したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。

【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その3

1『名無しは星を見ていたい』:2018/08/18(土) 19:51:06
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

360水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2018/12/31(月) 12:19:18
>>358-359

「ん?ごめんなさい、聴こえなかったんですが。
ええい、ままよ!」


心臓が口から飛び出そうな程緊張しているが、せっかく『お膳立て』してくれたのだから、
せめて『黒女王』の渾名に相応しい立ち振る舞いを見せまいと悠揚迫らぬ様子で、ゆっくりと闘技場へと歩いていく。



「フフッ、ど、どうも。どうも。
こんな感じでよろしいんですかね、イェイ」



湧き上がる観客に手を振って応じ、
所定の位置を確かめる為に足元へと目を落としたが、先程歓声にかき消されよく聴こえなかった『黒い背広の女』の回答を理解するーー


「…ッて、
お、
おイイイイイィィィィィィィーーー!!
床に『タイル』ビッシリなんですけどオォォオォォオォォォーー!!!
私、聞いてないんですけどオォォオォォオォォォーーーー!!!
私、こんな足場じゃあ『逆刃刀』を奪われた流浪人なんですがアァァァァァァァーー!!!
薫殿と一緒に東京に帰れないし『紅蓮腕』でワンパンですがァァァーーー!!
この下に徳川埋蔵金でも埋まってるんですか、この野郎オォォオォォオォォォ!!!!!」


床がマットレス貼りという想定外の事実に、思わず押し殺していた『オタク』の人格が一気に噴きあがり、
周囲の観客の存在を忘れ、インターネットでよく見る『銀』の『アレ』が好きな『オタク』みたいなリアクションを取ってしまう。


「こ、これはマズイ!!マズイ!!
あ、あわあわあわあわあわあわあわあわあわあわ」

361『黒女王』vs『終焉一刀』:2018/12/31(月) 13:15:01
>>360
『レディ・Q』 「……」

   ザビエル「……」

      観客『……』

君のリアクションに会場内が一瞬、シィンとなる。

『レディ・Q』 「え、えー。」

『レディ・Q』 「青コーナー、『黒女王』。早くも個性的な面を見せておりますが!」

『レディ・Q』 「この中に一体どんな獣性を秘めているのか、期待が持てるところであります!」

『レディ・Q』がなんとかフォローのコメントを絞り出した。

ステージ内は以下のような感じだ。

〜〜〜地図〜〜〜

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□柱□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□水□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』

362『黒女王』vs『終焉一刀』:2018/12/31(月) 13:16:38
>>361
「一方!一方! 戦闘集団『セクションX-II』からの刺客!」

「手にした刀で終わらせる!おしとやかな外見に隠された切れ味鋭い闘志!」

                    ラスト・ブレード
「赤コーナアアア――ッ!    『終焉一刀』ッ!
              『シャビ・トーレス』の『我道 戦』――ッ!」

BGM:ttps://www.youtube.com/watch?v=8iSG4jIUkcU

入場曲と共にしずしずと、一人の女が対面の位置から姿を現す。

女の姿は武道着に袴、古きよき時代の和装戦闘服と言った佇まいだ。

我道戦「よろしくお願いします。」
女は水瀬の方に丁寧な礼を行った。

   『 イクサッ! イクサッ! イクサッ! 』

   『 今日も真っ二つでお願いするよー! 』

   『 サムラーイ!ショウダウン! 』

   観客から応援の声が上がっている。

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□戦□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□柱□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□水□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』
戦:我道戦『シャビ・トーレス』

363水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2018/12/31(月) 20:38:13
>>362
「ハッ!驚きのあまり『腐女子』のテンプレみたいなリアクションをォ…ォォ。
私とした事がぁぁ〜〜〜〜、こんなんじゃあ切ない夜なのにあの人の笑顔を思い出せないよォォ〜〜!」


1人頭を抱えながら闘技場内に流れる大昔のアニメソングの歌詞を引用し
今、全身を支配するこの『羞恥心』を言語化する事で、一刻も早く消し去ろうと試みる。


「ああ〜ッ!よろしくおねがいしますゥゥ!
その、わざわざ『そばかす』を入場曲にするって事は好きなんですか?『流浪人』の漫画ぁぁぁ?

私も世代なので勿論愛読してはいましたが、
やはり『流浪人』よりも『元・新撰組』や『ミイラ男』の方が好きですかね!
『主人公』は『鉄の棒』で人の頭殴っておいて『殺さず』は今考えたら流石にどうかと思いますし!
それに、言っている事は欺瞞に満ちてると思うんですよ!!!!

今『月刊誌』で連載している『新作』も最初は楽しみにしていたんですが、
作者が『児童に関心』で『書類送検』を起こした件ですっかり興が削がれてしまいましたな!!」

オタクが『同士』を見つけた時に駆け寄るスピードは光よりも速い。
数秒前の『失態』の事など既に消え失せた。自分の知っている『アニメソング』を流した『サムライ』とコミュニケーションを取ろうと試みる。

364『黒女王』vs『終焉一刀』:2018/12/31(月) 21:57:12
>>363
   我道戦「そうですね。
        好きなものは好きなんですよ。
        それに、たとえ作者が間違いを犯したとしても、
        その作品には罪はないと思っていますし……。」

『レディ・Q』 「えーっと、試合前の交流はいいことだけどもーーー!
         時間が押してるので、そろそろゴング鳴らしちゃうぜーーー!」

   我道戦「ふふっ……よい勝負にしましょう。」

『レディ・Q』 「それではー! 両者構えて!」
『レディ・Q』 から『構え』の合図が出た。

『レディ・Q』 「ルールはいつも通り!」

『レディ・Q』 「闘士はスタンド使い! 一対一! 殺しは抜き!」

『レディ・Q』 「両者ともにスタンド以外の武器はなし!」

『レディ・Q』 「ナイスファイトを期待してるよォ――ッ!」


   我道戦「『シャビ・トーレス』!」 シャキィィン!

   『構え』の合図とともに、我道がスタンドを発現した。
   『シャビ・トーレス』……噂通りの日本刀のスタンドだ。なのだが、刀身が妙に『赤黒い』……。まるで『鬼滅のなんたら』の刀のようだ。

365『黒女王』vs『終焉一刀』:2018/12/31(月) 22:11:58
>>363
『レディ・Q』 「それでは開始します!」

『レディ・Q』 「レッツ!」  「STAND & FIGHT !!!」

        『カァアア――ンッ』

      開始のゴングが鳴った! 戦闘開始だ!


   我道戦「参ります……!!」

   バッ……我道がその日本刀のスタンドを上段に構えた。

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□戦□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□柱□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□水□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』
戦:我道戦『シャビ・トーレス』

366水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/01(火) 20:37:15
>>364
「か、刀ァァァー!!!キタコレーーー!!!!
日本刀を擬人化したボーイズラブなユニットが紅白歌合戦で歌うこのご時世に『日本刀』ォォーーーーーッ!
『スタンドガチャ』の『SR』来ちゃったァァーーーーー!
その『ガチャチケ』は何処で手に入るのですかなッ。
我も是非おこぼれに預かりたいですな!!!」


『我道戦』が発露した見るからに禍々しい『それっぽい』日本刀に思わず大興奮。
メガネのツルを上下に動かし、じいっと凝視。


「我は基本的に『売れ線』に走りがちなのですが、元々は『雑食』ッ!!
『ジャンプ』は勿論、『BL』やゴリッコリの『エロ』もなんでも食うポリバケツですがぁぁーーーーーッ!!
こんな『ネタ』を提供されてしまったら、来年の我の『薄い本』が厚くなってしまい、アッーーーーーー!!!!!!!」


ゾギョン


≪パミィィーーーーッ!≫

傍に『ブラックボトム・ストンプ』を発現。
鼻息荒げながら、『我道戦』との距離を詰めていく。

367『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/01(火) 21:27:32
>>366
    ≪パミィィーーーーッ!≫

君は刀を凝視しつつ、スタンドを発現し、我道に接近!!

「面白い方……」
彼我の距離 11m!

「……そして、来ますか!
 この『シャビ・トーレス』に正面から!」
我道が刀に力を込めたのが見える。

彼我の距離 10m!

「ならば応えましょう!」
我道の上段に構えた刀がゆらりと揺れたかと思うと……

彼我の距離 9m!   だが、まだまだ刀の届く距離では……

「壱の太刀!」
刀がフッと高速で振り下ろされ……(スピード:B)

「赤閃ッ!」
       ビュンッ!
なんと!縦一文字の『赤い剣閃』を放った!

     シュパーーーーーーーーーーーーッ!
『赤い剣閃』が水瀬へと迫ってくる!
直線的ではあるが、人の剣技とは思えぬ、かなりのスピードで!(スピード:B)

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□戦□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□↓□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□↓□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□↓□□□□□■∴
∴■□□□□□閃□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□柱□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□水□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□↑□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□↑□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□↑□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』
戦:我道戦『シャビ・トーレス』
閃:赤い剣閃。水瀬目がけて一直線に飛んでくる。

368水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/01(火) 22:02:41
>>367
「オゲェーーーー!!百八煩悩砲ーッ!!
第1話で飛ぶ斬撃ィィィィィィィーーッ!!ありえないッ!
初手でそんな大技を使ってくるとは『アリーナ』は初心者に厳しいのだがーッ!」

想像の片隅にはあったが、いきなり飛来して来た『飛ぶ斬撃』に驚愕の声を漏らす。

「だが」

その軌道は偉く『直線的』な上、『縦一文字』だ。いくら速度があろうともこの距離なら避けるのは容易い筈。
大きく、一方(左)斜め前に前進し回避ッ!


「そしてッ!こちらも『壱の秘拳』って!
えーっと、ええい『炎殺黒龍波』ァァーーッ!!」

『ブラックボトム・ストンプ』のその小柄な体躯に似つかない獣のような膂力を用い、
床に貼り付けられた『マットレス』をPK戦のサッカー選手のように蹴り上げ、
その精密さを活かし刀を振り回してる『我道戦』めがけ吹っ飛ばす。(ついでにマットレスの下の『床』を確認したい)

369『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/01(火) 22:42:53
>>368
高速で飛んでくる『赤い剣閃』に対し、回避を選択!

     ビシュンッ!

すんでの所で回避は成功!
水瀬の真横を『赤い剣閃』は奔っていった!

我道「なるほど……少し間合いが甘かったですね。
    逆を言えばもう少し、近づけば……でしょうか。」

>その精密さを活かし刀を振り回してる『我道戦』めがけ吹っ飛ばす。
そして、反撃に『ブラックボトム・ストンプ』でマットレスを吹き飛ばす!

    バッコォォォン!!!

我道「ふむ……マットレスを飛び道具に……。
    しかし、間合いの甘さはお互い様と言ったところでしょうか。」

スッ……

スピードと間合いの関係もあってか、我道は無駄な動きもなく、かなりの余裕をもってマットレスを回避した様子だ。
しかし、移動スピードは人間並み……と言ったところだ。
先程の剣技のハンドスピードと比べると、そのスピードは圧倒的に劣っている。

そして、お互いに近づいた結果!
彼我の距離 5m!

我道「この距離ならば……!」
チャキッ……我道が刀を構え……

>(ついでにマットレスの下の『床』を確認したい)
横目でちらりとマットレスの下を確認する……マットレスの下は『地面』だ。『土』の『地面』がある。

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□戦□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□◆□□□柱□■∴
∴■□□□□水□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』
戦:我道戦『シャビ・トーレス』

370水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/02(水) 18:11:08
>>369

「オーホッホホ!オーホッホホ!!
また斬撃が来るのですかな。こりゃあ参りましたな!
これは某もここから『名誉卍解』しなければならないですな!
さーて、来週のマットレスの下はッ!」

剥がした床の下の『地面』を一瞥し、『沼』化できそうか確認しておきたい。
(ある程度『砂』があるのならば可能な筈)


「あーッ!ヤバイッ!果たしてこれはッ!どうなってしまうのでしょう。
こんなに怖い思いをしたのは中学生の時に初めて『アニメショップ』に入った時以来ですゥー!
ふへへ、ふへッ!
偉い人も『虎の穴に入らずんば薄い本を得ず』と申しましたがッ!
やっぱり、こ〜わ〜い〜!おろろ〜!!!!!」


『飛ぶ斬撃』が来ると予想したが、やはり怖いッ!
なのでここは一度、足を止め『我道戦』の様子を見る。

371『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/02(水) 19:32:55
>>370
>剥がした床の下の『地面』を一瞥し、『沼』化できそうか確認しておきたい。
『沼』化できそうだ。

>なのでここは一度、足を止め『我道戦』の様子を見る。
君は足を止めて、相手の様子を見る。

相手は……

我道戦「……取りに行く!」
一足で一気に距離を詰めながら、斬り込んできた!

我道戦「壱の太刀!」
刀がフッと高速で振り下ろされ……(スピード:B)
       ビュンッ!

我道戦「赤閃ッ!」
水瀬目がけて縦一文字の『赤い剣閃』を放った!
やはり速い……!(スピード:B)

     シュパーーーーーーーーーーーーッ!

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□↓□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱↓□□□□□□■∴
∴■□□□□↓□□□□□□■∴
∴■□柱□□戦□□□□□□■∴
∴■□□□□閃◆□□□柱□■∴
∴■□□□□水□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』
戦:我道戦『シャビ・トーレス』
閃:赤い剣閃。水瀬目がけて一直線に飛んでくる。

372水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/02(水) 19:54:54
>>371
質問です。『我道戦』は一足で一気に距離を『3m』移動したのですか?
(マップ情報を見た限りではそう思えましたので)
大変お手数ですが回答をよろしくおねがいいたします。

373『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/02(水) 20:08:05
>>372
>質問です。『我道戦』は一足で一気に距離を『3m』移動したのですか?
YES。
待ちの水瀬に対し、飛び込み斬りに近い形で一気に移動してきた。
待ちの態勢を取っていたので、近づかれる前に反応のレスをしてもいいが、接近されることには変わりがない。

374水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/02(水) 20:37:40
>>371>>372

「キターーーッ!!『飛飯綱』ッ!

ひょっとして貴女は『石動雷十太』先生のフォロワーなのですかッ!
確かに『先生』は周りが『チャンバラ』やってる最中、1人『飛び道具』を使って『ガチ感』を出していたのですが、
いかんせんメンタルが豆腐で、『流浪人』風情に敗北してしまいましたがッ!」


先程と違い既に『飛ぶ斬撃』は見ているし警戒もしている。
『様子』を見るという事は『警戒』すると言う事だ。
こちらも『案山子』ではないのだから、『我道戦』が『人並み』のスピードで一気に『3m』のも距離を詰めてきたのならば、
流石にこちらも何かしらの『反応』ができる筈だ。
なので一方的に『零距離』まで移動される事はないだろう。


「ンフォッ!妊娠確実ッ!
先生!日本の剣術の未来の為、我に力をッ!!!」


更に言えば、『斬撃』はまたも『縦一文字』で、その軌道はひどくわかりやすい。
なので必死で斬撃をマットレスを剥がした方向へと回避し、
『ブラックボトム・ストンプ』に生えている『尻尾』を振るい地面スレスレでの軌道の『足払い』を『我道』に放ち転倒させたい。

375『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/02(水) 21:39:58
>>374
君は『赤い剣閃』を回避しつつ、スタンドの『尻尾』での『足払い』を仕掛ける!

まず、『赤い剣閃』の回避……成功!
水瀬の横を『赤い剣閃』は奔っていった!

そして、スタンドの『尻尾』での『足払い』……!

我道戦「ハンドスピードはこちらが上!」

だが、我道もまた『案山子』ではない。
振り下ろした刀を素早く返し……(スピード:B)

我道戦「壱の太刀!」
   ヤバい!これは『尻尾』と『交差するような横軌道の斬撃』……!(スピード:B)
                  『尻尾』を引くべきか?引くべきではないか?

       ビュンッ!

我道戦「赤閃ッ!」
   しかも、同時に『赤い剣閃』を放とうとしている!
                  『横軌道』の『赤い剣閃』!

      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
おそらく『どちらかには当たってしまう』。

水瀬とスタンドに取捨選択を迫る『通常の斬撃』と『赤い剣閃』!!

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□柱□□戦□□□□□□■∴
∴■□□□□刀黒□□□柱□■∴
∴■□□□□□水□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子
黒:『ブラックボトム・ストンプ』(◆地面の上)
戦:我道戦
刀:『シャビ・トーレス』(『赤い剣閃』を放ちながらの斬撃)

376水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/03(木) 20:07:15
>>375

質問です。

・我道は速度差を用いてこちらが『尻尾』を振るうと同時に刀を素早く返した、とありますが
この『軌道』は『横薙ぎ』のような斬りかたと考えてよろしいでしょうか?
また水瀬は斬りはらいと同時に『赤閃』を出すのを予期したとの事ですが、
これは『我道』が「赤閃」と言葉を発した事で直感的に予期できたという事ですか?
それとも『日本刀』から『赤閃』の予兆が見えたのでしょうか?あるいはもう放たれてますか?

また『赤い剣閃』は通常の『斬撃』の軌道をなぞる様に放たれる、と描写されていますが、
同じ軌道で放たれるならば延長線上にいる『ブラックボトム』と『水瀬』の『取捨選択』の意味がよくわかりません。
大変お手数ですが、ご返答の方よろしくおねがいします。

377『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/03(木) 20:47:20
>>376
>・我道は速度差を用いてこちらが『尻尾』を振るうと同時に刀を素早く返した、とありますが
>この『軌道』は『横薙ぎ』のような斬りかたと考えてよろしいでしょうか?
『横薙ぎ』に近いが、ななめ要素もある。
少なくとも『ブラックボトム・ストンプ』の尻尾と交差する軌道。
地図で言う『刀』の位置から『黒』の範囲を斬ろうとしている。

>また水瀬は斬りはらいと同時に『赤閃』を出すのを予期したとの事ですが、
>これは『我道』が「赤閃」と言葉を発した事で直感的に予期できたという事ですか?
>それとも『日本刀』から『赤閃』の予兆が見えたのでしょうか?あるいはもう放たれてますか?
『日本刀』から『赤閃』の予兆が見えた。刀から『赤い何か』が放たれつつある所。

>同じ軌道で放たれるならば延長線上にいる『ブラックボトム』と『水瀬』の『取捨選択』の意味がよくわかりません。
・我道と『ブラックボトム』との戦闘を中心に描写しているが、
 『赤閃』の範囲的に、場合によっては、『ブラックボトム』の後ろにいる『水瀬』も巻き込まれるということ。
・何を避けて、何を避けないのか、『取捨選択』をする必要があるということ。
・少なくとも『無傷で全てを避ける』のは難しい状況であるということ。
を表現したかったのですが、伝わらなかったら、申し訳ありません。

378水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/03(木) 21:47:23
>>375

「ンゴ〜〜wwwwww
なんという挙動の速さッ!我でなければ見逃してしまうニキ〜〜ッ!
た、助けてくれメンス〜〜!!!」


いくら『速度差』があるとはいえ、こちらの行動の間に『二挙動』を行えるとは全くもって『想定外』だ。
この先も同じような手で責められたら、『泥沼』だ。


「なあんちゃって」


あえて『足』ではなく『尻尾』を使って攻撃を仕掛けたのには理由がーー『ある』。
床に触れる軌道で『尻尾』を振るったのは、露出した『地面』に触れる事で『底なし沼』化する為だ。
(>>374メル欄)
振るった『尻尾』を持ち前の『精密さ』を活かし、『底なし沼』化した『地面』の中へとズブブと沈め、迫る横薙ぎの『斬撃』を『空振り』させ回避する。


交差する『尻尾』の先目掛け放った『斬撃』と同じ軌道の『飛ぶ斬撃』が『スタンド』の真後ろにいる『水瀬』に当たるとは到底思えない。
『尻尾』を狙った軌道はかなり低いはずだ。
ならば『赤閃』は『床』に向かって進んで行き、水瀬は勿論『ブラックボトム』にも届かずそのまま『床』を切り裂くだけに終わる筈。
ーー『取捨選択』など必要ない。これだけで回避できる。


「ハァーッ! ハァーッ!ゼーッ!ハァーッ!
格ゲーでェー!『必殺技』使いがちな奴はァー!
ガードされた時の『硬直時間』を軽視しがちィィィィィヒィィィィィィィ!!
拙者は『ウメハラ』なんだッ!誰がなんと言おうと『ウメハラ』なんだッ!ウヒヒ!!」

≪パァミイィィィィィィィーーーーー!!!≫


ビチャ!ビチャ!ビチャ!


そして『底なし沼』に潜らせた『ブラックボトム』の尻尾を払い上げ、
『沼』の中に存在する『コールタール』のようにどす黒い『泥』を飛ばし、
思い切り刀を振り抜き硬直しているであろう『我道』目掛け『泥』の『目潰し』を放つ。

379『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/03(木) 23:11:03
>>378
>交差する『尻尾』の先目掛け放った『斬撃』と同じ軌道の『飛ぶ斬撃』が『スタンド』の真後ろにいる『水瀬』に当たるとは到底思えない。
>『尻尾』を狙った軌道はかなり低いはずだ。
>ならば『赤閃』は『床』に向かって進んで行き、水瀬は勿論『ブラックボトム』にも届かずそのまま『床』を切り裂くだけに終わる筈。

ちょっと位置関係を整理します。

[上から見た図]
 戦
 刀黒
   水
 ↑

[↑方向から見た図。簡略化のため、剣閃は画面に対し垂直方向に進むものとする。]
刀の軌道(実際はもう少し横薙ぎだが)


  \
   \――― ←回ってくる尻尾の足払い
――――――
地面   \
       ┘
      剣閃はこの方向(床)に進むわけではなく、画面に対し垂直方向に進む。

という処理なのですが、納得いきますか?

(納得いかないようでしたら、そちらの解釈を優先します。長い議論は不毛なので。)

380水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/03(木) 23:39:57
>>379
こちらの質問不足にも一因はありますが、
現在に至るまで『剣閃』の方向や軌道に関する明確な描写がなかったですし、
この局面で『斬撃』と『剣閃』の軌道が違うと言われてもやはり納得できません。
我を通す形になってしまいますが、今回のレスだけは私の解釈を優先して判定して頂きたいです。

また危険度難易度CCとは言え、解釈違いですれ違った結果、ペナルティを追うのだけは避けたいので、
今後、『斬撃』と『剣閃』の方向性が違う場合は描写を希望します。
大変申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

381『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/04(金) 05:12:01
>>380
>今後、『斬撃』と『剣閃』の方向性が違う場合は描写を希望します。
極力努力はします。しかし、希望に沿えないケースもあるでしょう。

>>378
君のスタンドは尻尾に迫った『斬撃』と『赤い剣閃』を『底なし沼』に沈めて回避した。

         ズブリズブリ……!

   ただ、予想と違ったところが一つ……
   『赤い剣閃』は床を切り裂くものと思ったが、一瞬びしゃりと『赤い何か』が床に広がり、そして消えた。
   床に傷はない……『赤い剣閃』は『斬撃』を飛ばすわけではなく、『赤い何か』を飛ばしているようだ。

そして、君のスタンドは『我道戦』目掛け『泥』の『目潰し』を放つ。(ス精CB)

         ≪パァミイィィィィィィィーーーーー!!!≫
             ビチャ!ビチャ!ビチャ!

我道戦「ぐぅっ……!」
ハンドスピードに優れていてもこれは防ぎきれない。
刀を避けられたのも、『泥』が出てくるのも予想外、液体はなおのこと避け辛い。
『泥』は我道戦の目に直撃した。

我道戦「身を……身を守らなくては……!」
泥を喰らった我道は怯んだかのように一歩下がったかと思うと……

我道戦「『シャビ・トーレス』!」

我道戦「弐の太刀!黒鎧!」
赤黒い刀から『黒い何か』が移動し、我道の身体を覆っていく!(スB)

            ゾワワワワワワワワ

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□戦□□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□黒□□□柱□■∴
∴■□□□□□水□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子
黒:『ブラックボトム・ストンプ』(◆地面の上)
戦:我道戦『シャビ・トーレス』

382水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/04(金) 21:38:12
>>381

「おっほォッ!大成功ッ!
実況の『レディQ』氏とオーディエンス様、今の手はどうしでしたかァぁ〜?」


場内を盛り上げる為に上擦った声で精いっぱい喜びを表現するが、
そこで放たれた『斬撃』の『異変』に気付く。


「ややッ!!!これは明らかに異常ッ!!!
名探偵水瀬氏は今のは『血液』なのではないかと思ったんだがァ〜〜。
『血』で『鉄分』をウンタラカンタラしてるのならば、『黒鎧』の正体は『鉄』だと考えらレール!
エリエール!けれどこの推理は頭がしあわせ素肌!
ちなみに私は『サイドギャザー』ですが!!」


『我道』は一旦距離を取り『守り』に入る事を優先した。
顔の『泥』は付着したままーー隙だらけだ。
この機に乗じない手はない。『沼』に落ちた犬は沈める。


「ならば、我も『第二の奥義』を思いつき…ではなく、
使わせてもらいますぞ!

滲み出す混濁の紋章、不遜なる狂気の器、
湧き上がりィ、否定し、痺れ、瞬き、眠りを妨げる
爬行する鉄の王女!絶えず自壊する泥の人形!
あと、えっと、ええい!『黒棺』ッ!!!」


『我道』はわざわざ「守りを固める」と宣言し、全身を『黒い何か』で覆い始めた。
ならば、『何か』の正体が『硬度』を与えるものである可能性は充分にありあえる。
ここから意気揚々と殴りかかったが、『我道』が固かった為ダメージは通らなかった場合を考慮し、ここは殴りかかるのではなくーー


≪パミィィーーーー!!!≫ ガシィ!


『ブラックボトム』の小柄な身体をめいいっぱい捻らせ、その両手で『我道』の足元に敷かれた『マットレス』を力いっぱい引っ張りその上に立つ『我道』を転倒させたい。パス精BCB。
『我道』を覆う『黒い何か』は床を巻き込んでいない。ならば床には『固定』されていない筈だ。
『ブラックボトム』に『鉄板』に穴を開ける程の『膂力』はないが、
『鉄』を持ち上げる程度の『腕力』はある。
なので此処は『ブラックボトム』の能力を『過信』するのではなく、『敵』である『我道』の『言葉』を信じるべきだ。

383『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/05(土) 20:54:36
>>382

   ≪パミィィーーーー!!!≫ ガシィ!

君のスタンドは追撃に我道の足元の『マットレス』を引っ張り上げる!

   ズルンッ

成功!

我道「きゃぁっ!」
目が見えず、顔の泥を取ろうともがいていた我道は……

   ガインッ!

受け身も取れずに転倒した!硬い音を立てながら!

我道「うっ……ぐぅっ……」
我道は転倒した衝撃と顔の泥でもがいている!

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□戦□□□□□□■∴
∴■□柱□□□黒□□□□□■∴
∴■□□□□□◆□□□柱□■∴
∴■□□□□□水□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子
黒:『ブラックボトム・ストンプ』 (手にマットレス持ち)
戦:我道戦『シャビ・トーレス』(転倒) (◆地面の上)

384『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/05(土) 20:55:44
>>383
   レディ・Q「うーん、これはいい手です!我道選手なすすべなく、スッ転びました!」

   レディ・Q「そして水瀬氏、我道の能力を『鉄』と読みましたが、副実況のザビエルさんこれはどうでしょう!?」

ザビエル「うーん、かなり近い……とだけ言っておきましょう。」

   レディ・Q「それでは、ぶっちゃけの『お年玉クイズボード』を出してみましょう!」

   レディ・Q「当たれば、賞金に『レディ・Q』ちゃんからのお年玉『3万円』をプラス!」

ザビエル「お年玉3万円!これは大きく出ましたね!」

   レディ・Q「これで正解したらスゴイですよ。」

   レディ・Q「なにせ、我道は能力を出す暇をほとんど与えられてませんからね……」

ザビエル「そうなんですよ。『セクションX-II』の一番槍としての本領を発揮してほしい所であります……。」

385『黒女王』vs『終焉一刀』お年玉クイズボード:2019/01/05(土) 20:59:15
>>384
※○の数は適当。大体当たっていれば正解。不正解のたびに金額が下がる。

  ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─?         スピード─?※         射程距離─?
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─?        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─ ○○○○○『日本刀』の像のスタンド。
  │                     対象を○○○○○○能力を持つ。
  │                     他者に○○○○○○○○○○○○。
  └──────────────────────────────────────┘
             ※本体の移動スピードはC

    A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

386水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/05(土) 23:34:40
>>383-385

『黒い何か』が移った『日本刀』の見た目はどうなってあるのだろうか確認する。
刀身から『黒』が抜けて『赤単色』になっているのだろうか?


「おぉっ!適当に言ったのに『近い』とはー!
フヒへッ!余計に『ガチャ』を回す為にここは水瀬氏いっちょ張り切るんだがー」


『ブラックボトム』と水瀬は共に一歩前進する。
またその際に『底なし沼』を『無視』して移動するようにしておく。


「う〜ん!う〜ん!『我道』氏は私の『同志』ですからねェ〜!
私と同じく『ユニーク』な一面がありますしぃ!
ここは『シャビ・トーレス』の『シャビ』を『錆』とかけていると読んで、
ずばり『我道』氏は『錆』を操る『使い手』だと予想しますぞぉぁ〜〜!」


「あ、そだ」


「ところで『我道』氏ィ、つかぬ事をお尋ねしたいのですがァ〜〜、
『和服』の下って『履かない』って本当ですかぁ?

あッ、いやいや!変な意味はないのですよ!
我はノンケですからなッ!百合は二次元に限ります!フヒッ!
…けれど、もし『ノーパン』ならある意味とても『ラッキー』ですぞッ!」


ただ『我道』を転倒させるのが目的なら『マットレス』を『テーブルクロス抜き』のように最低限の動作で引っ張るだけでいい。
態々、スタンドの体躯を派手に捻らせる必要がない。
勿論、この動作にも理由がーー『ある』。

それは『ブラックボトム』の小柄な身体を派手に捻らせる事で、
そのヴィジョンの延長線上にある全長1mの『尻尾』を『我道』の足元の『地面』に触れ『沼』化する為だ(>>382メルラン)。
上記の行動が成功しているのならば『我道』の足元は既に『1m×1m』の『底なし沼』だ。


「だってオキニの下着を汚さずに済みますからなッ!」


受け身を取れず転倒した『我道』の身体は『沈む』。
『ブラックボトム』の『底なし沼』に『吸引力』などはない為、
『我道』はちょいと身体を使えば這い上がれるだろうがーー


≪パァミィィーーーーー!!!≫

手に持った『マットレス』を間に噛ませ、
倒れている『我道』の身体を思い切り踏み付けて、更に沈める。パス精BCB。
『マットレス』越しに『我道』を蹴れば『黒い何か』が『ブラックボトム』に直接触れる事はない筈だ。

387水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/05(土) 23:35:26
>>384

┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─?         スピード─?※         射程距離─?
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─?        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─ 『錆』を纏った『日本刀』の像のスタンド。
  │                     対象を錆び付かせる能力を持つ。
  │                     他者に付着した『錆』はその肉体を蝕んでいく。
  └──────────────────────────────────────┘
             ※本体の移動スピードはC

    A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

388『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 00:09:33
>>386
>刀身から『黒』が抜けて『赤単色』になっているのだろうか?
赤黒いままだ。
(目の付け所は良い。)

>受け身を取れず転倒した『我道』の身体は『沈む』。
我道戦「な、なに……地面がッ!?」
君は!既にッ!地面を『底なし沼』にしていた!

       ガボンッ!!!

我道戦「シャ、『シャビ・トーレス』……能力を解除し……!」
『底なし沼』に沈む我道は能力を解除して、這い上がろうとするが……

>手に持った『マットレス』を間に噛ませ、倒れている『我道』の身体を思い切り踏み付けて、更に沈める。パス精BCB。
君のスタンドの容赦のない『踏みつけ』が我道の体を更に沈める!

我道戦「ガッ……ガボッ……」
もろに喰らった我道戦の姿がみるみるうちに『底なし沼』の中へと消えていく……。

(君はメール欄を見てもよい。)

―――地図―――

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□◇□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□柱□□■∴∴
∴■□□□柱□□□□□□□■∴
∴■□□□□戦黒□□□□□■∴
∴■□柱□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□水□□□柱□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□柱□□□■∴
∴∴■□□柱□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□:闘技場内。床は白いマットレス。一辺の大きさは1x1m。
■:観客席と闘技場を隔てる金網。
◇:飛んでいったマットレス。
◆:地面。
∴:観客席。
柱:コンクリートの角柱。壊せば壊れる。
水:水瀬留美子(◆地面の上)
黒:『ブラックボトム・ストンプ』 (手にマットレス持ち)
戦:我道戦『シャビ・トーレス』(沈降中)

389『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 00:10:09
>>386
   レディ・Q「あーっと!強力な踏みつけが決まったァーーーッ!」

   レディ・Q「我道選手、沈みます!沈みます!これはもう決まったかァーッ!」

ザビエル「うむ、これはもうほぼ決まったようなものですね。」

390『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 00:10:53
>>387
   レディ・Q「そして、お年玉クイズボードですが……」

ザビエル「うーん、惜しい!2行目まではほぼ合っております!非常に惜しいのですが、ここは不正解としておきましょう!」

   レディ・Q「ザビエル氏!なにかヒントはありませんか!?」

ザビエル「それでは、ヒント・オープン!ジャカジャン!」

  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─?〜?    スピード─?※       射程距離─?
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤

   レディ・Q「な、なんと、これは破壊力が変化する系!?」

ザビエル「Exactly(そのとおりでございます)」

   レディ・Q「これは大きなヒントです!」

   レディ・Q「さーて、現在のお年玉金額は『2万円』!ここから当てられるでしょうか!」

  ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─?〜?       スピード─?※       射程距離─?
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─?        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─サビついた『日本刀』の像のスタンド。
  │                   対象を『サビ』つかせる能力を持つ。
  │                   他者に○○○○○○○○○○○○。
  └──────────────────────────────────────┘
         ※本体の移動スピードはC

    A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

391水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/06(日) 20:54:03
>>388


「フヒヒッ!ならば『サビ』つかせる事で『斬れ味』を増すって事ですかなッ!?」


場内に響く『レディQ』の声に答える。
そして沼に沈んでいく『我道』に下卑た笑みを向け、


「フヘア〜、我道氏ようこそ『沼』へぇ〜!
苦しそうですなぁ〜!かわいそうですな〜!
我だってすっごく心が痛いのだがぁぁー!

しかし、ガボガボと溺れる様は『大便器』に顔を押し付けられた『JC』の我にそっくりですなぁ!

単純な暴力や、教科書捨てられたり、制服を『冬のプール』に捨てられたり、
文化祭の打ち上げに呼ばれなかったり、様々なイジメを受けてきましたが、
大抵のイジメは我の『固有スキル』である『寝たフリ』で乗り切りましたがッ!
あの時の『便器』はヒッジョオオ〜に辛かったですぞブヒッ!」


自身のイジメの経験をさも『良い思い出』かのように話し始めるが、
その顔付きは徐々に、徐々に険しくなっていく。

「ーーおっと、我とした事が『黒歴史』を語って自滅してしまいましたぞ。

まッ!我をイジメていた連中は学力も低く全員『大学』には進学できなかったみたいですし、
今頃、キティちゃんのタオルで内装を飾った汚い『軽ワゴン』に、
襟足が伸びた名前の読めない『クソガキ』を乗せて『ドンキホーテ』にでも行ってるのでしょうが!
とりあえず此処は『女剣士様』を『沼』に沈めて『憂さ晴らし』といきますかな」

≪パミッ!パミィィィィーーーーン!!≫


バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!


イジメられた経験が人格を歪めたのか、それとも人格が原因でイジメを受けたのかは最早誰にも分からないが、
この『水瀬留美子』という女は『愚か』で『下劣』な『最低』の人間だ。
瀕死の人間に『追い討ち』を掛ける事に躊躇などーー『ない』。
溺れている『我道』に『ブラックボトム』の蹴りの連打を叩き込み、『再起不能』へと追いやりたい。

392水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/06(日) 20:56:19
  ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─?〜?       スピード─?※       射程距離─?
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─?        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─サビついた『日本刀』の像のスタンド。
  │                   対象を『サビ』つかせる能力を持つ。
  │                   他者に『サビ』を移す事で『斬れ味』が増していく。
  └──────────────────────────────────────┘

393『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 21:20:31
>>391
>溺れている『我道』に『ブラックボトム』の蹴りの連打を叩き込み、『再起不能』へと追いやりたい。

    ≪パミッ!パミィィィィーーーーン!!≫

我道戦「きゃああああああああああああああっ!!!」

バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!
バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!バギィ! メギッ!バゴォ!バギャ!

我道戦「ゴボッゴボッゴボボボボボボボーーーーーーーーーーー!!!」

我道戦「………………………………………………………………………ゴボンッ!」

大便器のようなうめき声を挙げて、我道戦の身体は完全に『底なし沼』へと沈んでいった。

君の勝利だ!

⇒『戦闘終了』

394『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 21:21:48
>>393
           『カァンカァンカァン!!!』

              ゴングの音が高らかに響く。

                                      ウィナー
レディ・Q「戦闘終了ーーーーーーーーーーーーーっ!    勝者:水瀬留美子!」

        『ワーアー!  ワーアー!』

                『水瀬ーッ!  水瀬ーッ!』

        『コールタール・ウィッチ! コールタール・ウィッチ!』


ザビエル「ああ、これはまた回復が大変そうだ…………」


レディ・Q「それでは最後にヒーローインタビュー!」


   スルスルスル……

水瀬の前に上空からマイクが降りてきた。

┌────────────────────────────────────
│ →1.勝者としてなにか一言言っておこう
│   2.特に言う事はない (終了パートへ)
│   3.クールなパフォーマンスで決めよう (アドリブの道をひた走る)
└────────────────────────────────────

395『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 21:23:14
>>392
   レディ・Q「そしてそして!クイズの結果は!」

ザビエル「ンンッ……………『大正解』であります!!!」

   レディ・Q「それでは賞金に『お年玉』として『2万円』プラスーーーーーーーッ!」

      パラッパラッパーーーーーーーーーーー!!!

  ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─C〜A       スピード─B※            射程距離─E
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─本体次第        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─サビついた『日本刀』の像のスタンド。
  │                   対象を『サビ』つかせる能力を持つ。
  │                   他者に『サビ』を押し付ける度に切れ味が上がっていく。
  └──────────────────────────────────────┘
         ※本体の移動スピードはC

    A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

396水瀬留美子『ブラックボトム・ストンプ』:2019/01/06(日) 22:04:40
>>393-395

「フーヒッ!ヒヘ!お年玉ゲットですぞ!
2万円ゲットー!ゲットー!メシウマァーーーーーーッ!!!!
これで『課金』が捗るわ〜ッ!
とりあえず『ガチャ』を回して『レアキャラ』を引いてフォロワーに差をつけるべし!」


ジャケットの中にしまっていたスマホを取り出し、『ソシャゲ』アプリを起動。
さっそく『課金』しようとするがーー


「あのー、『我道』氏が浮かび上がってこないのですが、
コレってひょっとして死んでるのでは案件では…?
スタンドで『回復』してどうこうなるとは、とても思えないですが…?

『我道』氏が溺死してしまった場合、私が罪に問われるのでは?
我の輝かしいキャリアに傷が付いて刑務所暮らし………?
そ、それはご、ご勘弁〜〜〜ッ!!!」
≪パ、ミィ、イ!≫


発現した『底なし沼』を全て解除し、『我道』の身体を現実世界へと戻す。
勿論、『我道』の身を案じての行動ではない。『殺人者』の業を背負いたくないという、己の『保身』の為だ。
『愚か』で『下劣』で『最低』な人間に、他人を思いやる感情などーー『ない』。

397『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 22:18:03
>>396
君はスタンド能力を解除する。

    シュポーン!!!

我道戦が勢いよく地面から飛び出してきて……(破スBC)

    ドグシャッ!!!

勢いよくマットレスに叩きつけられた。

                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゚ ∀ ゚ )< あけぼのフィニッシュ!!!
                 \_/   \_________
                / │ \

我道戦「あっ……あっ……あっ……」   ピクピクピク……

辛うじて息はあるようだ。

        『ワーアー!  ワーアー!』

                         『ワーアー!  ワーアー!』

                                            『ワーアー!  ワーアー!』

観客からの歓声を背に受けながら、君は退場する。



レディ・Q「   以上、最後までオタッキーな水瀬さんでしたー!!!   」

レディ・Q「今日の実況はわたくし!『レディ・Q』と!」

         ザビエル「副実況のザビエルでした!」

レディ・Q「観客のみんな!年越しアリーナ楽しんでくれたかな!?」

レディ・Q「それでは、今年もよい年になりますように!」

レディ・Q「来週もまた見てアリーナ!!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【最終結果】

『水瀬留美子』 ⇒ 『勝利』
             『無傷』。
             賞金『30万円』+お年玉『2万円』ゲット!

『我道戦』   ⇒ 『敗北』。『怪奇!埋まり女』。
           『ザビエル・ラッド』で『治療』。『無傷』。『再起可能』。
           『トイレの流す音が怖くてたまらない』。

398『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 22:19:09
  ┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
  |                    スタンド名―『シャビ・トーレス』
  |                          本体名―我道 戦
  ├――――――――――――┬――――――――――――┬――――――――――――┤
  |       破壊力─C〜A       スピード─B※            射程距離─E
  ├――――――――――――┼――――――――――――┼――――――――――――┤
  |       持続力─A         精密動作性─本体次第        成長性─E
  ├――――――――――――┴――――――――――――┴――――――――――――┤
  |                能力─サビついた『日本刀』の像のスタンド。
  │                   対象を『サビ』つかせる能力を持つ。
  │                   他者に『サビ』を押し付ける度に切れ味が上がっていく。
  └──────────────────────────────────────┘
                     ※本体の移動スピードはC

    A-超スゴイ     B-スゴイ     C-人間と同じ     D-ニガテ     E-超ニガテ

399『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 22:20:29
☆我道 戦(本体)

和風然とした日本人女性。
おしとやかな外見の割りに結構マニアックな性格をしている。

我道 戦(本体)
破壊力:C  スピード :C  射程距離:―
持続力:― 精密動作性:C  成長性 :―

400『黒女王』vs『終焉一刀』:2019/01/06(日) 22:21:34
☆『シャビ・トーレス』 Xavi Torres

サビついた『日本刀』の像のスタンド。
対象を『サビ』つかせる能力を持つ。
他者に『サビ』を押し付ける度に切れ味が上がっていく。

・このスタンド自身は当初『サビ』に覆われており切れ味が低いが、
 『サビ』を他者に押し付けることで切れ味が増していく。
・スタンドを解除すると『サビ』はリセットされる。(初期の切れ味に戻る)
・『サビ』がついた箇所は、動きがサビつき、スピードが下がる。
 合計2段階のスピード低下分だけ、『サビ』を落とした時に破壊力が最大となる。
 像としては 『サビた日本刀』→『普通の日本刀』→『光輝く日本刀』と変化する。
・『サビを飛ばす』という形で飛び道具として用いる事ができる。
 この際の『サビ』の落ち方は通常よりも低い。
 『直触り』の方が『サビ』が落ちやすいことは言うまでもない。
・『サビ』の種類は選択する事ができる。
 ・赤サビ:脆い。主に敵に付着させる。
 ・黒サビ:硬い。主に自分に付着させて防御に使う。
・『サビ』は『剥がす』などすれば力づくでも解除可能だが、怪我を伴う。
・このスタンドの強度は『強固な日本刀程度』。これは切れ味の増減に依存しない。

『シャビ・トーレス』 Xavi Torres
破壊力:C〜A スピード :B※      射程距離:E(能力射程:C)
持続力:A    精密動作性:本体次第 成長性 :E
※本体の移動スピードはC

401『せんせいのかくしごと』:2019/01/14(月) 22:42:40

「―――ああ、たぶんあそこだ。
 あのデカい家の隣、あれが例の『美容クリニック』だろう」

栗色ソフトモヒカンワインレッドジャケットマフラーつきの不動産屋、
『門倉』の少しだけ後を『鈴元』はついていく。
『門倉』が指した方向には、まだまだ小さいが、
確かにクリニックめいた看板や建物が確認出来る。

 ……… ……… ……… ……… ……… ………

事の発端は、正月の寒空の下、
『鈴元』が『門倉』の悩みを訊いた事にある。

なんでも『門倉』の営む『不動産屋』が爆破され、
その再建や保障に金が要るという話。
それで『門倉』が独自に怪しい『依頼』を受けてきたのはいいが、
独りでは不安で悩んでいる、そんな話だった。

『門倉』の強引なミッション同伴勧誘を『鈴元』はサラッと受け、
そして数日経った今、二人は舞台となる『美容外科』へと向かっている。

この『美容外科』では『顔が崩れる』という、奇妙な事件が起こっているという話。
人気だったこのクリニックはその騒動により、客足が減っているとの事だった。
院長はこれを『呪い』と称し、解決する術を探っており、
それを解決するのが今回の『鈴元』(と『門倉』)の『任務』というわけだ。

(jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647631/548-561n)


※『プロフィール』『能力詳細』『持ち物』
 『外見』『女装ってどう思う?』を提示・返答しつつ、レス下さい※

402鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/15(火) 00:08:12
>>401

門倉の後ろを歩く。
距離にしておよそ三歩。
とてもよく馴染んだ、よく分かっている距離感。
兄と歩く時も、姉と歩く時も、母と歩く時も、父と歩く時も、お弟子さんたちと歩く時も、はじめは必ずこの距離。
なんとなくの遠慮。
なんとなくのこの位置。

「……」

呪いというのがひっかかり、少し緊張した表情だ。
向かうことに抵抗はないが、何が起きるのかは分からない。
分かっていることは、頑張るという気持ちがあることだ。

プロフィール
『鈴眼』という和菓子屋の次男坊。
思春期。
何かが足りない。

能力詳細
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/76

持ち物
巾着袋(スマホ、大福、小さいスティック羊羹)
和服。羽織。足袋。下駄。
和傘。

外見
肩にかかるぐらいの黒い癖毛を平織りのミサンガを使い、低い位置で結んでいる。
結んだ髪が小さな尻尾のようになる形。
和服に羽織を着ている。
どちらかというと狐っぽい顔。

女装
服装のひとつで、個人の自由。
洋装や和装と同じくらいで見ており、ちょっと変わったファッションという感覚。
見るのに抵抗はなく、するのもまぁまぁまぁ。
昔、親戚の集まりの座興で、母親の和服を着たり大正の女学生風の格好をさせられたが、嫌な思い出とは思っていない。

403『せんせいのかくしごと』:2019/01/15(火) 00:44:34
>>402(鈴元)

「まあ、『呪い』だの『幽霊』だの言うけどもね―――
 その類の殆どは『スタンド』だと思っているよ、俺は。
 『呪い』なんか『スタンド能力』そのものだし、
 『幽霊』は死亡時に発動するタイプってだけだろう。
 あるいはこれもまた能力の産物か―――

 いずれにせよ………一般にとってはまったくの『未知の脅威』でも、
 俺たちスタンド使いにとっては仕組みの知れた『既知の問題』。
   冷静に対処すればなんて事はないはずだ。

                            ………そのはずさ」

『鈴元』の緊張が伝わってきたのか、『門倉』はそんな事を言ってのける。
だが、独りで不安だからと任務に誘ってきたのは『門倉』の方だ。
だとするとこれは半ば、自分に言い聞かせる為の虚勢に近い『語り』なのかもしれない。

     「…………」

      なんとなくの距離を保ちながら、二人の歩は進む。

『鈴元』の方で今のうちに『やっておきたい事』や
『確認しておきたい事』などあれば今のうちに行動に起こしておくといいだろう。
さもなければ、ほどなくして二人は『目的地』へと着くはずだ。

404鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/15(火) 01:25:47
>>403

「その気持ちもまぁ、分かるんやけどぉ……」

未知ではなく、既知。
スタンドを知っていれば、スタンドを持っていれば、あらゆることがスタンドのせいのように思える。
実際、スタンドによる問題も見てきた。
そういう現場に一度でも赴けば、耳に入る不思議な出来事がスタンドに関わるものなのだろうと推理してしまう。
……その場合、未知の脅威が既知の問題になるが、未知のスタンドという脅威が浮き彫りにもなる。

「頑張らせてもらうわ……」

目的地に向かおう。
今はしておくべきことが思いつかない。

405『せんせいのかくしごと』:2019/01/15(火) 20:00:31
>>403(鈴元)

『鈴元』の考えは正論だ。

『スタンド』というシステム自体を知っていてもその挙動は千差万別。
到底、『既知』などと軽々しく呼べる代物ではなく、
結局、『未知の脅威』である事には変わりないのだ。

妙に落ち着かないところをみると、『門倉』もそのへんの理屈は分かっているようだが―――
先ほどの言は結局、『門倉』自身を奮い立たせる為の詭弁だったのかもしれない。

 ……… ……… ……… ……… ……… ……… ………

そうして二人は『門倉』の言う『デカい家』の前を通り、
依頼主の居る『阿多美容クリニック』に到着する。

「あた……いや、ええと、おた、だったか。
 『阿多(おた)美容クリニック』。
 ここの『阿多先生』が今回の依頼主となるね。
 午後の診察前に話をしておきたいという事だが―――」

現在、13時20分過ぎ―――クリニック前の看板を確認すると、
診察時間は午前が9時〜12時、午後が14時〜18時となっていた。

クリニックの外観は『おしゃれなカフェ』といっても通じるような風体の上品な建物だ。
入り口から玄関まで小道のようなものがあり、
その周りには車が10台ほど停められそうな駐車スペースがある。

          「さあ―――行こうか」

『門倉』は小道を渡り、ずんずんと玄関まで向かっていく。

406鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/15(火) 21:23:15
>>405

「阿多」

「これでおた、なんよねぇ。あたって読んでまいそうやけど」

(この字ぃ、なんかで見た気ぃがするんやけど、なんやったかな)

名前というのは難しい。
自分の家の店の鈴眼も、スズメと呼ばれることもある。
眼をまなこと読ませるのは一般的な用法ではないのかもしれない。
そんなことを思い出した。

「……」

ぱっとクリニックを見る。
洒落た建物だ。
車を停めるスペースも十分。
お金が色々かかってそうだ。

「はいな、あんさん」

そう言って門倉について行く。

407『せんせいのかくしごと』:2019/01/15(火) 23:20:55
>>406(鈴元)

玄関まで来ると、透明なドアからホテルのカウンターのような豪奢な『受付』が見える。
ドアの前に行けば、開けるまでもなくドアが開く。自動ドアだ。

『受付』には、穏やかそうな、タレ目の女性。
20才そこそこだろう。胸の名札には『水野』と書いてある。

『水野』は突然入ってきた2人を交互に見やると、

「ええとォ………製薬会社の方ですかァ。
  それとも医療機器の方ァ?
 どっちでもお断りしてるんですけどォ〜〜〜」

見た目通りというべきか―――スットロい口調で話しかけてくる。
どうやら時間外にやってきた二人を医療関係の『営業』だと判断したらしい。
『和服の少年』と『栗色の髪の男』を一瞥しての『判断』。
あるいはオツムの回転も少しスットロいのかもしれない。

「いいや―――そのどちらでもない。
 俺は君に『お断り』されるような存在じゃあないんだ。

  怪しい存在とはわけが違う―――

            なあ、『鈴元』君………そうだろう?」

『水野』に応える『門倉』が、なぜか不意に『鈴元』に話をふってくる。

 それに呼応し、『水野』の視線が『鈴元』へと移る―――

どうやら、『鈴元』の最初の任務(ミッション)は『院長への取次』を頼む事となりそうだ。

408鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/16(水) 06:24:41
>>407

「……ふふ」

なんだか毒気を抜かれるようだ。
緊張して張りつめていたぶん、水野の抜けた受け答えが妙におかしかった。
しかし笑っていても仕方が無い。
門倉からの白羽の矢が立っている。

(うっとこの贈答品でも持ってきとくんやったなぁ)

挨拶に行く時は手土産を持っていくのが礼儀かもしれない。
だとしたら礼を失した。
失礼というやつだ。
あまりいい出だしとは言えない。

「ええっとぉ……初めまして水野さん。僕は鈴元涼ぉ言いますぅ。ほんでこっちのお人さんが門倉さん……」

「今日は門倉さんのお仕事の付き添いで、無理言って着いてこさせてもろてます」

ぺこりと頭を下げる。
この場合どう言うのが効果的か。
単刀直入に呪いの話をしたとして、院長が自分たちのことを言い含めてないと通用しない。
遠回しに伝えたとしてこの女性が壊滅的に察しが悪ければ頓挫する。

「阿多センセに用事があって……個人的な用事やから診察の時間外でこさせてもろてんけど、その……アポイントメント? っちゅうんはとってあるはずなんやわぁ」

「ねぇ、門倉さん?」

なので、とりあえず院長に用があるのを伝える。
鈴元涼は子供だ。
大人の門倉が主体であるように門倉を見る。

『名刺とかあらはるんやったら出した方が信用あると思うけど……』

スタンドを通じてそう言っておこう。

「阿多センセ、いはるやろか?」

409『せんせいのかくしごと』:2019/01/16(水) 20:02:34
>>408(鈴元)

「あァ、これはこれは。受付の『水野 貴理子(みずの きりこ)』です。
 ふぅん……約束はしてあるんですねェ〜〜〜」

『鈴元』のしっかりとした挨拶に『水野』の態度が緩むのを感じる。
スラリとした少年がはんなりとした口調で伝えたのが功を奏したのだろう。
このままいけば、問題なく取り次いでもらえるかもしれない―――

 【名刺―――そうか、それがいいね】

そして『門倉』が『鈴元』の『スタンド会話』での指摘を受け、
         ダメ押しと言わんばかりに名刺を取り出す。

 「そうそう、彼の言う通り、アポはとっているんだ。
        申し遅れたが―――こういう者です」

『水野』は軽く会釈しつつ、『門倉』が差し出した名刺を受け取る。
そこには『門倉不動産 門倉 良次』と書かれており、
その下には会社の連絡先と思しき電話番号、FAX、メールアドレスが記載されている。

それはいいのだが………電話番号とFAX番号には黒ペンで二重線が引かれていた。
そういえば、店舗が爆破したとかいう話だった。
当然、そのへんの『連絡先』も現在、使えないという事なのだろう。

                             「………………」

受け取った『水野』はあからさまに怪訝そうな表情を浮かべる。
連絡先が消された名刺を見て怪しむくらいの知能はあるようだ。

 ………
         ………
                 ………


      そして。

「………まァ、きいてみますねェ〜〜〜しばしお待ちを」

しばらくの沈黙の後、『水野』はカウンターの奥へと消えていく。
それは熟考の末に取り次ぐ事を決断したというより、
考える事に疲れ果てとりあえず院長に丸投げしようという態度にも思えた。

『水野』がそそくさと去った後、

 「うまくいったね。早くも名コンビの様相を呈してきたんじゃあないか?」

『門倉』が得意げな顔で『鈴元』に語りかけてくる。
そもそも取次の依頼程度の些末事をややこしい任務に仕立て上げたのは、
『門倉』の不審な挙動や準備不足のせいな気もするが、
彼にそんな事を気にしている様子はなかった。

410鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/16(水) 23:24:55
>>409

「……」

門倉の名刺に視線を落とし、少し目をそらす。
身元が明らかである方がいいかと思ったが、店舗の情報が塗りつぶされていた。
明らかと不明の狭間の名刺だ。

「名コンビて……」

くすぐったそうに笑う。
女性的な雰囲気のある顔がふにゃっと歪む。

「まぁ……とりあえず、取次は出来たわ」

411『せんせいのかくしごと』:2019/01/17(木) 22:32:45
>>410(鈴元)

様々な思いを抱きながら『鈴元』は取り次ぎの結果を待つ。
そして、ほどなくして『水野』がドアから出てくる。

「院長がお会いになるそうですよォ〜〜〜。これよりご案内いたします」

当然と言えば当然なのだが、院長が許可を出したようだ。
『水野』がカウンターの脇からせかせかと出てきて、二人を導いていく。

          ……… ……… ……… ………

改めて『カウンター前』からクリニック内を見やると、
いかにも高級そうなソファとテーブルが余裕をもって並べられている。
どうやら『待合スペース』といったところらしい。
外から見えないように観葉植物や衝立でうまい具合に隠されているのは、
プライバシーに配慮しての事だろう。

『水野』はその横を抜けたところにある通路へと進もうとしている。
通路の先を見やると『診察室』『カウンセリングルーム』
『セラピールーム』『レストルーム』『W/C』などと書かれたドアが並んでいた。

「さて―――行こうか」

『門倉』が『鈴元』に声をかける。
『水野』や『門倉』と話しながら向かってもいいだろうし、
気になる事があれば確認しながらついていくのもいいだろう。

412鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/18(金) 00:10:16
>>411

「はいな」

とてとてと二人について行く。

「……いろんな部屋があるんやねぇ」

「レストルーム、セラピールーム、カウンセリング……全部違う部屋なん?」

あと通路に何か変なものが飾られたりしてないか確認しよう。
なにか呪いに関するものがあるかもしれない。

413『せんせいのかくしごと』:2019/01/18(金) 21:50:53
>>412(鈴元)
通路を確認しつつ『鈴元』は歩を進める。
ところどころに観葉植物や暖色をメインとした『抽象画』が飾られている。
さすがに『お札』などは貼られていない―――少なくとも見える範囲には。

部屋の名はそれぞれ違うドアに書かれている。
ここまで分かれている意味があるのかどうかは確かに疑問だろう。

「『レストルーム』は施術が終わった後休んで頂くような部屋ですね。
 あとどうしても他の患者様に会いたくないとかの場合に待機して頂いたりって感じです。
 『セラピールーム』は患者様がリラックス出来るように
  いろんな話を聴いてさしあげる部屋です。
 『カウンセリングルーム』は具体的な悩みや希望を確認したり、
  施術の説明を行ったりする部屋となりますよ〜〜〜」

『水野』がそれぞれの部屋の解説をしてくれる。
一応は分かれている意味がある、という事だろう。

   ……… ……… ……… ……… ………

通路を進み切るとT字に曲がる構造となっており、右と左に分かれている。
右を少し見やると『手術室』『スタッフルーム』とそれぞれ書かれたドア、
そして『非常口』のマークが見える。

左には『院長室』と書かれたドア、そして『水野』はそこへと一直線に向かう。

           コン  コン  コン

                             「―――どうぞ」

 『水野』のノックに、少し低い『女性』の声が応える。

414鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/18(金) 23:48:05
>>413

「はぁ、なるほどぉ」

色々プライバシーとか客の精神などに気を遣うのだろう。
多分、ほかのどんな医者よりも注意すべき点かもしれない。
見た目に関する部分を商売にしているのだから。

そうこうしているうちに院長室の前に着いた。
深呼吸をひとつ。
少し心臓が早く動いているのを感じる。
緊張している。
それも仕方の無いことだ。
職員室に向かうのとはまた違う感覚だ。

「入ろか……」

入室する。

415『せんせいのかくしごと』:2019/01/19(土) 18:18:48
>>414(鈴元)
『鈴元』は覚悟を決め、入室する。
まずは『水野』、続いて訪問者である『門倉』『鈴元』の二人という流れだ。

『院長室』には、まず応接の為のローテーブルとソファが中央にある。
奥にはしっかりとしたデスク。書類やらパソコンやら電話やらがおかれている。
脇には書類棚やクローゼットのようなものが設置されている。

そして、デスクに座り、じっと入室者たちを見据えているのが、『白衣の女性』。
キャラメル色の長い髪は先に軽くパーマがかけられている。
メイクもばっちり決まっており、一般的な医者のイメージとはややかけ離れている。
年のころは………30代? 20代?
化粧のせいもあり、少々、年齢不詳のきらいがある。

「『院長』に面会したいという方々、お連れしましたァ」

  『水野』の言葉に女性が頷き、口を開く。

「初めまして、私が院長の『阿多 佳久子(おた かくこ)』。

       ―――水野さん、ありがとう。戻って構わないわ」

その言葉に『水野』は一礼し、部屋を出ていく。

ドアが閉まる音を背にして、『阿多』がデスクから中央の応接テーブルに移動する。
そして、手ぶりで『鈴元』達にソファに座るよう促す。

              「………あなた達が、『呪い』を解いてくれる
                   っていう人たち、という事なのよね?」

『阿多』は二人を値踏みするように眺めながら、そう問いかける。

416鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/19(土) 22:17:32
>>415

「ん」

(ハイカラなお人さん……)

一般的な……鈴元の中にある医者のイメージとは違う。
明るい髪色やその化粧はテレビの中で見るものの側面がある。
いわゆる女優……いや、この場合は文化人と呼ばれる人たち。
そういう人たちの雰囲気に近い。

(おかしいことやないよね)

美容外科の院長は美人の方がいいのかもしれない。
ある種の説得力を生んでくれる。
自分の院で行う治療は全て自分が最初に受ける、そんな医者もこの世にいる。
富豪が服や革靴で財力を示すように、美容外科医は見た目で腕を示す……のだろうか。

「鈴元涼ぉ言いますぅ。よろしゅうに、阿多センセェ」

阿多佳久子。
おたかくこ。
お高く子、では無いことを祈りたいがどうか。
値踏みするような視線はお高いところから注いでくるような気もする。

「えぇ、はい。僕らが、その呪いを解くって仕事を請け負ってるんです」

417『せんせいのかくしごと』:2019/01/20(日) 02:30:36
>>416(鈴元)

『鈴元』が挨拶の口火を切ると、

「ああ、そうです。私が連絡させて頂いた『門倉 良次』と言います。
 よろしく―――よろしくお願いします」

『門倉』も話を繋げていく。

「彼、鈴元君は―――『解呪』のプロフェッショナルでしてね。
 見て下さいよ、この『出で立ち』。いかにも、な感じがするでしょう?

 私は普段は『不動産屋』なんて標榜してますが、
 『仲介』するのは『物件』だけじゃあないって事です。
 こういった類の優れた人材と不可思議な事件を『仲介』する………

                    ―――つまりはそういう事です」

ペラペラと思いつくままに語っている感はあるが、
それなりに上手くまとまったところで、

「それでは、院長先生。『依頼内容』の方を改めてお教え下さい」

                       早速、『門倉』が、促す。

418『せんせいのかくしごと』:2019/01/20(日) 02:34:54
>>416(鈴元)

「まずは『呪い』について
 ―――発端は、去年の夏の話」

                 『院長』は語る。

「患者様の話を聴いていた『ナース』がここに駆け込んできてね、
 『患者の顔が崩れた!』とパニック気味に報告していたの。
 慌てて『セラピールーム』に駆け込んで患者様の顔を見ると………

  目や鼻や口がみんな顔の下の方に集まっていた。
  ………不謹慎だけど、季節柄、解けたアイスクリームを連想してしまったわ。

 奇妙な事にそれらの機関はすべて通常通り、機能していた。
 目は見えるし、匂いはわかるし、喋れる―――

 『レントゲン』なんかをとったわけじゃあないから
  具体的にどう繋がっていたかは不明だけど、
  少なくとも現在の医療の知見ではおよそ説明のつかない現象」

  『院長』は小さな溜め息をつき、また語る。

 「患者様もまたパニックに陥っていて、ろくな話は聞けなかった。
  もっとも自分でも『何が起きているか』分からなかったようだから、
  多少冷静でも、得られる情報はなかったでしょうね。

 私は途方に暮れながら、患者様を『レストルーム』に待たせておいた。
 すると、一時間ほどで、なぜだか分からないけど『症状』は勝手に収まっていた。
 私はとりあえず、患者様に十分な『謝罪金』を渡して、彼女を家に返した。
 念入りに『口止め』してね。
                        …………それが『始まり』」

              『院長』はさらに語る。

「その後も、ぽつ、ぽつ、とこの『崩顔の呪い』の発症は続いた。
 日時や時間は関係なく、タイミングや法則は一切、不明だけど、
                  ・ ・ ・ ・ ・
        それは大抵、『話をする場』で現れた。

 そして、対象も患者様だけじゃあなくて、医療スタッフにも『症状』は出た。
 まさに『無差別』………このクリニックが『呪い』にかけられているとしか思えない。
 『呪い』が出るたび『口止め』はしていたけど、少しずつ外部に広がりつつある。

 まだそれなりに患者様は来て下さっているけど、
  いずれは完全にそっぽを向かれてしまうでしょう。
          だから、今、食い止めなくてはならないの」

 ここで『院長』は二人を見る。だから『鈴元』たちに依頼した、そういう事だろう。
 このタイミングで何か訊いておきたい事などあれば口を挟むのもいいかもしれない。

419鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/20(日) 13:24:40
>>417-418

(また適当言わはって……)

解呪のプロフェッショナルではない。
ただの和菓子屋の次男坊で、学生だ。
訂正して混乱させてもいけないので鈴元はにこにこ笑うだけに留めた。

「……顔の下の方ってことは、福笑いにみたいに集まっとったって?」

想像するに尋常ではない事態だ。
途方に暮れたというがそれでもレストルームに患者を通すという判断が出来たのは良かったのかもしれない。
何も出来ないより、何かが出来た方が良かったのかもしれない。

「話をする場ぁ。最初はセラピー? の部屋で、それからはセラピーのとこ以外でもってことでええんやろか」

「反対に、呪いが起きへんかった場所ってあるん?」

部屋の種類が多い。
セラピールームとカウンセリングルームは多分呪いが起きる場所なのだろう。
だとすると、休む目的のレストルームは安全なのだろうか。
事実、レストルームで待たせたら呪いが解かれたわけであるし。

「後、最初の呪いが起きる前になんか、変わったことってしはった?」

「新しく人を雇ったぁとか、新しい業者の人が出入りしたぁとか……」

420『せんせいのかくしごと』:2019/01/20(日) 14:15:03
>>419(鈴元)
「一つずつ答えていくわね」

『鈴元』の数々の問いに『阿多』が応じる。

「『福笑いのように集まった』―――そうね、
 これも不謹慎かもしれないけど、ちょうどそんな感じ。
 最初は下に集まっただけだったけど、それからの事例では、
 『顔のパーツ』は様々な位置に配置されていた。乱雑にね」

「『最初はセラピーの部屋で次からはほかの部屋でも起こったか』。
 そうね、最初は『セラピールーム』で起こったけど、
 その次は『カウンセリングルーム』。主にこの二部屋で起こりやすい事例ではあるけど、
  スタッフの休憩室、『スタッフルーム』で起こった事もあった。
  『診察室』でも一度だけあったわね。
  その流れが呪いにとって『偶然』か『必然』かは、分からないけれど」

「『呪いのおきた事のない場所』………この部屋もそうだし、
 あとは『手術室』や『レストルーム』あたりもまだ出ていないわね。
 記憶している限りだと、先ほど挙げた場所以外では報告例はないはず」

「『最初の呪いが起きる前に変わった事』……………。
  ………ああ、そうね。少し、忙しくなっていたので、
           『ナース』を一人雇ったくらいかしら。
  『鬼塚 郷子(おにづか きょうこ)』さん。
  この『呪い』が始まってからも、辞めないで働いてくれているわ」

『阿多』は『疑問』への応答を終える。
これ以上『問い』がなければ、彼女の話は先ほどの続きに戻っていくだろう。

421鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/21(月) 01:14:08
>>420

一つ一つ、答えを確認する。
手術室やレストルームはまだ呪いが起きていない。
となると、顔が崩れる現象は何かの言葉がきっかけなのかもしれない。

(診察室で一度だけ……後でそのへんも聞いとこか)

「鬼塚さん。なるほどぉ」

静かに頷く。
話を続けてもらおう。

422『せんせいのかくしごと』:2019/01/21(月) 22:25:50
>>421(鈴元)
「―――それで、『依頼内容』というのは
 『この現象をなんとか止めて欲しい』という事。
 その為の『援助』は惜しまないわ」

『鈴元』の質問への返答も終わり、
『阿多』が話題を戻す。
『門倉』がそこへ口を挟む。

「そう―――その為に俺達はここへ来た。
  その『解呪』ッ 成し遂げてみせましょうとも!

  ………ただ、それには『情報』が必要でしてね。
       多ければ多いほど『解呪』の確率は上がる。

        ですので、しばらく『調査』の時間を頂いても?」

『門倉』の言葉に『阿多』は頷く。

「もちろん、最大限の協力はするわ。
 ここのスタッフに話をきいてもらっても構わないし、
 本日の予約の患者様に実際に接して頂いて、
  場合によっては『呪い』を引き起こしてもらっても構いません。

 ………こういう状況でもクリニックに通って下さる患者様を
     『実験台』にするのは心苦しいけれど、今日が『正念場』だと私は捉えているの。
     この事態を乗り切る為には………やむを得ないでしょう」

423『せんせいのかくしごと』:2019/01/21(月) 22:34:14
>>421(鈴元)

「それで、『患者様への接し方』だれど、
 流石に外部の人間として聞き込みをするのは『不審』極まりない。
 ですので、もし患者様と実際に接するというのなら、
 あなた達には『ナース』に扮してもらいます」

そして、『阿多』はさらっとそんな事を言い出した。

「ここには『カウンセリングルーム』と『セラピールーム』があるわ。

 『カウンセリングルーム』は一般の美容外科にもよくある、
 患者様のご要望や施術の希望など具体的な話を聴く場所。
 ここでは異性に聞かれたくないコンプレックスやデリケートな話題が出るので、
 基本的には『同性のナース』が対応している。

 一方、『セラピールーム』は当院独自のサービスとなっているわ。
 ここでは『異性のナース』が話し相手となって患者様を肯定し、
 癒して差し上げる空間です。患者様の話したい話をじっと傾聴する。
 そんなサービスが当院の人気の一端となっているの。

 当院の患者様はほとんどが女性、だから、
 『カウンセリングルーム』は女性のナース、
 『セラピールーム』は男性のナースが配置されている。

  ・ ・ ・
 どちらの『ナース服』も用意出来るので、必要ならば言って頂戴」

  ……… ……… ………
                  ……… ……… ………

ふと、『門倉』を見ると、少し目を泳がせながら『鈴元』に目くばせをしている。
おそらく、『鈴元君に任せるよ』のアイコンタクトだ。おそらく。

方針はすぐに決めなくてもいいだろうし、
一端、外に出て『門倉』と作戦会議をしてもいいだろう。

424鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/22(火) 00:22:57
>>422-423

「わかりましたぁ」

協力は最大限に頂こう。
実際に被害にあった患者に会って得られる情報もある。

「え、あぁ……」

ナース。
その言葉に動揺した。
どうするべきか。
門倉に視線でどうするか尋ねようとしたが向こうはこちらに任せる気らしい。

(どないしよかな……)

(門倉さんが女の人のナースは無理があるやんなぁ……)

「ちょ、ちょっと門倉さんと相談させてもらってええやろか?」

425『せんせいのかくしごと』:2019/01/22(火) 21:37:41
>>424(鈴元)

「―――ええ、いいわよ。聞かれて困るのだったら、
 外に出てもらっても私は構わないし」

 『鈴元』の『相談したい』という申し出に『阿多』はそう答える。

「………それと、一つ言っておきます。貴方たちに頼むのは『今日一日』『クリニックが終わるまで』。
      正直に言ってしまえば、貴方たち以外にも『解呪』が出来るというツテはあるの。
      数日かけるくらいなら、そっちに頼んだ方が『クリニックの為』と私は考えている。
      申し訳ないけれど、それを踏まえて効率的に動いて欲しいものね」

 突然告げられる『タイムリミット』。
確かにいつまでもグダグダ調査してもラチが明かないのは事実だが………。

「承知しました―――もちろん、本日中に『解呪』させてもらいますよ。
 じゃあ、『鈴元君』。外で、少し、話し合おうか」

『門倉』は『阿多』の言葉に頷き、『鈴元』と共に廊下へと出た。
幸いに、というべきか廊下は静まり返っており、誰もいない。

426『せんせいのかくしごと』:2019/01/22(火) 21:40:37
>>425(鈴元)

「さて―――『鈴元君』。とにもかくにもまずは『情報』が必要だが、どうしようか」

 廊下にて『門倉』が早速、語り掛けてくる。

「『院長』に提示された情報収集の方法は

 1.『スタッフへの情報収集』
 2.『カウンセリングルームで患者へ対応』
 3.『セラピールームで患者へ対応』         の三点。

  もっとも、『スタッフ』は複数いるのだろうから、
  その選択肢は更に細分化されるだろうね。

 また、あくまで『優先順位』の話だから、時間があれば、
 最終的には全ての選択をとる事も可能かもしれない。
 ―――時間があれば、だが。

 あとはせっかく、二人居るのだから『分担』するのも手だ。
 君が重点的に調べたいところは君自身が行くといいが、
 そうでなければ俺が単独で調査して、後で情報を擦り合わせる事も出来る。
 『セラピールーム』はともかく、『カウンセリングルーム』の対応は
 俺には『ちょっと厳しい』というのもあるからね―――興味はあるけれど。

もちろん、『院長』が提案した『調査』以外の行動をとるのも自由だろう。
要は『呪いの正体』を暴き、それを無くせればいいのだから。
『解呪』への道筋はいくらでもあるという事さ―――」

『門倉』が状況をまとめる。『院長』との会談時に言葉少なだったのは、
頭の中で『鈴元』と話し合う事を整理していたのだろう。

『門倉』はあくまで『鈴元』に判断を任せていく方針のようだが、
その思惑通り、『どうするか?』をさっさと決めてしまってもいいし、
もう少し『門倉』と相談するのも悪くないだろう。

427鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/22(火) 22:28:29
>>425-426

「どないしよか……」

今日中だ。
今日一日で今回の件に決着をつけなければいけない。
そのためにはもっと情報が必要だ。

「やっぱり……カウンセリングん所は難しいやんねぇ……」

セラピーでもカウンセリングでも、異性の対応であることは変わりない。
男性を相手にする時もそうだが、人によって怒りなどのポイントが違う。
なので、どちらに言っても失敗する可能性はある。

「カウンセリングの所は僕が行くわ。僕もそんな似合うかとか不自然じゃないかはわからんけど」

「門倉さんは……セラピーの所でぇ」

それからどうするか。

「あと、鬼塚さんってナースさんにお話聞きたくて、それと診察室で一回って言ってはったからその時の患者さんの話も」

「鬼塚さんはナースさんやからお仕事の空き時間に話を聞くとして、患者さんの方は都合つくかわからんよね」

仕事などの用事で手が空いていない可能性がある。

「やから、お電話でもええから話出来へんか、阿多センセに掛け合ってもらいたいんよ」

「僕から患者さんに直接……やと怪しいかもしれんから、阿多センセから患者さんにお願いした方が確実かなぁって」

鈴元はカウンセリングルームでの調査を選んだ。
どこかの空いた時間でナースの鬼塚と可能なら呪いを受けた患者からの聞き取りを行う。
門倉にはセラピールームでの仕事と、阿多に患者へアポイントを取ってもらえるかのお願いをしておく。

428『せんせいのかくしごと』:2019/01/22(火) 22:53:26
>>427(鈴元)

「ふむ―――順番としては

 『院長に、診察室で【呪い】の出た患者の話を聞く』
 『出来るのであればその患者と電話にて話をする、その仲介は院長にお願いする』
 『その後は、俺は【セラピールーム】で男性ナースとして、
  君は【カウンセリングルーム】で女性ナースとして、
  それぞれ患者の相手をして呪いの発現をチェックする』
  『時間の調整やアポがとれたら鬼塚ナースと診断室の患者と話をする』 という流れでいいかい?

  今はええと、13時50分か。
  おそらくだけど『患者』は『午後開始』の14時を回れば来てしまうのだろうね。
  それまでに二人で、『院長』から『診察室の呪い』について訊いてしまうのはどうかな。
  ついでに『患者』や『鬼塚ナース』へのアポ調整の依頼もそこで行う―――

  その後にそれぞれの『ルーム』へ………とこんな形でどうだい?」

『鈴元』の意見を『門倉』なりに整理して、再度、確認をしてくる。

429鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/23(水) 02:20:20
>>428

「うん。それで大丈夫です」

門倉の言葉に頷く。
問題は無いはずだ。

「それじゃあ、あんじょうよろしゅうお願いします」

430『せんせいのかくしごと』:2019/01/23(水) 22:16:47
>>428(鈴元)

「よし―――じゃあ善は急げ、だ」

『門倉』は再び『院長室』のドアを開け、
眼前の『阿多』におもむろに語る。

「さて………調査方針が決まりました。

まず、私、『門倉』は『セラピールーム』で、男性ナースとして、患者の『呪い』を見る。
一方、『鈴元君』は『カウンセリングルーム』で女性ナースとして、患者の『呪い』を見る。
つまりハサミ討ちの形となるわけですね。

あとは、時間が出来たらでいいので、新人ナース、『鬼塚さん』と話をしたいので調整をお願いします。

それともう一つ―――『診察室で起きた呪い』について『院長』に訊いておきたいのです。
出来るなら、当事者である患者さんにもお電話か何かでお話してみたいのですが」

『方針』を一気に『阿多』に伝える『門倉』。

                             それに対し、

「分かったわ。正直、『門倉』さん。貴方が女性ナースに扮するのは少し難しいように感じていたけど、
 『鈴元』君なら、当院の技術を用いれば十分に可能よ。
 といっても ――フフフ――― メスを入れたりはしないから安心してね。

 『鬼塚』さんはじゃあそうね、大体、一人目の『患者様』の対応が
 終わった後くらいに、話が聞けるように時間調整しておくわ。

 あとは―――『診察室』の患者様と話したいという件は………
 一応、連絡はとってみるけど、『デリケート』な話だから難しいかもしれない。

 私の方で知っている事は伝えられるけど、具体的にどんな事を訊きたいのかしら。
 もう最初の『予約』まで時間もあまりない事だし、手短に済ませられるといいのだけど」

                             『阿多』がこう返してくる。

と、いう事なので、『鈴元』の方で『診察室』での『呪い』について、
特に重点的に訊きたい点があれば、提示してみるのがいいだろう。
『門倉』の説明に問題があれば、補足をいれてもいい。

431鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/24(木) 00:18:11
>>430

「お、お手柔らかによろしゅうお願いしますぅ……」

「あの、肌があんま強なくて、お化粧とかするんやったらその辺も……」

不安だ。
メスは入らないにしてもどんなことを受けるのだろうか。
ナースになる過程が分からなくてドキドキしてしまう。

「患者さんは出来たらで大丈夫です。そん時は阿多センセにその診察室の時こと聞かせてもらえるとありがたいけど」

今の所、何か呪いが起きるきっかけになる言葉があるのではないかとにらんでいる。
患者に起きたことだから患者の発した言葉が鍵なのだと思うが、その場にいたなら先生でも大丈夫だろう。
それとも今の予想とは違うところが核心なのか。

「診察室の時に一回だけって聞いて思ったんやけどぉ」

「何か、普段とは違うことしたとかあるんやろか?」

「普段せん話したとか、なんか失敗があったとか」

432『せんせいのかくしごと』:2019/01/24(木) 23:42:18
>>431(鈴元)
「そう……それならウチにお肌の状態まで
 しっかり考えてやってくれるナースがいるから、その娘に頼むわね」

『鈴元』の『ナース変身』への不安に、『阿多』が医師として応える。

「そして………患者、『玉置(たまおき)』さんの事ね。
 あの人のことは印象に残っている。30代の女性だったんだけど、
 事前に『セラピールーム』で長時間、愚痴を言ってたにも関わらず、
 私の診療の時も、施術と関係のないお喋りをちょくちょく、しててね。
 なんでも『結婚詐欺』にあったとかで、それの愚痴。
 次はもっといい男を見つけてやる、って事で、二重にする相談をしていたのだけどね。

 彼女の愚痴をしばらく、どこか上の空で聞いていたのだけど、
 突然、短い悲鳴のような声が聴こえたから、ハッと『玉置』さんを見たら………
 崩れてきていたのよ―――『顔』が。
     『目』が離れていったと思ったら、『鼻』が曲がったりね。

 『話』にはきいていたから、私はすぐに彼女に落ち着くよう声をかけて、
 ―――しばらくして『レストルーム』に連れて行って休んでもらったわ。

 一応、彼女には『整形する際の不安が顔に現れる事がある』なんて
 もっともらしい事を言っておいたけど、半信半疑という感じだった。
 結局、彼女に関しては整形代をこっち持ちにして、それとなく『口止め』して、
 それで………おしまいね。特に『失敗』したとかそういうのは無かった」

『もういいかしら』というふうに『阿多』はここで話を止める。

433鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/25(金) 00:19:36
>>432

「おおきに……」

ナースになるのはそんなに気負わなくてよさそうだ。

「結婚詐欺……それは、えらい難儀な……」

それで美容外科に来たということか。
よりいい男性と巡り合うためだろうか。
鈴元には理解しにくい感覚だが、女性の心はそういうものなのかもしれない。
そうでなければ、その感情故に衝動的になっていたのか。

「うわの空ってことは、そんなに詳しくは覚えてはらへんってことでええ?」

「それやったらそれで大丈夫なんよ。お話しいただけるだけで御の字やし」

だから、それ以上情報がなければ変身することになる。
ナースに。

434『せんせいのかくしごと』:2019/01/25(金) 01:12:00
>>433(鈴元)
「ええ………ごめんなさいね。それ以上は特には」

『阿多』が首を振る。

「でも、一応、『玉置』さんには連絡しておくわ。
 大丈夫そうなら、アポをとっておきます」

そういうと『スマホ』をいじり始める『阿多』。
『玉置』の連絡先をチェックしているのだろうか―――

          と………
 ♪
    ズズズズン ズンズン
             ズッズッ ジャジャジャジャァ〜〜〜〜ン
                                       ♪

 なにやら勇ましい音楽が『阿多』の『スマホ』から流れてくる。
  特別、聴き覚えはないが―――

                ………   ポチッ

 『阿多』が尋常でなく素早い動きでスマホのボタンを押し、音量をミュートにする。

         ……… ……… ……… ………

「………じゃあ、『ナース』達には連絡しておくから、
 『スタッフルーム』に行って頂戴。貴方達にはそこで着替えてもらいます。
 もう最初の患者様が来るまで、そんなに時間はないから」

そして、『阿多』は先程のメロディには一切触れずに
少し厳しい口調で二人を『スタッフルーム』へと誘導する。
確かに時間がないのは事実だろう。

435鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/25(金) 01:21:58
>>434

「……」

にこっと笑って、少し頭を下げる。
聞かなかったことにすることに決めた。
波風を立てるようなことを言うのは好きではない。
そもそもこの音に対しての指摘が問題になるかは分からないが、無音状態にする速度があまり触れられたくないのを表している気がした。

「じゃあ、行ってきますぅ」

スタッフルームに移動する。

436『せんせいのかくしごと』:2019/01/26(土) 00:06:55
>>435(鈴元)
公の場でスマホの音を鳴らしてしまい、焦るような事はままある事だ。
時間もない―――『鈴元』はそのまま『スタッフルーム』へと向かう。それに続く、『門倉』。

 ……… ……… ……… ……… ………

「ここだったね」

『スタッフルーム』前に行くと、『門倉』が躊躇なくノックし、そのまま入っていく。それに続く、『鈴元』。

『スタッフルーム』はいわゆる『休憩室』のようで、大きなテーブルに複数の椅子が備えてある。
冷蔵庫や電子レンジ、流し場なども設置されている。ロッカーもある。
また、奥の方に男女に分かれたトイレ、また、文字通りの『化粧ルーム』も設置されているようだ。

『スタッフルーム』には二人の男女が居る。いずれもナース服を着ている。

「ようこそいらっしゃいました。私は『武藤』と申します。
 『武藤 暮(むとう くれる)』、看護師をしています。
 例の怪事件を調査している方々―――ですよね?」

眼鏡をかけた長い髪の女性が二人に会釈をする。
落ち着いた上品な印象だ。

「アレ、一人はまだ若いんじゃん? でもなんか雰囲気あるねェ〜〜確かに。
 『霊』とかそうゆうのバッとハラってくれそうなカンジ?
 こりゃあイケるんじゃあないのぉ? 『インチョウ』もイイ人呼んできたんじゃない?
 あ、オレは『角田 連(つのだ れん)』。よろしーく」

対照的にチャラい男。金髪に近い伸びた茶髪。わりに目立つピアス。
一般的な医療職のイメージとかけ離れているが彼も『ナース服』を着ている。

「―――『少年の方』………貴方ですね。
 『カウンセリングルーム』で私と共に患者の話を聞きたいとの話を伺っています。
 お聞きでしょうが、ここは『同性のナース』が立ち会う場所。
 でも、そうですね―――『院長』が言っていたとおり、貴方なら、大丈夫でしょう。
 早速、『化粧ルーム』に、共に行きましょうか」

二人が『スタッフルーム』に来るまでの間に、『院長』が連絡してくれていたようだ。
どうやらこの『武藤』が当面、『鈴元』の面倒をみてくれるらしい。

「あ、『セラピールーム』の人はオレとねェ〜〜〜」

一方の『門倉』は『角田』と、という事のようだ。

437鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/26(土) 00:25:42
>>436

「鈴元涼ぉ言います」

二人のナースに頭を下げる。
男性の方はなんだかナースというか医療従事者っぽくないが、院長と同じ理由だろう。
……多分だが。

「えっと、じゃあ武藤さんと一緒に、やね」

「よろしゅうお願いします」

「門倉さん、なんかあったら連絡でぇ」

門倉に小さな声でそう伝えて、化粧ルームに移動しよう。

438『せんせいのかくしごと』:2019/01/26(土) 01:07:44
>>437(鈴元)

「ああ―――分かった。幸運を祈るよ」

『門倉』も自己紹介を終え、『角田』と共に準備を始めた。
しばらくは別行動となるだろう。

 ………  ……… ……… ………

「では、始めます………

   ―――力を抜いて―――

              まずはスキンチェックから………」

『鈴元』は『武藤』と共に『化粧ルーム』に行き、

     そして―――

               桜が舞うように

                            生まれ変わる―――ッ!

  これが私……?  そう! これが『鈴元 涼』ちゃんだッッ!
  鏡を見れば、すぐそこに『ナース服の少女』が居る!
  『武藤』のスタンド能力か? と疑うばかりの超絶テクニックで、
  パッと見は完全に少年から少女に変化した『鈴元』。

「髪………束ねたままでもいいですけど、
 ミサンガをとってしまてもカワイイと思いますよ。どうします?」

『武藤』が尋ねてくる。
『医療の場』としては束ねておいた方がよさそうだが、
やはり少し価値観が違うのだろう。

439鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/26(土) 02:02:47
>>438

「は、はい……その、優しゅうしてな……?」

少しビクつきながらそんな風には返した。
力を抜いて、相手を受け入れる。

「こ、これが僕なんやね」

(なんかエラいことになってもうたなぁ)

武藤のテクニックに感嘆する。
と同時に客観的に自分の女装というものを久しぶりに見た。
正月などに親族の余興で母の着物を着たり、姉の服を着たが、それとは訳が違う。
本気の、全身全霊の、女装である。

「ミ、ミサンガ取るん?」

「うん……武藤さんがそう言うんやったら」

「僕はエエよ……?」

慣れた手つきでミサンガを解く。
癖のある黒髪が解放されて揺れる。
ふうと息を吐いた。
ポケットがあるならそこにミサンガを入れておこう。

「これで、エエ?」

440『せんせいのかくしごと』:2019/01/26(土) 02:30:25
>>439(鈴元)
ミサンガをとり、解き放たれる『鈴元』の黒髪。
それなりに彼を知っている者でも
彼だという事を認識できないかもしれない。

「いいんじゃないでしょうか。
   やはり、そちらの方が―――いいですね」

『武藤』が自然に『鈴元』の髪を慈しむように撫でる。

「では、そろそろ行きましょう。患者様には
 すでに『カウンセリングルーム』でお待ち頂いています」

『武藤』と共に、化粧ルームを出る。すでに『門倉』達の姿はない。
『セラピールーム』の方へ移動したのだろう。
『鈴元』たちもそのまま『カウンセリングルーム』へと向かう。

「30歳、女性、会社員、『戸葉 彩江(とば あやえ)』様。
 今からカウンセリングする方です。鼻を高くしたいとのご要望。
 具体的な施術の確認や説明は私が行いますので、
 『鈴元』さんは彼女の『思い』を傾聴してもらえれば、と思います」

着く間に簡単な説明を受ける『鈴元』。
せっかくの機会、この間に『武藤』に質問があればしておくといいだろう。

441鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/27(日) 00:39:46
>>440

「あ……え……」

思わず頬が赤くなる。
くすぐったそうに笑う。

「う、うん。行こか……」

いそいそと武藤について行った。

「戸葉彩江さん……」

「そういえば武藤さんは長いことここに務めてはるん? 落ち着いてはるって言うか……」

「あぁ、いや、こんなん仕事と関係あらへんし、聞かれても困るやんね? えっと、呪いって見たりとかしてはります……?」

442『せんせいのかくしごと』:2019/01/27(日) 01:01:47
>>441(鈴元)
「ええ、もう随分長く勤めていますね。『院長』には、とてもお世話になっています」

『武藤』がそう答える。

「『呪い』……ああ、例の『顔』が崩れてしまう………。
 はい―――ありますよ。二回ほど。

 ………貴女は、あれを調べているんでしたね。

         ………では、聴きますか? 『その時の音声』」

『武藤』から意外な提案を受ける。

「『院長』には内緒ですよ?
 『院長』はプライバシーを重視しているのでそういう事は禁止しているのです。
 ただ、いざ『クレーム』が来た時に困るのは私ですからね。
 適正な対応を行った『証明』として、ひそかに録音しているのです。

 ………もちろん、今すぐは無理ですよ。『予約客数人』の対応がありますからね。
                          それが終わった小休憩の時間にでも」

そんな話をしているうちに『カウンセリングルーム』はもう間近だ。
一応の収穫はあったが、最後に一言二言で
確認できる事があれば、さらに何か聞けるかもしれない。

443鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/27(日) 01:39:01
>>442

「長いんやねぇ。落ち着いてはるというか、慣れてはる感じやったからそうなんかなと思うて」

実際そうらしい。

「え、聞いてエエの? 音声」

「出来るんやったら聞かせてもらいたいんやけどぉ」

真実に近づくことが出来るのなら必要なことだ。
多少院長からの心象が悪くなるかもしれないが、こっちも期限がある。

「あ、その音声ってどこの部屋のやつやろか」

444『せんせいのかくしごと』:2019/01/27(日) 02:06:49
>>443(鈴元)
「音声はここ、『カウンセリングルーム』のものよ」

『武藤』が質問に答えるのとほぼ同時に二人は部屋と辿り着く。

  ………

          コン コン コン

   「失礼します―――『戸葉』様」

そして、『武藤』が一礼しながら部屋を入り、『鈴元』も続く。

部屋には『院長室』と同じような応接用のテーブルとソファが設置されている。
そのソファにどっかりと座るのは少し太めの、セミロングの髪の女性。
この女性が『戸葉』だろう。施術したいという『鼻』は………
確かに少し上向きでお世辞にも高いとはいえなかった。

「少し遅いんじゃなァい?
  ええええと、『武藤』さんだっけ? あとはぁぁ―――」

『戸葉』の視線が『鈴元』に注がれる。

「ナースの『鈴元』と申します。新人なので何卒よろしくお願いいたします」

その視線を跳ね返すがごとく、先輩として『武藤』が『鈴元』を紹介する。
これからこの『戸葉』の話を聴かなくてはならない。
『鈴元自身』からもしっかり挨拶しておいた方がいいだろう。

445鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/27(日) 02:57:35
>>444

「失礼します……」

少し緊張きた心地で中に入る。
この女性が戸葉なのだろう。
頭を下げて一礼をする。

「鈴元です。まだ未熟者ですけど、よろしゅうお願いします」

なるべく標準語のアクセントで話そうとするが、どうしてもお国の言葉が顔を出す。
多分、少し訛っているように聞こえるだろうが、誠意は変わらない。
にこっと微笑む。

446『せんせいのかくしごと』:2019/01/27(日) 23:57:30
>>445(鈴元)
「よろしくお願いいたします、『戸葉』さん」

『武藤』も『鈴元』にあわせ、礼をする。

「ふゥん、『鈴元』さんねェ―――
 随分と若そうだけどダイジョウブなのかしらねェ」

『戸葉』は値踏みするかのように『鈴元』を眺める。

「それはもう………『院長』も認めた『優秀』な人材ですので。

 それでですね、『戸葉』さん………本日はこの『鈴元』に、
   『お話の聞き役』をさせて頂いてもよろしいでしょうか。

    『新人』にもいつかは『経験』させなければいけない事。
     心優しい方にしか頼めない事なのです―――『戸葉』さんのような」

 『武藤』がそんな『戸葉』に依頼する。

 『戸葉』は『えェ〜どうしようかなァ〜〜』などと渋るフリをしていたが、
   『武藤』のヨイショに気をよくしたのか、最後には許可してくれた。

「いいわよォ、じゃあ、『鈴元』さんだったっけ。

   まずきかせてもらうけど、
                   アナタ、『人生の目的』ってなんだと思うゥ?

          『人って何を目指して生きていけばいいのォ?』」

そして『戸葉』が『鈴元』に問いかけてくる。
 見かけのわりに、いや見かけどおりの、『ちょっとヘビィ』な話し始めだ。

447鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/29(火) 01:58:12
>>446

(そら、若いわな)

中学三年生だ。
この院内の平均年齢を下げている一員である。

「人生の目的……ですか?」

考える。
どう答えるか、ではなく答えてもいいかという意味で。
こういう場はなるべく相手に合わせるべきだ。
特に、こういうタイプの人間は。

「美意識」

「あるいは、納得とか哲学と言ってもいいですけど」

じんわりと背に汗がにじむ。
鈴元涼の背にある刺青。
咲いた桜のそれは鈴元涼が咲いた桜のようになりたいと願ったから掘られたものだ。

「なので、何を目指すかと言われれば、自分の思う自分、かと」

448『せんせいのかくしごと』:2019/01/31(木) 22:47:31
>>447(鈴元)
「へェ〜〜〜『自分の思う自分』か。
        そうねェ、その通りかもねェ〜〜〜〜」

『鈴元』の答えに『戸葉』はそういうと高笑いする。
印象はけして悪くはなかったようで、彼女はそのまま話し始める。

「ワタシも自分の『美意識』を信じて頑張っていたわ。
 若いころはね〜〜〜志も信念もあったわねェ〜〜〜。

 でも、世の中、いろんな形の『障害』が多すぎるのよ。
  自分の思う自分を目指して一本気に生きても、
    つまァ〜〜らない事で
       足をすくおうとする連中が多すぎるのねェ〜〜〜

  だから、ワタシはもっとも単純で、だけど、
   大抵の困難を解決してくれる魔法の『切り札』を集める事にしたの。

            それはァ〜〜〜『お金』。
      私の『人生の目的』は『大金持ち』になる事よォ〜〜〜〜

    こういうと見下す人もいるけど、シンプルでいいと思わない?
     悩み続けるのも大事かもしれないけど、
      分かりやすい『価値』を見つけたら後はそれを目指せば、
       限りある人生の時間を一番有効に使えると思うのよねェ〜〜〜」

『戸葉』は自分の話を一方的に語りだす。
自分がいかに苦労したかや『金もうけ』の話などを怒涛の勢いで喋り倒していく。

これを聴くというのが、このクリニックのサービスに
なっているようだが、聴く方は結構、大変かもしれない。

とはいえ『鈴元』の目的は『呪いの発現』。
それがこういうシチュエーションで出やすいというのであれば、
とりあえず口を挟まず、彼女に喋らせておくのも手だろう。

あるいは、『戸葉』に『クリニック』について、尋ねてみるのも悪くないかもしれない。

449鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/01/31(木) 23:36:35
>>448

「なるほどぉ」

人間の喋りというのはだいたい三つ。
話したがりか、寡黙か、聞かれれば答えるだ。
寡黙はそもそも答えも淡白で会話になりにくい。
目の前の人間は話したがりだ。
自分の話した言葉をフックにして別の話を展開する。
こういうタイプは気持ちよく合いの手を入れてあげればいい。

「それは大変でしたねぇ」

同調。
下手に口を挟まず、とりあえずは喋らせておいてみよう。

450『せんせいのかくしごと』:2019/02/02(土) 03:49:49
>>449(鈴元)

『鈴元』のとったの態度は『同調』。
それに乗じて『戸葉』はペラペラと話を続ける。


  ペラペラ
          ペラペラ
    ペラペラ
                 ペラペラ

         ペラペラ
                          ペラペラ

  ………
           ………
                       ………

上手く行き過ぎたようで、『戸葉』の話は止まらない。
これがいいのか悪いのか――――

とりあえず、いまのところ、『呪い』の兆候は一切ない。
そんなに数多く出現するような話ではなかったので、
あるいは『戸葉』のケースでは『呪い』は発動しないのかもしれない。

「それでその娘、『株』とか『投資』とかそうゆうのは『よくない』っていうのよね。
 それは『ギャンブル』なんだって! 『邪道』なんだってさァ〜〜〜。
 あ、バカなんだ、って思うわよね。
 日本の教育ってお金を稼ぐ方法については教えないじゃない?
 むしろ『真面目に働く』のが唯一の道、みたいなノリだものね〜〜〜
 あれじゃあ仕方がないのかしらね。ああいう娘が産まれちゃうのは。

 でも、ふふふ、それなのによォ〜〜〜、ふふふ、笑っちゃう。
 その娘、体よく『カモ』にされちゃったのよ。
 ちょっとイケメン風の………ふう、よ。ふう。
 よく見たら大した事のない男に『マルチまがい』の商材
 押し付けられてヒイヒイ言っているの!
 『それだけで儲かる! 大金が入る!』
 そんな話を信じちゃうのねェ〜〜〜〜愚か。

 最後は『戸葉さァん、この化粧品買ってくださァい』なんて
 ナメた事言ってきたから、ブロックして、完全無視。

 今、どうしてるのかしらェ〜〜〜
    転落人生まっさかさまかしら? 自業自得だけど」

『これ、美容外科で話さないといけない話ィ?』みたいな無駄話が続く。
ただ、そういう話をサービスで聴いてあげているから、ここは流行っている(た)のだろう。
『王様の耳はロバの耳』。愚痴の吐露の場の提供は、それだけで『癒し』という事か。

451『せんせいのかくしごと』:2019/02/02(土) 03:53:27
>>449(鈴元)


 ………
         ………


 ゴゴ
            ゴゴゴゴゴ

          ゴ

                 ゴ
                                ゴ


 ―――そして、『その瞬間』は唐突に。

            ふと、『鈴元』は『異変』に気づく。

正確なタイミングは分からなかったが、
 いつのまにか―――『手』。
 『目』を覆うのにちょうどいいサイズの『小さな両手』。
  それが『戸葉』のそれぞれの目を覆っていた。

  その『デザイン』は人間のそれではなく、
           『鈴元』が馴染む『異能』の意匠だ。

  ゴ    ゴゴゴ  ゴ ゴゴゴ ゴ ゴ ゴ

 『戸葉』や『武藤』はそれに気づいていないように思える。
 もちろん、そういう『演技』をしている可能性はあるが―――
 少なくとも目が塞がれている『戸葉』は『見えて』いれば、
 何かしらのリアクションをするのではないだろうか。

 ………

      「………? あら? あらァ?」

『戸葉』が混乱し始めたのは『手』が動き出し、
彼女の目がそれにあわせ、左右に明確に離れていってからだ。
あそこまで離れれば『視界』に確実に影響があるだろう。

『手』は更に移動し、それにあわせ
 『左目』は『頬』に『右目』は『額』に移動し始めた。
『戸葉』は何が起きているのかわからず、
 自分の顔を触りだすが、『現れた手』は『戸葉の手』を『透過』する。

「ちょ、ちょっとォ? なに!?

      どう、どう、どうなってるのォぉぉ〜〜〜〜!?」

『戸葉』の悲鳴にも似た訴え。
『武藤』は意外なほど冷静だが、
彼女はこの現象をすでに何度か見ているとの事。
『覚悟』がある、という事なら、
取り乱したりしないのはおかしい事ではないのかもしれない。

このまま『観察』を続けるか、
     あるいは何かしらの『干渉』を行うか。
              それは、『鈴元』の考え次第だろう。

452鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/02/03(日) 00:21:58
>>450-451

「それは難儀でしたねぇ……」

柔らかく笑みんで返しながら相手の様子を見る。
話の内容も重要なので聞いておくが、気分のいい話ではないかもしれない。
否定できる立場でも人生でもないし、性格でもないからちゃんと聞くが。

「……!」

(出た、出てきた……!)

特に引っかかるような特別な言葉はなかったはずだ。
だとしたら、これは言葉に反応するものではないのか?

(来て……)

『ザ・ギャザリング』を発現し、現れた手を掴みに行く(パス精CCC)

「……多分、心のどっかの不安な気持ちが出てきてるんだと思いますから」

「目を閉じて深呼吸を……必要なら手を握っても……」

聞きいれられるかは分からないが、一応声はかけておく。
自分が取り乱しても相手の動揺をあおるだけだし。
どんな人間でもここに来た以上は自分の客だ。
この場で安心安全の保障は出来ないが、不甲斐ない姿は見せられない。

453『せんせいのかくしごと』:2019/02/03(日) 00:53:01
>>452(鈴元)
「不安………そう、なの………!?
 でも! グルグル目がァ〜〜!
  『メマイ』って、れ、レベルじゃあないわよォ〜〜〜!!」

『戸葉』に声をかけるが、容易に心を落ち着かせられる状況ではないようだ。

そこで、『鈴元』は、祈り、念じ、

           『 ハ ラ リ 』

     舞い落ちるように『ザ・ギャザリング』を発現する。
               そして、すぐさま、元凶の『手』を掴もうとするが………

                      ―――『するり』

『手』は『ザ・ギャザリング』のそれを『透過』して掴ませない。
おそらくだがこれは『能力(?)』の『象徴』のようなものなのだろう。
すでに『発動』してしまっている証―――普通のやり方で止める事は難しそうだ。

  ………

          ………

『一分』ほど経っただろうか。『両手』はおもむろに消える。
そして、後に残るは『手』が最後に消えた位置に『目』を持つ『戸葉』だった。
『右目』は顎の部分、『左目』は鼻の横あたりで固定されてしまっている。
そんな事態になっても、ずっと『見えて』はいたようだ。

    「…………ど、どうなっちゃったのォ!?」

『戸葉』にとってみれば『視界』が動くのが止まった形だろう。
このタイミングを逃さず、慌てて自らのバッグからミラーを取り出し、

   そして………
                       パたリ。

     自らの顔を確認した『戸葉』は、『意識』を失う。

「………倒れてしまいましたね。まあ、無理もないと思いますけど」

『武藤』が呟くようにそう語る。冷静そうにみえるが、その顔は蒼白。
やはり、『覚悟』していても『呪い』をみるのは
気持ちのいいものではない、という事なのだろうか。

「手伝ってもらえますか?」

『武藤』は部屋の奥に置いてあった『担架』を持ってきた。
さきほどは気付かなかったが、奥のスペースに『ベッド』もあるようだ。

               「一度、ベッドに寝かせてしまうので」

454鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/02/03(日) 01:57:24
>>453

(うわ)

触れない。
すでに顔の変質は決定づけられている。
回避は事前に謎を潰しておくしかない。

「……」

やってしまった。
申し訳なさそうに目を伏せた。

「はいな……」

武藤を手伝って担架を持とう。

「武藤さん、慣れてはるんやね。僕まだ心臓がバクバクして、全然アカンかったわ……」

「すんません……」

455『せんせいのかくしごと』:2019/02/03(日) 02:29:40
>>454(鈴元)
「『初めて』なら仕方がないでしょうね。
 先ほども言いましたが私は『二回』、直接目にしていますし
 他の人が見た話も聴いてますから―――」

二人がかりで『戸葉』をとりあえずベッドに乗せた。
グッタリとする『戸葉』。目の位置は奇妙な場所のままだが、
改めて見ると、まるで始めからその位置についていたかのような自然な癒着だ。

「―――大丈夫。時が経てば治りますよ。
 今までの発症した方すべてがそうでしたから」

『武藤』が『鈴元』にそう声をかける。

「………次の『予約』まで、まだ時間があります。
 少し落ち着いたら『戸葉さん』を『レストルーム』に運んでしまいましょう。

 ―――しかし、本当になぜ、こんな事が起こるのかしら。
     『呪い』だとか言うけれど『院長』は本当に頑張っていらっしゃるのに」

『武藤』が軽くため息をつく。
幸か不幸か、『呪い』のおかげで少しだが時間が出来た。

『考察』をするもよし、『情報収集』するもよし、いっそ『休息』したっていいだろう。

456鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/02/04(月) 04:22:59
>>455

「そうやとしても、流石です」

こういうことがそう何度も起きると院としても大変だ。
やはりこれはなんとかしないといけない問題である。

「……武藤さんが前に呪を見はった時もこんな感じやったん?」

457『せんせいのかくしごと』:2019/02/04(月) 21:55:04
>>456(鈴元)
「ええ、そうですね。私の時も、二度とも患者様の『話』を聴いていたら
 患者様の顔の部位があんな風に目まぐるしく崩れていって………
 終わる時間も大体あのくらいでした」

『手』の事には触れない武藤。
 時間については『能力』の施行時間とみるべきか。
 そして『条件』については、素直に考えれば、
  やはり『話』が怪しい、という事になるのかもしれない。

「先程も言いましたけど『録音』についてはのちほど。
 一刻も早く、貴方達に、『呪い』を解いてもらいたいものです」

『武藤』は心から心配しているようにみえる。
もちろん、人間の心中などそう容易く
分かるわけはないので、絶対とは言えないが―――

458鈴元 涼『ザ・ギャザリング』:2019/02/05(火) 00:26:38
>>457

「その時になんか変なもん見たりとかせぇへんかったですか?」

多分、手は見えてないのだと思う。
もしも見えていたのだとしたら教えてくれていただろうとも考える。
人を疑うより、人を信じていたかった。
少なくとも、現段階においては。
『ザ・ギャザリング』で攻撃する振りをすれば、反応があるか確かめられるかもしれないが、それをする気にはなれなかった。

「そうやね、録音とかも確認して考えんと」

「実際この目で見れたんは収穫といえば収穫やけど」

院的には起こさないに越したことはないだろう。

459『せんせいのかくしごと』:2019/02/05(火) 22:22:27
>>458(鈴元)
「変なもの……? この現象そのものが変と言えば変ですけど………?」

『武藤』が首をかしげる。やはり、心当たりはない、といった様子ではある。

 ………

        とぅるるるるる

と、ここで『カウンセリングルーム』の電話が鳴る。
手際よくそれに出る『武藤』。

「『武藤』です。

    ―――はい ――――はい。

                    分かりました。伝えます」

少しのやり取りで『武藤』は電話を切り、『鈴元』に話しかけてくる。

「『院長』からでした。『鬼塚』さんの時間がとれそうなので、
 もし、今、話を聴きたいのであれば、『院長室』まで来てほしいとの事です。
 ただ、まだ、他の『患者様』の話を聴きたいのであれば、
 『後回し』にしても構わないとの事でしたが―――」

『鬼塚』は確か、呪いが起こる前に雇ったナースという話だったか。

「いずれにせよ『戸葉』さんを『レストルーム』に運んでから、という事で構いませんか?」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板