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【ミ】『フリー・ミッションスレッド』 その1

1名無しさん:2016/01/18(月) 01:58:24
短編、単発のミッションなどにお使いください。
長編やシリーズものの予定でしたら、自分のスレで行うことをお勧めします。

2『オイラ達に明日はあるんか?』:2016/01/31(日) 23:56:48
ある日の新聞の『三面広告』。
『急募』――『畑荒らし捕獲求ム』 『経歴不問』『報酬20万 即金』
『上ノ田村 樋倉(ひのくら)地区 区長 米原乙次』

『星見駅』から、電車で『一時間』の『千田原駅』。
そこから『巡回バス(一日5本)』で、更に『45分』。
四方を山に囲まれた、河川豊かな農村、『上ノ田村』。

如何なる理由があってか――ともかく求人に応じ、
バス停留所に降り立った『稗田』と『宗海』は、
ただひたすらに『田畑しかない』風景を目の当たりにしていた。

ヒ ュ ゥ ―ーz__ ッ

北風が、二人の間を吹き抜ける。
と……そこに一台の『ワゴン車』がやってきた。
半開きの車窓から、タオルを肩にかけた『おっちゃん』が手を振る。

「おー、おー、良く来てくだすった!
アンタたちがあの『広告』見てきてくれた人だね。
私が、広告を出した『米原』です。よろしく」

「まあ乗って、寒いだろうからまずはお茶でも飲みィに、
うちのカアちゃんに話は付けてあるから」

男――『米原』は、気さくな調子で声を掛けてきた。

※『稗田』『宗海』両名は、
『スタンド能力』『所持品』を提示されたし。

3稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/02/01(月) 00:02:13
>>2(GM)

大きなフードのついた、黒いぶかぶかコート。
それに、烏のようなマフラーと、ドットで青い太陽が刻印された伊達眼鏡。

ヒ ュ ゥ ―ーz__ ッ

     「さむぅ……」

      ブルッ

寒さに身を震わせる。
いつもなら今頃暖炉で温まっているところなのだが・・・・

         ――と、そこにワゴン車。

「どーもぉ……今日は一日がんばるぞぃ……えひ。」

「あー……まあ……
 広告は僕じゃなくて、お婆ちゃんが見たんだけど……」

依頼を受けたのは……恋姫の育ての親――祖母の存在あってのことだ。
『上ノ田村』だか、その近くに、農家の知り合いが住むらしい。
祖母の心配そうな顔は、どうにも見ていられないし、お金も魅力的だ。

「……んじゃ、お言葉に甘えて。
 僕は……稗田。稗田 恋姫(ヒエダ レンヒメ)……」

     トコ
        トコ
 
       「……『ハイエース』する気じゃないよな? えひ。」
  
恋姫は陰気な調子で、そう返し、乗り込む。
事務所の許可は(ケガするなと念を押されたが)得た。

           ・・・・しかし。

(やっぱこれ……やばいやつじゃないか……?
  えひ、これで車がまじでハイエースならもっとやばかったが……)

              チラ

     横にいるもう一人の『パーティ』を見る。
       妙な再開だ。しかし即金20万円、経歴不問とは――訳アリか?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

掌に水晶様の『結晶』を備えた人型のヴィジョン。
結晶から生み出す『光球』は着弾した『浮遊物』を削り取る。
また、この『光球』は着弾した『接地物』を吹っ飛ばす性質を持つ。

『ブルー・サンシャイン』
破壊力:E スピード:C   射程距離:C(6メートル)
持続力:D 精密動作性:B  成長性:C

詳細:ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/10-11

所持品:
ポケット:スマホ、イヤホン、ティッシュ、ハンカチ、カイロ
リュックサック:ゲーム機(折り畳み式)、携帯充電器、眼鏡ケース、タオル、リップクリーム、着替え、のど飴

4宗海『エトセトラ』:2016/02/01(月) 00:11:01
>>2
「ハイ、……エース?」

トヨタの車が何故ここに、と訝しげに視線を向けるが、
すぐに得心したとばかりに表情を和らげ、唇は朧な三日月を描く。

      「きっと、貴方の思うような『肉体労働』じゃあないわ。
       フフッ、昭和の頃には『タコ部屋』もあったけれど、
       今となってはそうしたプロレタリアも過去の遺物よ。

       『ブラック企業』なんて、今もまだ滅びちゃあいませんけれど。
       今日はきっと、――――多分、大丈夫な、はず。

       ……『久遠 宗海』よ。久しいに遠い、宗教の宗に、海でムネオミ。
       恋姫さん、ね。貧血の方は、もう心配ないのかしら?」

配管工事や清掃業に愛用される『ハイエース』を別の意味と取った。
そのまま『ワゴン車』に乗り込み、『米原』へ挨拶をする。

      「ところで、お話は『害獣退治』でしょうか?
       サルやイノシシでしたら、何とかなりそうですけれど」

--------------------------------------------------------------------------
【スタンド能力】
『22体』のネズミ型スタンド。
『牙』で齧った物体を体内に『貯蔵』し、『解除』と共に『霧散』させる。
尚、『視線』を浴びた『エトセトラ』は『強制解除』される。

『エトセトラ』
破壊力:D スピード:B 射程距離:B(44m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【記】能力詳細まとめスレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/14
--------------------------------------------------------------------------
【服装/所持品】
外ハネの黒髪ショート、ネイルアート。
アイボリーカラーのダッフルコート、暖色のフレアスカート。
ネイビーブルーのストール、手袋。

ハンドバッグに財布、スマートフォン、ハンカチ、ティッシュ。
コスメポーチ、ハンドクリーム、文庫本、一円玉300枚(リアルマネー)。
--------------------------------------------------------------------------

5『オイラ達に明日はあるんか?』:2016/02/01(月) 00:16:43
>>3
「『はいえーす』? 何です、それァ」

きょとんとした顔の『米原』はさて置き、
ワゴン車に乗り込む『稗田』。

「おォ、よろしくお願いします、稗田さん。
お婆さまがねえ……いや、有難い限りです。
しかしアレだ、あなた私の孫くらいの歳に見えますなァ」

一緒にワゴン車に乗り込んだ『宗海』が、声を掛けてきた。

>>4
『稗田』に声を掛け、ワゴン車に乗り込む『宗海』。

「はっはっは……まあ、『肉体労働』にゃ違いないが、
わざわざ来ていただいた方に、粗末な扱いはしませんよ」

米原は、宗海の言葉に朗らかに笑った。
やはり、『ハイエース』の意味は理解していないようだ。

「久遠さんですな、いや、ご丁寧にどうも。
よろしくお願いします」
「いやあ、それがね……『害獣』なら、『猟友会』の面々に
頼むところなんですが」

車内で、宗海の言葉に米原が少し口淀んだ。
しばらくして、溜息混じりに続ける。

「どうも『人間』がやっとる痕跡がありましてね。
まあ――『犯人』の心当たりが無いわけでもないんですが」

>>466-467
「……いや、しかし、本当に有難いですわ。
正直、あの広告を見て来てくれる方がいるか、
不安だったもんですから――」

米原は、真剣なトーンでそう言うと、
座席越しにも分かるほどに深く頭を下げた。

「――ありがとうございます」

「んじゃ行きますが、ちぃと道が悪いからね。
ちゃんと掴まっといて下さいよォ……っと」

ガタン

言った端から、デコボコした路面に足を取られて
ワゴン車が揺れる。
山間なのもあってか、『坂』の多い地形のようだ。
路面の整備もあまりされておらず、勿論
『ガードレール』なんてものは存在しない。

車窓から眺める景色は、『家』『畑』、それと『山河』が全て。
『単調』と捉えるか、『平穏』を感じるかは、
人それぞれだろう。

……そうして悪路をゆくことおおよそ『10分』。
君の視界に、平屋の建物が映る。
ちょっとした『山小屋』のような風情の、木造の一戸建て。
ワゴン車は、その脇にゆっくりと停車する。

「着きましたよ。ちょっとした『地区の集会場』なんですがね、
今回はこの仕事のために貸し切らせてもらってます」
「……ああ、だいぶ揺れたと思うンですが、大丈夫でしたかね」

米原が、話しかけてくる。
『集会場』の扉が静かに開き、軒先に小柄な初老の女性が出て来たのが見える。
恐らくは米原が話していた『妻』なのだろう――穏やかな笑みを湛えている。

6宗海『エトセトラ』:2016/02/01(月) 00:18:59
>>5
ろくな舗装もされていないデコボコ道、坂とカーブの連続。
最早、『景色』をじっくりと干渉する余裕はなかった。


      「ぅ、ぇ ぷ

       ……ちょ、ちょっと、まだですか?」


10分という時間を永遠に感じられる。
白い貌を真っ青に染め、勝手に窓を開けては外の風を浴びていた。


      「や、やっと着いたのね?
       ええ、まずは、お茶を一杯、頂けるかしら?」


ヨロヨロとワゴン車から降りると、女性に軽く会釈をし、飲み物を求める。

7稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/02/01(月) 00:20:53
>>6(宗海)
>>5(GM)

「……ハイエースは……まあ、専門用語。
 えひ。大丈夫そうならいいんだが……
 『肉体労働』か……専門外だな……やれるかな……」

         (タコ部屋ってなんだ……?
           意識高い系ワードか……?)

恋姫はダンスはやっているが、体力は不足気味だ。
あまり自信はないが、ゲームではないのだ。受けた依頼はそうそう蹴れない。

「…………『米原』さんも……
 僕のお婆ちゃんと一緒くらいに見えるよ。えひ。」

     トサ

背もたれに体重を預ける。
そして、宗海を横目で見て。

「えひ……貧血は、もう大丈夫……
 ゲームの『状態異常』みたいに、パッと治った感じ……」

「……ゲームは、あんま、しないんだっけ。
       宗海、ね……あー……なんだ、まあ、今日は、よろしく……」

実際、きれいに『五日間』で良くなった。
後に引く物もなく、今日も平常運転の恋姫だ。

「…………」

(人間って……まじでやばいんじゃないのか……?
  ……今さらにげられないわな……常識的に考えて。)

ガタン

    「うおっ……」


   ・・・・

         ・・・・


着いたと聞いて、恋姫は体を起こす。

「……ぅ…………」

        フラッ

元から白い顔は、色を打ち間違えたように蒼白に。

          「僕も……水……」

車が発進してから恋姫が発した、10分ぶりの意味のあるせりふだった。
その俯き具合は会釈に見えないことも、ない。

              (……悪路とかそういう次元じゃない……)

――――――――――――――――――――――――――――――――――
>GM
持ち物に財布を入れ忘れていました。
今から追加することは可能でしょうか?

8『オイラ達に明日はあるんか?』:2016/02/01(月) 00:29:02
>>7
>持ち物に財布を入れ忘れていました。
>今から追加することは可能でしょうか?

ここまでの移動手段を考えると、財布の所持は
『自然』なので、問題ありません。

――――――――――――――――――――――――

>>6
「……だ、大丈夫ですかい、久遠さん」

深刻な『車酔い』を見せる宗海の様子に、
米原がいささか慌てたような声をあげた。
>>7
「あ、ああ、稗田さんまで!
ちょ、ちょっと辛抱して下さいね」

更に顔面蒼白な稗田を見て、米原は急ぎ
ワゴン車のドアを開けた。
冬の清涼な空気が、二人を包む。
多少は、気分もマシになるだろう。
>>6-7
「いや、こりゃあ、車に酔ったかな。カアちゃん、
ちょっとお茶を――」

「はい、はい。あらあ、顔が真っ青じゃない。
ゴメンなさいねぇ、この人運転が乱暴だから」

米原の呼びかけに、穏やかな調子で応えると、『カアちゃん』は
スッと中に引っ込み、ササッと湯飲みをふたつ持って戻ってきた。
中身は、程よく冷ました番茶のようだ。
飲みやすく、気分を落ち着けてくれることだろう。

「乙次の妻の『トキ』です。この度はよく来てくれました。
こちらで手伝えることがあったら、何でも聞いて下さいねぇ」

番茶を差し出しながら、『トキ』が柔和に微笑む。

「いやあ、すんません。私はすっかり慣れてるもんで、
ついついスピード出して運転しちまいます」

申し訳なさそうに頭を掻きながら、米原が言う。

「とりあえず、しばらく気分を落ち着けて頂いて……
そうしたら、ここに入って来て下さい。
今回の『仕事』について、簡単に説明しますよって」

9宗海『エトセトラ』:2016/02/01(月) 00:34:06
>>8
「ありがとう、ございます」

湯のみに口を付け、程よく温んだ茶を啜る。
胃を落ち着けながら、『米原』の話を聞いている。

    「人間、それが『畑泥棒』なんて。
     言ってはなんですけれど、
     キャベツやじゃがいもをせっせと盗んでも、
     それなら別の稼ぎ口があるんじゃあないかしら」

    「今時、『ほたるの墓』じゃあ、ないでしょう?」

ねえ、と『恋姫』に同意を求め、『米原』の話を待つ。

10稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2016/02/01(月) 00:35:35
>>8(GM)
>>9(宗海)

「ぷはッ……」

     すぅ――

            はぁ――

                「おえ”っ……」


深呼吸。
息を吐きだすとき、ややえずくが、踏みとどまり。


「…………どーも……」


冷えた番茶を受け取り。

          コク     コク

飲む。ゆっくり、ゆっくり。

       「ぷは……」

「えひ……『レースゲーム』よりハードだった。
 んじゃ……お言葉に甘えて、ちょい休憩タイムで……」

田舎特有の清涼な空気とのコンボで気分は幾分か、マシだ。
少し待って、気分を落ち着けよう・・・・

    「……金目当てじゃないじゃね?」

       「DQNとか……そういうやつら、
         遊びで『万引き』するっていうからな……」

                   ・・・・宗海には、そう返す。

11『オイラ達に明日はあるんか?』:2016/02/01(月) 00:38:25
二人は、気分を落ち着けてから『集会所』へ。
建物の内部は、古い木材がむき出しの、野趣のあるビジュアルだ。
音を立てる『灯油ストーブ』が、いい味を出している。

「もう大丈夫で? ……どうぞ、お掛け下さい」

米原は、『会議室』につき物の『長机』を挟んで、椅子を二人に勧める。
しごく一般的な『パイプ椅子』だ。
>>9
「うむ、まったくその通り。私もそう思いますわ」

きょうび、『畑泥棒』もないだろう――そんな宗海の言葉に、
米原はこくりと頷いた。

「それで私らも、『金目当て』の犯行ではないと思っとります。
この季節、盗まれるのはジャガイモやダイコンが大半ですが」

そう言うと、米原は一枚の『写真』を出した。
収穫済みの農作物が『軽トラック』の荷台に袋詰めで積まれている。
……よく見ると、荷台の上に妙なスペースがあることに気付く。
おおよそ袋『3つ分』、隙間が空いているのだ。

「この状態で、持ち主がちょいと用を足しに離れた隙に
持っていかれたとか。イノシシやシカには、出来ない真似です」
「特に良くやられるのは『ジャガイモ』ですな。
単純に皆よく作っとる、ということもあるようですが」
>>10
「…………ええと、『どきゅん』ちゅうのは、
『不良』ってことで良いんですかね」

宗海に向けた言葉だったが、米原が反応した。

「我が村にも、そういうのはおりましてな」
「こっからバスで『1時間』ほどの『中学校』に
通ってる連中ですが、そいつらがなかなかの『悪童』で」

米原は、新たに二枚の写真を示した。
学生服姿の『少年』と『少女』が写っている。
年齢は、『稗田』と大差ないように見える。

少女は、背は低そうだが少々『恰幅のいい』体格で、
にこやかな笑みを浮かべている。真っ赤な『頬』が印象的だ。

少年の方は、見るからに『田舎のヤンキー』ド真ん中の風貌だが、
背丈は少女とあまり変わらない。妙につぶらな瞳が、目につく。

「このクソガキ……失礼、男子は『栗原一吉(くりはら いちきち)』、
こっちの女の子が『鎌田穂似子(かまた ほにこ)』。
二人は『向かい』に住んどりましてな。小さい頃からいつも一緒にいました」
「昔は可愛いもんだったんですが、二人揃ってすっかりヒネてしまって」


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