるらしい不良青年は自分の事を『ヤジ』と
名乗った後に、また後日来るかも知れないと告げて潔く出て行った。

?「……今の不良の子、星児病院って言ってた?
嫌ねぇ、なんだか知らないけど行き成り嗅ぎまわって来て」

 ――『いのり院長』の、お金でも狙ってんのかしら。

そう、barの扉近くでカクテルを嗜んでいた少し化粧濃いめの女性が
胡乱気な目で、ヤジと言う男子が出て行った扉を見つつ呟いた。

27烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/02(日) 01:31:37
>>25
「そのとおり。
『呪い』は、遠隔操作型スタンド。『神』は自立型スタンド。
そんな風に言ってしまえば、大抵の事は説明がつく。
無いと言い切るつもりもないけれど、『スタンド』と『悪霊』の違いも、私にはわからないね。
………なんだろうね。何かトラブルだろうか」

言い争いが病院の入り口で行われているのなら、スルーするわけにもいかない。
そちらの方へと近づいていき、あえて両者の内、病院関係者と思わしき方へと声を掛ける。

「すみません。
『院長』に会いに来たんだけれど……。どちらを訪ねれば良かったかな」

28両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/02(日) 19:41:00
>>26
「ええ、星児病院と言っていましたね……」

「星児病院と言うと、廃工場が近くにある病院でしたっけ?」

「病院やお医者さんはなにかと噂になりやすいから大変ですね……」
グラスを磨きながら、適当に女性に話を合わせる。

29『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/02(日) 22:59:50
>>27(烏丸PC)

貴方は病院内へと入る。そこで言い争っていたのは白衣の30代程度の男性。
朱色の服装が目立つ20代半ばの女性が噛みつかんばかりに其の男性に迫りる。
 その二人を見比べるように、少し困り気に黒人の大柄な男性が見詰めてる。
医者らしい男は両手を前に出しつつ小さく叫ぶように告げる。

?「あのですね、警察でも無いんでしょう貴方? そんな怪しい人を
院長と会わせるなんて出来ませんからね。これが最後です
出て行って下さい。でないと本当に通報しますよ」

?「ベリル、少々アプローチの仕方が我々に問題あった。此処は素直に
引き下がるべきでないか?」

?「ここまで来てか? ……チッ」

どうやら、貴方が院長に話をしようとする前に別の男女が何かしらの目的。
もしかすれば工場の調査を別で依頼された者かも知れないし、違うかも
知れないが院長に何か問いただそうとしていたようだった。
 だが、門前払いをされたらしく連れの男に窘められて女性は忌々しそうに
一瞬医者を見つつ立ち去る。

?「……は? 何でお前、スタンド引っ提げて……」

?「ベリルっ、今はとりあえず外へと」

その女性は、怪訝そうに芦田が堂々と発現させて連れ添わせていた
ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトを見たが男性に促され外へ出る。

やっと厄介者が居なくなったと溜息を吐く男性は、貴方が院長に会いたいと
言うと、露骨に顔を顰めて告げた。

?「……お嬢ちゃん。紹介状はあるんですか? 
院長に何か届け出があるんでしたら、私が受け取りますよ」

機嫌の悪さを医者は隠さず、暗に確固たる院長への要件が無いのなら
誰かは知らないが通さないと言う具合だ。

芦田「こりゃ、俺達が探偵で調査来たって言っても無理そうじゃね?(小声)」

『見た所は、スタンド使いでは無い方です。強引に侵入は悪手ですが
何か別の方法を考えるべきか……」

芦田は自分達が工場の調査の為に院長に話を聞きに来たと正直に告げても
先程の男女の二の舞になるだろうと述べる。芦田のスタンドも同様の
結論を浮かべたのか、即座に第2第3のプランがあればそちらに以降して
院長についての情報を入手するか、秘密裡に会うべきかも知れないと呟く。

……さて、どう星児病院で院長に対し情報を入手するか。

30『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/02(日) 23:15:46
>>28(両角PC)

ここだけの話なんだけどねぇ。と、両角に顔を近づけ女性は饒舌に話し始めた。

酒の入って、秘密の話を開示する。barの店員である貴方は、こう言った状況で
受け身になり情報を秘匿しつつ受け取るのは専門分野だ。

「いのり院長ってね、30代ぐらいの若手ながら星児病院の院長の地位に就いた
かなりの遣り手で外科の腕も凄いのよ」

私も昔、いのり先生に盲腸切って貰って。殆ど痛みもなかったし、と女性は
本題とは少し離れた事も交えつつ話の中核となるであろう話をする。

「けどねぇ。あの人、結構黒い噂もあったのよ。風貌の悪い、なんかいかにも
カタギじゃありませーんって言う人の出入りも一時期あったらしいし。
大きな声じゃ言えないけど、先生って腕は良いから心づけって言うか賄賂も
色んな人から貰ってたって。
 まぁ、でも此処暫くはそう言う噂も鎮火してるわねぇ。
人の噂も75日って言うし、医者って大小良からぬ事してるでしょう?」

いのり院長も、そう言う人達の一人ってところよ。と女性はカクテルを
飲み干して、フラフラと言う感じで外に出ようとする。


……星児病院の院長には黒い噂がある。とは言うものの眉唾の域を
超えてるかと言えば、そうでも無いらしい。

31両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/02(日) 23:34:09
>>30
「人の噂も七十五日、僕もそう思いますよ。
皆が勘違いしていたという事もあり得ますしね」

「足元フラついてますが、大丈夫ですか?
客を酔い潰してしまうのはバーとしては二流、もう少し休んでいっても構いませんよ。」
フラつきながら出ていく女性を心配して声をかける。

32烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/02(日) 23:54:19
>>29
「『芦田』さん、今の人達、『スタンド使い』だ。
そっちから『情報』が取れるかもしれない。後を追って」

二人組の視線を見て、小声で『芦田』へと指示を出す。
自分は白衣の男性へと向き合う。

「ええ、『院長』に後学のために『お話』を、と思っていたんですけれど……
『紹介状』が必要だったんですね。
それじゃあ、今日は失礼します。お忙しいところに、ごめんなさい」

『探偵』の手伝い等とは匂わせず、あくまで『学生』の活動の一環……という風を装って返答し、
頭を下げて、芦田(と2人組)を追って一旦病院を出る。

33『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/03(月) 22:28:56
>>31(烏丸PC)

>もう少し休んでいっても構いませんよ

「あら、そぉう? 両角さんってば優しいわねぇ。
旦那にも見習ってほしいわ。私があと十年若ければアタックするのに」

そう、40程度の女性は機嫌良く席へ戻った。そして良い覚ましに
柑橘系のジュースを頼み、少しだけ飲み干すと。
 あー、と思い出したと言わんばかりの顔と声を浮かべて口開く。

「そう言えばねぇ、いのり院長は私と同い年ぐらいなんだけど。
これ、余り大きい声では言えないけどね。
 あの人って、結構好色なのか知らないけど。若い娘の問診とかは
良くここ最近では受けてた見たいよー? 十代程度の学生とかは
相談程度なら問診の料金も取らないらしいし」

裏で援助交際とかやってんのかしらねぇ。とボヤく女性に、近くで食事なり
していた水商売系の結構年配の女性が反応した。

「あっ、それ私の娘と関係あるかも。
最近、私の娘。財布から金を取ってたの見つけてさ。
怒鳴ってやろうかする前に、星児病院にちょっと行くから金必要だって」

「あらそうなのぉ。もしかして、つわりとか?」

「最初はそうかと思ったけど。あの娘、そこんところは結構しっかりしてたと
思うんだけどねぇ」

妙齢な女性たちは好き勝手に話をしている。

どうやら病院の院長は、若い学生位の娘達に良く相談を持ち掛けたか
持ち掛けられてたらしい。

それが、どう言った意図なのだろうか……。

34『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/03(月) 22:29:36
>>32(両角PC)

医者「『話』? …………(イヤ ムカンケイカ)」

……少し、妙な間と聞き取れぬ程の声で無関係か、と言う声が唇から読み取れる。
 何やら不審な反応が医者にあったものの。直ぐに彼は失礼しますと言った
烏丸の態度を見て、しかめっ面を保たせ告げた。

医者「あぁ、行きたまえ。今度からは事前のアポをお願いするよ」


……。

ベリル「……つまり、あんた達は探偵事務所からの派遣で。
そこの学生らしい娘は、あんたが連れてきた助っ人、と」

芦田「そー言う事よ」『何で偉そうなんだ、この屑本体は・・・』

貴方が出ると、軽い素性を芦田は明かしたらしく。ベリルと呼ばれてる女性は
納得と言う感じで、貴方へ顔を向ける。

ベリル「私はベリル・ストック。とある情報から、この病院の内部に
『ある組織の形跡』が残っていると聞きつけ動いている」

ロバート「私の名はロバートと言います、レディ。
私も彼女も、貴方と同じくスタンド使いであります。
……少し、こちらのMr.から聞いたところ。此処の隣の工場で事件が
あると聞きました。その話 中々気になりますね」

ベリル「ロバート。詮索するのは結構だが、私達も出来る限り早く
あの病院の闇を暴かなければいかん。でないと抹消される」

わかってますが、焦っては……。善は急げ、と言うだろうっと男女は
言い争っている。

どうやら彼等は『病院の暗部』を暴く為に調査に乗り出してるらしい。
そんな二人を尻目に、芦田は面倒そうな顔を隠そうともせず呟く。

芦田「なんかめんどくせーな。俺たちゃ院長に、隣の工場って何か変な
事ありましたかー? って只聞きたいだけなのによぉ」

もう、普通に病院は無視して工場に行っちまおう。と芦田は貴方に提案する。

『うぅむ……けど、この方達の話を聞いた所。この星児病院の院長は
どうやら一筋縄でいかない様子。協力なりするのも一つの手では?』

性格正反対のスタンドのほうは、貴方に慎重さを期しつつ提案した。

35『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/03(月) 22:30:56
>>33>>34のレス返信のPC名、誤送信。脳内で正しい形に変換して下さい
すみません

36烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/03(月) 22:49:12
>>34
「よろしく。烏丸だ。
あなた方も、どうやらのっぴきならない事情があるみたいだね。
そして、私達もあなた方も、そこの『院長』に用事がある。
その部分だけでも『協力』できれば、お互いの利益にならないかな」

『芦田』(あるいはそのスタンド)がある程度は説明をしていてくれたようだ。
その後を引き継ぐように、女性の方を見ながら話をする。

「といっても、何か具体的な『案』があるわけじゃあないけれど……
あなた方の『事情』……というか、『院長』とその『病院の暗部』についてのことを、共有して貰えたら嬉しいね。
私の方の『事情』も、どうやらストレートに解決するような事じゃあないらしい。
急がば回れ、さ。そっちのほうが、私は好きだな」

37両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/03(月) 22:53:19
>>33
「そのジュースは僕のおごりでいいですよ、引き止めてしまったわけですから」

「しかし、若い娘たちの性相談ですか……」

「昨今10代での妊娠・中絶の相談が全国的に増えているとも聞きますが、まさか……ね」

『中絶』……『生まれない子供』……『生まれなかった妹』……『妹』……

みしり……古い傷痕が少し痛む。手元が少し震える。

38『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/04(火) 22:48:31
>>36(烏丸PC)

ベリル「『協力』か……まっ、構わないだろう。少なくとも探偵の部下と
助っ人って言うのに嘘は無さそうだしな」

彼女なりの直感なのだろうか。貴方の言葉に虚偽が無い事を判断したらしく
説明し始めた。

ベリル「――事の発端は『エクリプス』と言う組織との抗争が開始して
少し経っての事だ。因みに『エクリプス』って言うのは、私達が所属する
『アリーナ』と敵対する……簡潔に言えば、私達は町公認のスタンド使いの
組織で。そいつ達は犯罪組織で、私達の住む町を占領しようとする為に
日常の影で戦争を起こしてたんだ。
 話を戻すが。『吉岡 宗吾』って言う刑事が、一つの写真をフリーの
スタンド使いの助力で入手した。その中には、エクリプスの奴等と一緒に
歩いている院長……そう、まさに今此処の病院の『いのり』って言う奴さ。
 只、単に一緒に歩いてたって言う偶然にしては。昔の記録でも幾度か
エクリプスとの交流の形跡が見え隠れした。そして、ようやく此処最近
瓦解したエクリプスの残党らしき奴と接触したと言う情報を得て。
私達は、この病院内で奴等との密接な関係があると踏んで捜査に乗り出した」

ベリルの話は、簡潔に言えば『犯罪集団と院長のコネクションを暴く事』のようだ。

それに、気のない声で芦田は相槌と共に。話の終わり目で呟く。

芦田「ふーん? そのエクスプレスってのと院長がねー。
で、結局どうすんの? 真夜中で強引に窓でも割って何か書類でも金庫から
盗ったりとか? 俺は面倒くさいから付き合わないね」

ベリル「誰も、あんたに強盗しろとは言わないよ。
……最悪、その手段も止むを得ずと言う感じだが。何せ、アリーナの目を
掻い潜って今まで動いてきた奴だ。今回の接触を私達が気づけば迅速に
証拠も抹消するに違いない。今日、明日がタイムリミットだ」

・・・随分ときな臭くなってきた。
病院の院長は、どうも星見町を支配しようと動いてた闇の組織と
繋がりがあると言う事だ。そんな人物に、今回の目的である工場の件のみ
聞き出すとしても危険が伴うが……。

『うーん。その院長になるべく不審でないように接触して、証拠足り得る
ものを入手する為にも、院長の部屋に不自然なく入る必要がある。
 悪印象を得てしまった、ベリルさんロバートさんは難しい。
……この本体じゃ、どう頑張っても精神科に行けって追い払われるだろうしな』

「ウィゴーちゃん、そんな熱い視線照れちまうよ」

『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト。マジであんたは一度脳内外科とかに
受診するのを薦めるわ』

 芦田のスタンドも悩んでいる……何か良い手はないものか。

39『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/04(火) 23:01:07
>>37(両角PC)

貴方は婦人達の話を聞き、既に居ない妹の事に思いを耽る。

『中絶』 『生まれなかった子供』 否おう無しに貴方の心の傷へと
今の話題と言う刃先は、その冷たさを貴方の脆い部分へ触れさせる。

そんな貴方の苦悩を知らぬままに、女性達はご馳走様と店を離れていった。


 ――カラン カラン。

?「ふぅん、中々良い店じゃん。あんたにしては珍しく良いセンス?」

?「とりあえず、運試しの初めって感じで飲もうぜ。」

……20代程度の男女だ。特に印象深くない今どきの若い人向けの服装を
来た二人は貴方の前へと座り、早速注文をする。

?「初めてなんだ、此処の店のおすすめのツマミ一つ……それと」

?「カクテル 作って欲しいんだ。『月』をイメージに一杯」

出来そう? と、男女は不適にも見える微笑を浮かべつつ
両角へと『月をイメージするカクテル』を希望してきた。

?「何か出来るか 何が産まれるか楽しみだよね」

?「そうだね。どんな色で どんな風な形になるんだろうね」

若い男女は、ニコニコとして談笑している。
 ……貴方が作るカクテルの話なのだろうか?

40烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/04(火) 23:20:23
>>38
(『エクリプス』、そして『アリーナ』……!
こんなところで出会うとは……これが『運命』とでも言うのか?
私の、『スタンド使い』としての……)

つい先日、知り合ったばかりの学生から聞いた単語。
謎の『組織』だというそれが、あっさりと目に前に落ちて来た事に内心動揺を隠せない。

「成程、事情はわかった。
かなり、突拍子もない話ではあるけれど……。
そして、『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』。
君が言いたいのは、つまり私が、ということかな」

ぴっ、と芦田のスタンドを指さして答える。

「まあ、実際のところ『怪しまれていない』というだけでは、厳しいだろうけどね。
別に、それがプラス要因というわけでもなし。
もし『院長』が警戒しているのなら尚更、見知らぬ人間を入れる訳はないだろうな。
せめて、何か人となりでも、わかればいいんだけれど。
そういう情報はないのかな? その、『いのり院長』の」

「そうでなきゃ、何か別の方法を考えなきゃあね。
忍び込むとか、あまり『法に触れる』ような事はしたくないけれど……」

41両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/05(水) 19:41:24
>>39
>?「初めてなんだ、此処の店のおすすめのツマミ一つ……それと」
「そうですね……初めて星見町に来たのならこちらを。」

「星見豚の生ハム切り落としとパンチェッタでございます。」
ttps://www.pronto.co.jp/menu/barfood/000448.html

「地元素材を味わい下さい。」

>?「カクテル 作って欲しいんだ。『月』をイメージに一杯」
「かしこまりました。」
シャカシャカシャカ……手慣れた様子でシェイクする。

「こちら、『ブルームーン』でございます。」
ttps://www.asahibeer.co.jp/cocktailguide/search/?CMD=onEdit&ID=1010400405

青紫色の澄んだカクテルを差し出す。甘いスミレとレモンの香りが辺りに漂う……。

42『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/05(水) 22:45:57
>>40(烏丸PC)

>情報はないのかな? その、『いのり院長』の

ベリル「私達は、犯罪組織と接触した繋がり以外で院長の対人関係は
掘り下げてない。ただ先程の医者との応答も見ただろうが
院長と繋がりある医者から有益な情報は抜き出せないだろうな」

ロバート「となれば『患者』ですが、そうですね……光明あるとすれば
『酒場』でしょうか。此処ら辺の産婦人科は星児病院を除けば大病院まで
行かなくてはいけない。ですので、近くの婦人は星児病院に自然と訪れる。
 水商売などに携わる方が、此処へ受診する傾向は高いでしょうから」

ベリル「なるほど……さっき、ロバートが帰りに寄りたかった所。
『黒猫堂』だったか? 其処へ戻ってみるのも一つの手か」

『黒猫堂』……そう言った名称がアリーナと言う組織に仕える人物から発される。
 
>別の方法を考えなきゃあね

『法に抵触はしますが、ゴミ収集と言うのも一つの手でしょうが。
いえ、冗談ではなく。私の力だと、破損した状態のを修復出来るので。
破られた書類だとか機密保持するべき物を取り戻す事は可能ですよ』

ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトは貴方に自身の力を教えてくれた。

芦田は無言で、俺のウィゴ―ちゃんはすげぇだろとドヤ顔をしてる。
遅れて、その腹の立つ顔に気づいたスタンドは本体の脛を蹴って
DFにより、自身の脛部分を押さえてぴょんぴょん跳ねた。




43『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/05(水) 23:08:02
>>41(両角PC)

郷土の豚をふんだんに使用した『パンチェッタ』
そして、月のイメージとリクエストを受け。淀みなく青く輝く液体が
グラスの中で輝く、煌びやかな照明で淡く輝くさまは正に『ブルーム―ン』

?「わぁ! ブルーム―ン! 本当に綺麗な青い月光見たいっ」

?「こっちのパンチェッタも、とても綺麗に盛り付けてるねっ」

貴方のリクエストは、その男女に対して大いに好感を抱かせたようだ。

二人は、互いに同じタイミングでパンチェッタを摘まみ取り一緒に食べさせ合う。

?「ふふっ! 美味しい、美味しいわぁ!」

?「ほんと、ほんと! 生まれて産まれて初めて食べる美味しさだね!」

?『そして、ブルーム―ンを一口っ!』

男女は声を揃え、一緒にブルーム―ンを口に含む。そして同時に美味しさに
うーんっと艶めかしく唸った。

?「あーっ! 爽やか! 甘い! 痺れる甘さだわ!」

?「んーっ! 蕩ける! 濃い! 恋する味わいだ!」

中々派手な反応をする男女だ。それでいて、とても仲が良いように思える。
 顔付きも、平凡で目立たず。これといってどちらも特徴のない容姿に思え。
……そうだ、どちらも『似た顔』に見える。性別も違うのに、良く似てる気が。


――今日はとっても良い日だね 『ディオ』!

――今日はとっても心躍れそう 『ディオ』!

互いが互いに、グラスを鳴らし合わせながら同じ名を唱える。

? ……妙な客だ。どちらも、同じ名を呼び合っている。

44烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/05(水) 23:16:41
>>42
「ふうん、便利な『スタンド能力j』だね……。
それじゃあ、二手に分かれようか。
その『酒場』……『黒猫堂』へ向かうチームと、『ゴミ収集』を行うチーム……」

お互いを指さして、提案を続ける。

「そして組み分けだけれど、見つかった場合も考慮すれば、
『潜入』の可能性もある私は、ええと、『黒猫堂』側の方がいいのかな……」

「………いや、すまない。
本当は、ちょっぴり……少し……ある程度……、
『ゴミ収集』の方はやりたくないという下心あっての提案、という事は否定できないけれど……」

きまりが悪くなって、最後の方はぼそぼそと小声になり、
どうだろうか? と全員に問いかけて締めくくる。

45両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/06(木) 20:06:21
>>43
「喜んでいただき、光栄です」

ズキン……よせよ
ドクン……やめておけよ
ズキン……聞かない方がいい
バクン……知らない方がいい
痛みと動悸が交互にやってくる。

「お二人は……仲がよろしいのですね」
なるべく平静を保ちながら応対をする。

46『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/06(木) 20:33:07
>>44(烏丸PC)

芦田「まっ、俺とウィゴーちゃんは実質此処で居残りか。
日が暮れるまで、もうちょい先だし。院長せんせーが出てくるなりすれば
連絡しないといけないし、適当に此処らうろついてるぜ」
『ウィゴーちゃんじゃねぇ、ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト!
ご安心を。きっちり務めは果たしますよ』

ロバート「私も病院近くで聞き込みをします。ベリル、その娘を任せます」

ベリル「了解。手土産にカフェレートは楽しみにしておくんだな」

そこで貴方は芦田と別行動をとる事になる。スタンドが礼儀正しく
見送り、ロバートが軽く手を振るのを見つつベリルと共に『黒猫堂』へ……。
 距離的に、ベリル達は此処までの移動手段は乗用車だが。駐車した場所が
別な所である事もあって徒歩で貴方達は『廃工場』を横切るルートで
情報収集の酒場へ向かう事になるが……。

 ――ファン ファン ファン ファン!

ベリル「救急車か……? おい、工場で停まったぞ」

それは、件の騒動である『廃工場』。その中に一台の救急車が入っていく。
 
ベリル「……確か、あんた達の調査する工場では不審な事故による負傷
体調不良が立て続けに起きてたんだな?
 ……少し様子を見るべきか?」

お前の判断は優先するかと、ベリルは告げる。
 恐らく、工場を壊そうとする業者が関わってるのだろう。

47『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/06(木) 20:53:45
>>45

>仲がよろしいのですね

胸の痛みと動悸を押し隠し、顔に感情を出さぬように努めての
その言葉に、どちらも示し合わせているのかと疑いたい程に同じタイミングで
にっこりと笑顔を浮かべ、互いに手の指を絡み合わせ。食べ合わせていた
食器を置くと、違う笑い声を発し合いながら告げる。

男ディオ「うん! そうそうっ 僕達とっても仲が良いんだぜ!」

女ディオ「うん! そうそうっ 私達とっても仲が良いんだよ!」

ねーディオ! と互いに頬を擦りつけるようにして笑い合う。
 他の客は、既に別の従業員に頼んで支払い等は終えたのだろう。
貴方のいる空間には、妖しい笑いが反響しあう男女、そして貴方だけ。

男ディオ「あー、けど けど こんなに楽しくて  
こんなに笑いが止まらなくて」

女ディオ「えぇ、でも でも こんなに夢みたい
こんなに夢がそばにあるのに」

男ディオ「手を伸ばして 伸ばして 伸ばし続けても 掴みとれない」

女ディオ「包もうとして 握っても 摘まもうとして それも出来ず」

男女は、何故か不明だが双方の対称となる眼から涙を流していた。

女ディオ「あのね あのね、聞いて 聞いて 月を作ってくれた貴方」

男ディオ「そうだ そうだ、傾けて 傾けて 通り抜ける音と言葉へ」

女ディオ「私達ね 作りたかったの。大好きな人の為に 素敵なものを
贈りたくて けれど それが出来なかったの」

男ディオ「そうだ ディオは叶わなかった
本当に大好きで 愛していて それでいて 大嫌いで 憎んでいて」

女ディオ「えぇ、そうよ! もう、あの人に会えないの!」

男ディオ「でも、僕達。それでも大好きなあの人に見せたかったものを
仕上げようと思っていて……うん、だから だから」

それが、もう少しで完成しそうだから!

だから、それがとっても嬉しくて とっても悲しいの!
と、二人の『ディオ』は、笑ってるような 悲しんでるような怒ってるような

そんな言葉で言い表すのには難しい。舞台の上で喋るような台詞を
代わる代わる唱えている。

ますます、貴方の心に何か得体の知れぬものが満ちそうだ……。

48烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/06(木) 21:27:39
>>46
「ああ、すまないが、よろしく頼む。
そして、よろしく、ストックさん」

簡単に挨拶を済ませて、『黒猫堂』へ向かう。
救急車のサイレン音を聞きつけて、廃工場の方を見やる。

「……ああ、すまないが『本業』のようだ。
野次馬っぽくてシャクだけど、ちょっと様子は見た方が良いな」

救急車の後を追って、駆け足で『廃工場』の中へ向かう。

49両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/07(金) 20:42:36
>>47
得体が知れない。
気持ちが悪い。
気分が悪い。
この二人は一体何者なのだろうか?
何を知り、何を語っているのだろうか?

「あ……あなた方は一体何を言っているのですか?」
震える唇と残った理性で疑問を述べる。
まるでこの二人は『悪夢の獣』のようだ。
夢を乱す妖艶で暴虐的な二匹の『獣』……。

50『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/07(金) 22:01:43
>>48(烏丸PC)

 ――下がって、下がって!! 

救急隊員数名が、腕章を身に着けた中年の作業員を担架で運んでるのが
走り寄った貴方が廃工場の全貌を見れる場所まで辿り着いた時に見た光景だった。

直ぐに現場監督であろう人物は救急車の中に運び込まれたが。その刹那で見た
状態は、出血など無いものの病的に真っ白な顔と小さな痙攣が見て取れた。

病院へと有無を言わさず搬送される救急車両のサイレンが遠ざかるのと共に
居残っている作業員達数名は、疲弊した声を上げる。

「はぁ、また起きちまったが。これで5名ぐらいか?
……うん、君は此処らへんに住んでる娘かな。
この工場の現場監督が、老朽化した部分調べて二階に上がってた時ぐらいに。
最近、立て続けに何か良くない事続いてたからペアで行動してたんだけど。
何時の間にか、ふらっと監督が一人になってさ。
 んで、気づいた時には凄い悲鳴と共に。ほら、あそこの茂みんとこに
傷は無いけどぶっ倒れて何も喋れない様子で震えてたんだよ」

廃工場の周囲にあるぼうぼうと生い茂った草むらを作業員が指す。
 幾らか見通し悪く草は生い茂ってるが、普通なら工場に入ったものが
多数の作業員の監視を抜けて、そこで倒れるまでの過程を普通なら見逃さないと
言うのが貴方には理解出来る。

「こりゃ、やっぱこの工場何かあるんだよ……しかも段々酷くなってんじゃねえか?
最初に取り壊し任された奴等は、何人か食当たりで中止したって聞いたが。
次から日射病なんか知らんけど眩暈が続いて、で ほん次は骨折とかだったよな」

「くわばら くわばら。こりゃ、一度お祓いなりしてもらうべきだな」

現場の指揮を執るものがいなければ仕事にならない。作業員達は立ち入り禁止の
封鎖を開始して、野次馬である貴方も離れるように促す。

ベリル「…………此処が、廃工場。
何だ、此処……薄っすら寒気がする」

     ――才  オォォォォォォォォォォォォ……ッ゛

『廃工場』は只 何も発する事なく、その不気味な気配を有しながら佇んでいる……。

貴方も眺めてると、ほんの少し背筋に寒気が起きた。

「そういえば『木屋』はどうした? 作業途中で、胸がむかついて
そのまま離れたっきり見てないが」

「あんまり体調が酷いようなら、近くの病院なり薬局いって来いって
言われたから。そっち行ったのかもな」

「何も言わずにか? ったく、しょーがねぇな」

現場の作業員の一人も、体調に変調きたして途中離脱してるらしい話し声が聞こえた。

51『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/07(金) 22:02:45
>>49(両角PC)

角と、爪と、鋭き牙で互いの命を貪り尽くそうとする『獣』。
貴方の見る醒める事のなき昏き夢幻にて獣達は踊っていた。

男女は、少なくとも眼前では仲睦まじい恋人のように寄り添っている。
けれど、互いを傷つけあっているようにも貴方の本能が呼び起こす
警鐘が囁いている。 果たして、それは病的な妄想か或いは……。

震えを限りなく抑えつつ貴方は質問する。

>あなた方は一体何を言っているのですか?

貴方の言葉に、互いに一筋の涙を片方の眼から流す男女は互いに
クスクスと笑い合いつつ、返答する。
 気分の悪さが生じさせるものか、どちらのディオが発してるのか曖昧だ。
激しく鳴る鼓動が耳管を内側から震わせながら、彼と彼女の声がどちらも
同じ音に聞こえ、視界もぼやけながら只その言葉に耳を傾ける。

『ディオはね ただ褒めて貰いたかった 認めて貰いたかった』

『ディオはね ただ傷つけて欲しかった 永遠の跡と痛みだけ』

『ママ ママ ディオのママ』 『そうよ ママ ママ ママ』

『欠けて横たわった月 けれど太陽は落ちて、また月光が町を
淡く 残酷に優しく輝く照らすのだから』

『眩し過ぎる光を今一度亡くして ママが居た頃の あの優しい
光を取り戻す為にも そう……ディオは ディオはね』

        『――闇を作ろうと思ってるの』



・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・



「……さん  両角さんっ!」

貴方は、肩を揺さぶられ覚醒した。見れば、従業員の一人が
心配そうに貴方の顔を覗き込んでいる。

「大丈夫ですか? なんだか魂が抜けてるような感じで
カウンターに凭れ掛かってましたけど。
 ……うん? 男女の似たような容姿のお客さん、ですか?
……いえ、そんな人達は見かけた覚えないですけど」

どうやら、貴方は過労からか少し意識を失っていたようだ。
カウンターには、豚肉の盛った料理やブルーム―ンも無い。
 先程までの奇妙な客、それに不気味なやりとりは夢だったのだろうか……?


「……あれ、流し台にある皿とグラスが一つ増えてる気がするな」

食器を洗おうとする従業員が、そう呟く声が聞こえた。


 ――カラン カラン……。


 ……また、新たに客が来たようだ。

52両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/07(金) 22:28:28
>>51
「う……ううん……大丈夫です。ありがとう。」
肩を揺さぶる同僚にふわふわとした口調で返す。

(何だったのだろう……)
幻や白昼夢とは思えないが現実とも思えない。
『ディオ』とは何だったのだろう……。

(……いけないな、こういう時こそいつもと変わらぬサービスを心がけねば……)

「いらっしゃいませ。」
新たな客を出迎える。

53烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/07(金) 22:28:55
>>50
(中々、惨憺たる有様だな……。
そして、依頼を聞いた際も感じた事だが、
現象が無秩序すぎる。本当の『祟り』のように……。
『スタンド』の起こす、画一的な現象…『能力』のような印象がない)

話しかけた工員のひとりの語る内容を聞きながら、
ひとり物思いにふける。
封鎖が開始されて、大人しくその場を離れた。

「『寒気』……だって?
本当に『霊』の仕業とかってのなら、私たちの出る幕なんて無さそうだけれどね。
取り合えず、目的地に向かおうか。
この場所には、きちんと調べるべき事を調べてから、来た方が良いみたいだ」

そうして『黒猫堂』に向かいながら、
作業途中で離れた作業員の情報を、スマホで『芦田』へと伝達しておく。

(しかし、『霊』……か。
死んだ人間が現世に『祟る』。
本当に、そんなことがあるのなら、私は………)

54『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/08(土) 22:26:55
>>52(両角PC)

まるで出来の悪い白昼夢のようなものに遭遇した時に流れた冷や汗が
背中に張り付く感触が残る。少なくとも、『ディオ』と言う存在の真偽は
ともかく、つい先程に貴方が感じ得た得体の知れぬ不安の感情は現実のものだ。

「疲れてるんなら、明日は非番で良いですよ? 両角さんのシフト明日休みじゃ
なければ。少し金も入り用ですし、明日は自分が仕事引き受けますけど」

厨房の洗いに入る間際、従業員が投げ掛ける声を聞きつつ。
入ってきた扉から現れた人影は、少し前に入店したモンゴル系の作業服の男性。
『木屋』と言う男性だ。

木屋「……ぁ……す すいま、せん。乳華……を」

後で乳の酒を飲みに来る、と約束して仕事を終えたのか戻ってきた男は
僅かにだが顔色が優れない。もっとも、病的な青白さとかでも無い。

木屋「……さ……む い」

カウンターに座った男は、おしぼりでまず手を拭く。その手拭いを握る
両手は少しばかり震えてる。
 
小声で、寒いと言う単語が聞こえた。だが、この店内は冷房が効いてるものの
今の時節は真夏だ。今日もかなり天候は晴れて今も外に出れば蒸し暑さが
感じられる。冷房の温度も、薄着でも幾らか涼しいが寒い程では無い。

55『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/08(土) 22:28:19
>>53(烏丸PC)

スマホで芦田へと纏めた情報を送る。返信はないものの無事送信出来た筈だ。
これ以上長居しても、強引に追い出されるだけ。貴方もベリルも大人しく
廃工場を後にして暫く小道を歩く。

ベリル「まっ、ちょっとスタンドのパワーや戦闘経験があるからって
正体も何かわからん廃屋に突っ込むのは飛んで火に入る夏の虫って奴だね」

正しい選択だよ、と貴方に紅いコートの襟を直し、暑さでか首筋をハンカチで
拭きながらアリーナの調査員は告げる。

ベリル「幽霊に祟りね……少なくとも私は一度も見た事ないな。何度か
行き成り物が浮かんで襲い掛かってきた事あるが、そりゃ全部敵対してる
組織のスタンド攻撃だったよ。
 攻撃を受けた作業員達は、話からして軽いとは言えないものの
死に迫る程のない怪我なり病気。そんで、さっきの工場から行き成り転移したらしい
感じで、正気を失いかねないショックを受けた。って感じだな。
 まっ、確かにポルターガイスト見たいだが。ポルターガイストもどきを実演する
能力だとか、そう言ったものが多分事の真相なんじゃないか」

スタンドなんて、万能では無いが多種多様で幅広いからなとベリルは
ポルターガイストを本当の霊が引き起こしてる現象だと信じてない様子だ。

 ……pipi 〜♪

ベリル「あぁ、私のだ。………………すまない、少し黒猫堂に行く前に
用事が出来た。先に向かって貰えるか? 安心しろ、直ぐそっちへ行く」

黒猫堂まで約100m程まで辿り着いた時だった。ベリルの携行する電話機器から
着信音が鳴り、何かの情報らしきものを読み取ったのか、少し険しい顔をして
貴方へと別れる旨を告げた。後で店に合流は必ずするとは明言している。

気になるならば後を追いかけるのも良いだろうが……。

(※何も無ければ、次に一つイベント挟みつつ両角PCと合流するシーンへ突入する)

56両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/08(土) 22:55:12
>>54
「ああ、もしかしたら明日お願いするかもしれない。」
同僚に声をかける。

「お客様……大丈夫ですか?乳華はご用意してありますが温めましょうか?」
お客様の様子がおかしい…病気だろうか?

57烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/09(日) 00:47:30
>>55
「ふむ、私はあまり『戦闘』の経験はないからね。
そういう、『プロの見地』というのは、参考になる。
……ああ、わかった」

『協力関係』でしかないゆえに、あまり突っ込んで事情を聴くのも野暮だろう。
ベリルと別れて『黒猫堂』へと向かう。

「ただ……どうしたものかな。
せめて、着替えて来た方が良かったかもしれないな」

『黒猫堂』の前でため息をついて制服の裾を摘まみ上げ、
意を決したようにドアを開けて入店する。

58『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/09(日) 19:18:48
>>56-57(ALL)

まず、貴方(烏丸)からの視点で進めよう。
 学生服な事は酒場に入るに至って宜しくない。少なくとも話を強引に聞き進もうと
しても店員に穏便に追い払われる自覚を持ちつつも進み、扉を開ける。

 ――カラン カランッ

次に、貴方(両角)からの視点で進めよう。
 作業服の木屋は、構わない、とにかく早く体に入れたいんだ。と、その気弱な感じに
合わない強い口調で求められ、否応なしにグラスに入れた乳酒を置く事になる。

そして、両角の目に学生服の女生徒が見咎められ。また先程の不良学生のように
店に相応しくない人が来たと、丁重に退出するよう口を開きかけた時だ。

  ――ガシャンッ  ピチョ  ピチョ……

    木屋「……ァ゛……グ……クッ゛」
従業員「お客様っ!? お客様っ大丈夫ですかっ!!」

両角の視界の中で、木屋がそのグラスを半分程空けた時に異変が生じた。
 体が痙攣し、グラスを取りこぼし白い液体と硝子の破片が混ざり合いつつ
磨き上げられた床に落下し飛散する。
 烏丸の視界の中では、痙攣する両手を喉に当てつつ直立して立ち上がる作業服の
男性の背中と一瞬だけで幻覚かも知れぬが『白い靄』しか見えなかったが。
 両角には白目を剥き、乳の色であろう白い気泡と僅かにだが黒い泡を
吹きながら必死に体内から何かを追い出そうとするように喉に手を当てる木屋の
平常さが崩れ去った表情が視認出来た。

 尋常でない容態に、自然と貴方(両角)は手を伸ばす事になる。

  ――ガシッ

瞬間、白目を剥いて喉を掻きむしる『木屋』の両手が、その貴方の伸びた手が
スイッチとなったかのように、貴方の手首を両手が掴み込んだ。
 ギュゥウ゛ と万力のような、成人男性とは言え尋常でない力が籠められる。
引きちぎられそうな痛みと共に、両角は激痛による幻覚かも知れないが
何かに憑かれたかのような木屋の唇から、子供のような声で こう聞こえた。

         オ     ニ     ィ   

お に い    お 兄 
 そう、聞こえた。確かに、木屋の唇から、そう言葉が紡がれていた。

背筋に冷たいものが流れてくる 先程の比ではない 心臓近くの血管が氷結
するかのような極寒が貴方(両角)の体を流れていく。

  ――バタンッッ!!!

従業員「っ救急車ぁ!! 両角さん、お客さんの気道確保!
そこの女の子! 何で来店したのか知らないけど救急車そこの子機で連絡して!」

何が起きたのか烏丸にも、両角にも突然の理解が追い付かないハプニングだ。
貴方(烏丸)には、急に先程の工事現場に居たのと同じ作業服の来店していた客が
急変して倒れたように見られた。
貴方(両角)には、先程約束してた客が再び来ると容態が少し悪く見られて
酒を飲んだ途端に掴みかかられ、そして凄まじい悪寒が流れ込まれた。


……数分後、近くを走ってたのであろう救急車両が駆け付け
木屋を搬送する事になる。
 少なくとも事件性は居合わせた従業員等の証言で皆無と判断される。
偶然ながら客は木屋と、訪れた烏丸のみ。客が倒れた事で店に悪評はつかないだろう。

疲労を二人とも感じつつ、今日は少なくとも営業するような状況でないと。
木屋の倒れた様子の詳細を伝える為に店を出た従業員を除き、店内には
烏丸と両角のみが残される事になる……。

59両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/09(日) 20:24:30
>>58
店の扉に『CLOSED』の札をかける。

「今日はとんでもない日だな……」
心を削られるとでも言おうか。
混乱させられる事が多すぎる。

(なぜ……『木屋』さんは僕を『兄』と……いや、『妹』のことか……『妹』のことだろう)

今日起こった事はなにか『妹』に由来する事に違いない……なにか確信めいたモノを感じる。

>>烏丸
「どうも、すみませんでした。
せっかく来店していただいたのにこんなことになってしまって。
手を貸してくれてありがとうございます」
緊急事態に手を貸してくれた烏丸に礼を言う。

「僕は両角晶(もろずみ あきら)と言います。
この『黒猫堂』でバーテンダーをやっているものです」

「ええと、貴女は?貴女も何か目的があってこの店の扉を叩いたのでしょう?」
自己紹介と疑問を述べる。

60烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/09(日) 20:39:01
>>58
入店するや否や、慌ただしく指示を受けて、
言われるがままに救急車へ電話をした。
倒れた作業服の男の様子を横目で伺いながら、彼が搬送されていったのを見届けた。

(彼は、服装から先程の『廃工場』の作業員か……。
ううむ、しかし……世間話をするような状況でもなくなってしまったな。
『ベリル』が戻ってくれば、もう少し話しやすいんだけれど……)

店内に『両角』しかいない以上は、自然と目があってしまう。
黙っているわけにもいかず、軽く会釈をして話しかける。

「……なんだか、大変なことになっているみたいだね。
私は、探偵……の手伝い、のようなものやっている、烏丸という。
さっきの彼のような『廃工場』の作業員が、
次々と『災い』にあっていることについて調べているんだ。
こんなタイミングで何だけれど、よければ話を聞かせてもらえないかな」

(後は、明らかに『中学生』でございって身なりの私に、
真剣に話をしてくれる人かどうか、それは運だな……)

61『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/09(日) 21:16:48
>>59-60(ALL)

 貴方(両角)は店に閉店の看板を掲げつつ疲労が背中に掛かるのを感じる。
差し出した時に万力のような力で掴まれた腕は、くっきりと鬱血なのか知れぬが
手首が青白い痣のようなものが出来ていた。時間が経てば落ちるとは思えるが……。
 ズキズキと未だ引かない痛みと冷たさが纏う手首に視線を落としたからだろう。
カクテル用のオレンジジュースのボトル。定位置に置いてたものが一本
見当たらないのに気付く。先程の騒動前は確かにあった筈なのは記憶にある。

烏丸は話をしつつ、頭の中にこびりつくのは。倒れる間際に掴みかかった際に
見えた木屋の『白い靄』。そして、倒れた時に直視した何度目かの工場における
被害者の表情だ。恐怖の他に、僅かにだが『安堵』が少し混じっていた。
『憑きものが落ちた』と言っても過言でない……。

互いに自己紹介を名乗り合う貴方達のいる黒猫堂のbarは、既に内装にあうBGМも
流れていない。烏丸が両角に対し、先程の作業員と同じような『呪い』めいた
出来事が工場に関わるものに降りかかる事を明かした時だった。

 ――カタン……

黒猫堂のbarの奥、『準備室』のほうから音がするのを二人とも聞こえた……。

62両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/09(日) 22:00:03
>>61
「おや……?」
(オレンジジュースがない……?
おかしいな、確かさっきまでここに……)

「あの音は……迷い猫でも入りましたかね」
口では軽口を叩くが、目は本気だ。
自分の周りで『何か』が起こっている。
それを見極めなければならない。

>>烏丸
「少々お待ちを。」
……音がしたのは店の奥だ。お客様に迷惑をかけることではあるまい。

「……」
店の奥、音のした準備室へと足を踏み入れる。

63烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/09(日) 22:13:16
>>61-62
「……ああ、わかった」

と言いつつも、一拍間を置いてこっそりと後をついていく。

(何事もなければ良いが……
あまりにも『騒動』が多すぎる。警戒するに越したことはない)

64『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/09(日) 23:06:52
>>62-63(ALL)

貴方は不審な物音に対し、慎重に『準備室』の扉に手を掛ける。
 何が起きるのか分からない。異常な作業員の様子、双子めいたディオと名乗り
然し夢幻のように消えてしまった存在。今日は連続して普段起こり得ない出来事が
起きている。気を引き締めて何時でも迎撃出来る精神を束ねて扉を開く。

  ――ガチャ……。


            ?「―― ・・・」



其処に居たのは……『子供』だ。
 足元には、蓋が未だ開けれてない紛失したオレンジジュースのボトルが
その盗人であろう存在の足元でゆらゆらと横に揺れている。

年齢は十歳にも満たない。幼稚園児から小学生に上がれる程度の背丈で
体に纏っているのは白に煤汚れのようなものがこびりついた襤褸のようなものを
その幼児は纏っている。そして、両角には其の容姿は……『何処か見覚えのある』
黒い目で、髪の毛の色も肩まで掛かる程の長さの『女の子』のようだ。
 前髪はぼさぼさで、まるで鬼太郎のように片方の髪の毛が片目の部分を覆い隠し
虚ろとも言える一つだけ見える目が、扉の開かれた場所。即ち貴方のほうへ向けられる。

烏丸の視点からは、大人と子供の背丈や扉の開く間隔も相まって準備室の
向こう側の様子を見る事は難しい。
 ただ、気配としてバーテンダーの両角が息を呑むような気配は知れるだろう。

65烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/09(日) 23:09:50
>>64
(妙な反応だな……)

更に数歩近づいて準備室の中を覗き込む。
『両角』にばれるか否かはこの際気にしない。

66両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/09(日) 23:22:10
>>64
「まさか……」
まさかとは思う。
まさかとは思うが……。
直感的に『その名』が浮かぶ。
今日起こった出来事たちが『その名』を思い起こさせる。

「『希』(のぞみ)……?」
『その名』を呼びかけてみる。

67『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/09(日) 23:57:51
>>65-66(ALL)

 ――『希』

貴方(両角)がどんな感情で、どう言った想いで其の名を唱えたかは貴方自身以外
知る由は無い。だが貴方が紡いだ単語は、その目の前の絶対につい先程まで
このbarに存在し得なかった相手に反応を起こした。

ノゾミ「・・・」 トテ トテ

両角の元に、何も身につけてない素足が床を進み貴方との距離を詰める。
屈みこみ、手を伸ばせば直ぐ届く距離で『ノゾミ』は足を止めた。
 無言で、無表情で。貴方に出逢えた喜びがも無ければ、怨霊のように
憎悪が張り付いてるでもない。生気を感じさせず、覇気がない目覚めたばかりの
ような顔で、呼びかけた貴方に一つだけの目が注がれている……。


そして、両角の背中より準備室を覗き込んだ貴方(烏丸)
 誰かの名を、単純な発声とは異なる形で呼びかけた彼より向こうで
何かが両角の膝より少し前に近寄ったのが理解出来た。
 然し、貴方にはその近寄った存在が『よく認識出来ない』
何かが存在しているのはわかる。人型の形で、恐らく児童であろうと推察も可能だ。
 だが、姿形が『はっきりわからない』 両角の近くで何かが立ち止まっているのは
知れるが正体が貴方には良くわからない。襲って来る様子などは無さそうな事は
理解出来るものの、未知なる存在が近くにある不気味さが胸中に浮かぶ。

68烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/10(月) 00:09:52
>>67
「まっ……待てッ!
なんだ、そいつは……!」

謎の存在へと近寄りつつある『両角』に駆け寄り、
腕を掴んで引き留める。

(これは、一体……!?
『スタンド』、なのか……?)

69両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/10(月) 00:23:57
>>67
「『のぞみ』なのか……?」
屈みこみ、手を伸ばし、『のぞみ』の小さな体に触れようとする。

と同時に『乳華』の存在、どこに置いたかを思い出す。
『この子』はおそらく『木屋』が『乳華』を飲んだ際に出て来た『存在』だ。
なんらかの関係があると考えるが……。

70『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/10(月) 23:08:50
>>68-69(ALL)

得体の知れない存在。少なくとも貴方(烏丸)の目にはそうとしか映らない。
屈みこみ、その華奢で微動だにせず見詰めるだけの行動を続ける『ノゾミ』に
触れようと伸びた両角の腕を横から引っ掴む。

感情のままに、ノゾミの肩付近に後少しで掴もうとした手は烏丸の制止により
指数本程度が、そのノゾミの肩口に触れるのみで終わる。

 ――ズキンッ

瞬間。両角の肩に静電気のような痛みが起きた
まるで、ノゾミの肩と連動したように自分の肩に『DF』が起きたような……。

烏丸の目には、その不確定な姿形の人型の靄のようなものが
両角の指がほんの少し触れると、其の像の均衡が僅かに崩れかけるように
揺らぐのを見て取れた。

両角には、その白い襤褸のようなものを纏うノゾミに。自分の指が触れた部分が
一瞬だけ其の衣服にこびり付いてるのと同様の煤のような黒い色合いに変わる
のが認識出来た。だが、数秒もすると肩部分の変色が元通りになる。
 貴方の肩に走った静電気のような痛みも同様に収まった……。


両角の記憶の中では、定位置に乳華は置いたのは確か。
物音に準備室へ向かう際も、特に異常なく酒棚には置かれてた筈だ。

71両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/10(月) 23:25:06
>>70
「痛っ……」
肩の痛みに顔をしかめる。

「何をするんだ、何をしたいんだ、『のぞみ』……」
数歩下がって『乳華』のボトルを手に取る。

72烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/10(月) 23:37:42
>>70
(完全に、何か私とは違うものを見ている……!
『ノゾミ』とは……?)

手を掴んでも止まらないなら、『両角』のその顔を引っ叩き、こちらを向かせる。

「待つんだ、君は、何を見ている……?
なんだかはわからないが……『それ』からは、一旦離れた方が良い………!」

そうして、無理矢理引っ張ってドアの傍まで戻らせる。

73『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/10(月) 23:57:43
>>71-72(ALL)

両角を引っ張るようにして、烏丸と共に二人は準備室のほうから離れ
酒棚近くのほうまで後退する。

両角が乳華を取れるほうまで下がった時は、視界の準備室にいるノゾミは
ほんの少し。準備室の扉の縁の部分まで進んだものの停止して座り込む。
 危害は、今のところ積極的に加えるようには今のところ見えない……。


烏丸の目には、白い靄らしき人影は準備室との境界線となるドアの縁で
動きが停止したのを見れる。この空間まで入って来れないのか?
 いや、そうでは無いだろう。少なくとも準備室に転がっていたジュースなど
意識の外で飲み物を持って準備室の中に入る程度の力は持ち合わせてるのだろうから。

積極的に危害は加えないものの、突如現れた『幽霊』とも言うべき
謎の存在。両角には決して望んでも人の形で出会える筈が本来ないモノであり
烏丸には未知なる自立型か自動操縦なのか、はたまたスタンドなのかすら
判別つかぬ不気味な存在。

  ――トン トンッ!  『烏丸! いるかっ』

どう対処するか、二人ともに手をこまねきそうな状況。そんな中で
黒猫堂を叩く『ベリル』の声と、ノックの音がした……。

74烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/11(火) 20:19:14
>>73
「ああ! だが、『取り込み中』だ……!」

『ベリル』に返事をしつつ、スマホのカメラを起動して、
謎の存在へと向ける。

「この『見え方』……!
こういうアプローチはどうだ……?」

「そして、両角さんッ!
あなたは一体、何を見ているんだ?」

75両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/11(火) 21:20:39
>>73
「烏丸さん、貴女には見えないのか?
あれは僕の『妹』だ……『生まれなかったはずの妹』……」

「なぜか分からないが、さっきの作業服の男……『木屋』さんがこの『乳華』を飲んだ時に現れた……のだと思う」
『乳華』のボトルを手に取り、中身をグラスに注ぐ。

76『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/11(火) 23:29:55
>>74-75(ALL)

烏丸にとって、その存在は白い靄状で構成された人型の何かだ。
両角へと早口で質疑を投げ掛けつつスマホを起動する。妹だと告げられた
何かは動く事はない。スマホのカメラ越しでも貴方には『白い靄の人型』
にしか見えない……。

両角には、依然 恐らくは貴方の妹の『ノゾミ』と思しきリアルな幼児に見える。
少なくとも、貴方の幼い頃。血脈のある存在とは認識出来るのだ。
 瓶の口から注がれた白い液体がグラスに注がれたり。スマホを構える烏丸へ
ノゾミの一つだけの眼球の焦点は、その二か所に向けられる。
二人のする動作に関心が寄せられたのか、ほんの少しだけ準備室から貴方達の
どちらにも近しい距離に立ち上がり歩き近寄る。首の向きを軽く変えて
烏丸や両角に対し、未だ薄い表情で見続けている。



ベリル「『取り込み中』……スタンド攻撃を受けてる訳ではないんだなっ?
攻撃でSOSが告げられないようなら、強引に扉をこじ開けるぞ!」

ベリルは、もしかしたら緊急時で貴方達に危険が迫ってる事も想定して
外からそう大きめに告げる。一応、この内部で起きているのは日常と
掛け離れており、もしかすればノゾミもスタンドの何かしらの干渉かも
知れない。双方の主観によっては、スタンド攻撃と解釈する事も出来るだろう。

少なくとも、今のところ『ノゾミ』と思える存在は攻撃もしなければ
特に両角に過度な干渉もしない。これが明確なスタンドによる攻撃がどうかも
判断つきかねるのが実情だ……。

77烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/11(火) 23:54:57
>>75-76
「な、なんだって……? 『生まれなかったはずの妹』………!
私には見えない……いや、見えるとか、見えないとか……そういう問題じゃあない……!
そんなものは『まやかし』だ! 死んだ人間が『蘇る』なんてことが、あるわけがないッ!」

『両角』の腕を掴んだ手に力が籠り、
どこか、自らに言い聞かせるように声を上げる。

「……両角さん。あなたにだけにそう見えてるってことは、
あれはあなたの脳か何かに作用しているんだ。
私がそれを確かめてやる……!」

『両角』を片手で静止し、自らが『白い霞』にむけて近づいていく。
手が触れるほどの距離まで、傍によるつもりだ。

78両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/12(水) 00:19:59
>>76
「死んだ人間は蘇らない……」

「確かにその通りだけど僕にはあれが『のぞみ』であるようにしか見えないんだ!」

「ベリルさん!扉は開いている!入ってくるなら入ってきてくれ!」
叫びつつ、『乳華』を一口飲んでみる。

「僕の中の何かが原因というのなら、これで……!」

79『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/12(水) 21:32:11
>>77-78(ALL)

烏丸は言い募る。聡明な貴方にとって死者が再び生者の前に降り立つ。
そんな事実は認めないし認められない。少々大股とも言える歩行で
人型と思しき白い靄が目と鼻の先の場所に降り立つ。依然、それは貴方にも
ソレであっても射程圏内であろう肉薄しても何が動く気配は無い……。

両角はベリルに許可を言い放ちつつ、白い液体を嚥下する。
酒である『乳華』をだ。
 作業員の『木屋』は、それを飲んだ瞬間に異常をきたした。
もし、貴方の目の前の『ノゾミ』と思しきものも不浄である悪霊とか
そう言ったものなら酒を飲めば何か苦しんで消滅するかも知れない。
これが真にオカルトな現象ならば、悪しき霊魂が酒で清められるだとか
そう言った説に依って目の前の幼子は昇天するだろう。

――然し、そうはならない。

    ――パ ァ ァ……。

劇的な変化、とは言えなかったが貴方の視界の中にいる『ノゾミ』に少しだけ
変化が起きる。何処か、と言うと『襤褸切れの色』だ。
 その子の纏っている、煤けた黒い汚れも目立つ元々は白かったであろう襤褸。
その黒いくすみが、少し『薄まった』……。
 変化、と言えばそれだけ。ノゾミは変わらず乏しい表情で貴方が酒を飲むのを
小首を傾げるように見詰め、そして近づいてきた烏丸にも首を向け立ち尽くしてる。

 ――バンッ!

ベリル「何が起きてる……? 
……? ぁん? なんだ、烏丸。その変てこな『白っぽい何か』は。
スタンドなのか?」

 ベリルは開口一番、怪訝そうに烏丸が接近した場所を指しつつ告げた。
ベリルにも、烏丸同様。それは両角が見るのと異なる映像を目に映してる。

ベリル「……只ならぬ雰囲気だな。私にも今の状況を教えてくれ」

80両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/12(水) 22:31:05
>>79
「のぞみ……いったい何を望んでいるんだ……」

「まさか……僕にこの手を汚せというのか……?」

「『アモン・デュール』……!」
スタンドの『剣』をすらりと抜く。

81烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/14(金) 18:43:06
>>79
「『スタンド』だ……そうに決まっている……!
だが、彼にはどうやらそうは見えていない。
喪われた『妹』の姿を、そいつに見ているようだけれどね……」

簡潔に『ベリル』に説明ついでに、
様子のおかしい『両角』の方を振り返る。

(こいつ……この『スタンド』。
しかし、『攻撃』していいものか……?)

82『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/14(金) 23:08:47
>>80-81(ALL)

>『アモン・デュール』……!  ――キィィン……ッ

両角が発現させたスタンドの剣。鈍く刃先は光り、『ノゾミ』の首筋か
その辺りに構えられる。少し振れば、その幼児である像は横に両断されるだろう。
直ぐ死が目前に迫っているのに関わらず、その刃にも恐れる様子は特になく
ただ何を想っているのか不明な瞳は、近寄って来たベリルの方向を少し見てから
再度、貴方(両角)の目に真っ直ぐ向けられた。

烏丸の発言、心中の疑問。それに対しベリルも貴方(烏丸)と同感らしく
頷きつつ、『ノゾミ』を目を細めつつ観察しながら呟く。

ベリル「あんた(両角)には死別した妹の姿に見えて、私達には白っぽい
恐らく人型だろうと曖昧なものにしか映らないヴィジョン。
 ……寄生型のスタンドかもな。
一応、見えるようになった心当たりはあるよな?」

両角にベリルは聞く。無論、貴方には『木屋』との邂逅で起きた出来事は
未だ忘れる事など出来ない。その反応にベリルは納得すると共に話を続けた。

ベリル「攻撃しても回復出来る手段があるなら、無理やり破壊してみるのも手だが。
後遺症が起きない保証は無い。こう言う能力は元を絶たないと、再度攻撃が発生するか
状況が悪化する可能性が高いからな」

だから、とりあえず其の刃は収めておけと。ベリルは両角に淡々と言い竦めた。

ベリル「とりあえず、見た限り。直ぐにあんたを憑いてどうにかしようとか言う
感じでも無い。攻撃して来る様子は無いんだろ? となると、攻撃される事を
望んで無防備に突っ立っているのかもな」

ベリルの経験による判断だと、寄生型のスタンド。攻撃される事で能力が発揮され
寄生した対象を何かしら干渉するのだろうと言うのが推測だった。

確かに、今の現状だけ見れば。木屋を通して両角に何かのスタンドが取り憑いた……
そう考えるのが自然なのかも知れないが、引っかかる事もある。

ベリル「あんた(両角)の今の状態も気になるが。私のさっき来た連絡事項も
簡潔に教える。愉快な内容じゃないがな。
 ……死体が二つ程、見つかった」

そう、暗い声が店内に響く。

ベリル「此処より少し先の地下街のある場所でな。発見したのは私とは別件で
調査してるアリーナのチームが能力を使用中に偶然、といった形だ。
 その変死体だが、皮膚が頭皮から足の爪先まで剥がされていてな。
直ぐに、何かのスタンドによる攻撃を受けたのが原因だと知れたよ。
あんな風な殺しをするのは、襲撃チームを脱退して暫くだが余り見ない手口だ」

それで、だ。と前置きをしてベリルは重苦しい顔つきを浮かべ告げる。

ベリル「……病院の件も優先だが、この生皮を剥いだ異常な輩も気になる。
元からそんなに悠長に時間を掛ける気は無かったが、本当に猶予が無くなった」

工場の事など、手を貸す事は貸すが。そう深く入れ込んでは手伝えないと
アリーナの戦士である彼女は烏丸に告げた。

謎の殺人……工場のポルターガイスト……病院側の闇組織との繋がり。

随分と状況は混迷している。次から次へと未解決であると言うのに真相不明な
出来事が貴方達を襲い掛かる。

     ノゾミ『…………』  ――スッ

不意に、両角は其の混迷広がる空気が重くなる中。視界の中の『ノゾミ』が
一つの動作をするのに気付いた。

そのぼんやりとした顔と華奢な体は、この黒猫堂の出入口である扉に向かれ。
ゆっくりと、その片腕は掲げ。人差し指は外に向けられた……。

83両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/14(金) 23:29:00
>>82
「……僕が『のぞみ』に取り憑かれた、というわけか」
『アモン・デュール』を収める。

「『のぞみ』、どこを指さして……」
のぞみの指差す方向を見る。

84烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/14(金) 23:53:41
>>82
「………し、死体、『殺し』、だって……!?
バカな、なにが、なんだか……」

目の前の不条理に新たな事件が追加されて、
頭を振って低いうなり声のような声を漏らした。

「いや、その点は大丈夫。
そもそも、工場の件はこちらで何とかするつもりだったからね。
元に戻っただけだ。
しかし、そうなると速やかに『院長』に会う方法を見つけないと、
そんなコトで、時間を使ってる余裕はなさそうだ。
『両角』さん、いろいろとややこしい『状況』の中で済まないが、
私達は、その件で『情報』を集めに来たんだ。『院長』に関して、なにか…… ……?」

喋りかけた途中で、『両角』の反応を訝しむように『白い影』の方を見る。

(く……そもそも、これは一体なんなんだ。
それすらわかっていないのに、次から次へと……)

85『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/15(土) 19:40:15
>>83-84(ALL)

ノゾミ「・・・」―ピッ クイ クイッ

両角の目には、その『ノゾミ』であろう幼児が外を指し示し、そして貴方の
ズボンの端っこを軽く摘んで、引っ張る動作が確認出来た。
……恐らくだが、『ノゾミ』は貴方を外へ連れて行きたいようだ。

烏丸は、両角へと『いのり院長』についての情報を求める。
白い靄っぽい人型らしきスタンド? が、両角のズボン部分に少し手であろう
部分が触れるのが確認出来るものの、それで彼に悪影響が起きる様子はない。

ベリル「……スタンドだろうと私の能力は通じるか。
おい、お前……そいつ(両角)への攻撃か目的か? 
寄生して、そいつの命を奪うつもりか?」

ベリルが、そう『ノゾミ』に尋ねる。
すると、『ノゾミ』はベリルに顔を向け。喜怒哀楽乏しいながらも、確かに僅かに
ゆっくりと首を横に振るのが両角に確認出来た。ベリルは、その反応を理解したのか
眉間の皺を強くして、渋い顔で目つきを鋭くしている。

ベリル「……嘘はついてないのか? ……ちっ、何だこの感じは? 
自動操縦型のスタンドなんだろうが……。
 ……烏丸、とりあえず私は先程の現場の調査に向かう。ロバートには既に
連絡してるから、病院近くに行けば会えるし私が行けない事も承知だろう。
 それと、両角。その、いまいち実態不明なスタンドを処理する為には
原因となった工場に向かうべきだろう。そのついでで、良かったらロバートが
注文していた菓子も渡してくれても構わないか?」

……目的は不明だが『ノゾミ』は貴方(両角)を外に連れ出したいようだ。
そして、貴方(烏丸)へ。ベリルはつい先程発生した猟奇殺人を調べるのに
離れるとの事(※連絡先などの交換は描写はスキップして既に済ませてる形で構わない)
 軽く水など飲み、調子を整え外へ出る間際に思い出した様子で二人に告げた。

 ベリル「目星となるか解らんが、もう少し先に行くと喫茶店がある。
確か『cafe Su Ji』だったか? あそこら辺が多く女子生徒が集まっていた。
 男のあんた(両角)じゃ、院長の問診受けた事を聞くのは難しいだろうが
烏丸なら、何とか院長についての情報を集められるんじゃないか?」

そう言い残し、ベリルは立ち去っていく……。

86両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/15(土) 22:28:04
>>85
「ロバートさんの注文……チョコレートでしたっけ」
ウイスキーボンボンを数個持っていく。

「『のぞみ』の考えは分からないが、外へ出てみよう……病院と工場に何かがあるのか?」
店から外へ出てみる。

87烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/15(土) 23:02:18
>>85-86
「そんな質問……いや、『ストック』さん、
あなたのスタンド能力で『意図』を見抜けるということか……?」

『ベリル』に尋ねつつ、自分も『霞』の方を観察した。

「ふむ、わかった。
『ロバート』さんが手伝ってくれるだけでも十分だ。
『喫茶店』には、私一人で行くとしよう。
何からなにまでありがとう。あなたも、気を付けてくれ」

そういって『ベリル』を見送り、
『両角』へと話しかける。

「あなたは『廃工場』へ向かうつもりなんだね。
そこの『調査』を任せられた身としては、私も同行すべきかもしれないが……
あなたには『妹』と映っている『それ』のことを、
私はまだ、100%信用できたわけじゃあない。
今までのやり取りから、『危害』を加えようとしていると断定もできないけれどね」

「だから、私は『ストック』さんのアドバイス通りに『病院』の調査を継続するつもりだ。
いずれは『廃工場』に足を踏み入れるつもりではあるが、物事には順番がある。
『ロバート』さんは『病院』にいるから……
そちらと合流し、少し待っていてくれれば、
いずれは私達と『廃工場』へ行くことも可能だけれど、どうする?
私としては、どちらでも構わない」

「もっとも、そっちの『彼女』が、
それを待ってくれるとも限らないけれどね」

それだけを提案して、『両角』の返答を聞いた後、
拒否されなければ、連絡先を交換して自分は『cafe Su Ji』へ向かう。
『両角』が『廃工場へ向かう』あるいは『ロバートと合流する』。
どちらを選択したにせよ、『芦田』にはその旨を連絡しておく。

88両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/16(日) 00:42:44
>>87
「分かった。では、ロバートさんと合流することとしよう」
連絡先を交換し、ロバートと合流しに行く。

89『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/16(日) 23:07:40
>>87(烏丸PC)

>あなたのスタンド能力で『意図』を見抜けるということか

ベリル「そうだ。大抵真偽入り混じっていても看破出来る。さっきの病院でも
あの医者に院長の事を聞いたら、幾らか院長が誠実で善良では無いと判断出来たしな。
……ただな。この白いもや見たいな奴について問いただしたが普段と違って
手応えが微妙な気がする。両角への攻撃は目的では無いとは感じたがな……」

少し歯に挟まった物言いは気になるものの。芦田への連絡、両角と何時でも
交信の準備を済ませ。貴方は蒸し暑い外気に晒されつつ店を後にする。
 情報が手に入る事を願い……。

・・・・・・
・・・・
・・


『cafe Su Ji』

日は幾らか傾き始めてるが、沈むには少し早い。この時間帯は清月学園の他の
学園の生徒も入り混じって喫茶店は盛況だ。
こう暑い時節だとテラス席も設けており、外でワイワイと『cafe Su Ji』の
人気メニューらしきスムージーとセットの菓子を食べてる娘達が多い。

 ――いらっしゃいませ。

貴方が店の敷居に入ると、ヒョコッと横から歓迎の声が差し込まれる。
見ると、燕尾服を身に着けて多数のスムージーが注がれたグラスが並べられた
お盆を器用に片手で運ぶ。星のような輝きの長髪と瞳をした人物が居た。

星の女「ご来店有難う御座います。当店の来訪、半月程で1000名の
節目となる、お客様。嗚呼 何と果報な方なのでしょうっ。
記念として当店のメニュー全て半額にて、お召し上がりになられます。
どうぞ、より良い時間を お過ごし下さい。
また、オープンテラスの席を御所望でしたら。誠に申し訳ありませんが
満席に近く、相席となります。――あちらの席です」

……妙な雰囲気の店員だ。だが、気にする程では無いだろう。
示された場所には『元気そうな中等部ぐらいの女の子と柴犬。
何処かミステリアスな少し長身。活発そうな黄色い髪。温和な雰囲気。
個性的な感じの高等部三名と中等部一名』で構成された四名のグループが居て。
もう一つ空いた席があり、其処を紹介されたようだ。

他に目立つグループは2つ存在する。
『ギャルっぽい女子三名と筋肉質な男二名の他校らしい5名程のグループ』
『カトリック系の意匠をした、眼帯をした女性を筆頭として女生徒のみで
構成された6名程のグループ』

星の女「勿論、店内でも快適にお過ごしする事は可能です。
外界のしがらみ それ等全てを忘れ 御一人のみの世界を楽しめられる事でしょう」

オープン席を、それとなく店員に薦められつつ貴方はカフェの領域に入った。
 ひとまず、何をどう行動するか……貴方の判断が要だ。

90『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/16(日) 23:10:00
>>88(両角PC)

貴方(両角)は『ノゾミ』と共に外へ出る。蒸し暑さが未だ感じられる
陽射しの下、陽炎よりも儚さを感じられる。物心どころか、存在を
感ずる以前に袂を分かった片割れであろうと感じられる存在を隣に連れて
『廃工場』のある道へ進む貴方の胸中は如何なるものか。

当たり前かも知れないが、白い襤褸のみを羽織って裸足の幼児がズボンに
しがみつくようにピッタリと小走り気味で両角に並行してるのを通行人達が
注視する事はない。普通の人間には見えないのは想定出来た事だ。

トラック事故が起きたらしい事故現場、そこを目印として曲がった小道を
進むようにして貴方は歩く。
 その時、気になる事が『ノゾミ』の様子で見えた。『事故現場』の場所の
何か『壊れたらしい台座の跡』を少しだけジッ……と貴方に今まで
寄り添ってたに関わらず、そこでほんの少し立ち止まった。
とは言え、貴方がその様子に気づいた時には再度その足元へ戻った。

ロバート「やぁ、お待ちしてました」

芦田「おぅ、あんたが両角さんって人?
こっちはウィゴーちゃん。宜しくな」
『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトです。ウィゴーちゃんと呼ばれるのは
本体でも他人でも屈辱ですので悪しからず』

つい少し前に来店してた恰幅良い様子のロバート。少し奇人な風格がある
30手前の男と、生真面目さが見えるモノクルを片目に付けたスタンド。

烏丸に同伴して調査してたであろう『芦田』と、そのスタンドらしい。
二人と、スタンドは貴方へと『星児病院』付近で色々と通行人なり
小さい店で見聞したが、いのり院長について余り収穫は見れなかった事を
貴方へと教えてくれた。

……この時、両角は重大な事に気づく。

――ロバートも、芦田やウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトも。
貴方の隣に存在するモノに意識を払う様子が見えない。
あえて無視してるような感じでも無い。
『ノゾミ』に気づいてる様子が無い……。

91烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/16(日) 23:48:52
>>89
「ム……そ、そうかい。それは、ありがたいな。
こんなに『幸運』なことは、珍しい。
何か悪いことが起きなきゃ良いけれどね。
それじゃ、オープンテラスの方でお願いする。
オーダーは……そうだな、その『スムージー』を持ってきてもらえるかい」

盆の上の、柑橘系らしき『スムージー』を指さした後、
案内されるがままに、オープンテラス席の4人組のテーブルへと向かう。

(綺麗な人だな……。
『店員』としては、目立ち過ぎのような気もするけれど。
そして、『相席』。これも運が良い)

「……失礼。どうやら、『オープンテラス』は『相席』ってことらしい。
よければ、掛けても良いだろうか?」

4人の顔をざっと見てから挨拶をして、その席へと座る。
『中等部』らしき生徒は、普段の学校生活の中で見覚えがあったりしないだろうか?
基本的にはその子と『柴犬』、その辺から何となく世間話を振りつつ、会話を進めるつもりだ。
その中で他グループの話も、関係がありそうな話があれば、なんとなく耳に入れておく。

92両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/17(月) 19:53:29
>>90
「ロバートさん、調査ご苦労さまです。これ差し入れです」
ロバートにウイスキーボンボンを渡す。

「芦田さんとそのスタンド……なのかな?
両角晶(もろずみ あきら)と申します。
スタンドは『アモン・デュール』……剣型のスタンドです」
自己紹介する。

「あとここに僕の『産まれなかった妹』……『のぞみ』が憑いてきてるのですが、その様子だと見えていませんね?」
足元を指差しながら妹も紹介する。
(妹が見えていない……やはり何か条件があるのか?)

93『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/18(火) 12:45:26
>>91(烏丸PC)

朝山「むむっ! その声と、その顔! もしや、貴公は
確か同学年のかなえっチじゃないっすか! こんちわっス!!」

権三郎『ぱうっ!』

城生「佐生ちゃんの、お友達?」

朝山「いっつも登校の時は、おはようって挨拶するっス!」

元気に、その中等部の一人の女の子は飼い犬と共に挨拶をしてきた。
貴方には嫌でも見覚えは有る同学年で、名前は朝山 佐生と言う名の女子生徒。
学校の休憩時間になると小走りでイの一番に廊下を小走りで飛び出して元気に
色々と動き回るのが印象的な娘だ……クラスが一緒だったかは不明だが。
(※別に同じクラスでも違っても支障は起きない)

相席は拒否なく大歓迎と言う感じの空気。朝山は今日も暑いなり、悪の活動が
何なりと少し変わった内容ながら特に気にする程でもない話を繰り広げるのを
聞き流しながら、貴方は他のグループについても気に掛ける。

ギャル「キャハハッ! ススムってば、ちょーかっこわるいじゃん。
その不良にワンパンでのされたってぇの?」

ススム「笑うなよ! だって、あの野郎が愛奈に行き成り
『中絶の話を星児病院でしたか?』ってふざけた事尋ねてきたんだぜ。
んなもん、ぶん殴るしかねぇだろ! なのに、あの野郎っ……! 
躱して俺の腕を捻じりやがって……くそっ、まだ痛いぜ」

ギャルグループでは、そう言った話がなされてる。

カトリック系グループのリーダ「……だから、これから通りを歩く時は暫くは
全員一人にならず行動する事。アレに目を付けられたら、私でも守り抜くのは
難しいからね。絶対に『同じ顔をした男女』を見かけたら近づいてはいけないよ」

『はい、お姉さま』

……カトリック系の学院の女性グループは。病院の事は話題にしてはないが
少々不審な話をしていた。

聞き耳を立てつつ、スムージーを待ってる間に清月の仲良し四人組グループ。
朝山以外の上級生の女子高生は自己紹介をしてくれる。
城生 乗と言う、ノリ先輩と呼んでと穏やかな女子生徒を初め
黄色い派手な染色をしたエッ子。そして、最後にムーさんと皆から呼ばれてると
言われた。このグループの中では長身の女生徒は暖かい気候ゆえか目を閉じて
暫く硬直してた。ノリが、ムーさん 佐生ちゃんの友達が来てるから挨拶してと
促し、肩を揺さぶると。そのムーさんは目を開き貴方をゆっくりと見る。

吸い込まれるような、何か不思議な視線で貴方を数秒見てから。
ムーさんは顔を険しくして告げた。

ムーさん「……はぁ、またあそこに軽々しく遊び半分で足を踏み入れたか」

……? 妙な発言をムーさんと呼ばれた人物は貴方に開口一番告げた。

94『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/18(火) 12:45:36
>>92(両角PC)

ロバートは喜色を浮かべ、丁重に礼を言ってチョコレート代らしき
野口の肖像の札を渡しつつ貴方から受け取る。
 ほんの少し、『ノゾミ』はチョコレートボンボンに小首を傾げ視線を注いだ。

芦田「は? 産まれなかった妹? ……お前、大丈夫か」

『おい屑本体。お前以外の人間は大抵絶対に正常だってぇの! 
しかし、その口振りだと幽霊がいると言う御様子……此処に?』

『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト』は貴方の足元部分、ノゾミの
像がある場所に左右にそのスタンドの片手を軽く動かす。

そうすると、だ。『ノゾミ』の体を通り抜けるように芦田のスタンドの
手は通り抜けていくと言う現象が起きる。

これで、一つまた疑問が芽生える。
貴方(両角)が意識して、『ノゾミ』に触れようと指が肩に触れた時。
指は肩口に埋め込むように入り『ノゾミ』の其の箇所を一時的に黒化させた。

対し、一般人も貴方の横を抜ける際に『ノゾミ』と接触したと思えた時も
あったが、それがスタンドのルールにおける受動透過なりと合わさるなら
一般人が『ノゾミ』に触れられないのも、幾らか理解出来る。
 ただ、スタンドと言う存在が『ノゾミ』を認識出来ず、且つ触れようと
試みて『ノゾミ』に触れる事が出来ない。

貴方には『ノゾミ』に触れられ、他は出来ない……これには確かに
想像するような『条件』がありえそうだ。

ロバート「興味深い話ですね。スタンド使いが三人もいて、見える方と
見えない区別ある存在が目前にいる、と」

談笑がてら、貴方と男性二人は星児病院へ歩く。その途中で忽然と佇む
『廃工場』 其処を通過する際、『ノゾミ』が貴方の足に寄り添いつつ歩く
服の端を掴む手の力が俄かに強まった気がした……。

芦田「見えなくて、ウィゴーちゃんでも今はどうしようもできないし。
けど、別に何か今あんたを害する用でも無いんなら放置だろ。
『ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトです』
はいはい御免ねってばウィゴーちゃん。『聞けよ、人の話』
 あっ、収穫は無かったけどよ。とりあえず院長が外出中ってのはわかった。
だから、もうそろ恐らく……」


 ブルルルゥ……。

芦田「と、噂をすればってよ。ありゃ間違いなく院長だろうな。
メルセデスとは良い趣味してんじゃないの」

星児病院へ入る、高級外車が一台。病院内の敷居を抜けると丁度
院長と思える、若白髪が少し頭髪の中心を輪のようにした
40代程の男性が、白衣を着ながら降車した。

……男性は、入って来た貴方達に気づくとゆっくり首を向けた。

朗らかな表情だが、何故か何処となく乾いた目つきで瞳の奥に闇が
感じさせると両角には思えた。その男性は……。
ロバート 芦田 ウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライト。
両角……そして『ノゾミ』へと確かに一人ずつ視線を向けた。

――ニコッ   クルッ……カツ カツ。

そして、何も言わず星児病院の中へ背を向け入って行った……。

芦田「んだ、あの嫌な感じの笑みはよぉ。ぶっ倒したろうか」

『すっごい前倒しの行動! ……いや、確かに何となく不気味な気がしましたね』

芦田とスタンドも、妙な嫌な気配は感じたらしい。ロバートは少し首を振りつつ
両角へと告げる。

ロバート「さて、私も彼も先程婦人科の医者に良くない印象を持たれてしまいました。
両角さん、どうも彼は貴方の言う『ノゾミ』さんを認識してるかの様子。
……その件で伺えば、話を聞けるかも知れません」

そう、ロバートは告げる……。

95烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/18(火) 21:50:15
>>93
「おっと……やあ、『朝山』さん。
奇遇だね。良く来るのかい? この店には。
そして……はじめまして。烏丸香奈枝という。よろしく」

軽く会釈をして着席し、会話もそこそこに
周囲の噂話に耳を傾ける。

(『星児医院』……病院のことを探るものが、他にもいるのか?
やり方は、ずいぶんと乱暴なようだけれどね。
しかし『中絶』か………『生まれなかった子供』………)

(あっちのグループの話はなんだ……?
いまひとつ要領を得ないが……『双子』ってことか?)

などと考えを巡らせていたところに声を掛けられて、
きょとんとして『ムーさん』の方を見た。

「……ええと、今、なんだって?
私が、何かしたかな………」

96両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/18(火) 22:21:15
>>94
「すいません、待って下さい、『いのり院長』!」
病院に入っていく、いのり院長を呼び止めようとする。

97『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/19(水) 21:35:15
>>95(烏丸PC)

貴方は困惑する。当然だが『ムーさん』と初対面なのだ。
このように行き成り罵倒まがいの事を言われる筋合いは貴方に無い。
 他の友人も、行き成り何を言い出したのだろうと言う感じなのを他所に
少し苛々した口調でムーさんは畳みかけるように告げた。

ムーさん「何であんな古びた建物に近づこうとするんだ?
そんな事をするから『糸』みたいなのに括りつけられるんだ。
今日は塩で嗽をして、必要なければ絶対に夜は外に。絶対にあんな
場所に寄り付かないようにしないと……」

城生「ちょっと、ムーさん! 急すぎてみんな茫然としてるよっ」

時々あるけど、そう言う前置きのない話を初対面の人にしちゃ駄目だよ!
と友人が制するのを貴方は見つつ、この『ムーさん』の言葉で
身に覚えがあるとすれば『廃工場』だろう。
 それと、『糸』とは一体なんなのだろう……?

周りも気にすると、他のグループのスムージーは半分程飲み終えてるのが
目に付く。お菓子なども食べ終えそうなので、このままでは余り他の
グループの真相も聞き取れる事なく。どちらの他校の生徒達も店から
出て行きそうだ。そうなると、追いかけて情報を入手するのも至難となる。

目の前の『ムーさん』の話も気になるが、他のグループに対しても
何か行動を起こしたほうがいいだろう……。

98『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/19(水) 21:36:27
>>96(両角PC)

>待って下さい、『いのり院長』           ――ピタ

その言葉に、院長は歩みを止めた。
 ゆっくりと、体を反転させて貴方(両角)に視線を合わせる。

自然と両角は話を進める為に院長へ近寄る事になる。その渇いた目の中にある
仄かに見え隠れする『闇』のような眼光を見ると。何故か貴方は黒猫堂で見かけた
『双子らしき男女』を想起させる。
 薄っすら、人好きな微笑を浮かべて。人が自然と安心する音程を紡いで口開く。

院長「……ふむ、私に何か所用のようだね」

院長「幸い、時間は未だある。次の仕事まで暫しの時は。
…………込みいった話なのならば、私室に招待するが」

院長「――子供向けの菓子も、此処は蓄えてるのでね」

その瞳は、間違いなく『ノゾミ』に向けられていた。
 対して『ノゾミ』は、貴方の足の陰に隠れるように体を動かす。
廃工場を通過する時のように、その小さな手は貴方のズボンの端を
幼児なりに精一杯強く握るような感触を覚え……見れば、その体は震えてる。

芦田「はぁん、直球で俺やウィゴーちゃんも部外者だと言いやがったな」
『ステイ ステイっ、あんたが前に出ると話がややこしくなるってぇの。
それとウェア・ディド・ウィ・ゴー・ライトっ。
……両角さん、どうします?』

院長は、貴方一人で星児病院の自身の『院長室』に招くと告げて
病院内の出入口に再度背を向けて入って行く。今度は呼び止めても黙殺して
中へと消えて行くだろう。何を想っているのか不明な白衣の背を見せつつ

ロバート「随分、陰があるMr.だね。あの院長は……
とは言え、此処が何かしらの敵組織のアジトでも無い。そうそう危険な事は
無いだろうし、起きれば直ぐに助けを携帯で応答すれば赴く」

そうそう危険は起きないだろう……とロバートは貴方を安心させる。
 ……『ノゾミ』は未だ、院長が消え去っても震えているが。

99烏丸香奈枝『シュリンガラ』:2020/08/19(水) 22:17:59
>>97
「あんな場所……というのは、『廃工場』のことかい?
あそこに何故近づいてはいけないのか……
あなたは何か知っているのかな」

訊ねつつ、他グループが退店しようとしているのに気づいた。

(ここで気になるのは彼らの話……
『病院』を探る者と『中絶』というキーワード。
話は聞きたいけれど……ちょっと、近づき難い雰囲気でもあるな)

せめて顔くらいは覚えておこうかと、
振り返って男女入り混じった5人のグループの方を見ておく。

100両角 晶『アモン・デュール』:2020/08/19(水) 22:31:51
>>98
「芦田さん、ロバートさん、僕は院長に話を聞く。『のぞみ』の恐怖には何か理由があるはずだ」

「すまない、『のぞみ』。少し我慢してくれ。」
院長の後を追っていく。

101『ヘルツ ミルキーウェイ』:2020/08/20(木) 20:17:08
>>99(烏丸PC)

貴方は『ムーさん』に対し『廃工場』について何か知っているのか訊ねつつ
ギャル系グループを見遣る。
 勘定をしつつ、出て行こうとするグループで『ススム』と言う男が
ツインテールの茶色に染めた女子に肩を回してる娘に『愛奈』と声掛けてた事から
その人物が、中絶の件に関わってるであろう事が濃色だ。
 ゲーセンにでも行くか、と話し合ってる事から。この近くの通りのゲーセンに
向かう可能性はある……。

ムーさん「何故近づいていけないのか? 『寄せ集めてる』から。
多分、アレは自然に出来てるんじゃなくて人為だね。吐きそうなぐらい
最低な事を平然と出来る奴じゃなきゃ、あんな真似しないよ。
 七色なんて目じゃない全部の色を混ぜ合って気持ち悪くて真っ黒だ。
良いものも悪いのも全部中に入るように誘って閉じ込めるようにしてる。
流石に見過ごせないから、私も『お願い』はするけど。それでどこまで
治めて、事態が良くなるかは解らないから君も今日の夜は外に出ないほうがいい」

……独特な言い回しをする不思議な女子高生だ。彼女の瞳には、工場が
何か別のものに見えてるらしい。

 ――コトッ。

星の女「どうぞ、オレンジとマンゴーのスムージー。お待たせしました」

注文していたスムージーも届いた。他の朝山達の注文も届いたらしく
喜んで他のメンバーはスムージーに舌鼓を打つ。
 ムーさんも自分の言いたい事は言い終えたとばかりにスムージーを飲んでる。
これ以上は余り有益な事は言わない気配もある……。


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