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エレン「この長い髪を切る頃には」2

624進撃の名無し:2014/08/21(木) 23:17:21 ID:FTVzlUXI0
リヴァイ(ミカサ)『眼鏡、新調したそうだ。その形がハンジの眼鏡と全く同じ形のフレームだったから「ハンジと同じのか」って言ったら、「ハンジって誰?」って問い詰められて。職場の同僚だって、伝えたら「何でフレームの形、覚えているの?」って言われて。「たまたまじゃないか?」って言ったら「嘘。絶対、嘘だ。あんた、そういうの、今まで口に出したことなかったでしょ」って言われて……俺は覚えがなくて。何が「そういうの」なのか意味がいまいち分からなくて……「どういう意味だ?」って聞き返したのに。「自分の胸に聞きなさいよ」って言い返されて。頭の中、混乱していたら、いきなり「私はあんたの何番目なの?」っていう話になって、こっちは「は?」ってなって……』

ピクシス(アルミン)『リヴァイ、それはお前が100%悪い』

リヴァイ(ミカサ)『俺の何が悪かったんだ……?』

ピクシス(アルミン)『他の女の名前を出したところと、その女の特徴を話した事だ。今まで「そういうの」を言った事がなかったという事は、今までのリヴァイは話した事がなかった筈だな』

リヴァイ(ミカサ)『そんな事は意識した事もなかった』

ピクシス(アルミン)『という事は、無意識にそうリヴァイ自身が「気遣って」いたか、だな。女と会う時は他の女の影は出さない。そういう気遣いを無意識に行える男だったのではないか?』

リヴァイ(ミカサ)『いや、そんな筈はない。過去に多々、怒られた事はある。俺はその都度改善していったまでで……』

ピクシス(アルミン)『だとすれば、無意識に「出た」情報に匂いを感じたのだろう。リヴァイの「心の中」にいる女の存在を』

リヴァイ(ミカサ)『いや、待ってくれ。俺はただ「眼鏡のフレームが同じだな」と思っただけで、そこに他意は……』

エルヴィン(アーロン)『リヴァイ、もう1杯行こうか』

そしてガンガン飲まされていく。勿論、本物のお酒じゃない。ただの水だけど。

リヴァイ(ミカサ)『それじゃまるで、俺がハンジの事を女として好きでいるように聞こえるんだが……』

ピクシス(アルミン)『事実、そうじゃろう? 違うのか?』

リヴァイ(ミカサ)『いや、それはない。お互いに裸を見合っても何も起きない。キスもセックスもしていないし、俺自身も全くその気にならない。ハンジの事は同僚として「尊敬」はしているが「女」として見ている訳では……』

エルヴィン(アーロン)『でも、つい口に出ちゃったのは事実なんだよね?』

リヴァイ(ミカサ)『ハンジの眼鏡の形は女にしては珍しいだろ。男性的な太い黒縁眼鏡だし、それと同じフレームを選ぶ女が他にもいたのかって思ったくらいで、それ以上の意味はなかった』

ピクシス(アルミン)『ふむ。という事は、リヴァイは少々「男性的」な部分を持つ女性に惹かれる傾向にあるのかもしれんな』

リヴァイ(ミカサ)『は? 何でそうなる』

ピクシス(アルミン)『無意識というものは馬鹿に出来ないものだぞ。ふと目につく物や記憶に残っている物。そこには何らかの「意味」を持つ場合もある。リヴァイの場合は「眼鏡」だった訳だが』

リヴァイ(ミカサ)『…………別に眼鏡そのものが好きって訳ではないんですが』

ピクシス(アルミン)『ん?』

リヴァイ(ミカサ)『ただ眼鏡を外して時々リラックスしている女は嫌いじゃない。そう思う自分がいるのは否定しない。でもそういう「趣味」みたいなものは、多かれ少なかれ、誰にでもある話じゃないんですか』

と、ピクシス先生に食って掛かっていったらしい。

エルヴィン先生はこの時、どんどん酒を煽らせてリヴァイ先生の『深層意識』を探っていったそうだ。


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