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エレン「この長い髪を切る頃には」2
833
:
進撃の名無し
:2014/09/01(月) 06:23:48 ID:jkhlCOtY0
ジャン「え………じゃあまさか、ヒッチが恰好を変えてきたのって、オレ好みに合わせてきたって事か?」
アニ「そういう事になるね。ヒッチは相手の男の「好み」に合わせるタイプだから」
そう、アニが言い切った瞬間、ジャンの奴、ぶわっと顔を赤面した。
ジャン「いや、ちょっと待て。何だそれ。ちょっと待て。待ってくれ!」
すげえ動揺してやがる。あいつ、嬉しいのか。
ジャン「なんだコレ。心臓バクバクしてきたんだけど。え? え? あいつ、オレとのキスで、オレに堕ちたって事か?」
アニ「正しくはあんたの「キステク」に堕ちたんだって。ジャン、自分で意識してないのかもしれないけど、キス上手いらしいよ。ヒッチに言わせると」
エレン「超絶キステク持ってるとか言ってたな」
ジャン「覚えてねえよおおおおおおおおおお!!!!」
と、叫んでその場にしゃがみ込むジャンだった。
ジャン「待ってくれ! オレ、人生の初キスを泥酔した挙句、ヒッチに捧げてしまったのか?!」
マルコ「初めてだったんだ」
ジャン「当たり前だろうが! オレ、童貞なんだぞ! 彼女もいたことねえよ! どんなキスをしたかも覚えてねえって、あんまりだろおおおおおお!!!」
だよなあ。乙って感じだよな。可哀想だけど。
ジャン「しかもそのキスが「あのヒッチ」に評価されるって! 意味分からねえ! あいつ、男いっぱいいた筈だよな! 過去の男の記録をオレが塗り替えたって事だよな?!」
アニ「段違いに「上手い」って言ってたよ」
ジャン「あああああああああああ?!」
真っ赤になって悶絶し始めた。無理もねえか。
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