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【ミ】『星見夜祭へようこそ』
1
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/02/18(木) 23:38:35
※当ミッションは『星見板第一回ミッション大会』の一環として行われます。
参加者のお二人は、以下に
・『氏名』
・『(あれば)スタンド能力及び詳細』(なければ『自己アピール』をどうぞ)
・『所持品』
・『服装』
をご記入ください。
91
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/04(金) 00:05:36
>>89
(白瀬)
拾った『取っ手』は、ドアのそれと
『同じ』ように見える。
「ん?どうしたのかな、何か拾って――わあッ!?」
バキィイッ
ドアの取っ手を拾った取っ手で殴る。
と――
ブ シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ゥ ウ ゥ ウ ゥ ウ ウ
と、『煙』を上げて、ドアについていた『取っ手』が
『消えた』――いや、
「ちょ、ちょっと、いきなり何やってるんだい……
って、あれ……取っ手が『消えた』……?」
ビジョン
取っ手のあった場所に、小さな『像』が張り付いているのが見える。
小熊には、取っ手が消えた、としか『認識』できていないようだ。
つまり、こいつは……『スタンド』だ。
>>90
(ヤーコ)
「はいはい、いや、しかし本当、丁寧なコだねえ」
そんな『小太り』に別れを告げ、
ステージを俯瞰できる場所……『観客席』の『最後列』に陣取る。
ここなら、全体を捉えることができるだろう。
≪はい、それじゃあ『星名』くん、
自己紹介を――≫
壇上に上った『星名くん』(やはり、相当歩きづらそうだ)が
他愛ないパフォーマンスをしているのが見える。
と――君が先ほどまでいた『控え室』から、『吹奏楽団』の人間と思しき女性が、
一人出てきたのが見えた。
何か『探して』いるのか、辺りをきょろきょろ見回しながら、
客席の間を縫い、こちらに向かってくる。
92
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/04(金) 00:18:51
>>91
(ううっ、罪悪感が……)
胸を痛めつつ、観客席の最後列。
『星名くん』は、まぁ、なんというか、ごく普通にお披露目を進めているようだ。
(……犯人の狙いは『星名くん』とか、ステージじゃにゃあのかね?)
(いやざ、まんだ言い切ったりゃあできんけども……)
「…………?」
思案しながら周囲を見渡し、『女性』の姿が視界に入る。
なにか落とし物でもしたのだろうか?
……あるいは、『犯行』と何か関係があるかもしれない。
とりあえず、このままステージを見ているよりは何かありそうだし……
「あの」
「どうかなさいましたか?」
近寄って、声をかけよう。
93
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/04(金) 00:40:15
>>91
「気にしないでよ。」
「ちょっとイライラしただけだからさ。」
しかし進展はあったようだ。
これはスタンドで間違いないだろう。
「取っ手なかったら開けらンないねェ。あはは。」
スタンドを発現。
悪を憎み、悪を裁き、悪を切り裂くためのものを。
『トンプソン・スクエア』発現後、取っ手を殴る(パス精CBB)
94
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/04(金) 00:41:09
>>93
殴るのは小さな像。
一発殴った後は取り外せないか確認する。
95
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/04(金) 02:04:12
>>92
(ヤーコ)
≪会場のみんなー!
ボク、星名! ……(エーット、アッ、ソウソウ)
遠くの星からこの星見町にやって来た、星の子だよ!≫
と、アルバイトの学生がアフレコしたかのような
『いっぱいいっぱい』感溢れる声を聞きつつ、
女性に声をかける。
「あっ、その……ええと、ちょっと人を探してて」
『小柄』な女性は、少し逡巡したあと、蚊が鳴くような声で
尋ねてきた。どうも気が小さいらしい。声も小さい。
「私と同じくらいの身長の……あの、男の人なんですけど。
本番前に音あわせ、しようと思って、
点呼とったら……見当たらなくって、それで」
>>93
(白瀬)
グ オ
『ビジョン』は、『トカゲ』か何かのように見える。
拳を叩き込むと――
『ギャース!』 ブシュァァアァアァ
悲鳴と煙を上げながら、その姿は掻き消えてしまった……
ただ、『手ごたえ』はあった。
「……妙だなあ、さっき確かに、『取っ手を掴んで』
ドアを閉めてたはずなんだけど……」
首を傾げる『小熊』。
手元の取っ手に、変化はないようだ。
96
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/04(金) 22:47:24
>>95
「なるほど、それは大変ですね……」
……脳裏を過ぎるのは『トイレの中で倒れていた男性』。
同じことが起こっている可能性が、無いわけではない。
「えっと……その人、どんな人なんでしょうか?」
「どんな服で、どんな性格で……あ、おトイレに行っているという可能性は?」
「心当たりが無いのでしたら、探すのをお手伝いしましょうか?」
97
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/04(金) 23:24:31
>>95
こんなもんか、と鼻を鳴らす。
『トンプソン・スクエア』程度の力で破壊できるものということは分かった。
(複製するのが能力?)
断定はできないがそれっぽい。
細かい部分もまだわからない。
「取っ手、掴んだんだよね?」
「なんか変な感じしなかった。冷たいとか熱いとか。」
「ふつーじゃない感じのこと。」
98
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/04(金) 23:46:59
>>96
(ヤーコ)
「ええと……特徴……特徴、って、あんまりない人なんですけど」
十分に考えてから、女性はそう言った。
「あ、そうだ……多分、でっかい『バッグ』持ってると思います。
私と同じ、その……『チューバ』パートなので」
こういうでっかい楽器です、と小さい体を目一杯伸ばしつつ説明する女性。
「楽器自体は……置いてあったんですけど、どうも
『バッグ』は持ち出してるみたいで……理由は、よく分からないですけど。
ただあれを持って『お手洗い』には行けないですから、それは無いかな、って思います」
「あの……お手伝いしていただけるなら、よろしくお願いしますッ」
ペコォー
女性は、深々と頭を下げてくる。
>>97
(白瀬)
「え? いや、ごく普通の『取っ手』だったと思うよ」
『小熊』が、怪訝そうな顔をしながらも答える。
ちなみに、『トンプソン・スクエア』で殴った感触は、
『金属質』とは言い難い『柔らかい』ものだった。
『複製』……まさにその言葉がしっくりくる現象だが、
同時に君に一つの問いが浮かぶ。先ほど、何故それが『解けた』のか……だ。
99
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/05(土) 00:10:00
>>98
「ふうん……そう。」
特にトカゲ取っ手に異常はなかったようだ。
(そういや……取っ手同士をくっつけたら解けた。)
トカゲと複製した元の物体を触れ合わせることが解除条件か?
一度だけのことなので詳しくは分からないが……
(複製ってのがそもそも間違いか?)
擬態であるとかもっと別のこと、そっちなのか?
ひとまずここで突っ立ってもなにも始まらない。
「小熊さん。周りに変なもんない?」
「なかったらヤーコと連絡取ろう。」
100
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/05(土) 00:38:51
>>98
「わかりました」
「まぁ、あたしも丁度人を探しているところでしたので……」
……『バッグ』だけ持って消えた、というのはいかにも不信だが。
犯人側か?
あるいは、なんらかの誘導を受けたか?
…………推測の域は出ない。
「あ、そうだ」
「ついででいいので、お姉さんの方でもあたしの『探し人』を探していただけますか?」
「『だぼだぼの制服を着た警備員の人』なので……お願いします」
それだけお願いして、改めて人探しに歩き回ろう。
まずはステージ周辺を探す。
楽器が置いてあるということは、そう遠くには行っていないと思うのだが。
101
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/05(土) 01:06:49
>>99
(白瀬)
「ううん……特に何も見当たらないかな……」
周囲を見回す『小熊』に、『ヤーコ』と連絡を取ることを提案する。
「……そうだね、これ以上ここにいても収穫は無さそうだし……
情報を交換することで、何か得られるものもあるだろうし」
そう言うと、小熊は携帯電話を取り出した。
>>100
(ヤーコ)
「『ダボダボ制服の警備員』……ですね、分かりました、はい」
女性は、控えめに頷いた。
連れだって、『ステージ』の周辺を歩いて探す。
……と、君の『携帯電話』が、着信を告げた。
発信者は、先ほど番号を交換した『小熊』のようだ。
102
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/05(土) 02:38:46
>>101
「っと」
「すみません、少し電話します」
女性に一言断りを入れてから、電話に出よう。
「はい、関東です」
「なにかありましたか?」
103
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/05(土) 22:28:43
>>101
(トカゲか……)
(好きじゃあないんだよなー)
殴り潰すのに抵抗はない。
が、個人的には好きではない。
(あ、そういえばヤーコに鍵投げたっけ。)
(アレもトカゲか?いや……うーん。)
考えても答えは浮かんでこない。
「小熊さん。ヤーコにそっちの状況どう?って伝えてもらえますか?」
「後、トイレで投げた鍵持ってる?って」
104
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/05(土) 23:14:46
>>102
(ヤーコ)
「ええと……『裏手』に設置してあった『コンテナ』に
貯蔵されてた『商品』が無くなった。盗まれたんじゃあないかな。
白瀬君が『ダボダボ警備員』を裏手で見かけていたし、
恐らくそれが『犯人』と見て間違いない……多分」
『小熊』は、まくし立てるように一気にそう言った。
「君の方は、何かあったかい?
あー、それと……これは白瀬君からなんだけど、
君がトイレで受け取った『鍵』はまだあるか、聞いておいてほしいってさ」
>>103
(白瀬)
『小熊』は、通話しながらグッと親指を立てた。
105
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/05(土) 23:35:17
>>104
「『盗難』、ですか……」
だが、『コンテナ』の中身となると小さくはあるまい。
……となると。
『チューバ』を入れる『大型バッグ』……?
「こちらは……特に進展なしです」
「強いていうなら、『楽団』の男性が一人……『チューバ』の人がどこかにいってしまったようで」
「『楽器』はあるのに『カバン』だけ持っていなくなってしまったとのことなので、見かけたら教えてください」
隣の女性に聞かれても問題にはならない範囲で、こちらの状況を説明しよう。
いなくなった『チューバの人』と、無くなった『コンテナの中身』は関係がある可能性が捨てきれない。
「……『鍵』、ですか?」
「ええ、まぁ、持ってますけど……」
なんだろうか。
特に捨てる宣言もしていないし持っているはずだが、なにか変化はあるだろうか?
106
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/05(土) 23:43:06
>>104
「鍵の状態の確認と、変化がないようだったら受け取りたいんだ。」
「あーアタシが直接取りにいこうかな。」
「小熊さん、ヤーコなんて言ってる?」
頭をかきながら確認する。
一つずつ調べていこう。
犯人が早く見つかればいいが。
「会場中に情報バラまいちゃおうかな。」
犯人を警戒させそうであるし、無茶な考えな気もする。
「なあんもないよなぁ……」
暇つぶしに当たりを歩いて落ちてるものはないか調べておこう。
107
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/06(日) 00:10:10
>>105
(ヤーコ)
「『楽団』の人が……? まあ、分かった。見かけたら伝えるよ」
『小熊』が、電話口で了解を伝える。
女性は、おずおずと君の様子を見ている。
「鍵の状態に、何か変わりはないかな……と、白瀬君が聞いてほしいらしいんだけど」
>>106
(白瀬)
「や、まだ何とも……というか、替わるかい?」
『小熊』が尋ねてきた。彼としては用件は伝えたことだし、
君に交替しても問題はない……という判断だろう。
辺りを探してみるが……これといって、手掛かりは見つかりそうにない。
108
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/06(日) 00:51:43
>>107
「なんもないか。」
(しょーがない。)
特にすることもないので携帯を替わり、関東と会話をしたい。
109
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/06(日) 00:58:23
>>107
(質問)
・現在鍵は所持している、ということでよろしいでしょうか?
・鍵に何か変化などはありましたか?
110
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/06(日) 01:04:32
>>109
申し訳ない、描写が漏れた。
・壊れた鍵は、君の手元にある。
・また、特段変わった様子は見受けられない。
111
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/06(日) 01:14:14
>>110
回答感謝
>>107-108
「『鍵』は……壊れたままですね」
「あっ」
「ど、どうも『白瀬』さん」
電話口が変わったので、改めてあいさつし直そう。
で、だ。
「あの、『鍵』がどうかしましたか?」
「普通に壊れたままあたしの手元にありますが……」
112
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/06(日) 01:50:08
>>111
「やぁヤーコ。」
朗らかに挨拶。
イライラしていてもその原因が悪いのであって、電話先の少女は悪くない。
「鍵?うん、鍵鍵。」
「実はさ、こっち来てみたらコンテナの取っ手みたいなのが落ちてたんだ。」
「試しにコンテナの取っ手とぶつけてみたら取っ手消えちゃって。」
とりあえず先ほど何が起きたか説明していく。
「コンテナの取っ手とさっきの鍵の状況が一緒だからどうかなと思って。」
「鍵、貸してもらいたくてさ。」
113
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/07(月) 22:30:32
>>112
「取っ手が……消えた?」
……とすると、あるいは。
先ほど『トイレの扉』が二度目の打撃に耐えられなかったのは、『最初の衝撃』で『鍵』が消えていたから……?
…………詳しくはわからない。
そもそも、犯人がどこにいるのやら。
「はぁ……まぁ、元々あたしのものでもありませんし、構いませんが」
「どちらが迎えに行きましょうか?」
「あたしは今ステージの辺りにいるんですが……」
一目を避けるなら『路地裏』だし、気にしないなら『ステージ周辺』だろう。
別の場所でもいいが、まぁどこでもいいと言えばどこでもいい。
強いていうなら、『警備員のおじさん』と入れ違いになってしまう可能性があることぐらいだが。
114
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/07(月) 22:47:52
>>113
「そう。電灯を消すみたいにね。」
「アタシが迎えに行くよ。」
移動したい気持ちがあった。
いつまでも人のいない裏手にいるより人のいる表にいたいと。
そっちの方が犯人に会える可能性が高いとも考えていた。
「なんか欲しいものとかある?」
「リンゴ飴とかでもいいよ。」
115
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/07(月) 22:54:09
>>114
「わかりました」
「それじゃあ、あたしはこちらで待ってますね」
再び、チラと傍らの女性に視線を送る。
……一度別れた方がいいかもしれない。込み入った話になりそうだし。
「……もう! こんな時に『リンゴ飴』なんて食べてられませんよ!」
「ですので……終わった後にでも。今はお気持ちだけありがたく受け取っておきます」
「では、他になにかなければ電話を切りますよ?」
116
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/07(月) 23:04:39
>>115
「はいはい。」
「ま、そうだよね。」
まさか白瀬も本気でリンゴ飴を買ってこようなどと思ってない。
軽い冗談のつもりであった。
冗談のタイミングこそ最悪であるが。
「アタシはなし。」
「じゃあ、待ってて。すぐ行く。」
電話を終了してヤーコの元へと向かいたい。
117
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/07(月) 23:15:30
>>116
「はい、ではお気をつけて」
電話を切る。
それで、傍らの女性に向き直ろう。
「……さて、失礼しました、お姉さん」
ペコッ
「この後あたしの知人がこちらに来ますが、『チューバの人』についてはあたしから改めてお話ししておきますので」
「一度、二手に分かれて探しませんか?」
「もしかしたら、少し遠くにいるのかもしれませんし」
「男性も来ますから、トイレも探して貰えますし」
118
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/07(月) 23:52:24
>>116
(白瀬)
通話を終え、『ヤーコ』と合流するために歩き出す。
『裏手』から『特設ステージ』までは、距離がある。
合流には、しばらく掛かるだろう。
>>117
(ヤーコ)
通話を終え、傍らの『小柄な女性』に話し掛ける。
「えと、知り合いの方……ですか?
ご協力いただけるなら、とてもありがたいです、はい」
恐縮した様子で、頭を下げる女性。
『手分け』して探す件も、一も二もなく了解のようである。
と……君の視界に、『控え室』の周りにいた『警備員』が
ぞろぞろと去り、替わりの人員と交代しているのが映る。
『小太り』も、『詰め所』へと引き上げて行くようだ。
119
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/08(火) 00:11:32
>>118
「では、また後程」
女性に別れを告げ、『控室』の方にそれとなく移動する。
……『交代際』は、怪しいタイミングだからだ。
そのどさくさに紛れて犯人が何かする可能性もあるし、用心しておいて損はないだろう。
(『小熊』さんがこっちに来たら、男子トイレ探してもらわにゃあいかんね……)
120
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/08(火) 00:12:26
>>118
「あっちへふらふら、こっちへふらふら。」
「早く犯人見つけてぇなァ。」
ぼやきながら歩く。
スタンドは出したままだ。
(トカゲもなんだったのかさっぱりだし。)
トカゲがもしもスタンドであったなら犯人はスタンド使いということになる。
スタンドを出したまま歩いているのはスタンドが見える人間を探すという目的もある。
「えぁはははは。」
「ヤーコ、ヤーコ、ヤーコぉ。」
ヤーコの元へ向かおう。
121
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/08(火) 00:44:07
>>119
(ヤーコ)
『控え室』の近くで、交替してきた『警備員』の様子をうかがう。
「…………そ……」
「……もさあ……」
新しくやって来たのは、比較的若い二人の警備員だ。
何やら、話し込んでいる。
会話に熱中しているのか、『ボリューム』がデカい。
近くにいる君にも、その会話内容が漏れ聞こえてくる……
「……『詰め所』の近くに『ボロボロの制服』が
落ちてたっての、マジな話?」
「らしいぞ……なんか『デカい袋』も落ちてたとか、そっちも『穴』空いてたらしいけど」
>>120
(白瀬)
『トンプソン・スクエア』を発現したまま、ステージに向かう。
道中、奇妙な反応をする人間には遭遇しなかったが、
地図上左手の『屋台群』を通過する際に、なんだか
『覚えのある』香りがわずかにしたように感じた。
ともあれ、ステージが見えてくる。『ヤーコ』はそこにいるはずだ。
122
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/08(火) 00:55:51
>>121
「――――――――ッ!」
『ビンゴ』……ッ!
何があったのか不明だが、『何か』があった!
今すぐ『詰所』に駆けだしたい……が、自分一人で行って何ができるわけでもない。
はぐれるリスクも考え、踵を返す。
「し、白瀬さーん!」
「小熊さーん!」
「どこですかーっ!」
声を上げながら、走って戻ろう。
『裏路地』から来るというのがわかっているのだから、来る方角とかも大体予測がつくはずだ。
『ステージ周辺』から離れない程度に、二人を探す。
123
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/08(火) 01:11:11
>>121
「くんくん……」
「おっ?おおおお?」
動物的発見。
これはもしかして、『ビンゴ』なのか?
「ヤーコ!ヤーコォ!」
「アタシやったかも!」
ヤーコを探し続ける。
124
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/08(火) 02:04:58
>>122
(ヤーコ)
手に入れた『情報』を抱えて、
二人を探す……
>「ヤーコ!ヤーコォ!」
>
>「アタシやったかも!」
と、『白瀬』の声が向こうから聞こえてきた。
どうやら、あちらでも、何らかの発見があったようだ。
>>123
(白瀬)
「ど、どうしたの、急に?」
『小熊』はカンが鈍いのか、気付かなかったようだが、
しかし君には微かながら、確かに匂いが感じられた。
声を上げながら、ステージに向かう――と、
> 「し、白瀬さーん!」
>
> 「小熊さーん!」
>
> 「どこですかーっ!」
『ヤーコ』の声が、聞こえてきた。
どうやら、あちらでも、何らかの進展があったようだ。
125
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/08(火) 23:11:00
>>124
「あっ」
白瀬の声だ。
向こうでも何かあったか……ともあれ、声がした方に駆けていこう。
とにかく合流しないことには何も始まらない。
126
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/09(水) 00:28:33
>>124
「おっ。」
「ヤーコ。」
なにやら向こうでもあったのだろうか。
合流する。
127
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/09(水) 00:45:28
>>125-126
それぞれ有力な『情報』を手に、合流する二人。
(『小熊』もいるけど)
さて――『詰め所』と『屋台群』、どちらも
『核心』に通じていそうな『情報』だが……
どちらから、向かうべきか。
128
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/09(水) 01:05:52
>>127
「ふうん。」
情報を共有した白瀬。
顎に手を当て思案する。
その眉間には深いしわが刻まれている。
「詰所の方から行ってみたらどうだろう。」
「アタシの鼻で屋台の方からそれっぽい匂いを感じた……」
「商品があるのは多分確かだと思う。」
火のないところに煙が立たないように
商品のないところに匂いはしないのだと考えた。
ならば、情報収集を優先したい。
「詰所をアタシは推す。」
それと、一応だがヤーコにスタンドが見えるか適当に観察しておく。
129
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/09(水) 22:54:40
>>127-128
かくかくしかじか。
まるまるうまうま。
「そう、ですね……それだけの大荷物、すぐに動かすわけにもいかないでしょうし」
「小熊さんがいるから、証拠品の確認もスムーズに行えると思います」
……犯人の移動経路を考えると、『裏手』『屋台』『詰所』と移動しているのではないか、という部分もある。
その後どこに行ったのかはともかくとして、いずれにせよ『詰所』から攻めるのは悪くない。……と思う。
「それじゃあ、行きましょうか。あまり時間をかけたくありません」
――――なお、也哉子は『一般人』であり、当然だがスタンドの視認はできていない。
130
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/09(水) 23:30:45
>>128-129
話をまとめ、『詰め所』へと向かうことを決めた二人。
「『詰め所』にそんなものが?
ああ、もちろん確認に向かおう」
『小熊』にも異論はないようだ。
手早く会場を抜け、北にある詰め所に向かう。
「……おや?
君は、さっきの」
『詰め所』(『控え室』同様、プレハブの小屋だ)の前に到着すると、
そこには先ほど『ヤーコ』が接触した『小太り』がいた。
詰め所の前で一服していたようで、君たちの姿を認めると
『携帯灰皿』にタバコを突っこみ、ヤーコに声をかけてくる。
「いやあ、詰め所の連中にも声をかけて
『大き目の制服のやつ』を探してみたんだけど、
やっぱりいないみたいでしてね」
「そうそう……何か、詰め所の中を探してたら代わりに
変なものが見つかりましたよ。ボロい『制服』と変な『袋』なんだけど」
「とりあえず、持ち主も分からないし、今はロッカーの方に置いてあります」
131
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/09(水) 23:52:13
>>130
「あ、どうも……」
ペコッ
「あたしもステージ周辺を探したんですが、やっぱりいないみたいで……」
「……でも、もう少し探してみることにします」
まぁこの辺は『話合わせ』だ。
……胸が痛い。
「『制服』と『袋』、ですか?」
「えっと、少し見せてもらってもよろしいでしょうか」
ともあれ、証拠品の確認をさせていただこう。
132
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/09(水) 23:59:45
>>130
「どーも。」
小太りに会釈。
どうやらヤーコのことを知っているようだ。
どこかで世話になったのだろう。
自分は静かに話を聞いておこう。
「ボロい制服……?」
「盗んだうえに傷つけたのか?」
口角が痙攣したようにピクピクと動き出す。
「袋と一緒に見せてもらおっかなー。」
その声色には若干怒気を感じた。
133
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/10(木) 00:14:48
>>131
(ヤーコ)
「そうでしたか、いや、しかしどこを
ほっつき歩いてるのやら」
困ったように頭をぽりぽりかく『小太り』。
どうも本気で信じているらしい。素直なやつだ。
>>132
(白瀬)
「あ、これはどうもご丁寧に」
ペコォー
挨拶し返された。
『小熊』も、軽く会釈する。
>>131-132
「はあ、ご覧になりたいなら、どうぞ。
正直汚いですし、あまり見たいもんでもないと思いますが」
『小太り』がロッカールームに向かい、
ブツを持ってくる。
警備員の制服と、袋――というか、手持ちの『バッグ』だ。随分大きい。
二つともボロボロで……何か『虫食い』と言うべきか、
千切り取ったような『穴』が開いている。
134
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/10(木) 00:36:15
>>133
「えっと……これはどのあたりで見つかったんですか?」
尋ねつつ、『バッグ』を改めてみよう。
この『バッグ』、『チューバ』が入りそうな大きさだろうか。
あと、匂いを嗅いでみる。
『商品の香り』とやらがしないだろうか。
いやまぁ、也哉子は『商品』がなんなのかよく知らないのだが。
135
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/10(木) 00:38:10
>>133
「ふうん。」
「やってくれんじゃん。」
「結構ムカチンってきてるよ。」
笑顔でそう告げる。
やはり犯人を捕まえて処刑しないといけない。
白瀬は今心のそこからそう思っている。
「あ、これの破片とかって落ちてなかったの?」
「布切れみたいなのさー。」
136
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/10(木) 00:59:18
>>134
(ヤーコ)
「詰め所の裏手に落ちてたらしいですよ。
ただ、いつそんなとこに捨てたんだか、
目撃者もおりませんから、多分我々が出払ってたタイミングでしょうかね」
詰め所の壁には、警備員の職務割り当て表がある。
人員は5人。早番は開会前の『15:30』頃から入っていたようだ。
「デカい袋なんて持ってたら目立ちますし、
大方折り畳んで運んでたんじゃないかな、と思うんですが」
袋のサイズ的に、『チューバ』の持ち運びには全く問題がなさそうだ。
つまり相当『デカい』。
匂いを確認するが、『金属』特有の匂いと、裏手に捨てられていたからか、
若干の土臭さ以外には香ってこない。
「ちょ、ちょっと汚いですよ、そんなもの嗅いじゃあ」
『小太り』が君の突然の行動に焦ったような声を上げている。
まあ、調査に関係はないが……
>>135
(白瀬)
「『切れ端』ですか?その辺に散らばってましたが、
ええと、どこへやったかな……」
どうも袋自体はきっちり保管したはいいが、
破片の処理は適当だったようだ。
一度確認しに、『小太り』がロッカールームに向かう。
「ああ、あったあった」
暫くして、小太りが切れ端を持って戻ってきた。
「しかし、何でまた、これが入用で?」
「ああ、いえ、ちょっと小耳に挟んだもので。
一応『拾得物』ということになりますし、
こちらで保管させてもらおうと」
『小熊』がそう言うと、『小太り』がそういうものかな、
と頷いた。『チョロい』やつだが、丸め込むことが出来たようだ。
137
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/10(木) 23:33:11
>>136
「あっ、す、すみません……」
……思えば、捨てられたバッグの匂いを嗅ぐなんてはしたないことだ。
頬を朱に染め、バッグから離れる。
(……ほんでも)
(特におかしな香りはせんかったわ……『チューバのバッグ』はなんのために?)
……疑問は残る。
そもそも、なぜボロボロなのかも。
「……ひとまず、『屋台』の方に戻りましょうか?」
白瀬と小熊にそう声をかけよう。
謎は残るが、この場で調べられることもそう多くは無い。……と思う。
138
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/10(木) 23:50:18
>>136
「てんきゅ。」
「この破片とカバン持ってっていーい?」
破片をたたいてみよう。
それとカバンを破片でたたきたい。
>>137
「屋台?」
「いーよ。もどろーぜ。」
特にやりたいこともない。
屋台に戻って確認しなおすもいいし
さっきのにおいの原因を探すのもいい。
139
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/11(金) 22:31:13
>>137
(ヤーコ)
少なくとも『フルーティ』な香りはしない『袋』を手に、思案する。
……そういえば、先ほど(
>>112
)、電話口で『白瀬』が奇妙な話をしていたことを思い出した。
ともあれ、二人に声をかける。
『モノ』は手に入れた。ここで手に入る情報は、もうないだろう。
>>138
(白瀬)
「ええ、構いませんよ」
『小太り』は、快諾した。
持ち主は不明のままだし、『職員』の『小熊』に任せるのが一番、と考えたのだろうか。
『切れ端』と『袋』を接触させるが、何も起こらない。どうもこいつは『本物』のようだ。
ここでの用は済んだ。『ヤーコ』の提案に応じ、屋台へ向かう……
>>137-138
一行は会場北西の『屋台』に到着した。
そろそろ『演奏』が始まる頃で、このあたりはやや閑散としている。
『白瀬』は、また『饅頭』の香りをうっすらと感じた。
『匂い』が何なのか事前に知っていなければ気付かないような、
ごくごく『微か』なものだ。
「あっ……さっきのお姉さん、ですよね」
と、少年が一行(というか白瀬)に声を掛けてきた。
『実行本部』前で売り子をやっていた少年だ。
傍らには、キツそうな感じの女性が立っている。
『ヤーコ』は、見覚えがあった。『女性トイレ』で見かけた、
個室のドアを叩いていた『女』だ。
140
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/11(金) 23:09:05
>>139
「あっ、そういえば……」
「…………『複製品』……?」
ボロボロになっているのは……そういえば、トイレには『金属片』が落ちていた。
『複製』の能力……能力のトリガーとして、破壊を行う必要がある?
……あり得る話だ。気に留めておこう。
「あ、どうも……」
ペコッ
女性と売り子に、軽く会釈しておこう。
(そろそろ『演奏』……はよう見つけてあげにゃあ、『チューバ』抜きになってまうがね……)
焦りは募る。
……あるいは、先ほどの『気絶した警備員』と同じ運命を辿ってい4る可能性も高いが……
141
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/11(金) 23:26:05
>>139
「ちぇっ」
スタンドの手掛かりはなし。
少し唇を尖らせてみるが別に不満なわけではない。
敵を発見し、首を差し出していただければいいのだから。
>「あっ……さっきのお姉さん、ですよね」
「お、どうしたー?」
「休憩中?」
少年に声をかけておく。
それと、匂いが他より強く感じる場所があるか一応調べておく。
142
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/11(金) 23:42:46
>>140
(ヤーコ)
「どーも……あれ、どっかで会いましたっけ?」
『女』は、どうやら君のことをうっすらと覚えているようだ。
「あー……にしても、ッたく……」
あの時同様、やっぱり『不機嫌』そうな様子の『女』。
君に言うともなく、ぶつぶつ独り言を呟いている。
「一体誰がバラまいたってのよォ……アタシらの持ち場はゴミ捨て場じゃないっつーの」
そう言う彼女の近くには、『ドリンクサーバ』が設置されている。
周囲には、『ブドウ』の香りが漂っている。
>>141
(白瀬)
「休憩中……という、わけでも無いんですけど……」
少年は、何故か口よどんだ。
「実は、『売り子』をやってたら姉さんに呼び戻されてしまって……
どうも、僕らが設置した『ドリンクサーバ』の裏に変なものが捨ててあるらしくて、
気味が悪いから、って言うんですけど……」
いまいち歯切れが悪いが、そういうことらしい。
匂いが強い場所を探るが、どうも違う『フルーティ』な香りと混じってよく分からない。
これは……『ブドウ』の香りだ。近くにある『ドリンクサーバ』から漂っているようだが……
143
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/11(金) 23:54:10
>>142
「ええ、まぁ、先ほど少しすれ違いましたね」
会話も一言二言だし、『すれ違い』の範疇だろう。
まぁともかく、だ。
「えっと……『ゴミ』、ですか?」
「いつ頃に、どんなものが?」
少し事情を聞いてみよう。
……犯人の移動経路がイマイチ掴めていない。
つまり、現在地もだ。
「あ、そうだ」
「小熊さん、暇を見て、『男子トイレ』を見に行ってもらえますか?」
「ひょっとすると、『チューバの人』が……なんというか、その、また『いる』可能性がありますので……」
『気絶した警備員』のことをほのめかしつつ、小熊にお願いしておこう。
特別急ぐわけでもないが、特別後回しにしていいことでもない。
144
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/12(土) 00:00:45
>>142
「変なもの?」
「ナマコとか?」
冗談を飛ばしつつ状況を確認する。
強い匂いで目的の匂いは消えてしまっているようだ。
(アタシ犬かよ。)
すんすんと嗅覚を活用する自分に少し嫌気がする。
「それどこよ?」
「アタシでよかったら対処するけど?」
145
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/12(土) 00:37:56
>>143
(ヤーコ)
「あ、そうだそうだ、トイレの前で会ったわね、確か」
『女』が、どこで会ったのかようやく思い出したようだ。
「あのあとトイレから戻ってきたら、物陰に変な『袋』が置いてあったのよ。
ちょうどステージで『イベント』があるから、人が出払ってたらしくて」
先ほどの『小柄な女性』が言っていた、
『チューバの男』が失踪したタイミングも『イベント中』だ。
タイミングとしては、合致している……と言っていいだろう。
「動かそうとしたけど妙に『重い』し、なんか不気味だから……その場に置きっぱなし。
『係員』もなんか忙しいみたいだったから」
ちょうど負傷した『警備員』を搬送していたタイミングだからだろうか、
あるいは『小熊』があちこち動き回っているからか、
どうも『職員』の手が回っていないようだ。
「お、同じ場所に二度もいるもんかなあ……
まあ、でも、うん。見に行ってみるよ」
『小熊』はそう言って『トイレ』へと歩き始める。
>>144
(白瀬)
「いえ、『袋』です。黒くて大きい……あの、こちらです」
少年が、君を『ドリンクサーバ』の裏手の物陰に誘導する。
そこには、『袋』があった。君たちが『詰め所』で見たものと
同一の形状だが、しかし『傷一つ』無い。
袋は、歪に膨らんでいる。
146
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/12(土) 01:03:01
>>145
「袋?ゴミ袋かな?」
「捨てる意味が分からないけど。」
いやがらせか?
その犯人が今回の事件の犯人と別人なら二人分の首が必要となるが。
「ふうん。変なの。」
(詰所でみたのと、同じか?)
たしか詰所から袋を持ってきたはずだ。
サーバー前の袋に投げつけてみよう。
147
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/12(土) 01:34:37
>>145
「――――まっ、待ってください小熊さん!」
去りゆく小熊を引き留める。
『チューバは控室に置いたまま』――――なら、その『重たい袋』は。
そのまま白瀬を追いかける。この直感が、正しければ。
「白瀬さん、それ、中身、ここで開けたら……っ!」
つまり、そう。
『二人目』なのでは――――?
148
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/12(土) 21:59:03
>>146
(白瀬)
詰め所から持ってきた『袋』を、
目の前の膨らんだ袋に投げつける……
ぶしゅぅうぅぅぅうぅぅうぅ
目の前に、もうもうと『煙』が立ち込める。
先ほどの『取っ手』の時と違い、視界を完全に塞ぐほどの
濃く、深い煙だ。
「けほ、こほっ……お、お姉さん、どこ……ですか?」
少年の不安そうな声が聞こえる。
だが、煙は徐々に薄れていき、暫くして視界が晴れ――
>>147
(ヤーコ)
「ん? なんだい?」
クルッ
呼び止められた『小熊』が、足を止めて振り返る。
『白瀬』を追う……目の前で、彼女が持ってきた『袋』を
歪に膨らんだ『袋』へと投げ……
ぶしゅぅうぅぅぅうぅぅうぅ
目の前に、もうもうと『煙』が立ち込める。
視界を完全に塞ぐほど濃く、大量の煙だ。
やがて煙は徐々に薄れ、そこには――
>>146-147
「……ひゃっ……!」
少年が、短い悲鳴を上げた。
『袋』は跡形もなく消え失せており、袋があった場所には、
頭から血を流した小柄な青年が、横たわっていた。意識は、ない。
服が、またしても剥ぎ取られているようだった。
『白瀬』は消えた袋の代わりに、青年の胸元に一匹の『スタンド』がいることに気付く。
『ヤーコ』は、彼が、何かを握り締めていることに気付いた。
彼の傍らに、小さな『包み』がいくつも落ちている。
そこから、『フルーティ』な香りが漂ってきている。血の匂いは、
この香りと、『サーバ』から漂うグレープの香りにかき消されていたようだ。
149
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/12(土) 23:00:00
>>148
「やっぱり……ッ!」
だが、なんのために?
『服をはぎ取る』理由がわからない。
『警備員』ぐらいならともかく、『楽団』ともなればメンバーの顔は相互に記憶しているはずだ。
紛れ込むことなどまず不可能だと思うが……
「……?」「これは……」
ともあれ、青年が握りしめている物を確認しよう。
何か、手掛かりになるものかもしれない。
150
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/12(土) 23:30:49
>>148
「少年!アタシはこ……こ…………」
晴れる煙。視界は良好。
そして視界に映る惨状。
「ぐッ……」
「くそがァァァァ!」
天に向かって吠える白瀬。
悲しみでも無力さでも恐怖でもない。
怒りのみが体を燃やす。
「舐めるな!」
駆け寄り『トンプソン・スクエア』でスタンドの捕獲を狙う(パス精CBB)
151
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/13(日) 00:50:09
>>149
(ヤーコ)
倒れた青年を前に、考えを巡らせる。
確かに――『楽団』に紛れ込むのは、困難だろう。
しかし『雑踏』に溶け込むには? ……もしかしたら、
犯人は未だそのあたりを闊歩しているかも知れないのだ。
青年の手からはみ出したそれは、服の『袖』の切れ端のようだった。
>>150
(白瀬)
キュ ボ ッ
『トンプソン・スクエア』で『スタンド』を捕らえる。
やはり『トカゲ』のような外見だ。サイズも『手のひら大』で変わらない。
『トンプソン・スクエア』の手の中で、逃れようともがいているようだが、
その『パワー』は極めて『微弱』だ。
152
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/13(日) 22:20:38
>>151
「……これは」
「ちゃんと『返して』おきます」
『袖の切れ端』を回収しておく。
……犯人にやられる直前か、どこかのタイミングで千切った物だろう。
これを犯人にぶつければ、『変装』はとけるはずだ。
役に立つかもしれない。
『切れ端』は、いくつかに裂いても問題なさそうな大きさだろうか?
「……さっきの人、連絡先聞いておけばよかった」
さきほどの、この男性を探していた楽団の彼女……
……今は、控室に戻ってしまっているだろうか。
このことを伝えておきたいという気持ちもあるし、この男性がどんな服を着ていたのか確認もしておきたかった。
…………そういえば、あの女性がどんな服を着ていたか覚えているだろうか。
『コスチューム』か、『正装』か……『私服』でなかったようなら、この男性も同じ服を着ていた可能性が高い。
153
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/13(日) 23:22:09
>>151
「今すぐお前を握りつぶしたい……!」
「今すぐお前を引きちぎってやりたい……!」
怒りのこもった眼でトカゲをにらみつけてやる。
正直、今すぐこのトカゲを破壊してやりたい。
が、もうすこしこいつについて知る必要がある。
といっても殺さずに手の中で監視するだけになるだろうが。
いや、そうか。
逃がしてやれば本体を探せるか?
逃がして敵の元へと案内してもらうか?
「こいつの性質ってのがわかればいーんだけどな……!」
「遠距離まで移動できるか?自立した意志はあるのか?」
「ヤーコォ!絶対に犯人見つけるからな!」
154
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/13(日) 23:45:57
>>152
(ヤーコ)
「……とりあえず、彼は本部に運んでおくよ」
ついてきた『小熊』が言う。二度目ともなると、
流石に騒いだり慌てたりはしないが、代わりに沈痛そうな表情を浮かべている。
君は服の切れ端を回収する。『10cm』四方の正方形に近い形状。裂いても、問題は無さそうだ。
先ほど会った女性の服装は、白の『ワイシャツ』に黒い『ベスト』、
下は黒の『フォーマルパンツ』だった。
私服にしては『カタい』。恐らく楽団のユニフォームだろう。
>>153
(白瀬)
怒りを堪えて逃げられない程度に力を込めつつ、『スタンド』を観察する。
……現状では、必死にもがくばかりで、何か『意図』を感じさせる動きは見せていない。
『性質』を把握するには、色々試してみる必要がありそうだ。
155
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/14(月) 00:01:43
>>153
>>154
「……はい、お願いします」
男性の対処は小熊に任せるとして……問題は、ここからだ。
「ええ」
「絶対にどうにかしましょう、白瀬さん」
吠える白瀬に対して真面目くさった顔で返しつつ、『切れ端』を半分に千切って渡す。
そして、耳打ちするように、白江に小声で話しかけよう。
……犯人がどこにいるかもわからないし。
「……手の中にありました。奪われた服の一部だと思います」
「役に立つと思いますので、白瀬さんも半分持っていてください」
「今、犯人はこの男性が着ていた『楽団の衣装』を着ているんでしょう」
「カッチリした衣装なので、雑踏の中にいてもなんとなくわかるかと」
さて、問題はこの後犯人がどこに向かったかだが……
「……犯人の行き先ですが」
「ステージ『ではない』と……そう思います」
「ステージに行けば同じ服装の『楽団』が壇上にいるわけですし」
「『楽団』のメンバーに見つかる可能性が高すぎます」
「となれば、それ以外……この周辺や、警備本部、実行本部……その辺りが怪しいのではないかな、と」
と、そこで地面に落ちている『小包』を拾おう。
「あの、ところでこれ……例の『商品』ですか?」
156
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/14(月) 00:10:25
>>154-155
「おう。絶対だかんな。」
「それと、ありがとう。受け取っとくぞ。」
切れ端はズボンのポケットに突っ込んでおこう。
いざというときには使えるだろう。
「どこに逃げたか……」
「アタシ、頭悪いかんなー!」
ない脳みそをまわして考える。
「目的が分かんないからどーにもって感じだけど。」
「警備本部か?ダボダボ警備員服。」
そうなのか?
(っと、さてと拷問か?)
とりあえずトカゲの顔を指ではじいてみよう。
嫌がるなら自立した意識がありそうなものだが。
157
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/14(月) 01:10:39
>>155
(ヤーコ)
『白瀬』に『切れ端』を千切り渡す。
そして犯人の『行き先』を考える……その際、
一つ重要なことがある。彼は『何者か』だ。
少なくとも、この『祭り』を『妨害』しようとしている以上『主催側』とは考えにくいが、
最初の犯行、警備員への暴行はかなり『早い』段階……
恐らく『開場前』に行われているのだ。
その段階で会場内に侵入でき、しかも『部外者』……
『心当たり』がなければ、事情に詳しそうな人間に話を聞いてみても良いのかもしれない。
>>156
(白瀬)
『ヤーコ』から『切れ端』を受け取る。
バシッ
『スタンド』の頭を『トンプソン・スクエア』の指で弾く。
特に『意思』のある感じは受けない。普通に『ダメージ』を受けている……
《…………ちょっと、アンタ。離してくんないかな》
『声』。
手元の『スタンド』からだ。
《俺の『スタンド』のカラクリには気付いたみたいだね。
ま……別に『問題ない』んだけどさ》
犯人の『目的』……そう、それも『問題』だ。
二人も障害沙汰に巻き込みながら、今までやったことは
『まんじゅうの窃盗』である。どうにも、釣り合わない。
あるいは何か……『別の意図』があるのだろうか。
158
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/14(月) 22:53:19
>>157
「お、なんだよ。本体さんじゃーん。」
ついに、というか。
まさな、というか。
「なになに?痛かった?会ったらもっと痛い目にあわせるから覚悟してね。」
にっこりと笑って告げる。
容赦などしない。
「ところでさーなにが目的なわけ?」
「情状酌量の余地とかあったりする?」
たとえあったとしても白瀬は許さない。
甘い顔を見せれば付け上がる。
特例を許せばそれが平常となる。
悪は残らず首を落とすべきだ。
「まさか、お饅頭独り占めしたかった?」
159
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/14(月) 23:15:51
>>157
結局のところ、問題はそこだ。
『犯人は何者なのか』『何を目的にしているのか』の二点。
我々は犯人の犯行を追うばかりで、そのパーソナリティについてはまったく触れていない。
『何者なのか』がわかれば自ずと『目的』もわかるだろうし、その逆も言えるだろう。
役所や町内会を考慮の外に置けば、開場前に入れるのは『テキ屋』か輸送などの『業者』。
だが『業者』は、少なくとも『何者なのか』に置くには弱すぎる。
かといって『テキ屋』かと言えば……これもやはり、動機が無さ過ぎる。
『星見夜祭』が失敗して得をする者か、あるいは『商品』をダメにして得をする者なのは間違いないだろう。
だが……これだけ大胆な犯行で、目的が『特産品候補を潰す』だけか?
それにはリスクが大きすぎる、ように思える。
あるいはよほど切羽詰って、起死回生の一手として自らの特産品候補を勝たせたいのかもしれないが……
「…………」
……スマホを取り出し、『小熊』に電話をかける。
あれこれ悩むより、さっさと聞いてしまった方が早いだろう。
たとえ決定的な情報が無かったとしても、だ。
160
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/15(火) 00:17:28
>>158
(白瀬)
《ははははははは……いくらなんでも『饅頭』取るためだけにこんな真似はしないぜ》
『スタンド』を介し、本体であろう男の声が響く。
『白瀬』には、聞き覚えがあった。『裏手』ですれ違った『ダボダボ警備員服』の男の声だ。
《『情状酌量』ねえ。……別に同情は求めちゃいない、
俺は誰に恥じることもない『悪党』だからな――》
男は、一旦言葉を切った。
《俺の目的は、今に分かるだろう。
この『夜祭』に『花火』が上がる……『打ち上げ』より早く、な》
>>159
(ヤーコ)
「……はい、『小熊』です――と、君か。何かあったのかい?」
電話口で『小熊』が応対する。
今は『青年』を本部に運ぶ途中だったようだ。
「とりあえず、彼の怪我は命に別状は無さそうだけど、
最初の『警備員』の時もそうだけど、綺麗に『昏倒』させられてるね。
何というか……犯人は『暴力』に慣れてる気がするよ」
161
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/15(火) 00:31:42
>>160
「暴力に慣れている、ですか」
『ヤクザ』、だとか?
……ありそうな話ではあるが、まぁ保留としよう。
「えっと、このイベントの……『開場前』に入れる、ないし入っていた人間って、どんな人がいますか?」
「『商工会』とか、『役所側』以外で……」
視線をチラと白瀬に向ける。
……『取り込み中』のようだ。
也哉子には知覚できないが、『也哉子が知覚できないモノ』と会話しているらしい。
何を話しているかはわからないが、ひとまず有益な情報を聞き出せていることを祈ろう。
162
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/16(水) 21:51:36
>>160
「だよね。」
「おっけおっけ。お饅頭が目的じゃないのね。」
まぁ、そうだろう。
饅頭盗みでこれほどまでの被害を出す必要はない。
もっと大きな目的のためでなければ割に合わないのではないか?
「悪党ねぇ―――」
(殺しちゃおっかなぁー)
恥じることのない悪党なのだ。
恥じることなく殺してやりたい。
「花火?」
「おい。お前花火に細工でもする気か?」
花火など簡単に言えば火薬の詰まったものだ。
爆弾も同じだ。
「ダボダボ警備服ヤロー。」
「お前今どこにいる?」
163
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/16(水) 23:23:14
>>161
(ヤーコ)
「うん。
あんまり『その線』は考えたくないけどね」
『ヤ』のつく勢力が背後にいる可能性は、
『小熊』も考えているようだ。
もっとも、何ら『確証』はないが。
「『開場前』か。
僕ら『主催者』以外だと、『警備』の人達と……
会場設営のための『設備業者』、あとは『イベントスタッフ』かな。
『楽団』の人たちは前日の『打ち合わせ』には参加してたけど、今日は違うね」
思い出しながら、小熊は情報を提供する。
「詳しいところは、本部についたらついでに
『名簿』か何か、持ってこようか?」
>>162
(白瀬)
≪そう、花火だ。ま、それそのもの、ってワケじゃあないさ。
ただまあ――祭りは、ムチャクチャになるだろうな≫
比喩表現、としては……『花火』は
『爆発』の暗喩だ。もっとも、男がどこまで『スケール』のデカい
ことを考えているのかは判然としないが。
≪ははは……さすがに『今どこにいる』か聞かれて、
バカ正直に答えるヤツはいないだろうさ≫
≪まあ、諦めな。アンタらに俺は、絶対に見つけられない。
アンタは一度俺の『顔を見てる』はずだが、
そんなものは、現状『無意味』――そう言わせてもらうぜ≫
164
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/16(水) 23:52:25
>>163
「はい、お願いします……」
……とは言うものの、名簿から探すのは難しいだろう、とも思う。
ひとまず他に何もなさそうなら通話は切るとして……
「…………………」
……考える。
…………『星名君』は、どのぐらいの大きさだっただろうか。
あの手のマスコットはいわゆる『小人症』の人を中に入れていることもあるが、普通の人間程度の大きさだったか?
165
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/17(木) 00:01:12
>>163
「へぇー面白いじゃん。」
「殺すね。」
にっこり。
鬼が笑う。そして宣言する。
「ま、今はもう変装してんじゃない?」
「そういうことでしょ。」
ぐっとスタンドの指に力を入れてトカゲを絞める。
トカゲがつぶれてしまわないように。
「お前の能力って見たものになるとかそういうの?」
166
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/17(木) 00:37:03
>>164
(ヤーコ)
「わかった。それじゃあ、またあとで」
『小熊』との通話を終え、考えを巡らせる。
先ほど見かけた『星名くん』だが――その着ぐるみは比較的『小さかった』。
小人症、とまでは言わないが、着ぐるみのぶん、上背が増して見えることを考慮すると、
相当に『小柄』な人物が中に入っていると見て、間違いないだろう。
>>165
(白瀬)
≪ま、そんなところだ――と、おいおい、
良いのかよ?俺は『一体』潰されても、そこまで困らないが……
アンタにとったら、唯一の『頼みの綱』なんじゃないのか?≫
『スタンド』の喉を圧迫すると、『声』がそう告げてきた。
口ぶりからして、『スタンド』は『複数体』存在するようだ。
≪さあな……アンタは、どんな能力だと思う?
正解したら、俺の居場所の『ヒント』をやっても良いぜ≫
随分と『余裕』を見せる男。自信の表れだろうか……
≪殺す、ねえ。
コワいねえ……本当、この町の『スタンド使い』ってのは、
コワいコワい。俺はそれ、よーく知ってるぜ≫
167
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/17(木) 22:36:54
>>166
(……ありえにゃあ話でもにゃあ、ねぇ)
『ダボダボの警備服』……つまり、犯人は『小柄』だということが予想される。
だが、そうなると気になるのは『チューバの男性』がいつ頃いなくなったのか……タイミング的には怪しいところだ。
『星名くん』の登場と、『チューバの男性』を探す女性が現れたのはほぼ同時だったことを考えると、ギリギリか。
――――今の所は、『可能性のひとつ』と言うところか。
他に思いつかない以上、最有力候補でもあるが。
ひとまず、そろそろ小熊も戻ってくる頃のはずだ。
彼を待って移動したほうがいいだろう。
そういえば、この辺りに何か『棒状の物』とかは落ちていないだろうか。
……犯人との邂逅が近いかもしれないと考えると、武器は欲しいが。
168
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/17(木) 23:30:08
>>166
「そうだぜ。」
頼みの綱、間違いない。
犯人と会話できる機会は貴重だ。
今犯人と自分をつなぐのはこのちっぽけなトカゲだ。
「ま、もし消えちゃったら。」
「祭りの会場にいるやつ、全員殴り倒せばいいさ。」
あっけらかん。
罪の意識などみじんもない。
罪に罰を与える大義のためだ。
多少の犠牲は仕方がない。
「能力……?しらねー」
「他の物か触ったモノにでも変わるのか?」
「皮をかぶってんのかこれ自体が変わってんのか知らねーけど。」
「化けたもんにぶつけりゃあ、元に戻るんだろ?」
169
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/18(金) 00:52:56
>>167
(ヤーコ)
『星名くん』が控え室から出てきたのは、
『吹奏楽団』が控え室に入っている途中のことだった。
『小柄な女性』の口ぶりからして、楽団も会場入りまでまとまって行動しているわけではなく、
『チューバの男性』は先に控え室に入っていた可能性はある
(ことによっては、女性により詳しく聞く必要があるかもしれない)が、
現時点では、『星名くん』の中の人自身には少し『困難』な犯行のように思われる。
また、怪しまれないように『袋』や制服を『詰め所』に廃棄し、
また袋に入れた『男性』を屋台の方まで運ぶのは、
果たして『小柄な男』の『力』で可能なのかどうか、そこにも『疑問』が残っている。
とはいえ、まずは『護身用』の武器を探す。
……近くに、何かの『角材』を見つけた。
近場の屋台か何かを『補強』した余りのようで、
長さ50cmほど、太さは10cm。
腕力に自信がなくても、まず扱える範囲だろう。
遠目に、『小熊』が戻ってきたのが見えた。
何やら首をかしげながら、歩いているのが分かる。
>>168
(白瀬)
≪『物騒』だなあ、おい。
『こっち』はなるべく死人はださないように気ィつけてんのによ≫
声が、呆れたように呟く。
≪んー、その理解だと『60点』だな。大体合ってるけどよ。
ま、『解除方法』が分かってりゃあ十分かも知れねーけどな。ところで……≫
『スタンド』が、『実行本部』の方を見た。
≪……『そろそろ』だな。
『60点』なら『単位』は取れるから、一つ『ヒント』だ。
『警備員』の服を剥いだのは、その服を『着て』、警備員に成りすますためだが……
じゃあどうして、俺は『警備員』に成りすます必要があったのか。
この『会場内』、別に『私服』で歩いてたって、『怪しく』なんてないはずだよな≫
170
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/18(金) 01:12:55
>>169
「ん?まぁ、善のためだし仕方ないよね。」
「えー60点かよー」
「でもアタシ、テストは45点が平均だったよ。」
頭はあまりよくない。
一応頑張ってはいるが。
「警備員……?」
ない頭をひねる白瀬。
「お前、内部に用があるのか?」
「警備服なら本部にでもどこにでも行けるもんな!」
171
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/18(金) 01:22:44
>>169
……今更だが、『単独犯で無い可能性』も、あるか。
『怪力』に関しては『スタンド能力』の関係である可能性もあるが……
そもそも相手が一人だという証拠はどこにもない。最悪は常に想定してしかるべきだろう。
「あっ、小熊さん……どうかしましたか?」
ともあれ、『角材』を拾い上げつつ、首を傾げている小熊に駆け寄ろう。
172
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/19(土) 00:54:49
>>170
(白瀬)
≪悪い答えじゃあないな……そうそう、
俺達には入れない場所に入りたかったんだ――≫
パ ァ ン
『炸裂音』が、響いた。『ステージ』の方からだ。
≪さあ、始まったぜ。
さっさと俺まで辿り着かなきゃ、困ったことになるかもな≫
>>171
(ヤーコ)
「ああ、それがね……最初に倒れてた、『警備員』の彼が、
うわ言のように呟いてたんだけど」
『小熊』が、まだ困惑したような表情を浮かべて口を開く。
「『星名くん』が来る――とか何とか、良くわかんないことを言っててね。
意識は完全には戻ってないみたいなんだけど、うなされるみたいにしていて……
まさか、とは思うけど、一回事情を聞きにいくべきなのかな、って――」
パ ァ ン
『炸裂音』が、響いた。『ステージ』の方からだ。
「……い、今のは一体……ステージの方から聞こえた、ような」
更に困惑の色を深めつつ、『小熊』が周囲を見回す。
173
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/19(土) 03:51:49
>>170
>>172
「――――『星名くん』の中の人」
「今は違うと思いますが……犯人は『星名くん』の中に入っていた」
そう、『星名くん』。
彼の中身に入れば、ステージへの細工ぐらいできるはず。
元々『星名くん』の担当者だったのか、それともそれすらも入れ替わっているのかはともかくとして……
「今、『星名くん』のステージが終わるか終わらないか、それぐらいでしたよね?」
「……小熊さん、『星名くん』の担当スタッフ、何人いたかわかりますか?」
怒りは抑えよう。
悲しみは封じ込めよう。
恐怖はどこかに捨ててしまおう。
『考える』ことと、『立ち向かう』こと。
それが自分の交わした『約束』だ。
「いずれにせよ――――行きましょう、二人とも!」
「『陽動』かもしれませんが、まずはステージへ!」
ステージへと駆けだそう。
ようやく、犯人の『狙い』がわかるかもしれないタイミングだ。逃したくはない。
174
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/19(土) 14:21:12
>>172-173
「ンだろ?」
「じゃなきゃその服着る意味ないもんなあ?」
そういった次の瞬間であった。
炸裂音。
ステージの方だ。
「舐めんじゃあねぇぞ。」
「アタシを。アタシらを。」
腸が煮えくり返る。
腹の中に熱い何かが込み上げる。
まるで炎でも飲み込んだようだ。
そしてダイナマイトのように爆発しそうだ。
「ヤーコォ!行くぞ!」
「ヤツは一般人が入れねぇトコを狙ってやがった。だから警備員の服盗んだんだ!」
「小熊、テメーも手伝えよ……!
テメーの入れる場所に部外者がいたら
それが犯人かも知れねーんだからよ。」
ステージへと走る。
175
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/20(日) 22:54:17
>>173
(ヤーコ)
「えっと、『星名くん』の担当は……下請けの
『イベント企画会社』に投げたから顔までは把握してないけど、
『アクター』と『マネージャー』、それと『司会』だったかな」
『小熊』は思い出しながら喋る。会場の設営は、
また別のところが担当したようだ。
「『アクター』は、向こうの方で公募するとか言ってたな……
ああ、それと、『マネージャー』が付いて来るって話は
直前になって『付け加え』られたらしいよ。急に人数が増えたとか」
現在時刻は『19:28』。『星名くん』のイベントは終わり際だ。
「えっ!?
わ、分かった……急ごう」
小熊、『白瀬』と共に『ステージ』へと走る。
やがて見えてくるステージ……『騒然』としているのが分かる。
『星名くん』の『控え室』から『煙』が上がっている。
……『焦げ臭い』匂いもしてくる。
>>174
(白瀬)
《いやあ、おっかねえなあ、アンタ》
のんきにうそぶく『トカゲ』はともかく、
『ヤーコ』と『小熊』と共に『ステージ』へと走る。
「『部外者立ち入り禁止』……って言うと、
実行本部内の『事務室』とか、『駐車場』から少し外れた『倉庫』とかかな」
移動しながら、小熊が言う。
「特に倉庫には……今日打ち上げる予定の『花火』があるから、
絶対に事故が起きないように『厳重』に施錠しておいたはず……」
《――さて、じゃあもう一問『クイズ』の時間だ。
今度のやつは『簡単』だぜ。『サービス問題』ってやつだ》
小熊の言葉に割り込むように、『トカゲ』が喋り出した。
《じゃ、問題。『これなんだ』?》
シュゥゥゥゥゥウウ
『トンプソン・スクエア』の手の中で、『トカゲ』が変形する。
……こいつは『爆竹』だ。『導火線』に『火』が付いている……
《離した方が良いぜ。『火傷』したくなきゃよ》
176
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/20(日) 23:37:17
>>175
「それじゃあそのどちらか……あるいは、『両方』が犯人!」
「多分、『火薬の複製』をされてます! なんて説明したらいいのかわかりませんが……と、とにかく、多分そうです!」
「『警備員』になりすまして倉庫から『爆弾』を調達して、今控室で『爆破』した……!」
今までの情報を纏めると、多分そういうことになる。
なぜそんなことをしたのかはまだ分からないが、ともかく。
「小熊さん! 『控室』に入らせてください!」
ここは『小熊』の権限を使い、中に立ち入らせてもらおう。
また、突入前に『星名くん』の姿も探しておく。
177
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/20(日) 23:43:07
>>175
「おっかない?」
「アタシはお前が、そしてお前をぶっ飛ばせない未来の方がおっかないね。」
白瀬は彼女にとっての白だ。
正しく、清く、美しい。
世の中の悪をつぶす存在で世の中にはびこる母親と同じ黒を殺す色だ。
>《じゃ、問題。『これなんだ』?》
「あ?」
「!?」
答えは簡単。
「爆竹だァー!」
「小熊!ヤーコ!頭に気をつけろー!」
『爆竹』を上空に放り投げたい(パス精CBB)。
なるべく上だ。真上だ。
「犯人は自前で火薬を用意できるぞ!」
178
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/21(月) 00:04:39
>>176
(ヤーコ)
「な、なんだって!?
い、一体どうしてそんなバカなことを……
わかった、開けよう。ただ僕も踏み込むし、
危なそうなら出て行くんだ、いいね」
しばらく逡巡した『小熊』だが、
覚悟を決めたようにそう言うと、マスターキーを懐から取り出した。
そして『施錠』された『控え室』のドアを開ける。
(『星名くん』の姿は、ステージ上には見あたらなかった)
開いたドアから、室内に目をやる。もうもうと立ち込める煙の向こうで、
何やら積まれた『新聞紙』のようなものが炎を上げて燃えているのが見えた。
その上に吊るされた『星名くん』の『着ぐるみ』が燃えている……
その着ぐるみは、何やら『ボロボロ』のように見受けられた。
>「爆竹だァー!」
>「小熊!ヤーコ!頭に気をつけろー!」
と、背後から『白瀬』の声が聞こえ――
――-――――パパパパパパパ!
直後にけたたましい『炸裂音』!
ふいの事態に、思わず足がすくんでしまう。
>>177
(白瀬)
『控え室』のドアの前にいる二人に警告する。
その直後――
――-――――パパパパパパパ!
頭上に放り投げた『爆竹』が、
けたたましく音を上げて炸裂した。
『トカゲ』の『ビジョン』も、もはやいない。
『ヒント』はここまで……とでも言うつもりなのだろうか。
しかし、はじめに君が倒した一体を含め、
既に敵のスタンドは『二体』倒れた、というのは確かなことだ。
『複数体』存在する『スタンド』であれ、着実に敵のコマを削れているのは間違いないだろう。
――トトッ
『炸裂音』に紛れるように、ここから遠ざかる足音がする。
既に『爆竹』に気付いていた君だけは、音に竦まず、
それに気付くことができる。
さて――どうする?
179
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/21(月) 00:13:28
>>178
「チッ」
「アタシの怒りの熱に比べりゃあこんなもん……」
しかし放りなげたのも事実だ。
>――トトッ
「!」
やることは一つだ。
「テメェ!動くんじゃねぇ!」
疑わしきは罰する。
そして、犯人は殺す。
「ぶっ飛ばすぞ。」
足音の主を追う。
そして可能なら周囲の状況を確認したい。
どんなものがあるだとか、どれぐらいの人がいるかとか。
それとギロチンの設置が可能な場所はあるか。
180
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/21(月) 00:30:46
>>178
「うっ、これは――――」
>「爆竹だァー!」
>「小熊!ヤーコ!頭に気をつけろー!」
>――-――――パパパパパパパ!
「わひゃっ!?」
思わず両耳を抑え、立ちすくむ。
犯人側の攻撃――――か?
いずれにせよ、そうだ。
今ここに『ボロボロになった星名くん』があるということは……
「っ〜〜……『星名くん』を、探さにゃあ……ッ!」
『ステージ上にいた星名くん』を、見つけ出さなくては!
くらむ頭に気合いを入れて、踵を返す。
『星名くんの残骸』はあった方が便利かもしれないが、一刻を争し、燃えている以上手に取るのは『危険』だ。
「す、すみません! 『ステージ』、どうなってました!? 『星名くん』、どこいきました!?」
踵を返し、周辺の人間に問いかける。
警備員でも野次馬でも何でもいい。とにかく、ステージで何があったのか聞かなくては。
181
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/21(月) 17:36:34
>>179
(白瀬)
胸に去来する『怒り』を原動力に、
遠ざかる足音を追う。
君の怒号に気付いたのか、その足取りが早まる。
足音の主は、小柄な人影だ。
『控え室』の周囲には、少数の野次馬が集まっているようだが、
大半の見物客は先ほどの『爆発』で逃げ去ったあとのようで、
逃げる人影の背は、はっきりと確認できる。
人影は、左手の方向に移動していく。
周囲にはステージの『客席(パイプ椅子)』があるが、
『ギロチン』を完全に設置するのに必要な『壁』と『天井』は、
現状では、人影の周りにはちょっと見当たらない。
>>180
(ヤーコ)
『不意打ち』だったため、目の前がチカチカするが、
しかし実害のある攻撃ではない。『隙』を作ることが狙いだったようだ。
控え室内の状況から、『星名くん』の捜索を決め、ステージへ向かう。
「い、いやあ、それが……いきなり『爆発音』がしたと思ったら、
控え室から『煙』が上がりだしましてね。
こっちにも『延焼』でもしたらまずいので、
お客さんには退避していただいたんですが」
ステージ脇で観客の避難誘導をしていたらしき『警備員』に尋ねると、
そんな答えが返ってきた。切羽詰った口調だ。
「『星名くん』が、爆発の直後から見当たらなくなってしまったんですよ。
あんな大きい『着ぐるみ』、いきなり消えるはずもないのに……」
■□□控え室■□□□■□□□ステージ
■■■■/■■□□□■■■■■■■■
□□□□□□□□ヤ警|□□□□□□□
□□□□□□□□小□|□□□□□□□
□□□□□□□□□□|□客□□席□□
□□□□□□白□□□|□□□□□□□
□野野□□□□□□□|□□□□□□□
□□□□□□□□影□|□□□□□□□
182
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/21(月) 22:35:03
>>181
「のけ!」
野次馬共に忠告する。
無辜の民を傷つけるのは好ましくない。
裁かれるのは犯人だけでいいのだから。
「うざってぇ……!」
人影を追い続ける(スC)。
可能ならスタンドで客席のパイプ椅子を一脚持っていきたい(パス精CBB)
「動くなっつってんだろー!」
止まれと言われて止まるバカはいない。
183
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/21(月) 22:42:29
>>181
>>182
「――――違う、消えたんだ……」
『星名くん』の着ぐるみを複製して、どさくさ紛れに消した!
それで、今『中身』が逃げた!
振り返る。白瀬が駆けている。
なんのために? 彼女は『犯人の顔を知っている』ッ!
「あ、ありがとうございましたッ!」
「小熊さん、白瀬さんを追いますッ! 多分あの人、『見つけました』ッ!」
急ぎ、こちらも白瀬を――――否、『白瀬の進行方向にいて』『別の方角に逃げている人物』を探して追いかける。
手に角材は持っているが、投げて当てられる自信はない。
足が速いわけでもないが、とにかく今は追いかけるしかない……!
184
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/21(月) 23:49:42
>>182
(白瀬)
気声を発し、野次馬を退ける。
元々単なる『好奇心』で集まった連中である。
君の声に不審そうな目を向けるが、その剣幕に
たじろいだように離れていった。
『パイプ椅子』を一脚拝借し、人影を追う。
その行く先は、会場左手……『外』だ。
『駐車場』に、出ようとしている。
ポイ
人影の手元から、何かが落ちた。
……『スタンド』だ。
今の段階では、ただのちっぽけな『トカゲ』だが……
>>183
(ヤーコ)
「どういたしまして。
にしても、消火器取りに行かせたのに遅ェなあ……」
ボヤく『警備員』はさておき、『小熊』に声をかける。
「ほ、本当かい!?
よし、それなら急いで追いかけよう」
白瀬は走り、見る見る遠ざかっていく。
その先に、更に小さく『逃げる人影』が見える。
今から走って、追いつくかどうかはかなり『厳しい』。
だが、行くしかないのか……?
185
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/22(火) 00:03:30
>>184
「トカゲ……」
「ト・カ・ゲ・エ〜?」
口元が三日月のように弧を描く。
白い歯がのぞく。
「もっかい、爆竹か?」
「それともなんか別のもんでも出してみるか?」
『トンプソン・スクエア』にパイプ椅子の脚を持たせ、背もたれの部分を下にして追従させる。
両手で脚を持ち、背もたれあたりが地面とこすれそうな状態にする。
トカゲとの距離はどれくらいだ?確認しよう。
近いなら背もたれが地面にぶつかって擦れるくらいの位置まで下げておく。
本体は可能ならスマホを取り出し、ヤーコに連絡する準備をしたい。
186
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/22(火) 00:21:40
>>184
「う――――」
……恐らく自分の足では、追い付けない。
移動手段があればマシかもしれないが、そんなものはない。
回り込む手が無いでもないが、行き先が解らないし、あちらは『最短ルート』を選ぶだろう。
つまり、余計に追いつけない。
白瀬の移動妨害に期待する手もあるが――――
「……あっ」
「そ、そういえば……『星名くんのマネージャー』さん、見ませんでした!?」
取って返し、再び『警備員』に尋ねる。
そう言えば、いたのだ。もう一人の『容疑者』が。
あるいは、今逃げたのが『マネージャー』なのかもしれないが……
並行して『司会』も探そう。傍にいるならそちらに聞く。何か詳しい事情が聴けるかもしれない。
187
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/22(火) 01:20:42
>>185
(白瀬)
――――ガガガガガガガガッ!
『パイプ椅子』が地面を擦り、火花を立てる。
『トカゲ』との距離は『2m』ほど。
眼前で、『トカゲ』のビジョンが『変化』する。
ボフンッ
こいつは、なんだ……?
『星型』の『着ぐるみ』のようだが……
ゴ ォ ッ
そいつが君の前で、ふいに『燃え上がる』。
まるで『壊れる』瞬間を『再現』するように。
火勢は、強い。無理やり押し通ろうとすれば
相応の『火傷』は避けられないだろう。
>>186
(ヤーコ)
「えっ?
……ああ、マネージャーっていうと、『星名くん』の
代わりに、色々応対してた『女』のことか?あの『小柄』な」
警備員は、答える。
「そういえば、見てないな……いや、そもそも、
だいぶ前から見てないような気がするけど、
どこいったんだろうな。『スーツ』着てるから、結構目立つと思うぜ」
『司会』は、ステージ上にはいないようだ。
「ん?どうしたんだ?
会場のスタッフや『楽団』の人は、とりあえず
『駐車場』の方に一旦退避してもらってる。
そっちまでは火も回らないだろうし……
控え室が隣だから、戻ってもらうわけにもいかないしな」
『司会』を探す君を見て、警備員が忠告してきた。
彼の言葉が正しければ、『司会』も駐車場にいるのだろう。
188
:
白瀬 希『トンプソン・スクエア』
:2016/03/22(火) 01:39:12
>>187
「やるとおもったぞ。」
「お前がこーゆー小細工で妨害してくるってなァ!」
思い切り『トンプソン・スクエア』で『着ぐるみ』を打ち上げたい(パス精CBB)
まるですくい上げる様に、椅子をゴルフのように振って宙を舞わせたい。
打ち上げられないにしても『着ぐるみ』を自分から遠ざけさせるのだ。
「ぶっとべェェェェェェェェェ!」
189
:
関東 也哉子/ヤーコ『一般人』
:2016/03/22(火) 23:19:18
>>187
「あ、ありがとうございます!」
さて、『駐車場』に行くか……いや、今から行って間に合うか?
……間に合わない、だろう。
そもそも追い付いたとして、特に役に立つわけでもない。
となると……
「……『チューバの人』に、化けたワケ」
「わかっとらんよねぇ……」
改めて、控室――――『楽団の控室』の方に向かいたい。
警備員に止められれば、『小熊』の名前を出そう。それで通してもらえるはずだ。
190
:
『星見夜祭へようこそ』
:2016/03/23(水) 00:07:29
>>188
(白瀬)
バキャァアァ――ッ!
『トンプソン・スクエア』が椅子を一閃!
着ぐるみを弾き飛ばし、進路を開く。
シュ ゴォ ッ
「…………!」 ヨロ......ッ
上空で、着ぐるみが『燃え尽きた』。
それと同時に、前を行く人影の足が、一瞬ぐらついたのを、君は見た。
これで『三体目』。どうやら『ダメージ』が発生し始めたようだ。
着ぐるみへの対処を優先したため、
人影との距離は少し離れた。『4,5m』と言ったところか。
『駐車場』までは、『50m』……まだ、距離はある。
>>189
(ヤーコ)
『楽団の控え室』に向かうことに決める。
『小熊』が同行しているので、『警備員』は
とやかく言ってこないようだ。控え室の扉を開ける……
「……あれ?」
そこには、『小柄な女性』がいた。
君に『チューバの男』の捜索を依頼してきた、彼女だ。
両手を後ろ手に組んで、こちらにキョトンとした表情を向けている。
「どうしたんです?危ないですよ、こんなところにいちゃあ。
皆さん『避難』してるんですから」
『小熊』が、彼女に呼びかける。
「あっ、ゴメンなさい……ちょっと、
置き忘れたものがあって――」
彼女はそう言うと、手を後ろに回したまま、
小熊にペコリと頭を下げた。
「もうちょっとだけ探したら、すぐに避難しますから、
お気になさらず……」
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